JPH06327150A - 定電流発生回路 - Google Patents

定電流発生回路

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JPH06327150A
JPH06327150A JP5108348A JP10834893A JPH06327150A JP H06327150 A JPH06327150 A JP H06327150A JP 5108348 A JP5108348 A JP 5108348A JP 10834893 A JP10834893 A JP 10834893A JP H06327150 A JPH06327150 A JP H06327150A
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constant current
load
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generating circuit
voltage
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JP5108348A
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Chikasuke Nakamura
愼祐 中村
Mikio Ide
幹生 井手
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】所要機能を安定かつ確実に発揮することのでき
る、構成が簡単で安価に製作可能な定電流発生回路を提
供すること。 【構成】負荷26の変動に伴う出力電流の変化を防止し、
常に一定の電流を発生させる定電流発生回路において、
単一の演算増幅器21の出力端と負側入力端との間を定電
位に保つ手段24と、前記演算増幅器21の正側入力端に対
し負荷26の変動に伴う定電流出力端25の電圧変動成分を
入力させる手段とを備えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷熱プラント制御装置
や通信制御装置等の各種制御装置におけるデータ入出力
部等に適用される定電流発生回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、この種の定電流発生回路の基本
的構成を示すブロック図である。図に示すように、この
回路は、定電圧発生器1と、負荷変動検出器2と、電圧
出力器3と、定電流出力器4と、負荷6とからなってい
る。
【0003】負荷安定時(通常時)においては、定電圧
発生器1により発生した定電圧V1を電圧出力器3で受
け、電圧出力器3で定電圧V0 を発生させる。抵抗値R
の抵抗体等からなる定電流出力器4は、上記定電圧V0
と、定電流出力端5に現れる負荷6の電圧VL との電位
差に応じて、 I0 =(V0 ーVL )/R なる定電流を発生させる。
【0004】負荷6が変動すると、負荷電圧VL がΔV
だけ変化し、VL +ΔVとなる。この変動は、負荷変動
検出器2で検出され、検出された電圧V2 が電圧出力器
3にを与えられる。このため電圧出力器3の出力電圧が
ΔVだけ変化し、V0 +ΔVとなる。これにより、電圧
出力器3と負荷6との間の電位差は、通常時と同じくV
0 −VL となる。かくして I0 =(V0 −VL )/R なる定電流が常時発生することになる。
【0005】図4は上記基本的構成に基づいて構成され
た従来の定電流発生回路の具体的構成を示す回路図であ
る。ツェナダイオード11により得られる電圧VZDを入
力として、演算増幅器7が電圧V1 を出力する如く設け
られた部分は、図3の定電圧発生器1に相当している。
負荷20の変動に伴う負荷電圧VL の変動分ΔVを演算
増幅器16が検出し、演算増幅器13の正側入力端にV
2 なる電圧を出力する如く設けられた部分は、図3の負
荷変動検出器2に相当している。抵抗素子18は図3の
定電流出力器4に相当している。演算増幅器13が定電
圧発生器である演算増幅器7および負荷変動検出器であ
る演算増幅器7からの出力V1,V2 を入力として受け、
定電流出力器である抵抗素子18に電圧V0 あるいはV
0 +ΔVを出力する如く設けられた部分は、図3の電圧
出力器3に相当している。なお図4において、8,9,
10,12,14,15,17は抵抗素子を示してお
り、19は定電圧出力端を示している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図4に示す従来の定電
流発生回路は、定電圧発生器,負荷変動検出器,電圧出
力器を構成する部分に、それぞれ高価格な演算増幅器を
3個も使用している。この為、構成が複雑でコスト高に
なる欠点があった。また上記定電圧発生器,負荷変動検
出器,電圧出力器等を形成するための基板として、大き
な基板面積を有するものが必要となり、定電流発生回路
全体が大型化する難点があった。なお基板面積に制約が
あるような場合には、設計・製作上種々不都合を来すお
それがあった。
【0007】本発明はこの様な事情を考慮して成された
ものであり、その目的は、所要機能を安定かつ確実に発
揮することのできる、構成が簡単で安価に製作可能な定
電流発生回路を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために本発明では次のような手段を講じた。す
なわち、本発明の定電流発生回路は、負荷の変動に伴う
出力電流の変化を防止し、常に一定の電流を発生させる
定電流発生回路において、単一の演算増幅器の出力端と
負側入力端との間を定電位に保つ手段と、前記演算増幅
器の正側入力端に対し負荷変動に伴う定電流出力端の電
圧変動成分を入力させる手段と、を備えるようにした。
【0009】
【作用】上記手段を講じた結果、次のような作用が生じ
る。 (1)負荷安定時には、演算増幅器の出力端と負側入力端
との間が定電位に保たれる結果、演算増幅器の性質上、
演算増幅器の出力端と負荷との間の電位差が一定とな
る。このため演算増幅器の出力端側に定電流が発生す
る。
【0010】(2)負荷変動時には、負荷において発生す
る電圧変動が演算増幅器で検出され、この演算増幅器の
出力電圧が上記電圧変動分だけ変化する。 (3)この結果、演算増幅器の出力端と負荷との間の電位
差が、負荷安定時と同じになるので、単一の演算増幅器
を主体として構成されたものでありながら、定電流を常
時安定に発生することが可能となる。
【0011】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係る定電流発生回
路の構成を示す回路図である。図1に示すように、演算
増幅器21の出力端と負側(反転)入力端との間には、
ツェナダイオード24が接続されている。このツェナダ
イオード24は演算増幅器21の出力端と負側入力端と
の間の電位差を安定に保持する機能を有している。演算
増幅器21の正側(非反転)入力端に対し、負荷26の
変動に伴う定電流出力端25の電圧変動成分が入力する
ようになっている。22は演算増幅器の負側入力端側に
介在している抵抗素子、23は演算増幅器の出力端側に
介在している抵抗素子である。
【0012】なお負荷26としては、例えば白金等の温
度によって抵抗値が変化する金属が適用される。かかる
負荷26に定電流を供給しておくと、温度変化により白
金の両端で測定される電位差が異なってくる。この電位
差の変化状況から、換算式を用いて温度を求めることが
できる。つまり本例は負荷26を温度センサとして使用
する場合の例である。
【0013】負荷安定時(通常時)においては、演算増
幅器21の出力端と演算増幅器21の負側入力端との間
が、ツェナダイオード24により定電位に保たれる結
果、演算増幅器21の性質上、演算増幅器21の出力電
圧V0 と、定電流出力端25に現れる負荷26の電圧V
L との間の電位差が一定となる。この一定の電位差すな
わち演算増幅器21の出力電圧V0 と負荷26の電圧V
L との差に応じて、抵抗値Rの抵抗素子23を介して I0 =(V0 −VL )/R なる定電流が発生し、負荷26に供給される。
【0014】負荷26の変動により負荷電圧VL がΔV
だけ変化し、VL +ΔVになると、この値が演算増幅器
21の正側入力端に与えられるため、演算増幅器21の
出力電圧もΔVだけ変化し、V0 +ΔVとなる。したが
って抵抗素子23の両端間の電位差は通常時と同じくV
0 −VL となる。したがってこの場合も、 I0 =(V0 −VL )/R なる定電流が発生することになる。かくして単一の演算
増幅器21を主体としたものでありながら、所要機能を
安定かつ確実に発揮する定電流発生回路が得られる。
【0015】図2は、負荷を抵抗素子としてその値をい
くつか変え、本実施例の定電流発生回路の特性を実験的
に確認した結果を示す特性図である。この図から明らか
なように本実施例の定電流発生回路は、負荷変動にもか
かわらず十分安定した定電流特性を示す回路であること
が分かる。なお本発明は上記実施例に限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施
可能であるのは勿論である。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、所要機能を発揮するに
必要な演算増幅器が1個あれば良く、従来の定電流発生
回路に比べて構成が簡単で、基板面積が小さくてすみ、
低コストで製作可能な定電流発生回路を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る定電流発生回路の構成
を示す回路図。
【図2】同実施例に係る定電流発生回路の特性を実験的
に確認した結果を示す図。
【図3】一般的な定電流発生回路の基本的構成を示すブ
ロック図。
【図4】従来の定電流発生回路の具体的構成を示す回路
図。
【符号の説明】
21…演算増幅器 22,23…抵抗素子 24
…ツェナダイオード 25…定電流出力端 26…負荷

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】負荷の変動に伴う出力電流の変化を防止
    し、常に一定の電流を発生させる定電流発生回路におい
    て、 単一の演算増幅器の出力端と負側入力端との間を定電位
    に保つ手段と、 前記演算増幅器の正側入力端に対し、負荷変動に伴う定
    電流出力端の電圧変動成分を入力させる手段と、 を具備したことを特徴とする定電流発生回路。
JP05108348A 1993-05-10 1993-05-10 定電流発生回路 Expired - Fee Related JP3105697B2 (ja)

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