JPH06325593A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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Publication number
JPH06325593A
JPH06325593A JP5109344A JP10934493A JPH06325593A JP H06325593 A JPH06325593 A JP H06325593A JP 5109344 A JP5109344 A JP 5109344A JP 10934493 A JP10934493 A JP 10934493A JP H06325593 A JPH06325593 A JP H06325593A
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Japan
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circuit
activation
address
semiconductor integrated
memory
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JP5109344A
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English (en)
Inventor
Akira Ibaraki
明 茨木
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 不良な記憶素子を持つ記憶回路ブロックが存
在しても装置全体が不良となることがなく無作為に使用
することができる半導体集積回路装置を提供する。 【構成】 記憶素子の配列2aの中に不良が発生した場
合には、第一の回路手段4a及び4dの接続を切り換え
て、入出力ポート3aには記憶素子の配列2dを接続し
入出力ポート3dには記憶素子の配列2aを接続する。
同様に、記憶素子の配列2bの中に不良が発生した場合
には第一の回路手段4b及び4dを切り換え、記憶素子
の配列2cの中に不良が発生した場合には第一の回路手
段4c及び4dを切り換えて、入出力ポート4a〜4c
には不良を持たない記憶素子の配列2dを接続すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数個のポートを有す
る記憶回路を備えた半導体集積回路装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路装置の高集積化に
伴いメモリーデバイスやマイクロプロセッサに内蔵され
たメモリーの大容量化が進んでいる。一方、情報機器に
用いられるデータバスの並列ビット数も拡大しており、
これに伴って、メモリーデバイスの並列ポート数も増え
ている。一般に、これらのメモリーデバイスでは冗長用
記憶素子と冗長回路とで構成される冗長機能を搭載して
不良アドレスの救済を行なっているが、充分な冗長機能
を搭載するとチップサイズが増大し、シリコンウエハー
に形成可能なチップ数が減少するだけでなく歩留まりの
低下をも引き起こし、製造単価の上昇を招いてしまうと
いう課題がある。このため、冗長機能による不良チップ
の救済率とチップサイズの増大による製造単価の上昇を
比較して最適な冗長機能の構成を決定する必要がある。
しかし、冗長機能をもってしても救済不可能である重大
な欠陥の発生を無視することはできず、これらの重大な
欠陥を持ったチップを救済する技術の開発が待たれてい
る。
【0003】以下、従来の半導体集積回路装置の構成を
図面に基づいて説明する。
【0004】図20は従来の半導体集積回路装置を示し
ており、図20において、2a〜2dは複数個の記憶素
子からなる記憶素子の配列、3a〜3dは入力ポート及
び出力ポートとしての入出力ポート、1a〜1dは記憶
素子の配列と入出力ポートとにより構成される記憶回路
ブロックとしての第一の回路ブロックである。
【0005】従来の半導体集積回路装置では、各第一の
回路ブロックは装置外部又は装置内部の記憶回路部分以
外からの情報を入出力ポートを介して記憶素子に書き込
む書き込み動作及び記憶素子の情報を読み出す読み出し
動作を行なう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
半導体集積回路装置においては、第一の回路ブロック1
a〜1dのうちの何れかが製造工程で欠陥を持ち正常な
動作機能を備えていない場合に装置全体が不良となると
いう問題点がある。また、一部の第一の回路ブロックが
不良である場合、例えば、第一の回路ブロック1a〜1
dのうちの1個が不良である場合は4種類考えられるた
め、このような場合には不良の第一の回路ブロックに留
意して使用する必要があり半導体集積回路装置を無作為
に使用できないという問題点がある。さらに、半導体集
積回路装置を複数個搭載するシステムにおいて、複数個
の半導体集積回路装置の中に不良を持つ半導体集積回路
装置が存在する場合には、不良を持つ半導体集積回路装
置からの信頼性のないデータがバス上で他の半導体集積
回路装置からのデータを破壊する可能性がある。そのう
え、不良を持つ半導体集積回路装置においては、不良な
回路ブロックは利用できないのに拘らず動作で消費され
る電力は全ての回路ブロックが使用されるときと同量で
あり経済効率が非常に悪いという問題点もある。
【0007】本発明は、上記に鑑みなされたものであっ
て、不良な回路ブロックが存在しても装置全体が不良と
なることがなく無作為に使用することができ、不良なデ
ータによるデータの破壊を防止することが可能な経済効
率の優れた半導体集積回路装置を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、不良な記憶素子を持つ回路ブロックのポ
ートを他の回路ブロックの記憶素子に接続する機能と、
不良を持つ回路ブロックの動作を禁止する機能とを備え
たものである。
【0009】具体的に請求項1の発明が講じた解決手段
は、複数個の記憶素子と該複数個の記憶素子に情報を入
力する入力ポートと上記複数個の記憶素子の情報を出力
する出力ポートとを有する記憶回路ブロックを複数個備
えた半導体集積回路装置を対象とし、一の記憶回路ブロ
ックは、その入力ポートが他の記憶回路ブロックの複数
個の記憶素子に情報を入力し且つその出力ポートが上記
他の記憶回路ブロックの複数個の記憶素子の情報を出力
するように切り換える記憶素子切換回路を有している構
成とするものである。
【0010】請求項2の発明は、請求項1の発明の構成
に、上記一の記憶回路ブロックは、その複数個の記憶素
子と入力ポートとの間及びその複数個の記憶素子と出力
ポートとの間に設けられた中間増幅器をさらに有し、上
記記憶素子切換回路は入力ポート及び出力ポートに接続
されている構成を付加するものである。
【0011】請求項3の発明は、請求項1の発明の構成
に、上記一の記憶回路ブロックは、その複数個の記憶素
子と入力ポートとの間及びその複数個の記憶素子と出力
ポートとの間に設けられた中間増幅器をさらに有し、上
記記憶素子切換回路は複数の記憶素子に接続されている
構成を付加するものである。
【0012】請求項4の発明は、請求項1の発明の構成
に、上記一の記憶回路ブロックは、その複数個の記憶素
子と入力ポートとの間及びその複数個の記憶素子と出力
ポートとの間に直列に設けられた複数個の中間増幅器を
さらに有し、上記記憶素子切換回路は上記複数個の中間
増幅器同士の間に設けられている構成を付加するもので
ある。
【0013】具体的に請求項5の発明が講じた解決手段
は、複数個の記憶素子と該複数個の記憶素子に情報を入
力する入力ポートと上記複数個の記憶素子の情報を出力
する出力ポートとを有する記憶回路ブロックを複数個備
えた半導体集積回路装置を対象とし、一の記憶回路ブロ
ックは、その複数個の記憶素子に情報を入力する動作及
びその複数個の記憶素子の情報を出力する動作を半導体
集積回路装置の外部から供給される制御信号に依存する
ことなく禁止する入出力動作禁止回路を有している構成
とするものである。
【0014】請求項6の発明は、請求項1乃至請求項4
のうちの何れか1項の発明の構成に、上記一の記憶回路
ブロックは、その複数個の記憶素子に情報を入力する動
作及びその複数個の記憶素子の情報を出力する動作を半
導体集積回路装置の外部から供給される制御信号に依存
することなく禁止する入出力動作禁止回路をさらに有し
ている構成を付加するものである。
【0015】請求項7の発明は、請求項5又は請求項6
の発明の構成に、上記一の記憶回路ブロックの複数個の
記憶素子は、情報を記憶する複数個のメモリーセルが
X、Y方向にマトリックス状に配列されたものであり、
Xアドレスの選択を決定するXアドレスデコーダを有し
Xアドレスに対応するXアドレス選択信号を出力するX
アドレス選択回路と、Xアドレスに対応する複数個のメ
モリーセルに接続され該複数個のメモリーセルにXアド
レス選択信号を伝えるワード線と、上記Xアドレス選択
回路の活性化を禁止するXアドレス選択回路用活性化禁
止回路とをさらに備えている構成を付加するものであ
る。
【0016】請求項8の発明は、請求項7の発明の構成
に、上記Xアドレスデコーダの活性化を禁止するXアド
レスデコーダ用活性化禁止回路をさらに備えている構成
を付加するものである。
【0017】請求項9の発明は、請求項5又は請求項6
の発明の構成に、上記一の記憶回路ブロックの複数個の
記憶素子は、情報を記憶する複数個のメモリーセルが
X、Y方向にマトリックス状に配列されたものであり、
上記一の記憶回路ブロックは、その外部からXアドレス
に対応するXアドレス選択信号を取り込むXアドレス選
択信号取込ゲートをさらに有し、Xアドレスに対応する
複数個のメモリーセルに接続され該複数個のメモリーセ
ルにXアドレス選択信号を伝えるワード線と、上記Xア
ドレス選択信号取込ゲートの活性化を禁止するXアドレ
ス選択信号取込ゲート用活性化禁止回路とをさらに備え
ている構成を付加するものである。
【0018】請求項10の発明は、請求項7乃至請求項
9のうちの何れか1項の発明の構成に、上記ワード線の
電位を初期化するワード線電位初期化回路と、該ワード
線電位初期化回路の活性化を禁止するワード線電位初期
化回路用活性化禁止回路とをさらに備えている構成を付
加するものである。
【0019】請求項11の発明は、請求項5乃至請求項
10のうちの何れか1項の発明の構成に、上記一の記憶
回路ブロックの複数個の記憶素子は、情報を記憶する複
数個のメモリーセルがX、Y方向にマトリックス状に配
列されたものであり、Yアドレスの選択を決定するYア
ドレスデコーダを有しYアドレスに対応するYアドレス
選択信号を出力するYアドレス選択回路と、Yアドレス
に対応する複数個のメモリーセルに接続され該複数個の
メモリーセルに情報を伝えるビット線と、上記Yアドレ
ス選択回路の活性化を禁止するYアドレス選択回路用活
性化禁止回路とをさらに備えている構成を付加するもの
である。
【0020】請求項12の発明は、請求項11の発明の
構成に、上記Yアドレスデコーダの活性化を禁止するY
アドレスデコーダ用活性化禁止回路をさらに備えている
構成を付加するものである。
【0021】請求項13の発明は、請求項5乃至請求項
10のうちの何れか1項の発明の構成に、上記一の記憶
回路ブロックの複数個の記憶素子は、情報を記憶する複
数個のメモリーセルがX、Y方向にマトリックス状に配
列されたものであり、上記一の記憶回路ブロックは、そ
の外部からYアドレスに対応するYアドレス選択信号を
取り込むYアドレス選択信号取込ゲートをさらに有し、
Yアドレスに対応する複数個のメモリーセルに接続され
該複数個のメモリーセルに情報を伝えるビット線と、上
記Yアドレス選択信号取込ゲートの活性化を禁止するY
アドレス選択信号取込ゲート用活性化禁止回路とをさら
に備えている構成を付加するものである。
【0022】請求項14の発明は、請求項11乃至請求
項13のうちの何れか1項の発明の構成に、上記ビット
線の電位を初期化するビット線電位初期化回路と、該ビ
ット線電位初期化回路の活性化を禁止するビット線電位
初期化回路用活性化禁止回路とをさらに備えている構成
を付加するものである。
【0023】請求項15の発明は、請求項11乃至請求
項14のうちの何れか1項の発明の構成に、上記一の記
憶回路ブロックは、上記ビット線に接続されビット線電
位と参照電位とを比較する差動増幅器をさらに有し、該
差動増幅器の活性化を禁止する差動増幅器用活性化禁止
回路をさらに備えている構成を付加するものである。
【0024】請求項16の発明は、請求項5乃至請求項
15のうちの何れか1項の発明の構成に、上記一の記憶
回路ブロックの記憶素子を構成するメモリーセルは、一
の端子に基準電位が供給される容量手段と、該容量手段
の他の端子とビット線との接続状態をXアドレス選択信
号に応じてスイッチング制御するスイッチング素子とを
有し、上記容量手段への基準電位の供給を停止する容量
手段用基準電位供給停止回路をさらに備えている構成を
付加するものである。
【0025】請求項17の発明は、請求項5乃至請求項
16のうちの何れか1項の発明の構成に、上記一の記憶
回路ブロックの内部に設けられた中間増幅器が活性化す
ることを禁止する中間増幅器用活性化禁止回路をさらに
備えている構成を付加するものである。
【0026】請求項18の発明は、請求項7乃至請求項
17のうちの何れか1項の発明の構成に、Xアドレスの
供給を停止するXアドレス供給停止回路をさらに備えて
いる構成を付加するものである。
【0027】請求項19の発明は、請求項11乃至請求
項18のうちの何れか1項の発明の構成に、Yアドレス
の供給を停止するYアドレス供給停止回路をさらに備え
ている構成を付加するものである。
【0028】請求項20の発明は、請求項7乃至請求項
19のうちの何れか1項の発明の構成に、Xアドレス選
択回路に接続され半導体集積回路装置の外部から供給さ
れる電源電圧よりも絶対値が大きい昇圧電圧を発生する
昇圧回路手段と、該昇圧回路手段が発生する昇圧電圧を
上記一の記憶回路ブロックに供給することを停止する昇
圧電圧供給停止回路とを備えている構成を付加するもの
である。
【0029】請求項21の発明は、請求項20の発明の
構成に、上記昇圧回路手段は容量手段を有し、該容量手
段に接続され上記昇圧回路手段を駆動する昇圧回路駆動
手段と、上記容量手段及び昇圧回路駆動手段のうちの少
なくとも一方の回路定数を変更する回路定数変更回路と
を備えている構成を付加するものである。
【0030】請求項22の発明は、請求項7乃至請求項
19のうちの何れか1項の発明の構成に、それぞれが上
記複数個の記憶回路ブロックのそれぞれのXアドレス選
択回路に接続され半導体集積回路装置の外部から供給さ
れる電源電圧よりも絶対値が大きい昇圧電圧を発生する
複数個の昇圧回路手段と、該複数個の昇圧回路手段のう
ちの上記一の記憶回路ブロックに対応する昇圧回路手段
の動作を停止する昇圧回路手段用動作停止回路とを備え
ている構成を付加するものである。
【0031】請求項23の発明は、請求項1乃至請求項
22のうちの何れか1項の発明の構成に、上記一の記憶
回路ブロックの複数個の記憶素子と同じ個数の記憶素子
を有する冗長記憶回路ブロックをさらに備え、上記一の
記憶回路ブロックは、その入力ポートが上記冗長記憶回
路ブロックの複数個の記憶素子に情報を入力し且つその
出力ポートが上記冗長記憶回路ブロックの複数個の記憶
素子の情報を出力するように切り換える冗長記憶素子切
換回路をさらに有している構成を付加するものである。
【0032】請求項24の発明は、請求項23の発明の
構成に、上記冗長記憶回路ブロックは、その複数個の記
憶素子に直列に接続された少なくとも1個の中間増幅器
をさらに有し、上記冗長記憶素子切換回路は、上記少な
くとも1個の中間増幅器のうちの後尾の中間増幅器に接
続されている構成を付加するものである。
【0033】請求項25の発明は、請求項23又は請求
項24の発明の構成に、上記冗長記憶回路ブロックの複
数個の記憶素子は、情報を記憶する複数個のメモリーセ
ルがX、Y方向にマトリックス状に配列されたものであ
り、上記冗長記憶回路ブロックに対応して設けられた、
上記Xアドレス選択回路用活性化禁止回路、Xアドレス
デコーダ用活性化禁止回路、Xアドレス選択信号取込ゲ
ート用活性化禁止回路、ワード線電位初期化回路用活性
化禁止回路、Yアドレス選択回路用活性化禁止回路、Y
アドレスデコーダ用活性化禁止回路、Yアドレス選択信
号取込ゲート用活性化禁止回路、ビット線電位初期化回
路用活性化禁止回路、差動増幅器用活性化禁止回路、容
量手段用基準電位供給停止回路、中間増幅器用活性化禁
止回路、Xアドレス供給停止回路、Yアドレス供給停止
回路、昇圧電圧供給停止回路、回路定数変更回路及び昇
圧回路手段用動作停止回路のうちの何れかの回路をさら
に備えている構成を付加するものである。
【0034】請求項26の発明は、請求項25の発明の
構成に、上記冗長記憶回路ブロックに対応する、Xアド
レス選択回路用活性化禁止回路、Xアドレスデコーダ用
活性化禁止回路、Xアドレス選択信号取込ゲート用活性
化禁止回路、ワード線電位初期化回路用活性化禁止回
路、Yアドレス選択回路用活性化禁止回路、Yアドレス
デコーダ用活性化禁止回路、Yアドレス選択信号取込ゲ
ート用活性化禁止回路、ビット線電位初期化回路用活性
化禁止回路、差動増幅器用活性化禁止回路、容量手段用
基準電位供給停止回路、中間増幅器用活性化禁止回路、
Xアドレス供給停止回路、Yアドレス供給停止回路、昇
圧電圧供給停止回路、回路定数変更回路及び昇圧回路手
段用動作停止回路のうちの上記何れかの回路は、初期状
態において禁止、停止又は変更動作を行なう動作状態と
なる構成を付加するものである。
【0035】請求項27の発明は、請求項1乃至請求項
26のうちの何れか1項の発明の構成に、上記記憶素子
切換回路、入出力動作禁止回路、Xアドレス選択回路用
活性化禁止回路、Xアドレスデコーダ用活性化禁止回
路、Xアドレス選択信号取込ゲート用活性化禁止回路、
ワード線電位初期化回路用活性化禁止回路、Yアドレス
選択回路用活性化禁止回路、Yアドレスデコーダ用活性
化禁止回路、Yアドレス選択信号取込ゲート用活性化禁
止回路、ビット線電位初期化回路用活性化禁止回路、差
動増幅器用活性化禁止回路、容量手段用基準電位供給停
止回路、中間増幅器用活性化禁止回路、Xアドレス供給
停止回路、Yアドレス供給停止回路、昇圧電圧供給停止
回路、回路定数変更回路、昇圧回路手段用動作停止回路
及び冗長記憶素子切換回路のうちの何れかの回路は、光
学的又は電気的に切断可能なヒューズを個別に又は共通
に有している構成を付加するものである。
【0036】請求項28の発明は、請求項1乃至請求項
27のうちの何れか1項の発明の構成に、上記記憶素子
切換回路、入出力動作禁止回路、Xアドレス選択回路用
活性化禁止回路、Xアドレスデコーダ用活性化禁止回
路、Xアドレス選択信号取込ゲート用活性化禁止回路、
ワード線電位初期化回路用活性化禁止回路、Yアドレス
選択回路用活性化禁止回路、Yアドレスデコーダ用活性
化禁止回路、Yアドレス選択信号取込ゲート用活性化禁
止回路、ビット線電位初期化回路用活性化禁止回路、差
動増幅器用活性化禁止回路、容量手段用基準電位供給停
止回路、中間増幅器用活性化禁止回路、Xアドレス供給
停止回路、Yアドレス供給停止回路、昇圧電圧供給停止
回路、回路定数変更回路、昇圧回路手段用動作停止回路
及び冗長記憶素子切換回路のうちの何れかの回路は、電
源投入直後の初期化操作時に所望の状態を設定し、半導
体集積回路装置の外部から半導体集積回路装置の活性化
信号が入力される度に上記所望の状態を設定し直す構成
を付加するものである。
【0037】
【作用】請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4の
発明の構成により、半導体集積回路装置が備えた複数個
の記憶回路ブロックの中に不良な記憶素子を持つ記憶回
路ブロックが存在する場合には、上記不良を持つ記憶回
路ブロックの記憶素子切換回路によって、当該不良を持
つ記憶回路ブロックの入力ポートが他の記憶回路ブロッ
クの複数個の記憶素子に情報を入力し且つ当該不良を持
つ記憶回路ブロックの出力ポートが上記他の記憶回路ブ
ロックの複数個の記憶素子の情報を出力するように切り
換えることができる。従って、機能を満たす入力ポート
及び出力ポートを揃え不良のない入力ポート及び出力ポ
ートを規格化することができる。
【0038】また、請求項5又は請求項6の発明の構成
により、上記不良を持つ記憶回路ブロックの入出力動作
禁止回路によって、当該不良を持つ記憶回路ブロックの
複数個の記憶素子に情報を入力する動作及びその複数個
の記憶素子の情報を出力する動作を半導体集積回路装置
の外部から供給される制御信号に依存することなく禁止
する。このため、不良情報の入出力を禁止できる。
【0039】さらに、請求項7の発明の構成により、X
アドレス選択回路用活性化禁止回路によって、上記不良
を持つ記憶回路ブロックのXアドレスの選択を決定する
Xアドレスデコーダを有しXアドレスに対応するXアド
レス選択信号を出力するXアドレス選択回路の活性化を
禁止することができる。
【0040】請求項8の発明の構成により、Xアドレス
デコーダ用活性化禁止回路によって、上記不良を持つ記
憶回路ブロックのXアドレスデコーダの活性化を禁止す
ることができる。
【0041】請求項9の発明の構成により、Xアドレス
選択信号取込ゲート用活性化禁止回路によって、上記不
良を持つ記憶回路ブロックの外部からXアドレスに対応
するXアドレス選択信号を取り込むXアドレス選択信号
取込ゲートの活性化を禁止することができる。
【0042】請求項10の発明の構成により、ワード線
電位初期化回路用活性化禁止回路によって、上記不良を
持つ記憶回路ブロックのワード線の電位を初期化するワ
ード線電位初期化回路の活性化を禁止することができ
る。
【0043】請求項11の発明の構成により、Yアドレ
ス選択回路用活性化禁止回路によって、上記不良を持つ
記憶回路ブロックのYアドレスの選択を決定するYアド
レスデコーダを有しYアドレスに対応するYアドレス選
択信号を出力するYアドレス選択回路の活性化を禁止す
ることができる。
【0044】請求項12の発明の構成により、Yアドレ
スデコーダ用活性化禁止回路によって、上記不良を持つ
記憶回路ブロックの上記Yアドレスデコーダの活性化を
禁止することができる。
【0045】請求項13の発明の構成により、Yアドレ
ス選択信号取込ゲート用活性化禁止回路によって、上記
不良を持つ記憶回路ブロックの外部からYアドレスに対
応するYアドレス選択信号を取り込むYアドレス選択信
号取込ゲートの活性化を禁止することができる。
【0046】請求項14の発明の構成により、ビット線
電位初期化回路用活性化禁止回路によって、上記不良を
持つ記憶回路ブロックのビット線の電位を初期化するビ
ット線電位初期化回路の活性化を禁止することができ
る。
【0047】請求項15の発明の構成により、差動増幅
器用活性化禁止回路によって、上記不良を持つ記憶回路
ブロックのビット線電位と参照電位とを比較する差動増
幅器の活性化を禁止することができる。
【0048】請求項16の発明の構成により、容量手段
用基準電位供給停止回路によって、上記不良を持つ記憶
回路ブロックのメモリーセルが有する容量手段への基準
電位の供給を停止することができる。
【0049】請求項17の発明の構成により、中間増幅
器用活性化禁止回路によって、上記不良を持つ記憶回路
ブロックの内部に設けられた中間増幅器が活性化するこ
とを禁止することができる。
【0050】請求項18の発明の構成により、Xアドレ
ス供給停止回路によって、上記不良を持つ記憶回路ブロ
ックのXアドレスの供給を停止することができる。
【0051】請求項19の発明の構成により、Yアドレ
ス供給停止回路によって、上記不良を持つ記憶回路ブロ
ックのYアドレスの供給を停止することができる。
【0052】請求項20の発明の構成により、昇圧電圧
供給停止回路によって、昇圧回路手段が発生する電源電
圧よりも絶対値が大きい昇圧電圧を上記不良を持つ記憶
回路ブロックに供給することを停止することができる。
【0053】請求項21の発明の構成により、回路定数
変更回路によって、上記昇圧回路手段の容量手段と該容
量手段に接続され上記昇圧回路手段を駆動する昇圧回路
駆動手段とのうちの少なくとも一方の回路定数を変更す
ることができる。
【0054】請求項22の発明の構成により、昇圧回路
手段用動作停止回路によって、上記不良を持つ記憶回路
ブロックの昇圧回路手段の動作を停止することができ
る。
【0055】また、請求項23又は請求項24の発明の
構成により、複数個の記憶回路ブロックとは別に冗長記
憶回路ブロックが設けられている。このため、不良を持
つ記憶回路ブロックの冗長記憶素子切換回路によって、
当該不良を持つ記憶回路ブロックの入力ポートが冗長記
憶回路ブロックの複数個の記憶素子に情報を入力し且つ
当該不良を持つ記憶回路ブロックの出力ポートが上記冗
長記憶回路ブロックの複数個の記憶素子の情報を出力す
るように切り換えることができる。従って、全ての記憶
回路ブロックの入力ポート及び出力ポートの機能を回復
できる。
【0056】さらに、請求項25の発明の構成により、
上記冗長記憶回路ブロックに対応して、上記Xアドレス
選択回路用活性化禁止回路、Xアドレスデコーダ用活性
化禁止回路、Xアドレス選択信号取込ゲート用活性化禁
止回路、ワード線電位初期化回路用活性化禁止回路、Y
アドレス選択回路用活性化禁止回路、Yアドレスデコー
ダ用活性化禁止回路、Yアドレス選択信号取込ゲート用
活性化禁止回路、ビット線電位初期化回路用活性化禁止
回路、差動増幅器用活性化禁止回路、容量手段用基準電
位供給停止回路、中間増幅器用活性化禁止回路、Xアド
レス供給停止回路、Yアドレス供給停止回路、昇圧電圧
供給停止回路、回路定数変更回路及び昇圧回路手段用動
作停止回路のうちの何れかの回路が設けられている。こ
のため、消費電力を削減できる。
【0057】請求項26の発明の構成により、上記冗長
記憶回路ブロックの上記何れかの回路は初期状態におい
て禁止、停止又は変更動作を行なう動作状態となるた
め、初期状態における消費電力を削減できる。
【0058】また、請求項27の発明の構成により、上
記記憶素子切換回路、入出力動作禁止回路、Xアドレス
選択回路用活性化禁止回路、Xアドレスデコーダ用活性
化禁止回路、Xアドレス選択信号取込ゲート用活性化禁
止回路、ワード線電位初期化回路用活性化禁止回路、Y
アドレス選択回路用活性化禁止回路、Yアドレスデコー
ダ用活性化禁止回路、Yアドレス選択信号取込ゲート用
活性化禁止回路、ビット線電位初期化回路用活性化禁止
回路、差動増幅器用活性化禁止回路、容量手段用基準電
位供給停止回路、中間増幅器用活性化禁止回路、Xアド
レス供給停止回路、Yアドレス供給停止回路、昇圧電圧
供給停止回路、回路定数変更回路、昇圧回路手段用動作
停止回路及び冗長記憶素子切換回路のうちの何れかの回
路を光学的又は電気的に切断可能なヒューズを用いて構
成することによって容易に所望の効果をあげることが可
能である。
【0059】請求項28の発明の構成により、上記何れ
かの回路は、電源投入直後の初期化操作時に所望の状態
を設定し、半導体集積回路装置の外部から半導体集積回
路装置の活性化信号が入力される度に上記所望の状態を
設定し直す構成とすることによって初期状態における消
費電力を削減できる。
【0060】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0061】図1は本発明の第一の実施例に係る半導体
集積回路装置を示しており、図1において、1a〜1d
は記憶回路ブロックとしての第一の回路ブロック、2a
〜2dは複数個の記憶素子からなる記憶素子の配列、3
a〜3dは入力ポート及び出力ポートとしての入出力ポ
ート、4a〜4dは記憶素子切換回路としての第一の回
路手段である。
【0062】図1において、例えば、記憶素子の配列2
aの中に不良が発生した場合には、第一の回路手段4a
及び4dの接続を切り換えて、入出力ポート3aには記
憶素子の配列2dを接続し入出力ポート3dには記憶素
子の配列2aを接続する。同様に、記憶素子の配列2b
の中に不良が発生した場合には第一の回路手段4b及び
4dを切り換え、記憶素子の配列2cの中に不良が発生
した場合には第一の回路手段4c及び4dを切り換え
て、入出力ポート4a〜4cには不良を持たない記憶素
子の配列を接続し入出力ポート4dには不良を持つ記憶
素子の配列を接続することができる。
【0063】以上に述べたように、第1の実施例では、
不良を持つ記憶素子の配列を特定の入出力ポートに接続
して不良を持つ入出力ポートを固定でき、上記特定の入
出力ポート以外の入出力ポートを不良のない状態にする
ことができる。
【0064】図2、図3、図4はそれぞれ本発明の第
二、第三、第四の実施例に係る半導体集積回路装置を示
しており、同図において、1a〜1d、2a〜2d、3
a〜3d、4a〜4dは第一の実施例の半導体集積回路
装置と同様であり、5a〜5d、6a〜6dは中間増幅
器である。第一の回路手段4a〜4dを備えたことによ
って第一の実施例と同様の機能を有している。
【0065】第一から第四までの実施例では、第一の回
路手段を備えることによって不良な記憶素子と接続され
た入出力ポートを装置外部から見て特定することを可能
としたが、不良な入出力ポートを電気的にハイインピー
ダンス状態にすることができずシステムバス上でデータ
の衝突が発生しないようにシステム設計する必要があ
る。また、不良を持つ回路ブロックは正常な回路ブロッ
クと同様の動作を行なうため不要な電力を消費するとい
う問題点がある。このような問題点を解消できる実施例
について以下に説明する。
【0066】図5は本発明の第五の実施例に係る半導体
集積回路装置の第一の回路ブロックを示しており、図5
において、2は複数個の記憶素子からなる記憶素子の配
列、3は入力ポート及び出力ポートとしての入出力ポー
ト、4は記憶素子切換回路としての第一の回路手段、5
は中間増幅器、7は入出力動作禁止回路としての第二の
回路手段、8はXアドレス選択回路用活性化禁止回路と
しての第三の回路手段、9はYアドレス選択回路用活性
化禁止回路としての第七の回路手段、10はXアドレス
選択回路、11はXアドレス選択信号を伝えるXアドレ
ス選択信号線、12はYアドレス選択回路、13はYア
ドレス選択信号を伝えるYアドレス選択信号線、14は
中間増幅器用活性化禁止回路としての第十三の回路手段
であり、XSSはXアドレス選択回路活性化信号、YS
SはYアドレス選択回路活性化信号、IASは中間増幅
器活性化信号を示している。
【0067】図5において、記憶素子の配列2は記憶素
子を構成するメモリーセルをX、Y方向にマトリックス
状に配列したものである。Xアドレス選択回路10,Y
アドレス選択回路12がそれぞれXアドレス選択信号線
11,Yアドレス選択信号線13の中から各1個の信号
線を選択して所望のメモリーセルを選択する。中間増幅
器5及び第一の回路手段4を介して入出力ポート3のデ
ータが入出力され所望のメモリーセルに記憶される。
【0068】第五の実施例では、入出力ポート3と第一
の回路手段4との間に第二の回路手段7を備え、入出力
ポート3の入出力動作を禁止することによって、当該半
導体集積回路装置を搭載したシステムのバス上に不要な
データが出力されることを防止できる。また、第三の回
路手段8,第七の回路手段9,第十三の回路手段14を
備えたことによって、それぞれXアドレス選択回路活性
化信号XSS,Yアドレス選択回路活性化信号YSS,
中間増幅器活性化信号IASを遮断し、それぞれXアド
レス選択回路10,Yアドレス選択回路12,中間増幅
器5の活性化を禁止することができるため消費電力の削
減が実現できる。
【0069】図6は本発明の第六の実施例に係る半導体
集積回路装置の第一の回路ブロックを示しており、図6
において、1a,1bは記憶回路ブロックとしての第一
の回路ブロック、2a,2bは複数個の記憶素子からな
る記憶素子の配列、10a,10bはXアドレス選択回
路、15はXアドレスデコーダ、16はXアドレスデコ
ーダ用活性化禁止回路としての第四の回路手段、17は
ワード線電位初期化回路、18はワード線電位初期化回
路用活性化禁止回路としての第六の回路手段、19はX
アドレス供給禁止回路としての第十四の回路手段、20
は昇圧電圧供給停止回路としての第十六の回路手段、N
1〜N4はANDゲート、G1〜G4はトライステート
ゲート、Q1〜Q4はNチャネル型MOSトランジスタ
(以下MOSトランジスタと呼ぶ)であり、A0X,A
1X,/A0X,/A1XはXアドレス信号、XDSは
Xアドレスデコーダ活性化信号、WESはワード線駆動
信号、WISはワード線初期化信号を示している。な
お、図6に示す第一の回路ブロック1a,1bには第一
の回路手段及び入出力ポートを記載していないが、これ
らが第一の回路ブロック1a,1bに含まれていること
は言うまでもない。
【0070】図6において、Xアドレス信号A0X,A
1X,/A0X,/A1XとXアドレスデコーダ活性化
信号XDSとがXアドレスデコーダ15に入力されると
ANDゲートN1〜N4の何れか1個の出力がハイレベ
ルになる。このとき、他のANDゲートの出力はロウレ
ベルのままである。例えば、Xアドレス信号A0X及び
A1Xがハイレベル、/A0X及び/A1Xがロウレベ
ルのとき、ANDゲートN1の出力のみがハイレベルと
なり、ワード線駆動信号WESがトライステートゲート
G1の出力となる。
【0071】次に、ワード線駆動信号WESをハイレベ
ルにするとトライステートゲートG1の出力はハイレベ
ルとなり、トライステートゲートG1の出力端子に接続
されたワード線がハイレベルとなって選択され、選択さ
れたワード線に接続されたメモリーセルが活性化する。
【0072】メモリーセルを非活性化する場合には、X
アドレスデコーダ活性化信号XDSをロウレベルにして
トライステートゲートG1の出力をハイインピーダンス
状態にした後、ワード線初期化信号WISをハイレベル
にしてトランシスタQ1を導通状態とし選択されたワー
ド線をロウレベルにする。
【0073】ここでは、ワード線駆動信号WESはハイ
レベルとロウレベルとの2値をとるものとしたが常時ハ
イレベルでもよい。
【0074】第六の実施例では、記憶素子の配列の内部
に不良が発生した場合に、第四の回路手段16,第六の
回路手段18,第十四の回路手段19を備えたことによ
って、それぞれXアドレスデコーダ15,ワード線初期
化回路17,Xアドレスデコーダ15の活性化を禁止す
ることができるため、第一の回路ブロックの消費電力を
削減できる。また、第十六の回路手段20を備えたこと
によって、ワード線駆動信号WESを供給するワード線
駆動回路の負荷を軽減して消費電力を削減できる。
【0075】図7は本発明の第七の実施例に係る半導体
集積回路装置の第一の回路ブロックを示すものであり、
図7において、1a,1bは記憶回路ブロックとしての
第一の回路ブロック、2a,2bは複数個の記憶素子か
らなる記憶素子の配列、10はXアドレス選択回路、1
1はXアドレス選択信号を伝えるXアドレス選択信号
線、15はXアドレスデコーダ、17はワード線電位初
期化回路、21a,21bはXアドレス選択信号取込ゲ
ート用活性化禁止回路としての第五の回路手段、N1〜
N4はANDゲート、G1〜G12はトライステートゲ
ート、Q1〜Q4はMOSトランジスタであり、A0
X,A1X,/A0X,/A1XはXアドレス信号、X
DSはXアドレスデコーダ活性化信号、WESはワード
線駆動信号、WISはワード線初期化信号、WAS1は
第一の回路ブロック1aに対するワード線活性化信号、
WAS2は第一の回路ブロック1bに対するワード線活
性化信号を示している。Xアドレス選択回路10は2個
の第一の回路ブロック1a,1bにXアドレス選択信号
を供給する構成となっている。なお、図7に示す第一の
回路ブロック1a,1bには第一の回路手段及び入出力
ポートを記載していないが、これらが第一の回路ブロッ
ク1a,1bに含まれていることは言うまでもない。
【0076】図7において、Xアドレス信号A0X,A
1X,/A0X,/A1XとXアドレスデコーダ活性化
信号XDSとをXアドレスデコーダ15に入力しワード
線駆動信号WESがハイレベルになると第六の実施例と
同様に1個のワード線が選択され、選択されたワード線
に接続されたメモリーセルが活性化する。メモリーセル
を非活性化する場合の動作も第六の実施例と同様であ
る。
【0077】第七の実施例では、記憶素子の配列の内部
に不良が発生した場合に、第五の回路手段21a,21
bを備えたことによって、それぞれ記憶素子の配列2
a,2bの活性化を禁止することができるため消費電力
を削減できる。
【0078】図8は本発明の第八の実施例に係る半導体
集積回路装置の第一の回路ブロックを示すものであり、
図8において、2は複数個の記憶素子からなる記憶素子
の配列、3は入力ポート及び出力ポートとしての入出力
ポート、4は記憶素子切換回路としての第一の回路手
段、7は入出力動作禁止回路としての第二の回路手段、
12はYアドレス選択回路、22はYアドレスデコーダ
用活性化禁止回路としての第八の回路手段、23はビッ
ト線電位初期化回路用活性化禁止回路としての第十の回
路手段、24は差動増幅器用活性化禁止回路としての第
十一の回路手段、25はYアドレス供給禁止回路として
の第十五の回路手段、26はYアドレスデコーダ、35
はビット線、38はビット線電位初期化回路、N5〜N
8はANDゲート、Q5〜Q12はMOSトランジス
タ、S1〜S4は差動増幅器であり、A0Y,A1Y,
/A0Y,/A1YはYアドレス信号、YDSはYアド
レスデコーダ活性化信号、DASは差動増幅器活性化信
号、BISはビット線初期化信号、VBLI はビット線初
期化電位を示している。
【0079】図8において、Yアドレス信号A0Y,A
1Y,/A0Y,/A1YとYアドレスデコーダ活性化
信号YDSとをYアドレスデコーダ26に入力するとA
NDゲートN5〜N8の何れか1個の出力がハイレベル
になる。このとき、他のANDゲートの出力はロウレベ
ルのままである。例えば、Yアドレス信号A0Y,A1
Yがハイレベル、/A0Y,/A1Yがロウレベルのと
き、ANDゲートN5の出力のみがハイレベルとなり、
MOSトランジスタQ8を導通状態として差動増幅器S
4の出力端子を第一の回路手段4と第二の回路手段7と
を介して入出力ポート3に接続しメモリーセルのデータ
を読み出す。差動増幅器S1〜S4は、ビット線電位と
参照電位とを入力信号とし、差動増幅器活性化信号DA
Sを受け取り差動増幅を行なう。なお、一般に、参照電
位を与える配線はビット線35と同等の配線を用い、ビ
ット線と呼ぶことが多い。データの書き込み時はデータ
の読み出し時と同様の手順で所望のメモリーセルと入出
力ポートとを接続し当該第一の回路ブロックの外部から
のデータをメモリーセルに書き込む。
【0080】メモリーセルを非活性化する場合には、Y
アドレスデコーダ活性化信号YDSをロウレベルにして
ANDゲートN5の出力をロウレベルにすることにより
MOSトランジスタQ8を遮断状態とし、差動増幅器活
性化信号DASをロウレベルにして差動増幅器S1〜S
4を非活性化とし、ビット線初期化信号BISをハイレ
ベルにしてMOSトランシスタQ9〜Q12を導通状態
とすることでビット線35をビット線初期化電位VBLI
とする。
【0081】第八の実施例では、記憶素子の配列2の内
部に不良が発生した場合に、第八の回路手段22,第十
一の回路手段24,第十五の回路手段25を備えたこと
によって、それぞれYアドレスデコーダ26,差動増幅
器S1〜S4,Yアドレスデコーダ26の活性化を禁止
することができるため、当該第一の回路ブロックの消費
電力を削減できる。また、第十の回路手段23を備えた
ことによって、ビット線初期化電位VBLI の供給を禁止
することができるため消費電力を削減できる。
【0082】図9は本発明の第九の実施例に係る半導体
集積回路装置の第一の回路ブロックを示しており、図9
において、1a,1bは記憶回路ブロックとしての第一
の回路ブロック、2a,2bは複数個の記憶素子からな
る記憶素子の配列、3a,3bは入力ポート及び出力ポ
ートとしての入出力ポート、4a,4bは記憶素子切換
回路としての第一の回路手段、12はYアドレス選択回
路、24a,24bは差動増幅器用活性化禁止回路とし
ての第十一の回路手段、27a,27bはYアドレス選
択信号取込ゲート用活性化禁止回路としての第九の回路
手段、35a,35bはビット線、G13〜G20はト
ライステートゲート、S1〜S8は差動増幅器、Q5〜
Q12はMOSトランジスタであり、A0Y,A1Y,
/A0Y,/A1YはYアドレス信号、YSSはYアド
レス選択回路活性化信号、DASは差動増幅器活性化信
号を示している。Yアドレス選択回路12は2個の第一
の回路ブロック1a,1bにYアドレス選択信号を供給
する構成となっている。
【0083】図9において、Yアドレス信号A0Y,A
1Y,/A0Y,/A1YとYアドレス選択回路活性化
信号YSSとをYアドレス選択回路12に入力し差動増
幅器活性化信号DASがハイレベルになると第八の実施
例と同様に第一の回路ブロック1a,1bのビット線3
5a,35bの中から各1個のビット線が選択され、選
択されたビット線に接続されたメモリーセルに対してデ
ータの入出力が可能になる。メモリーセルを非活性化す
る場合の動作も第八の実施例と同様である。
【0084】第九の実施例では、記憶素子の配列の内部
に不良が発生した場合に、第十一の回路手段24a,2
4bを備えたことによって、それぞれ差動増幅器S1〜
S4,S5〜S8の動作を禁止することができる。ま
た、第九の回路手段27a,27bによって、それぞれ
トライステートゲートG13〜G16,G17〜G20
の動作を禁止してYアドレス選択回路12の負荷を軽減
し消費電力を削減できる。
【0085】図10は本発明の第十の実施例に係る半導
体集積回路装置の第一の回路ブロックを示しており、図
10において、3は入力ポート及び出力ポートとしての
入出力ポート、4は記憶素子切換回路としての第一の回
路手段、5は中間増幅器、7は入出力動作禁止回路とし
ての第二の回路手段、10はXアドレス選択回路、12
はYアドレス選択回路、13はYアドレス選択信号を伝
えるYアドレス選択信号線、23はビット線電位初期化
回路用活性化禁止回路としての第十の回路手段、28は
容量手段基準電位供給停止回路としての第十二の回路手
段、29はダイナミック型メモリーセル、35a,35
bはビット線、36はワード線、S9は差動増幅器、Q
13〜Q17はMOSトランジスタであり、BISはビ
ット線初期化信号、VREF は基準電位、VBLI はビット
線初期化電位を示している。
【0086】以下、メモリーセル29のデータを読み出
す場合の動作を説明する。図10において、初めに、X
アドレス選択回路10がワード線36の中から所定の1
本のワード線を選択し該ワード線をハイレベルにする
と、該ワード線にゲートが接続されたメモリーセル29
のMOSトランジスタが導通状態となりメモリーセル2
9の容量がビット線35bと接続される。該容量にはハ
イレベル又はロウレベルの電位が書き込まれており、該
電位がビット線35bの電位を初期状態から変化させ
る。ビット線35bは差動増幅器S9に接続されてお
り、差動増幅器S9は、初期状態のままのビット線35
aの電位を参照電位として、電位が変化したビット線3
5bのビット線電位と比較し差動増幅する。次に、Yア
ドレス選択回路12がYアドレス選択信号を出力しMO
SトランジスタQ13,Q14を導通状態にすると、差
動増幅されたビット線電位は、中間増幅器5に伝えられ
第一の回路手段4と第二の回路手段7とを介して入出力
ポート3から出力される。
【0087】読みだし動作を終了するときには、Xアド
レス選択回路10を非活性化してワード線36の電位を
ロウレベルとし、Yアドレス選択回路12を非活性化し
てYアドレス選択信号線13をロウレベルとした後、ビ
ット線初期化信号BISをハイレベルにしてMOSトラ
ンジスタQ15,Q16,Q17を導通状態とし、ビッ
ト線35a,35bの電位をビット線初期化電位VBLI
にする。
【0088】一般に、大容量のダイナミック型半導体記
憶回路では、電源電圧(以下VCCと呼ぶ)の1/2の電
位をビット線初期化電位VBLI として用いている。ま
た、メモリーセル29の容量の一端子は基準電位VREF
の伝送線に接続されているが、基準電位VREF にはVCC
/2の電位が供給されている場合が多い。従って、メモ
リーセルの非活性状態において、ビット線初期化電位V
BLI (=VCC/2)の伝送線又はワード線初期化電位
(=0V)の伝送線が基準電位VREF (=VCC/2)の
伝送線と短絡する不良モードの場合には不要なリーク電
流経路が発生しDC特性が不良となる。
【0089】第十の実施例では、第十二の回路手段28
を備えたことによって、不良が発生した第一の回路ブロ
ックに対する基準電位VREF の供給を禁止することが可
能であり不要なリーク経路を切断できる。
【0090】図11は本発明の第十一の実施例に係る半
導体集積回路装置を示しており、図11において、1a
〜1dは記憶回路ブロックとしての第一の回路ブロッ
ク、20a〜20dは昇圧電圧供給停止手段としての第
十六の回路手段、30は回路定数変更回路としての第十
七の回路手段、31は昇圧回路手段、32は昇圧回路駆
動手段、CLa〜CLdはそれぞれ第一の回路ブロック
1a〜1dの入力容量、C1,C2は昇圧回路手段31
を構成する容量、D1は昇圧回路手段31を構成するダ
イオードであり、昇圧回路手段31はチャージポンプ回
路となっている。なお、VCCは電源電圧を示している。
【0091】以下に、昇圧回路手段31の動作を説明す
る。図11において、回路点AはダイオードD1を介し
て電源電圧VCCの伝送線に接続されており、回路点Aの
電位はダイオードD1のビルトイン電圧を無視して考え
れば常時電源電圧VCC以上である。最初に、昇圧回路駆
動手段32の出力電位がロウレベルからハイレベルに変
化すると、回路点Aの電位は容量C1,C2によって電
源電圧VCCを超える電位となる。該電源電圧VCCを超え
る電位を第一の回路ブロック1a〜1dに供給してワー
ド線を駆動する。読み出し又は書き込みを含む所定の動
作が終了すると、第一の回路ブロックを構成するXアド
レス選択回路が非活性状態となりワード線初期化回路の
作用によってワード線の電位は接地電位となり、昇圧回
路駆動手段32の出力電位がハイレベルからロウレベル
に変化するが、回路点Aの電位は電源電圧VCC未満には
下がらない。
【0092】第十一の実施例では、第一の回路ブロック
1a〜1dの何れかに不良が発生した場合に、第十六の
回路手段によって不良を持つ第一の回路ブロックを昇圧
回路手段31から切り離す。さらに、第十七の回路手段
30を備えたことによって、切り離した第一の回路ブロ
ックの入力容量に見合う容量C2を切り離すことが可能
である。第十七の回路手段30によって、昇圧回路手段
31の容量C2の充放電電流に相当する消費電力を削減
できる。
【0093】なお、第十一の実施例では、昇圧回路駆動
手段32は読み出し又は書き込みを含む所定の動作と同
期して動作を行なったが非同期に動作する構成でもよ
い。
【0094】図12は本発明の第十二の実施例に係る半
導体集積回路装置を示しており、図12において、1a
〜1dは記憶回路ブロックとしての第一の回路ブロッ
ク、31a〜31dは昇圧回路手段、33は昇圧回路手
段用動作停止回路としての第十八の回路手段であり、S
ASは昇圧回路活性化信号を示している。
【0095】第十二の実施例では、第一の回路ブロック
1a〜1dの何れかに不良が発生した場合に、第十八の
回路手段33を用いて不良を持つ第一の回路ブロックに
対応する昇圧回路手段への昇圧回路活性化信号SASの
供給を禁止できるため、不良を持つ第一の回路ブロック
の昇圧回路手段の消費電流を削減できる。
【0096】第一から第十までの実施例では、記憶素子
切換回路としての第一の回路手段によって不良を持つ入
出力ポートを特定し、入出力動作禁止回路としての第二
の回路手段によって不良を持つ入出力ポートの入出力を
禁止し、Xアドレス選択回路用活性化禁止回路としての
第三の回路手段、Xアドレスデコーダ用活性化禁止回路
としての第四の回路手段、Xアドレス選択信号取込ゲー
ト用活性化禁止回路としての第五の回路手段、ワード線
電位初期化回路用活性化禁止回路としての第六の回路手
段、Yアドレス選択回路用活性化禁止回路としての第七
の回路手段、Yアドレスデコーダ用活性化禁止回路とし
ての第八の回路手段、Yアドレス選択信号取込ゲート用
活性化禁止回路としての第九の回路手段、ビット線電位
初期化回路用活性化禁止回路としての第十の回路手段、
差動増幅器用活性化禁止回路としての第十一の回路手
段、容量手段用基準電位供給停止回路としての第十二の
回路手段、中間増幅器用活性化禁止回路としての第十三
の回路手段、Xアドレス供給停止回路としての第十四の
回路手段、Yアドレス供給停止回路としての第十五の回
路手段、昇圧電圧供給停止回路としての第十六の回路手
段、回路定数変更回路としての第十七の回路手段又は昇
圧回路手段用動作停止回路としての第十八の回路手段に
よって消費電力の削減を実現した。しかし、半導体集積
回路装置が備えた全ての入出力ポートが機能を回復する
ことはできていない。
【0097】一方、近年の大容量半導体記憶装置では、
入出力ポートを8個、9個、16個又は18個と数多く
備えたものが増えており、1個の入出力ポート当たりの
記憶素子が装置全体に占める比率が低下している。以下
の実施例では、全ての入出力ポートの機能を回復できる
要件を備えている。
【0098】図13は本発明の第十三の実施例に係る半
導体集積回路装置を示しており、図13において、1a
〜1dは記憶回路ブロックとしての第一の回路ブロッ
ク、2a〜2eは複数個の記憶素子からなる記憶素子の
配列、3a〜3dは入力ポート及び出力ポートとしての
入出力ポート、37a〜37dは冗長記憶素子切換回路
としての第十九の回路手段、34は冗長記憶回路ブロッ
クとしての第二の回路ブロックである。
【0099】第十三の実施例では、記憶素子の配列2a
〜2dの何れか1個例えば2aに不良が発生した場合
に、第十九の回路手段37aを用いて、不良を持つ第一
の回路ブロック1aの入出力ポート3aを記憶素子の配
列2aから切り離し第二の回路ブロック34の記憶素子
の配列2eに接続することができる。記憶素子の配列2
b、2c又は2dに不良が発生した場合も同様である。
これにより、全ての入出力ポート3a〜3dの機能を回
復できる。
【0100】図14は本発明の第十四の実施例に係る半
導体集積回路装置を示しており、図14において、1a
〜1dは記憶回路ブロックとしての第一の回路ブロッ
ク、2a〜2eは複数個の記憶素子からなる記憶素子の
配列、3a〜3dは入力ポート及び出力ポートとしての
入出力ポート、5a〜5eは中間増幅器、37a〜37
dは冗長記憶素子切換回路としての第十九の回路手段、
34は冗長記憶回路ブロックとしての第二の回路ブロッ
クである。
【0101】第十四の実施例では、第十三の実施例と同
様に第十九の回路手段37a〜37dを備えたことによ
って、記憶素子の配列2a〜2dの何れか1個に不良が
発生しても全ての入出力ポート3a〜3dの機能を回復
できる。
【0102】図15は本発明の記憶素子切換回路として
の第一の回路手段の一例を示しており、図15におい
て、1aは記憶回路ブロックとしての第一の回路ブロッ
ク、2a〜2dは複数個の記憶素子からなる記憶素子の
配列、3aは入力ポート及び出力ポートとしての入出力
ポート、4aは第一の回路手段、r1〜r3は抵抗、f
1〜f3はヒューズ、M1はNORゲート、Q18〜Q
21はMOSトランジスタであり、VCCは電源電圧を示
している。なお、第一の回路ブロック1a以外の第一の
回路ブロックも入出力ポートを備えていることは言うま
でもない。
【0103】拡散工程を終了した段階において、図15
に示す回路点B,C,Dはそれぞれヒューズf1,f
2,f3を介して接地電位端子と接続されロウレベルと
なっており、MOSトランジスタQ19,Q20,Q2
1は遮断状態になっている。回路点B,C,Dの電位を
入力とするNORゲートM1の出力はハイレベルであっ
てMOSトランジスタQ18は導通状態になっており、
入出力ポート3aはMOSトランジスタQ18を介して
記憶素子の配列2aに接続されている。
【0104】ここで、第一の回路ブロック1aの記憶素
子の配列2aが不良な記憶素子を持ち、入出力ポート3
aを記憶素子の配列2dに接続する場合を考える。ヒュ
ーズf1を切断すると、回路点Bは抵抗r1を介して電
源電圧VCCを受けハイレベルになり、MOSトランジス
タQ19が導通状態となり入力ポート3aと記憶素子の
配列2bとが接続される。また、NORゲートM1の出
力はロウレベルとなってQ18が遮断状態となり入出力
ポート3aを記憶素子の配列2aから切り離す。同様
に、入出力ポート3aを記憶素子の配列2c,2dに接
続する場合にはそれぞれヒューズf2,f3を切断す
る。
【0105】図16は本実施例の入出力動作禁止回路と
しての第二の回路手段の一例を示しており、図16にお
いて、2aは複数個の記憶素子からなる記憶素子の配
列、3aは入力ポート及び出力ポートとしての入出力ポ
ート、4aは記憶素子切換回路としての第一の回路手
段、5aは中間増幅器、7aは第二の回路手段、i1は
インバータ、Q22〜Q25はMOSトランジスタ、P
1〜P4はPチャネル型MOSトランジスタ、r4は抵
抗、f4はヒューズであり、VCCは電源電圧を示してい
る。
【0106】拡散工程を終了した段階において、図16
に示す回路点Eはヒューズf4を介して接地電位端子と
接続されロウレベルとなっており、Pチャネル型MOS
トランジスタP2,P4は導通状態になっており、回路
点Fはインバータi1によって回路点Eの論理が反転し
てハイレベルとなっており、MOSトランジスタQ2
3,Q25は導通状態になっている。このような状態で
は、入出力ポート3aは第二の回路手段7aと第一の回
路手段4aと中間増幅器5aとを介して記憶素子の配列
2aに対して情報の入出力が可能である。
【0107】ここで、入出力ポート3aの入出力動作を
禁止しハイインピーダンス状態にする場合にはヒューズ
f4を切断する。ヒューズf4を切断すると、回路点E
は抵抗r4を介して電源電圧VCCを受けハイレベルとな
り回路点Fはロウレベルとなって、Pチャネル型MOS
トランジスタP2,P4とMOSトランジスタQ23,
Q25とは遮断状態となって入出力ポート3aの動作を
禁止する。また、このとき、入出力ポート3aを端子の
みの構成にすればハイインピーダンス状態とすることが
できる。
【0108】図17は本実施例のXアドレス選択回路用
活性化禁止回路としての第三の回路手段の一例を示して
おり、図17において、8は第三の回路手段、10はX
アドレス選択回路、Q26はMOSトランジスタ、r5
は抵抗、f5はヒューズであり、XSSはXアドレス選
択回路活性化信号、VCCは電源電圧を示している。
【0109】当初、図17に示す回路点Gはヒューズf
5を介して電源電圧VCCの伝送線に接続されハイレベル
であって、MOSトランジスタQ26は導通状態であ
り、Xアドレス選択回路活性化信号XSSはXアドレス
選択回路10に供給される。ここで、ヒューズf5を切
断すると、回路点Gはロウレベルとなって、MOSトラ
ンジスタQ26は遮断状態となり、Xアドレス選択回路
10に対するXアドレス選択回路活性化信号XSSの供
給を禁止できる。
【0110】図18は本実施例の冗長記憶回路ブロック
としての第二の回路ブロックに対応して設けられる第三
の回路手段の一例を示しており、図18において、8は
第三の回路手段、10はXアドレス選択回路、Q27は
MOSトランジスタ、r6は抵抗、f6はヒューズであ
り、XSSはXアドレス選択回路活性化信号、VCCは電
源電圧を示している。
【0111】当初、図18に示す回路点Hはヒューズf
6を介して接地電位端子に接続されロウレベルであっ
て、MOSトランジスタQ27は遮断状態であり、Xア
ドレス選択回路活性化信号XSSのXアドレス選択回路
10への供給は禁止されている。ここで、ヒューズf6
を切断すると、回路点Hはハイレベルとなって、Xアド
レス選択回路10に対しXアドレス選択回路活性化信号
XSSを供給することができる。
【0112】図17及び図18に示す第三の回路手段の
回路例では、ヒューズを切断していないときに電源電圧
CCの伝送線から接地電位端子に常時電流が流れるとい
う問題点がある。
【0113】図19はこのような問題点を解消すること
ができる第三の回路手段の一例を示しており、図19に
おいて、8は第三の回路手段、10はXアドレス選択回
路、Q28,Q29はMOSトランジスタ、r7は抵
抗、f7はヒューズであり、XSSはXアドレス選択回
路活性化信号、INSは半導体集積回路装置の活性化信
号としての初期化信号、VCCは電源電圧を示している。
【0114】当初、図19に示す回路点Kはヒューズf
7介して電源電圧VCCの伝送線に接続され初期化信号I
NSに依存せずにハイレベルであって、MOSトランジ
スタQ28は導通状態であり、Xアドレス選択回路活性
化信号XSSはXアドレス選択回路10に供給されてい
る。初期化信号INSは半導体集積回路装置が待機状態
のときロウレベルであって電源電圧VCCの伝送線からヒ
ューズf7と抵抗r7とを介して接地電位端子に流れる
電流を禁止する。ここで、ヒューズf7を切断すると、
回路点Kには初期化信号INSがハイレベルになること
によってロウレベルが設定され、Xアドレス選択回路1
0に対するXアドレス選択回路活性化信号XSSの供給
を禁止する。
【0115】なお、本実施例の第四から第十八までの回
路手段は第三の回路手段と同様の回路構成で実施可能で
あり、第十九の回路手段は第一の回路手段と同様の回路
構成で実施可能である。
【0116】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1、請求項
2,請求項3又は請求項4の発明に係る半導体集積回路
装置によると、一の記憶回路ブロックの入力ポートが他
の記憶回路ブロックの複数個の記憶素子に情報を入力し
且つ上記一の記憶回路ブロックの出力ポートが上記他の
記憶回路ブロックの複数個の記憶素子の情報を出力する
ように切り換える記憶素子切換回路が設けられることに
よって不良のない入力ポート及び出力ポートを規格化す
ることができる。
【0117】また、請求項5又は請求項6の発明に係る
半導体集積回路装置によると、一の記憶回路ブロックの
複数個の記憶素子に情報を入力する動作及びその複数個
の記憶素子の情報を出力する動作を半導体集積回路装置
の外部から供給される制御信号に依存することなく禁止
する入出力動作禁止回路記憶回路が設けられることによ
って不良情報の入出力を禁止できる。
【0118】さらに、請求項7の発明に係る半導体集積
回路装置によりXアドレス選択回路の活性化を禁止する
Xアドレス選択回路用活性化禁止回路が、請求項8によ
りXアドレスデコーダの活性化を禁止するXアドレスデ
コーダ用活性化禁止回路が、請求項9によりXアドレス
選択信号取込ゲートの活性化を禁止するXアドレス選択
信号取込ゲート用活性化禁止回路が、請求項10により
ワード線電位初期化回路の活性化を禁止するワード線電
位初期化回路用活性化禁止回路が、請求項11によりY
アドレス選択回路の活性化を禁止するYアドレス選択回
路用活性化禁止回路が、請求項12によりYアドレスデ
コーダの活性化を禁止するYアドレスデコーダ用活性化
禁止回路が、請求項13によりYアドレス選択信号取込
ゲートの活性化を禁止するYアドレス選択信号取込ゲー
ト用活性化禁止回路が、請求項14によりビット線電位
初期化回路の活性化を禁止するビット線電位初期化回路
用活性化禁止回路が、請求項15によりが差動増幅器の
活性化を禁止する差動増幅器用活性化禁止回路が、請求
項16によりメモリーセルの容量手段への基準電位の供
給を停止する容量手段用基準電位供給停止回路が、請求
項17により中間増幅器が活性化することを禁止する中
間増幅器用活性化禁止回路が、請求項18によりXアド
レスの供給を停止するXアドレス供給停止回路が、請求
項19によりYアドレスの供給を停止するYアドレス供
給停止回路が、請求項20により昇圧回路手段が発生す
る昇圧電圧を一の記憶回路ブロックに供給することを停
止する昇圧電圧供給停止回路が、請求項21により昇圧
回路手段の容量手段及び昇圧回路駆動手段のうちの少な
くとも一方の回路定数を変更する回路定数変更回路が、
又は、請求項22により一の記憶回路ブロックに対応す
る昇圧回路手段の動作を停止する昇圧回路手段用動作停
止回路が設けられることによって、不良を持つ記憶回路
ブロックの消費電力を削減できる。
【0119】また、請求項23又は請求項24の発明に
係る半導体集積回路装置によると、複数個の記憶回路ブ
ロックとは別に冗長記憶回路ブロックが設けられ、上記
一の記憶回路ブロックの入力ポートが上記冗長記憶回路
ブロックの複数個の記憶素子に情報を入力し且つ上記一
の記憶回路ブロックの出力ポートが上記冗長記憶回路ブ
ロックの複数個の記憶素子の情報を出力するように切り
換える冗長記憶素子切換回路が設けられることによっ
て、全ての入力ポート及び出力ポートの機能を回復でき
る。請求項25の発明により、上記冗長記憶回路ブロッ
クに対応して、上記Xアドレス選択回路用活性化禁止回
路、Xアドレスデコーダ用活性化禁止回路、Xアドレス
選択信号取込ゲート用活性化禁止回路、ワード線電位初
期化回路用活性化禁止回路、Yアドレス選択回路用活性
化禁止回路、Yアドレスデコーダ用活性化禁止回路、Y
アドレス選択信号取込ゲート用活性化禁止回路、ビット
線電位初期化回路用活性化禁止回路、差動増幅器用活性
化禁止回路、容量手段用基準電位供給停止回路、中間増
幅器用活性化禁止回路、Xアドレス供給停止回路、Yア
ドレス供給停止回路、昇圧電圧供給停止回路、回路定数
変更回路及び昇圧回路手段用動作停止回路のうちの何れ
かの回路が設けらるため消費電力を削減できる。請求項
26の発明により、上記冗長記憶回路ブロックの上記何
れかの回路は初期状態において禁止、停止又は変更動作
を行なう動作状態となるため初期状態における消費電力
を削減できる。
【0120】また、請求項27の発明に係る半導体集積
回路装置によると、上記記憶素子切換回路、入出力動作
禁止回路、Xアドレス選択回路用活性化禁止回路、Xア
ドレスデコーダ用活性化禁止回路、Xアドレス選択信号
取込ゲート用活性化禁止回路、ワード線電位初期化回路
用活性化禁止回路、Yアドレス選択回路用活性化禁止回
路、Yアドレスデコーダ用活性化禁止回路、Yアドレス
選択信号取込ゲート用活性化禁止回路、ビット線電位初
期化回路用活性化禁止回路、差動増幅器用活性化禁止回
路、容量手段用基準電位供給停止回路、中間増幅器用活
性化禁止回路、Xアドレス供給停止回路、Yアドレス供
給停止回路、昇圧電圧供給停止回路、回路定数変更回
路、昇圧回路手段用動作停止回路及び冗長記憶素子切換
回路のうちの何れかの回路を光学的又は電気的に切断可
能なヒューズを用いて構成することによって容易に所望
の効果をあげることが可能である。請求項28の発明に
より、上記何れかの回路は、電源投入直後の初期化操作
時に所望の状態を設定し、半導体集積回路装置の外部か
ら半導体集積回路装置の活性化信号が入力される度に上
記所望の状態を設定し直す構成とすることによって初期
状態における消費電力を削減できる。
【0121】また、上記Xアドレス選択回路用活性化禁
止回路、Xアドレスデコーダ用活性化禁止回路、Xアド
レス選択信号取込ゲート用活性化禁止回路、ワード線電
位初期化回路用活性化禁止回路、Yアドレス選択回路用
活性化禁止回路、Yアドレスデコーダ用活性化禁止回
路、Yアドレス選択信号取込ゲート用活性化禁止回路、
ビット線電位初期化回路用活性化禁止回路、差動増幅器
用活性化禁止回路、容量手段用基準電位供給停止回路、
中間増幅器用活性化禁止回路、Xアドレス供給停止回
路、Yアドレス供給停止回路、昇圧電圧供給停止回路、
回路定数変更回路、昇圧回路手段用動作停止回路及び冗
長記憶素子切換回路は不良を持つ回路部分から電気的な
ストレスを取り除く効果を併せ持っており、半導体集積
回路装置の信頼性を向上させることが可能である。
【0122】以上のように、本発明によると、不良な回
路ブロックが存在しても装置全体が不良となることがな
く無作為に使用することができ、不良なデータによるデ
ータの破壊を防止することが可能な経済効率の優れた半
導体集積回路装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例に係る半導体集積回路装
置を示すブロック図である。
【図2】本発明の第二の実施例に係る半導体集積回路装
置を示すブロック図である。
【図3】本発明の第三の実施例に係る半導体集積回路装
置を示すブロック図である。
【図4】本発明の第四の実施例に係る半導体集積回路装
置を示すブロック図である。
【図5】本発明の第五の実施例に係る半導体集積回路装
置の第一の回路ブロックを示すブロック図である。
【図6】本発明の第六の実施例に係る半導体集積回路装
置の第一の回路ブロックを示すブロック図である。
【図7】本発明の第七の実施例に係る半導体集積回路装
置の第一の回路ブロックを示すブロック図である。
【図8】本発明の第八の実施例に係る半導体集積回路装
置の第一の回路ブロックを示すブロック図である。
【図9】本発明の第九の実施例に係る半導体集積回路装
置の第一の回路ブロックを示すブロック図である。
【図10】本発明の第十の実施例に係る半導体集積回路
装置の第一の回路ブロックを示すブロック図である。
【図11】本発明の第十一の実施例に係る半導体集積回
路装置を示すブロック図である。
【図12】本発明の第十二の実施例に係る半導体集積回
路装置を示すブロック図である。
【図13】本発明の第十三の実施例に係る半導体集積回
路装置を示すブロック図である。
【図14】本発明の第十四の実施例に係る半導体集積回
路装置を示すブロック図である。
【図15】本実施例に係る半導体集積回路装置の第一の
回路手段を示す回路図である。
【図16】本実施例に係る半導体集積回路装置の第二の
回路手段を示す回路図である。
【図17】本実施例に係る半導体集積回路装置の第三の
回路手段を示す回路図である。
【図18】本実施例に係る半導体集積回路装置の第二の
回路ブロックに対応する第三の回路手段を示す回路図で
ある。
【図19】本実施例に係る半導体集積回路装置の第三の
回路手段を示す回路図である。
【図20】従来の半導体集積回路装置を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1a〜1d 第一の回路ブロック(記憶回路ブロック) 2,2a〜2e 記憶素子の配列 3,3a〜3d 入出力ポート 4,4a〜4d 第一の回路手段(記憶素子切換回路) 5,5a〜5e,6a〜6d 中間増幅器 7,7a 第二の回路手段(入出力動作禁止回路) 8 第三の回路手段(Xアドレス選択回路用活性化禁止
回路) 9 第七の回路手段(Yアドレス選択回路用活性化禁止
回路) 10,10a,10b Xアドレス選択回路 11 Xアドレス選択信号線 12 Yアドレス選択回路 13 Yアドレス選択信号線 14 第十三の回路手段(中間増幅器用活性化禁止回
路) 15 Xアドレスデコーダ 16 第四の回路手段(Xアドレスデコーダ用活性化禁
止回路) 17 ワード線電位初期化回路 18 第六の回路手段(ワード線電位初期化回路用活性
化禁止回路) 19 第十四の回路手段(Xアドレス供給禁止回路) 20,20a〜20d 第十六の回路手段(昇圧電圧供
給停止回路) 21a,21b 第五の回路手段(Xアドレス選択信号
取込ゲート用活性化禁止回路) 22 第八の回路手段(Yアドレスデコーダ用活性化禁
止回路) 23 第十の回路手段(ビット線電位初期化回路用活性
化禁止回路) 24,24a,24b 第十一の回路手段(差動増幅器
用活性化禁止回路) 25 第十五の回路手段(Yアドレス供給禁止回路) 26 Yアドレスデコーダ 27a,27b 第九の回路手段(Yアドレス選択信号
取込ゲート用活性化禁止回路) 28 第十二の回路手段(容量手段用基準電位供給停止
回路) 29 ダイナミック型メモリーセル 30 第十七の回路手段(回路定数変更回路) 31,31a〜31d 昇圧回路手段 32 昇圧回路駆動手段 33 第十八の回路手段(昇圧回路手段用動作停止回
路) 34 第二の回路ブロック(冗長記憶回路ブロック) 35a,35b ビット線 36 ワード線 37a〜37d 第十九の回路手段(冗長記憶素子切換
回路) 38 ビット線電位初期化回路 N1〜N8 ANDゲート G1〜G20 トライステートゲート Q1〜Q29 Nチャネル型MOSトランジスタ P1〜P4 Pチャネル型MOSトランジスタ S1〜S9 差動増幅器 CLa〜CLd,C1,C2 容量 D1 ダイオード i1 インバータ r1〜r7 抵抗 f1〜f7 ヒューズ M1 NORゲート

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の記憶素子と該複数個の記憶素子
    に情報を入力する入力ポートと上記複数個の記憶素子の
    情報を出力する出力ポートとを有する記憶回路ブロック
    を複数個備えた半導体集積回路装置において、 一の記憶回路ブロックは、その入力ポートが他の記憶回
    路ブロックの複数個の記憶素子に情報を入力し且つその
    出力ポートが上記他の記憶回路ブロックの複数個の記憶
    素子の情報を出力するように切り換える記憶素子切換回
    路を有していることを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 上記一の記憶回路ブロックは、その複数
    個の記憶素子と入力ポートとの間及びその複数個の記憶
    素子と出力ポートとの間に設けられた中間増幅器をさら
    に有し、 上記記憶素子切換回路は入力ポート及び出力ポートに接
    続されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体
    集積回路装置。
  3. 【請求項3】 上記一の記憶回路ブロックは、その複数
    個の記憶素子と入力ポートとの間及びその複数個の記憶
    素子と出力ポートとの間に設けられた中間増幅器をさら
    に有し、 上記記憶素子切換回路は複数の記憶素子に接続されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路装
    置。
  4. 【請求項4】 上記一の記憶回路ブロックは、その複数
    個の記憶素子と入力ポートとの間及びその複数個の記憶
    素子と出力ポートとの間に直列に設けられた複数個の中
    間増幅器をさらに有し、 上記記憶素子切換回路は上記複数個の中間増幅器同士の
    間に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の
    半導体集積回路装置。
  5. 【請求項5】 複数個の記憶素子と該複数個の記憶素子
    に情報を入力する入力ポートと上記複数個の記憶素子の
    情報を出力する出力ポートとを有する記憶回路ブロック
    を複数個備えた半導体集積回路装置において、 一の記憶回路ブロックは、その複数個の記憶素子に情報
    を入力する動作及びその複数個の記憶素子の情報を出力
    する動作を半導体集積回路装置の外部から供給される制
    御信号に依存することなく禁止する入出力動作禁止回路
    を有していることを特徴とする半導体集積回路装置。
  6. 【請求項6】 上記一の記憶回路ブロックは、その複数
    個の記憶素子に情報を入力する動作及びその複数個の記
    憶素子の情報を出力する動作を半導体集積回路装置の外
    部から供給される制御信号に依存することなく禁止する
    入出力動作禁止回路をさらに有していることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項4のうちの何れか1項に記載の半
    導体集積回路装置。
  7. 【請求項7】 上記一の記憶回路ブロックの複数個の記
    憶素子は、情報を記憶する複数個のメモリーセルがX、
    Y方向にマトリックス状に配列されたものであり、 Xアドレスの選択を決定するXアドレスデコーダを有し
    Xアドレスに対応するXアドレス選択信号を出力するX
    アドレス選択回路と、Xアドレスに対応する複数個のメ
    モリーセルに接続され該複数個のメモリーセルにXアド
    レス選択信号を伝えるワード線と、上記Xアドレス選択
    回路の活性化を禁止するXアドレス選択回路用活性化禁
    止回路とをさらに備えていることを特徴とする請求項5
    又は請求項6に記載の半導体集積回路装置。
  8. 【請求項8】 上記Xアドレスデコーダの活性化を禁止
    するXアドレスデコーダ用活性化禁止回路をさらに備え
    ていることを特徴とする請求項7に記載の半導体集積回
    路装置。
  9. 【請求項9】 上記一の記憶回路ブロックの複数個の記
    憶素子は、情報を記憶する複数個のメモリーセルがX、
    Y方向にマトリックス状に配列されたものであり、 上記一の記憶回路ブロックは、その外部からXアドレス
    に対応するXアドレス選択信号を取り込むXアドレス選
    択信号取込ゲートをさらに有し、 Xアドレスに対応する複数個のメモリーセルに接続され
    該複数個のメモリーセルにXアドレス選択信号を伝える
    ワード線と、上記Xアドレス選択信号取込ゲートの活性
    化を禁止するXアドレス選択信号取込ゲート用活性化禁
    止回路とをさらに備えていることを特徴とする請求項5
    又は請求項6に記載の半導体集積回路装置。
  10. 【請求項10】 上記ワード線の電位を初期化するワー
    ド線電位初期化回路と、該ワード線電位初期化回路の活
    性化を禁止するワード線電位初期化回路用活性化禁止回
    路とをさらに備えていることを特徴とする請求項7乃至
    請求項9のうちの何れか1項に記載の半導体集積回路装
    置。
  11. 【請求項11】 上記一の記憶回路ブロックの複数個の
    記憶素子は、情報を記憶する複数個のメモリーセルが
    X、Y方向にマトリックス状に配列されたものであり、 Yアドレスの選択を決定するYアドレスデコーダを有し
    Yアドレスに対応するYアドレス選択信号を出力するY
    アドレス選択回路と、Yアドレスに対応する複数個のメ
    モリーセルに接続され該複数個のメモリーセルに情報を
    伝えるビット線と、上記Yアドレス選択回路の活性化を
    禁止するYアドレス選択回路用活性化禁止回路とをさら
    に備えていることを特徴とする請求項5乃至請求項10
    のうちの何れか1項に記載の半導体集積回路装置。
  12. 【請求項12】 上記Yアドレスデコーダの活性化を禁
    止するYアドレスデコーダ用活性化禁止回路をさらに備
    えていることを特徴とする請求項11に記載の半導体集
    積回路装置。
  13. 【請求項13】 上記一の記憶回路ブロックの複数個の
    記憶素子は、情報を記憶する複数個のメモリーセルが
    X、Y方向にマトリックス状に配列されたものであり、 上記一の記憶回路ブロックは、その外部からYアドレス
    に対応するYアドレス選択信号を取り込むYアドレス選
    択信号取込ゲートをさらに有し、 Yアドレスに対応する複数個のメモリーセルに接続され
    該複数個のメモリーセルに情報を伝えるビット線と、上
    記Yアドレス選択信号取込ゲートの活性化を禁止するY
    アドレス選択信号取込ゲート用活性化禁止回路とをさら
    に備えていることを特徴とする請求項5乃至請求項10
    のうちの何れか1項に記載の半導体集積回路装置。
  14. 【請求項14】 上記ビット線の電位を初期化するビッ
    ト線電位初期化回路と、該ビット線電位初期化回路の活
    性化を禁止するビット線電位初期化回路用活性化禁止回
    路とをさらに備えていることを特徴とする請求項11乃
    至請求項13のうちの何れか1項に記載の半導体集積回
    路装置。
  15. 【請求項15】 上記一の記憶回路ブロックは、上記ビ
    ット線に接続されビット線電位と参照電位とを比較する
    差動増幅器をさらに有し、 該差動増幅器の活性化を禁止する差動増幅器用活性化禁
    止回路をさらに備えていることを特徴とする請求項11
    乃至請求項14のうちの何れか1項に記載の半導体集積
    回路装置。
  16. 【請求項16】 上記一の記憶回路ブロックの記憶素子
    を構成するメモリーセルは、一の端子に基準電位が供給
    される容量手段と、該容量手段の他の端子とビット線と
    の接続状態をXアドレス選択信号に応じてスイッチング
    制御するスイッチング素子とを有し、 上記容量手段への基準電位の供給を停止する容量手段用
    基準電位供給停止回路をさらに備えていることを特徴と
    する請求項5乃至請求項15のうちの何れか1項に記載
    の半導体集積回路装置。
  17. 【請求項17】 上記一の記憶回路ブロックの内部に設
    けられた中間増幅器が活性化することを禁止する中間増
    幅器用活性化禁止回路をさらに備えていることを特徴と
    する請求項5乃至請求項16のうちの何れか1項に記載
    の半導体集積回路装置。
  18. 【請求項18】 Xアドレスの供給を停止するXアドレ
    ス供給停止回路をさらに備えていることを特徴とする請
    求項7乃至請求項17のうちの何れか1項に記載の半導
    体集積回路装置。
  19. 【請求項19】 Yアドレスの供給を停止するYアドレ
    ス供給停止回路をさらに備えていることを特徴とする請
    求項11乃至請求項18のうちの何れか1項に記載の半
    導体集積回路装置。
  20. 【請求項20】 Xアドレス選択回路に接続され半導体
    集積回路装置の外部から供給される電源電圧よりも絶対
    値が大きい昇圧電圧を発生する昇圧回路手段と、該昇圧
    回路手段が発生する昇圧電圧を上記一の記憶回路ブロッ
    クに供給することを停止する昇圧電圧供給停止回路とを
    備えていることを特徴をする請求項7乃至請求項19の
    うちの何れか1項に記載の半導体集積回路装置。
  21. 【請求項21】 上記昇圧回路手段は容量手段を有し、 該容量手段に接続され上記昇圧回路手段を駆動する昇圧
    回路駆動手段と、上記容量手段及び昇圧回路駆動手段の
    うちの少なくとも一方の回路定数を変更する回路定数変
    更回路とを備えていることを特徴とする請求項20に記
    載の半導体集積回路装置。
  22. 【請求項22】 それぞれが上記複数個の記憶回路ブロ
    ックのそれぞれのXアドレス選択回路に接続され半導体
    集積回路装置の外部から供給される電源電圧よりも絶対
    値が大きい昇圧電圧を発生する複数個の昇圧回路手段
    と、該複数個の昇圧回路手段のうちの上記一の記憶回路
    ブロックに対応する昇圧回路手段の動作を停止する昇圧
    回路手段用動作停止回路とを備えていることを特徴をす
    る請求項7乃至請求項19のうちの何れか1項に記載の
    半導体集積回路装置。
  23. 【請求項23】 上記一の記憶回路ブロックの複数個の
    記憶素子と同じ個数の記憶素子を有する冗長記憶回路ブ
    ロックをさらに備え、 上記一の記憶回路ブロックは、その入力ポートが上記冗
    長記憶回路ブロックの複数個の記憶素子に情報を入力し
    且つその出力ポートが上記冗長記憶回路ブロックの複数
    個の記憶素子の情報を出力するように切り換える冗長記
    憶素子切換回路をさらに有していることを特徴とする請
    求項1乃至請求項22のうちの何れか1項に記載の半導
    体集積回路装置。
  24. 【請求項24】 上記冗長記憶回路ブロックは、その複
    数個の記憶素子に直列に接続された少なくとも1個の中
    間増幅器をさらに有し、 上記冗長記憶素子切換回路は、上記少なくとも1個の中
    間増幅器のうちの後尾の中間増幅器に接続されているこ
    とを特徴とする請求項23に記載の半導体集積回路装
    置。
  25. 【請求項25】 上記冗長記憶回路ブロックの複数個の
    記憶素子は、情報を記憶する複数個のメモリーセルが
    X、Y方向にマトリックス状に配列されたものであり、 上記冗長記憶回路ブロックに対応して設けられた、上記
    Xアドレス選択回路用活性化禁止回路、Xアドレスデコ
    ーダ用活性化禁止回路、Xアドレス選択信号取込ゲート
    用活性化禁止回路、ワード線電位初期化回路用活性化禁
    止回路、Yアドレス選択回路用活性化禁止回路、Yアド
    レスデコーダ用活性化禁止回路、Yアドレス選択信号取
    込ゲート用活性化禁止回路、ビット線電位初期化回路用
    活性化禁止回路、差動増幅器用活性化禁止回路、容量手
    段用基準電位供給停止回路、中間増幅器用活性化禁止回
    路、Xアドレス供給停止回路、Yアドレス供給停止回
    路、昇圧電圧供給停止回路、回路定数変更回路及び昇圧
    回路手段用動作停止回路のうちの何れかの回路をさらに
    備えていることを特徴とする請求項23又は請求項24
    に記載の半導体集積回路装置。
  26. 【請求項26】 上記冗長記憶回路ブロックに対応す
    る、Xアドレス選択回路用活性化禁止回路、Xアドレス
    デコーダ用活性化禁止回路、Xアドレス選択信号取込ゲ
    ート用活性化禁止回路、ワード線電位初期化回路用活性
    化禁止回路、Yアドレス選択回路用活性化禁止回路、Y
    アドレスデコーダ用活性化禁止回路、Yアドレス選択信
    号取込ゲート用活性化禁止回路、ビット線電位初期化回
    路用活性化禁止回路、差動増幅器用活性化禁止回路、容
    量手段用基準電位供給停止回路、中間増幅器用活性化禁
    止回路、Xアドレス供給停止回路、Yアドレス供給停止
    回路、昇圧電圧供給停止回路、回路定数変更回路及び昇
    圧回路手段用動作停止回路のうちの上記何れかの回路
    は、初期状態において、禁止、停止又は変更動作を行な
    う動作状態となるように構成されていることを特徴とす
    る請求項25に記載の半導体集積回路装置。
  27. 【請求項27】 上記記憶素子切換回路、入出力動作禁
    止回路、Xアドレス選択回路用活性化禁止回路、Xアド
    レスデコーダ用活性化禁止回路、Xアドレス選択信号取
    込ゲート用活性化禁止回路、ワード線電位初期化回路用
    活性化禁止回路、Yアドレス選択回路用活性化禁止回
    路、Yアドレスデコーダ用活性化禁止回路、Yアドレス
    選択信号取込ゲート用活性化禁止回路、ビット線電位初
    期化回路用活性化禁止回路、差動増幅器用活性化禁止回
    路、容量手段用基準電位供給停止回路、中間増幅器用活
    性化禁止回路、Xアドレス供給停止回路、Yアドレス供
    給停止回路、昇圧電圧供給停止回路、回路定数変更回
    路、昇圧回路手段用動作停止回路及び冗長記憶素子切換
    回路のうちの何れかの回路は、光学的又は電気的に切断
    可能なヒューズを個別に又は共通に有していることを特
    徴とする請求項1乃至請求項26のうちの何れか1項に
    記載の半導体集積回路装置。
  28. 【請求項28】 上記記憶素子切換回路、入出力動作禁
    止回路、Xアドレス選択回路用活性化禁止回路、Xアド
    レスデコーダ用活性化禁止回路、Xアドレス選択信号取
    込ゲート用活性化禁止回路、ワード線電位初期化回路用
    活性化禁止回路、Yアドレス選択回路用活性化禁止回
    路、Yアドレスデコーダ用活性化禁止回路、Yアドレス
    選択信号取込ゲート用活性化禁止回路、ビット線電位初
    期化回路用活性化禁止回路、差動増幅器用活性化禁止回
    路、容量手段用基準電位供給停止回路、中間増幅器用活
    性化禁止回路、Xアドレス供給停止回路、Yアドレス供
    給停止回路、昇圧電圧供給停止回路、回路定数変更回
    路、昇圧回路手段用動作停止回路及び冗長記憶素子切換
    回路のうちの何れかの回路は、電源投入直後の初期化操
    作時に所望の状態を設定し、半導体集積回路装置の外部
    から半導体集積回路装置の活性化信号が入力される度に
    上記所望の状態を設定し直すように構成されていること
    を特徴とする請求項1乃至請求項27のうちの何れか1
    項に記載の半導体集積回路装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100347354B1 (ko) * 1996-04-11 2002-10-25 오끼 덴끼 고오교 가부시끼가이샤 단자맵핑장치및메모리모듈
JP2006202485A (ja) * 1997-05-30 2006-08-03 Micron Technology Inc 256Megダイナミックランダムアクセスメモリ

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KR100347354B1 (ko) * 1996-04-11 2002-10-25 오끼 덴끼 고오교 가부시끼가이샤 단자맵핑장치및메모리모듈
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