JPH06325440A

JPH06325440A - ディジタル磁気記録再生方法

Info

Publication number: JPH06325440A
Application number: JP5112854A
Authority: JP
Inventors: Akifumi Ide; 章文井手
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1993-05-14
Filing date: 1993-05-14
Publication date: 1994-11-25

Abstract

(57)【要約】【目的】冗長データの増加による磁気テープの使用効
率低下や記録密度の向上を強いられることを避け、且つ
複数のモードで記録再生を可能化できるディジタル磁気
記録再生方法を提供する。【構成】映像信号、オーディオ信号はＡ／Ｄ変換器
２、５にてディジタル化され、所定の信号処理を各々施
された後、合成器７にて合成される。モード入力端子１
０からは、記録される映像信号の方式、映像信号の高能
率符号化方式、縮記録されるオーディオ信号の方式等に
対応する種々のモード信号が入力され、このモード信号
に対応してパイロット信号発生器１１は各々異なるパイ
ロット信号を発生して重畳器９にて前記合成信号と多重
化され、この多重か信号を磁気ヘッド１３、１４にて磁
気テープ１６に記録する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録再生方法、特
に複数種類のモードで映像情報やオーディオ情報の記録
再生を可能とするディジタル磁気記録再生方法に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】磁気テ−プを記録媒体とする映像信号の
記録装置、特に家庭用ＶＴＲ（以降、ＶＴＲと記す）が
近年急速に普及した。現在では小型・軽量で多くの機
能を搭載したものが実用化されている。しかし、より高
画質化への要望が今後一段と強まると予測される。その
アプローチとしてディジタル処理・ディジタル記録の
ＶＴＲ（以降、ＤＶＴＲと記す）がいろいろと研究され
ている。

【０００３】そこで、このＤＶＴＲの一従来例を以下に
図面と共に説明する。図２は従来例を示すブロック図で
ある。同図に於いて、２９は映像信号入力端子、３０は
アナログ・ディジタル変換器（以降、アナログ・ディジ
タル変換器をＡ／Ｄ変換器と記載する）、３１は映像信
号記録側処理器、３２はオーディオ信号入力端子、３３
はＡ/Ｄ変換器、３４はオーディオ信号記録側処理器、
３５は合成器、３６は変調器、３７はスイッチ、３８及
び３９は磁気ヘッド、４０は回転シリンダ、４１は磁気
テ−プ、４２は復調器、４３は分離器、４４は映像信号
再生側処理器、４５はディジタル・アナログ換器（以
降、ディジタル・アナログ換器をＤ／Ａ変換器と記載す
る）、４６は映像信号出力端子、４７はオーディオ信号
再生側処理器、４８はＤ／Ａ換器、４９はオーディオ信
号出力端子である。

【０００４】記録すべき映像信号は映像信号入力端子２
９を介してＡ／Ｄ変換器３０に印加されディジタル化さ
れる。ディジタルされた後、映像信号記録側処理器３１
で高能率符号化、時間軸処理、誤り訂正符号化、フォー
マット化などが実行され、合成器３５に印加される。一
方、記録すべきオーディオ信号はオーディオ信号入力端
子３２を介してＡ／Ｄ変換器３３に印加されディジタル
化される。ディジタルされた後、オーディオ信号記録側
処理器３４で時間軸処理、誤り訂正符号化、フォーマッ
ト化などが実行され、合成器３５に印加される。映像信
号記録側処理器３１及びオーディオ信号記録側処理器３
４の出力は、合成器３５で合成された後、変調器３６で
ディジタル変調される。ディジタル変調された後、スイ
ッチ３７の一方の入力端子に加えられる。スイッチ３７
は記録時には変調器３６側に閉じており、回転シリンダ
ー４０上に搭載された磁気ヘッド３８及び３９を介して
磁気テープ４１上に記録される。

【０００５】再生時には、スイッチ３７は復調器４２側
に閉じて磁気テープ４１上に記録されている信号を、磁
気ヘッド３８及び３９を介して取り出し、復調器４２に
供給する。復調器４２でディジタル復調され、分離器４
３でデータを分離した映像信号の情報は映像信号再生側
処理器４４に、オーディオ信号の情報はオーディオ信号
再生側処理器４７に各々送られる。映像信号再生側処理
器４４では記録時と逆の処理を実施する。則ち、高能率
符号化の逆変換、時間軸逆処理、誤り訂正復号化、デフ
ォーマット化などが実行される。オーディオ信号再生側
処理器４７では記録時と逆の処理を実施する。則ち、時
間軸逆処理、誤り訂正復号化、デフォーマット化などが
実行される。映像信号再生側処理器の出力はＤ／Ａ変換
器４５でアナログ信号に復元され、映像信号出力端子４
６を介して再生映像信号として取り出される。また、オ
ーディオ信号再生側処理器４７の出力はＤ／Ａ変換器４
８でアナログ信号に復元され、オーディオ信号出力端子
４９を介して再生オーディオ信号として取り出される。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】ところで、ＶＴＲは単
一の記録モードのみではなく、複数のモードの記録再生
の必要性が高い。例えば、記録される映像信号の方式
（525/60方式,625/50方式,HD方式等）、映像信号の高能
率符号化方式、記録されるオーディオ信号の方式（標本
化周波数、ビット数、圧縮方式等）などに対応して色々
のモードがある。特に、ディジタル記録の場合には、特
徴を生かして多種のモードに対応する傾向が高まる。

【０００７】再生時には正しくモードを判別してデータ
を正常に復元する必要があるので、モードを示すモード
判別データを記録しておくのが通常である。

【０００８】一般に、通常の再生のみに対応するのであ
れば、この様なモード判別データの記録頻度はそれほど
高くする必要はない。しかし、通常再生のみではなく、
特殊再生（変速再生）にも当然対応する必要があり、特
殊再生（変速再生）でもモード判別を信頼性高く実行す
るには、モード判別データの記録頻度を相当高くしない
と成立しなくなる。こうなると、冗長データが増加して
磁気テープの使用効率低下や記録密度の向上を強いられ
る。

【０００９】本発明は、上述の課題を解決し、且つ複数
のモードで記録再生を可能化するものである。

【００１０】

【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、少なくともディジタルデータ化された映像
情報とディジタルデータ化されたオーディオ情報とトラ
ッキング制御用のパイロット信号とを記録再生し、複数
種類のモードから１つのモードを選択して記録再生をす
るに際し、このパイロット信号を上述の選択されたモー
ドと対応して各々特定の信号を使用することを特徴とす
るディジタル磁気記録再生方法である。

【００１１】

【作用】このように設定することで、冗長データの増加
による磁気テープの使用効率低下や記録密度の向上を強
いられることを避け、且つ複数のモードで記録再生を可
能化できる。

【００１２】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面とともに説明す
る。

【００１３】図１は本発明の一実施例を示すブロック図
である。同図に於いて、１は映像信号入力端子、２はＡ
／Ｄ変換器、３は映像信号記録側処理器、４はオーディ
オ信号入力端子、５はＡ/Ｄ変換器、６はオーディオ信
号記録側処理器、７は合成器、８は変調器、９は重畳
器、１０はモード信号入力端子、１１はパイロット信号
発生器、１２はスイッチ、１３及び１４は磁気ヘッド、
１５は回転シリンダ、１６は磁気テ−プ、１７はパイロ
ット信号分離器、１８は復調器、１９は分離器、２０は
トラッキングエラー検出器、２１はトラッキングエラー
信号出力端子、２２はモード検出器、２３は映像信号再
生側処理器、２４はＤ／Ａ変換器、２５は映像信号出力
端子、２６はオーディオ映像信号再生側処理器、２７は
Ｄ／Ａ換器、２８はオーディオ信号出力端子である。

【００１４】以下、従来例で述べた点と異なる部分につ
いて主に説明する。記録すべき映像信号は、映像信号入
力端子１を介してＡ／Ｄ変換器２に印加されディジタル
化される。ディジタルされた後、映像信号記録側処理器
３で高能率符号化、時間軸処理、誤り訂正符号化、フォ
ーマット化などが実行され、合成器７に印加される。一
方、記録すべきオーディオ信号はオーディオ信号入力端
子４を介してＡ／Ｄ変換器５に印加されディジタル化さ
れる。ディジタルされた後、オーディオ信号記録側処理
器６で時間軸処理、誤り訂正符号化、フォーマット化な
どが実行され、合成器７に印加される。映像信号記録側
処理器３及びオーディオ信号記録側処理器６の出力は合
成器７で合成された後、変調器８でディジタル変調され
る。

【００１５】モード信号入力端子１０から、記録モード
を指定する信号が入力され、この信号に従って映像信号
記録側処理器３、オーディオ信号記録側処理器６、及び
パイロット信号発生器１１の動作がその指定モードに設
定される。パイロット信号発生器１１と変調器８の出力
は重畳器９で重畳され、スイッチ１２の一方の入力端子
に加えられる。スイッチ１２は記録時には重畳器９側に
閉じており、回転シリンダー１５上に搭載された磁気ヘ
ッド１３及び１４を介して磁気テープ１６上に記録され
る。

【００１６】再生時には、スイッチ１２はパイロット信
号分離器１７側に閉じて、磁気テープ１６上に記録され
ている信号を磁気ヘッド１３及び１４を介して取り出さ
れパイロット信号分離器１７に供給される。パイロット
信号分離器１７では映像信号やオーディオ信号などに関
連するデータとパイロット信号成分とを分離し、前者を
復調器１８に、後者をトラッキングエラー検出器２０及
びモード検出器２２に各々供給する。トラッキングエラ
ー検出器２０では、パイロット信号に基づいて磁気ヘッ
ド１３及び１４のトラッキング状態を検出して、トラッ
キングエラー信号をトラッキングエラー検出端子２１を
介して出力する。また、パイロット信号成分はモード検
出器２２にも印加されており、入力されたパイロット信
号成分を基に磁気テープ１６上に記録されている信号の
モードを検出して、映像信号再生側処理器２３とオーデ
ィオ映像信号再生側処理器２６の動作モードを指定す
る。

【００１７】パイロット信号分離器１７のもう一つの信
号出力は、復調器１８でディジタル復調され、分離器１
９でデータ分離されて映像信号の情報は映像信号再生側
処理器２３に、オーディオ信号の情報はオーディオ信号
再生側処理器２６に各々送られる。映像信号再生側処理
器２３では記録時と逆の処理を実施する。則ち、高能率
符号化の逆変換、時間軸逆処理、誤り訂正復号化、デフ
ォーマット化などが実行される。オーディオ信号再生側
処理器２６では記録時と逆の処理を実施する。則ち、時
間軸逆処理、誤り訂正復号化、デフォーマット化などが
実行される。

【００１８】映像信号再生側処理器２３の出力はＤ／Ａ
変換器２４でアナログ信号に復元され、映像信号出力端
子２５を介して再生映像信号として取り出される。ま
た、オーディオ信号再生側処理器２６の出力はＤ／Ａ変
換器２７でアナログ信号に復元され、オーディオ信号出
力端子２８を介して再生オーディオ信号として取り出さ
れる。

【００１９】ＶＴＲは単一の記録モードのみではなく、
複数のモードの記録再生の必要性が高いことは既に記述
した。例えば、記録される映像信号の方式（525/60方
式,625/50方式,HD方式等）、映像信号の高能率符号化方
式、縮記録されるオーディオ信号の方式（標本化周波
数、ビット数、圧縮方式等）、に対応する色々のモード
があるが、本実施例による記録再生装置はモード信号入
力端子１０にこれらのモード信号を与えることにより、
これら種々のモードに対応しえるものである。

【００２０】

【発明の効果】本発明では、ディジタルデータ化された
映像情報とディジタルデータ化された音声情報とトラッ
キング制御用のトラッキング信号とを記録して、このパ
イロット信号を記録モードに対応させて各々特定の信号
を使用しているので、冗長データの増加による磁気テー
プの使用効率低下や記録密度の向上を強いられることを
避け、且つ複数のモードで記録再生を可能化できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示すブロック図

【図２】従来例を示すブロック図

【符号の説明】

１映像信号入力端子２Ａ／Ｄ変換器３映像信号記録側処理器４オーディオ信号入力端子５Ａ/Ｄ変換器６オーディオ信号記録側処理器７合成器８変調器９重畳器１０モード信号入力端子１１パイロット信号発生器１２スイッチ１３磁気ヘッド１４磁気ヘッド１５回転シリンダ１６磁気テ−プ１７パイロット信号分離器１８復調器１９分離器２０トラッキングエラー検出器２１トラッキングエラー信号出力端子２２モード検出器２３映像信号再生側処理器２４Ｄ／Ａ変換器２５映像信号出力端子２６オーディオ信号再生側処理器２７Ｄ／Ａ変換器２８オーディオ信号出力端子

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】少なくともディジタルデータ化された映像
情報とディジタルデータ化されたオーディオ情報とトラ
ッキング制御用のトラッキング信号とを磁気記録媒体に
記録再生する方法であって、複数種類のモードから１つ
のモードを選択して記録再生するに際し、前記トラッキ
ング信号を上記選択されたモードに対応して各々特定の
信号を使用することを特徴とするディジタル磁気記録再
生方法。