JPH0632404A - 医療廃棄物の処理方法及びコンテナ - Google Patents

医療廃棄物の処理方法及びコンテナ

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JPH0632404A
JPH0632404A JP4212136A JP21213692A JPH0632404A JP H0632404 A JPH0632404 A JP H0632404A JP 4212136 A JP4212136 A JP 4212136A JP 21213692 A JP21213692 A JP 21213692A JP H0632404 A JPH0632404 A JP H0632404A
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JP
Japan
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container
medical
incinerator
medical waste
wastes
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Pending
Application number
JP4212136A
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English (en)
Inventor
Shinji Mita
進二 三田
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KOMATSU BUTSURIYUU KK
Original Assignee
KOMATSU BUTSURIYUU KK
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Publication date
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  • Refuse Receptacles (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 医療廃棄物を運搬して焼却炉に投入する方法
及びこの方法の実施に好適なコンテナに関するもので、
作業者が廃棄物の容器に直接手を触れることなく、安全
かつ能率的に焼却処理する技術手段を提供する。 【構成】 本発明方法では、コンテナ1を医療機関34
に設置して医療廃棄物35を順次収納し、収納済コンテ
ナ1を密閉したあと車載して焼却場43に運搬し、コン
テナ1を開放して医療廃棄物を一括して焼却炉44に投
入する。コンテナ1には蓄冷材13を収納し、コンテナ
内での廃棄物の腐敗や細菌の増殖を抑制する。コンテナ
1は、密閉可能で、その壁面4や扉パネル6を断熱壁で
形成し、蓄冷材13を収納する棚14を設け、床面3の
下方にフォークリフトのフォークを入れるスリット18
を設けるか、壁面4に吊上フックを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、病院等の医療機関から
廃棄される医療廃棄物を収納し、運搬して焼却炉に投入
する方法及びこの方法の実施に好適なコンテナに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】医療機関から排出されるごみの中には、
治療に使用した機器や布帛が含まれており、感染症の感
染源となる危険がある。従来このような医療廃棄物は、
ビニル袋、プラスッチク容器、金属箱などの密閉容器に
封入して医療機関の廃棄場に収集、保管し、医療機関内
で、あるいは処理業者が代行して焼却処理している。
【0003】通常、処理業者は、各医療機関を巡回して
その廃棄場にある医療廃棄物を収容したビニル袋、プラ
スッチク容器、金属箱などの密閉容器をトラックに載
せ、焼却場まで運搬し、容器とともに焼却炉に投入して
いた。医療廃棄物の運搬に使用するトラックとしては、
箱形密閉式ボディを備えたものが使用されており、運搬
中の衝撃による荷崩れや破損によって医療廃棄物が容器
から流出ないし露出しても二次感染が起こらないように
配慮されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来の処理方法
では、トラックに積み上げたり、下ろしたりするとき
に、作業者が医療廃棄物の入った密閉容器に直接手を触
れなければならず、例えば容器を突き破って突出した注
射針が作業者を傷つけるなど、二次感染の危険があっ
た。
【0005】一般に病院等は市街地にあり、焼却場は僻
地にあるので、運搬時間が長くなり道路事情も悪く、振
動による荷崩れや容器の破損が起こる可能性が高い。従
来の方法では、荷崩れないし破損して密閉容器から医療
廃棄物が流出ないし露出している場合であっても、作業
者が医療廃棄物の入った密閉容器の積み下ろしを手で行
わざるを得ない場合があり、この作業中に感染する危険
性がより高くなるという問題がある。
【0006】また、運搬用のトラックとしては、密閉可
能な箱型ボディを有するものを使用しているので、容器
を一括して積み上げ積み下ろしすることができず、作業
能率が極めて悪いという問題があった。
【0007】本発明は、上記問題を解決することを課題
としており、医療廃棄物の処理において、作業者が医療
廃棄物を収容した容器に直接手を触れる必要のない、安
全で能率的な医療廃棄物の処理方法及びその実施に好適
なコンテナを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の医療廃棄物の取
扱方法は、コンテナ1を病院等の医療機関34に設置し
て医療廃棄物35を順次収納し、収納済コンテナ1を密
閉したあと車載して焼却場43に運搬し、収納済コンテ
ナ1を開放して医療廃棄物を一括して焼却炉44に投入
するものである。
【0009】保管や運搬に長時間を要するときは、コン
テナ1内に蓄冷材13を収納してコンテナ内の温度を低
く保持し、廃棄物内の細菌の増殖や腐敗を抑制するのが
よい。また、医療機関34に廃棄物を保管するためのコ
ンテナが設置されていない状態になるのを避けるため
に、収納済コンテナ1を医療機関から搬出するときに、
空のコンテナを替わりに設置するようにする。運搬中の
衝撃で荷崩れや容器等が破損して医療廃棄物が流出ない
し露出しているときは、投入後空になったコンテナ1を
滅菌処理する。
【0010】本発明のコンテナ1は、密閉可能なコンテ
ナの床面3、天井面2、壁面4及び扉パネル6を断熱壁
で形成し、天井面から蓄冷材13を収納する棚14を垂
下したものであり、コンテナ1に直接手を触れずに移動
したり内容物を排出することができるように、床面3の
下方にフォークリフトのフォーク39を入れるスリット
18を設けるか、壁面4に吊上フック26を設ける。
【0011】
【作用】医療廃棄物35は、その種類によってビニル
袋、プラスチック容器、金属箱等の容器に密閉して廃棄
される。本発明方法では、密閉可能なコンテナ1を予め
医療機関34に設置し、医療廃棄物35を収納した容器
(密閉容器)を順次このコンテナ1に収納し、コンテナ
1が廃棄物で一杯になったらコンテナ1を密閉し、その
後はコンテナに直接手を触れることなく、コンテナ1を
運搬して内容物を焼却炉に投入する。廃棄物を収納した
密閉容器36がコンテナ1で更に密閉されているので、
その運搬に無蓋のトラック37を使用することができ、
フォークリフトやクレーン等を使用して能率よく荷台に
積み込むことができる。
【0012】また、運搬中の衝撃によってコンテナ内の
密閉容器36が荷崩れしたり破損して医療廃棄物35が
密閉容器から流出ないし露出したとしても、焼却場にお
いてもフォークリフトやクレーン等を使用してコンテナ
1を下ろし、コンテナ1を焼却炉の投入口まで移動し、
その扉パネル6を開放して医療廃棄物35を一括して焼
却炉44に投入することができるので、密閉容器36に
手をふれる必要がない。このように本発明方法によれ
ば、感染するおそれがある密閉容器36に一切触れずに
医療廃棄物を処理することができる。
【0013】また、本発明のコンテナ1は、棚14に蓄
冷材13を入れて扉パネル6を閉鎖すると、コンテナ内
は低温密閉状態となるので、保管や運搬中のコンテナ内
が低温に保たれ、医療廃棄物35内で細菌が増殖したり
腐敗したりするのを抑制でき、コンテナ1に密閉した状
態で医療廃棄物を保管および運搬することにより、廃棄
物がコンテナ1外に流出ないし露出するのを完全に防止
することができ、極めて安全である。
【0014】
【実施例】図2及び図3は本発明のコンテナを示したも
のである。コンテナ1は、天井面2と床面3と壁面4を
備えており、収納口5に扉パネル6が蝶番7で観音開き
に開閉自在に設けられている。扉パネル6の裏側四辺に
はゴムパッキン8が添着されており、扉パネル6の表側
には垂直方向に延びる操作杆9が軸支されている。操作
杆9の両端には係合突片10が設けられており、この突
片10と係合する断面コ字形の係合凹所11がコンテナ
の収納口5の上辺及び下辺に設けられている。ハンドル
12を操作して係合突片10を係合凹所11に係入して
扉パネル6をロックすると、コンテナ1が密閉される。
【0015】コンテナ1の天井面2には蓄冷材を収納す
る棚14が設けられており、この棚14は、天井面に装
架された横桁15から垂下された横コ字形の支持枠16
と、この支持枠に出し入れ可能に装着された2個の篭1
7から成っている。コンテナの床面3の下方にはフォー
クリフトのフォークを挿通するスリット18を備えた台
枠19が固着されている。
【0016】図4はコンテナの天井面2、床面3、壁面
4及び扉パネル6に使用されるパネル板21の断面図で
ある。パネル板21は、不銹鋼板22とステンレス板2
3との間に断熱材24を介装したもので、不銹鋼板22
を外面にして使用される。
【0017】図6は本発明の他のコンテナ及び汚れ防止
具を示したものである。本実施例のコンテナ1にはその
壁面4の上縁に4個の吊上フック26が配設されてお
り、クレーンのワイヤをこの吊上フック26に係合して
水平状態でコンテナ1を移動でき、かつ前側のフックか
らワイヤを外すことによりコンテナ1を開口部が下にな
るように傾斜させて、内容物を一括して排出できるよう
にしている。
【0018】コンテナ1の中には、使い古しの木製パレ
ット29の周囲に平面コ字形にダンボール板30を固定
した汚れ防止具28を設けてあり、ダンボールの開口3
1の両側側辺は、幅狭く内側に90度屈曲されており、
留め具32が4個設けられている。この留め具32は、
処理業者がコンテナ1の扉パネル6を密閉するときに、
平板状のダンボール板で開口31を閉鎖できるように設
けたものである。このような汚れ防止具22を内装して
やれば、コンテナ1内部の汚れが防止できると共に、フ
ォークリフトでパレット29を持ち上げてコンテナ1か
ら取り出し、廃棄物をこの汚れ防止具22に載せたまま
焼却炉に投入することができて便利である。
【0019】図1は本発明の医療廃棄物の処理方法を模
式的に示した図である。前記コンテナ1を病院34の廃
棄場に設置し、このコンテナ1に手術室や病棟からでる
医療廃棄物35を詰めた密閉容器36を順次収納する。
このとき要すればコンテナ1に蓄冷材13を収容し、コ
ンテナ1内を保冷しておく。一定期間が経過したとき又
はコンテナ1が一杯になったときに、処理業者は、トラ
ック37に空のコンテナ1及びウォーキフォークリフト
38を積んで病院34に行き、ウォーキフォークリフト
で空のコンテナを病院の廃棄場に設置し、要すれば収納
済コンテナ1の棚14に蓄冷材13を入れ、扉パネル6
を閉鎖してコンテナ1を密閉する。
【0020】次に図5に示すように、ウォーキフォーク
リフトのフォーク39を台枠のスリット18に挿通して
病院34から収納済コンテナ1を運び出し、トラック3
7の荷台42に載せて焼却場43に運搬する。焼却場に
着いたらフォークリフト38で収納済コンテナ1を荷台
から下ろし、ロックを解除して扉パネル6を開き、蓄冷
材13を抜き取り、そのまま移動して焼却炉44まで移
動し、フォークを傾斜してコンテナ1を傾け、コンテナ
1内の密閉容器36を一括して焼却炉に投入する。投入
後コンテナの内部に医療廃棄物の残渣があれば水洗、消
毒して再利用する。
【0021】
【発明の効果】以上のように、本発明方法によれば、医
療廃棄物が一旦コンテナに収納された後は、作業者が医
療廃棄物の入った密閉容器に直接手を触れることなくそ
の運搬および焼却炉への投入作業を行うことができ、安
全である。また、運搬時に無蓋のトラックを使用するこ
とができ、積み下ろし作業の能率を高めることができ
る。また、本発明のコンテナは、その中を低温密閉状態
にして保管および運搬することがきるから、保管および
運搬時における病原菌の増殖や腐敗を抑制することがで
き、運搬時の衝撃によって中の容器が破損しても廃棄物
が外部に漏れることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の医療廃棄物の処理方法を模式的に示し
た図
【図2】コンテナの一実施例を下方から見た斜視図
【図3】扉パネルを閉じたコンテナの斜視図
【図4】コンテナの壁面パネルの断面図
【図5】収納済コンテナを運び出すときの断面図
【図6】汚れ防止具を備えたコンテナの斜視図
【符号の説明】
1 コンテナ 2 天井面 3 床面 4 壁面 6 扉パネル 13 蓄冷材 14 棚 18 透孔 26 吊上フック 34 病院 35 医療廃棄物 38 ウォーキフォークリフト 39 ウォーキフォークリフトのフォーク 43 焼却場

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンテナ(1) を医療機関(34)に設置して
    医療廃棄物(35)を順次収納し、収納済コンテナ(1) を密
    閉したあと車載して焼却場(43)に運搬し、収納済コンテ
    ナ(1) を開放して収納された医療廃棄物(35)を一括して
    焼却炉(44)に投入する、医療廃棄物の処理方法。
  2. 【請求項2】 密閉可能なコンテナ(1) の床面(3) 、天
    井面(2) 、壁面(4)及び扉パネル(6) を断熱壁で形成
    し、天井面(2) から蓄冷材(13)を収納する棚(14)を垂下
    し、コンテナの床面(3) の下方にフォークリフト(38)の
    フォーク(39)を挿入するスリット(18)を設けた、コンテ
    ナ。
  3. 【請求項3】 密閉可能なコンテナ(1) の床面(3) 、天
    井面(2) 、壁面(4)及び扉パネル(6) を断熱壁で形成
    し、天井面(2) から蓄冷材(13)を収納する棚(14)を垂下
    し、コンテナの壁面(4) に吊上フック(26)を設けた、コ
    ンテナ。
JP4212136A 1992-07-15 1992-07-15 医療廃棄物の処理方法及びコンテナ Pending JPH0632404A (ja)

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