JPH06323256A - 電動圧縮機のバルブ装置 - Google Patents

電動圧縮機のバルブ装置

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Publication number
JPH06323256A
JPH06323256A JP11446693A JP11446693A JPH06323256A JP H06323256 A JPH06323256 A JP H06323256A JP 11446693 A JP11446693 A JP 11446693A JP 11446693 A JP11446693 A JP 11446693A JP H06323256 A JPH06323256 A JP H06323256A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
suction
piston
cylinder
suction hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11446693A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Ozaka
昌彦 尾坂
Satoshi Wada
聡 和田
Yuji Saeki
雄二 佐伯
Hiroyuki Komori
小森  裕之
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Refrigeration Co filed Critical Matsushita Refrigeration Co
Priority to JP11446693A priority Critical patent/JPH06323256A/ja
Publication of JPH06323256A publication Critical patent/JPH06323256A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は冷凍冷蔵庫等の冷凍サイクルに用い
る、高効率の電動圧縮機のバルブ装置を提供する。 【構成】 電動要素と、電動要素により往復運動するピ
ストンと、ピストンと共に圧縮室を形成するシリンダ
と、シリンダに固定され吸入孔を有し吸入孔の一端にト
レパン部を設けたバルブプレートと、吸入孔側の弁端部
に円弧を有する吸入弁とを有し、組立時においてトレパ
ン部の軸心と弁端部の一部を形成する円弧の中心とが偏
心させ、かつまた閉時において前記吸入孔の軸心と吸入
弁との挟角が直角でないよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は冷凍サイクルに用いられ
る電動圧縮機のバルブ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電動圧縮機は、省エネルギーのた
め高効率化の傾向にある。
【0003】以下図面を参照しながら特開昭61−17
8581号公報などに見られる従来のバルブ装置の一例
について説明する。
【0004】図3は従来のバルブ装置の組立断面図、図
4は図3のバルブ装置の分解斜視図である。1はバルブ
プレートで吸入孔2と吐出孔3を有している。2aはト
レパン部で吸入孔2の一端に設けられている。4は吐出
弁で、吐出孔3を閉塞するように配設されている。5は
吸入弁で、シリンダー6の開口端に、プレートガスケッ
ト7、前記バルブプレート1、ヘッドガスケット8、シ
リンダーヘッド9と共にボルト(図示せず)により固定
されている。前記シリンダ6内には電動要素(図示せ
ず)により往復運動するピストン10を有している。こ
こで、吸入弁5の吸入孔2側の弁端部5aはその一部を
形成する円弧の中心5bがトレパン部2aの軸心2bと
略一致するように、かつ吸入弁5と吸入孔2の軸心2c
との挟角が略直角となるように配設されている。
【0005】以上のような構成において、ピストン10
の往復運動により冷媒ガスはバルブプレート1の吸入孔
2を通り吸入弁5の開閉運動により吸入弁5の弁端部5
aが吸入孔2を開放しシリンダー6内に吸入される。シ
リンダー6内で圧縮された冷媒ガスはバルブプレート1
の吐出孔3を通り吐出弁群4の開閉により吐出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、ピストン10の運動に対して吸入弁5の
追従性が低く、吸入効率の低下をまねいていた。
【0007】本発明は上記課題に鑑み、吸入効率を高め
ることにより電動圧縮機の圧縮効率を向上させながら
も、従来と同様な組立性を得ることのできる電動圧縮機
のバルブ装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の電動圧縮機のバルブ装置は電動要素と、電動
要素により往復運動するピストンと、ピストンと共に圧
縮室を形成するシリンダと、シリンダに固定され吸入孔
を有し吸入孔の一端にトレパン部を設けたバルブプレー
トと、吸入孔側の弁端部に円弧を有する吸入弁とを有
し、組立時においてトレパン部の軸心と弁端部の中心と
が偏心したものである。
【0009】またさらに、電動要素と、電動要素により
往復運動するピストンと、ピストンと共に圧縮室を形成
するシリンダと、シリンダに固定され吸入孔を有するバ
ルブプレートと、吸入孔を開閉する吸入弁とを有し、閉
時において吸入孔の軸心と吸入弁との挟角が直角でない
こととしたものである。
【0010】
【作用】本発明は上記した構成によって、吸入弁は開放
時に比較的剛性の低いねじり運動を行うこととなり、吸
入工程でのピストンの往復運動に対して高い追従性を得
ることができる。これにより、冷媒ガスのシリンダーへ
の吸入効率を高めることが可能となる。
【0011】また、さらに吸入孔から吸入弁を経てシリ
ンダーへ向かう冷媒ガスの流路が開放時の吸入弁と略平
行となることで流路抵抗を低く押さえることができる。
これにより、冷媒ガスのシリンダーへの吸入効率を高め
ることとなる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例のバルブ装置につい
て図面を参照しながら説明する。尚、従来例と同一部品
は同一符号を用いて説明し、構成、動作の同じところは
省略する。
【0013】図1は本発明の一実施例におけるバルブ装
置の組立断面図、図2は同実施例に用いたバルブ装置の
分解斜視図である。
【0014】11はバルブプレートで、吸入孔12を有
しており、吸入孔12の一端にトレパン部12aを有し
ており、トレパン部12aの軸心12bが組立時に吸入
弁13の弁端部13aの一部を形成する円弧の中心13
bと偏心しており、また、吸入孔12の軸心12cと吸
入弁13との挟角が直角でない角度を有して吸入孔12
を開閉するように吸入弁13が配設されている。
【0015】以上のように構成されたバルブ装置につい
てその動作を説明する。ピストン10の往復運動により
冷媒ガスはバルブプレート11の吸入孔12を通り吸入
弁13の開閉運動により吸入弁13の弁端部13aがね
じられながら吸入孔12を開放し吸入孔12と吸入弁1
3とが略平行となりシリンダー6内に吸入される。シリ
ンダー6内で圧縮された冷媒ガスはバルブプレート11
の吐出孔3を通り吐出弁群4の開閉により吐出される。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明は、電動要素と、電
動要素により往復運動するピストンと、ピストンと共に
圧縮室を形成するシリンダと、シリンダに固定され吸入
孔を有し吸入孔の一端にトレパン部を設けたバルブプレ
ートと、吸入孔側の弁端部に円弧を有する吸入弁とを有
し、組立時においてトレパン部の軸心と前記弁端部の一
部を形成する円弧の中心とが偏心していることにより、
吸入弁は開時にねじりながら開放するので、吸入工程で
のピストンの往復運動に対して高い追従性を得ることが
できるので、吸入効率を高めることができる。
【0017】また電動要素と、電動要素により往復運動
するピストンと、ピストンと共に圧縮室を形成するシリ
ンダと、シリンダに固定され吸入孔を有するバルブプレ
ートと、吸入孔を開閉する吸入弁とを有し、閉時におい
て吸入孔の軸心と吸入弁との挟角が直角でないこととす
ることにより、吸入弁の開時に吸入孔と略平行となるの
で、冷媒ガスの流路を大きくすることとなり流路抵抗の
低減が図れるので、吸入効率を高めることができる。
【0018】このことにより電動圧縮機の圧縮効率を高
めることができるので、省電化に一層の寄与を行なうこ
とができる。また、バルブプレートと吸入弁の変更だけ
で組立性を変えることなく本発明の効果を得ることがで
きる。また、吐出弁に対しても本発明を適用することで
吐出効率を上げ電動圧縮機の圧縮効率を高めることはも
ちろん、弁機構を有するロータリ圧縮機やスクロール圧
縮機にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるバルブ装置の断面図
【図2】同実施例におけるバルブ装置の分解斜視図
【図3】従来のバルブ装置の組立断面図
【図4】従来のバルブ装置の分解斜視図
【符号の説明】
11 バルブプレート 12 吸入孔 12a トレパン部 12b トレパン部12aの軸心 12c 吸入孔12の軸心 13 吸入弁 13a 弁端部 13b 中心
フロントページの続き (72)発明者 小森 裕之 大阪府東大阪市高井田本通3丁目22番地 松下冷機株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動要素と、前記電動要素により往復運
    動するピストンと、前記ピストンと共に圧縮室を形成す
    るシリンダと、前記シリンダに固定され吸入孔を有し前
    記吸入孔の一端にトレパン部を設けたバルブプレート
    と、前記吸入孔側の弁端部に円弧を有する吸入弁とを有
    し、組立時において前記トレパン部の軸心と前記弁端部
    を形成する円弧の中心とが偏心していることを特徴とす
    る電動圧縮機のバルブ装置。
  2. 【請求項2】 電動要素と、前記電動要素により往復運
    動するピストンと、前記ピストンと共に圧縮室を形成す
    るシリンダと、前記シリンダに固定され吸入孔を有する
    バルブプレートと、前記吸入孔を開閉する吸入弁とを有
    し、閉時において前記吸入孔の軸心と吸入弁との挟角が
    直角でないことを特徴とする電動圧縮機のバルブ装置。
JP11446693A 1993-05-17 1993-05-17 電動圧縮機のバルブ装置 Pending JPH06323256A (ja)

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JP11446693A JPH06323256A (ja) 1993-05-17 1993-05-17 電動圧縮機のバルブ装置

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JPH06323256A true JPH06323256A (ja) 1994-11-22

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ID=14638444

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012108671A2 (ko) * 2011-02-08 2012-08-16 두원공과대학교 압축기의 밸브플레이트 조립체
CN105392991A (zh) * 2013-06-14 2016-03-09 学校法人斗源学院 用于压缩机的阀板组装件

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012108671A2 (ko) * 2011-02-08 2012-08-16 두원공과대학교 압축기의 밸브플레이트 조립체
WO2012108671A3 (ko) * 2011-02-08 2012-12-20 두원공과대학교 압축기의 밸브플레이트 조립체
CN103380298A (zh) * 2011-02-08 2013-10-30 学校法人斗源学院 压缩机的阀板组件
CN103380298B (zh) * 2011-02-08 2017-02-15 学校法人斗源学院 压缩机的阀板组件
CN105392991A (zh) * 2013-06-14 2016-03-09 学校法人斗源学院 用于压缩机的阀板组装件

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