JPH0632310Y2 - 打撃装置におけるタガネ用ガイドブツシユの取付構造 - Google Patents

打撃装置におけるタガネ用ガイドブツシユの取付構造

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JPH0632310Y2
JPH0632310Y2 JP11633288U JP11633288U JPH0632310Y2 JP H0632310 Y2 JPH0632310 Y2 JP H0632310Y2 JP 11633288 U JP11633288 U JP 11633288U JP 11633288 U JP11633288 U JP 11633288U JP H0632310 Y2 JPH0632310 Y2 JP H0632310Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は打撃装置においてタガネをガイドするガイド
ブツシユの取付構造に関する。
〔従来の技術〕
油圧あるいは空圧によりシリンダ内のピストンを往復駆
動し、このピストンによりタガネを打撃して主としてコ
ンクリートや岩石などの破砕作業をおこなう打撃装置に
おいては、タガネとこのタガネをガイドするガイドブツ
シユのすきまにコンクリートや岩石の細粒や砂が侵入す
るため、ガイドブツシユは消耗品としてかなりひんぱん
に交換する必要がある。従来このガイドブツシユの取付
構造としては、第10図に示すようにガイドブツシユ3
1aおよび31b(以下ガイドブツシユ31と総称す
る。)とこれを保持するフロントキヤツプ32の嵌合部
において、ガイドブツシユ31の外周面とフロントキヤ
ツプ32の内周面にそれぞれ断面半円状の環状溝33お
よび34を設け、これらの環状溝内に多数個のスチール
ボール35を挿入したものがある。36はタガネ、37
はスチールボールの挿入取出口、38はプラグである。
ところがこの構造のものでは、ガイドブツシユ31の交
換時には、スチールボール35を全部挿入取出口37か
ら外部へ取出さねばならず、この作業は極めて手間がか
かる。また上下方向の振動や衝撃により環状溝33およ
び34が局部的に変形しているので、スチールボール3
5の取出を一層困難にするほか、上記変形によりフロン
トキヤツプ32とガイドブツシユ31が固着して抜取り
や新しいガイドブツシユの挿入も困難となることが多
い。そこで第11図に示すように、前記スチールボール
35のかわりに、抜止めピン41を用い、フロントキヤ
ツプ32に穿設したピン穴42に挿入した抜止めピン4
1を、ガイドブツシユ31の外周部に直線状に設けた断
面半円状のピン溝43に係合させることもおこなわれて
いる。しかしこの構造においても、上下方向の振動や衝
撃によりガイドブツシユ31が下方へ繰返駆動されるた
め、フロントキヤツプ32の内周およびガイドブツシユ
31の外周がピン近傍部において矢印Yで示す方向に変
形してしまりばめ状態となるため、ガイドブツシユ31
の抜取りおよび新しいガイドブツシユの挿入が困難にな
るという問題がある。
〔考案が解決しようとする課題〕
この考案は上記従来の問題点を解決するもので、ガイド
ブツシユの交換が容易な打撃装置におけるタガネ用ガイ
ドブツシユの取付構造を提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
しかしてこの考案のガイドブツシユの取付構造は、流体
圧により駆動されるピストンを内蔵したシリンダと、こ
のシリンダの下部に取付けられタガネを往復自在に保持
するフロントキヤツプとをそなえ、前記ピストンにより
前記タガネを打撃して被破砕物の破砕をおこなう打撃装
置において、前記タガネをガイドするガイドブツシユ
を、前記フロントキヤツプに設けた取付穴に挿脱自在に
嵌込み、前記フロントキヤツプに穿設したピン穴に抜止
めピンを挿入して、この抜止めピンを前記ガイドブツシ
ユの外周部に設けた断面半円状のピン溝に係合させると
ともに、前記ピン溝の少なくとも上部側に、該ピン溝に
連続する逃がし溝を設け、前記ピン穴が前記取付穴の内
壁面に開口して形成した開口部の少なくとも下部側に、
該開口部に連続する逃がし溝を設けたことを特徴とする
打撃装置におけるタガネ用ガイドブツシユの取付構造で
ある。
〔作用〕
この考案のガイドブツシユの取付構造における作用を、
この考案の一実施例を示す第6図により説明すると、打
撃装置の使用中の振動や衝撃あるいはタガネ5との摩擦
力により、ガイドブツシユ6aが第6図に矢印Xで示す
ように下向きの力を繰返して受けると、抜止めピン8a
を介しての繰返打撃により、ガイドブツシユ6aのピン
溝11aの上縁部15およびフロントキヤツプ4の開口
部13aの下縁部16が矢印Yで示す突出方向に塑性変
形するが、この変形は逃がし溝12aおよび14a内に
突出するだけで、ガイドブツシユ6aの外径あるいは取
付穴7aの内径を越えて突出し他部材に強圧されること
が防止される。従つて抜止めピン8aを押出してピン溝
11aとの係合を解けば、ガイドブツシユ6aはフロン
トキヤツプ4から容易に引出すことができ、新しいガイ
ドブツシユ6aも過大な押込力を必要とすることなくフ
ロントキヤツプ4内に挿入することができる。
〔実施例〕
以下第1図乃至第6図によりこの考案の第1実施例を説
明する。
図中、1は打撃装置で、ピストン2を内蔵するシリンダ
3の下部にフロントキヤツプ4を連結し、このフロント
キヤツプ4内にタガネ5の上部を摺動自在に保持して成
る。シリンダ3は油圧源に接続され、ピストン2は切換
弁などの公知の手段を介して油圧によつて往復駆動さ
れ、タガネ5の頂部がピストン2により打撃され、この
打撃力が岩石やコンクリートなどの被破砕物に伝達され
破砕作業がおこなわれるようになつている。6aおよび
6bはガイドブツシユで、ガイドブツシユ6aはフロン
トキヤツプ4に穿設した上下方向に延びる取付穴7a内
にすきまばめの状態で挿入され、ガイドブツシユ6bは
同様に取付穴7aより小径の取付穴7b内にすきまばめ
の状態で挿入されている。8aは下側のガイドブツシユ
6aのフロントキヤツプ4に取付けるための2本の抜止
めピンで、第2図に示すようにフロントキヤツプ4にタ
ガネ5の軸線と直角方向に向うように穿設したピン穴9
aに、すきまばめの状態で挿入され、スプリングピン1
0により脱落が防止されている。一方ガイドブツシユ6
aの外周面には、抜止めピン8aの中央部に係合する断
面半円状(詳しくは溝中央部における断面が半円状)の
ピン溝11aが2個所設けられ、抜止めピン8aは少量
のすきまをもつてこのピン溝11aに係合するようにな
つている。12aはガイドブツシユ6aの外周面に設け
た逃がし溝で、第3図および第4図に示すように、ピン
溝11aの上下中心部から上側にかけて、かつピン溝1
1aの長さよりやゝ広い範囲にわたつて、浅い帯状に設
けられている。一方フロントキヤツプ4に穿設したピン
穴9aは、第5図に示すように取付穴7aの内壁面に開
口して、抜止めピン8aが突出するための開口部13a
を形成するが、この開口部13aの上下中心部から下側
にかけても浅い帯状の逃がし溝14aが、取付穴7aの
内壁面に設けてある。逃がし溝12aおよび14aの深
さT(第6図参照)は、抜止めピン8aの直径寸法にも
よるが、0.5〜1mm程度とするのがよい。一方8bは、
上側のガイドブツシユ6bをフロントキヤツプ4に取付
けるための2本の抜止めピンであるが、その挿入用のピ
ン穴、ピン溝、およびこれらに連続する逃がし溝等は、
ガイドブツシユ6a用のと同一構造を有するので、相当
部分に添付号aの代りにbを付した符号で図示し、その
詳細な説明は省略する。また20はタガネの抜止め用の
ピンであり、21はこのピン20に係合するようにタガ
ネ5に設けた切欠である。
上記構成のタガネのガイド構造においては、打撃装置使
用中の振動や衝撃あるいはタガネ5との摩擦力により、
ガイドブツシユ6aが第6図に矢印Xで示すように下向
きの力を繰返して受けると、抜止めピン8aを介しての
繰返打撃により、ガイドブツシユ6aのピン溝11aの
上縁部15およびフロントキヤツプ4の開口部13aの
下縁部16が矢印Yで示す突出方向に塑性変形するが、
この変形は逃がし溝12aおよび14a内に突出するだ
けで、ガイドブツシユ6aの外径あるいは取付穴7aの
内径を越えて突出し他部材に強圧されることが防止され
る。従つて抜止めピン8aを小穴17(第2図参照)側
から押出してピン溝11aとの係合を解けば、ガイドブ
ツシユ6aはフロントキヤツプ4から容易に引出すこと
ができ、新しいガイドブツシユ6aも過大な押込力を必
要とすることなくフロントキヤツプ4内に挿入すること
ができるのである。なおガイドブツシユ6aには、打撃
装置使用中の振動等により、矢印Xと反対方向の上向き
の力もかかるが、ガイドブツシユ6aの頂面あるいはつ
ば部22の上面がフロントキヤツプ4に当接支持される
ので、ピン溝11aの下縁部および開口部13aの上縁
部には過大な力はかからず、その塑性変形量は少量であ
つてガイドブツシユ6aの挿脱に影響を及ぼすものでは
ない。
上側のガイドブツシユ6bの抜止めピン8bによる取付
部においても同様な作用効果が得られる。
この考案は上記実施例に限定されるものではなく、たと
えば第7図に示すように各逃がし溝12(逃がし溝12
aおよび12bの総称。以下他の部分についても同様に
総称する。)および14は、ガイドブツシユ6および取
付穴7の全周にわたつて設けてもよい。また第8図に示
すように、逃がし溝12をピン溝11の下側にも設けた
り、逃がし溝14を開口部13の上側にも設けたりして
もよい。また上記実施例ではピン溝11がガイドブツシ
ユ6の外周面の一部に、抜止めピン8に嵌合する直線溝
状に設けたが、第9図に示すようにガイドブツシユ6の
全周にわたつて環状のピン溝11を設け、このピン溝1
1の一部に抜止めピン8を係合させるようにしてもよ
い。さらに抜止めピンのフロントキヤツプへの保持は、
スプリングピン10以外の手段によりおこなうようにし
てもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したようにこの考案によれば、ガイドブツシユ
のピン溝の上縁部およびフロントキヤツプのピン穴の開
口部の下縁部における塑性変形によりガイドブツシユと
フロントキヤツプが固着することが防止され、ガイドブ
ツシユの交換を容易におこなうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図はこの考案の第1実施例を示し、第1
図はタガネのガイド構造部の縦断面図、第2図は第1の
A−A線断面図、第3図は同じくB−B線断面図、第4
図はガイドブツシユの斜視図、第5図はフロントキヤツ
プの部分縦断面(第1図のC−C線断面)図、第6図は
ガイドブツシユおよびフロントキヤツプの変形状態を示
す縦断面図、第7図はこの考案の第2実施例を示す第3
図相当図、第8図はこの考案の第3実施例を示す第1図
相当図、第9図はこの考案の第4実施例を示す第2図相
当図、第10図および第11図は従来のタガネのガイド
構造を示す縦断面図である。 1……打撃装置、2……ピストン、3……シリンダ、4
……フロントキヤツプ、5……タガネ、6a,6b……
ガイドブツシユ、7a,7b……取付穴、8a,8b…
…抜止めピン、9a,9b……ピン穴、11a,11b
……ピン溝、12a,12b……逃がし溝、13a,1
3b……開口部、14a,14b……逃がし溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体圧により駆動されるピストンを内蔵し
    たシリンダと、このシリンダの下部に取付けられタガネ
    を往復自在に保持するフロントキヤツプとをそなえ、前
    記ピストンにより前記タガネを打撃して被破砕物の破砕
    をおこなう打撃装置において、前記タガネをガイドする
    ガイドブツシユを、前記フロントキヤツプに設けた取付
    穴に挿脱自在に嵌込み、前記フロントキヤツプに穿設し
    たピン穴に抜止めピンを挿入して、この抜止めピンを前
    記ガイドブツシユの外周部に設けた断面半円状のピン溝
    に係合させるとともに、前記ピン溝の少なくとも上部側
    に、該ピン溝に連続する逃がし溝を設け、前記ピン穴が
    前記取付穴の内壁面に開口して形成した開口部の少なく
    とも下部側に、該開口部に連続する逃がし溝を設けたこ
    とを特徴とする打撃装置におけるタガネ用ガイドブツシ
    ユの取付構造。
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