JPH077096Y2 - 打撃工具のチゼル取付装置 - Google Patents

打撃工具のチゼル取付装置

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JPH077096Y2
JPH077096Y2 JP1989062828U JP6282889U JPH077096Y2 JP H077096 Y2 JPH077096 Y2 JP H077096Y2 JP 1989062828 U JP1989062828 U JP 1989062828U JP 6282889 U JP6282889 U JP 6282889U JP H077096 Y2 JPH077096 Y2 JP H077096Y2
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JP
Japan
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chisel
pin
hole
insertion hole
broken
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JP1989062828U
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JPH031777U (ja
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郁男 伊藤
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Teisaku Corp
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Teisaku Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はコンクリート等を破砕するために適用される
油圧ブレーカ等の打撃工具において、打撃用のチゼルを
取付けるためのチゼル取付装置に関する。
(従来の技術) 従来の油圧ブレーカでは、第4図に示すようにチゼルc
を、シリンダに連設されたフロントキャップfに対し両
端が頭部p1と止め輪tおよびスプリングピンsとによっ
て係止された両止め状態で貫挿されてチゼルcの係合凹
部c1に係合されたチゼルピンpによって取付けたり、第
5図に示すように、チゼルcを、フロントキャップfの
両ピン孔h,h内に対しこのピン孔hの小径部h1によって
一方側へ脱抜が規制されかつセットピンsによって他方
側へ脱抜が規制された態で挿入された1対のチゼルp,p
によってフロントキャップfに取付けていた。
(考案が解決しようとする課題) 上記した油圧ブレーカではチゼルの反復打撃動作によっ
てチゼルcの係合凹部c1の上端がチゼルcと繰返し衝突
してチゼルピンpの中央部付近が折損するが、第4図に
示すチゼル取付機構の場合には、チゼルピンpが折損し
たときにチゼルピンp全体が脱落するので、チゼルピン
pの折損時にチゼルcがフロントキャップfから抜け落
ちる問題点や、抜け落ちたチゼルcをフロントキャップ
に再び取付ける作業が煩雑となる問題点があり、また、
第5図に示すチゼル取付機構の場合にはチゼルピンpが
折損しても折損したチゼルピンpがピン孔h内に残存す
るので、チゼルピンpの折損の有無が不明となり、チゼ
ルピンpが折損した状態で油圧ブレーカを使用したとき
にチゼルピンpが粉砕されてチゼルピンpの粉末の一部
がチゼルcとフロントキャップfとの隙間に侵入し、チ
ゼルcが焼付いたり、作動不能となる問題点があった。
本考案は上記問題点を解消してチゼルピンの折損の有無
の判別が可能でチゼルピンが折損してもチゼルの抜け落
ちを防止することを課題とするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案のチゼル取付装置はチゼルが嵌挿される軸孔が縦
貫されたフロントキャップには前記軸孔を直交状態で横
切って前記軸孔に連通された挿入孔と、この挿入孔を直
交状態で横切って前記挿入孔の一端付近に連通されたセ
ットピン孔とを貫設し、前記挿入孔内には円弧状の断面
形状を有する係止溝が一端部付近に凹設されたチゼルピ
ンを、前記係止溝が前記セットピン孔に対向した状態で
軸方向への移動可能に嵌挿し、前記セットピン孔内には
前記係止溝に係合した状態で前記チゼルピンと直交状に
交差して設置され、前記チゼルピンの一端部を形成して
前記チゼルピンを前記挿入孔内に拘束保持するセットピ
ンを嵌挿して抜け止めした構成を有する。
(作用) 上記した構成を有するチゼル取付装置において、チゼル
の繰返し打撃作用によってチゼルピンが折損して2つの
折損片に分離すると、セットピンによる拘束状態から解
放された一方の折損片が挿入孔の反セットピン孔側端部
を通じて脱出し、係止溝付き折損片がセットピンによっ
て挿入孔内に残留し、チゼルの抜け落ちが係止溝付き折
損片によって阻止される。
(考案の効果) 本考案によれば、チゼルピンが折損したときに、折損し
たチゼルピン全体が挿入孔内から抜け落ちたり、挿入孔
内に封じ込められる不具合を解消してチゼルピンが折損
の有無を判別することができ、チゼルピンが折損した状
態で打撃工具の使用を継続したときに起生するトラブル
や、チゼルがフロントキャップから抜け落ちる危険を未
然に防止することができる。
また、セットピンがチゼルピンの係止溝に係合し、チゼ
ルピンと直交状に交差してチゼルピンと噛合った状態
で、チゼルピンがセットピンによって強固に係止される
ので、チゼルピンが軸方向への押圧力を受けても軸方向
へのチゼルピンの移動を的確に阻止して非折損状態のチ
ゼルピンを効果的に抜け止めすることができる。
さらに、チゼルピンが折損したときにセットピンをセッ
トピン孔から抜き取ると、折損した係止溝付き折損片を
挿入孔内から打出し工具等を使用せずに無理なく抜き取
ることができるとともに、新旧のチゼルピンを交換する
作業を打出し工具等を使用せずに無理なく行うことがで
きる。
また、チゼルピンとセットピンとが非結合状態となって
いるので、チゼルピンが折損してもセットピンをそのま
まの状態で継続して再使用することができる。
また、1対のチゼルピンを使用した場合にこの両チゼル
ピンを共通のセットピンによって同時に抜け止めするこ
とができ、チゼルピンを抜け止めする機構を簡略化する
ことができるとともに、セットピン用の挿入孔に段部や
溝部を形成する必要がないので、フロントキャップの加
工を簡略化することができる。
(実施例) 次に、本考案の1実施例を第1図〜第3図にしたがって
説明する。
ショベルカーのブームの先端にバケットに代えて取付け
られてショベルカーの油圧源に接続される油圧ブレーカ
Bにおいて、シリンダ1内には油圧によって駆動される
ピストン2が上下方向への進退動可能に装入されるとと
もに、シリンダ1には圧油の流れ方向を切換えてピスト
ン2の移動方向を転換させるための切換バルブ3と、こ
のシリンダ1内の油路へ高圧油を給送するためのアキュ
ムレータ4とが取着されている。
シリンダ1の先端に連設されて横断面形状が方形状に形
成されたフロントキャップ5の中心部には段付き丸孔状
の軸孔5aが縦貫され、この軸孔5a内の上部および下端部
には上下のブッシュ7,7がそれぞれ嵌着されている。
フロントキャップ5の軸孔5a内にはピストン2の下降時
にピストン2によって衝打されて下方へ打出されるチゼ
ル6の上部が両ブッシュ7を介して上下方向への摺動可
能に嵌挿されている。チゼル6の上部の両側面には上下
端部がそれぞれ円弧面状で上下端部を除いて垂直状に形
成された1対の係合凹部6a,6aが並行状に凹設されてい
る。
フロントキャップ5の下端部付近にはそれぞれ軸孔5aを
直交状態で横切って軸孔5aに連通された1対の丸孔状の
挿入孔8,8が水平状に貫設され、この両挿入孔8内には
チゼル6を回り止めおよび抜け止めしてフロントキャッ
プ5に取付ける1対の丸棒状のチゼルピン10,10が軸方
向への移動可能に嵌挿されている。
両チゼルピン10の一端部付近には円弧状の断面形状を有
する係止溝12が環状に凹設されている。
フロントキャップ5の下端付近には両挿入孔8をそれぞ
れ直交状態で横切って両挿入孔8に連通されたセットピ
ン孔9がフロントキャップ5の横断面方向に沿って貫設
されている。
セットピン孔9内にはチゼルピン10の係止溝12に係合し
た状態でチゼルピン10と直交状に交差して設置され、チ
ゼルピン10の一端部を係止してチゼル8を挿入孔8内に
拘束保持するセットピン11が嵌挿され、このセットピン
11はセットピン孔9の両端付近に圧挿された1対のスプ
リングピン15,15によって抜け止めされている。
両チゼルピン10はその一端部がセットピン11によって係
止されて他端部がセットピン11から解放された片止め状
態で挿入孔8内に嵌め込まれている。
チゼル6の反復打撃動作によってチゼルピン10が折損し
て2つの折損片に分離したときにはセットピン11による
拘束状態から解放された一方の解放側折損片が挿入孔8
の反セットピン孔側端部8bを通じて挿入孔8外へ脱出
し、セットピン11によって係止された他方の係止溝付き
折損片が挿入孔8内に残留してチゼル6の抜け落ちが係
止溝付き折損片によって阻止される。
続いて、上記した構成を有する実施例の作用と効果を説
明する。
本例ではチゼル6が嵌挿される軸孔5aが縦貫されたフロ
ントキャップ5には軸孔5aを直交状態で横切って軸孔5a
に連通された1対の挿入孔8と、この両挿入孔8を直交
状態で横切って両挿入孔8の一端付近に連通されたセッ
トピン孔9とを貫設し、両挿入孔8内には円弧状の断面
形状を有する係止溝12が一端部付近に凹設されたチゼル
ピン10を、係止溝12がセットピン孔9に対向した状態で
軸方向への移動可能に嵌挿し、セットピン孔9内には係
止溝12に係合した状態でチゼルピン10と直交状に交差し
て設置され、チゼルピン10の一端部を係止してチゼルピ
ン10を挿入孔8内に拘束保持するセットピン11を嵌挿し
て抜け止めしてある。
このため、チゼルピン10が折損したときに、折損したチ
ゼルピン10全体が挿入孔8内から抜け落ちたり、挿入孔
8内に封じ込められる不具合を解放してチゼルピン10の
折損の有無を判別することができ、チゼルピン10が折損
した状態で油圧ブレーカBの使用を継続したときに起生
するトラブルや、チゼル6がフロントキャップ5から抜
け落ちる危険を未然に防止することができる。
また、セットピン11がチゼルピン10の係止溝12に係合
し、チゼルピン10と直交状に交差してチゼルピン10と噛
合った状態で、チゼルピン10がセットピン11によって強
固に係止されるので、チゼルピン10が軸方向への押圧力
を受けても軸方向へのチゼルピン10の移動を的確に阻止
して非折損状態のチゼルピン10を効果的に抜け止めする
ことができる。
さらに、チゼルピン10が折損したときにセットピン10を
セットピン孔9から抜き取ると、折損した係止溝付き折
損片を挿入孔8内から打出し工具等を使用せずに無理な
く抜き取ることができるとともに、新旧のチゼルピン10
を交換する作業を打出し工具等を使用せずに無理なく行
うことができる。
また、チゼルピン10とセットピン11とが非結合状態とな
ているので、チゼルピン10が折損してもセットピン11を
そのままの状態で継続して再使用することができる。
また、1対のチゼルピン10を使用した場合にこの両チゼ
ルピン10を共通のセットピン11によって同時に抜け止め
することができ、チゼルピン10を抜け止めする機能を簡
略化することができるとともに、セットピン用の挿入孔
8に段部や溝部を形成する必要がないので、フロントキ
ャップ5の加工を簡易化することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例を示す油圧ブレーカの縦断面
図、第2図は要部の拡大断面図、第3図は第2図のX1-X
1線断面図、第4図、第5図はそれぞれ従来のチゼルの
取付構造を示す要部の横断面図である。 5……フロントキャップ 5a……軸孔 6……チゼル 8……挿入孔 9……セットピン孔 10……チゼルピン 11……セットピン 12……係止溝 B……油圧ブレーカ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】チゼルが嵌挿される軸孔が縦貫されたフロ
    ントキャップには前記軸孔を直交状態で横切って前記軸
    孔に連通された挿入孔と、この挿入孔を直交状態で横切
    って前記挿入孔の一端付近に連通されたセットピン孔と
    を貫設し、前記挿入孔内には円弧状の断面形状を有する
    係止溝が一端部付近に凹設されたチゼルピンを、前記係
    止溝が前記セットピン孔に対向した状態で軸方向への移
    動可能に嵌挿し、前記セットピン孔内には前記係止溝に
    係合した状態で前記チゼルピンと直交状に交差して設置
    され、前記チゼルピンの一端部を係止して前記チゼルピ
    ンを前記挿入孔内に拘束保持するセットピンを嵌挿して
    抜け止めしたことを特徴とする打撃工具のチビル取付装
    置。
JP1989062828U 1989-05-30 1989-05-30 打撃工具のチゼル取付装置 Expired - Lifetime JPH077096Y2 (ja)

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