JPH06322646A - 断片織機の捨て耳捲取装置 - Google Patents
断片織機の捨て耳捲取装置Info
- Publication number
- JPH06322646A JPH06322646A JP11083293A JP11083293A JPH06322646A JP H06322646 A JPH06322646 A JP H06322646A JP 11083293 A JP11083293 A JP 11083293A JP 11083293 A JP11083293 A JP 11083293A JP H06322646 A JPH06322646 A JP H06322646A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ear
- throw
- bobbin
- loom
- winding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Auxiliary Weaving Apparatuses, Weavers' Tools, And Shuttles (AREA)
- Looms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】断片織機に付設され、捨て耳の回収作業を自動
化して、作業性の向上を図ることを目的とする。 【構成】断片織機の捨て耳繰出し機構に付設された捨て
耳捲取り用のボビン12を備え、前記捨て耳繰出し機構の
駆動軸１からの駆動力を前記ボビン12に伝達するために
前記駆動軸１に取り付けられた駆動力伝達プーリー15と
前記ボビン12を支持する捲取軸11に取り付けられた捲取
軸駆動用プーリー13との間に駆動力伝達ベルト16を無端
状に掛けて構成され、捨て耳繰出しギヤー４と捨て耳繰
出しギヤー８との間から下方に繰り出された捨て耳10を
ボビン12に捲取るようにした。
化して、作業性の向上を図ることを目的とする。 【構成】断片織機の捨て耳繰出し機構に付設された捨て
耳捲取り用のボビン12を備え、前記捨て耳繰出し機構の
駆動軸１からの駆動力を前記ボビン12に伝達するために
前記駆動軸１に取り付けられた駆動力伝達プーリー15と
前記ボビン12を支持する捲取軸11に取り付けられた捲取
軸駆動用プーリー13との間に駆動力伝達ベルト16を無端
状に掛けて構成され、捨て耳繰出しギヤー４と捨て耳繰
出しギヤー８との間から下方に繰り出された捨て耳10を
ボビン12に捲取るようにした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、断片織機の捨て耳捲取
装置に関するものであり、特にガラスクロスのような剛
性率の高い織物の製織に適した断片織機の捨て耳捲取装
置に関するものである。
装置に関するものであり、特にガラスクロスのような剛
性率の高い織物の製織に適した断片織機の捨て耳捲取装
置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から用いられている断片織機の捨て
耳回収法は、ケンス取り方式すなわち製織中に派生する
織布の端部を切り取った切れ端すなわち織布捨て耳（以
下、単に捨て耳と称する。）を捨て耳繰出し装置の下方
に設置した回収箱（ケンス）中に連続的に落下堆積さ
せ、同箱内に捨て耳が満杯になる度に別の回収系に移す
方式を採用しているが、ガラスクロスなどのような剛性
率の高い織物を製織する際には、本方式では箱内の堆積
捨て耳が嵩高なため、箱から溢れる度に押し込まなけれ
ばならず、数時間で満杯になり高頻度で別の回収系に移
す必要があり、その際人手を要するのと、自動化が困難
なために合理化達成の上で大きな問題となっていた。
耳回収法は、ケンス取り方式すなわち製織中に派生する
織布の端部を切り取った切れ端すなわち織布捨て耳（以
下、単に捨て耳と称する。）を捨て耳繰出し装置の下方
に設置した回収箱（ケンス）中に連続的に落下堆積さ
せ、同箱内に捨て耳が満杯になる度に別の回収系に移す
方式を採用しているが、ガラスクロスなどのような剛性
率の高い織物を製織する際には、本方式では箱内の堆積
捨て耳が嵩高なため、箱から溢れる度に押し込まなけれ
ばならず、数時間で満杯になり高頻度で別の回収系に移
す必要があり、その際人手を要するのと、自動化が困難
なために合理化達成の上で大きな問題となっていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
捨て耳回収法では、作業性が悪く合理化しにくいという
問題があった。
捨て耳回収法では、作業性が悪く合理化しにくいという
問題があった。
【０００４】本発明はこのような状況に鑑み、回収の際
の人手を極力少なくするとともに回収作業性の向上を図
り、自動化の可能な断片織機の捨て耳捲取装置を提供す
ることを目的とするものである。
の人手を極力少なくするとともに回収作業性の向上を図
り、自動化の可能な断片織機の捨て耳捲取装置を提供す
ることを目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段および作用】本発明者ら
は、上記課題を達成するため種々検討した結果、捨て耳
を捲取って回収することにより上記課題を達成すること
ができるという事実を見出し、効果的な捲取装置を工夫
した結果、本発明に到達したものである。
は、上記課題を達成するため種々検討した結果、捨て耳
を捲取って回収することにより上記課題を達成すること
ができるという事実を見出し、効果的な捲取装置を工夫
した結果、本発明に到達したものである。
【０００６】すなわち本発明は、断片織機の捨て耳繰出
し機構に付設された捨て耳捲取り用のボビンを備え、前
記捨て耳繰出し機構からの駆動力を前記ボビンに伝達す
る手段を備えたことを特徴とする断片織機の捨て耳捲取
装置織機を要旨とするものである。
し機構に付設された捨て耳捲取り用のボビンを備え、前
記捨て耳繰出し機構からの駆動力を前記ボビンに伝達す
る手段を備えたことを特徴とする断片織機の捨て耳捲取
装置織機を要旨とするものである。
【０００７】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
断片織機とは、エアージェット織機、ウォータジェット
織機、グリッパ織機、レイピア織機などのような製織中
経糸間に緯糸を挿入後切断する方式の織機を意味する。
本織機にて織られた織布端部（耳部）は断片状を呈す
る。
断片織機とは、エアージェット織機、ウォータジェット
織機、グリッパ織機、レイピア織機などのような製織中
経糸間に緯糸を挿入後切断する方式の織機を意味する。
本織機にて織られた織布端部（耳部）は断片状を呈す
る。
【０００８】この織機にて製織された織物の耳部には緯
糸のみが房状に連続して連なった房状部が形成される
が、この房状部は不要であるとともに捲取時巻姿不良を
引き起こし、また樹脂加工などの後処理工程にて操作性
を低下させるので切断除去する必要がある。この切断片
が前記した捨て耳である。
糸のみが房状に連続して連なった房状部が形成される
が、この房状部は不要であるとともに捲取時巻姿不良を
引き起こし、また樹脂加工などの後処理工程にて操作性
を低下させるので切断除去する必要がある。この切断片
が前記した捨て耳である。
【０００９】なお切断に際しては、通常前処理として切
断部に固着樹脂などによるほつれ防止処理が施される。
織物の素材としては天然繊維、人造繊維、合成繊維、無
機繊維、金属繊維などの従来公知のすべての繊維が適用
できるが、これらの中でも特に、ガラス繊維、シリカ繊
維、炭素繊維、ステンレス繊維などのような剛性率の高
い繊維の場合に有効である。
断部に固着樹脂などによるほつれ防止処理が施される。
織物の素材としては天然繊維、人造繊維、合成繊維、無
機繊維、金属繊維などの従来公知のすべての繊維が適用
できるが、これらの中でも特に、ガラス繊維、シリカ繊
維、炭素繊維、ステンレス繊維などのような剛性率の高
い繊維の場合に有効である。
【００１０】本発明の捨て耳捲取装置は断片織機に付設
され、その駆動系より動力を受けて駆動する装置であっ
て、以下、図面を参照しつつ、具体的にその実施態様を
例示する。
され、その駆動系より動力を受けて駆動する装置であっ
て、以下、図面を参照しつつ、具体的にその実施態様を
例示する。
【００１１】図１は本発明の捨て耳捲取装置の具体例を
示す概略斜視図である。符号１〜10は、本発明の捨て耳
捲取装置を付設する断片織機の捨て耳繰出し機構各部位
に対するものであって、１は駆動軸であり、捨て耳繰出
し機構の駆動系と直結あるいはギヤー、ベルトなどの伝
達系を通じて連結されている。ここで捨て耳繰出し機構
の駆動系とは、クロスビーム、摩擦ローラーなどの織上
がり織布捲取り系あるいは捨て耳排出系の駆動軸を意味
する。２は捨て耳繰出し用駆動軸プーリーで、前記駆動
軸１に固定されている。３は先端に捨て耳繰出しギヤー
４を取り付けた捨て耳繰出しギヤー軸で、この捨て耳繰
出しギヤー軸３に取り付けた捨て耳繰出しギヤー軸プー
リー５と前記捨て耳繰出し用駆動軸プーリー２との間に
駆動力伝達ベルト６が無端状に掛けられており、前記駆
動軸１の回転力が捨て耳繰出しギヤー４に伝達されるよ
うになっている。７は前記駆動力伝達ベルト６の張力を
調整するプーリー、８は捨て耳繰出しギヤー４の上部に
配置された捨て耳誘導第１ガイドバー９で誘導された捨
て耳10を前記捨て耳繰出しギヤー４との間で挟む捨て耳
繰出しギヤーである。この捨て耳繰出しギヤー８はば
ね、スプリングなどの弾性体の力を利用して前記捨て耳
繰出しギヤー４に対して歯車が噛合するように捨て耳繰
出しギヤー４に押圧状態で配置されており、捨て耳繰出
しギヤー４の回転に応じて連れ回転する。
示す概略斜視図である。符号１〜10は、本発明の捨て耳
捲取装置を付設する断片織機の捨て耳繰出し機構各部位
に対するものであって、１は駆動軸であり、捨て耳繰出
し機構の駆動系と直結あるいはギヤー、ベルトなどの伝
達系を通じて連結されている。ここで捨て耳繰出し機構
の駆動系とは、クロスビーム、摩擦ローラーなどの織上
がり織布捲取り系あるいは捨て耳排出系の駆動軸を意味
する。２は捨て耳繰出し用駆動軸プーリーで、前記駆動
軸１に固定されている。３は先端に捨て耳繰出しギヤー
４を取り付けた捨て耳繰出しギヤー軸で、この捨て耳繰
出しギヤー軸３に取り付けた捨て耳繰出しギヤー軸プー
リー５と前記捨て耳繰出し用駆動軸プーリー２との間に
駆動力伝達ベルト６が無端状に掛けられており、前記駆
動軸１の回転力が捨て耳繰出しギヤー４に伝達されるよ
うになっている。７は前記駆動力伝達ベルト６の張力を
調整するプーリー、８は捨て耳繰出しギヤー４の上部に
配置された捨て耳誘導第１ガイドバー９で誘導された捨
て耳10を前記捨て耳繰出しギヤー４との間で挟む捨て耳
繰出しギヤーである。この捨て耳繰出しギヤー８はば
ね、スプリングなどの弾性体の力を利用して前記捨て耳
繰出しギヤー４に対して歯車が噛合するように捨て耳繰
出しギヤー４に押圧状態で配置されており、捨て耳繰出
しギヤー４の回転に応じて連れ回転する。
【００１２】上記構成により、捨て耳繰出し機構の駆動
力が捨て耳繰出し用駆動軸プーリー２から捨て耳繰出し
ギヤー軸プーリー５に駆動力伝達ベルト６を介して伝達
されて、捨て耳繰出しギヤー４を駆動し、織布端部より
切り出され耳誘導第１ガイドバー９で誘導された捨て耳
10を捨て耳繰出しギヤー４と捨て耳繰出しギヤー８との
間から下方に繰り出すことができる。
力が捨て耳繰出し用駆動軸プーリー２から捨て耳繰出し
ギヤー軸プーリー５に駆動力伝達ベルト６を介して伝達
されて、捨て耳繰出しギヤー４を駆動し、織布端部より
切り出され耳誘導第１ガイドバー９で誘導された捨て耳
10を捨て耳繰出しギヤー４と捨て耳繰出しギヤー８との
間から下方に繰り出すことができる。
【００１３】従来の織機においては、捨て耳繰出しギヤ
ー４と捨て耳繰出しギヤー８との間から下方に繰り出さ
れた捨て耳10を下方に配置したケンスに落下堆積させて
回収していたが、本発明においては以下に述べる付設捲
取系（符号11〜23) にて捨て耳10を捲取る。
ー４と捨て耳繰出しギヤー８との間から下方に繰り出さ
れた捨て耳10を下方に配置したケンスに落下堆積させて
回収していたが、本発明においては以下に述べる付設捲
取系（符号11〜23) にて捨て耳10を捲取る。
【００１４】ここで11は捨て耳捲取り用のボビン12を支
持する捲取軸で、この捲取軸11には捲取軸駆動用プーリ
ー13とトラバース駆動用プーリー14が設けられており、
前記捲取軸駆動用プーリー13と前記駆動軸１に取り付け
られた駆動力伝達プーリー15との間に駆動力伝達ベルト
16が無端状に掛けられている。前記ボビン12はテーパー
状ボビンであって、軸芯方向一端に鍔部17ａを一体に備
え、軸芯方向他端に脱着式鍔部17ｂを備えて一体化され
ている。18はトラバースプーリーで、このトラバースプ
ーリー18には捨て耳10を前記ボビン12に導くガイドリン
グ19を先端に備えたトラバース部材20が取り付けられて
いる。詳しくはトラバースプーリー18は回転軸芯方向が
前記ボビン12の回転軸芯方向に対して直角に向き、且つ
前記ボビン12の斜め上方に配置されている。またトラバ
ース部材20はトラバースプーリー18に設けたピン18ａに
トラバース部材20の溝20ａが係合してスライド自在とな
っており、前記トラバースプーリー18の回転に応じてト
ラバース部材20はトラバース部材20の他端に設けたピボ
ットを支点としてカムトラバース運動を行なうようにな
っている。21は前記トラバース駆動用プーリー14とトラ
バースプーリー18との間に無端状に掛けられた駆動力伝
達ベルトで、ガイドバー22によりガイドされている。23
は前記捨て耳繰出しギヤー４と捨て耳繰出しギヤー８と
の間から下方に繰り出された捨て耳10をトラバース部材
20のガイドリング19に導く捨て耳誘導第２ガイドバーで
ある。
持する捲取軸で、この捲取軸11には捲取軸駆動用プーリ
ー13とトラバース駆動用プーリー14が設けられており、
前記捲取軸駆動用プーリー13と前記駆動軸１に取り付け
られた駆動力伝達プーリー15との間に駆動力伝達ベルト
16が無端状に掛けられている。前記ボビン12はテーパー
状ボビンであって、軸芯方向一端に鍔部17ａを一体に備
え、軸芯方向他端に脱着式鍔部17ｂを備えて一体化され
ている。18はトラバースプーリーで、このトラバースプ
ーリー18には捨て耳10を前記ボビン12に導くガイドリン
グ19を先端に備えたトラバース部材20が取り付けられて
いる。詳しくはトラバースプーリー18は回転軸芯方向が
前記ボビン12の回転軸芯方向に対して直角に向き、且つ
前記ボビン12の斜め上方に配置されている。またトラバ
ース部材20はトラバースプーリー18に設けたピン18ａに
トラバース部材20の溝20ａが係合してスライド自在とな
っており、前記トラバースプーリー18の回転に応じてト
ラバース部材20はトラバース部材20の他端に設けたピボ
ットを支点としてカムトラバース運動を行なうようにな
っている。21は前記トラバース駆動用プーリー14とトラ
バースプーリー18との間に無端状に掛けられた駆動力伝
達ベルトで、ガイドバー22によりガイドされている。23
は前記捨て耳繰出しギヤー４と捨て耳繰出しギヤー８と
の間から下方に繰り出された捨て耳10をトラバース部材
20のガイドリング19に導く捨て耳誘導第２ガイドバーで
ある。
【００１５】上記構成において、捨て耳繰出しギヤー４
と捨て耳繰出しギヤー８との間から下方に繰り出された
捨て耳10は捨て耳誘導第２ガイドバー23にて向きが変え
られ、トラバース部材20のガイドリング19に導かれ、ト
ラバースされながらボビン12に捲取られる。ボビン12の
捨て耳10が満捲状態になったら脱着式鍔部17ｂを取り外
し、ケーク状の捨て耳10をボビン12から抜き取る。抜き
取られた捨て耳10は特別の処理を施さなくてもほつれ、
形崩れなどのパッケージング不良を引き起こすことはな
い。
と捨て耳繰出しギヤー８との間から下方に繰り出された
捨て耳10は捨て耳誘導第２ガイドバー23にて向きが変え
られ、トラバース部材20のガイドリング19に導かれ、ト
ラバースされながらボビン12に捲取られる。ボビン12の
捨て耳10が満捲状態になったら脱着式鍔部17ｂを取り外
し、ケーク状の捨て耳10をボビン12から抜き取る。抜き
取られた捨て耳10は特別の処理を施さなくてもほつれ、
形崩れなどのパッケージング不良を引き起こすことはな
い。
【００１６】上記各ベルト／プーリー伝達系の適切な選
定により、捨て耳の繰り出し速度に応じた捲取・トラバ
ース速度を設定することができる。なお、本発明の捲取
軸駆動用プーリー13と駆動力伝達ベルト16は両者の接触
面に適度の滑り性を有するように選択するのが好まし
い。
定により、捨て耳の繰り出し速度に応じた捲取・トラバ
ース速度を設定することができる。なお、本発明の捲取
軸駆動用プーリー13と駆動力伝達ベルト16は両者の接触
面に適度の滑り性を有するように選択するのが好まし
い。
【００１７】その理由は捨て耳繰出し速度および捲取軸
11の回転速度が一定の場合捲取りが進行し巻径が大きく
なると捲取速度は漸次速くなり、捨て耳10に張力が漸次
負荷されることになるが、上記のように捲取軸駆動用プ
ーリー13と駆動力伝達ベルト16の接触面に適度の滑り性
を有するように構成すれば、捨て耳繰出し速度および捲
取軸11の回転速度が一定であっても、このベルト／プー
リー伝達系にて捨て耳の張力がある大きさ以上になると
ベルト／プーリー界面にてスリップが生じ、定張力、定
捲取速度で捲取られることになるからである。
11の回転速度が一定の場合捲取りが進行し巻径が大きく
なると捲取速度は漸次速くなり、捨て耳10に張力が漸次
負荷されることになるが、上記のように捲取軸駆動用プ
ーリー13と駆動力伝達ベルト16の接触面に適度の滑り性
を有するように構成すれば、捨て耳繰出し速度および捲
取軸11の回転速度が一定であっても、このベルト／プー
リー伝達系にて捨て耳の張力がある大きさ以上になると
ベルト／プーリー界面にてスリップが生じ、定張力、定
捲取速度で捲取られることになるからである。
【００１８】本発明の捨て耳捲取装置は、捨て耳繰出し
機構の駆動力のみを駆動源としているので、織速度およ
び／あるいは捨て耳繰出し速度の変動があっても捨て耳
捲取り速度もそれに連動して変動するので、極めて安定
に且つ人手を要することなくボビン12に捲取ることがで
きる。
機構の駆動力のみを駆動源としているので、織速度およ
び／あるいは捨て耳繰出し速度の変動があっても捨て耳
捲取り速度もそれに連動して変動するので、極めて安定
に且つ人手を要することなくボビン12に捲取ることがで
きる。
【００１９】本発明の捨て耳捲取装置は、ガラスクロス
のような剛性率の高い織物の場合でも従来のケンス取り
方式のような操業中の溢れたものを押し込むような労力
を要することなく、捨て耳を極めてコンパクトな形で回
収できるようになり、しかも捲取捨て耳の捲芯としてボ
ビン12に装着する捲芯ボビンなどのようなパッケージン
グ用具を使用しなくてもそのままの形でケーク状捲取物
をボビン12より抜き取り、次の回収系に移送することが
可能となる。
のような剛性率の高い織物の場合でも従来のケンス取り
方式のような操業中の溢れたものを押し込むような労力
を要することなく、捨て耳を極めてコンパクトな形で回
収できるようになり、しかも捲取捨て耳の捲芯としてボ
ビン12に装着する捲芯ボビンなどのようなパッケージン
グ用具を使用しなくてもそのままの形でケーク状捲取物
をボビン12より抜き取り、次の回収系に移送することが
可能となる。
【００２０】
【発明の効果】以上のように本発明の捨て耳捲取装置
は、ガラスクロスのような剛性率の高い織物でも捨て耳
をコンパクトに回収することが可能であり、操業中の労
力は殆ど不要であり、しかも捨て耳繰出し機構の駆動力
のみを駆動源としているため捲取りが安定して継続する
ことができるので、省力化・無人化にとって有利であ
る。
は、ガラスクロスのような剛性率の高い織物でも捨て耳
をコンパクトに回収することが可能であり、操業中の労
力は殆ど不要であり、しかも捨て耳繰出し機構の駆動力
のみを駆動源としているため捲取りが安定して継続する
ことができるので、省力化・無人化にとって有利であ
る。
【００２１】また本発明の捨て耳捲取装置にて得られた
捨て耳捲取物は、コンパクトで移送性に富んだ形状をし
ているので回収の自動化が容易である。さらに本発明の
捨て耳捲取装置は機構が簡単で安価であり、付設および
メインテナンスも極めて容易である。
捨て耳捲取物は、コンパクトで移送性に富んだ形状をし
ているので回収の自動化が容易である。さらに本発明の
捨て耳捲取装置は機構が簡単で安価であり、付設および
メインテナンスも極めて容易である。
【図１】本発明の捨て耳捲取装置の一例を示す概略斜視
図である。
図である。
１ 駆動軸 ２ 捨て耳繰出し用駆動軸プーリー ３ 捨て耳繰出しギヤー軸 ４ 捨て耳繰出しギヤー ５ 捨て耳繰出しギヤー軸プーリー ６ 駆動力伝達ベルト ８ 捨て耳繰出しギヤー 10 捨て耳 11 捲取軸 12 ボビン 13 捲取軸駆動用プーリー 14 トラバース駆動用プーリー 15 駆動力伝達プーリー 16 駆動力伝達ベルト 18 トラバースプーリー 19 ガイドリング 20 トラバース部材 21 駆動力伝達ベルト
Claims (1)
- 【請求項１】 断片織機の捨て耳繰出し機構に付設され
た捨て耳捲取り用のボビンを備え、前記捨て耳繰出し機
構からの駆動力を前記ボビンに伝達する手段を備えたこ
とを特徴とする断片織機の捨て耳捲取装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11083293A JPH06322646A (ja) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | 断片織機の捨て耳捲取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11083293A JPH06322646A (ja) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | 断片織機の捨て耳捲取装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06322646A true JPH06322646A (ja) | 1994-11-22 |
Family
ID=14545802
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11083293A Pending JPH06322646A (ja) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | 断片織機の捨て耳捲取装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06322646A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0906978A2 (de) * | 1997-10-02 | 1999-04-07 | Lindauer Dornier Gesellschaft M.B.H | Verfahren und Vorrichtung zum Erzeugen von sortenreinem Schussfadenabfall aus Fangleisten |
| EP0918103A2 (de) * | 1997-10-02 | 1999-05-26 | Lindauer Dornier Gesellschaft M.B.H | Verfahren und Vorrichtung zum Erzeugen von sortenreinem Schussfadenabfall aus Fangleisten |
-
1993
- 1993-05-13 JP JP11083293A patent/JPH06322646A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0906978A2 (de) * | 1997-10-02 | 1999-04-07 | Lindauer Dornier Gesellschaft M.B.H | Verfahren und Vorrichtung zum Erzeugen von sortenreinem Schussfadenabfall aus Fangleisten |
| EP0918103A2 (de) * | 1997-10-02 | 1999-05-26 | Lindauer Dornier Gesellschaft M.B.H | Verfahren und Vorrichtung zum Erzeugen von sortenreinem Schussfadenabfall aus Fangleisten |
| EP0918103A3 (de) * | 1997-10-02 | 2000-03-15 | Lindauer Dornier Gesellschaft M.B.H | Verfahren und Vorrichtung zum Erzeugen von sortenreinem Schussfadenabfall aus fangleisten |
| EP0906978A3 (de) * | 1997-10-02 | 2000-03-15 | Lindauer Dornier Gesellschaft M.B.H | Verfahren und Vorrichtung zum Erzeugen von sortenreinem Schussfadenabfall aus Fangleisten |
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