JPH06322252A - グリセリン誘導体組成物 - Google Patents
グリセリン誘導体組成物Info
- Publication number
- JPH06322252A JPH06322252A JP17628193A JP17628193A JPH06322252A JP H06322252 A JPH06322252 A JP H06322252A JP 17628193 A JP17628193 A JP 17628193A JP 17628193 A JP17628193 A JP 17628193A JP H06322252 A JPH06322252 A JP H06322252A
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- JP
- Japan
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- glycerin
- weight
- dioxolane
- carbon atoms
- deriv
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 加水分解に対する安定性の改善されたグリセ
リン誘導体組成物を提供する。 【構成】 グリセリン誘導体(アセタール、ケタール)
に対し、高級アルコール系非イオン界面活性剤を配合す
る。
リン誘導体組成物を提供する。 【構成】 グリセリン誘導体(アセタール、ケタール)
に対し、高級アルコール系非イオン界面活性剤を配合す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加水分解に対する安定
性の改善されたグリセリン誘導体組成物に関する。当該
グリセリン誘導体組成物は、合成樹脂除去剤、可塑剤、
食品添加剤、化粧品原料、保香剤や溶剤等の成分として
有用である。
性の改善されたグリセリン誘導体組成物に関する。当該
グリセリン誘導体組成物は、合成樹脂除去剤、可塑剤、
食品添加剤、化粧品原料、保香剤や溶剤等の成分として
有用である。
【0002】
【従来の技術】一般に、アセタール又はケタールは、ア
ルデヒド又はケトンとアルコールから脱水して作られ、
水が存在すると逆反応が起こり、アルデヒド又はケトン
とアルコールに加水分解される。
ルデヒド又はケトンとアルコールから脱水して作られ、
水が存在すると逆反応が起こり、アルデヒド又はケトン
とアルコールに加水分解される。
【0003】従って、アセタール又はケタールの安定性
を保持するためには、アセタール又はケタールを製造
後、水との接触を極力避けるのが普通である。
を保持するためには、アセタール又はケタールを製造
後、水との接触を極力避けるのが普通である。
【0004】しかしながら、アセタール又はケタールに
おいては、これを水で希釈して使用する場合もあ。この
とき、アセタール(又はケタール)の加水分解によって
生成する原料のアルデヒド(又はケトン)やアルコール
は、アセタール又はケタールの効果の低減、不純物の増
加、アセタール又はケタール水溶液の物性変化、アルデ
ヒド又はケトンの臭気等、好ましくない結果を与える。
おいては、これを水で希釈して使用する場合もあ。この
とき、アセタール(又はケタール)の加水分解によって
生成する原料のアルデヒド(又はケトン)やアルコール
は、アセタール又はケタールの効果の低減、不純物の増
加、アセタール又はケタール水溶液の物性変化、アルデ
ヒド又はケトンの臭気等、好ましくない結果を与える。
【0005】このように、アセタール又はケタールの加
水分解を抑制することが必要であるにも拘らず、これま
で有効な安定化方法は提案されていなかった。
水分解を抑制することが必要であるにも拘らず、これま
で有効な安定化方法は提案されていなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、加水分解に
対する安定性の改善されたグリセリン誘導体(アセター
ル又はケタール)組成物を提供することを目的とする。
対する安定性の改善されたグリセリン誘導体(アセター
ル又はケタール)組成物を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、これらの
問題点を解消するために鋭意検討した結果、グリセリン
誘導体に対して特定の構造を有する非イオン界面活性剤
を配合することにより、当該グリセリン誘導体の加水分
解に対する安定性が大幅に改善されることを見いだし、
かかる知見に基づいて本発明を完成するに至った。
問題点を解消するために鋭意検討した結果、グリセリン
誘導体に対して特定の構造を有する非イオン界面活性剤
を配合することにより、当該グリセリン誘導体の加水分
解に対する安定性が大幅に改善されることを見いだし、
かかる知見に基づいて本発明を完成するに至った。
【0008】即ち、本発明に係るグリセリン誘導体組成
物は、一般式(1)又は一般式(2)で示される1種若
しくは2種以上のグリセリン誘導体(以下「本グリセリ
ン誘導体」と総称する。)に対し一般式(3)で表され
る非イオン系界面活性剤(以下「本界面活性剤」とい
う。)を添加してなることを特徴とする。
物は、一般式(1)又は一般式(2)で示される1種若
しくは2種以上のグリセリン誘導体(以下「本グリセリ
ン誘導体」と総称する。)に対し一般式(3)で表され
る非イオン系界面活性剤(以下「本界面活性剤」とい
う。)を添加してなることを特徴とする。
【0009】
【化4】 [式中、R1、R2は同一又は異なって、水素原子、直
鎖状若しくは分岐鎖状の炭素数1〜4のアルキル基又は
直鎖状若しくは分岐鎖状の炭素数2〜4のアルケニル基
を表す。]
鎖状若しくは分岐鎖状の炭素数1〜4のアルキル基又は
直鎖状若しくは分岐鎖状の炭素数2〜4のアルケニル基
を表す。]
【0010】
【化5】 [式中 R3、R4は同一又は異なって、水素原子、直
鎖状若しくは分岐鎖状の炭素数1〜4のアルキル基又は
直鎖状若しくは分岐鎖状の炭素数2〜4のアルケニル基
を表す。]
鎖状若しくは分岐鎖状の炭素数1〜4のアルキル基又は
直鎖状若しくは分岐鎖状の炭素数2〜4のアルケニル基
を表す。]
【0011】
【化6】 [式中、R5は直鎖状若しくは分岐鎖状の炭素数8〜3
6のアルキル基又はアルケニル基を表す。AOは炭素数
2〜4のオキシアルキレン基を示し、aは1〜30の正
数を示す。]
6のアルキル基又はアルケニル基を表す。AOは炭素数
2〜4のオキシアルキレン基を示し、aは1〜30の正
数を示す。]
【0012】一般式(1)で示される化合物としては、
4−ヒドロキシメチル−1,3−ジオキソラン、2,2
−ジメチル−4−ヒドロキシメチル−1,3−ジオキソ
ラン、2−エチル−2−メチル−4−ヒドロキシメチル
−1,3−ジオキソラン、2−イソブチル−2−メチル
−4−ヒドロキシメチル−1,3−ジオキソラン、2−
ビニル−4−ヒドロキシメチル−1,3−ジオキソラ
ン、2−アリル−4−ヒドロキシメチル−1,3−ジオ
キソラン等が例示される。
4−ヒドロキシメチル−1,3−ジオキソラン、2,2
−ジメチル−4−ヒドロキシメチル−1,3−ジオキソ
ラン、2−エチル−2−メチル−4−ヒドロキシメチル
−1,3−ジオキソラン、2−イソブチル−2−メチル
−4−ヒドロキシメチル−1,3−ジオキソラン、2−
ビニル−4−ヒドロキシメチル−1,3−ジオキソラ
ン、2−アリル−4−ヒドロキシメチル−1,3−ジオ
キソラン等が例示される。
【0013】一般式(2)で示される化合物としては、
4−ヒドロキシ−1,3−ジオキサン、2,2−ジメチ
ル−4−ヒドロキシ−1,3−ジオキサン、2−エチル
−2−メチル−4−ヒドロキシ−1,3−ジオキサン、
2−イソブチル−2−メチル−4−ヒドロキシ−1,3
−ジオキサン、2−ビニル−4−ヒドロキシ−1,3−
ジオキサン、2−アリル−4−ヒドロキシ−1,3−ジ
オキサン等が例示される。
4−ヒドロキシ−1,3−ジオキサン、2,2−ジメチ
ル−4−ヒドロキシ−1,3−ジオキサン、2−エチル
−2−メチル−4−ヒドロキシ−1,3−ジオキサン、
2−イソブチル−2−メチル−4−ヒドロキシ−1,3
−ジオキサン、2−ビニル−4−ヒドロキシ−1,3−
ジオキサン、2−アリル−4−ヒドロキシ−1,3−ジ
オキサン等が例示される。
【0014】本界面活性剤の中でも、炭素数10〜18
のアルキル基又はアルケニル基を有する脂肪族アルコー
ルに常法に従って炭素数2〜3のアルキレンオキシドを
1〜20モル程度、より好ましくは3〜10モル程度付
加した化合物が推奨される。
のアルキル基又はアルケニル基を有する脂肪族アルコー
ルに常法に従って炭素数2〜3のアルキレンオキシドを
1〜20モル程度、より好ましくは3〜10モル程度付
加した化合物が推奨される。
【0015】かかる脂肪族アルコールとしては、天然ア
ルコール、合成アルコールのいずれも使用でき、具体的
には、デカノール、ラウリルアルコール、トリデシルア
ルコール、テトラデシルアルコール、ペンタデシルアル
コール、セチルアルコール、オクタデシルアルコール、
オレイルアルコール及びそれらの混合アルコールが例示
される。
ルコール、合成アルコールのいずれも使用でき、具体的
には、デカノール、ラウリルアルコール、トリデシルア
ルコール、テトラデシルアルコール、ペンタデシルアル
コール、セチルアルコール、オクタデシルアルコール、
オレイルアルコール及びそれらの混合アルコールが例示
される。
【0016】炭素数2〜3のアルキレンオキシドとして
は、エチレンオキシド(EO)、プロピレンオキシド
(PO)及びそれらの共付加物が例示される。
は、エチレンオキシド(EO)、プロピレンオキシド
(PO)及びそれらの共付加物が例示される。
【0017】本界面活性剤の添加量は、所定の効果が得
られる限り特に限定されず、その用途に応じて種々選択
することができるが、通常、本グリセリン誘導体100
重量部に対して0.1〜30重量部程度、好ましくは1
〜15重量部である。0.1重量部未満では所定の安定
化効果が得られにくく、又、30重量部より多いと本グ
リセリン誘導体本来の効果が損なわれやすい。
られる限り特に限定されず、その用途に応じて種々選択
することができるが、通常、本グリセリン誘導体100
重量部に対して0.1〜30重量部程度、好ましくは1
〜15重量部である。0.1重量部未満では所定の安定
化効果が得られにくく、又、30重量部より多いと本グ
リセリン誘導体本来の効果が損なわれやすい。
【0018】本グリセリン誘導体は、それ単独で又は水
若しくは脂肪族アルコール類、その他溶媒で希釈し、均
一溶液又は懸濁液の形態で各種の用途に供される。
若しくは脂肪族アルコール類、その他溶媒で希釈し、均
一溶液又は懸濁液の形態で各種の用途に供される。
【0019】希釈媒体である脂肪族アルコール類として
は、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロ
パノール、ブタノール、イソブタノール等の脂肪族一価
アルコール;エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール等
のグリコール類やグリセリン等の脂肪族多価アルコール
が例示される。
は、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロ
パノール、ブタノール、イソブタノール等の脂肪族一価
アルコール;エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール等
のグリコール類やグリセリン等の脂肪族多価アルコール
が例示される。
【0020】同じくその他溶媒としては、N−メチル−
2−ピロリドンやN,N−ジメチルホルムアミド、ジオ
キサン、テトラヒドロフラン、スルホラン、N,N−ジ
メチルスルホキシド等が例示される。
2−ピロリドンやN,N−ジメチルホルムアミド、ジオ
キサン、テトラヒドロフラン、スルホラン、N,N−ジ
メチルスルホキシド等が例示される。
【0021】希釈するに際して設定される当該グリセリ
ン誘導体の濃度としては、0.5重量%以上の濃度が推
奨される。これ以下の濃度では、本発明に係るグリセリ
ン誘導体本来の効果を得ることが困難である。
ン誘導体の濃度としては、0.5重量%以上の濃度が推
奨される。これ以下の濃度では、本発明に係るグリセリ
ン誘導体本来の効果を得ることが困難である。
【0022】本発明に係るグリセリン誘導体組成物に
は、その用途に応じて増粘剤やタレ防止剤等の各種の成
分を併用することができ、このものは、合成樹脂除去
剤、可塑剤、食品添加剤、化粧品原料、保香剤や溶剤等
の成分として有用である。
は、その用途に応じて増粘剤やタレ防止剤等の各種の成
分を併用することができ、このものは、合成樹脂除去
剤、可塑剤、食品添加剤、化粧品原料、保香剤や溶剤等
の成分として有用である。
【0023】
【実施例】以下、実施例及び比較例を挙げて本発明を具
体的に説明する。尚、各例におけるグリセリン誘導体組
成物の組成(重量%)は、GLC分析により求めた。
体的に説明する。尚、各例におけるグリセリン誘導体組
成物の組成(重量%)は、GLC分析により求めた。
【0024】実施例1 2,2−ジメチル−4−ヒドロキシメチル−1,3−ジ
オキソラン(以下「ジオキソランA」という。純度98
%、グリセリン2重量%含有)の50重量%水溶液10
0重量部に対し、本界面活性剤としてヤシアルコールE
O9モル付加物を3重量部添加してグリセリン誘導体組
成物を調製し、このものを室温下30日間放置し、その
ときの組成を求めたところ、ジオキソランAが89重量
%、グリセリンが11重量%であった。
オキソラン(以下「ジオキソランA」という。純度98
%、グリセリン2重量%含有)の50重量%水溶液10
0重量部に対し、本界面活性剤としてヤシアルコールE
O9モル付加物を3重量部添加してグリセリン誘導体組
成物を調製し、このものを室温下30日間放置し、その
ときの組成を求めたところ、ジオキソランAが89重量
%、グリセリンが11重量%であった。
【0025】実施例2 本界面活性剤としてヤシアルコールEO12モル付加物
を3重量部添加した他は実施例1と同様にして組成物の
安定性を評価したところ、ジオキソランAが72重量
%、グリセリンが28重量%であった。
を3重量部添加した他は実施例1と同様にして組成物の
安定性を評価したところ、ジオキソランAが72重量
%、グリセリンが28重量%であった。
【0026】実施例3 本界面活性剤としてオレイルアルコールEO4モル付加
物を3重量部添加した他は実施例1と同様にして組成物
の安定性を評価したところ、ジオキソランAが65重量
%、グリセリンが35重量%であった。
物を3重量部添加した他は実施例1と同様にして組成物
の安定性を評価したところ、ジオキソランAが65重量
%、グリセリンが35重量%であった。
【0027】比較例1 ジオキソランAの50重量%水溶液自体の安定性を実施
例1と同様にした評価したところ、ジオキソランAは完
全に分解されており、グリセリンしか検出されなかっ
た。
例1と同様にした評価したところ、ジオキソランAは完
全に分解されており、グリセリンしか検出されなかっ
た。
【0028】実施例4 2−エチル−2−メチル−4−ヒドロキシメチル−1,
3−ジオキソラン(以下「ジオキソランB」と略す
る。)を90重量%と2−エチル−2−メチル−4−ヒ
ドロキシ−1,3−ジオキサン(以下「ジオキサンC」
と略する。)を10重量%混合したものの30重量%水
溶液100重量部に対し、本界面活性剤としてヤシアル
コールEO12モル付加物を4重量部添加して調製した
水溶液の加水分解に対する安定性を実施例1と同様にし
て評価したところ、ジオキソランB=85重量%、ジオ
キサンC=9重量%、グリセリン=6重量%であった。
3−ジオキソラン(以下「ジオキソランB」と略す
る。)を90重量%と2−エチル−2−メチル−4−ヒ
ドロキシ−1,3−ジオキサン(以下「ジオキサンC」
と略する。)を10重量%混合したものの30重量%水
溶液100重量部に対し、本界面活性剤としてヤシアル
コールEO12モル付加物を4重量部添加して調製した
水溶液の加水分解に対する安定性を実施例1と同様にし
て評価したところ、ジオキソランB=85重量%、ジオ
キサンC=9重量%、グリセリン=6重量%であった。
【0029】実施例5 本界面活性剤としてミリスチルアルコールEO3モル付
加物を3重量部添加した他は実施例4と同様にして当該
組成物の安定性を評価したところ、ジオキソランB=8
2重量%、ジオキサンC=8重量%、グリセリン=10
重量%であった。
加物を3重量部添加した他は実施例4と同様にして当該
組成物の安定性を評価したところ、ジオキソランB=8
2重量%、ジオキサンC=8重量%、グリセリン=10
重量%であった。
【0030】比較例2 実施例4で用いたジオキソランBとジオキサンCとの混
合物の20重量%水溶液自体の安定性を実施例4と同様
にした評価したところ、ジオキソランB及びジオキサン
Cは完全に分解されており、グリセリンしか検出されな
かった。
合物の20重量%水溶液自体の安定性を実施例4と同様
にした評価したところ、ジオキソランB及びジオキサン
Cは完全に分解されており、グリセリンしか検出されな
かった。
【0031】実施例6 2−アリル−4−ヒドロキシ−1,3−ジオキサン(以
下「ジオキサンD」という。)80重量%と2−アリル
−4−ヒドロキシメチル−1,3−ジオキソラン(以下
「ジオキソランE」と略する。)20重量%の混合物を
水/イソブロパノール(重量比:1/1)混合液に溶解
して40重量%とし、当該水溶液100重量部に対し、
本界面活性剤としてヤシアルコールEO8.3モル付加
物を4重量%添加し、実施例1と同様にして当該水溶液
の加水分解に対する安定性を評価したところ、ジオキサ
ンD=75重量%、ジオキソランE=18重量%、グリ
セリン=6重量%であった。
下「ジオキサンD」という。)80重量%と2−アリル
−4−ヒドロキシメチル−1,3−ジオキソラン(以下
「ジオキソランE」と略する。)20重量%の混合物を
水/イソブロパノール(重量比:1/1)混合液に溶解
して40重量%とし、当該水溶液100重量部に対し、
本界面活性剤としてヤシアルコールEO8.3モル付加
物を4重量%添加し、実施例1と同様にして当該水溶液
の加水分解に対する安定性を評価したところ、ジオキサ
ンD=75重量%、ジオキソランE=18重量%、グリ
セリン=6重量%であった。
【0032】実施例7 本界面活性剤としてヤシアルコールEO11モル付加物
を3重量部添加した他は実施例6と同様にして当該組成
物の安定性を評価したところ、ジオキサンD=72重量
%、ジオキソランE=17重量%、グリセリン=9重量
%であった。
を3重量部添加した他は実施例6と同様にして当該組成
物の安定性を評価したところ、ジオキサンD=72重量
%、ジオキソランE=17重量%、グリセリン=9重量
%であった。
【0033】実施例8 本界面活性剤としてオレイルアルコールEO6モル付加
物を3重量部添加した他は実施例6と同様にして当該組
成物の安定性を評価したところ、ジオキサンD=70重
量%、ジオキソランE=16重量%、グリセリン=13
重量%であった。
物を3重量部添加した他は実施例6と同様にして当該組
成物の安定性を評価したところ、ジオキサンD=70重
量%、ジオキソランE=16重量%、グリセリン=13
重量%であった。
【0034】比較例3 実施例6で用いたジオキサンDとジオキソランEとの混
合物の30重量%水/イソプロパノール溶液自体の安定
性を実施例6と同様にして評価したところ、ジオキサン
D及びジオキソランEは完全に分解されており、グリセ
リンしか検出されなかった。
合物の30重量%水/イソプロパノール溶液自体の安定
性を実施例6と同様にして評価したところ、ジオキサン
D及びジオキソランEは完全に分解されており、グリセ
リンしか検出されなかった。
【0035】
【発明の効果】本界面活性剤を配合することにより、本
グリセリン誘導体の加水分解に対する安定性を飛躍的に
改善することができる。
グリセリン誘導体の加水分解に対する安定性を飛躍的に
改善することができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B01J 13/00 A 6345−4G
Claims (1)
- 【請求項1】 一般式(1)又は一般式(2)で表され
る1種若しくは2種以上のグリセリン誘導体に対し、一
般式(3)で表される非イオン系界面活性剤を添加して
なることを特徴とするグリセリン誘導体組成物。 【化1】 [式中、R1,R2は同一又は異なって、水素原子、直
鎖状若しくは分岐鎖状の炭素数1〜4のアルキル基又は
直鎖状若しくは分岐鎖状の炭素数2〜4のアルケニル基
を表す。] 【化2】 [式中、R3、R4は同一又は異なって、水素原子、直
鎖状若しくは分岐鎖状の炭素数1〜4のアルキル基又は
直鎖状若しくは分岐鎖状の炭素数2〜4のアルケニル基
を表す。] 【化3】 [式中、R5は炭素数8〜36の直鎖常若しくは分岐鎖
状のアルキル基又はアルケニル基を表す。AOは炭素数
2〜4のオキシアルキレン基を示し、aは1〜30の正
数を示す。]
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17628193A JPH06322252A (ja) | 1993-05-12 | 1993-05-12 | グリセリン誘導体組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17628193A JPH06322252A (ja) | 1993-05-12 | 1993-05-12 | グリセリン誘導体組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06322252A true JPH06322252A (ja) | 1994-11-22 |
Family
ID=16010844
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17628193A Pending JPH06322252A (ja) | 1993-05-12 | 1993-05-12 | グリセリン誘導体組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06322252A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014514373A (ja) * | 2011-03-08 | 2014-06-19 | エルジー ハウスホールド アンド ヘルス ケア エルティーディー. | 環境にやさしい水洗濯及びドライクリーニング用溶剤及びそれを含む洗濯用組成物 |
KR20170110102A (ko) * | 2015-01-30 | 2017-10-10 | 로디아 폴리아미다 이 에스페시아리다데스 에스.에이. | 방향 조성물 및 공기 케어 장치 |
-
1993
- 1993-05-12 JP JP17628193A patent/JPH06322252A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014514373A (ja) * | 2011-03-08 | 2014-06-19 | エルジー ハウスホールド アンド ヘルス ケア エルティーディー. | 環境にやさしい水洗濯及びドライクリーニング用溶剤及びそれを含む洗濯用組成物 |
KR20170110102A (ko) * | 2015-01-30 | 2017-10-10 | 로디아 폴리아미다 이 에스페시아리다데스 에스.에이. | 방향 조성물 및 공기 케어 장치 |
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