JPH06321976A - パラジウム錯体化合物およびその製造方法 - Google Patents

パラジウム錯体化合物およびその製造方法

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JPH06321976A
JPH06321976A JP5107920A JP10792093A JPH06321976A JP H06321976 A JPH06321976 A JP H06321976A JP 5107920 A JP5107920 A JP 5107920A JP 10792093 A JP10792093 A JP 10792093A JP H06321976 A JPH06321976 A JP H06321976A
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otf
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palladium
diethyl ether
complex compound
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JP5107920A
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English (en)
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Shizuaki Murata
静昭 村田
Yoshiyuki Ido
義幸 井戸
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Central Glass Co Ltd
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Central Glass Co Ltd
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】有機合成、触媒、医薬品等の製造原料として有
用なパラジウム錯体化合物およびその製造法を提供す
る。 【構成】一般式(I) PdLA (OTf)2 ・・・(I) (TfはSO2 CF3 、Lは配位性化合物、A は2また
は4の整数を示す)で示されるパラジウム錯体化合物お
よびそれを得るために、Pd(OTf)2と配位性化合物
とを有機溶媒中で反応させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は有機合成および有機重合
における触媒、医薬品の製造用原料として有用なパラジ
ウム錯体化合物およびその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術および解決すべき問題点】遷移金属トリフ
ラートは、一般にトリフルオロメタンスルホン酸(Tf
OH)と遷移金属の塩化物、酸化物、炭酸塩、酢酸塩、
水酸化物等と反応させて合成できる。例えば塩化物と直
接反応させると MCln +nTfOH → M(OTf)n +nHCl (Mは遷移金属を示す) 上記反応で遷移金属トリフラートが合成できる。
【0003】また、遷移金属トリフラート錯体は、一般
に遷移金属錯体からアニオン配位子の置換反応を利用し
て合成される。 MYm n +nTfOH → MYm (OTf)n +n
HX (Mは遷移金属、Yは配位子、Xはハロゲン原子を示
す) 例えば銀トリフラートを用いる方法は、条件が温和であ
るため、広範な種類のトリフラート錯体を合成できる。
【0004】MYm n +nAgOTf → MY
m (OTf)n +nAgX (Mは遷移金属、Yは配位子、Xはハロゲン原子を示
す) その他、メチル錯体とTfOHとの脱メタン反応を利用
する合成法が挙げられる。しかし、遷移金属のPdにつ
いて、特にPdトリフラートやPdトリフラート錯体に
ついてはほとんど知られていない。PdCl2 とTfO
Hとを反応させてもPd(OTf)2 は生成しない。A
ubkeらはフルオロ硫酸臭素と金属パラジウムとから
得られたフルオロ硫酸パラジウムをもとに、TfOHに
よる加溶媒置換反応で合成している〔Inorg.Ch
em.,7,599(1968) ;Can.J.Chem.,55,2473
(1977) ;Can.J.Chem.,63,3305(1985) 〕。
【0005】また、Pdトリフラート錯体の合成につい
ても、Pdクロロ錯体とTfOHを用いた置換反応
〔J.Chem.Soc.,Dalton Trans.,
931(1988) 〕やPdクロロ錯体と銀トリフラートを用い
た置換反応〔Inorg.Chem.,18,1129(1979) 〕
が知られているだけである。PdトリフラートやPdト
リフラート錯体は、その反応性が悪くまた反応する過程
が複雑で收率よく合成することができなかった。
【0006】
【問題点を解決するための手段】本発明者らはかかる前
記問題点に鑑み、鋭意検討の結果、Pdトリフラートを
簡便な方法で合成し、このものと配位性化合物とを特定
の有機溶媒中で反応させることにより新規なPdトリフ
ラート錯体を合成できることを見出し本発明に到達した
ものである。
【0007】すなわち本発明は、一般式(I) PdLA (OTf)2 ・・・(I) (上記式中のTfはSO2 CF3 、Lはジフェニルスル
ファイド、トリフェニルホスフィン、トリエチルホスフ
ィン、ジフェニルホスフィノエタン、1,5−シクロオ
クタジエン、2,4−ペンタンジオン、トリフェニルア
ミン、アセトニトリル、ベンゾニトリル、A は2または
4の整数を示す)で示されるパラジウム錯体化合物、並
びにPd(OTf)2(TfはSO2 CF3 を示す)と配
位性化合物とを有機溶媒中で反応させることを特徴とす
るパラジウム錯体化合物の製造方法であり、配位性化合
物がジフェニルスルファイド(SPh2)、トリフェニル
ホスフィン(PPh3)、トリエチルホスフィン、ジフェ
ニルホスフィノエタン(DPPE)、1,5−シクロオ
クタジエン(COD)、2,4−ペンタンジオン、トリ
フェニルアミン(NPh3)、アセトニトリル、ベンゾニ
トリルであり、有機溶媒がアセトニトリル、ジエチルエ
ーテル、イソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、
トルエンであり、Pd(OTf)2(TfはSO2 CF3
を示す)が、硝酸パラジウムあるいは酢酸パラジウムと
TfOHとを反応させてなるものである。
【0008】以下に本発明について更に詳細に説明す
る。一般式(I)で示されるパラジウム錯体化合物は新
規化合物である。そして、かかる錯体化合物は次のよう
にして製造することができる。すなわち、Pd(OT
f)2をアセトニトリルに溶解し、そこへ配位能の高い配
位性化合物を添加することによりパラジウム錯体化合物
になる。さらにジエチルエーテルを加えよく析出させた
後、分離濾過、洗浄をおこなうことにより製造すること
ができる。アセトニトリルの代わりにジエチルエーテ
ル、イソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、トル
エンを用いても同様に製造することができるが、例えば
ジエチルエーテルの場合、最初は低温(−78℃)に
し、徐々に常温に戻しながらパラジウム錯体化合物を析
出させる。
【0009】配位性化合物は、SPh2 、PPh3 、ト
リエチルホスフィン、DPPE、COD、2,4−ペン
タンジオン、NPh3 、アセトニトリル、ベンゾニトリ
ル等の高い配位能をもつ配位子が好ましい。次に、パラ
ジウム錯体化合物の製造に用いるPd(OTf)2は、パ
ラジウム金属を硝酸に溶解して得た硝酸パラジウムにT
fOHを滴下させ、生成した沈澱を濾過・分離回収する
ことにより製造することができる。また同様に、酢酸パ
ラジウムにTfOHを滴下させ、生成した沈澱を濾過・
分離回収することにより製造することができる。
【0010】塩化パラジウムにTfOHを滴下させ、さ
らに100℃に加熱しても反応は進行せず、塩化パラジ
ウムのまま回収された。また、塩化パラジウムを塩酸に
溶解させ、TfOHを反応させるとH2 PdCl2(OT
f)2が生成し、Pd(OTf)2の生成は認められなかっ
た。
【0011】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、これら実施例に限定されるものではない。 実施例1 パラジウムスポンジ(0.62g,5.7mmol)を
濃硝酸(1.5ml)に加え溶解させ赤褐色の溶液を得
た。この上澄み液をTfOH(20ml)に0℃で滴下
し、紫色の沈澱を得た。この溶液中にアルゴンガスを通
気させながら室温にて2時間攪拌した後、遠心分離によ
り分離し、この沈澱物をガラスチューブオーブン(70
℃,1〜2mmHg)にて乾燥させ、淡紫色のPd(O
Tf)2二水和物を2.0g(收率86%)を得た。
【0012】得られた試料は、Aubkeにより報告さ
れている標品と性状が一致した。IR測定、ICPによ
るPd分析、炭素およびフッ素元素分析により同定し
た。 実施例2 酢酸パラジウム(1.00g,4.99mmol)にT
fOH(20ml)を0℃で加え、生じた沈澱を実施例
1と同様の操作により単離し、淡紫色のPd(OTf)2
二水和物を1.89g(收率94%)を得た。
【0013】実施例3 実施例1で得られたPd(OTf)2(169mg,0.
418mmol)をアセトニトリル(2.0ml)に溶
解させて得られた黄褐色溶液に、PPh3 (346m
g,1.32mmol)を加えた。5分間攪拌した後、
ジエチルエーテル(20ml)を加えると黄色の沈澱が
析出した。生成物をガラスフィルターでロ別し、ジエチ
ルエーテルで洗浄後、乾燥させ、黄色のPd(PP
3 )2(OTf)2を310mg(收率80%)を得た。
得られた試料は、 1H,13C,31PNMR測定、IR測
定、炭素および水素元素分析により同定した。以下の実
施例についても同様である。
【0014】実施例4 Pd(OTf)2(160mg,0.396mmol)を
アセトニトリル(2.0ml)に溶解させて得られた黄
褐色溶液に、DPPE(203mg,0.508mmo
l)を加えると黄白色の懸濁液になった。15分間攪拌
した後、ジエチルエーテル(20ml)を加え、得られ
た生成物をガラスフィルターでロ別し、ジエチルエーテ
ルで洗浄後、乾燥させ、黄白色のPd(DPPE)2(O
Tf)2を292mg(收率92%)を得た。
【0015】実施例5 Pd(OTf)2(165mg,0.407mmol)を
−78℃に冷却したジエチルエーテル(2.5ml)に
加え、さらにPPh3 (325mg,1.24mmo
l)を加えた。攪拌しながら反応混合物を徐々に室温に
戻すと黄色沈澱が析出した。30分攪拌し、生成物をガ
ラスフィルターでロ別し、ジエチルエーテルで洗浄後、
乾燥させ、黄色のPd(PPh3 )2(OTf)2を347
mg(收率92%)を得た。
【0016】実施例6 Pd(OTf)2(165mg,0.407mmol)を
−78℃に冷却したジエチルエーテル(2.5ml)に
加え、さらにDPPE(211mg,0.705mmo
l)を加えた。攪拌しながら反応混合物を徐々に室温に
戻すと黄白色沈澱が析出した。30分攪拌し、生成物を
ガラスフィルターでロ別し、ジエチルエーテルで洗浄
後、乾燥させ、黄白色のPd(DPPE)2(OTf)2
310mg(收率90%)を得た。
【0017】実施例7 Pd(OTf)2(82.9mg,0.205mmol)
を−78℃に冷却したジエチルエーテル(2.5ml)
に加え、さらにSPh2 (0.15ml,0.90mm
ol)を加えた。攪拌しながら反応混合物を徐々に室温
に戻すと朱色沈澱が析出した。30分攪拌し、生成物を
ガラスフィルターでロ別し、ジエチルエーテルで洗浄
後、乾燥させ、朱色のPd(SPh2 )2(OTf)2を1
29mg(收率81%)を得た。
【0018】実施例8 Pd(OTf)2(69.5mg,0.172mmol)
を−78℃に冷却したジエチルエーテル(2.5ml)
に加え、さらにCOD(0.10ml,0.82mmo
l)を加えた。攪拌しながら反応混合物を徐々に室温に
戻すと黄白色沈澱が析出した。30分攪拌し、生成物を
ガラスフィルターでロ別し、ジエチルエーテルで洗浄
後、乾燥させ、黄白色のPd(COD)2(OTf)2を7
2.6mg(收率78%)を得た。
【0019】実施例9 Pd(OTf)2(169mg,0.417mmol)の
アセトニトリル溶液(3ml)に、2,4−ペンタンジ
オン(0.20ml,2.0mmol)を加え、30分
攪拌した。反応混合物に水(5ml)を加え、飽和炭酸
水素ナトリウム水溶液にてpH8に調整した。沈澱物を
ガラスフィルターでロ別し、水、メタノール、ジエチル
エーテルにて洗浄後、乾燥させ、黄橙色結晶のパラジウ
ムビス(アセチルアセトナート)を103mg(收率8
1%)を得た。
【0020】実施例10 Pd(OTf)2(171mg,0.422mmol)の
アセトニトリル溶液(3ml)に、PPh3 (978m
g,3.75mmol)を加え、1時間攪拌した。反応
混合物にジエチルエーテル(20ml)を加え、生成し
た沈澱をロ別する。沈澱物をジエチルエーテルにて洗浄
後、乾燥させ、淡黄色結晶のPd(PPh3)4(OTf)2
を472mg(收率77%)を得た。
【0021】実施例11 Pd(OTf)2(164mg,0.404mmol)の
アセトニトリル溶液(3ml)に、DPPE(635m
g,2.13mmol)を加え、1時間攪拌した。反応
混合物にジエチルエーテル(20ml)を加え、生成し
た沈澱をロ別する。沈澱物をジエチルエーテルにて洗浄
後、乾燥させ、淡黄色結晶のPd(DPPE)2(OT
f)2を345mg(收率71%)を得た。
【0022】比較例1 塩化パラジウム(1.0g,5.6mmol)をTfO
H(20ml)に加え、100℃、12時間加熱した。
塩化パラジウムの溶解、塩化水素の発生は全く認められ
ず、液相の色は無色のままであった。以上のことから反
応は進行しないと結論できた。
【0023】比較例2 塩化パラジウム(1.0g,5.6mmol)を35%
塩酸(5ml)に溶解し、TfOH(20ml)に加え
た。20℃、18時間攪拌後ジエチルエーテル(50m
l)を加えると濃褐色の沈澱が生成した。ガラスフィル
ターでロ別し、ジエチルエーテルにて洗浄後、20℃で
真空乾燥(1mmHg)すると、H2 Pd (OTf)2
2 が2.1g(收率79%)で得られた。さらに15
0℃で真空乾燥(1mmHg)すると、PdCl2 に変
化した。
【0024】比較例3 CODPdCl2 (248mg,0.869mmol)
にTfOH(2ml)を0℃で加えた。直ちに黒色に変
化し、ジエチルエーテル(10ml)を加えても錯体は
得られなかった。 比較例4 (CH3 CN)2PdCl2 (533mg,2.05mm
ol)にTfOH(10ml)を0℃で加えた。直ちに
黒色に変化し、ジエチルエーテル(50ml)を加えて
も錯体は得られなかった。
【0025】比較例5 (SPh2 )2PdCl2 (371mg,0.675mm
ol)にTfOH(3ml)を0℃で加えた。直ちに黒
色に変化し、ジエチルエーテル(10ml)を加えても
錯体は得られなかった。 比較例6 CODPdCl2 (512mg,1.79mmol)の
トルエン(10ml)溶液にTfOAg(1.01g,
3.93mmolを0℃で加えた。20分後トルエンを
真空濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーに供し、15%酢酸エチル−石油エーテル混合溶媒で
溶出すると、構造不明の錯体が433mg得られた。
【0026】比較例7 Pd(OTf)2(191mg,0.472mmol)の
アセトニトリル溶液(3ml)にジエチルエーテル(2
0ml)を加えても沈澱は生成しなかった。 比較例8 Pd(OTf)2(157mg,0.388mmol)の
アセトニトリル溶液(3ml)にCOD(67mg,
0.62mmol)を加え、1時間攪拌した。反応混合
物にジエチルエーテル(20ml)を加えても沈澱は生
成しなかった。
【0027】
【発明の効果】本発明は、有機合成および有機重合にお
ける触媒、医薬品等の種々の用途原料として利用できる
新規なパラジウム錯体化合物およびその製造方法を大幅
に簡便化することを可能にした。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) PdLA (OTf)2 ・・・(I) (上記式中のTfはSO2 CF3 、Lはジフェニルスル
    ファイド、トリフェニルホスフィン、トリエチルホスフ
    ィン、ジフェニルホスフィノエタン、1,5−シクロオ
    クタジエン、2,4−ペンタンジオン、トリフェニルア
    ミン、アセトニトリル、ベンゾニトリル、A は2または
    4の整数を示す)で示されるパラジウム錯体化合物。
  2. 【請求項2】 Pd(OTf)2(TfはSO2 CF3
    示す)と配位性化合物とを有機溶媒中で反応させること
    を特徴とするパラジウム錯体化合物の製造方法。
  3. 【請求項3】 配位性化合物がジフェニルスルファイ
    ド、トリフェニルホスフィン、トリエチルホスフィン、
    ジフェニルホスフィノエタン、1,5−シクロオクタジ
    エン、2,4−ペンタンジオン、トリフェニルアミン、
    アセトニトリル、ベンゾニトリルである請求項2記載の
    パラジウム錯体化合物の製造方法。
  4. 【請求項4】 有機溶媒がアセトニトリル、ジエチルエ
    ーテル、イソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、
    トルエンである請求項2記載のパラジウム錯体化合物の
    製造方法。
  5. 【請求項5】 Pd(OTf)2(TfはSO2 CF3
    示す)が、硝酸パラジウムまたは酢酸パラジウムとTf
    OHとを反応させてなることを特徴とする請求項2記載
    のパラジウム錯体化合物の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110759951A (zh) * 2019-11-11 2020-02-07 西安凯立新材料股份有限公司 一种双(二叔丁基苯基膦)二氯化钯的制备方法

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