JPH0632162A - 自動車の幼児用補助シート - Google Patents

自動車の幼児用補助シート

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Publication number
JPH0632162A
JPH0632162A JP18825192A JP18825192A JPH0632162A JP H0632162 A JPH0632162 A JP H0632162A JP 18825192 A JP18825192 A JP 18825192A JP 18825192 A JP18825192 A JP 18825192A JP H0632162 A JPH0632162 A JP H0632162A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
slide member
rear wheel
front wheel
auxiliary
Prior art date
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Pending
Application number
JP18825192A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuhiko Shinohara
原 龍 彦 篠
Takanori Iwamatsu
松 孝 紀 岩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SUKUEAA TORASUTO KK
Original Assignee
SUKUEAA TORASUTO KK
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Publication date
Application filed by SUKUEAA TORASUTO KK filed Critical SUKUEAA TORASUTO KK
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 幼児の補助シートとして自動車の座席に固定
して使用し、またベビーカーとしても使用することがで
きる補助シート。 【構成】 シート本体1の背もたれ部3の背部にそって
上下方向に設けられたハンドル杆4,4と、スライド可
能に嵌合されたスライド部材5と、下端に前輪11が軸
着された前輪用アーム6,6と、下端に後輪13が軸着
された後輪用アーム7,7と、一端がシート本体1の座
部前方に枢着され他端が前輪用アーム6の中間部に連結
された前部連結杆15と、一端がシート本体1の背もた
れ部3下方に枢着され他端が後輪用アーム7の中間部に
連結された後部連結杆18と、シート本体1の背もたれ
部3の背面に設けられ前記スライド部材5を上昇させて
前、後輪がシート本体下部に格納される状態とスライド
部材5を下降させて前、後輪がシート本体下部から突出
した状態とを維持するためスライド部材5を係止する係
止部21,22とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の座席に設置し
て幼児を座らせる補助シートと自動車から下したときは
ベビーカーとして使用することができる幼児用補助シー
トに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の座席に幼児を座らせて走行する
とき、急停止時や衝突時等に慣性によって前方へ飛び出
す危険性が大きい。
【0003】その対策として従来から幼児用の補助シー
トを座席に置き、その上に幼児を座らせて補助シートに
備えられた補助シートベルトを幼児の身体に掛け、補助
シート自体は車体側のシートベルトにより固定するよう
にしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに上記の補助シ
ートは、幼児を乗せない不使用時には自宅に仕舞ってお
くか、あるいは自動車のトランク内に収納しておくこと
になり、幼児が乗車しないときはきわめて邪魔になる。
このようなことから幼児の安全を確保するうえで有効で
ありながら普及率が低いという状況にあるのが実情であ
る。さりとて車体に備えられているシートベルトを幼児
の身体に掛けても、身体が小さい幼児では身体から外れ
やすく、十分な保護機能を果すことができない。
【0005】本発明はこれに鑑み、幼児の乗車時には補
助シートとして自動車の座席に固定して使用し、自動車
から降りたときはベビーカーとして使用することがで
き、補助シートの利用範囲を拡大して補助シートの普及
を増進し、もって幼児の車中での事故の低減を果すこと
を目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の問題点を
解決することを課題として、本発明は、座部および背も
たれ部が一体的に形成されたバケット状のシート本体
と、このシート本体の背もたれ部の背部にそって上下方
向に設けられたハンドル杆と、このハンドル杆に上下方
向スライド可能に嵌合されたスライド部材と、このスラ
イド部材に上端が枢支され下端に前輪が軸着された左右
一対の前輪用アームと、前記スライド部材に上端が枢支
され下端に後輪が軸着された左右一対の後輪用アーム
と、一端がシート本体の座部前方に枢着され他端が前輪
用アームの中間部に連結された前部連結杆と、一端がシ
ート本体の背もたれ部下方に枢着され他端が後輪用アー
ムの中間部に連結された後部連結杆と、シート本体の背
もたれ部の背面に設けられ前記スライド部材を上昇させ
て前、後輪がシート本体下部に格納される状態とスライ
ド部材を下降させて前、後輪がシート本体下部から突出
した状態とを維持するためスライド部材を係止する係止
部とを具備してなり、自動車の座席用補助シート形態と
ベビーカー形態とに変態自在としたことを特徴とするも
のである。
【0007】
【作用】自動車の座席に置いて補助シートとして幼児を
座らせるときは、スライド部材の係止部を外してハンド
ル杆に対し上方へスライドさせると、前輪用アームおよ
び後輪用アームが共に引上げられる。そのとき各アーム
は前部連結杆および後部連結杆により上昇軌道が規制さ
れることにより前輪はシート本体の座部の前部下面に、
後輪は座部の後部下面にそれぞれ位置されて格納状態と
なる。
【0008】自動車から下してベビーカーとして使用す
るときは、スライド部材の係止を解除してハンドル杆に
対し下方へスライドさせると、前輪用アームおよび後輪
用アームが下方し伸展し、前輪は座部の前部下方へ、後
輪は座部の後部下方へそれぞれ突出した形態となり、ス
ライド部材を係止部により係止させることによりその形
態が維持される。こうしてハンドル杆を用いて押すこと
によりベビーカーとして使用することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例を参照して
説明する。
【0010】シート本体1は、合成樹脂等により側面形
状が略L字状をなすよう座部2と背もたれ部3とが一体
に形成され、座部2および背もたれ部3の両側部は前方
に屈曲されてバケット状に形成されており、その表面に
はクッション材を内蔵して布地が張られ、幼児の身体が
安定よく受入れられるようになっている。そしてこのシ
ート本体1には、幼児の身体に掛けて幼児の身体をシー
ト本体1に固定するための補助シートベルト(図示省
略)が備えられている。
【0011】シート本体1の背もたれ部3の背面には、
ハンドル杆4,4が上下方向に固設され、このハンドル
杆4,4にはスライド部材5が上下方向スライド自在に
嵌合されている。
【0012】このスライド部材5の左右端部には前輪用
アーム6,6、および後輪用アーム7,7の各上端が端
8,9により枢支されている。この前輪用アーム6,6
の下端の軸受部10には前輪11が軸着され、後輪用ア
ーム7,7の下端の軸受部12には後輪13が軸着され
ている。
【0013】後輪用アーム6,6の中間部には、一端が
シート本体1の座部2の前方下部に軸14により枢着さ
れた前部連結杆15の他端が軸16により連結され、後
輪用アーム7の中間部には、一端が座部2の後方下部に
軸17により枢着された後部連結杆18の他端が軸19
により連結されている。
【0014】シート本体1の背もたれ部3の背面には、
スライド部材5を上昇させて前輪11および後輪13が
シート本体1の座部2の下面を凹ませて形成された車輪
格納部20へ格納された状態(図2)と、スライド部材
5を下降させて前輪11および後輪13がシート本体1
の下方へ突出して状態(図1)とをそれぞれ維持するた
め、その位置にスライド部材5を係止する係止部21,
22が設けられている。
【0015】この係止部は、本実施例では図5に示すよ
うにスライド部材5の背もたれ部3に面する側にスライ
ド部材5に内蔵のバネ(図示せず)により突出する習性
が与えられて設けられたストッパ部材23の爪23a,
23aと背もたれ部3の背面に突設された係止部21,
22との係合により係止するようになされている。この
係止部21,22は、前述のようにスライド部材5の上
昇位置(車輪格納位置)と下降位置(車輪突出位置)と
に位置するとき係合する位置に設けられ、そしてスライ
ド部材5が移動してくる側が傾斜面とされていて、スト
ッパ部材23の爪23aが係止部21,22を乗り越え
れば自動的に突出して係止部21,22に係合し、スラ
イド部材5を握ってストッパ部材23を引込めれば係止
が解かれ、スライド部材5をスライドさせることができ
るようになっている。しかしこの係止部の構成に関して
は本実施例に限られることはなく、スライド部材5を所
定の位置に係止し得るものであれば、他の構成であって
もよい。
【0016】図において24は、前輪11の格納時に前
輪11の前方から下方にかけて覆うよう一端がシート本
体1にピン25により枢支された前輪カバーであり、前
輪11が突出した際には前輪用アーム6の下端のガイド
部材6aが前輪カバー24の内面を押して前輪11に干
渉しないよう前輪11の前方に垂下しておかれるように
なっている。26は後輪13の格納時に後輪13の下部
から後部を覆うようピン27によりシート本体1に枢支
された後輪カバーであり、後輪13が格納位置に至る途
中で一辺26aに当って他辺26bが後輪13の下端か
ら後部を覆うようになっており、これらカバー24,2
6の閉止によりシート本体1を自動車の座席上に置くと
き車輪が座席に直に接触せず、座席を汚すことがない。
28は後輪13のブレーキレバー、29は小物入れであ
る。
【0017】また本実施例では、ベビーカーとしたとき
押しやすくするためハンドル杆4,4に補助ハンドル杆
30,30が内挿されており、この補助ハンドル杆3
0,30の上端間にハンドル31が固着されていて、ベ
ビーカーとして使用するとき補助ハンドル杆30,30
を引出して使用するようになっている。この引出し時に
は図7に例示するようにストッパ32が補助ハンドル杆
30の側面に開口する図示しない穴に嵌入して突出状態
を保つようになっている。補助ハンドル杆30,30を
引込めるときはストッパ32を抜いて補助ハンドル杆3
0,30を押込めばよい。
【0018】なお、ハンドルを高くする必要がない場合
には、補助ハンドル杆30,30を設けず、ハンドル杆
4,4の上端にハンドル31を直接設けるようにすれば
よい。
【0019】つぎに上記実施例の作用を説明する。
【0020】自動車の座席に置いて補助シートとして幼
児を座らせるときは、図1の状態からスライド部材5の
ストッパ部材23の爪23a,23aを下方の係止部2
2から外してハンドル杆4,4に対し上方へスライドさ
せると、前輪用アーム6,6および後輪用アーム7,7
が共に引上げられる。このとき各アーム6,7は前部連
結杆15および後部連結杆18により上昇軌道が規制さ
れることにより前輪11はシート本体1の座部2の格納
部20の前方位置に、また後輪13は座部2の格納部2
0の後方位置にそれぞれ位置され、これら車輪は前輪カ
バー24および後輪カバー26により覆われて外部に露
出せず、図2の状態に変態して自動車の座席上に置いて
も座席を汚すことがなく、しかも座席上に安定して置か
れる形態となる。
【0021】こうして補助シートを自動車の車体に備え
られているシートベルトにより適所を固定したのち補助
シートに幼児を座らせ、シート本体1に備え付けの補助
シートベルトを幼児の身体に掛けることで幼児は座席に
固定される。
【0022】幼児を自動車から降し、補助シートも下し
てベビーカバーとして使用するときは、図2の状態から
スライド部材5のストッパ部材23の爪23a,23a
を上方の係止部21から外してハンドル杆4,4に対し
下方へスライドさせると、前輪用アーム6および後輪用
アーム7が下方へ押し下げられ、前輪用アーム6の下端
のガイド部6aが前輪カバー24を押しひらき、後輪1
3が後輪カバー26を押しひらいてそれぞれ座部2の下
方に突出した状態となり、スライド部材5のストッパ部
材23の爪23a,23aを下方の係止部22に係合す
ることにより前輪11および後輪13の突出状態が維持
され、前、後輪11,13の接地により走行可能な状態
となる。
【0023】このとき補助ハンドル杆30,30をハン
ドル杆4,4から引出してストッパ32により係止させ
ることによりハンドル31が高い位置におかれ、押しや
すくすることができる。この場合にも補助シートベルト
で幼児を固定しておけば安全である。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、幼
児を自動車に乗せる際には座席上に置いて幼児用補助シ
ートとして幼児を安全な状態で乗せることができ、下車
したのちは車輪を突出させることによりベビーカーとし
て使用することができるので、補助シートの利用範囲が
拡大され、補助シートの価格を相対的に安価とし、補助
シートの使用率を高めることに通じて幼児の交通事故の
減少に大きく寄与することができる。また車輪の格納お
よび突出にはスライド部材のスライド操作のみによるワ
ンタッチ操作で行なえるので、自動車への積み下しの際
に手数が掛らず、行楽時など交通安全を計りながら行楽
地での幼児の移動に便利であり、行動範囲も拡大される
など、利用価値の高い幼児用補助シートを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による幼児用補助シートをベビーカーと
した状態を示す断面図。
【図2】同、自動車用補助シートとした状態を示す断面
図。
【図3】図1の状態時の背面図。
【図4】図2の状態時の背面図。
【図5】スライド部材の部分の斜視図。
【図6】ストッパ部材の説明図。
【図7】補助ハンドル杆のストッパを示す斜視図。
【符号の説明】
1 シート部材 2 座部 3 背もたれ部 4 ハンドル杆 5 スライド部材 6 前輪用アーム 7 後輪用アーム 11 前輪 13 後輪 15 前部連結杆 18 後部連結杆 21,22 係止部 23 ストッパ部材 24 前輪カバー 26 後輪カバー 30 補助ハンドル杆 31 ハンドル 32 ストッパ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】座部および背もたれ部が一体的に形成され
    たバケット状のシート本体と、このシート本体の背もた
    れ部の背部にそって上下方向に設けられたハンドル杆
    と、このハンドル杆に上下方向スライド可能に嵌合され
    たスライド部材と、このスライド部材に上端が枢支され
    下端に前輪が軸着された左右一対の前輪用アームと、前
    記スライド部材に上端が枢支され下端に後輪が軸着され
    た左右一対の後輪用アームと、一端がシート本体の座部
    前方に枢着され他端が前輪用アームの中間部に連結され
    た前部連結杆と、一端がシート本体の背もたれ部下方に
    枢着され他端が後輪用アームの中間部に連結された後部
    連結杆と、シート本体の背もたれ部の背面に設けられ前
    記スライド部材を上昇させて前、後輪がシート本体下部
    に格納される状態とスライド部材を下降させて前、後輪
    がシート本体下部から突出した状態とを維持するためス
    ライド部材を係止する係止部とを具備してなり、自動車
    の座席用補助シート形態とベビーカー形態とに変態自在
    としたことを特徴とする自動車の幼児用シート。
JP18825192A 1992-07-15 1992-07-15 自動車の幼児用補助シート Pending JPH0632162A (ja)

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JP18825192A Pending JPH0632162A (ja) 1992-07-15 1992-07-15 自動車の幼児用補助シート

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010253996A (ja) * 2009-04-21 2010-11-11 Aprica Children's Products Kk 手押し車用カバー
CN102602309A (zh) * 2011-01-25 2012-07-25 珍妮有限公司 适用于折叠婴儿汽车座椅的装置
US8646742B2 (en) 2008-07-02 2014-02-11 Shiroki Corporation Seat rail device

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010253996A (ja) * 2009-04-21 2010-11-11 Aprica Children's Products Kk 手押し車用カバー
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