JPH06321299A - 給液装置 - Google Patents

給液装置

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JPH06321299A
JPH06321299A JP13294893A JP13294893A JPH06321299A JP H06321299 A JPH06321299 A JP H06321299A JP 13294893 A JP13294893 A JP 13294893A JP 13294893 A JP13294893 A JP 13294893A JP H06321299 A JPH06321299 A JP H06321299A
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JP
Japan
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liquid
tank
weight
mass flow
level
Prior art date
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JP13294893A
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English (en)
Inventor
Sunao Kawamoto
直 川本
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Oval Corp
Original Assignee
Oval Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 給液量を高価で大形なトラックスケールを使
用することなく、レベル計と質量流量計とを用いて簡易
・小形で安価な給液装置にする。 【構成】 ローリ車1のタンク2内に挿入されたレベル
計により残液レベルを検知してタンク2の体積とレベル
との関係とから残留液体積を算出し、これに質量流量計
11の密度を乗算して残留液重量とローリ車1の真重量
とから車道交通法で定められた制限重量以内の予約液重
量をCPU30で算出し、これをバッチ量設定器28に
自動的に設定して予約液重量を質量流量計11で計量す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、給液装置に関し、より詳細に
は、ローリ車の制限重量未満の所定液量を秤を使用せず
レベル計と質量流量計とにより給液量を算出して予約し
た給液量を給液する給液装置に関する。
【0002】
【従来技術】石油化学等のコンビナート等において隣接
した工場間での液体の取引は、通常流量計を配設したパ
イプライン等を介して行われる。しかし、流量計は一般
に体積流量計であるから、取引される液体および流量計
の温度補正を施し、質量流量に換算した重量により取引
が行われる。しかし、遠地での小口の取引においては、
通常ローリ車が利用される。そしてローリ車で輸送され
る液体の種類は多様であり、例えば、低沸点の液化液で
あるLPG(液化天然ガス)や高粘度のアスファルトピ
ッチ等がある。
【0003】一方、ローリ車での取引は、前述の如く、
重量又は質量で行われるとともに道路交通法により厳し
く車両の重量が制限されており、このため給液完了し出
荷するとき、従来はトラックスケール等の秤により搭載
車両重量に対する搭載液重量が計量算出されていた。し
かし、トラックスケールは装置が大形で、しかも地下に
埋設されるので設備費も高価であり、土地利用効率も悪
かった。更に、荷降しに際しては荷受側がトラックスケ
ールを持っていない場合が殆んどで、また持っていたと
しても出荷時のトラックスケールと精度が合っていると
は限らず、給液所でタンク内の液体を小口に出荷する場
合は計量誤差を生じていた。特に、高粘度の液体におい
ては残液が多く、実際の取引重量には大きい誤差を伴う
ことがあった。
【0004】
【目的】本発明は、上述の実情に鑑みなされたもので、
高価で大形のトラックスケールを使用することなく、ロ
ーリ車のタンクレベル計と質量流量計とを用いて、簡易
小形で高精度な液質量計測手段を有する給液装置を提供
することを目的とするものである。
【0005】
【構成】本発明は、上記目的を達成するためになされた
もので、(1)空車時の真重量が知られ液搭載時の制限
重量が定められたローリ車と、該ローリ車のタンク液レ
ベルを検知するレベル計と、前記タンク液レベルとタン
ク容積との関係が記憶されたローリ車タンク形状メモリ
及び制限重量メモリと、前記ローリ車に配設され該ロー
リ車から排出される荷降し液の質量流量および密度を検
知する第1質量流量計測手段と、液源に連通し前記ロー
リ車に給液する液体の質量流量および密度を検知する第
2質量流量計測手段と、搭載前のタンク液レベルおよび
ローリ車タンク形状メモリより算出された残量液体積に
対して前記第1又は第2質量流量計測手段で検知された
密度を乗算して得られた残液重量に前記ローリ車の真重
量を加算して得られた搭載前ローリ車重量に対し制限総
重量未満の予約された液量を算出し給液する演算制御装
置とからなること、更には、(2)前記(1)におい
て、前記レベル計をタンク内所定密度の液レベルによる
圧力差に応じてタンク内液レベルを求める密度式レベル
計としたことを特徴とするものである。以下、本発明の
実施例に基づいて説明する。
【0006】図1は、本発明による給液装置の構成の一
例を示すブロック図で、図中、1はローリ車、2はタン
ク、3はレベル計、4,10はポンプ、5,11は質量
流量計、6,12はバックプレッシャバルブ、7,13
は定量弁、8は給液タンク、9,14,15,17は開
閉弁、16は安全弁、18はジョイント部、19は荷降
しライン、20は戻しライン、21は給液ライン、22
は演算制御装置、23はレベル変換器、24はトランザ
アクションコンピュータ、25はローリ車タンク形状メ
モリ、26は残量演算器、27は重量演算器、28はバ
ッチ量設定器、29は変換器、30はCPU(中央演算
処理装置)、31はプリンタである。
【0007】ローリ車1は、底部で連通する複数の仕切
板で仕切られたタンク2を有し、タンク2にはタンク2
内の液位を検知するレベル計3が挿入され、レベル変換
器23によりレベル信号が出力される。タンク2内に給
液される液のレベルと体積との関係は、予め測定されて
知られており、このデータはCPU30のローリ車タン
ク形状メモリ25に記憶されている。また、ローリ車1
には、タンク2からの液の荷降しライン19が取り付け
られており、この荷卸しライン19には質量流量計5と
バックプレッシャバルブ12および定量弁7が配設され
ている。またローリ車1の運転室内には質量流量計5の
変換器24aと荷降し量設定器24bおよび荷降し量を
積算する荷降しカウンタ24cとからなるトランザアク
ションコンピュータ24が装着されている。
【0008】給液所において、タンク2には、給液源で
あるタンク8と連通し、タンク2とジョイント18で接
続した給液ライン21より給液される。給液ライン21
には、ポンプ10、質量流量計11、バックプレッシャ
バルブ12および定量弁13が順次配設されている。バ
ックプレッシャバルブ6,12は、LPGのように気化
し易い液体の場合に気化を防ぐために配設されるもの
で、アスファルトピッチ等の粘度が高く気化し難い液体
の場合は不要である。
【0009】演算制御装置22は、給液前のローリ車1
の重量を算出し、給液後の総重量が制限重量に達しない
ように予約された液量を給液し記録する装置である。演
算制御装置22は、レベル計3から出力される信号を所
定のレベル信号に変換するレベル変換器23と、ローリ
車タンク形状メモリ25と、レベル計3からのレベル信
号とローリ車タンク形状メモリ25とからタンク2に残
った液体の体積を算出する残量演算器26と、質量流量
計11から得られた液体の密度とからタンク2内の残液
重量を算出してCPU30内に記憶されたローリ車1の
真値重量を前記残液重量に加算して荷降しされた状態、
すなわち給液する直前のローリ車1の重量と制限重量の
範囲で給液可能な予約された給液の重量を算出する重量
演算装置を有している。
【0010】更には、前記給液可能な液重量範囲内で予
約された給液量を設定する設定器28と、給液側の質量
流量計11の変換器29および給液出荷される給液デー
タを処理するCPU30およびプリンタ31を有してい
る。
【0011】質量流量計5,11は、ともにコリオリの
力を利用した実測流量計であり、両端が支持された測定
管を支持部まわりに固有振動数で駆動したとき測定管に
は質量流量に比例した位相差が生じ、この位相差を検知
することにより質量流量を測定するという原理に基づい
ている。この時の固有振動数は液体の密度の関数であ
り、固有振動数から液体の密度を算出できる。
【0012】レベル計3は、例えば、周知の静電容量形
レベル計で、ハッチ等からタンク2内に挿入される棒状
のプローブと、プローブと同軸な筒状の容器とからな
り、液レベルの変化によりプローブと容器との間の液体
の誘電率による静電容量が変化することを利用したレベ
ル計である。
【0013】次に、以上のごとく構成された給液装置の
動作を説明する。まず、ローリ車1にはある定められた
同じ液体が給液されるものとし、ここでは、例えば、L
PGのような気化し易い低沸点の液体が搭載されるもの
とする。給液所等での給液においては、まず、演算制御
装置22によりタンク2内の液レベルをレベル計3で検
知してレベル変換器23から出力されたレベル信号と、
ローリ車タンク形状メモリ25に記憶されたレベルと液
量との関係から残量演算器26により給液前のタンク2
内の残液体積を算出し、この体積は重量演算器27に記
憶されている。
【0014】一方、給液ライン21と、ローリ車1とは
ジョイント18で接続され、開閉弁9が開弁されている
ので質量流量計11内にはタンク8内の液が充満されて
おり変換器29からは密度信号が出力されて、この密度
信号はバッチ量設定器28に入力される。
【0015】CPU30には、ローリ車の車番、ローリ
車1の真値重量および予約量等のローリ車データが入力
記憶されており、前記重量演算器27では入力されたタ
ンク2内の残液体積と、バッチ量設定器28に入力され
た密度信号とが乗算されて残液重量が計算される。CP
U30は、残液重量とローリ車の真値重量とを加算し、
加算重量と記憶された予約給液量とに基づいて給液量を
算出してバッチ量設定器28に計算された給液量を設定
して給液を開始する。給液が進行するとともにタンク2
内の気体は、戻しライン20から開閉弁15,17を介
してタンク8内に戻される。同時に給液した液重量等の
給液データはプリンタ31に記録される。
【0016】予約量が給液されたローリ車1は給油所に
到り、所望の液重量が荷降しされる。ここでの荷降しは
エンジンモータEで駆動されたポンプ4により圧送され
荷降し所望の設定量24bに設定され液量を質量流量計
5で計量して、設定量に達したとき定量弁7で閉止され
る。このときの荷降し質量は、荷降しカウンタ24cに
積算記録され、更に、このときの残液重量が記憶され
る。これらの荷降しは、順次各給油所で小口に行われ、
記録される。
【0017】最後に、残量が記録されており、次回の給
液時において、レベル計3とローリ車タンク形状メモリ
25とから算出した前記残留液重量と比較され残留液重
量を確認される。
【0018】図1に示したレベル計3は、直接タンク2
内に挿入して着脱する形式のため、作業性が悪い。
【0019】図2は、本発明による給液装置の他の実施
例を示す構成図で、図中、32は密度式レベル計(HT
G:Hydrostatic Tank Gauging System)で、図1と同
じ作用をする部分には図1と同一の参照番号を付してい
る。
【0020】密度式レベル計32は、周知のものでタン
ク2内の温度および給液ライン21のレベルが知られて
いるとき、液レベルはタンク2内の異なる高さの2点間
の液密度に応じた圧力と、タンク2内の液上部空間の圧
力との関数として求められるので、特別タンク2内にレ
ベル計を挿入することなしに、図示の如くタンク2内の
異なる高さの圧力差を計測することにより液レベルを検
知することができる。図2においては、給液ライン21
と戻しライン22との間の圧力差に基づいてレベルが測
定される。
【0021】
【効果】以上の説明から明らかなように、本発明によれ
ば、タンク内の液レベルと、タンク形状メモリとから残
液の体積を算出してこれに質量流量計で計測された密度
を乗算することにより給液前のタンク内残液重量を求め
て、予約された給液重量にするための給液量はCPUで
演算され、これを質量流量計で定量計測され、秤を使用
することなく質量流量計で給液できるので、秤のないと
ころでも正確に荷降しが可能となり、給液所では秤を設
置するコストが不要となり設備費は安価となり、しか
も、小形な装置とすることが可能となる。なお、演算デ
ータは、時々秤で校正できるので長期安定した精度が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による給液装置の構成の一例を示すブ
ロック図である。
【図2】 本発明による給液装置の他の実施例を示す構
成図である。
【符号の説明】
1…ローリ車、2…タンク、3…レベル計、4,10…
ポンプ、5,11…質量流量計、6,12…バックプレ
ッシャバルブ、7,13…定量弁、8…給液タンク、
9,14,15,17…開閉弁、16…安全弁、18…
ジョイント部、19…荷降しライン、20…戻しライ
ン、32…密度式レベル計(HTG:Hydrostatic Tank
Gauging System)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空車時の真重量が知られ液搭載時の制限
    重量が定められたローリ車と、該ローリ車のタンク液レ
    ベルを検知するレベル計と、前記タンク液レベルとタン
    ク容積との関係が記憶されたローリ車タンク形状メモリ
    及び制御重量メモリと、前記ローリ車に配設され該ロー
    リ車から排出される荷降し液の質量流量および密度を検
    知する第1質量流量計測手段と、液源に連通し前記ロー
    リ車に給液する液体の質量流量および密度を検知する第
    2質量流量計測手段と、搭載前のタンク液レベルおよび
    ローリ車タンク形状メモリより算出された残量液体積に
    対して前記第1又は第2質量流量計測手段で検知された
    密度を乗算して得られた残液重量に前記ローリ車の真重
    量を加算して得られた搭載前ローリ車重量に対し制限総
    重量未満の予約された液量を算出し給液する演算制御装
    置とからなることを特徴とした給液装置。
  2. 【請求項2】 前記レベル計をタンク内所定密度の液レ
    ベルによる圧力差に応じてタンク内液レベルを求める密
    度式レベル計としたことを特徴とした請求項1に記載の
    給液装置。
JP13294893A 1993-05-10 1993-05-10 給液装置 Pending JPH06321299A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008535191A (ja) * 2005-04-06 2008-08-28 フォルシュングスツェントルム・ユーリッヒ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 低温燃料電池スタックとその動作方法

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