JPH06321195A - フライトデータレコーダ - Google Patents

フライトデータレコーダ

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JPH06321195A
JPH06321195A JP13697893A JP13697893A JPH06321195A JP H06321195 A JPH06321195 A JP H06321195A JP 13697893 A JP13697893 A JP 13697893A JP 13697893 A JP13697893 A JP 13697893A JP H06321195 A JPH06321195 A JP H06321195A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
flight
memory
memory card
recorder
Prior art date
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Pending
Application number
JP13697893A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Naruse
修 鳴瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kokusai Electric Corp filed Critical Kokusai Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】航空機の事故発生のとき原因を解明するデータ
を得るために搭載されているフライトデータレコーダの
記録データを、機体,エンジンの保守整備に活用するた
め、通常のフライト毎に容易に再生収集できるようにす
る。 【構成】機体の要所に取付けられた機体センサ1からの
検出情報を所定の信号変換を行って特殊容器8の中のメ
モリ9に自動記録するレコーダ制御部2に、メモリカー
ド書込部5を設けて外部からメモリカード10を挿入
し、フライト中、メモリ9に記録されるデータと同じ内
容のデータを記録させて、フライト終了後メモリカード
10を抜き出すように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、航空機等に搭載されて
飛行中の機体やエンジンの状態に関する各種データが自
動的に記録され、墜落などの不慮の事故が発生した時、
その原因究明のデータを得るためのフライトデータレコ
ーダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】航空機には、パイロットの音声を記録す
るボイスレコーダ(voice recorder)とともにフライト
データレコーダ(flight data recorder)と呼ばれる飛
行状態の自動記録装置が搭載されており、事故が発生し
たとき記録された機体情報を解析することにより事故原
因の解明が行われる。フライトデータレコーダは、機体
の各部に取付けた各種センサによって得られる情報を記
憶媒体に録音, 記録するように構成されている。この記
憶媒体 (メモリ) は、事故時の振動, 衝撃, 高温などの
過酷な環境下においても記録内容を保持することのでき
る特別のエンクローザ(容器)に収納されている。近
年、フライトデータレコーダに記録され離発着及び飛行
中の機体情報を、航空機及び搭載機器のメンテナンスに
役立てようとする研究が行われ、一部は実用化段階に達
している。機体の疲労及びエンジン等の維持整備には、
長期間の機体センサによって得られる各種情報の蓄積、
系統的処理及び過去の事故例の蓄積等が極めて有用であ
る。
【0003】フライトデータレコーダに記録されたデー
タを機体及びエンジン等のメンテナンスに役立てるた
め、小型機では2 〜8 時間、大型機では3〜25時間の
フライトが終了する度に記録データを読み出して蓄積
し、さらに長時間にわたる機体情報を分析してデータベ
ースを構築する。このデータベースから機体及びエンジ
ンの状態を評価し、予防診断,整備を行うことにより航
空機の安全がより一層高められる。図2は従来のフライ
トデータレコーダの構成例を示すブロック図である。図
において、1は機体センサであり、航空機のエンジン状
態,操縦状態,航法情報等のデータを検出するための専
用センサとして機体の各要所に取付けられている。1機
当たり約100個程のセンサが取付けられている。20
はレコーダ制御部であり、多数の機体センサ1からの検
出信号を所定のフォーマットに変換して、録音媒体であ
る磁気テープまたは、半導体メモリへ書込むための制御
を行う制御部である。7は記録部であり、磁気テープま
たは半導体メモリなどのメモリ9が特別のエンクローザ
8(容器)に収納され、機体が事故発生による爆発,炎
上,衝突によって強力なインパクト,圧力,火災等に見
舞われても、内部の記録媒体を保護できるようにしてあ
る。従って、エンクローザ8は特殊な金属ケースで作ら
れている。レコーダ制御部20の中の3はセンサインタ
フェース回路であり、各種センサ1からの情報を入力す
るための回路である。21は制御回路であり、センサイ
ンタフェース回路3から入力されたデータのフォーマッ
ト変換を行ない、録音蓄積すべき情報をレコーダ駆動回
路23へ出力するための回路である。6はレコーダ駆動
回路であり、制御回路21から入力されたデータを記録
部7のメモリ9へ出力するための記録信号及び記録制御
信号のドライブ回路である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなフライトデ
ータレコーダのメモリ9に記録された実フライト時のデ
ータを取得するためには、フライト終了後(機体エンジ
ン停止後)に、フライトデータレコーダから蓄積データ
を再生する必要がある。この場合、その都度機体からフ
ライトデータレコーダ本体を取り外すことができないの
で、可搬型のデータ再生専用機を機内に持ち込んで作業
を行っている。しかし、機体電源が停止しているときは
フライトデータレコーダを作動させることができないた
め、機外から電源ケーブルを引き込んで作動させたり、
可搬型再生専用機の電源を利用して作動させている。機
外から電源ケーブルを引き込む場合は、大型機の場合ケ
ーブルが長くなり、一方、ヘリコプターなどの小型機の
場合、機内の空間が狭く作業がやりにくいという欠点が
ある。また、再生専用機の電源を利用する場合は、再生
専用機の電源(バッテリ)容量が大きくなるため、全体
が大きく、重くなるという欠点がある。
【0005】もう一つの問題は、記録データの再生所要
時間が長いことにある。例えば、10時間分の機体デー
タを録音蓄積できるメモリ9の場合、7Mバイト/8ビ
ット程度のメモリ容量のメモリが用いられており、この
データを、簡易インタフェースであるRS−232Cに
より9600bps程度で再生させるとすると、約1時
間半かかり現実的でない。そのため、一般的には、パラ
レルインタフェースで1Mbps程度のインタフェース
を使用する場合が多い。これによれば、約1分程度で読
出すことができる。但し、この場合は、インタフェース
の接続線の数が多く、機上搭載機器であるフライトデー
タレコーダの本体及び専用再生機の装置が大きくなる等
の欠点がある。
【0006】本発明の目的は、これらの問題を解決する
ために行ったものであり、電源を不要としてフライト記
録データを入手することができ、かつ、機内に専用デー
タ再生機を持ち込むことなく記録データを入手すること
のできるフライトデータレコーダを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のフライトデータ
レコーダは、特殊容器に収められたメモリと、機体の要
所に取付けられた多数の機体センサからの検出情報を所
定のフォーマットに変換して前記メモリに記録させるレ
コーダ制御部とが備えられたフライトデータレコーダに
おいて、前記レコーダ制御部に、メモリカードが外部か
ら挿脱できる機構を有するとともに該メモリカードが挿
入された状態で前記検出情報が前記メモリに記録される
と同時に同等の内容のデータを該メモリカードに書き込
むメモリカード書込部を設けたことを特徴とするもので
ある。
【0008】
【実施例】図1は本発明の実施例を示すブロック図であ
る。図において、レコーダ制御部2のセンサインタフェ
ース回路3とレコーダ駆動回路6、及び記録部7,容器
8,メモリ9は、図2の従来の構成部分と同じである。
本発明では、メモリカード書込部5とメモリカード10
を付加し、それにともなって制御回路4の制御内容を追
加して記録部7のメモリ9に記録させる内容と同じ内容
のデータを、メモリカード書込部5に外部から挿脱自在
に挿入されたメモリカード10に同時に書込むように構
成されている。従って、メモリカード10の記憶容量
は、記録部7のメモリ9と同程度の容量を有する。メモ
リカード書込部5は、メモリカード10が外部から挿
入,抜去できる構成を有するとともに、挿入された状態
で制御回路4からのデータを書込む機能を有している。
制御回路4の作用について更に詳しく述べる。制御回路
4において、機体センサからのデータは、規定周期毎に
サンプルされ所定の精度のデジタル信号に変換される。
サンプル周期及び録音蓄積情報のアイテム等は、MIL
−STD−2124“FLIGHT DATA RECORDER FUNCTIONA
L STANDARDS FOR ”に規定されている。機体センサ情報
は連続的にサンプルされ、逐次録音される。これは、事
故解析等においては、事故発生前の各機器の作動状況を
連続的に観測,解析する必要があるためである。このよ
うに連続サンプルデータは、レコーダ駆動回路6に出力
されると同時に、メモリカード書込部5へ出力される。
【0009】以上本発明の装置について説明した。本発
明のフライトデータレコーダを航空機に搭載すれば、フ
ライトが終了したとき、フライト前に差込んだメモリカ
ード10にフライトデータが記録されているので、それ
を抜き出すだけでよく、抜き出したメモリカード10を
再生設備のある任意の場所で再生してデータを収集する
ことができる。しかも、記録されたメモリカード10を
抜き出した後、新たなメモリカードを挿入することによ
り、次のフライト準備を完了させることができる。
【0010】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明を実
施することにより、フライト終了後、機体電源がオフと
なっても、メモリカードを抜き出すのみでよく、狭い機
内での再生収録作業はなくなり、特殊容器の中のメモリ
からフライトデータを再生収録するための可搬型再生専
用機も不要となる等、実用上の効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図2】従来の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 機体センサ 2 レコーダ制御部 3 センサインタフェース回路 4 制御回路 5 メモリカード書込部 6 レコーダ駆動回路 7 記録部 8 容器 9 メモリ 10 メモリカード 20 レコーダ制御部 21 制御回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特殊容器に収められたメモリと、機体の
    要所に取付けられた多数の機体センサからの検出情報を
    所定のフォーマットに変換して前記メモリに記録させる
    レコーダ制御部とが備えられたフライトデータレコーダ
    において、 前記レコーダ制御部に、メモリカードが外部から挿脱で
    きる機構を有するとともに該メモリカードが挿入された
    状態で前記検出情報が前記メモリに記録されると同時に
    同等の内容のデータを該メモリカードに書き込むメモリ
    カード書込部を設けたことを特徴とするフライトデータ
    レコーダ。
JP13697893A 1993-05-17 1993-05-17 フライトデータレコーダ Pending JPH06321195A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13697893A JPH06321195A (ja) 1993-05-17 1993-05-17 フライトデータレコーダ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13697893A JPH06321195A (ja) 1993-05-17 1993-05-17 フライトデータレコーダ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06321195A true JPH06321195A (ja) 1994-11-22

Family

ID=15187919

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13697893A Pending JPH06321195A (ja) 1993-05-17 1993-05-17 フライトデータレコーダ

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61501169A (ja) * 1984-02-03 1986-06-12 サンドストランド・デ−タ・コントロ−ル・インコ−ポレ−テッド マルチレベル時間フォ−マットを利用して航空機のフライトデ−タを圧縮するための装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61501169A (ja) * 1984-02-03 1986-06-12 サンドストランド・デ−タ・コントロ−ル・インコ−ポレ−テッド マルチレベル時間フォ−マットを利用して航空機のフライトデ−タを圧縮するための装置

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