JPH06320117A - ガラス製容器分別装置 - Google Patents

ガラス製容器分別装置

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JPH06320117A
JPH06320117A JP13900093A JP13900093A JPH06320117A JP H06320117 A JPH06320117 A JP H06320117A JP 13900093 A JP13900093 A JP 13900093A JP 13900093 A JP13900093 A JP 13900093A JP H06320117 A JPH06320117 A JP H06320117A
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glass
glass bottle
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正靖 亀川
Yoji Takanashi
洋治 高梨
Kunihito Sato
国仁 佐藤
Atsushi Fukui
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガラス瓶10を色ごとに分別する作業を自動化
する場合に、ガラス瓶10が種々の寸法でかつラベル12を
貼付されているような場合にも、分別に支障が生じない
ようにする。 【構成】 ガラス瓶10は重力に従って自然落下経路14を
落下する。複数個の光源20は、鉛直方向へ等間隔で分布
し、順次点灯手段26により並び順に順次点灯され、光照
射部16へ向けて順次、光を放つ。光照射部16の通過光
は、反射鏡28において反射して、カラーセンサ30へ集め
られて、入力される。色判別手段34はカラーセンサ30の
入力光から色を判別する。コンテナ40a,40b,40cは、ガ
ラス瓶10の色に対応して、自然落下経路14の下流端部に
配設される。アクチュエータ38は、色判別手段34の判別
した色に対応する揺動位置へ揺動式方向付け板36を切替
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ガラス製容器を色ご
とに分別するガラス製容器分別装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ガラス瓶等のガラス製容器は、再資源化
する場合、色ごとに分別することが必須であるが、従来
は、このような分別作業は人手に頼っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】人手で分別することは
非能率的である。また、ガラス瓶は、大から小まで寸法
が種々であるとともに、通常、ラベルが貼付されてお
り、光によりガラス瓶の色を判別しようとする場合、小
さいガラス瓶に対しては光の照射から漏れたり、ガラス
瓶に貼付されているラベルにより光が遮断されたりし
て、ガラス瓶の色の検出には困難が伴う。さらに、無色
のガラス瓶は、ガラス瓶が無いのと同じと判別されてし
まい、無色のガラス瓶を、それに対応するガラス製容器
収容体へ分別することを自動化することは難しい。
【0004】請求項1の発明の目的は、ガラス製容器の
分別を自動化する場合に、種々の寸法でありかつラベル
が貼付されているガラス製容器も支障なく分別できるガ
ラス製容器分別装置を提供することである。請求項2の
発明の目的は、無色のガラス製容器を、それに対応する
ガラス製容器収容体に誤りなく収納させることができる
ガラス製容器分別装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明を、実施例に対
応する図面の符号を使用して説明する。請求項1のガラ
ス製容器分別装置は次の(a)〜(h)の構成要素を有
している。 (a)重力を利用してガラス製容器(10)を移動させる移
動経路(14) (b)移動経路(14)の途中に存在する光照射部(16) (c)分布して配置され光照射部(16)へ向けて光を照射
する複数個の光源(20)を備える光源群(18) (d)光照射部(16)を通過した通過光を入力される光セ
ンサ(30) (e)光センサ(30)の入力からガラス製容器(10)の色を
判別する色判別手段(34) (f)ガラス製容器(10)の色に対応して移動経路(14)の
下流端に配設される複数個のガラス製容器収容体(40a-
c) (g)各ガラス製容器収容体(40a-c)へガラス製容器(1
0)をそれぞれ案内する複数個の案内位置を備える案内部
材(36) (h)色判別手段(34)の判別した色に対応する案内位置
へ案内部材(36)を切替えるアクチュエータ(38)
【0006】請求項2のガラス製容器分別装置では、ア
クチュエータ(38)は、光センサ(30)へ入力される通過光
から光照射部(16)にガラス製容器(10)が存在していない
と判別する場合には、ガラス製容器(10)の無色に対応す
る案内位置に案内部材(36)を保持する。
【0007】
【作用】ガラス製容器(10)は重力に従って所定の移動経
路(14)を下方へ移動する。光源群(18)の各光源(20)は、
移動経路(14)の光照射部(16)を通過中のガラス製容器(1
0)へ向けて、光を照射する。少なくとも一部の光は、ガ
ラス製容器(10)を通過し、ガラス製容器(10)の色に応じ
た通過光となって、光センサ(30)へ入力され。色判別手
段(34)は、光センサ(30)に入力した通過光の色からガラ
ス製容器(10)の色を判別する。アクチュエータ(38)は、
色判別手段(34)が判別した色に応じて、案内部材(36)を
操作する。案内部材(36)は、アクチュエータ(38)により
案内位置を切替えられて、ガラス製容器(10)を、その色
に応じたガラス製容器収容体(40a-c)へ案内し、この結
果、ガラス製容器(10)は、その色に対応するガラス製容
器収容体(40a-c)へ導入され、収納される。
【0008】請求項2のガラス製容器分別装置では、ガ
ラス製容器(10)が無色である場合は、光源(20)からの光
は、光照射部(16)にガラス製容器(10)が無いときとほぼ
同じ状態であるので、案内部材(36)は、無色に対応する
案内位置にアクチュエータ(38)により保持されている。
これにより、無色のガラス製容器(10)は、案内部材(36)
を介して、無色に対応するガラス製容器収容体(40a-c)
に案内されて、それに導入、収納される。
【0009】
【実施例】以下、この発明を図面の実施例について説明
する。図1はガラス製容器分別装置の構成図である。ガ
ラス瓶10は、無色、茶色、青緑、黒等の種々の色があ
り、通常、ラベル12を部分的に貼付されており、重力に
従って自然落下経路14を1個ずつ落下させられるように
なっている。光照射部16は自然落下経路14の途中に設定
され、光源列18は、光照射部16の一方の側において鉛直
方向へ等間隔に配列されて光照射部16の方へ向かって光
を放つ複数個の光源20から成る。レンズ列22は、各光源
20の前方に配置された複数個のレンズ24から成り、各レ
ンズ24は、各光源20からの光を水平方向の光束にして、
光照射部16の方へ向かわせる。光源20は、順次点灯手段
26により上から順番に点灯させられるようになってお
り、順次点灯手段26は、このサイクルを十分に高速で繰
り返す。これにより、ガラス瓶10が自然落下経路14を落
下するときは、少なくとも一部の光源20からの光は、ラ
ベル12により遮断されることなく、また、寸法の小さい
ガラス瓶10であっても、光照射部16を通過する。ガラス
瓶10が光照射部16に存在するときは、光照射部16におけ
る複数の通過光の内の一部は、ガラス瓶10の色に対応す
る色となる。
【0010】反射鏡28は、光照射部16に対して光源列18
及びレンズ列22とは反対側に配設され、光照射部16を通
過して来た通過光を、カラーセンサ30に集めるように、
反射する。遮光部材32は、カラーセンサ30を部分的に覆
い、反射鏡28からの通過光以外の光がカラーセンサ30へ
入力されるのを防止する。色判別手段34は、カラーセン
サ30の出力を入力され、それに基づいて通過光の色を判
別する。色判別手段34は、また、順次点灯手段26から点
灯信号を入力され、判別した色が順次点灯手段26のどの
サイクルのものかを検出する。揺動式方向付け板36は、
光照射部16の下流側に配設され、下端端側を水平方向へ
揺動させて、複数個の揺動位置へ切替え可能になってい
る。アクチュエータ38は、色判別手段34における色の判
別に応じて揺動式方向付け板36の揺動位置を切替える。
【0011】コンテナ40a,40b,40c,・・・は、ガラス瓶
10に色、例えば茶色、無色、青緑、・・・等に対応して
おり、揺動式方向付け板36の各揺動位置に対応して、揺
動式方向付け板36の下側に配設されている。揺動式方向
付け板36は、通常時は、下流端側を、まっずく下へ向け
て、無色のガラス瓶10の収容用のコンテナ40bへ向く揺
動位置になっている。
【0012】実施例の作用について説明する。ガラス瓶
10は重力に従って自然落下経路14を1個ずつ落下させら
れる。光照射部16では、各光源20からの光が各レンズ24
を介して平行な光束として上側のものから順番に放た
れ、ガラス瓶10は、光照射部16の通過中、一部の光をラ
ベル12により遮断することなく、内部を通過される。ガ
ラス瓶10を通過した光は、ガラス瓶10の色に対応する通
過光となって、また、ガラス瓶10が存在しなかったため
に、光照射部16をそのまま通過した光は光源20の色のま
まの通過光となって、反射鏡28に達し、反射鏡28により
反射されて、カラーセンサ30に収束し、カラーセンサ30
に入力される。遮光部材32は、周囲の光がカラーセンサ
30に入力するのを阻止して、反射鏡28において反射する
光照射部16の通過光のみがカラーセンサ30に入力される
ようにする。色判別手段34は、順次点灯手段26及びカラ
ーセンサ30の出力を入力され、順次点灯手段26の各順次
点灯サイクルにおけるカラーセンサ30への入力光の色を
検出する。アクチュエータ38は、色判別手段34が判別し
た色に対応して、揺動式方向付け板36の揺動位置を切替
える。ガラス瓶10が光照射部16を通過してから揺動式方
向付け板36に達するまでには時間がかかり、この時間を
t時間とすると、色判別手段34が光照射部16におけるガ
ラス瓶10の色を検出した順次点灯手段26の点灯サイクル
の時刻からt時間の経過した時刻までに揺動式方向付け
板36は揺動位置を切替えられて、その位置に所定時間保
持されるように、アクチュエータ38は揺動式方向付け板
36を作動させる。こうして、各ガラス瓶10は、その色に
対応する色のコンテナ40a,40b,40cへ揺動式方向付け板3
6により方向付けられて、導入、収納される。
【0013】揺動式方向付け板36は、通常時は、光照射
部16においてガラス瓶10が存在しないときの揺動位置、
すなわち下端をまっすぐ下方のコンテナ40bへ向ける揺
動位置に保持される。ガラス瓶10が無色のときは、光照
射部16にガラス瓶10が存在しないときと同様に、色判別
手段34における通過光の判別は無色となる。したがっ
て、無色のガラス瓶10は、揺動式方向付け板36により、
コンテナ40bへ導入、収納される。
【0014】実施例では、ガラス瓶10は自然落下経路14
を落下するようになっているが、自然落下経路14の代わ
りに、ガラス瓶10を重力により斜めのスロープに流すよ
うな経路としてもよい。実施例では、光源20は鉛直方向
にのみ分布しているが、鉛直方向及び/又は水平方向の
分布でよい。実施例では、順次点灯手段26により光源20
は順番に点灯するようになっているが、光源20を常時点
灯状態に保持してもよい。実施例では、ガラス瓶10の分
別を自動化しているが、ガラス瓶10以外のコップ等の他
のガラス製容器の分別自動化にも適用可能である。
【0015】
【発明の効果】請求項1の発明では、ガラス製容器は、
移動経路の途中の光照射部において光源群の適当に分布
する各光源から光を照射されるようになっているので、
ガラス製容器が小さい寸法であったり、ラベルを貼付さ
れていたりする場合にも、少なくとも一部の光はガラス
製容器を通過して光センサに達するようになっているの
で、支障なく、ガラス製容器の色を検出して、色に対応
するガラス製容器収容体へ分別、収納することができ
る。
【0016】請求項2の発明では、色判別手段が、光セ
ンサへ入力される通過光から光照射部にガラス製容器が
存在しないと判別している場合は、案内部材は、無色に
対応する案内位置に保持されているので、無色のガラス
製容器を、それに対応するガラス製容器収容体に誤りな
く導入、収納することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガラス製容器分別装置の構成図である。
【符号の説明】
10 ガラス瓶(ガラス製容器) 14 自然落下経路(移動経路) 16 光照射部 18 光源列(光源群) 20 光源 30 カラーセンサ(光センサ) 34 色判別手段 36 揺動式方向付け板(案内部材) 38 アクチュエータ 40a,40b,40c コンテナ
【手続補正書】
【提出日】平成5年12月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 ガラス製容器分別装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ガラス製容器を色ご
とに分別するガラス製容器分別装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ガラス瓶等のガラス製容器は、再資源化
する場合、色ごとに分別することが必須であるが、従来
は、このような分別作業は人手に頼っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】人手で分別することは
非能率的である。また、ガラス瓶は、大から小まで寸法
が種々であるとともに、通常、ラベルが貼付されてお
り、光によりガラス瓶の色を判別しようとする場合、小
さいガラス瓶に対しては光の照射から漏れたり、ガラス
瓶に貼付されているラベルにより光が遮断されたりし
て、ガラス瓶の色の検出には困難が伴う。さらに、無色
のガラス瓶は、ガラス瓶が無いのと同じと判別されてし
まい、無色のガラス瓶を、それに対応するガラス製容器
収容体へ分別することを自動化することは難しい。
【0004】請求項1の発明の目的は、ガラス製容器の
分別を自動化する場合に、種々の寸法でありかつラベル
が貼付されているガラス製容器も支障なく分別できるガ
ラス製容器分別装置を提供することである。請求項2の
発明の目的は、無色のガラス製容器を、それに対応する
ガラス製容器収容体に誤りなく収納させることができる
ガラス製容器分別装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明を、実施例に対
応する図面の符号を使用して説明する。請求項1のガラ
ス製容器分別装置は次の(a)〜(i)の構成要素を有
している。 (a)重力を利用してガラス製容器(10)を移動させる移
動経路(14) (b)移動経路(14)の途中に存在する光照射部(16) (c)分布して配置され光照射部(16)へ向けて光を照射
する複数個の光源(20)を備える光源群(18)(d)光源群(18)の光源(20)を順次点灯させる順次点灯
手段(26) (e)光照射部(16)を通過した通過光を入力される光セ
ンサ(30) (f)光センサ(30)の入力からガラス製容器(10)の色を
判別する色判別手段(34) (g)ガラス製容器(10)の色に対応して移動経路(14)の
下流端に配設される複数個のガラス製容器収容体(40a-
c) (h)各ガラス製容器収容体(40a-c)へガラス製容器(1
0)をそれぞれ案内する複数個の案内位置を備える案内部
材(36) (i)色判別手段(34)の判別した色に対応する案内位置
へ案内部材(36)を切替えるアクチュエータ(38)
【0006】請求項2のガラス製容器分別装置では、ア
クチュエータ(38)は、光センサ(30)へ入力される通過光
から光照射部(16)にガラス製容器(10)が存在していない
と判別する場合には、ガラス製容器(10)の無色に対応す
る案内位置に案内部材(36)を保持する。
【0007】
【作用】ガラス製容器(10)は重力に従って所定の移動経
路(14)を下方へ移動する。光源群(18)の各光源(20)は、
順次点灯手段(26)により順次、点灯され、移動経路(14)
の光照射部(16)を通過中のガラス製容器(10)へ向けて、
順次、光を照射する。少なくとも一部の光は、ガラス製
容器(10)を通過し、ガラス製容器(10)の色に応じた通過
光となって、光センサ(30)へ入力され。色判別手段(34)
は、光センサ(30)に入力した通過光の色からガラス製容
器(10)の色を判別する。アクチュエータ(38)は、色判別
手段(34)が判別した色に応じて、案内部材(36)を操作す
る。案内部材(36)は、アクチュエータ(38)により案内位
置を切替えられて、ガラス製容器(10)を、その色に応じ
たガラス製容器収容体(40a-c)へ案内し、この結果、ガ
ラス製容器(10)は、その色に対応するガラス製容器収容
体(40a-c)へ導入され、収納される。
【0008】請求項2のガラス製容器分別装置では、ガ
ラス製容器(10)が無色である場合は、光源(20)からの光
は、光照射部(16)にガラス製容器(10)が無いときとほぼ
同じ状態であるので、案内部材(36)は、無色に対応する
案内位置にアクチュエータ(38)により保持されている。
これにより、無色のガラス製容器(10)は、案内部材(36)
を介して、無色に対応するガラス製容器収容体(40a-c)
に案内されて、それに導入、収納される。
【0009】
【実施例】以下、この発明を図面の実施例について説明
する。図1はガラス製容器分別装置の構成図である。ガ
ラス瓶10は、無色、茶色、青緑、黒等の種々の色があ
り、通常、ラベル12を部分的に貼付されており、重力に
従って自然落下経路14を1個ずつ落下させられるように
なっている。光照射部16は自然落下経路14の途中に設定
され、光源列18は、光照射部16の一方の側において鉛直
方向へ等間隔に配列されて光照射部16の方へ向かって光
を放つ複数個の光源20から成る。レンズ列22は、各光源
20の前方に配置された複数個のレンズ24から成り、各レ
ンズ24は、各光源20からの光を水平方向の光束にして、
光照射部16の方へ向かわせる。光源20は、順次点灯手段
26により上から順番に点灯させられるようになってお
り、順次点灯手段26は、このサイクルを十分に高速で繰
り返す。これにより、ガラス瓶10が自然落下経路14を落
下するときは、少なくとも一部の光源20からの光は、ラ
ベル12により遮断されることなく、また、寸法の小さい
ガラス瓶10であっても、ガラス瓶10を通過する。ガラス
瓶10が光照射部16に存在するときは、光照射部16におけ
る複数の通過光の内の一部は、ガラス瓶10の色に対応す
る色となる。
【0010】反射鏡28は、光照射部16に対して光源列18
及びレンズ列22とは反対側に配設され、光照射部16を通
過して来た通過光を、カラーセンサ30に集めるように、
反射する。遮光部材32は、カラーセンサ30を部分的に覆
い、反射鏡28からの通過光以外の光がカラーセンサ30へ
入力されるのを防止する。色判別手段34は、カラーセン
サ30の出力を入力され、それに基づいて通過光の色を判
別する。色判別手段34は、また、順次点灯手段26から点
灯信号を入力され、判別した色が順次点灯手段26のどの
サイクルのものかを検出する。揺動式方向付け板36は、
光照射部16の下流側に配設され、下端端側を水平方向へ
揺動させて、複数個の揺動位置へ切替え可能になってい
る。アクチュエータ38は、色判別手段34における色の判
別に応じて揺動式方向付け板36の揺動位置を切替える。
【0011】コンテナ40a,40b,40c,・・・は、ガラス瓶
10に色、例えば茶色、無色、青緑、・・・等に対応して
おり、揺動式方向付け板36の各揺動位置に対応して、揺
動式方向付け板36の下側に配設されている。揺動式方向
付け板36は、通常時は、下流端側を、まっすぐ下へ向け
て、無色のガラス瓶10の収容用のコンテナ40bへ向く揺
動位置になっている。
【0012】実施例の作用について説明する。ガラス瓶
10は重力に従って自然落下経路14を1個ずつ落下させら
れる。光照射部16では、各光源20からの光が各レンズ24
を介して平行な光束として上側のものから順番に放た
れ、ガラス瓶10は、光照射部16の通過中、一部の光をラ
ベル12により遮断することなく、内部を通過される。ガ
ラス瓶10を通過した光は、ガラス瓶10の色に対応する通
過光となって、また、ガラス瓶10が存在しなかったため
に、光照射部16をそのまま通過した光は光源20の色のま
まの通過光となって、反射鏡28に達し、反射鏡28により
反射されて、カラーセンサ30に収束し、カラーセンサ30
に入力される。遮光部材32は、周囲の光がカラーセンサ
30に入力するのを阻止して、反射鏡28において反射する
光照射部16の通過光のみがカラーセンサ30に入力される
ようにする。色判別手段34は、順次点灯手段26及びカラ
ーセンサ30の出力を入力され、順次点灯手段26の各順次
点灯サイクルにおけるカラーセンサ30への入力光の色を
検出する。アクチュエータ38は、色判別手段34が判別し
た色に対応して、揺動式方向付け板36の揺動位置を切替
える。ガラス瓶10が光照射部16を通過してから揺動式方
向付け板36に達するまでには時間がかかり、この時間を
t時間とすると、色判別手段34が光照射部16におけるガ
ラス瓶10の色を検出した順次点灯手段26の点灯サイクル
の時刻からt時間の経過した時刻までに揺動式方向付け
板36は揺動位置を切替えられて、その位置に所定時間保
持されるように、アクチュエータ38は揺動式方向付け板
36を作動させる。こうして、各ガラス瓶10は、その色に
対応する色のコンテナ40a,40b,40cへ揺動式方向付け板3
6により方向付けられて、導入、収納される。
【0013】揺動式方向付け板36は、通常時は、光照射
部16においてガラス瓶10が存在しないときの揺動位置、
すなわち下端をまっすぐ下方のコンテナ40bへ向ける揺
動位置に保持される。ガラス瓶10が無色のときは、光照
射部16にガラス瓶10が存在しないときと同様に、色判別
手段34における通過光の判別は無色となる。したがっ
て、無色のガラス瓶10は、揺動式方向付け板36により、
コンテナ40bへ導入、収納される。
【0014】実施例では、ガラス瓶10は自然落下経路14
を落下するようになっているが、自然落下経路14の代わ
りに、ガラス瓶10を重力により斜めのスロープに流すよ
うな経路としてもよい。実施例では、光源20は鉛直方向
にのみ分布しているが、鉛直方向及び/又は水平方向の
分布でよい。実施例では、ガラス瓶10の分別を自動化し
ているが、ガラス瓶10以外のコップ等の他のガラス製容
器の分別自動化にも適用可能である。
【0015】
【発明の効果】請求項1の発明では、光源群の適当に分
布する各光源は、順次点灯手段により順次点灯されて、
光源群へ光を順次照射し、ガラス製容器は移動経路の途
中の光照射部を移動するようになっているので、ガラス
製容器が小さい寸法であったり、ラベルを貼付されてい
たりする場合にも、少なくとも一部の光はガラス製容器
を通過して光センサに達することができ、支障なく、ガ
ラス製容器の色を検出して、色に対応するガラス製容器
収容体へ分別、収納することができる。
【0016】請求項2の発明では、色判別手段が、光セ
ンサへ入力される通過光から光照射部にガラス製容器が
存在しないと判別している場合は、案内部材は、無色に
対応する案内位置に保持されているので、無色のガラス
製容器を、それに対応するガラス製容器収容体に誤りな
く導入、収納することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガラス製容器分別装置の構成図である。
【符号の説明】 10 ガラス瓶(ガラス製容器) 14 自然落下経路(移動経路) 16 光照射部 18 光源列(光源群) 20 光源26 順次点灯手段 30 カラーセンサ(光センサ) 34 色判別手段 36 揺動式方向付け板(案内部材) 38 アクチュエータ 40a,40b,40c コンテナ(ガラス製容器収
容体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福井 敦 神奈川県横浜市金沢区釜利谷町1番地 東 急車輛製造株式会社特装自動車事業本部内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)重力を利用してガラス製容器(10)
    を移動させる移動経路(14)と、(b)前記移動経路(14)
    の途中に存在する光照射部(16)と、(c)分布して配置
    され前記光照射部(16)へ向けて光を照射する複数個の光
    源(20)を備える光源群(18)と、(d)前記光照射部(16)
    を通過した通過光を入力される光センサ(30)と、(e)
    前記光センサ(30)の入力から前記ガラス製容器(10)の色
    を判別する色判別手段(34)と、(f)前記ガラス製容器
    (10)の色に対応して前記移動経路(14)の下流端に配設さ
    れる複数個のガラス製容器収容体(40a-c)と、(g)前
    記各ガラス製容器収容体(40a-c)へ前記ガラス製容器(1
    0)をそれぞれ案内する複数個の案内位置を備える案内部
    材(36)と、(h)前記色判別手段(34)の判別した色に対
    応する案内位置へ前記案内部材(36)を切替えるアクチュ
    エータ(38)とを有していることを特徴とするガラス製容
    器分別装置。
  2. 【請求項2】 前記アクチュエータ(38)は、前記光セン
    サ(30)へ入力される通過光から前記光照射部(16)にガラ
    ス製容器(10)が存在していないと判別する場合には、前
    記ガラス製容器(10)の無色に対応する案内位置に前記案
    内部材(36)を保持することを特徴とする請求項1記載の
    ガラス製容器分別装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030035235A (ko) * 2001-10-30 2003-05-09 주식회사 내츄럴텍 색상별 폐유리병 분류 파쇄장치
KR20030085316A (ko) * 2002-04-30 2003-11-05 주식회사 내츄럴텍 폐합성수지용기의 분쇄장치
KR102454534B1 (ko) * 2021-12-14 2022-10-14 주식회사 그레이트퍼즐 컬러센서를 포함하는 압축 쓰레기통

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