JPH06319737A - 超音波カラードプラ診断装置 - Google Patents

超音波カラードプラ診断装置

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JPH06319737A
JPH06319737A JP10865893A JP10865893A JPH06319737A JP H06319737 A JPH06319737 A JP H06319737A JP 10865893 A JP10865893 A JP 10865893A JP 10865893 A JP10865893 A JP 10865893A JP H06319737 A JPH06319737 A JP H06319737A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、超音波のドプラ効果を利用して、
被検体の血流情報を表示する超音波カラードプラ診断装
置に係り、特に、被検体の関心領域の血流情報を定量化
して、高精度に計測する。 【構成】 超音波カラードプラ診断装置の画面に関心領
域を設定する関心領域設定手段と、血流情報を指示して
いる画素値の範囲を指定する画素値範囲指定手段と、前
記指定した画素値の範囲に、カラードプラ用フレームメ
モリの画素値が収まっている画素を判定して抽出する画
素値判定手段と、前記関心領域中における、前記画素値
判定手段で指定範囲内であると判断された画素が占める
面積と、前記関心領域内の全面積の比を算出する面積比
算出手段と、該面積比を超音波診断装置の画面に表示す
る面積比表示手段とを備えて、被検体の関心領域内の血
流速度を指示している画素が、指定した画素値の範囲内
にある画素を抽出して、関心領域の面積に対する面積比
で表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波のドプラ効果を
利用して、被検体の血流情報を表示する超音波カラード
プラ診断装置の計測機構に関する。
【0002】近年の超音波診断装置の進歩に伴って、腹
部臓器をカラードプラで診断したいという臨床医師の要
求が高まっており、様々な試みがなされている。中で
も、腫瘍の悪性,良性の識別に役立てたいと考えられて
いる。
【0003】現状では、悪性であれば、血流が多く描出
され、良性であれば、さほどでもないことから、被検体
中での血流の有無で腫瘍の識別が行えると期待されてい
る。その医学的な理由としては、悪性の腫瘍では、細胞
が増殖するにあたり、栄養血管が発達するからだといわ
れている。
【0004】然しながら、これまでは、見た目で血流の
有無を判定しており、この判定結果では、最近の超音波
診断装置の性能の向上とともに、悪性,良性を問わず、
殆どの腫瘍で血流が観察できるようになってきた為、悪
性腫瘍の診断効率は、寧ろ、期待できなくなってきた。
【0005】そこで、この血流の多さ(以後、バスキュ
ラリティと称する)を何とか定量化できれば、診断率の
向上が期待できると考える臨床医が少なくない。このよ
うな事情から、上記バスキュラリティを定量化できる超
音波カラードプラ診断装置が要求される。
【0006】
【従来の技術】図9は、従来の超音波カラードプラ診断
装置を説明する図である。本図において、11は、超音波
を送受信する超音波トランスデューサであり、ビーム・
フォーマ部 12 からの送信信号を超音波に変換し、又被
検体からの反射波を電気信号に変換する。
【0007】12は、制御部 111の指定する走査方向へ超
音波ビームを収束させるための上記ビーム・フォーマ部
であり、13は、各走査方向からの受信信号をデジタル化
し、表示用メモリーに書き込むためのBモード用のディ
ジタル・スキャン・コンバータ (Bモード用DSC)部
である。該ディジタル・スキャン・コンバータ(DSC)部
では、ビーム状の超音波信号で、被検体を扇状に走査し
たとき、時系列に入ってくる該超音波のエコー信号を、
ディジタル信号に変換し、該ディジタル信号をビットマ
ップメモリ上に、上記走査した扇状に記憶する。
【0008】14は、上記ビーム・フォーマ部 12 からの
受信信号をミキサーにより、ドプラ信号に復調し、自己
相関法等により平均流速,分散,流れの向きなどを検出
するためのカラー・フロー・マップ(CFM) 解析部であ
り、15は、上記カラー・フロー・マップ(CFM) 解析部 1
4 の出力を、上記、Bモード用のディジタル・スキャン
・コンバータ (Bモード用DSC)部 13 と同様にし
て、表示用メモリに書き込むためのカラー・フロー・マ
ップ(CFM) 用ディジタル・スキャン・コンバータ (CF
M用DSC) 部である。
【0009】18は、上記Bモード断層像上にカラー・フ
ロー・マップ(CFM) 解析部 14 の出力 (カラーバー出
力) を、重ね合わせて表示する場合のカラー・フロー・
マップ(CFM) の表示色と、上記被検体の動態速度との関
係を示す、カラー・フロー・マップ(CFM) スケール (カ
ラーバー) 表示手段である。
【0010】19は、上記Bモード用のディジタル・スキ
ャン・コンバータ (Bモード用DSC)部 3と, カラー
・フロー・マップ(CFM) 用ディジタル・スキャン・コン
バータ (CFM用DSC) 部 5等のメモリ出力を処理
し、表示モニタ 10 への表示信号を作成するビデオ処理
部であって、110 は、上記Bモード断層像, カラー・フ
ロー・マップ(CFM) 像等を表示する表示モニタである。
【0011】111 は、ユーザ操作により、走査・表示な
ど装置全体を制御する制御部,112は、ユーザが所定の操
作を行うキーボード, そして、113 は、上記Bモード断
層像上の部位 (関心領域) を指定することに使用する
設定手段 (例えば、サンプルボリューム等) である。
【0012】上記、従来の超音波診断装置では、操作キ
ーボード 112によるユーザ操作により、上記Bモード断
層像, カラー・フロー・マップ(CFM) 像等が選択的に表
示されていた。例えば、カラー・フロー・マップ(CFM)
像は単独で表示モニタ 10 上に、Bモード断層像等とは
表示モニタ 10 上に分割表示される。
【0013】該カラー・フロー・マップ(CFM) 像は、前
述のように、上記ビーム・フォーマ部 12 からの受信信
号をミキサーにより、ドプラ信号に復調し、自己相関法
等により平均流速,分散,流れの向きなどを検出し、該
検出した速度情報をカラー情報に変換して、該Bモード
断層像に重ね合わせて表示される。
【0014】具体的には、Bモード断層像の明るい部分
ではBモード像が表示され、該Bモード断層像の暗い部
分、即ち、組織の少ない血管のある部分では、カラー・
フロー・マップ(CFM) 像 (カラードプラ像) が表示され
る。
【0015】上記のCFM解析部 14 での血流速度は、
以下のようにして算出される。被検体である生体内を流
れる血流に対して、超音波トランスデューサ(プロー
ブ)11から超音波パルスを送波すると、この送信パルス
の中心周波数fcは移動して血流内の血球によって、ド
プラ偏移周波数fdだけ変化して、fd+fc=fの超
音波パルスとして同一プローブで受波される。
【0016】このとき、ドプラ偏移周波数fdは、血流
速度Vが反映された次式のように示される。 fd=(2Vcosθ/C)fc ここで、V:血流速度、θ:超音波パルスと血流とのな
す角度、C:音速 従って、ドプラ偏移周波数fdを検出することにより、
血流速度Vを検出することができる。上記のfdは、前
述のように自己相関法や、FFT法などにより求められ
る。
【0017】上記の方法は、ベロシティーモードと称さ
れているが、別の方法として、パワーモードと称して、
クラッタ成分(組織の細かな動きの成分)をカットする
ための、所謂、MITフィルタの出力を輝度変調した上
で画像表示を行っているものもある。
【0018】いずれのモードにおいても、血流動態を把
握するための重要な情報を医師に与え、現在、このカラ
ードプラ機能は、超音波診断装置の必須機能となりつつ
ある。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】通常、上記血流速度と
カラー情報 (色相, 明るさ) との関係が、カラー・フロ
ー・マップ(CFM) スケール(所謂、カラーバー)として
表示されるが、被検体のBモード断層像内の全体的な把
握は容易であるものの、被検体の各部位の色相,明るさ
を、上記カラー・フロー・マップ(CFM) スケール表示き
照らし合わせる必要があり、血流の多さ、即ち、バスキ
ュラリティ(血管の多さ)の計測は、例えば、上記カラ
ー・フロー・マップ(CFM) 画像の写真の腫瘍上に、予
め、同心円を描いたトレーシングペーパーを乗せ、円と
交差する、所定の色相,明るさを持つ血流表示画素を数
えたり、写真の腫瘍上に、予め、ランダムに点をプロッ
トしたトレーシングペーパーを乗せ、血流上に乗った点
の数を数えて、バスキュラリティとして評価しようとし
ている臨床医もいるが、このような時間のかかる臨床実
験では、数がこなせないため、実用には程遠いのは、誰
の目にも明らかであるという問題があった。
【0020】本発明は上記従来の欠点に鑑み、上記のよ
うな手作業にとって代わる計測機能を実現し、簡便に、
精度よく定量化してバスキュラリティを計測することが
できる超音波カラードプラ診断装置を提供することを目
的とするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理構
成例を示した図であり、図2〜図4は、本発明の一実施
例を示した図であり、図2,図3は面積比算出手段の例
を示しており、図4は面積比表示手段の例を示してい
る。上記の問題点は下記の如くに構成された超音波カラ
ードプラ診断装置によって解決される。
【0022】(1) 超音波カラードプラ診断装置の画面に
関心領域を設定する関心領域設定手段 1と、血流情報
を指示している画素値の範囲を指定する画素値範囲指定
手段 5と、前記指定した画素値の範囲に、カラードプラ
用フレームメモリ 4の画素が収まっている画素を判定し
て抽出する画素値判定手段 6と、前記関心領域中にお
ける、前記画素値判定手段 5で指定範囲内であると判断
された画素が占める面積と、前記関心領域内の全面積の
比を算出する面積比算出手段 3,6,7と、該面積比を超音
波診断装置の画面に表示する面積比表示手段 8とを備え
て、被検体の関心領域内の血流速度を指示している画
素が、前記指定した画素値の範囲内にある画素を抽出し
て、関心領域に面積に対する面積比で表示するように構
成する。
【0023】(2) 上記画素値範囲指定手段 5は、カラー
バー (前述のカラー・フロー・マップ(CFM) スケール表
示) 上にカーソルを表示するカーソル表示手段と、上
記カーソルを移動させるカーソル移動手段とで構成す
る。
【0024】(3) 上記画素値範囲判定手段 5は、上記カ
ラードプラ用フレームメモリ 4の、上記関心領域中の
画素の画素値のヒストグラムを算出して表示するカラー
ドプラヒストグラム算出手段 9と、上記表示されている
ヒストグラムの血流速軸上を表示するカーソル表示手段
と、上記カーソルを移動させるカーソル移動手段とで
構成する。
【0025】(4) 上記面積比算出手段 7は、上記画素値
判定手段 6で、指定した画素値の範囲内であると判断さ
れた関心領域中の画素数をカウントする第1のカウント
手段70 と、上記関心領域内の画素数をカウントする
第2のカウント手段 71 と、上記第1のカウント手段 7
0 でのカウント結果を、上記第2のカウント手段 71 で
のカウント結果で除するカウント結果除算手段 72 とで
構成する。
【0026】(5) 上記面積比算出手段 7は、上記カラー
ドプラフレームメモリ 4の関心領域中の画素の、各画
素値のヒストグラムを算出するカラードプラヒストグラ
ム算出手段 95,96と、上記画素値判定手段 6で抽出され
た指定の範囲内のヒストグラムの積分値を得る第1の積
分手段 95,96,77 と、上記ヒストグラム全体の積分値を
得る第2の積分手段 95,96,78 と、上記第1の積分手段
95,96,77 での積分結果を、上記第2の積分手段 95,9
6,78 での積分手段で除する積分結果除算手段 79 とで
構成する。
【0027】(6) 上記面積比表示手段 8は、上記面積比
を数値で表示するためのフォント表示手段 80 を備える
ように構成する。 (7) 上記面積比表示手段 8は、該面積比の過去の履歴を
グラフで数値表示する履歴グラフ表示手段 82,83を備え
るように構成する。
【0028】
【作用】即ち、本発明においては、カラードプラ画像中
において、関心領域を指定し、該指定した関心領域
中の画素数に対して、所定の血流速度を表示している画
素数との比を算出して、数字,又は、履歴グラフで、該
カラードプラ画像のフレーム単位で表示するようにした
ものである。
【0029】上記所定の血流速度の範囲を指定する方法
として、該カラードプラ画像中に表示されている前述の
カラーバー{正確には、カラー・フロー・マップ(CFM)
スケール}上で、抽出したい血流速度の範囲をカーソル
表示するか、該カラードプラ画像中の各血流速度を指示
している色の画素のヒストグラムをとり、そのヒストグ
ラム上において、抽出したい血流速度の範囲をカーソル
表示する。
【0030】従って、カラー表示されている血流速度
を、カラーバー, 或いは、カラー表示画素のヒストグラ
ム上でカーソル表示して選択することができ、バスキュ
ラリティを簡便, 且つ、高精度に定量化して測定するこ
とができる効果がある。
【0031】
【実施例】以下本発明の実施例を図面によって詳述す
る。前述の図1が、本発明の原理構成図であり、図2〜
図4は、本発明の一実施例を示した図であり、図5〜図
8は、本発明による動作説明図であって、図5は、関心
領域の表示例を示しており、図6は、カラードプラ画
像中の血流速度の範囲、具体的には、画素抽出範囲指定
手段の例を示しており、図7は、指示した範囲の血流速
度を持つ画素の面積比の概念を示し、図8は、面積比の
表示例を示している。
【0032】本発明においては、超音波カラードプラ診
断装置の画面に関心領域を設定する関心領域設定手段
1と、血流情報を指示している画素値の範囲を指定する
画素値範囲指定手段 5と、前記指定した画素値の範囲
に、カラードプラ用フレームメモリ 4の画素値が収まっ
ている画素を判定して抽出する画素値判定手段 6と、前
記関心領域中における、前記画素値判定手段 5で指定
範囲内であると判断された画素が占める面積と、前記関
心領域内の全面積の比を算出する面積比算出手段3,4,6,
7と、該面積比を超音波診断装置の画面に表示する面積
比表示手段 8が、本発明を実施するのに必要な手段であ
る。尚、全図を通して同じ符号は同じ対象物を示してい
る。
【0033】以下、図1を参照しながら、図2〜図8に
よって、本発明の超音波カラードプラ診断装置の構成と
動作を説明する。先ず、図1において、関心領域設定手
段 1は、Bモード画像中において、腫瘍部等の関心領域
を円等で指示して、表示用ビットマップフレームメモ
リ 2に描画し、図5に示されているように表示する。
【0034】上記関心領域を指示する情報は、関心領
域フラグ用ビットマップフレームメモリ 3にも入力さ
れ、該関心領域中の画素にフラグとして、該関心領域
内の画素には、“1”を、その他の画素には“0”を
与える。図7(b) は、上記のようにして指示された関心
領域を黒画素 (即ち、画素値が“1”)を示してい
る。
【0035】前述のように、カラードプラ画像中には、
例えば、スーパーインポーズの方法等で、画像の左端
に、カラーバー{前述のカラー・フロー・マップ(CMF)
スケール}が表示されているので、図1の画素値範囲設
定手段 5の制御により、カーソルを、図6(a) に示した
ように、上記カラーバー上に表示し、その表示されてい
るカーソルを、通常のカーソルの上下移動キーで移動さ
せて、所定の色相, 明るさを指定する。又は、図6(b)
に示されているように、カラードプラ画像中の各画素の
値のヒストグラムを表示し、そのヒストグラムの血流速
度軸方向で、カーソルを表示し、そのカーソルを移動さ
せて、所定の血流速度の範囲を指定するようにしてもよ
い。{請求項2,3に対応する実施例} このような操作により、カラードプラ画像中において、
該カーソルが指示した範囲の画素を抽出することができ
る。この抽出動作を、図1の画素値判定手段 6が行う。
このようにして、関心領域{図7(b) 参照}の中の指
示された血流速度を持つ画素を指示した例が、図7(a)
の黒画素である。
【0036】図1の面積比算出手段 7では、上記関心領
域フラグ用ビットマップフレームメモリ 3から出力され
る関心領域中の画素の数{図7(b) の黒画素の数}
と、上記画素値判定手段 6で抽出された所定の血流速度
を指示している画素値を持つ画素の数{図7(a) の黒画
素の数}との比を、例えば、除算手段で出力し、面積比
表示手段 8で、例えば、後述する図8に示したように表
示する。{請求項1に対応する実施例} 次に、図2,図3によって、上記面積比算出手段 7の具
体例を説明する。
【0037】先ず、図2において、カラードプラフレー
ムメモリ 4中に描画されているカラードプラ画像中の各
画素の画素値が、画素値判定手段 6のA端子に入力され
ると共に、上記画素値範囲判定手段 5から、図6(a),又
は、(b) の手段で指示された、血流速度の範囲を指定す
る閾値(THLESHOLD+,THLESHOLD-) が、画素値判定手段6
のB,C端子に入力されると、該画素値判定手段 6にお
いて、A>B,或いは、A<Cなる演算が施され、上記
カーソルで指示した画素値を持つ画素が、カウンタ (第
1のカウント手段)70のイネーブル(EN2) 端子に入力さ
れる。
【0038】該カウンタ 70 の他のイネーブル(EN1) 端
子には、前述の関心領域フラグ用ビットマップフレーム
メモリ 3から、関心領域内のフラグが“1”を示して
いる画素が入力される。
【0039】該カウンタ 70 は、フレーム同期信号(VD)
が入力される毎に、クリアされ、上記イネーブル(EN1)
が指示する画素であって、且つ、イネーブル(EN2) が指
示する画素の数を計数する。{図7(a) 参照} 同様にして、カウンタ (第2のカウント手段) 71では、
上記関心領域内のフラグが“1”を示している画素の
数を計数する。{図7(a),(b) 参照} 従って、除算手段 72 においては、関心領域中の画素
の数に対する、所定の血流速度を持つ画素の数の比を求
めることができる。{請求項4に記載の実施例に対応} 次に、図3によって、他の面積比算出手段について説明
する。
【0040】図3において、コントローラ(CONTROL) 95
と、ヒストグラムメモリ(MEM) 96が、図1で示されてい
るカラードプラヒストグラム算出手段 9を構成してい
る。従って、図2の場合と同様にして、カラードプラフ
レームメモリ 4から、カラードプラ画像の各画素が、コ
ントローラ(CONTROL) 95に入力され、関心領域フラグ用
ビットマップフレームメモリ 3から、関心領域中の画
素が入力される。
【0041】該コントローラ(CONTROL) 95では、関心領
域内の画素の内、画素値が“1”〜、例えば、“127"
までの各の画素の数を計数して、ヒストグラムメモリ(M
EM)96 に格納する。
【0042】ここで、図1の画素値範囲設定手段 5から
の指示に基づいて、カラードプラ画像中の、所定の画素
値の範囲がカーソル表示されると、図6(b) で説明した
ように、ヒストグラム中の血流速度軸上において、所定
の血流速度の範囲が指定され、その指定範囲を指示する
制御信号aが、第1の積分手段 77 と、第2の積分手段
78 の、それぞれの積分制御端子(C1,C2) に入力され
る。
【0043】第1の積分手段 77 では、上記積分制御端
子(C1)に入力された血流速度の範囲を指定する信号に基
づいて、図6(b) に示したヒストグラム中において、カ
ーソルが指示ている血流速度の範囲内の画素の数のみを
積分する。
【0044】同様にして、第2の積分手段 78 では、上
記積分制御端子(C2)に入力された血流速度の範囲を指定
する信号に基づいて、図6(b) に示したヒストグラム中
の総ての画素の数を積分する。
【0045】従って、除算手段 79 においては、関心領
域中の画素の数に対する、所定の血流速度を持つ画素
の数の比を求めることができる。{請求項5に記載の実
施例に対応} 次に、図4によって、上記算出された面積比を表示する
手段について説明する。図8は、上記算出された面積比
の表示例を示している。図中の「42%」の数字は、フ
レーム毎の面積比を数字フォントで表示した例であり,
図8の履歴グラフは、各フレーム毎の面積比の履歴をグ
ラフ表示した例であって、一番右側でのグラフの位置
(値) が現在のフレームでの面積比を表示している。
【0046】上記の表示手段は、図1の面積表示手段 8
の具体例を示しており、図4の表示回路によって実現さ
れる。先ず、表示モニタ 110の表示範囲を所定の順序で
走査することで、走査位置を指示する水平位置, 垂直位
置指示信号が、図9の、例えば、制御部 111から入力さ
れる。
【0047】判定部 81 では、上記表示モニタ 110の走
査位置を指示する水平位置, 垂直位置指示信号と、図8
の表示例で示した面積比を数字で表示する位置の座標
(水平位置, 垂直位置) とを比較し、一致したとき、フ
ォントROM 80から所定の数字{表示量(%)が指示する
数字}のフォントを読み出し、上記一致した座標から、
上記フォントROM 80から読み出されたフォントデータを
展開して、例えば、「4」「2」「%」を、図8に示し
た如くに表示する。{請求項6に記載の実施例に対応} 同様にして、判定部 82 においては、上記表示モニタ 1
10の走査位置を指示する水平位置, 垂直位置指示信号
と、図8の表示例で示した履歴グラフに対応する過去の
各フレーム毎の面積比が格納されている履歴メモリ 83
からの、各フレーム毎の面積比に対応した, 水平位置と
垂直位置情報とを比較し、一致した座標には「黒ドッ
ト」を、不一致の座標には「白ドット」を出力すること
で、上記履歴メモリ 83 に格納されている各フレーム毎
の面積比を履歴グラフにして表示することができる。
【0048】具体的には、図9の制御部 111からの、各
フレーム毎の水平位置, 垂直位置が入力されたとき、該
入力された水平位置に対応するフレームを認識して、該
フレームの面積比の垂直座標位置が格納されているアド
レスで、履歴メモリ 83 をアクセスし、該フレームの面
積比を指示する垂直位置データを読み取り、上記制御部
111からの垂直位置と比較することで、上記グラフ表示
を実現することができる。
【0049】このとき、上記履歴メモリ 83 をシフト構
造のメモリ、例えば、先入れ後出し(FILO)メモリで構成
しておくことで、現在のフレームからの過去のフレーム
の面積比に対応する垂直座標データが、フレームが更新
される毎に、対応するアドレスにシフト (スクロール)
しながら格納されているので、前述のように、例えば、
一番右側に最新のフレームの面積比が表示され、左側に
過去の複数フレームの面積比がスクロールしながら表示
される。{請求項7に記載の実施例に対応}このよう
に、超音波のドプラ効果を利用して、被検体の血流情報
を表示する超音波カラードプラ診断装置において、超音
波カラードプラ診断装置の画面に関心領域を設定する
関心領域設定手段と、血流情報を指示している画素値の
範囲を指定する画素値範囲指定手段と、前記指定した画
素値の範囲に、カラードプラ用フレームメモリの画素が
収まっている画素を判定して抽出する画素値判定手段
と、前記関心領域中における、前記画素値判定手段で
指定範囲内の画素値であると判断された画素が占める面
積と、前記関心領域内の全面積の比を算出する面積比算
出手段と、該面積比を超音波診断装置の画面に表示する
面積比表示手段とを備えて、被検体の関心領域内の血
流速度を指示している画素が、指定した画素値の範囲内
にある画素を抽出して、関心領域の面積に対する面積比
で表示するようにした所に特徴がある。
【0050】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
超音波カラードプラ診断装置によれば、バスキュラリテ
ィを簡便に、且つ、高精度に定量化して測定することが
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図
【図2】本発明の一実施例を示した図(その1)
【図3】本発明の一実施例を示した図(その2)
【図4】本発明の一実施例を示した図(その3)
【図5】本発明による動作説明図(その1)
【図6】本発明による動作説明図(その2)
【図7】本発明による動作説明図(その3)
【図8】本発明による動作説明図(その4)
【図9】従来の超音波カラードプラ診断装置を説明する
【符号の説明】
1 関心領域設定手段 2 表示用ビットマップフレームメモリ 3 関心領域フラグ用ビットマップフレームメモリ 4 カラードプラフレームメモリ 5 画素値範囲設定手段 6 画素値判定
手段 7 面積比算出手段 8 面積比表示
手段 70 カウンタ (第1のカウント手段) 71 カウンタ (第2のカウント手段) 72 カウント結果除算手段 77 第1の積分手段 78 第2の積分
手段 79 積分結果除算手段 80 フォント ROM 81,83 判定部 84 履歴メモリ 9 カラードプラヒストグラム算出手段 95 コントロール(CONTROL) 96 ヒストグラムメモリ(MEM) 11 超音波トランスデューサ 12 ビーム・フォーマ部(ビーム・フォーマ) 13 B モード用DSC 部 14 CFM 解析部 15 CFM 用DSC 部 18 CFM スケール発生部 19 ビデオ処理
部 110 表示モニタ 111 制御部 112 操作キーボ
ード 113 設定手段 関心領域

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】超音波カラードプラ診断装置の画面に関心
    領域 () を設定する関心領域設定手段(1) と、 血流情報を指示している画素値の範囲を指定する画素値
    範囲設定手段(5) と、 前記指定した画素値の範囲に、カラードプラ用フレーム
    メモリ(4) の画素が収まっている画素を判定して抽出す
    る画素値判定手段(6) と、 前記関心領域 () 中における、前記画素値範囲設定手
    段(5) で指定範囲内であると判断された画素が占める面
    積と、前記関心領域内の全面積の比を算出する面積比算
    出手段(3,6,7) と、 該面積比を超音波診断装置の画面に表示する面積比表示
    手段(8) とを備えて、 被検体の関心領域 () 内の血流速度を指示している画
    素が、前記指定した画素値の範囲内にある画素を抽出し
    て、関心領域に面積に対する面積比で表示することを特
    徴とする超音波カラードプラ診断装置。
  2. 【請求項2】上記画素値範囲設定手段(5) は、カラーバ
    ー上にカーソルを表示するカーソル表示手段()と、 上記カーソルを移動させるカーソル移動手段と、 で構成することを特徴とする請求項1に記載の超音波カ
    ラードプラ診断装置。
  3. 【請求項3】上記画素値範囲設定手段(5) は、上記カラ
    ードプラ用フレームメモリ(4) の、上記関心領域 ()
    中の画素の画素値のヒストグラムを算出して表示するカ
    ラードプラヒストグラム算出手段(9) と、 上記表示されているヒストグラムの血流速軸上を表示す
    るカーソル表示手段 () と、 上記カーソルを移動させるカーソル移動手段と、 で構成することを特徴とする請求項1に記載の超音波カ
    ラードプラ診断装置。
  4. 【請求項4】上記面積比算出手段(7) は、上記画素値判
    定手段(6) で、指定した画素値の範囲内であると判断さ
    れた関心領域中の画素数をカウントする第1のカウント
    手段(70)と、上記関心領域()内の画素数をカウント
    する第2のカウント手段(71)と、 上記第1のカウント手段(70)でのカウント結果を、上記
    第2のカウント手段(71)でのカウント結果で除するカウ
    ント結果除算手段(72)と、 で構成することを特徴とする請求項1に記載の超音波カ
    ラードプラ診断装置。
  5. 【請求項5】上記面積比算出手段(7) は、上記カラード
    プラフレームメモリ(4) の関心領域()中の画素の、
    各画素値のヒストグラムを算出するカラードプラヒスト
    グラム算出手段(95,96) と、 上記カラードプラヒストグラム算出手段(95,96) で抽出
    された指定の範囲内のヒストグラムの積分値を得る第1
    の積分手段(95,96,77)と、 上記ヒストグラム全体の積分値を得る第2の積分手段(9
    5,96,78)と、 上記第1の積分手段(95,96,77)での積分結果を、上記第
    2の積分手段(95,96,78)での積分手段で除する積分結果
    除算手段(79)と、 で構成することを特徴とする請求項1に記載の超音波カ
    ラードプラ診断装置。
  6. 【請求項6】上記面積比表示手段(8) は、上記面積比を
    数値で表示するためのフォント表示手段(80)を備えたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の超音波カラードプラ診
    断装置。
  7. 【請求項7】上記面積比表示手段(8) は、該面積比の過
    去の履歴をグラフで数値表示する履歴グラフ表示手段(8
    2,83) を備えたことを特徴とする請求項1に記載の超音
    波カラードプラ診断装置。
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