JP3167741B2 - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被検体に超音波パルス
を投射したときの反射波を受信して、これを電気信号に
変換して処理することによって、診断部位の超音波断層
像を得る超音波診断装置に関し、特に焦点を定めて超音
波パルスを投射した場合に、体表から焦点までの深度を
超音波断層像に重ね合わせて表示する超音波診断装置に
係る。
【0002】医療の場において、おもてからは見ること
のできない内臓等の失患を診察するための種々の機器,
装置が使用されている。そのような装置の1つが超音波
診断装置であり、この装置を用いると体内の様子が簡易
な操作により比較的鮮明にわかり、また、患者に苦痛が
ないため、多くの医療機関で導入されている。但し、超
音波診断装置で用いる超音波とは、2.5〜5メガヘル
ツのものであり高くて10メガヘルツ程度のものであ
る。本来の意味からすると、これらの周波数帯は超音波
という意味からは逸脱するものであるが、当発明の分野
においては通常「超音波」という言葉が使用されてい
る。そのため、本明細書においても「超音波」を前記周
波数帯であるものとして用いることとする。
【0003】
【従来の技術】図は、超音波診断装置について説明す
る図である。図(a)は使用に係る構成図であり、被
検体の超音波断層像を得ているところである。図
(a)において、患者47の体内の様子を診断するため
に超音波プローブ46から患者47の診断部位へ向けて
超音波パルスが投射されている。この投射の際には、制
御・表示機構42からの制御により、焦点を定めること
ができ、特定の部位についての超音波断層像を鮮明に得
ることができる。
【0004】超音波プローブ46は、投射した超音波パ
ルスの反射波を検出して、反射波の強弱を電気信号の強
弱に変換する。図(b)は、超音波プローブの検出情
報を示す図であり、超音波プローブ46が検出する反射
波の一例である。図(b)において、横軸は体表から
の深度を表わし、縦軸は反射波の強弱を表わしている。
例えば、図(b)の英字符Aが示す深度では、投射す
る超音波パルスに対して非常に強い反射波が検出されて
いる。また、図(b)の英字符Bまたは英字符Cが示
す深度では、反射波がほとんど検出されていない。超音
波診断装置の画面上では、反射波が強い所程白く、また
弱い所程黒く映る。
【0005】図(b)に示すような超音波プローブの
検出情報は、図(a)に示すように電気信号としてド
ライバ・レシーバ回路45を通過し、増幅器44におい
て増幅され、D/A変換器43において、デジタル信号
化される。さらに、この信号は、超音波画像データとし
て制御・表示機構42で処理され、この制御・表示機構
42が有するCRT表示装置に超音波断層像として表示
される。
【0006】図は、従来技術について説明する図であ
る。従来、超音波断層像は、標準倍率でまたは拡大(以
降「パン・ズーム」という。)して画面表示していた
が、図(a)が標準倍率時の画面を、図(b)がパ
ン・ズーム時の画面をそれぞれ示している。図(a)
において、表示画面48上に超音波断層像49が表示さ
れており、超音波断層像49の横には、像の位置関係を
はかるためのスケール50が表示されている。また、ス
ケール50の表示と共に、超音波パルスを投射する際の
焦点の位置(以降「送信フォーカス位置」という)を示
す記号51が表示されている。
【0007】図(a)の超音波断層像49において、
英字符Aで示す像は横隔膜を表わしており、英字符Bで
示す像は血管を表わしており、英字符Cで示す像は門脈
を表わしている。スケール50は10mmごとに目盛り
が付けられており、横隔膜は、体表からおおよそ100
〜140mmの深さにあることがわかる。また、送信フ
ォーカス位置を示す記号51は、スケール50の上から
8つ目の目盛りのわきに表示されているので、体表から
80mmの深さのところに焦点が定められていることが
わかる。
【0008】一方、図(b)においては、図(a)
と同一の表示画面48上に、パン・ズームした超音波断
層像52が表示されており、図(a)と同様に、像の
位置関係をはかるためのスケール53及び送信フォーカ
ス位置を示す記号54が表示されている。パン・ズーム
した超音波断層像52をみると、横隔膜や門脈が大きく
表示されている様子がよくわかる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図(b)を
みてわかるようにパン・ズーム時の表示画面48に表示
されているスケール53は、パン・ズームに伴い上下の
部分が切れてしまっている。スケール53の目盛りは1
0mm刻みなので、パン・ズームした超音波断層像52
に写されている像の相対的な位置関係はわかるが、図4
(b)のスケール53と共に表示されている送信フォー
カス位置を示す記号54をみても、もはや体表から送信
フォーカス位置までの深さを知ることができない。
【0010】
【0011】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、超音波断層像の送信フォーカス位
の、体表からの絶対深度の確認容易に行なうことが
できるように構成した超音波診断装置を提供することを
目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上述の
目的は、前記特許請求の範囲に記載した手段により達成
される。
【0013】すなわち、請求項1の発明は体内の特定の
部位に焦点を定めて超音波パルスを投射したときの反射
波を検出することによって、被検体の診断情報を超音波
断層像として表示する超音波診断装置において、超音波
パルスを投射する際の焦点の位置を変更・設定するため
の送信フォーカス位置指示器と、超音波断層像を表示す
るTV表示器と、超音波断層像のもとになる超音波画像
データを格納する超音波画像用TVメモリと、体表から
焦点までの深度を前記TV表示器上に示すための記号,
線分,数字などの表示手段を格納する送信フォーカス位
置表示用TVメモリと、前記送信フォーカス位置指示器
が有する焦点位置に関する情報に基づいて、焦点の深度
を示す前記表示手段を前記送信フォーカス位置表示用T
Vメモリに書き込む送信フォーカス位置表示用制御部
と、前記超音波画像用TVメモリに書き込まれている画
像データと、前記送信フォーカス位置表示用TVメモリ
に書き込まれている画像データとを重ね合わせる加算部
とを擁し、超音波断層像を標準倍率で表示する場合にお
いても、拡大倍率で表示する場合においても、体表から
の深度を示すための数値を表示する手段を具備する超音
波診断装置ある。
【0014】
【0015】
【実施例】図1は、本発明の実施例説明図であり、図1
(a)が標準倍率時の画面を、図1(b)がパン・ズー
ム時の画面をそれぞれ示している。図1(a)におい
て、表示画面1上に超音波断層像2が表示されており、
超音波断層像2の横には、像の位置関係をはかるための
スケール3が表示されている。また、超音波断層像2内
には、送信フォーカス位置を示す数値4が表示されてい
る。この送信フォーカス位置を示す数値4を見ることに
よって、即、送信フォーカス位置が体表から40mmの
深さにあることがわかる。
【0016】一方、図1(b)においては、図1(a)
と同一の表示画面1上に、パン・ズームした超音波断層
像5が表示されており、図1(a)と同様に、像の位置
関係をはかるためのスケール6及び送信フォーカス位置
を示す数値7が表示されている。パン・ズームした超音
波断層像5をみると、横隔膜や門脈が大きく表示されて
いる様子がよくわかる。
【0017】しかも、図1(b)の送信フォーカス位置
を示す数値7を見れば、即、送信フォーカス位置が体表
からどの程度の深さにあるのかがわかる。また、超音波
断層像のパン・ズームと伴に上下の部分が切れてしまっ
たスケール6により、像の相対的な位置関係も知ること
ができる。
【0018】図2は、超音波診断装置の構成を説明する
図である。図2において、超音波診断装置8のTV表示
器11に、図1に示した様な像を得るには、超音波断層
像のもとになる超音波画像データを1走査すなわち1フ
レームごとに超音波画像用TVメモリ9に書き込むと共
に、送信フォーカス位置を示す数値の画像データを送信
フォーカス位置表示用TVメモリ10に書き込む。
【0019】2つのTVメモリ9,10に書き込まれた
画像データは、加算部14で表示位置が合うように重ね
合わされて、CRTを用いたTV表示器11に表示され
る。なお、送信フォーカス位置表示用TVメモリ10に
書き込むものは、数値に限らず、線分や記号であっても
もちろんかまわない。これら数値,線分,記号,その他
の表示手段を制御するのが送信フォーカス位置表示用制
御部12である。
【0020】送信フォーカス位置表示用制御部12は、
通常プロセッサを有し、送信フォーカス位置に関するデ
ータの解析・変換を行なうと共に、上述したように、数
値等の表示手段を送信フォーカス位置表示用TVメモリ
10へ書き込んでいる。数値等の表示手段は、予め登録
しておくようにして、装置の使用者が任意に選択するよ
うにすることができる。また、操作パネル上のトラック
ボール,カーソルキーなどである送信フォーカス位置指
示器13は、被検体を診断する医師などが送信フォーカ
ス位置を変更・設定するためのものである。
【0021】この送信フォーカス位置指示器13が有す
る送信フォーカス位置に関する情報は、上述した送信フ
ォーカス位置表示用制御部12に渡されると共に、図示
省略されている超音波パルス送信部などで送信フォーカ
ス位置の制御に用いられるのは当然のことである。
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】ところで、送信フォーカス位置を示す数
などを表示することにより、超音波断層像の一部分が隠
れてしまい見づらくなることがあるが、これを解決する
方法として、前記数値などを点滅させることがあげられ
。数値などが消えている間は、超音波断層像が見づら
くなることはない。
【0029】また、送信フォーカス位置を示す数値など
の表示手段自体が見づらくなることがある。従来のTV
表示器はモノクロのものを使用しているため、表示手段
を白で表示しても、背景となる超音波断層像も白けれ
ば、送信フォーカス位置を判別することができなくな
る。これを解消する策として、TV表示器にカラーのも
のを使用して、表示手段をカラー表示させる方法があ
る。
【0030】なお、本発明は、上述した実施例に限定さ
れるものではなく、その要旨の範囲内において変形実施
が可能である。例えば、送信フォーカス位置を示す数値
と線分とを同時に表示することも可能であり、また当実
施例ではBモード画像について説明したが、Mモード画
像においても同様の表示をすることができる。また、セ
クタ・スキャン等の画像上においても同様の表示が行な
えることはいうまでもない。
【0031】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、超
音波断層像のパン・ズーム時においても送信フォーカス
位置が明確になるため、医師などの診断者は、容易に体
表からの絶対深度を知ることができ、超音波診断装置に
よる診断性能の向上を図ることができるという利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】超音波診断装置の構成を説明する図である。
【図3】超音波診断装置について説明する図である。
【図4】従来例について説明する図である。
【符号の説明】1,48 表示画面2,5,49,52 超音波断層像3,6,50,53 スケール 4,7 送信フォーカス位置を示す数値 8 超音波診断装置 9 超音波画像用TVメモリ 10 送信フォーカス位置表示用TVメモリ 11 TV表示器 12 送信フォーカス位置表示用制御部 13 送信フォーカス位置指示器 14 加算部51,54 送信フォーカス位置を示す記号 42 制御・表示機構 43 D/A変換器 44 増幅器 45 ドライバ・レシーバ回路 46 超音波プローブ 47 患者
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 8/00 - 8/15

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体内の特定の部位に焦点を定めて超音波
    パルスを投射したときの反射波を検出することによっ
    て、被検体の診断情報を超音波断層像として表示する超
    音波診断装置において、 超音波パルスを投射する際の焦点の位置を変更・設定す
    るための送信フォーカス位置指示器(13)と、 超音波断層像を表示するTV表示器(11)と、 超音波断層像のもとになる超音波画像データを格納する
    超音波画像用TVメモリ(9)と、 体表から焦点までの深度を前記TV表示器(11)上に
    示すための記号,線分,数字などの表示手段を格納する
    送信フォーカス位置表示用TVメモリ(10)と、 前記送信フォーカス位置指示器(13)が有する焦点位
    置に関する情報に基づいて、焦点の深度を示す前記表示
    手段を前記送信フォーカス位置表示用TVメモリ(1
    0)に書き込む送信フォーカス位置表示用制御部(1
    2)と、 前記超音波画像用TVメモリ(9)に書き込まれている
    画像データと、前記送信フォーカス位置表示用TVメモ
    リ(10)に書き込まれている画像データとを重ね合わ
    せる加算部(14)とを擁し、 超音波断層像を標準倍率で表示する場合においても、拡
    大倍率で表示する場合においても、体表からの焦点の
    度を示すための数値を表示する手段を具備することを特
    徴とする超音波診断装置。
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