JP2001187052A - 対照標準領域設定方法および超音波診断装置 - Google Patents
対照標準領域設定方法および超音波診断装置Info
- Publication number
- JP2001187052A JP2001187052A JP2000000033A JP2000000033A JP2001187052A JP 2001187052 A JP2001187052 A JP 2001187052A JP 2000000033 A JP2000000033 A JP 2000000033A JP 2000000033 A JP2000000033 A JP 2000000033A JP 2001187052 A JP2001187052 A JP 2001187052A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 適切な対照標準領域を容易に設定可能とす
る。 【解決手段】 (a)超音波断層画像が表示された画面
上で関心領域ROIを指定する。(b)関心領域ROI
を取り囲む態様で対照標準領域の外周を規定する外周閉
曲線C1を表示する。(c)外周閉曲線C1の大きさ又
は形状を調整し、確定する。(d)関心領域ROIを取
り囲む態様で対照標準領域の内周を規定する内周閉曲線
C2を表示する。(e)内周閉曲線C2の大きさ又は形
状を調整し、確定する。(f)外周閉曲線C1と内周閉
曲線C2とに挟まれた環状の領域を対照標準領域Sとし
て設定する。 【効果】 関心領域と同等な領域が関心領域の周りに広
がっている場合に対照標準領域を好適に設定できる。
る。 【解決手段】 (a)超音波断層画像が表示された画面
上で関心領域ROIを指定する。(b)関心領域ROI
を取り囲む態様で対照標準領域の外周を規定する外周閉
曲線C1を表示する。(c)外周閉曲線C1の大きさ又
は形状を調整し、確定する。(d)関心領域ROIを取
り囲む態様で対照標準領域の内周を規定する内周閉曲線
C2を表示する。(e)内周閉曲線C2の大きさ又は形
状を調整し、確定する。(f)外周閉曲線C1と内周閉
曲線C2とに挟まれた環状の領域を対照標準領域Sとし
て設定する。 【効果】 関心領域と同等な領域が関心領域の周りに広
がっている場合に対照標準領域を好適に設定できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、対照標準領域設定
方法および超音波診断装置に関し、さらに詳しくは、従
来は適切な対照標準領域を設定できなかった断層画像で
も、適切な対照標準領域を容易に設定できる対照標準領
域設定方法および超音波診断装置に関する。
方法および超音波診断装置に関し、さらに詳しくは、従
来は適切な対照標準領域を設定できなかった断層画像で
も、適切な対照標準領域を容易に設定できる対照標準領
域設定方法および超音波診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の超音波診断装置では、図5に示す
ように、超音波断層画像G’を画面上に表示し、前記超
音波断層画像G’内に関心領域ROI(Region Of Inte
rest)を設定すると共に、その近傍に対照標準領域(コ
ントロール領域)S’を設定している。前記対照標準領
域は、予め用意された形状(例えば円,楕円,ボック
ス)のうちから操作者が選択するか、または、任意の形
状の閉曲線を操作者が画面上に描いて設定している。
ように、超音波断層画像G’を画面上に表示し、前記超
音波断層画像G’内に関心領域ROI(Region Of Inte
rest)を設定すると共に、その近傍に対照標準領域(コ
ントロール領域)S’を設定している。前記対照標準領
域は、予め用意された形状(例えば円,楕円,ボック
ス)のうちから操作者が選択するか、または、任意の形
状の閉曲線を操作者が画面上に描いて設定している。
【0003】関心領域ROIと対照標準領域S’が決ま
れば、被検体の内部を造影エコー法で撮影して超音波断
層画像を生成し、その超音波断層画像内での関心領域R
OIについての輝度の時間的変化から関心タイムインテ
ンシティカーブ(以下、「関心TIC(Time Intensity
Curve)」という)を作成し、対照標準領域S’につい
ての輝度の時間的変化から対照標準TICを作成し、並
べて表示する。図6は、関心領域ROIについての関心
TICのグラフaと,対照標準領域S’についての対照
標準TICのグラフbとを並べて表示した画面例であ
る。
れば、被検体の内部を造影エコー法で撮影して超音波断
層画像を生成し、その超音波断層画像内での関心領域R
OIについての輝度の時間的変化から関心タイムインテ
ンシティカーブ(以下、「関心TIC(Time Intensity
Curve)」という)を作成し、対照標準領域S’につい
ての輝度の時間的変化から対照標準TICを作成し、並
べて表示する。図6は、関心領域ROIについての関心
TICのグラフaと,対照標準領域S’についての対照
標準TICのグラフbとを並べて表示した画面例であ
る。
【0004】医師や技師は、グラフaとグラフbとを比
較することで、関心領域ROI(一般に病変部位)の造
影状態の時間変化を評価する。
較することで、関心領域ROI(一般に病変部位)の造
影状態の時間変化を評価する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の超音波診断
装置では、関心領域ROIから見て一方の側に片寄って
対照標準領域S’が配置されるので、超音波断層画像に
よっては、対照標準領域S’を適切に設定できない場合
があった。例えば、図7に示す超音波断層画像G1’の
場合、肝臓L内の腫瘍(tumor)αを含むように関心領
域ROIを指定し、その近傍に対照標準領域S’を設定
している。しかし、関心領域ROIには、腫瘍αに集中
する多数の血管Tが含まれているのに対して、対照標準
領域S’には、一つの血管Tだけが含まれている。この
ように、関心領域ROIと対照標準領域S’とで、含ま
れる血管Tの状態(本数,方向など)が大きく異なる
と、評価が不正確となってしまう可能性がある。そこ
で、本発明の目的は、従来は適切な対照標準領域を設定
できなかった断層画像でも、適切な対照標準領域を容易
に設定できる対照標準領域設定方法および超音波診断装
置を提供することにある。
装置では、関心領域ROIから見て一方の側に片寄って
対照標準領域S’が配置されるので、超音波断層画像に
よっては、対照標準領域S’を適切に設定できない場合
があった。例えば、図7に示す超音波断層画像G1’の
場合、肝臓L内の腫瘍(tumor)αを含むように関心領
域ROIを指定し、その近傍に対照標準領域S’を設定
している。しかし、関心領域ROIには、腫瘍αに集中
する多数の血管Tが含まれているのに対して、対照標準
領域S’には、一つの血管Tだけが含まれている。この
ように、関心領域ROIと対照標準領域S’とで、含ま
れる血管Tの状態(本数,方向など)が大きく異なる
と、評価が不正確となってしまう可能性がある。そこ
で、本発明の目的は、従来は適切な対照標準領域を設定
できなかった断層画像でも、適切な対照標準領域を容易
に設定できる対照標準領域設定方法および超音波診断装
置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の観点では、本発明
は、断層画像内に指定された関心領域についての輝度の
時間的変化を示す関心タイムインテンシティカーブを評
価するための対照標準タイムインテンシティカーブを得
る対照標準領域を画面上で設定する対照標準領域設定方
法であって、前記関心領域を取り囲む態様で前記対照標
準領域を設定することを特徴とする対照標準領域設定方
法を提供する。上記第1の観点による対照標準領域設定
方法では、関心領域を取り囲む態様で対照標準領域を設
定するので、関心領域から見て全方向に広がる対照標準
領域を設定することが出来る。このため、特に関心領域
の周囲に当該関心領域と同等な領域が広がっている場合
に、対照標準領域を適切に設定することが出来る。
は、断層画像内に指定された関心領域についての輝度の
時間的変化を示す関心タイムインテンシティカーブを評
価するための対照標準タイムインテンシティカーブを得
る対照標準領域を画面上で設定する対照標準領域設定方
法であって、前記関心領域を取り囲む態様で前記対照標
準領域を設定することを特徴とする対照標準領域設定方
法を提供する。上記第1の観点による対照標準領域設定
方法では、関心領域を取り囲む態様で対照標準領域を設
定するので、関心領域から見て全方向に広がる対照標準
領域を設定することが出来る。このため、特に関心領域
の周囲に当該関心領域と同等な領域が広がっている場合
に、対照標準領域を適切に設定することが出来る。
【0007】第2の観点では、本発明は、超音波断層画
像内に指定された関心領域についての輝度の時間的変化
を示す関心タイムインテンシティカーブを評価するため
の対照標準タイムインテンシティカーブを得る対照標準
領域を画面上で設定する機能を有する超音波診断装置で
あって、前記関心領域を取り囲む態様で前記対照標準領
域を設定する対照標準領域設定手段を具備したことを特
徴とする超音波診断装置を提供する。上記第2の観点に
よる超音波診断装置は、造影エコー法で得られた超音波
断層画像に対して、上記第1の観点による対照標準領域
設定方法を実施するので、従来は対照標準領域を適切に
設定することが難しかった超音波断層画像でも、適切な
対照標準領域を容易に設定できる。
像内に指定された関心領域についての輝度の時間的変化
を示す関心タイムインテンシティカーブを評価するため
の対照標準タイムインテンシティカーブを得る対照標準
領域を画面上で設定する機能を有する超音波診断装置で
あって、前記関心領域を取り囲む態様で前記対照標準領
域を設定する対照標準領域設定手段を具備したことを特
徴とする超音波診断装置を提供する。上記第2の観点に
よる超音波診断装置は、造影エコー法で得られた超音波
断層画像に対して、上記第1の観点による対照標準領域
設定方法を実施するので、従来は対照標準領域を適切に
設定することが難しかった超音波断層画像でも、適切な
対照標準領域を容易に設定できる。
【0008】第3の観点では、本発明は、超音波断層画
像内に指定された関心領域についての輝度の時間的変化
を示す関心タイムインテンシティカーブを評価するため
の対照標準タイムインテンシティカーブを得る対照標準
領域を画面上で設定する機能を有する超音波診断装置で
あって、前記対照標準領域の外周を規定する外周閉曲線
および前記対照標準領域の内周を規定する内周閉曲線を
表示する閉曲線表示手段と、前記関心領域を取り囲む範
囲内で前記外周閉曲線および前記内周閉曲線の少なくと
も一方の大きさ又は形状の調整を受け付ける閉曲線調整
受付手段と、前記外周閉曲線と前記内周閉曲線とに挟ま
れた環状の領域を対照標準領域として設定する対照標準
領域設定手段とを具備したことを特徴とする超音波診断
装置を提供する。上記第3の観点による超音波診断装置
では、対照標準領域の外周,内周を規定する外周閉曲
線,内周閉曲線の大きさや形状を調整するだけで、関心
領域を取り巻く環状の対照標準領域を半自動的に設定す
ることが出来る。
像内に指定された関心領域についての輝度の時間的変化
を示す関心タイムインテンシティカーブを評価するため
の対照標準タイムインテンシティカーブを得る対照標準
領域を画面上で設定する機能を有する超音波診断装置で
あって、前記対照標準領域の外周を規定する外周閉曲線
および前記対照標準領域の内周を規定する内周閉曲線を
表示する閉曲線表示手段と、前記関心領域を取り囲む範
囲内で前記外周閉曲線および前記内周閉曲線の少なくと
も一方の大きさ又は形状の調整を受け付ける閉曲線調整
受付手段と、前記外周閉曲線と前記内周閉曲線とに挟ま
れた環状の領域を対照標準領域として設定する対照標準
領域設定手段とを具備したことを特徴とする超音波診断
装置を提供する。上記第3の観点による超音波診断装置
では、対照標準領域の外周,内周を規定する外周閉曲
線,内周閉曲線の大きさや形状を調整するだけで、関心
領域を取り巻く環状の対照標準領域を半自動的に設定す
ることが出来る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図に示す発明の実施の形態
により本発明をさらに詳しく説明する。なお、これによ
り本発明が限定されるものではない。図1は、本発明の
一実施形態にかかる超音波診断装置を示す構成図であ
る。この超音波診断装置100は、トラックボール(マ
ウスなどのポインティグデバイスでもよい)1−1を有
するコンソール1と、グラフィックメモリ2−1を有す
るTIC処理部2と、超音波探触子3と、超音波エコー
信号を処理して1画像分の音線データに基づく画像デー
タ(Bモード,Color Flow Mapping モード,Power
Dopplar Imaging モードのいずれの画像データでも
よい)を生成する超音波エコー信号処理部4と、前記画
像データを記憶するイメージメモリ5と、超音波断層画
像やTICのグラフを表示する表示装置6とを具備して
構成されている。
により本発明をさらに詳しく説明する。なお、これによ
り本発明が限定されるものではない。図1は、本発明の
一実施形態にかかる超音波診断装置を示す構成図であ
る。この超音波診断装置100は、トラックボール(マ
ウスなどのポインティグデバイスでもよい)1−1を有
するコンソール1と、グラフィックメモリ2−1を有す
るTIC処理部2と、超音波探触子3と、超音波エコー
信号を処理して1画像分の音線データに基づく画像デー
タ(Bモード,Color Flow Mapping モード,Power
Dopplar Imaging モードのいずれの画像データでも
よい)を生成する超音波エコー信号処理部4と、前記画
像データを記憶するイメージメモリ5と、超音波断層画
像やTICのグラフを表示する表示装置6とを具備して
構成されている。
【0010】前記TIC処理部2は、次の(1)〜
(3)の機能を有する。 (1)トラックボール1−1の操作により、関心領域R
OIを指定する。 (2)対照標準領域の外周,内周を規定する外周閉曲線
(図3のC1),内周閉曲線(図3のC2)の表示デー
タを生成する。次に、トラックボール1−1の操作によ
り、前記外周閉曲線,前記内周閉曲線の大きさや形状を
調整する。次に、前記外周閉曲線,前記内周閉曲線の間
に挟まれた環状の領域を対照標準領域(図3,図4の
S)として設定する。 (3)関心領域ROIについての関心TICと,対照標
準領域についての対照標準TICとを、イメージメモリ
5から読み込んだ画像データに基づいて算出する。ま
た、前記関心TIC,前記対照標準TICのグラフを表
示するための表示データを生成する。なお、上記(1)
〜(3)の処理に必要な表示データは、グラフィックメ
モリ2−1に記憶される。
(3)の機能を有する。 (1)トラックボール1−1の操作により、関心領域R
OIを指定する。 (2)対照標準領域の外周,内周を規定する外周閉曲線
(図3のC1),内周閉曲線(図3のC2)の表示デー
タを生成する。次に、トラックボール1−1の操作によ
り、前記外周閉曲線,前記内周閉曲線の大きさや形状を
調整する。次に、前記外周閉曲線,前記内周閉曲線の間
に挟まれた環状の領域を対照標準領域(図3,図4の
S)として設定する。 (3)関心領域ROIについての関心TICと,対照標
準領域についての対照標準TICとを、イメージメモリ
5から読み込んだ画像データに基づいて算出する。ま
た、前記関心TIC,前記対照標準TICのグラフを表
示するための表示データを生成する。なお、上記(1)
〜(3)の処理に必要な表示データは、グラフィックメ
モリ2−1に記憶される。
【0011】図2は、この超音波診断装置100におい
て、関心TICおよび対照標準TICをグラフ化して表
示するためのTICグラフ表示処理を示すフロー図であ
る。ステップST1では、操作者は、トラックボール1
−1を操作して、表示装置6の画面上に表示された超音
波断層画像内の病変部位の周囲をトレースし、図3の
(a)に示すように、関心領域ROIを指定する。ステ
ップST2では、図3の(b)に示すように、関心領域
ROIを取り囲む態様で対照標準領域の外周を規定する
外周閉曲線C1を表示する。ステップST3では、図3
の(c)に示すように、トラックボール1−1を操作し
て、外周閉曲線C1の大きさ又は形状を調整し、確定す
る。ステップST4では、図3の(d)に示すように、
関心領域ROIを取り囲む態様で対照標準領域の内周を
規定する内周閉曲線C2を表示する。ステップST5で
は、図3の(e)に示すように、トラックボール1−1
を操作して、内周閉曲線C2の大きさ又は形状を調整
し、確定する。ステップST6では、図3の(f)に示
すように、外周閉曲線C1と内周閉曲線C2とに挟まれ
た環状の領域(図の斜線領域)を対照標準領域Sとして
設定する。ステップST7では、関心TICと対照標準
TICを算出してグラフ化し、表示装置6の画面上に表
示する(表示例は、図6に示した通りである)。その
後、TICグラフ表示処理を終了する。
て、関心TICおよび対照標準TICをグラフ化して表
示するためのTICグラフ表示処理を示すフロー図であ
る。ステップST1では、操作者は、トラックボール1
−1を操作して、表示装置6の画面上に表示された超音
波断層画像内の病変部位の周囲をトレースし、図3の
(a)に示すように、関心領域ROIを指定する。ステ
ップST2では、図3の(b)に示すように、関心領域
ROIを取り囲む態様で対照標準領域の外周を規定する
外周閉曲線C1を表示する。ステップST3では、図3
の(c)に示すように、トラックボール1−1を操作し
て、外周閉曲線C1の大きさ又は形状を調整し、確定す
る。ステップST4では、図3の(d)に示すように、
関心領域ROIを取り囲む態様で対照標準領域の内周を
規定する内周閉曲線C2を表示する。ステップST5で
は、図3の(e)に示すように、トラックボール1−1
を操作して、内周閉曲線C2の大きさ又は形状を調整
し、確定する。ステップST6では、図3の(f)に示
すように、外周閉曲線C1と内周閉曲線C2とに挟まれ
た環状の領域(図の斜線領域)を対照標準領域Sとして
設定する。ステップST7では、関心TICと対照標準
TICを算出してグラフ化し、表示装置6の画面上に表
示する(表示例は、図6に示した通りである)。その
後、TICグラフ表示処理を終了する。
【0012】図4は、被検体の内部を造影エコー法で撮
影して得られた超音波断層画像G1において、肝臓L内
の腫瘍αを含むように関心領域ROIを指定し、当該関
心領域ROIを取り囲むように対照標準領域Sを設定し
た状態を示す模式図である。関心領域ROIには、腫瘍
αに集中する多数の血管Tが含まれているのに対して、
対照標準領域Sにも、多数の血管Tが含まれている。こ
のように、関心領域ROIと対照標準領域S’とで、含
まれる血管Tの状態(本数,方向など)が同程度になる
ため、評価が不正確となってしまうことがない。
影して得られた超音波断層画像G1において、肝臓L内
の腫瘍αを含むように関心領域ROIを指定し、当該関
心領域ROIを取り囲むように対照標準領域Sを設定し
た状態を示す模式図である。関心領域ROIには、腫瘍
αに集中する多数の血管Tが含まれているのに対して、
対照標準領域Sにも、多数の血管Tが含まれている。こ
のように、関心領域ROIと対照標準領域S’とで、含
まれる血管Tの状態(本数,方向など)が同程度になる
ため、評価が不正確となってしまうことがない。
【0013】
【発明の効果】本発明の対照標準領域設定方法および超
音波診断装置によれば、関心領域を取り巻くように対照
標準領域を設定するので、関心領域と同等な領域が関心
領域の周りに広がっている場合に、対照標準領域を好適
に設定することが出来る。
音波診断装置によれば、関心領域を取り巻くように対照
標準領域を設定するので、関心領域と同等な領域が関心
領域の周りに広がっている場合に、対照標準領域を好適
に設定することが出来る。
【図1】本発明の一実施形態にかかる超音波診断装置を
示す構成図である。
示す構成図である。
【図2】図1の超音波診断装置によるTICグラフ表示
処理を示すフロー図である。
処理を示すフロー図である。
【図3】関心領域指定および対照標準領域設定の手順を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図4】図1の超音波診断装置により設定された関心領
域および対照標準領域を示す説明図である。
域および対照標準領域を示す説明図である。
【図5】従来の超音波診断装置により設定された関心領
域および対照標準領域を示す説明図である。
域および対照標準領域を示す説明図である。
【図6】関心TICおよび対照標準TICの表示例を示
す説明図である。
す説明図である。
【図7】従来の超音波診断装置により設定された関心領
域および対照標準領域を示す別の説明図である。
域および対照標準領域を示す別の説明図である。
100 超音波診断装置 1 コンソール 1−1 トラックボール 2 TIC処理部 2−1 グラフィックメモリ 3 超音波探触子 4 超音波エコー信号処理部 5 イメージメモリ 6 表示装置 C1 外周閉曲線 C2 内周閉曲線 ROI 関心領域 S 対照標準領域
Claims (3)
- 【請求項1】 断層画像内に指定された関心領域につい
ての輝度の時間的変化を示す関心タイムインテンシティ
カーブを評価するための対照標準タイムインテンシティ
カーブを得る対照標準領域を画面上で設定する対照標準
領域設定方法であって、 前記関心領域を取り囲む態様で前記対照標準領域を設定
することを特徴とする対照標準領域設定方法。 - 【請求項2】 超音波断層画像内に指定された関心領域
についての輝度の時間的変化を示す関心タイムインテン
シティカーブを評価するための対照標準タイムインテン
シティカーブを得る対照標準領域を画面上で設定する機
能を有する超音波診断装置であって、 前記関心領域を取り囲む態様で前記対照標準領域を設定
する対照標準領域設定手段を具備したことを特徴とする
超音波診断装置。 - 【請求項3】 超音波断層画像内に指定された関心領域
についての輝度の時間的変化を示す関心タイムインテン
シティカーブを評価するための対照標準タイムインテン
シティカーブを得る対照標準領域を画面上で設定する機
能を有する超音波診断装置であって、 前記対照標準領域の外周を規定する外周閉曲線および前
記対照標準領域の内周を規定する内周閉曲線を表示する
閉曲線表示手段と、前記関心領域を取り囲む範囲内で前
記外周閉曲線および前記内周閉曲線の少なくとも一方の
大きさ又は形状の調整を受け付ける閉曲線調整受付手段
と、前記外周閉曲線と前記内周閉曲線とに挟まれた環状
の領域を対照標準領域として設定する対照標準領域設定
手段とを具備したことを特徴とする超音波診断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000000033A JP2001187052A (ja) | 2000-01-04 | 2000-01-04 | 対照標準領域設定方法および超音波診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000000033A JP2001187052A (ja) | 2000-01-04 | 2000-01-04 | 対照標準領域設定方法および超音波診断装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001187052A true JP2001187052A (ja) | 2001-07-10 |
Family
ID=18529454
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000000033A Pending JP2001187052A (ja) | 2000-01-04 | 2000-01-04 | 対照標準領域設定方法および超音波診断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001187052A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005095376A (ja) * | 2003-09-25 | 2005-04-14 | Ge Medical Systems Global Technology Co Llc | 超音波診断装置 |
JP2010088927A (ja) * | 2009-12-17 | 2010-04-22 | Ge Medical Systems Global Technology Co Llc | 超音波診断装置 |
JP2011509789A (ja) * | 2008-01-23 | 2011-03-31 | ミカラキス アヴェルキオウ | 超音波造影剤を用いる治療評価 |
WO2022107440A1 (ja) * | 2020-11-19 | 2022-05-27 | 富士フイルム株式会社 | 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム |
-
2000
- 2000-01-04 JP JP2000000033A patent/JP2001187052A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005095376A (ja) * | 2003-09-25 | 2005-04-14 | Ge Medical Systems Global Technology Co Llc | 超音波診断装置 |
JP4494744B2 (ja) * | 2003-09-25 | 2010-06-30 | ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー | 超音波診断装置 |
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