JPH0631964U - 網戸の網張具 - Google Patents

網戸の網張具

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JPH0631964U
JPH0631964U JP5686791U JP5686791U JPH0631964U JP H0631964 U JPH0631964 U JP H0631964U JP 5686791 U JP5686791 U JP 5686791U JP 5686791 U JP5686791 U JP 5686791U JP H0631964 U JPH0631964 U JP H0631964U
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handle
roller
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palm
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JP5686791U
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幸一郎 翠
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株式会社ムトー
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 柄部1の軸線に沿って下方へ押圧力を加え易
く、止着用線材14を框13の嵌合溝13a内に確実に
押込むことができること。 【構成】 鍔状の掌当部5を柄部1の掌握凹部1aより
下側に、柄部1の軸線に対しローラ3の転動方向D後方
に所定角度傾斜した状態で一体的に取付ける。また、親
指の形状に対応し、かつ、前記ローラ3の転動方向Dに
向かって窪む凹状の指当凹部6aを有する指当部6を前
記柄部1の基端部に一体的に設ける。そして、前記ロー
ラ3の転動方向Dにおいて指当部6の指当凹部6aと反
対側に平面略三角形状の押込突部7を一体的に設ける。 【効果】 少ない労力で確実に、網12の張替え作業を
容易に行なうことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は網戸の網張具に関するものであり、特に、網止着用のゴム線材または 合成樹脂線材を框の嵌合溝に押込むための網戸の網張具の柄部の把持構造の改良 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図6は網戸の網張具を使用して網を張る網戸を示す部分平面図である。
【0003】 一般に、図6に示すような網戸11の網12を張設する場合には、框13の外 形に合わせて裁断された網12の周縁部を、框13の周囲に沿って連続形成され た嵌合溝13a上に配置する。そして、前記嵌合溝13aに長尺紐状のゴム線材 または合成樹脂線材からなる止着用線材14を押込むことにより、網12の周縁 部が止着用線材14により嵌合溝13a内に止着され、網12が框13に展延状 態で固定される。ここで、前記止着用線材14を框13の嵌合溝13a内に押込 むために、棒状または長板状の柄部の先端にローラを回動可能に取付けた網戸の 網張具を使用している。前記網戸の網張具は、前記柄部を掌握し、網12を間に 挾んで框13の嵌合溝13aに配置した止着用線材14の直線部分上を前記ロー ラを転動させることにより、嵌合溝13a内に止着用線材14を押込んでいる。 また、ローラが転動不能な領域、即ち、框13の嵌合溝13aの角部では、ドラ イバ等の尖鋭物により、止着用線材14を嵌合溝13a内に押込んでいる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来の網戸の網張具は、上記のように構成されているから、止着用線材14を 嵌合溝13a内に押込むために、作業者は柄部を強い握力で把持し、柄部の長さ 方向に沿って下方に押圧力を加え、かつ、ローラを止着用線材14に沿って前後 に転動させる必要がある。このとき、柄部をその長さ方向に沿って下方に押す押 圧力に抗して把持していなければ、ローラに押圧力が加わらず、止着用線材14 を嵌合溝13a内の所定の深さに押込むことができない。したがって、止着用線 材14を嵌合溝13aに確実に押込むには継続して相当の握力で柄部を把持する ことが要求され、網張り作業にかなりの労力を要している。また、大量の網戸の 網張りを行なう場合には、腕の疲労は相当に過度になり、腕に痛を覚えることが ある。
【0005】 そこで、本考案は、柄部の長さ方向に沿って下方へ押圧力を加え易く、止着用 線材を框の嵌合溝内に確実に押込むことができる網戸の網張具の提供を課題とす るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案にかかる網戸の網張具は、掌で掌握可能な柄部の先端に回動可 能に取付けられ、全周囲に凹部溝を形成したローラと、前記柄部の長さ方向に交 差する面を有する掌当部とを具備する。
【0007】 請求項2の考案にかかる網戸の網張具は、掌で掌握可能な柄部の先端に回動可 能に取付けられ、全周囲に凹部溝を形成したローラと、前記柄部の長さ方向に交 差する面を有する掌当部と、前記柄部の前記ローラを取付けた反対側の端部に凹 状に形成された指当凹部と、前記柄部の前記ローラを取付けた反対側の端部に設 けられた尖鋭状の押込突部とを具備する。
【0008】 請求項3の考案にかかる網戸の網張具は、前記掌当部を前記柄部の長さ方向に 直角に交差する面としたものである。
【0009】 請求項4の考案にかかる網戸の網張具は、前記掌当部を前記柄部を掌握したと き、柄部の長さ方向の腕側を低く、指側を高くした交差する面としたものである 。
【0010】
【作用】 請求項1の考案においては、掌当部に掌を当てて柄部の掌当部より上部を掌握 して使用する。このとき、柄部を大きな握力で掌握しなくても、手が掌当部に規 制されて下方に滑ることがない。また、掌当部に加えた押圧力が直接ローラに伝 達されるため、柄部の軸線に沿って下方に押圧力を加え易く、ローラに効率良く 押圧力を伝達することができる。
【0011】 請求項2の考案においては、掌当部に掌を当てて柄部の掌当部より上部を掌握 して使用する。このとき、柄部を大きな握力で掌握しなくても、手が掌当部に規 制されて下方に滑ることがない。また、掌当部に加えた押圧力が直接ローラに伝 達されるため、柄部の軸線に沿って下方に押圧力を加え易く、ローラに効率良く 押圧力を伝達することができる。そして、指当凹部に親指を当てることにより、 手の構造に適した無理のない自然な状態で柄部を掌握することができ、ローラの 転動操作が容易になる。更に、ローラが転動不能な狭い領域では、押込突部によ り押込動作を行なうことができる。
【0012】 請求項3の考案においては、掌当部を柄部の長さ方向に直角に交差する面とし たものであるから、方向性がなく、右手及び左手で作業を行なうことができる。 請求項4の考案においては、掌当部を掌の形状に合致させるように掌当部の形 状を決定しているから、下方の押圧力を付与する場合に押圧力の分布配分が均一 化できる。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の実施例を説明する。
【0014】 図1は本考案の第一実施例の網戸の網張具の斜視図、図2は第一実施例の網戸 の網張具の側面図、図3は第一実施例の網戸の網張具のローラ部分を示す部分断 面図、また、図4は本考案の第二実施例の網戸の網張具の斜視図である。そして 、図5は本考案の第三実施例の網戸の網張具の斜視図である。
【0015】 図において、柄部1は合成樹脂にて略円柱状に形成されている。前記柄部1の 前側には、手の各指の形状に対応して上下に連続する凹状の掌握凹部1aが形成 されている。前記柄部1内には、図3に示すように、一対の金属板が互いに貼着 して一体的に埋設されるとともに、前記金属板の先端部の幅が広くなるように屈 曲露出され、一対の支持部2が形成されている。前記支持部2間には合成樹脂製 のローラ3が軸4により回動可能に取付けられている。前記柄部1の掌握凹部1 aより下側には、上部の径を大きくした略円錐台状の掌当部5が、柄部1の軸線 に対し、図2中矢印にて示すローラ3の転動方向Dの後方に所定角度傾斜した状 態で、一体的に形成されている。
【0016】 また、前記柄部1の上端部には、指当部6が一体に形成されている。前記指当 部6には、親指の形状に対応する形状の指当凹部6aが、全周囲に凹部溝3aを 有するローラ3の転動方向Dに平行して窪む凹状に形成されている。前記指当部 6は、柄部1の上端部から延長して一体に形成されている。なお、前記指当部6 は、例えば、互いに貼着された一対の金属板の一部を柄部1の端部に埋設したり 、彎曲する金属板の一部を柄部1の端部に埋設したりし、その露出部に凹部を設 けたもので形成してもよい。また、前記ローラ3の転動方向Dに平行して、指当 部6の指当凹部6aと反対側には、尖鋭状の押込突部7が、例えば、平面略三角 形状の金属板を、前記指当部6を構成する金属板間に挾持することにより、一体 的に固定されている。
【0017】 次に、上記のように構成された本実施例の網戸の網張具の動作を説明する。
【0018】 まず、網戸11の網12を、框13の外径寸法に合わせて裁断し、框13上に 配置する。このとき、網12の周縁部は框13の嵌合溝13a上に配置されてい る。次に、網12を框13に止着するための止着用線材14を、框13の嵌合溝 13a上に網12を間に挾んで配置する。そして、作業者は、上記実施例の網戸 の網張具の掌当部5に掌を載置し、柄部1の掌握凹部1aに各指を配置して掌握 し、親指を指当部6の指当凹部6aに載置した状態で、柄部1の軸線に沿って下 方に押圧力を加えて、止着用線材14の直線部分に沿ってローラ3を転動方向D またはその反対方向に転動させ、止着用線材14を嵌合溝13a内に押込み、網 12の周縁部を嵌合溝13a内に止着する。これにより、網12が框13に展延 状態で固定される。
【0019】 このとき、作業者は、掌当部5に掌を当てて柄部1の掌握部1aを掌握すると ともに指当凹部6aに親指を当てることにより、柄部1を大きな握力で掌握しな くても、手が掌当部5に規制されて下方に滑ることはない。また、手から掌当部 5に加えた押圧力が直接ローラ3に伝達されるため、柄部1の軸線に沿って下方 に握力を加え易く、ローラ3に効率良く押圧力を伝達することができる。そして 、指当凹部6aに親指を当てることにより、手の構造に適した無理のない自然な 状態で柄部1を掌握することができ、ローラ3の転動操作が容易になる。その結 果、網12の張替え作業において、従来のように、柄部1を継続して長時間大き な握力で掌握する必要はなく、柄部1の掌握部1aを軽く掌握した状態で、掌当 部5を介してローラ3に下向の押圧力を伝達できるため、少ない労力で確実に、 止着用線材14を框13の嵌合溝13a内に押込んで止着することができ、網1 2の張替え作業を容易に行なうことができる。
【0020】 なお、ローラ3が転動不能な狭い領域、即ち、框13の嵌合溝13aの角部で は、柄部1の掌を持ち替えることなく押込突部7の先端尖鋭部により、止着用線 材14を嵌合溝13a内に押込むことができる。このとき、作業者は、指当部6 の指当凹部6aに親指を載置して、押込突部7に十分な押圧力を加えることがで きるため、止着用線材14を嵌合溝13aの角部に確実に押込むことができる。 したがって、本実施例の網戸の網張具によれば、框13の嵌合溝13aの直線部 のみならず、角部においても、止着用線材14の全長を完全に嵌合溝13a内に 連続して押込み、網12の周縁部を框13の嵌合溝13aに確実に止着すること ができる。
【0021】 このように、上記実施例の網戸の網張具は、上側の径を大きくした円錐台状の 掌当部5を柄部1の掌握凹部1aより下側に、柄部1の軸線に対しローラ3の転 動方向Dの後方に所定角度傾斜した状態で一体的に取付け、親指の形状に対応し 、かつ、前記ローラ3の転動方向Dに向かって窪む凹状の指当凹部6aを有する 指当部6を前記柄部1の基端部に一体的に設け、前記ローラ3の転動方向Dにお いて指当部6の指当凹部6aと反対側に平面略三角形状の押込突部7を一体的に 設けたものである。
【0022】 したがって、上記実施例は、掌当部5に掌を当てて柄部1の掌握部1aを掌握 するとともに指当部6の指当凹部6aに親指を当てることにより、柄部1を大き な握力で掌握しなくても、手が掌当部5に規制されて下方に滑ることはない。ま た、掌当部5に加えた押圧力が直接ローラ3に伝達されるため、柄部1の軸線に 沿って下方に押圧力を加え易く、ローラ3に効率良く押圧力を伝達することがで きる。そして、指当凹部6aに親指を当てることにより、手の構造に適した無理 のない自然な状態で柄部1を掌握することができ、ローラ3の転動操作が容易に なる。その結果、網12の張設作業において、従来のように、柄部1を継続して 長時間大きな握力で掌握する必要はなくなり、柄部1の掌握部1aを軽く掌握し た状態で、掌当部5を介してローラ3に下向の押圧力を伝達できるため、少ない 労力で確実に、止着用線材14を框13の嵌合溝13a内に押込んで止着するこ とができ、網12の張替え作業を容易に行なうことができる。更に、ローラ3が 転動不能な狭い領域、即ち、嵌合溝13aの角部では、押込突部7により押込動 作を行なうことができる。その結果、框13の嵌合溝13aの直線部のみならず 、角部においても、止着用線材14の全長を完全に嵌合溝13a内に連続して押 込み、網12の周縁部を框13の嵌合溝13aに確実に止着することができる。 上記実施例の網戸の網張具は、掌で掌握可能な柄部1と、前記柄部1の先端に 回動可能に取付けられ、全周囲に凹部溝3aを形成したローラ3と、前記柄部1 の長さ方向に交差する面を有する掌当部5と、前記柄部1の前記ローラ3を取付 けた反対側の端部に凹状に形成された指当凹部6aと、前記柄部1の前記ローラ 3を取付けた反対側の端部に設けられた尖鋭状の押込突部7とを具備するもので あり、これを請求項2の考案の実施例とすることができる。
【0023】 しかし、上記実施例の網戸の網張具は、掌で掌握可能な柄部1と、前記柄部1 の先端に回動可能に取付けられ、全周囲に凹部溝3aを形成したローラ3と、前 記柄部1の長さ方向に交差する面を有する掌当部5とを具備する網戸の網張具と して実施することも可能である。この種の実施例は、請求項1の考案の実施例と することができる。この実施例の網戸の網張具は、嵌合溝13aの角部での押込 動作は、他の治具を使用して行なうか、或いは、全周囲に凹部溝3aを形成した ローラ3の径を小さくする必要がある。
【0024】 ところで、上記実施例の掌当部5は、柄部1の掌握凹部1aより下側に、柄部 1の軸線に対しローラ3の転動方向D後方に所定角度傾斜した状態で一体的に取 付けられているが、本考案を実施する場合には、これに限定されるものではなく 、掌を載置して掌により柄部1の軸線に沿って下方に押圧力を加えるべく機能す るものであればよく、少なくとも柄部1の側面からローラ3の転動方向Dと略直 交する方向に突出するものであればよい。例えば、ローラ3の転動方向Dと略直 交する柄部1の左右両側面の一方または両方に、柄部1と同一材料または異質材 料で略円錐台形状または板状の掌当部5を一体的に固定することも可能である。 この場合も、自然な状態で柄部1を掌握できるよう、掌当部5を柄部1の軸線に 対しローラ3の転動方向Dの後方に所定角度傾斜させることが好ましい。
【0025】 しかし、掌当部5を柄部1の軸線に対しローラ3の転動方向Dに傾斜させるこ となく、水平に設けることも可能である。図4はその実施例である。また、この 実施例では、嵌合溝13aの角部の押込動作に使用する押込突部7を、柄部1の 端部に配設している。この種の実施例の網戸の網張具は掌握に方向性を有してい ないので右手及び左手の何れでも作業することができる。また、柄部1と指当部 6を2分割して成形したものを一体化することによって製造でき、金型代等が有 利である。上記実施例では、柄部1の成形時に掌当部5を一体成形したものであ るが、本考案を実施する場合には、図5の実施例のように、掌当部5を金属製の リング状板材とすることもできる。この種の実施例では、支持部2及び掌当部5 及び押込突部7を金型にセットし、柄部1と指当部6を一体に同時射出成形する 場合に好適である。
【0026】 また、上記実施例の柄部1と指当部6は、合成樹脂等で成形する場合を前提に 説明してきたが、本考案を実施する場合には、柄部を一枚または一対の長板状の 金属板を貼着して形成してもよいし、その一側面または両側面に板状の掌当部を 一体的に固定してもよい。
【0027】 そして、上記実施例の指当部6を構成する金属板は、前記支持部2を構成する 金属板とは別個のものを使用しているが、前記支持部2を構成する金属板を柄部 1の端部まで連続して埋設して更に基端から突出させ、その突出部を指当部とし て使用することも可能である。
【0028】 なお、上記各実施例の柄部1の長さ方向に交差する面を有する掌当部5の上面 は、平面でもよいし、凹面または凸面とすることもできる。
【0029】 また、上記各実施例の柄部1の長さ方向を直線としているが、人間工学的にみ ると、60〜300R程度の彎曲とするのが好ましい。そして、柄部1の表面は ローレット状溝またはシボ加工を行なうと掌になじみやすい。
【0030】
【考案の効果】
以上のように、請求項1の考案の網戸の網張具は、掌で掌握可能な柄部の先端 に回動可能に取付けられ、全周囲に凹部溝を形成したローラと、前記柄部の長さ 方向に交差する面を有する掌当部とを具備するものであるから、掌当部に掌を当 てて柄部の掌当部より上部を掌握して使用でき、柄部を大きな握力で掌握しなく ても、手が掌当部に規制されて下方に滑ることがない。また、掌当部に加えた押 圧力が直接ローラに伝達されるため、柄部の軸線に沿って下方に押圧力を加え易 く、ローラに効率良く押圧力を伝達することができる。したがって、網の張替え 作業において、少ない労力で確実に、止着用線材を框の嵌合溝内に押込んで止着 することができ、網の張替え等の張設作業を容易に行なうことができる。
【0031】 請求項2の考案にかかる網戸の網張具は、掌で掌握可能な柄部の先端に回動可 能に取付けられ、全周囲に凹部溝を形成したローラと、前記柄部の長さ方向に交 差する面を有する掌当部と、前記柄部の前記ローラを取付けた反対側の端部に凹 状に形成された指当凹部と、前記柄部の前記ローラを取付けた反対側の端部に設 けられた尖鋭状の押込突部とを具備するものであるから、掌当部に掌を当てて柄 部の掌当部より上部を掌握するとともに指当凹部に親指を当てることにより、柄 部を大きな握力で掌握しなくても、手が掌当部に規制されて下方に滑ることはな い。また、掌当部に加えた押圧力が直接ローラに伝達されるため、柄部の軸線に 沿って下方に押圧力を加え易く、ローラに効率良く押圧力を伝達することができ る。そして、指当凹部に親指を当てることにより、手の構造に適した無理のない 自然な状態で柄部を掌握することができ、ローラの転動操作が容易になる。その 結果、網の張設作業において、少ない労力で確実に、止着用線材を框の嵌合溝内 に押込んで止着することができ、網の張替え等の張設作業等を容易に行なうこと ができる。更に、ローラが転動不能な狭い領域では、押込突部により押込動作を 行なうことができるため、框の嵌合溝の直線部のみならず、角部においても、止 着用線材の全長を完全に嵌合溝内に連続して押込み、網の周縁部を嵌合溝に確実 に止着することができる。故に、網の張設作業において、少ない労力で確実に、 止着用線材を框の嵌合溝内に押込んで止着することができ、網の張替え等の張設 作業を容易に行なうことができる。
【0032】 請求項3の考案の網戸の網張具における前記掌当部を、柄部の長さ方向に直角 に交差する面としたものであるから、方向性がなく、右手及び左手で作業を行な うことができ、作業者の疲労に応じて作業する手を変更することができる。また 、右利または左利等の人の個性に左右されない。
【0033】 請求項4の考案の網戸の網張具における前記掌当部を、掌当部を掌の形状に合 致させるように掌当部の形状を決定しているから、下方の押圧力を付与する場合 に押圧力の分布配分が均一化でき、作業量が多いときに作業者の疲れが軽減でき 好適となる。
【提出日】平成5年6月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】 このとき、作業者は、掌当部5に掌を当てて柄部1の掌握凹部1aを掌握する とともに指当凹部6aに親指を当てることにより、柄部1を大きな握力で掌握し なくても、手が掌当部5に規制されて下方に滑ることはない。また、手から掌当 部5に加えた押圧力が直接ローラ3に伝達されるため、柄部1の軸線に沿って下 方に握力を加え易く、ローラ3に効率良く押圧力を伝達することができる。そし て、指当凹部6aに親指を当てることにより、手の構造に適した無理のない自然 な状態で柄部1を掌握することができ、ローラ3の転動操作が容易になる。その 結果、網12の張替え作業において、従来のように、柄部1を継続して長時間大 きな握力で掌握する必要はなく、柄部1の掌握凹部1aを軽く掌握した状態で、 掌当部5を介してローラ3に下向の押圧力を伝達できるため、少ない労力で確実 に、止着用線材14を框13の嵌合溝13a内に押込んで止着することができ、 網12の張替え作業を容易に行なうことができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】 したがって、上記実施例は、掌当部5に掌を当てて柄部1の掌握凹部1aを掌 握するとともに指当部6の指当凹部6aに親指を当てることにより、柄部1を大 きな握力で掌握しなくても、手が掌当部5に規制されて下方に滑ることはない。 また、掌当部5に加えた押圧力が直接ローラ3に伝達されるため、柄部1の軸線 に沿って下方に押圧力を加え易く、ローラ3に効率良く押圧力を伝達することが できる。そして、指当凹部6aに親指を当てることにより、手の構造に適した無 理のない自然な状態で柄部1を掌握することができ、ローラ3の転動操作が容易 になる。その結果、網12の張設作業において、従来のように、柄部1を継続し て長時間大きな握力で掌握する必要はなくなり、柄部1の掌握凹部1aを軽く掌 握した状態で、掌当部5を介してローラ3に下向の押圧力を伝達できるため、少 ない労力で確実に、止着用線材14を框13の嵌合溝13a内に押込んで止着す ることができ、網12の張替え作業を容易に行なうことができる。更に、ローラ 3が転動不能な狭い領域、即ち、嵌合溝13aの角部では、押込突部7により押 込動作を行なうことができる。その結果、框13の嵌合溝13aの直線部のみな らず、角部においても、止着用線材14の全長を完全に嵌合溝13a内に連続し て押込み、網12の周縁部を框13の嵌合溝13aに確実に止着することができ る。 上記実施例の網戸の網張具は、掌で掌握可能な柄部1と、前記柄部1の先端に 回動可能に取付けられ、全周囲に凹部溝3aを形成したローラ3と、前記柄部1 の長さ方向に交差する面を有する掌当部5と、前記柄部1の前記ローラ3を取付 けた反対側の端部に凹状に形成された指当凹部6aと、前記柄部1の前記ローラ 3を取付けた反対側の端部に設けられた尖鋭状の押込突部7とを具備するもので あり、これを請求項2の考案の実施例とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の第一実施例の網戸の網張具の斜
視図である。
【図2】図2は本考案の第一実施例の網戸の網張具の側
面図である。
【図3】図3は本考案の第一実施例の網戸の網張具のロ
ーラ部分を示す要部断面図である。
【図4】図4は本考案の第二実施例の網戸の網張具の側
面図である。
【図5】図5は本考案の第三実施例の網戸の網張具の側
面図である。
【図6】図6は網戸を示す部分平面図である。
【符号の説明】
1 柄部 3 ローラ 5 掌当部 6a 指当凹部 7 押込突部 D ローラの転動方向

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掌で掌握可能な柄部と、 前記柄部の先端に回動可能に取付けられ、全周囲に凹部
    溝を形成したローラと、 前記柄部の長さ方向に交差する面を有する掌当部とを具
    備することを特徴とする網戸の網張具。
  2. 【請求項2】 掌で掌握可能な柄部と、 前記柄部の先端に回動可能に取付けられ、全周囲に凹部
    溝を形成したローラと、 前記柄部の長さ方向に交差する面を有する掌当部と、 前記柄部の前記ローラを取付けた反対側の端部に凹状に
    形成された指当凹部と、 前記柄部の前記ローラを取付けた反対側の端部に設けら
    れた尖鋭状の押込突部とを具備することを特徴とする網
    戸の網張具。
  3. 【請求項3】 前記柄部の長さ方向に交差する面を有す
    る掌当部は、前記柄部の長さ方向に直角に交差する面と
    したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    網戸の網張具。
  4. 【請求項4】 前記柄部の長さ方向に交差する面を有す
    る掌当部は、前記柄部を掌握したとき、柄部の長さ方向
    の腕側を低く、指側を高くした交差する面としたことを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載の網戸の網張
    具。
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JP5686791U Pending JPH0631964U (ja) 1991-07-22 1991-07-22 網戸の網張具

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JP (1) JPH0631964U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010508470A (ja) * 2006-11-02 2010-03-18 エコテクニア エネルギアス レノバブルス, エス.エル. シール取付装置

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