JPH06319318A - 育苗箱用潅水装置 - Google Patents
育苗箱用潅水装置Info
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- JPH06319318A JPH06319318A JP13115793A JP13115793A JPH06319318A JP H06319318 A JPH06319318 A JP H06319318A JP 13115793 A JP13115793 A JP 13115793A JP 13115793 A JP13115793 A JP 13115793A JP H06319318 A JPH06319318 A JP H06319318A
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- pipe
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 肥料と薬剤とを直前に混合させて散布。
【構成】 育苗箱7を横送する移送台1上に設けた潅水
パイプ8と、該潅水パイプ8に接続される接続パイプ1
1と、該接続パイプ11に接続される水道管またはポン
プと、前記接続パイプ11内に設けた噴出ノズル17お
よび負圧室15と、該負圧室15に接続した混合室29
と、該混合室29に設けた肥料用ホースノズル30およ
び薬剤用ホースノズル31と、該ノズル30、31の下
方に配置された肥料溶液タンク33および薬剤溶液タン
ク34と、前記ノズル30、31から前記タンク33、
34に至る吸引ホース32、32とからなる育苗箱用潅
水装置。
パイプ8と、該潅水パイプ8に接続される接続パイプ1
1と、該接続パイプ11に接続される水道管またはポン
プと、前記接続パイプ11内に設けた噴出ノズル17お
よび負圧室15と、該負圧室15に接続した混合室29
と、該混合室29に設けた肥料用ホースノズル30およ
び薬剤用ホースノズル31と、該ノズル30、31の下
方に配置された肥料溶液タンク33および薬剤溶液タン
ク34と、前記ノズル30、31から前記タンク33、
34に至る吸引ホース32、32とからなる育苗箱用潅
水装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、育苗箱用潅水装置に係
るものである。
るものである。
【0002】
【従来技術】従来公知の、実公平3−33221号公報
には、育苗箱を横送する移送台上に設けた潅水パイプ
と、該潅水パイプに接続される接続パイプと、該接続パ
イプに接続される水道管またはポンプと、前記接続パイ
プ内に形成した噴出ノズルを有する負圧室と、該負圧室
に吸引ホースにより接続した溶液タンクとからなる育苗
箱用潅水装置について記載されている。
には、育苗箱を横送する移送台上に設けた潅水パイプ
と、該潅水パイプに接続される接続パイプと、該接続パ
イプに接続される水道管またはポンプと、前記接続パイ
プ内に形成した噴出ノズルを有する負圧室と、該負圧室
に吸引ホースにより接続した溶液タンクとからなる育苗
箱用潅水装置について記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知例は、肥料と
薬剤の同時散布ができない課題がある。即ち、溶液タン
クに肥料と薬剤を予め混合させて貯留させておくと、肥
料と薬剤とが化学反応を起して変化してしまい、散布し
ても効果がでないことがあるからである。
薬剤の同時散布ができない課題がある。即ち、溶液タン
クに肥料と薬剤を予め混合させて貯留させておくと、肥
料と薬剤とが化学反応を起して変化してしまい、散布し
ても効果がでないことがあるからである。
【0004】
【発明の目的】本発明は、肥料と薬剤を散布直前に混合
させて散布するようにしたものである。
させて散布するようにしたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】よって、本発明は、育苗
箱7を横送する移送台1上に設けた潅水パイプ8と、該
潅水パイプ8に接続される接続パイプ11と、該接続パ
イプ11に接続される水道管またはポンプと、前記接続
パイプ11内に設けた噴出ノズル17および負圧室15
と、該負圧室15に接続した混合室29と、該混合室2
9に設けた肥料用ホースノズル30および薬剤用ホース
ノズル31と、該ノズル30、31の下方に配置された
肥料溶液タンク33および薬剤溶液タンク34と、前記
ノズル30、31から前記タンク33、34に至る吸引
ホース32、32とからなる育苗箱用潅水装置、およ
び、前記ノズル30、31は逆止弁構造とした育苗箱用
潅水装置としたものである。
箱7を横送する移送台1上に設けた潅水パイプ8と、該
潅水パイプ8に接続される接続パイプ11と、該接続パ
イプ11に接続される水道管またはポンプと、前記接続
パイプ11内に設けた噴出ノズル17および負圧室15
と、該負圧室15に接続した混合室29と、該混合室2
9に設けた肥料用ホースノズル30および薬剤用ホース
ノズル31と、該ノズル30、31の下方に配置された
肥料溶液タンク33および薬剤溶液タンク34と、前記
ノズル30、31から前記タンク33、34に至る吸引
ホース32、32とからなる育苗箱用潅水装置、およ
び、前記ノズル30、31は逆止弁構造とした育苗箱用
潅水装置としたものである。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例を図面により説明すると、
1は移送台であり、相対向する一対の横枠2、3の間に
回転軸4を軸装し、これに移送ロール5、6を取付け
る。前記回転軸4は任意位置に設けられたモータによっ
て回転し、移送台1の上部に載置された育苗箱7を押送
させる。
1は移送台であり、相対向する一対の横枠2、3の間に
回転軸4を軸装し、これに移送ロール5、6を取付け
る。前記回転軸4は任意位置に設けられたモータによっ
て回転し、移送台1の上部に載置された育苗箱7を押送
させる。
【0007】移送台1の上方位置には該移送台1上を横
送される育苗箱7に潅水する潅水パイプ8を取付ける。
該潅水パイプ8の下面側には多数の潅水孔9を形成す
る。潅水パイプ8の一端には止栓10を取付け、他端に
は接続パイプ11を取付ける。接続パイプ11の潅水パ
イプ8側には排出口12を形成し、排出口12より接続
パイプ11の入口側には、径小部13が形成される。1
4は径小部13の入口側の流水口である。
送される育苗箱7に潅水する潅水パイプ8を取付ける。
該潅水パイプ8の下面側には多数の潅水孔9を形成す
る。潅水パイプ8の一端には止栓10を取付け、他端に
は接続パイプ11を取付ける。接続パイプ11の潅水パ
イプ8側には排出口12を形成し、排出口12より接続
パイプ11の入口側には、径小部13が形成される。1
4は径小部13の入口側の流水口である。
【0008】前記径小部13よりも入口側の接続パイプ
11には、前記径小部13よりもはるかに大きい内径を
有する負圧室15を形成する。負圧室15内には中心に
細孔16を形成した噴出ノズル17を嵌合する。前記細
孔16は前記流水口14よりも小径に形成されている。
前記細孔16の先端18は前記負圧室15内で開口す
る。したがって、前記先端18より放出された水は負圧
室15を横切って前記流水口14に流入する。
11には、前記径小部13よりもはるかに大きい内径を
有する負圧室15を形成する。負圧室15内には中心に
細孔16を形成した噴出ノズル17を嵌合する。前記細
孔16は前記流水口14よりも小径に形成されている。
前記細孔16の先端18は前記負圧室15内で開口す
る。したがって、前記先端18より放出された水は負圧
室15を横切って前記流水口14に流入する。
【0009】前記噴出ノズル17よりも接続パイプ11
の入口側には流入部19を形成し、流入部19には中間
パイプ20の排出側を接続し、中間パイプ20には水量
を計る水圧計(水量計)21を取付ける。なお、中間パ
イプ20は要件ではなく、接続パイプ11と一体に形成
してもよい。
の入口側には流入部19を形成し、流入部19には中間
パイプ20の排出側を接続し、中間パイプ20には水量
を計る水圧計(水量計)21を取付ける。なお、中間パ
イプ20は要件ではなく、接続パイプ11と一体に形成
してもよい。
【0010】22は開閉バルブ、23は水道あるいは貯
水タンク等の水源からの送水パイプである。
水タンク等の水源からの送水パイプである。
【0011】しかして、前記負圧室15の外周の接続パ
イプ11には接続具25を介して吸入ユニット26を取
付ける。吸入ユニット26は一方を塞いだ筒部材27の
他方に着脱自在の栓28を取付けて筒部材27内に混合
室29を形成し、混合室29に連通するように肥料用ホ
ースノズル30および薬剤用ホースノズル31を前記筒
部材27に取付けて構成する。この場合、好適には、前
記接続具25と肥料用ホースノズル30と薬剤用ホース
ノズル31との位置関係は、それぞれ等距離に配置する
と、肥料溶液タンク33および薬剤溶液タンク34から
吸引される肥料と薬剤の量を等しくできる。
イプ11には接続具25を介して吸入ユニット26を取
付ける。吸入ユニット26は一方を塞いだ筒部材27の
他方に着脱自在の栓28を取付けて筒部材27内に混合
室29を形成し、混合室29に連通するように肥料用ホ
ースノズル30および薬剤用ホースノズル31を前記筒
部材27に取付けて構成する。この場合、好適には、前
記接続具25と肥料用ホースノズル30と薬剤用ホース
ノズル31との位置関係は、それぞれ等距離に配置する
と、肥料溶液タンク33および薬剤溶液タンク34から
吸引される肥料と薬剤の量を等しくできる。
【0012】前記肥料用ホースノズル30および薬剤用
ホースノズル31には吸引ホース32の上端をそれぞれ
結合し、各吸引ホース32の下端はその下方に設けた肥
料溶液タンク33および薬剤溶液タンク34内に垂下さ
せる。また、前記肥料溶液タンク33および薬剤溶液タ
ンク34には水で薄めて所望濃度にした肥料および薬剤
の溶液を別々に貯留しておき、開閉バルブ22を開いて
水を通すと負圧室15内が負圧になって肥料溶液タンク
33および薬剤溶液タンク34の肥料と薬剤が吸引され
て混合室29で混合され、更に負圧室15内に吸引され
て水と混合されて、潅水パイプ8に送られる。
ホースノズル31には吸引ホース32の上端をそれぞれ
結合し、各吸引ホース32の下端はその下方に設けた肥
料溶液タンク33および薬剤溶液タンク34内に垂下さ
せる。また、前記肥料溶液タンク33および薬剤溶液タ
ンク34には水で薄めて所望濃度にした肥料および薬剤
の溶液を別々に貯留しておき、開閉バルブ22を開いて
水を通すと負圧室15内が負圧になって肥料溶液タンク
33および薬剤溶液タンク34の肥料と薬剤が吸引され
て混合室29で混合され、更に負圧室15内に吸引され
て水と混合されて、潅水パイプ8に送られる。
【0013】35は各吸引ホース32の下端に取付けた
ストレーナ兼用おもりである。しかして、前記吸入ユニ
ット26の肥料用ホースノズル30および薬剤用ホース
ノズル31は、逆止弁構造に構成し、一旦混合室29に
入った溶液が前記各タンク33、34に戻らないように
構成する。
ストレーナ兼用おもりである。しかして、前記吸入ユニ
ット26の肥料用ホースノズル30および薬剤用ホース
ノズル31は、逆止弁構造に構成し、一旦混合室29に
入った溶液が前記各タンク33、34に戻らないように
構成する。
【0014】実施例では、前記各ノズル30、31の内
部にボール36を装着し、肥料用ホースノズル30およ
び薬剤用ホースノズル31の下部には抜止め用下部嵌合
体37を嵌合させる。抜止め用下部嵌合体37は円柱形
状で中心に上下に貫通する流入口38を形成する。
部にボール36を装着し、肥料用ホースノズル30およ
び薬剤用ホースノズル31の下部には抜止め用下部嵌合
体37を嵌合させる。抜止め用下部嵌合体37は円柱形
状で中心に上下に貫通する流入口38を形成する。
【0015】前記ボール36は、前記負圧室15が負圧
のときは肥料溶液タンク33および薬剤溶液タンク34
からの溶液が前記流入口38から流入したとき上動して
流入口38を開放し、開閉バルブ22を閉じて前記負圧
室15の負圧状態が解除されると肥料用ホースノズル3
0および薬剤用ホースノズル31内を下降して混合室2
9内の溶液の重量で前記流入口38を閉塞するように、
大きさ、材質等を構成する。
のときは肥料溶液タンク33および薬剤溶液タンク34
からの溶液が前記流入口38から流入したとき上動して
流入口38を開放し、開閉バルブ22を閉じて前記負圧
室15の負圧状態が解除されると肥料用ホースノズル3
0および薬剤用ホースノズル31内を下降して混合室2
9内の溶液の重量で前記流入口38を閉塞するように、
大きさ、材質等を構成する。
【0016】また、肥料用ホースノズル30および薬剤
用ホースノズル31の上部には抜止め用上部嵌合体39
を嵌合させる。抜止め用上部嵌合体39は流出口40を
有する円柱部41の下面に下方に突出する一対の脚部4
2を設け、脚部42の間隔を前記ボール36の直径より
狭く形成し、ボール36が混合室29に入らないように
している。
用ホースノズル31の上部には抜止め用上部嵌合体39
を嵌合させる。抜止め用上部嵌合体39は流出口40を
有する円柱部41の下面に下方に突出する一対の脚部4
2を設け、脚部42の間隔を前記ボール36の直径より
狭く形成し、ボール36が混合室29に入らないように
している。
【0017】しかして、肥料用ホースノズル30および
薬剤用ホースノズル31は前記したように同一構成であ
るが、内径の相違するものを数種類用意して適宜選択し
て筒部材27に着脱自在に取付け、肥料と薬剤の混合比
率を変更することも可能である。
薬剤用ホースノズル31は前記したように同一構成であ
るが、内径の相違するものを数種類用意して適宜選択し
て筒部材27に着脱自在に取付け、肥料と薬剤の混合比
率を変更することも可能である。
【0018】
【作用】次に作用を述べる。接続パイプ11に設けた接
続具25に吸入ユニット26の筒部材27を取付け、筒
部材27に着脱自在に取付けた肥料用ホースノズル30
および薬剤用ホースノズル31にそれぞれ吸引ホース3
2の上端を接続し、各吸引ホース32の下端を肥料溶液
タンク33および薬剤溶液タンク34内の肥料溶液およ
び薬剤溶液中に沈下させる。
続具25に吸入ユニット26の筒部材27を取付け、筒
部材27に着脱自在に取付けた肥料用ホースノズル30
および薬剤用ホースノズル31にそれぞれ吸引ホース3
2の上端を接続し、各吸引ホース32の下端を肥料溶液
タンク33および薬剤溶液タンク34内の肥料溶液およ
び薬剤溶液中に沈下させる。
【0019】この状態で、開閉バルブ22を開くと、水
道水は接続パイプ11の流入部19内に流入し、流入部
19より噴出ノズル17の細孔16内に流入し、細孔1
6より負圧室15内に水を噴射させ、前記細孔16より
も直径の大なる径小部13内を経て潅水パイプ8内に流
入し、他方、前記のように細孔16より径小部13へ水
が噴出すると、負圧室15内を負圧状態にする。
道水は接続パイプ11の流入部19内に流入し、流入部
19より噴出ノズル17の細孔16内に流入し、細孔1
6より負圧室15内に水を噴射させ、前記細孔16より
も直径の大なる径小部13内を経て潅水パイプ8内に流
入し、他方、前記のように細孔16より径小部13へ水
が噴出すると、負圧室15内を負圧状態にする。
【0020】負圧室15内が負圧になると、接続具25
を介して吸入ユニット26の混合室29内を吸引するの
で、まず、混合室29および各吸引ホース32内の空気
が吸引され、やがて、吸引ホース32を介して肥料溶液
タンク33および薬剤溶液タンク34のそれぞれから吸
引された溶液が混合室29内で初めて混合され、この肥
料と薬剤との混合溶液が負圧室15内に吸引されて水道
水と混合され、これが潅水パイプ8より散布される。
を介して吸入ユニット26の混合室29内を吸引するの
で、まず、混合室29および各吸引ホース32内の空気
が吸引され、やがて、吸引ホース32を介して肥料溶液
タンク33および薬剤溶液タンク34のそれぞれから吸
引された溶液が混合室29内で初めて混合され、この肥
料と薬剤との混合溶液が負圧室15内に吸引されて水道
水と混合され、これが潅水パイプ8より散布される。
【0021】したがって、肥料と薬剤のそれぞれの溶液
は、肥料溶液タンク33および薬剤溶液タンク34のそ
れぞれに貯留され、混合室29内で初めて混合されの
で、肥料と薬剤とが混合することによる化学的変化を防
止して散布できる。
は、肥料溶液タンク33および薬剤溶液タンク34のそ
れぞれに貯留され、混合室29内で初めて混合されの
で、肥料と薬剤とが混合することによる化学的変化を防
止して散布できる。
【0022】この状態で、任意の位置に設けたモーター
で、回転軸4を回転させて、移送台1の始端側に育苗箱
7を載せると、育苗箱7は移送ロール5、6の回転によ
り横送され、床土供給装置の下部を通過するとき、床土
の供給を受け、種子供給装置の下方を通過するとき種籾
が播かれ、更に横送されて潅水パイプ8の下部を通過す
るとき、肥料と薬剤の混合水の潅水を受ける。
で、回転軸4を回転させて、移送台1の始端側に育苗箱
7を載せると、育苗箱7は移送ロール5、6の回転によ
り横送され、床土供給装置の下部を通過するとき、床土
の供給を受け、種子供給装置の下方を通過するとき種籾
が播かれ、更に横送されて潅水パイプ8の下部を通過す
るとき、肥料と薬剤の混合水の潅水を受ける。
【0023】この場合、単に、前記接続パイプ11に三
つ又形状のホース接続用のノズルを取付けても、作業を
途中で止めたとき、一旦、混合した肥料と薬剤がそれぞ
れ各タンク戻ってタンク内の溶液を化学反応させて使用
不能にすることがあるが、吸入ユニット26の肥料用ホ
ースノズル30および薬剤用ホースノズル31は逆止弁
構造に構成しているから、各タンク33、34に混合室
29内の溶液が戻るのを防止する。
つ又形状のホース接続用のノズルを取付けても、作業を
途中で止めたとき、一旦、混合した肥料と薬剤がそれぞ
れ各タンク戻ってタンク内の溶液を化学反応させて使用
不能にすることがあるが、吸入ユニット26の肥料用ホ
ースノズル30および薬剤用ホースノズル31は逆止弁
構造に構成しているから、各タンク33、34に混合室
29内の溶液が戻るのを防止する。
【0024】肥料用ホースノズル30および薬剤用ホー
スノズル31の逆止弁構造は、各ノズル30、31内に
ボール36を装着して構成しているので、構成が簡単と
なり、吸引ホースからの肥料または薬剤溶液は、抜止め
用下部嵌合体37の流入口38からボール36を押し上
げながら流入し、ボール36は抜止め用上部嵌合体39
の脚部42に当ってこれ以上の上動が阻止されて溶液は
ボール36の脇を通って円柱部41より混合室29内に
流入する。
スノズル31の逆止弁構造は、各ノズル30、31内に
ボール36を装着して構成しているので、構成が簡単と
なり、吸引ホースからの肥料または薬剤溶液は、抜止め
用下部嵌合体37の流入口38からボール36を押し上
げながら流入し、ボール36は抜止め用上部嵌合体39
の脚部42に当ってこれ以上の上動が阻止されて溶液は
ボール36の脇を通って円柱部41より混合室29内に
流入する。
【0025】そして、開閉バルブ22を閉じると、負圧
室15内の負圧状態は解除されるので、肥料および薬剤
の吸引は終了して混合室29および肥料用ホースノズル
30および薬剤用ホースノズル31内の溶液はそれぞれ
肥料溶液タンク33および薬剤溶液タンク34のそれぞ
れに戻ろうとするが、ボール36が抜止め用下部嵌合体
37の流入口38を閉塞して肥料と薬剤の混合溶液の戻
りを防止する。したがって、肥料溶液タンク33および
薬剤溶液タンク34のそれぞれに貯留させておいた溶液
が化学変化するのも防止できる。
室15内の負圧状態は解除されるので、肥料および薬剤
の吸引は終了して混合室29および肥料用ホースノズル
30および薬剤用ホースノズル31内の溶液はそれぞれ
肥料溶液タンク33および薬剤溶液タンク34のそれぞ
れに戻ろうとするが、ボール36が抜止め用下部嵌合体
37の流入口38を閉塞して肥料と薬剤の混合溶液の戻
りを防止する。したがって、肥料溶液タンク33および
薬剤溶液タンク34のそれぞれに貯留させておいた溶液
が化学変化するのも防止できる。
【0026】また、吸入ユニット26は、水平方向の筒
部材27に肥料用ホースノズル30および薬剤用ホース
ノズル31を取付けて構成しているから、筒部材27を
水平となるように吸入ユニット26を接続パイプ11に
取付けると、肥料用ホースノズル30と薬剤用ホースノ
ズル31から流入する溶液の割合は同一となるので、簡
単な取付けで正確な混合割合の溶液の散布を行なえる。
部材27に肥料用ホースノズル30および薬剤用ホース
ノズル31を取付けて構成しているから、筒部材27を
水平となるように吸入ユニット26を接続パイプ11に
取付けると、肥料用ホースノズル30と薬剤用ホースノ
ズル31から流入する溶液の割合は同一となるので、簡
単な取付けで正確な混合割合の溶液の散布を行なえる。
【0027】しかして、肥料用ホースノズル30および
薬剤用ホースノズル31は、内径の相違するものを数種
類用意して置き、これを変更して筒部材27に取付ける
と、既に用意しておいた肥料溶液タンク33および薬剤
溶液タンク34のそれぞれに貯留させておいた溶液の濃
度を変更しなくても、肥料と薬剤の混合比率を変更でき
るから、途中から他の種子の播種作業も適切に行なえ、
既に使用していた各タンク33、34の溶液を無駄にす
ることもない。
薬剤用ホースノズル31は、内径の相違するものを数種
類用意して置き、これを変更して筒部材27に取付ける
と、既に用意しておいた肥料溶液タンク33および薬剤
溶液タンク34のそれぞれに貯留させておいた溶液の濃
度を変更しなくても、肥料と薬剤の混合比率を変更でき
るから、途中から他の種子の播種作業も適切に行なえ、
既に使用していた各タンク33、34の溶液を無駄にす
ることもない。
【0028】また、筒部材27の一方には着脱自在の栓
28を設けているから、栓28を外して混合室29内を
掃除でき、容易にメンテナンスを行なえる。
28を設けているから、栓28を外して混合室29内を
掃除でき、容易にメンテナンスを行なえる。
【0029】
【効果】本発明は、育苗箱7を横送する移送台1上に設
けた潅水パイプ8と、該潅水パイプ8に接続される接続
パイプ11と、該接続パイプ11に接続される水道管ま
たはポンプと、前記接続パイプ11内に設けた噴出ノズ
ル17および負圧室15と、該負圧室15に接続した混
合室29と、該混合室29に設けた肥料用ホースノズル
30および薬剤用ホースノズル31と、該ノズル30、
31の下方に配置された肥料溶液タンク33および薬剤
溶液タンク34と、前記ノズル30、31から前記タン
ク33、34に至る吸引ホース32、32とからなる育
苗箱用潅水装置としたものであるから、肥料と薬剤のそ
れぞれの溶液は、肥料溶液タンク33および薬剤溶液タ
ンク34のそれぞれに貯留され、混合室29内で初めて
混合されので、肥料と薬剤とが混合することによる化学
的変化を防止して散布できる。また、本発明は、前記ノ
ズル30、31は逆止弁構造とした育苗箱用潅水装置と
したものであるから、作業の区切りで開閉バルブ22を
閉じても、混合室29および肥料用ホースノズル30お
よび薬剤用ホースノズル31内の混合溶液は肥料溶液タ
ンク33および薬剤溶液タンク34に戻りが防止され、
肥料溶液タンク33および薬剤溶液タンク34のそれぞ
れに貯留させておいた溶液が化学変化するのも防止でき
る。
けた潅水パイプ8と、該潅水パイプ8に接続される接続
パイプ11と、該接続パイプ11に接続される水道管ま
たはポンプと、前記接続パイプ11内に設けた噴出ノズ
ル17および負圧室15と、該負圧室15に接続した混
合室29と、該混合室29に設けた肥料用ホースノズル
30および薬剤用ホースノズル31と、該ノズル30、
31の下方に配置された肥料溶液タンク33および薬剤
溶液タンク34と、前記ノズル30、31から前記タン
ク33、34に至る吸引ホース32、32とからなる育
苗箱用潅水装置としたものであるから、肥料と薬剤のそ
れぞれの溶液は、肥料溶液タンク33および薬剤溶液タ
ンク34のそれぞれに貯留され、混合室29内で初めて
混合されので、肥料と薬剤とが混合することによる化学
的変化を防止して散布できる。また、本発明は、前記ノ
ズル30、31は逆止弁構造とした育苗箱用潅水装置と
したものであるから、作業の区切りで開閉バルブ22を
閉じても、混合室29および肥料用ホースノズル30お
よび薬剤用ホースノズル31内の混合溶液は肥料溶液タ
ンク33および薬剤溶液タンク34に戻りが防止され、
肥料溶液タンク33および薬剤溶液タンク34のそれぞ
れに貯留させておいた溶液が化学変化するのも防止でき
る。
【図1】 本発明の概略説明図。
【図2】 要部断面図。
【図3】 ホースノズル30、31の断面図。
【図4】 嵌合体の斜視図。
【図5】 逆止弁の作用状態図。
【図6】 ホースノズル30、31の断面図。
1…移送台、2、3…横枠、4…回転軸、5、6…移送
ロール、7…育苗箱、8…潅水パイプ、9…潅水孔、1
0…止栓、11…接続パイプ、12…排出口、13…径
小部、14…流水口、15…負圧室、16…細孔、17
…噴出ノズル、18…先端、19…流入部、20…中間
パイプ、21…水圧計、22…開閉バルブ、23…送水
パイプ、25…接続具、26…吸入ユニット、27…筒
部材、28…栓、29…混合室、30…肥料用ホースノ
ズル、31…薬剤用ホースノズル、32…吸引ホース、
33…肥料溶液タンク、34…薬剤溶液タンク、35…
ストレーナ兼用おもり、36…ボール、37…抜止め用
下部嵌合体、38…流入口、39…抜止め用上部嵌合
体、40…流出口、41…円柱部、42…脚部。
ロール、7…育苗箱、8…潅水パイプ、9…潅水孔、1
0…止栓、11…接続パイプ、12…排出口、13…径
小部、14…流水口、15…負圧室、16…細孔、17
…噴出ノズル、18…先端、19…流入部、20…中間
パイプ、21…水圧計、22…開閉バルブ、23…送水
パイプ、25…接続具、26…吸入ユニット、27…筒
部材、28…栓、29…混合室、30…肥料用ホースノ
ズル、31…薬剤用ホースノズル、32…吸引ホース、
33…肥料溶液タンク、34…薬剤溶液タンク、35…
ストレーナ兼用おもり、36…ボール、37…抜止め用
下部嵌合体、38…流入口、39…抜止め用上部嵌合
体、40…流出口、41…円柱部、42…脚部。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
Claims (2)
- 【請求項1】 育苗箱7を横送する移送台1上に設けた
潅水パイプ8と、該潅水パイプ8に接続される接続パイ
プ11と、該接続パイプ11に接続される水道管または
ポンプと、前記接続パイプ11内に設けた噴出ノズル1
7および負圧室15と、該負圧室15に接続した混合室
29と、該混合室29に設けた肥料用ホースノズル30
および薬剤用ホースノズル31と、該ノズル30、31
の下方に配置された肥料溶液タンク33および薬剤溶液
タンク34と、前記ノズル30、31から前記タンク3
3、34に至る吸引ホース32、32とからなる育苗箱
用潅水装置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記ノズル30、3
1は逆止弁構造とした育苗箱用潅水装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13115793A JP3302441B2 (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | 育苗箱用潅水装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13115793A JP3302441B2 (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | 育苗箱用潅水装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06319318A true JPH06319318A (ja) | 1994-11-22 |
JP3302441B2 JP3302441B2 (ja) | 2002-07-15 |
Family
ID=15051337
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13115793A Expired - Fee Related JP3302441B2 (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | 育苗箱用潅水装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3302441B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008012433A (ja) * | 2006-07-06 | 2008-01-24 | Kioritz Corp | 液体散布装置及び薬液ユニット |
CN109392400A (zh) * | 2018-11-22 | 2019-03-01 | 中国农业科学院农业资源与农业区划研究所 | 一种用于温室田间的负压灌溉供水系统 |
CN110603944A (zh) * | 2019-11-05 | 2019-12-24 | 青岛农业大学 | 一种水肥药一体化系统 |
-
1993
- 1993-05-07 JP JP13115793A patent/JP3302441B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008012433A (ja) * | 2006-07-06 | 2008-01-24 | Kioritz Corp | 液体散布装置及び薬液ユニット |
CN109392400A (zh) * | 2018-11-22 | 2019-03-01 | 中国农业科学院农业资源与农业区划研究所 | 一种用于温室田间的负压灌溉供水系统 |
CN109392400B (zh) * | 2018-11-22 | 2023-09-22 | 中国农业科学院农业资源与农业区划研究所 | 一种用于温室田间的负压灌溉供水系统 |
CN110603944A (zh) * | 2019-11-05 | 2019-12-24 | 青岛农业大学 | 一种水肥药一体化系统 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3302441B2 (ja) | 2002-07-15 |
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