JPH09248079A - 育苗箱用溶液散布装置 - Google Patents

育苗箱用溶液散布装置

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JPH09248079A
JPH09248079A JP8565496A JP8565496A JPH09248079A JP H09248079 A JPH09248079 A JP H09248079A JP 8565496 A JP8565496 A JP 8565496A JP 8565496 A JP8565496 A JP 8565496A JP H09248079 A JPH09248079 A JP H09248079A
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JP
Japan
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solution
pipe
suction
connecting portion
spring
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JP8565496A
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Inventor
Tadao Takagi
忠夫 高木
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Suzutec Co Ltd
Original Assignee
Suzutec Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 散布の均一化、吸引量の一定化、構成の簡素
化、数種類の薬剤等を散布。 【解決手段】 育苗箱7の移送台の上方位置に育苗箱7
に灌水する下面側に無数の灌水孔9を形成した灌水パイ
プ8を取付け、該灌水パイプ8の基部側に負圧室14を
有する接続パイプ11を取付け、該負圧室14の外周壁
22に吸引用ノズル23を螺合し、該吸引用ノズル23
に吸入パイプ24の上端を嵌合させ、該吸入パイプ24
の下端はその下方に設けた溶液タンク26内の溶液27
内に開口させた装置において、上端を固定部に固定した
バネ36の下端に前記溶液タンク26を吊設し、もっ
て、前記吸引用ノズル23と前記溶液27の液面28と
の間の間隔を一定にするように構成した育苗箱用溶液散
布装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、育苗箱用溶液散布装置
に係るものである。
【0002】
【従来技術】従来公知の特公平1−42642号公報に
は、育苗箱の移送台の上方位置に育苗箱に灌水する下面
側に無数の灌水孔を形成した灌水パイプを取付け、該灌
水パイプの基部側に負圧室を有する接続パイプを取付
け、該負圧室の外周壁に吸引用ノズルを螺合し、該吸引
用ノズルに吸入パイプの上端を嵌合させ、該吸入パイプ
の下端はその下方に設けた溶液タンク内の溶液内に開口
させた装置について記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知例は、溶液タ
ンク内の溶液が減少すると、吸引量が減少するという課
題がある。即ち、図10に示すようにタンクAに比しタ
ンクBは間隔Hだけ低いので、同量の溶液を吸引するの
により多くの吸引力を必要とするが、接続パイプを流れ
る水の量は育苗箱に供給する量であるから常時一定であ
り、吸引力は変えられないので、吸引量はタンクAに比
しタンクBは少ないことになる。この場合、タンクAと
タンクBは間隔Hだけ相違するが、吸引力に影響を及ぼ
すのは、液面Tの高さが問題であり、実際は液面Tと液
面tの間隔hが問題であり、間隔hが大きいほど、吸引
力に変化が起きる。このことは、同一のタンクA内に吸
入パイプCの下端を開口させた場合も同じであり、図1
1に示すように、作業が進行して液面Tが液面tに下降
すると、液面Tと液面tの間隔hが大きくなって、吸引
量が減少する。本発明は、薬剤等の溶液の吸引量を一定
にし、また、数種類の薬剤等を散布可能にしたものであ
る。また、特に構成を簡素化して、コストを低くしたも
のである。
【0004】
【発明の目的】散布の均一化、吸引量の一定化、構成の
簡素化、数種類の薬剤等を散布。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、育苗箱7の移
送台の上方位置に育苗箱7に灌水する下面側に無数の灌
水孔9を形成した灌水パイプ8を取付け、該灌水パイプ
8の基部側に負圧室14を有する接続パイプ11を取付
け、該負圧室14の外周壁22に吸引用ノズル23を螺
合し、該吸引用ノズル23に吸入パイプ24の上端を嵌
合させ、該吸入パイプ24の下端はその下方に設けた溶
液タンク26内の溶液27内に開口させた装置におい
て、上端を固定部に固定したバネ36の下端に前記溶液
タンク26を吊設し、もって、前記吸引用ノズル23と
前記溶液27の液面28との間の間隔を一定にするよう
に構成した育苗箱用溶液散布装置としたものである。本
発明は、前記バネ36は支持脚部31を有するスタンド
33に上端を係止し、前記溶液タンク26には前記バネ
36の下端に係止し得る取手37を設けた育苗箱用溶液
散布装置としたものである。本発明は、前記バネ36は
一本で一つの溶液タンク26を吊設するようにした育苗
箱用溶液散布装置としたものである。本発明は、前記吸
引用ノズル23には横筒形状の横筒部材46’に設けた
混合装置45の接続部46を接続し、前記横筒部材4
6’の下面には肥料用パイプ接続部47および薬液用パ
イプ接続部48を設け、前記肥料用パイプ接続部47お
よび薬液用パイプ接続部48は縦筒50に流径調節用の
調節孔51を有する調節筒52と逆流防止用のボール5
3とボール抜け止め筒55の夫々を嵌合させて構成し、
2種の溶液を散布し得るようにした育苗箱用溶液散布装
置としたものである。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を図面により説明すると、1
は移送台であり、相対向する左右一対の横枠2、2間に
回転軸4を所定の間隔を置いて水平に軸装し、回転軸4
の両端にはゴムロ−ル5、5を固定する。前記回転軸4
はモ−タ−によって回転し、ゴムロ−ル5、5上に載置
された育苗箱7を押送する。移送台1の上方位置には左
右方向に直線状の灌水パイプ8が取付けられる。灌水パ
イプ8の下面側には無数の灌水孔9が穿孔されている。
灌水パイプ8の先側には栓がされ、灌水パイプ8の基部
側の端部10には接続パイプ11を螺合する。灌水パイ
プ8と接続パイプ11とは、実開昭50−135620
号で周知のように直角結合させることもあり、そのとき
は、灌水パイプ8と接続パイプ11の間にエルボ部材を
用い、嵌合結合させる。
【0007】接続パイプ11の出口側には径小部12を
形成する。径小部12は、接続パイプ11の中心線に添
って形成する。前記接続パイプ11の前記径小部12よ
りも入口側には、前記径小部12よりは遥に大きい内径
を有する負圧室14を形成する。また、前記接続パイプ
11の前記径小部12よりも入口側には、嵌合体15を
嵌合する。該嵌合体15の中心には細孔16を形成され
ている。該細孔16は、前記径小部12よりも小径に形
成する。前記細孔16の外端17は、前記負圧室14内
に臨み、従って、前記外端17より放出した水は負圧室
14を横切って前記径小部12に流入することになる。
なお、前記嵌合体15は前記細孔16の径の相違するも
のを用意し、選択使用して、流量を増減させる。
【0008】前記接続パイプ11の入口側には、水圧室
18を有する水圧パイプ19を接続する。水圧パイプ1
9には水量計20を螺合する。水量計20は水圧パイプ
19内の水圧を計測する水圧計により形成し、水圧パイ
プ19内の水圧と前記灌水パイプ8により実際に流下す
る水量の関係から、水量を求める。水圧パイプ19はバ
ルブ21を介して水道に接続する。21’は前記バルブ
21に接続したホースである。しかして、負圧室14の
外周壁22には吸引用ノズル23を螺合する。吸引用ノ
ズル23には吸入パイプ24の上端を結合し、吸入パイ
プ24の下端にはストレーナー兼重り25を取付け、ス
トレーナー兼重り25はポリバケツ等の任意形状の溶液
タンク26内の薬剤、肥料等の溶液27内に開口する。
【0009】この場合、溶液タンク26内の溶液27の
液面28は、溶液27が吸引されると、下降するから吸
引用ノズル23と液面28との間の間隔が変化し、それ
ゆえ、溶液27の吸引量が変化するが、本発明は、吸引
用ノズル23と液面28との間の間隔を一定にするよう
に構成し、吸引量の変化を防止したものである。30は
前記溶液タンク26内の液面28を一定高さに保持する
液面高さ保持装置であり、床面に設置する支持脚部31
に支持筒32を固定し、支持筒32にスタンド33の脚
部34を高さ調節自在に挿入する。35は脚部34に当
接する固定ボルトである。
【0010】前記スタンド33にはバネ36の上端を係
止し、バネ36の下端に前記溶液タンク26を吊設して
常時溶液タンク26内の液面28を一定高さに保持す
る。即ち、溶液タンク26内の溶液27が減少すると、
バネ36の弾力によりその分26を上動させて液面28を
一定に保持するのである。したがって、液面高さ保持装
置30は、バネ36と該バネ36を吊設するスタンド3
3により形成するが、スタンド33に代えて移送台1に
吊設してもよい。また、溶液タンク26とバネ36の関
係は、予め、溶液タンク26の容積、深さ等からバネ3
6の伸縮量を求めることができるので、これに基づい
て、吸引量から想定される溶液タンク26の初期位置
(高さ)に、溶液タンク26が位置するように、溶液タ
ンク26の形状とバネ36の弾力とを設定する。即ち、
同一の容積でも、深さの相違する溶液タンク26を使用
すると、所定量の溶液27を散布したときの液面降下変
化量が変位するので、正確な濃度で散布するには、溶液
タンク26とバネ36の弾力の初期設定は必要である
が、植物活性剤等の最初から正確な希釈濃度は要求され
ないが、均一な育苗のための均一濃度散布を要求される
ときは、バネ36により溶液タンク26を吊設して液面
高さ保持すればよい。
【0011】この場合、前記溶液タンク26にはバケツ
の取手のような取手37を設け、該取手37を一本のバ
ネ36により吊設すると、設定が容易である。図5、6
は、第2実施例を示し、前記液面高さ保持装置30は、
正面視門型形状のスタンド33の両端を互い違いに屈曲
させて支持脚部31に形成したものである。また、いず
れの場合でも、肥料用の溶液タンク26と薬剤用の溶液
タンク26を用意し、夫々液面高さ保持装置30のバネ
36に吊設する。しかして、前記吸引用ノズル23に
は、混合装置45の接続部46を接続することもある。
接続部46は横筒部材46’の長さ方向の中間上方位置
に上方に突き出るように設け、横筒部材46’の下面に
は肥料の溶液27の溶液タンク26に投入した前記吸入
パイプ24の上端を接続する肥料用パイプ接続部47と
薬剤の溶液27の溶液タンク26に投入した前記吸入パ
イプ24の上端を接続する薬液用パイプ接続部48を夫
々設ける。
【0012】前記接続部46は肥料用パイプ接続部47
と薬液用パイプ接続部48の中間に設ける。前記肥料用
パイプ接続部47および薬液用パイプ接続部48は略同
一構成であり、縦筒50に流径調節用の調節孔51を有
する調節筒52を嵌合させ、調節筒52の下方にボール
53を嵌合挿入し、調節筒52とボール53の間に前記
調節孔51をボール53が塞がないようにするボール止
め筒54を嵌合させ、ボール53の下方にボール抜け止
め筒55を嵌合させ、前記調節筒52とボール止め筒5
4の間に出入り自在の微調節ボルト56を螺合させる。
肥料用パイプ接続部47と薬液用パイプ接続部48は前
記調節筒52の調節孔51の径を略混合比率に対応させ
て相違させ、微調節ボルト56により比率を正確に合わ
せる。即ち、肥料用パイプ接続部47と薬液用パイプ接
続部48は例えば2:1等の所定の割合で横筒部材4
6’内に吸引され、例えば、接続部46より負圧室14
に水1リットルに対して1cc吸引されるように設定し、
所定量の薬剤と肥料を散布する。
【0013】
【作用】次に作用を述べる。本発明は、以上の構成であ
り、任意の位置に設けたモーターにより回転軸4を回転
させ、移送台1の始端側に育苗箱7を載せると、その育
苗箱7は、ゴムロ−ル5、5の回動により移動させら
れ、床土供給装置の下部を通過するとき床土の供給を受
け、種子供給装置の下部を通過するとき種籾が播かれ、
灌水パイプ8の下部を通過するとき灌水される。しかし
て、バルブ21を必要量だけ開くと、必要量の水道水は
水圧室18に流入充満して水量計20の指針を動かし、
水圧室18より嵌合体15の細孔16内に流入し、該細
孔16より負圧室14内に向けて圧力水を噴射させる。
この噴射水は、前記負圧室14内を通った後、細孔16
よりも直径の大なる径小部12内に流入し、該径小部1
2を経て灌水パイプ8内に流入し、該灌水パイプ8内を
充満したのち灌水孔9より滴下灌水する。
【0014】しかして、細孔16より噴射すると、負圧
室14内を負圧状態にするから、霧吹きと同じ原理によ
りポリバケツのごとき溶液タンク26内の溶液27を吸
入パイプ24を介して吸上げ、灌水孔9より滴下する。
この場合、溶液タンク26内の溶液27の液面28は、
溶液27が吸引されると、下降するから吸引用ノズル2
3と液面28との間の間隔が変化し、それゆえ、液面2
8の位置が変化すると、溶液27の吸引量が変化する。
即ち、バルブ21を開閉しないから、負圧室14内の圧
力は一定であり、液面28が下降すると吸引力をそれだ
け必要になって、吸引量は減少する(図11)。本発明
は、固定部に上端を係止したバネ36の下端に溶液タン
ク26を吊設して、液面高さ保持装置30を構成してい
るから、溶液タンク26内の溶液27が減少すると、バ
ネ36の弾力によりその分溶液タンク26を上動させて
液面28を一定に保持し、吸引量の変化を防止する。即
ち、溶液タンク26は、その重量によってバネ36を伸
長させて下降し、この時の液面28の位置が、初期位置
となり、溶液27の散布により、溶液27が減少する
と、溶液タンク26が上動し、液面28を初期位置に保
持する。
【0015】この場合、液面高さ保持装置30の構成が
簡単であり、コストを低くする。また、前記溶液タンク
26にはバケツの取手のような取手37を設け、該取手
37を一本のバネ36により吊設しているから、溶液タ
ンク26とバネ36との関係における吸引用ノズル23
と液面28との間の間隔の初期設定を容易にでき、溶液
タンク26とバネ36の取付も容易であり、取手37は
倒すことにより溶液27を供給するとき等の不使用時も
邪魔にならない。しかして、図5、6の第2実施例で
は、液面高さ保持装置30は、正面視門型形状のスタン
ド33の両端を互い違いに屈曲させて支持脚部31に形
成したものであるから、構成を頗る簡単にして、コスト
削減に貢献する。しかして、前記吸引用ノズル23に混
合装置45の接続部46を接続すると、負圧室14が負
圧になることで横筒部材46’内も負圧になり、肥料用
パイプ接続部47と薬液用パイプ接続部48から肥料と
薬剤を溶かした溶液27がそれぞれ横筒部材46’内に
所定割合で吸引されて混合され、灌水パイプ8より散布
する。
【0016】即ち、横筒部材46’内は負圧室14と連
通しているので、負圧室14と同じく負圧になり、この
横筒部材46’内に肥料用パイプ接続部47および薬液
用パイプ接続部48の上端は開口しているから、本来同
量吸引されることになるが、肥料用パイプ接続部47に
対して薬液用パイプ接続部48の調節筒52の調節孔5
1を小径に形成しているので、薬液用パイプ接続部48
により薬剤を吸引できない分肥料用パイプ接続部47に
より肥料を吸引し、横筒部材46’内で混合する。した
がって、縦筒50に混合比率に対応させて径を相違させ
た流径調節用の調節孔51を有する調節筒52をそれぞ
れ嵌合させるだけで、混合比率を容易に設定でき、肥料
用パイプ接続部47と薬液用パイプ接続部48のそれぞ
れの微調節ボルト56を出入りさせて流量を微調節する
ことにより一層混合比率を正確にでき、構成を簡素にす
る。そして、混合装置45の接続部46の直径と負圧室
14内の負圧の程度により吸引量は設定されるから、こ
れに合わせて肥料等の濃度を変更することで、所望量の
薬剤等を散布できる。なお、肥料に代えて、殺虫剤と殺
菌剤等の2種の薬剤を散布することももちろん可能であ
る。
【0017】また、肥料用パイプ接続部47および薬液
用パイプ接続部48は、調節筒52の下方にボール53
を嵌合挿入し、調節筒52とボール53の間に前記調節
孔51をボール53が塞がないようにするボール止め筒
54を嵌合させ、ボール53の下方にボール抜け止め筒
55を嵌合させているから、溶液27はボール53を浮
上させて溶液27を吸引し、ボール53はボール止め筒
54に当たって調節孔51を塞ぐのが防止され、散布が
終了すると、ボール53がボール抜け止め筒55に当た
って、逆流を防止する。なお、本発明は、液面高さ保持
装置を要旨とするものであり、前記育苗箱7の形状は問
わず、いわゆるポットを並設したポットシートやセルト
レイと呼ばれているものでもよく、また、移送台1は移
送し得るものであればよく、実施例に限定されるもので
はない。
【0018】
【効果】本発明は、育苗箱7の移送台の上方位置に育苗
箱7に灌水する下面側に無数の灌水孔9を形成した灌水
パイプ8を取付け、該灌水パイプ8の基部側に負圧室1
4を有する接続パイプ11を取付け、該負圧室14の外
周壁22に吸引用ノズル23を螺合し、該吸引用ノズル
23に吸入パイプ24の上端を嵌合させ、該吸入パイプ
24の下端はその下方に設けた溶液タンク26内の溶液
27内に開口させた装置において、上端を固定部に固定
したバネ36の下端に前記溶液タンク26を吊設し、も
って、前記吸引用ノズル23と前記溶液27の液面28
との間の間隔を一定にするように構成した育苗箱用溶液
散布装置としたものであるから、溶液タンク26内の溶
液27は常時一定量が負圧室14内に吸引され、吸引量
の変化を防止でき、薬剤等の散布の均一化および吸引量
の一定化ができるという効果を奏し、また、バネ36に
より溶液タンク26を吊設する構成のため、初期設定が
容易であり、正確な希釈濃度で溶液27を散布でき、コ
ストも低くできる効果を奏する。本発明は、前記バネ3
6は支持脚部31を有するスタンド33に上端を係止
し、前記溶液タンク26には前記バネ36の下端に係止
し得る取手37を設けた育苗箱用溶液散布装置としたも
のであるから、バネ36をスタンド33に上端を係止す
ればよく、簡単な構成で液面の高さを保持でき、コスト
を低くできるという効果を奏する。本発明は、前記バネ
36は一本で一つの溶液タンク26を吊設するようにし
た育苗箱用溶液散布装置としたものであるから、バネ3
6は一本のため、弾性変化が少なく、弾力の計測も正確
に行えるので、一層、初期設定が容易・確実であり、正
確な希釈濃度で溶液27を散布でき、コストも低くでき
る効果を奏する。本発明は、前記吸引用ノズル23には
横筒形状の横筒部材46’に設けた混合装置45の接続
部46を接続し、前記横筒部材46’の下面には肥料用
パイプ接続部47および薬液用パイプ接続部48を設
け、前記肥料用パイプ接続部47および薬液用パイプ接
続部48は縦筒50に流径調節用の調節孔51を有する
調節筒52と逆流防止用のボール53とボール抜け止め
筒55の夫々を嵌合させて構成し、2種の溶液を散布し
得るようにした育苗箱用溶液散布装置としたものである
から、肥料用パイプ接続部47に対して薬液用パイプ接
続部48の調節筒52の調節孔51を小径に形成するだ
けで、混合比率を容易に設定でき、また、混合した溶液
を負圧室14に吸引させるので、構成も簡単にできる効
果を奏し、散布が終了すると、ボール53がボール抜け
止め筒55に当たって、逆流を防止できる効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 育苗箱用溶液散布装置の正面図。
【図2】 接続パイプの縦断正面図。
【図3】 液面高さ保持装置の一部縦断正面図。
【図4】 同側面図。
【図5】 同第2実施例縦断正面図。
【図6】 同側面図。
【図7】 混合装置の斜視図。
【図8】 パイプ接続部の斜視図。
【図9】 混合装置の縦断正面図。
【図10】 公知例の課題説明図。
【図11】 公知例の課題説明図。
【符号の説明】
1…移送台、2…横枠、4…回転軸、5…ゴムロ−ル、
7…育苗箱、8…灌水パイプ、9…灌水孔、10…端
部、11…接続パイプ、12…径小部、14…負圧室、
15…嵌合体、16…細孔、17…外端、18…水圧
室、19…水圧パイプ、20…水量計、21…バルブ、
22…外周壁、23…吸引用ノズル、24…吸入パイ
プ、26…溶液タンク、27…溶液、28…液面、30
…液面高さ保持装置、31…支持脚部、32…支持筒、
33…スタンド、34…脚部、35…固定ボルト、36
…バネ、37…取手、45…混合装置、46…接続部、
46’…横筒部材、47…肥料用パイプ接続部、48…
薬液用パイプ接続部、50…縦筒、51…調節孔、52
…調節筒、53…ボール、54…ボール止め筒、55…
ボール抜け止め筒、56…微調節ボルト。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年4月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 育苗箱7の移送台の上方位置に育苗箱7
    に灌水する下面側に無数の灌水孔9を形成した灌水パイ
    プ8を取付け、該灌水パイプ8の基部側に負圧室14を
    有する接続パイプ11を取付け、該負圧室14の外周壁
    22に吸引用ノズル23を螺合し、該吸引用ノズル23
    に吸入パイプ24の上端を嵌合させ、該吸入パイプ24
    の下端はその下方に設けた溶液タンク26内の溶液27
    内に開口させた装置において、上端を固定部に固定した
    バネ36の下端に前記溶液タンク26を吊設し、もっ
    て、前記吸引用ノズル23と前記溶液27の液面28と
    の間の間隔を一定にするように構成した育苗箱用溶液散
    布装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記バネ36は支持
    脚部31を有するスタンド33に上端を係止し、前記溶
    液タンク26には前記バネ36の下端に係止し得る取手
    37を設けた育苗箱用溶液散布装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、前記
    バネ36は一本で一つの溶液タンク26を吊設するよう
    にした育苗箱用溶液散布装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2または請求項3
    において、前記吸引用ノズル23には横筒形状の横筒部
    材46’に設けた混合装置45の接続部46を接続し、
    前記横筒部材46’の下面には肥料用パイプ接続部47
    および薬液用パイプ接続部48を設け、前記肥料用パイ
    プ接続部47および薬液用パイプ接続部48は縦筒50
    に流径調節用の調節孔51を有する調節筒52と逆流防
    止用のボール53とボール抜け止め筒55の夫々を嵌合
    させて構成し、2種の溶液を散布し得るようにした育苗
    箱用溶液散布装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100393196C (zh) * 2004-03-03 2008-06-11 赫尔曼·科尔特 用于向植物容器洒水的洒水设备及由此形成的洒水装置
JP2015228830A (ja) * 2014-06-05 2015-12-21 勉 守屋 農業用薬液供給装置

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