JP2503444Y2 - 灌水装置の薬剤混合ノズル - Google Patents

灌水装置の薬剤混合ノズル

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JP2503444Y2
JP2503444Y2 JP11513189U JP11513189U JP2503444Y2 JP 2503444 Y2 JP2503444 Y2 JP 2503444Y2 JP 11513189 U JP11513189 U JP 11513189U JP 11513189 U JP11513189 U JP 11513189U JP 2503444 Y2 JP2503444 Y2 JP 2503444Y2
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善律 木村
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Daiwa Seiko Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、育苗用播種機に使用される灌水装置の薬剤
混合ノズルに関する。
(従来の技術) 育苗用播種機においては、育苗箱移送機構上に土入装
置、灌水装置及び播種装置等を配置して、育苗箱を移送
しながらその内部に床土を供給し、水及び薬剤を散布
し、播種し、覆土していくように構成されている。
前記灌水装置は育苗箱移送機構上に配置される散水管
を水道又はポンプ等の水供給源にホース等を介して接続
されているが、薬剤を散布する必要があるため、散水管
とホースとの間に薬剤混合ノズルが設けられている。
この薬剤混合ノズルは水路を形成したノズル本体に水
路の途中部分を絞って流速を加速するエジェクタ部を設
け、このエジェクタ部の前方に薬剤タンクと薬剤供給ホ
ースを介して接続される薬剤吸引口を形成し、水路を通
る水流によって薬剤を吸引混合するように構成されてい
る。
(考案が解決しようとする課題) 育苗用の灌水には、薬剤を混入する場合としない場合
とがあり、混入しない場合は、薬剤供給ホースをコック
で閉鎖しておけば良いのであるが、エジェクタ部が設け
られていて抵抗が大きくなっているため、ホームポンプ
等の低水圧ポンプで水を供給している場合、必要且つ充
分な灌水量が得られないことがある。特に、人工マット
を使用している場合は多量の水が必要となるが、それに
応じた水量が得難い。
本考案は、ノズル本体に回動する弁体を設け、この弁
体にエジェクタ部と大量流水路とを形成して、弁体を回
動して切換可能にすることによって、前記従来技術の問
題点を解決できるようにした灌水装置の薬剤混合ノズル
を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案における課題解決のための具体的構成は、ノズ
ル本体21の水路22の途中にエジェクタ部25を設け、この
エジェクタ部25の前方の水路22に薬剤吸引口23を形成し
た灌水装置の薬剤混合ノズルにおいて、 前記ノズル本体21にエジェクタ部25を形成した弁体26
を水路22と直交する軸芯廻りに回動自在に設け、この弁
体26にエジェクタ部25と交差する方向に水を流す大量流
水路27を形成し、前記弁体26を回動することによってエ
ジェクタ部25に代って大量水路27を水路22と連通可能に
している (作用) 弁体26のエジェクタ部25をノズル本体21の水路22に連
通させると、水路22内を通ってきた水はエジェクタ部25
で加速され、薬剤吸引口23から薬剤を吸引し、混合液と
なって散水管11から育苗箱3へ散布される。
薬剤吸引口23を閉鎖すると共に、弁体26を90°回動す
ると、弁体26の大量流水路27がエジェクタ部25に代って
水路22と連通し、水路22内の水を絞ることなく散水管11
へ供給し、低水圧であっても充分な量の水を灌水する。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基いて説明する。
第1〜6図は本考案の実施例を示しており、1は灌水
装置で、単独で使用できるが、主に土入装置及び播種装
置と共に播種機に組込まれており、機フレーム2上に搭
載されていて、コロコンベヤ等で成る育苗箱3の移送機
構4に跨っている。
灌水装置1は機フレーム2に立設された左右側板5と
天板6及び複数本の連結杆7でフレーム8が構成され、
左右側板5に支持板9が固定されている。12は育苗箱3
の移送を案内する左右一対のガイド板で、左右側板5に
クッションを介して取付けられている。
左右支持板9には連通管10R,10Lが取付けられ、この
連通管10R,10Lには2本の散水管11が平行に接続されて
おり、一方の連通管10Rと通ってくる水が両散水管11か
ら略同一圧で射出されるようになっている。
一方の連通管10Rは水道の蛇口又はポンプの水供給源
とホース13を介して接続されるが、その間にはストレー
ナ14、開閉コック15、電磁切換弁16及び薬剤混合ノズル
17が上記順序でホース13側から配置されている。
前記開閉コック15は散水管11への水の供給及び停止を
行なうことができるが、主に水圧を一定にするために使
用され、薬剤混合ノズル17に設けた水圧計18で0.5kg/cm
2の水圧を得るために、開閉コック通過水を例えば0.7kg
/cm2程度の水圧になるように開度が設定される。
電磁切換弁16は灌水装置1への育苗箱3の搬入及び搬
出をリミットスイッチ(図示せず)で検出し、リミット
スイッチのON動作で通水し、OFF動作で止水するもので
あるが、3ポート電磁切換弁が使用されていて、止水時
に放出ホース19を介して水を放出して水供給源と電磁切
換弁16との間の水圧を常に一定に保つように構成されて
いる。
即ち、電磁切換弁16は水供給源を散水管11に接続する
通水路Aと、水供給源を放出ホース19に接続する放出路
Bとを有していて、ON作動によって通水路Aを、OFF作
動によって放出路Bが切換使用され、放出路Bを通る水
は放出ホース19を介して外部へ放出される。
尚、電磁切換弁16は播種機が作業完了したとき又は故
障したときにもOFFとなり、水を放出するが、それが長
時間になるときは水供給源の供給を停止する。
薬剤混合ノズル17はノズル本体21内に水路22が形成さ
れ、この水路22と連通するように水圧計18が設けられ且
つ薬剤吸引口23が形成されている。この薬剤吸引口23に
は薬剤タンク(図示せず)と接続されるホース24及びコ
ックが接続されている。
前記ノズル本体21の水圧計18取付位置と薬剤吸引口23
との間には、薬剤吸引口23に対してエジェクト作用をす
るエジェクタ部25が形成されている。
26はノズル本体21に挿入されていて水路22と直交する
軸芯回りに回動可能な弁体であり、この内部に前記エジ
ェクタ部25が実質的に形成されている。弁体26は軸方向
中途部にエジェクタ部25が貫通形成され、先端部に大量
流水路27が形成され、基端側にOリング28が嵌合されて
いると共に回動操作部29が形成されている。
前記大量流水路27は弁体26を先端からエジェクタ部25
近くまで切込んだ凹部であり、その凹部は弁体26の外周
面に開放されており、開放方向はエジェクタ部25の軸芯
と直角で、エジェクタ部25内での水の流れと交差する方
向に大量の水を流すことができるようになっている。即
ち、弁体26はエジェクタ部25が水路22と連通している状
態から軸芯回りに90°回動すると、大量流水路27が水路
22と連通し、エジェクタ部25は閉鎖される。
大量流水路27の最小断面積はエジェクタ部25の最小断
面積より充分大きく、従って、通過する水に与える抵抗
はエジェクタ部25の場合よりも充分小さくなっており、
低水圧でも大流量を流し得る。
前記弁体26の回動操作部29は側面視半円形に形成さ
れ、回動するためのドライバ等の工具用の挿入溝30が形
成されている。
32はノズル本体21に固定の止め板であり、弁体26の抜
止めをすると共に、回動操作部29の回動角度を設定する
ための孔33が形成されている。孔33は4分の3円形状
で、半円形の回動操作部29を90°回動可能としている。
第1図中符号34は灌水装置1の電源スイッチであり、
電磁切換弁16及び育苗箱検出用リミットスイッチ等を作
用可能状態にする。
(考案の効果) 以上詳述した本考案によれば、ノズル本体21にエジェ
クタ部25を形成した弁体26を水路22と直交する軸芯廻り
に回動自在に設け、この弁体26にエジェクタ部25と交差
する方向に水を流す大量流水路27を形成し、前記弁体26
を回動することによってエジェクタ部25に代って大量水
路27を水路22と連通可能にしているので、薬剤混入が不
要で水供給源が低圧の場合、大量流水路27を使って多量
の水を供給することができ、各種条件の灌水に必要な水
量を得ることができ、しかも弁体26を回動するだけで、
薬剤混入と大量灌水の切換ができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示しており、第1図は全体平面
図、第2図は薬剤混合ノズルの断面図、第3図は全体正
面図、第4図は全体側面図、第5図はエジェクタ部作用
時の弁体の平面図、第6図は大量流水路作用時の弁体の
平面図である。 1……灌水装置、3……育苗箱、11……散水管、17……
薬剤混合ノズル、21……ノズル本体、22……水路、23…
…薬剤吸引口、25……エジェクタ部、26……弁体、27…
…大量流水路。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ノズル本体(21)の水路(22)の途中にエ
    ジェクタ部(25)を設け、このエジェクタ部(25)の前
    方の水路(22)に薬剤吸引口(23)を形成した灌水装置
    の薬剤混合ノズルにおいて、 前記ノズル本体(21)にエジェクタ部(25)を形成した
    弁体(26)を水路(22)と直交する軸芯廻りに回動自在
    に設け、この弁体(26)にエジェクタ部(25)と交差す
    る方向に水を流す大量流水路(27)を形成し、前記弁体
    (26)を回動することによってエジェクタ部(25)に代
    って大量水路(27)を水路(22)と連通可能にしている
    ことを特徴とする灌水装置の薬剤混合ノズル。
JP11513189U 1989-09-30 1989-09-30 灌水装置の薬剤混合ノズル Expired - Lifetime JP2503444Y2 (ja)

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JPH0354112U JPH0354112U (ja) 1991-05-24
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