JPH06319114A - ビデオ再生メモリ制御装置及び方法 - Google Patents

ビデオ再生メモリ制御装置及び方法

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JPH06319114A
JPH06319114A JP5202384A JP20238493A JPH06319114A JP H06319114 A JPH06319114 A JP H06319114A JP 5202384 A JP5202384 A JP 5202384A JP 20238493 A JP20238493 A JP 20238493A JP H06319114 A JPH06319114 A JP H06319114A
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JP5202384A
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Inventor
James H Wilkinson
ヘドリー ウィルキンソン ジェームズ
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Sony Europe BV United Kingdom Branch
Original Assignee
Sony United Kingdom Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/76Television signal recording
    • H04N5/91Television signal processing therefor
    • H04N5/93Regeneration of the television signal or of selected parts thereof
    • H04N5/937Regeneration of the television signal or of selected parts thereof by assembling picture element blocks in an intermediate store
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/79Processing of colour television signals in connection with recording
    • H04N9/87Regeneration of colour television signals
    • H04N9/877Regeneration of colour television signals by assembling picture element blocks in an intermediate memory

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 多重ヘッドにより読み取られるデータトラッ
ク間のタイミング差で生じる疑似的な検出を、ヘッド毎
にフィールド反転を検出して回避する。 【構成】 ビデオ再生メモリ制御装置は、記録媒体から
複数の別々のビデオ再生ヘッドにより再生され、各々が
フィールド識別子を含む連続するデータブロックから成
るビデオデータを入力する手段と、各ビデオ再生ヘッド
に接続され、これらヘッドから入力される連続して再生
されるデータブロックに含まれるフィールド識別子の変
化を検出することにより、ビデオ再生ヘッドにより再生
されるビデオデータ内のフィールド変移を検出する変移
検出手段と、再生されるビデオデータ内で検出されるフ
ィールド変移に応答し、再生されるビデオデータを記憶
する複数のフィールドメモリから1つ以上のフィールド
メモリを選択する選択手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオ再生メモリの制
御装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ビデオ再生用メモリの制御装置は、多フ
ィールドの再生バッファメモリへの及びそのバッファメ
モリからの、再生されたビデオ信号の書き込み及び読み
取りを制御するために、デジタルビデオテープレコーダ
(DVTR)等のビデオ信号記録/再生装置に使用され
ている。このように構成された従来のDVTRを図1に
示すが、再生されたビデオデータブロックは、らせん走
査のテープ送り部10からチャンネルデコーダ20を介
して再生メモリ30に供給される。
【0003】チャンネルデコーダ20は、再生されたデ
ータブロックの同期、直列から並列フォーマットへの変
換、各データブロック中に含まれる識別データのチェッ
ク及び第1レベルのエラー検出及び訂正を行う。
【0004】再生メモリ30は、図1において、0〜3
の参照符号で示す4つの単一フィールドメモリから構成
されている。各ビデオフィールドは、テープ走行部10
により再生されるので、各ビデオフィールドは、予め決
められた周期のアクセス順序に従ってメモリ制御装置4
0により選択された1つのフィールドメモリに記憶され
る。同様に、DVTRから出力されるビデオフィールド
は、同じ周期のアクセス順序に従って、メモリ制御装置
40により選択された再生メモリから読み出される。多
フィールドの再生メモリ30はバッファとして使用さ
れ、非同期で再生されるビデオデータが一定の同じフィ
ールドレートでDVTRにより処理されて出力される。
【0005】メモリ制御装置40は、再生されるビデオ
データを書き込み及び読み出しするメモリを正確に選択
するために、連続して再生されるビデオフィールド間に
おける変移の指示に応答する。各ビデオフィールドが複
数のビデオデータブロックとして記録されるDVTRに
おいて、フィールド識別子を各データブロック内に含ま
せることができ、このため、連続して再生されるデータ
ブロックのフィールド識別子の変化をチェックすること
によりフィールド変移を検出できる。DVTRに多重記
録及び再生ヘッドを設けることは知られている。このよ
うな多重ヘッドの配置は、データが記録媒体へ書き込ま
れ又は記録媒体から読み出される全体のデータレートの
増大を招く。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ビデオデー
タが、多数の読み出し/書き込み磁気ヘッド(例えば、
らせん走査型のDVTRの回転ドラム上に、一定の間隔
を置いて配列されている)の間で多重化される場合、フ
ィールドの変移を検出するために再生データブロック内
のフィールド識別子の検査を行うと、疑似的(spur
ious)な見かけ上のフィールド変移を検出すること
があるという問題を認識して、これを解決するものであ
る。これは、ヘッドの配置により、ヘッドが異なる時間
差でテープのらせんトラックの読み出し開始及び読み出
し終了を行うためであり、他のヘッドが新たなビデオフ
ィールドの読み出しを開始しても、まだ前のビデオフィ
ールドからのデータブロックを読み出しているヘッドが
あるために生じる。
【0007】従って、本発明の課題は、上述の欠点を克
服することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によるビデオ再生
メモリ制御装置は、記録媒体から複数の別々のビデオ再
生ヘッドにより再生され、各々がフィールド識別子を含
む連続するデータブロックから成るビデオデータを入力
する手段と、各ビデオ再生ヘッドに接続され、これらヘ
ッドから入力される連続して再生されるデータブロック
に含まれるフィールド識別子の変化を検出することによ
り、ビデオ再生ヘッドにより再生されるビデオデータ内
のフィールド変移を検出する変移検出手段と、再生され
るビデオデータ内で検出されるフィールド変移に応答
し、再生されるビデオデータを記憶する複数のフィール
ドメモリから1つ以上のフィールドメモリを選択する選
択手段とを有する。
【0009】また、変移検出手段は、検出されるフィー
ルドの変移についてフィールドの極性を検出する手段
と、同一のフィールド極性の2つのフィールド変移を連
続して検出することを防止する手段とを有するようにす
るのがよい。
【0010】また、ビデ再生メモリ制御装置は、検出さ
れた各変移がフィールドインクリメント又はフィールド
デクレメントであるか否かを検出し、再生されるデータ
自身により表されるビデオフィールドの時間順序を検出
する手段を有するのがよい。
【0011】また、選択手段は、周期的なアクセス順序
に従い、記録媒体から再生される連続したビデオフィー
ルドを示すデータを記憶する複数のフィールドメモリの
内から、夫々対応するメモリを選択する書き込みメモリ
選択手段と、周期的なアクセス順に従い、連続して記憶
されたビデオフィールド出力を示すデータを読み出す複
数のフィールドメモリの内から、夫々対応するメモリを
選択する読み出しメモリ選択手段とを有するのがよい。
【0012】また、書き込みメモリ選択手段及び読み出
しメモリ選択手段は、再生されるデータのフィールド変
移に応じて周期的なアクセス順序で循環させるのがよ
い。
【0013】また、上記制御装置は、読み出しメモリ選
択手段により選択されたフィールドメモリから、ビデオ
フィールドを示すデータの読み出しに関連する連続する
クロックパルスから成るクロック出力信号を入力する手
段を有するのがよい。
【0014】また、上記制御装置は、1つ以上のフィー
ルド変移が、クロック出力信号の連続したクロックパル
ス間において再生データ内で検出できるか否かを検出
し、再生データのシャトル再生を検出するシャトル検出
手段を有するのがよい。
【0015】また、シャトル検出手段は、シャトル再生
が検出されたことを示す出力信号を供給する手段、シャ
トル再生が検出されなくなった後、予め設定された期間
出力信号をラッチする出力ラッチを有するのがよい。
【0016】上記制御装置は、記録媒体から再生される
データ内のフィールド変移が、クロック出力信号のクロ
ックパルスより少ない頻度で検出されるか否かを検出
し、再生データのスローモーション再生を検出するスロ
ーモーション検出手段を有するのがよい。
【0017】また、上記制御装置は、書き込みメモリ選
択手段により選択されるフィールドメモリへの、現在の
ビデオフィールドと同一のフィールド極性を持つ再生デ
ータブロックの書き込みを制御し、また、書き込みメモ
リ選択手段により選択されるフィールドメモリに上記周
期的なアクセス順序で続くフィールドメモリへの、現在
のビデオフィールドのフィールド極性と逆のフィールド
極性を持つ再生データブロックの書き込みを制御する手
段を有するのがよい。
【0018】また、上記制御装置は、シャトル再生中、
書き込みメモリ選択手段により選択されたフィールドメ
モリへの、また、書き込みメモリ選択手段により選択さ
れたフィールドメモリに周期的なアクセス順で続くフィ
ールドメモリへの、どちらかのフィールド極性を持つ再
生データブロックの書き込みを制御する手段を有するの
がよい。
【0019】また、上記制御装置は、各チャンネルが複
数のビデオ再生ヘッドから再生されるデータの時分割多
重化された組み合わせを有する複数の再生チャンネルか
らの再生ビデオデータを入力する手段を有し、書き込み
メモリ選択手段が、周期的なアクセス順序に従って1つ
のフィールドメモリを選択する書き込みメモリ要求手段
と、複数の再生チャンネルに結合され、各々が、夫々の
チャンネルからの再生ビデオデータのフィールドメモリ
の1つへの書き込みを制御するために、書き込みメモリ
要求手段により選択されるフィールドメモリに応答する
複数のメモリ書き込み許可手段とを有するのがよい。
【0020】また、上記制御装置は、連続して検出され
るフィールド間で書き込みメモリ要求手段によりなされ
るフィールドメモリの選択をラッチする手段を用いるの
がよい。
【0021】また、上記制御装置はPROMを有し、ア
ドレス入力信号として、 (i) シャトル再生を表す信号 (ii) 再生データ内でフィールドインクリメント
及びフィールドデクレメントを示す信号 (iii) 再生ビデオフィールドの順方向又は逆方向
の時間順を示すフィードバック信号 (iv) スローモーション再生を示すフィードバッ
ク信号 (v) 現在のビデオフィールドのフィールド極性
を示す信号 (vi) 再生データを記憶する現在選択されている
フィールドメモリを示すフィードバック信号を入力し、
また、PROMはデータ出力信号として、 (i) 再生されるビデオフィールドの順方向又は
逆方向の時間順を示すフィードバック信号 (ii) 出力中のビデオフィールドを読み出ために
現在選択されているフィールドメモリを示す信号 (iii) 再生データを記憶するために現在選択され
ているフィールドメモリを示す信号 (iv) 同一のフィールドメモリが、再生データを
記憶し且つ出力としてデータを読み出すために選択され
る場合、再生データを記憶するために現在選択されてい
るフィールドメモリ内への再生データの書き込みを防止
する信号 (v) スローモーション再生を示すフィードバッ
ク信号 (vi) 再生データにより示されるビデオフィールド
の時間順序の変化の直後に、読み出しメモリ選択手段に
より選択されたフィールドメモリから読み出されるビデ
オデータを誤りとして表す信号を出力する。
【0022】また、本発明は、複数のフィールドメモリ
と、ビデオ再生メモリ制御装置とを有するビデオ再生メ
モリを提供する。
【0023】上記ビデオ再生メモリは、4つの再生メモ
リを有する。
【0024】また、本発明は、記録媒体から連続したビ
デオフィールドを示すデータを再生する手段と、ビデオ
再生メモリ制御装置とを有するビデオ再生装置を提供す
る。
【0025】さらに、本発明は、ビデオ再生メモリを制
御する方法をも提供するもので、その方法は、記録媒体
から複数の別々の再生ヘッドにより再生され、各々がフ
ィールド識別子を含む連続するデータブロックを有する
ビデオデータを入力し、各ビデオ再生ヘッド毎に、対応
するビデオ再生ヘッドから入力される連続した再生デー
タブロックに含まれるフィールド識別子の変化を検出し
て、対応するビデオ再生ヘッドにより再生データ内のフ
ィールド変移を検出し、再生ビデオデータ内の検出され
たフィールド変移に応じて、再生ビデオデータを記憶す
る複数のフィールドメモリから1つ以上のメモリを選択
するステップを含むものである。
【0026】
【作用】デジタルビデオテープレコーダ(DVTR)で
再生されるビデオデータを記憶するために、複数のフィ
ールドメモリから対応するメモリが選択される。上記制
御装置は、複数のビデオ再生ヘッドの各々に接続される
変移検出手段を有し、ビデオ再生ヘッドから入力される
連続した再生ビデオデータに含まれるフィールド識別子
の変化を検出する。従って、ビデオ再生ヘッドにより再
生されるデータのフィールド変移を検出することができ
る。
【0027】
【実施例】本発明のビデオ再生メモリ制御装置(以下
「メモリ制御装置」と略す。)を説明する前に、図2を
参照してメモリ制御装置から入力される再生ビデオデー
タのフォーマット及び性質について説明する。図2は、
デジタルビデオテープレコーダ(DVTR)のテープ送
りに使用される回転ヘッドドラム100の概略構成図で
ある。回転ヘッドドラム100は、参照符号A、B、
C、Dで示される4つの磁気記録/再生ヘッド110を
保持している。磁気テープ120は、2つのローラ13
0により案内され、回転ヘッドドラム100の周囲に1
80度巻回される。動作時には、回転ヘッドドラム10
0が1秒間に50回転してらせん走査が行われ、磁気ヘ
ッド110は、磁気テープ120上の傾斜した記録/再
生トラックをたどる。
【0028】磁気ヘッド110は、2つのグループとな
るように配列されている。この配列において、磁気ヘッ
ドA及びBが並んで配置され一方の磁気ヘッドグループ
を形成し、磁気ヘッドC及びDが並んで配置され他方の
磁気ヘッドグループを形成する。磁気ヘッドの2つのグ
ループは、回転ヘッドドラム100の反対側に配置され
ている。磁気テープ120は巻回角度180で巻回され
ているので、2つのグループの一方の磁気ヘッドのみ
が、任意のある時点においてテープと交差することにな
る。これにより、磁気ヘッドA及びCから再生される信
号が1つのライン又はチャンネル、即ちA/Cチャンネ
ルに時分割多重化され、磁気ヘッドB及びDからの信号
も1つのB/Dチャンネルに時分割多重化される。
【0029】回転ヘッドドラム100の回転方向におい
て、磁気ヘッドAは、磁気ヘッドBより僅かに前になる
ようにずらせて配置されている。これは2つの効果を有
し、1つは、2つの磁気ヘッドA及びBが磁気テープ1
20に間隙を持った平行な傾斜トラックをたどることで
あり、もう1つは、回転ヘッドドラム100の特定の半
回転中に、磁気ヘッドAから再生される信号が磁気ヘッ
ドBからの再生信号より、時間的に僅かに速くスタート
し且つ終了することである。同様に、磁気ヘッドDから
再生される信号は、磁気ヘッドCからの再生信号より時
間的に僅かに速くスタートし且つ終了する。
【0030】図3は、メモリ制御装置150の構成を示
すブロック図である。このメモリ制御装置150は、各
々のチャンネルデコーダ20を介して、A/Cチャンネ
ル及びB/Dチャンネルから再生される時分割多重化さ
れたビデオデータを入力する。メモリ制御装置150
は、DVTRにより出力されるビデオフィールドのタイ
ミングに関連する2つの信号、即ちDVTRにより出力
される隣接するフィールド間の境界を表すためのクロッ
クパルスを与えるフィールドリセットストローブ信号
と、任意の時点において、DVTRから出力される現在
のフィールドが、奇数又は偶数ビデオフィールドである
か否かを示す出力フィールド極性信号とを入力する。ま
た、メモリ制御装置150により、数種の出力信号が発
生される。これらの出力信号は、DVTRの出力として
現在のフィールドが読み出されるフィールドメモリを識
別(特定)する2ビットの読み出しメモリ識別(ID)
信号、スローモーション再生が行われていること及び1
つのフィールドメモリから2つ以上の連続した出力フィ
ールドが読み出されることを示すスローモーションフラ
ッグ(この信号は、メモリ制御装置の後方に位置するエ
ラー処理装置に必要とされる)、4つのフィールドメモ
リの内いずれかを、対応するチャンネルからのデータを
記憶するように制御するために、チャンネルA/C及び
チャンネルB/Dの夫々に割り当てられる2組のライト
イネーブル(書き込み許可)信号、及びデータ放棄信号
である(後述)。
【0031】各チャンネル(A/C又はB/D)からの
再生ビデオ信号は、連続するデータブロックから成って
いる。これらの多数の(通常数百)データブロックは、
磁気ヘッド110の1つに、1掃引期間中に磁気テープ
120上の各傾斜トラックに書き込まれる。各データブ
ロックはフィールド識別子を含み、このフィールド識別
子は、記録時に生成され、対応するブロックが4フィー
ルドの繰り返し順序に一致するフィールドの位置を示
す。例えば、1ビデオフィールドからのデータブロック
は識別符号0、次のビデオフィールドのデータブロック
は識別符号1、次のビデオフィールドのデータブロック
は識別符号2、次のビデオフィールドのデータブロック
は識別符号3、次のビデオフィールドのデータブロック
は識別符号0等として書き込まれる。データブロック中
に含まれるこれらの識別符号は、後述するように、再生
データのフィールド変移を検出(連続するデータブロッ
クに含まれるフィールド識別符号の変化を検出すること
により)するために、また、再生される各データブロッ
クのフィールド極性(奇数又は偶数)を検出するために
用いられる。
【0032】チャンネルデコーダ20によりなされる処
理により、メモリ制御装置150に入力されるデータブ
ロックが信頼し得る識別符号を有することができる。ま
た、チャンネルデコーダ20によりなされるエラー検出
及び訂正処理はデータブロックに関連するエラーフラッ
グを発生させ、このエラーフラッグはデータブロックに
おけるエラーの有無を示すものである。
【0033】再び図3に戻り、A/Cフィールド変移検
出器170は、現在のデータブロック及び前のデータブ
ロックの両データブロックから(そのブロックレートで
クロックされる遅延素子又はレジスタ160を介し
て)、A/Cチャンネルから再生される識別符号を入力
する。A/Cフィールド変移検出器170は、各々の再
生ヘッドにより再生される連続したデータブロックのフ
ィールド識別子を比較し、次に示す5つの出力信号をA
/Cチャンネルデータから出力する。
【0034】変移が検出されたことを示す全フィールド
の変移信号;奇数から偶数へ(正フィールド極性)のフ
ィールドインクリメント信号;偶数から奇数へ(負フィ
ールド極性)のフィールドインクリメント信号;奇数か
ら偶数へ(正フィールド極性)のフィールドデクレメン
ト信号;偶数から奇数へ(負フィールド極性)のフィー
ルドデクレメント信号;
【0035】A/Cフィールド変移検出器170の動作
は、図4を参照して後述する。
【0036】A/Cフィールド変移検出器170により
出力される、2つの(正負のフィールド極性)フィール
ドインクリメント信号は、フィールドインクリメントプ
ロセッサ180に送出され、A/Cフィールド変移検出
器170により出力される2つのデクレメント信号は、
フィールドデクレメントプロセッサ190に送出され
る。
【0037】B/Dチャンネルから再生されるデータに
加えられる最初の処理は、B/Dフィールド変移検出器
200がチャンネルB/Dのデータを直接及びレジスタ
210を介して入力する場合、チャンネルA/Cのデー
タに加えられた処理と同様である。B/Dフィールド変
移検出器200は、A/Cフィールド変移検出器170
の上述した信号に対応する5つの出力信号を発生する。
これらの出力信号について、B/Dフィールド変移検出
器200は、2つのフィールドインクリメント信号をフ
ィールドインクリメントプロセッサ180に供給すると
共に、2つのフィールドデクレメント信号をフィールド
デクレメントプロセッサ190に供給する。
【0038】フィールドインクリメントプロセッサ18
0とフィールドデクレメントプロセッサ190は、再生
されるデータの疑似的な多重フィールド変移を除去する
ために使用される。これらの多重変移はスローモーショ
ン再生中に生じ、このスローモーション再生時に磁気テ
ープ120は、回転ヘッドドラム100をゆっくりと通
過するため、磁気テープ上の1つのフィールド変移が磁
気ヘッドにより数回読み取られることになる。真のフィ
ールド変移が、この1つの変移について数回の読み取り
毎に生じたと仮定すると、これはメモリ制御装置150
の疑似的な動作につながる。この問題を解決するため
に、フィールドインクリメントプロセッサ180及びフ
ィールドデクレメントプロセッサ190に、検出された
変移が正フィールド極性或は負フィールド極性であった
か否かを記憶するレジスタを用いる。一方のフィールド
極性の変移が一旦記憶されると、同じフィールド極性の
他の変移は放棄される。次の変移は、反対のフィールド
極性を持つ必要がある。フィールドインクリメントプロ
セッサ180とフィールドデクレメントプロセッサ19
0の動作については、図5により後述する。
【0039】フィールド変移検出器170及び200か
らの全フィールド変移信号は、フィールドリセットスト
ローブ信号と共に、シャトル検出器220に送出され
る。シャトル検出器220は、DVTRのテープ送りの
シャトル(高速)動作を再生データから直接検出するよ
うに動作する(即ち、テープ送り部から供給される別の
信号を必要とすることはない)。動作時に、A/Cチャ
ンネルのフィールド変移検出器170から入力するフィ
ールド変移信号は、リセット付きシフトレジスタの2進
信号をシフトさせる。リセット付きシフトレジスタは、
フィールドリセット信号によりリセットされ、シャトル
モード動作を示す信号がリセット付きシフトレジスタの
第2の信号要素から取り出される。同様に、同じシフト
レジスタ構成がB/Dチャンネルからのデータの処理を
行うために設けられ、夫々A/C及びB/Dのシャトル
検出信号が1つの信号に合成される。このようにして、
シャトル検出器220は、2つのフィールド変移が、2
つの連続する(出力)フィールドリセット信号の間で
(いずれかのチャンネルから)再生データ内で検出され
たことを検出するように動作する。
【0040】DVTRがシャトルモードのみである場
合、テープのいくつかのデータブロックはうまく再生さ
れるが、連続して再生されるデータブロック間のフィー
ルド変移の検出は信頼性がない。このため、シャトル検
出器220のA/C及びB/D部分からの各出力信号
は、シャトル検出器により頻繁に検出されるシャトルモ
ードへの及びシャトルモードからの疑似的な変移を防止
するために、シャトルモードが検出されると直ちに記憶
され、また、シャトルモードが検出された最後のフィー
ルドの後に16個程度の出力フィールド期間を確保する
ようにする。
【0041】各データチャンネル(A/C及びB/D)
に対し、各々のライトイネーブル(書き込み許可)デバ
イス230及び240がライトイネーブル信号を出力
し、選択されたフィールドメモリへの対応するチャンネ
ルのデータの書き込みを制御する。A/Cチャンネルに
ついては、ライトイネーブルデバイス230が次の入力
信号を入力する。
【0042】A/Cフィールド変移検出器170からの
全フィールド変移信号;現在再生されているデータブロ
ックのフィールド極性を示す信号(レジスタ160から
出力される);シャトル動作が行われているか否かを示
す信号(シャトル検出器220から出力される);メモ
リ制御用PROM250(後述)からの書き込み要求信
号;メモリ制御用PROM250からの書き込み禁止信
号。
【0043】B/Dチャンネルの構成は、ライトイネー
ブルデバイス240が、B/DチャンネルからのB/D
フィールド変移検出器200及びレジスタ210の対応
する入力信号を入力する場合、A/Cチャンネルの構成
と同様である。
【0044】上述したように、ライトイネーブルデバイ
ス230(又は240)はライトイネーブル信号を4つ
のフィールドメモリに供給し、対応するチャンネルから
再生されるデータが書き込まれる場所を制御する。ライ
トイネーブルデバイス230(240)がフィールド変
移検出器170(200)から全フィールド変移信号に
よりクロックされる毎に、ライトイネーブルデバイス2
30(240)は、現在入力中の再生データブロックの
フィールド極性に応じて、ライトイネーブル信号を偶数
のフィールドメモリ又は奇数のフィールドメモリへ供給
する。
【0045】メモリ制御用PROM250は、フィール
ドリセット信号(即ち、DVTRにより出力されるビデ
オフィールドのタイミングに関連する信号)によりクロ
ックされるレジスタ形リードオンリーメモリである。P
ROMとしての動作時に、このメモリ制御用PROM2
50は、アドレス信号を形成するために組み合わされる
多数の入力信号を入力し、対応するアドレスに記憶され
たデータワードを読み出すことにより、入力信号の組み
合わせに応じた出力信号を発生する。このメモリ制御用
PROM250は、次に示す入力信号を有する。
【0046】シャトル検出器220からのシャトルフラ
ッグ;フィールドインクリメントプロセッサ180及び
フィールドデクレメントプロセッサ190からのフィー
ルドインクリメント及びフィールドデクレメントフラッ
グ;メモリ制御用PROM250の出力信号からの順方
向/逆方向動作のフィードバック信号;メモリ制御用P
ROM250の出力信号からのスローモーションフィー
ドバック信号;出力フィールド極性信号;メモリ制御用
PROM250の出力信号からの書き込み要求フィード
バック信号;ライトイネーブルデバイス230、240
からの書き込みメモリステータス信号(各信号は夫々の
ライトイネーブルデバイスにより、現在選択されている
フィールドメモリを示す)。
【0047】これらの入力信号の種々な組み合わせに基
づいて、次に説明する如く、メモリ制御用PROM25
0は、下記の出力信号を発生させる。
【0048】(i) 順方向/逆方向フィードバック信
号。この信号は、フィールドインクリメントプロセッサ
180及びフィールドデクレメントプロセッサ190か
らのインクリメント及びデクレメント信号より導出さ
れ、連続するフィールドが順方向又は逆方向の時間順序
で再生されるか否かを示すものである。再生されるフィ
ールドのフィールド識別符号が増加する場合(フィール
ドインクリメントプロセッサ180からのインクリメン
ト信号により示される)、順方向/逆方向のフィードバ
ック信号は、順方向を示すように設定される。同様に、
フィールドデクレメントプロセッサ190からの信号
が、連続して再生されるフィールドのフィールド識別符
号が減少を示す場合、順方向/逆方向フィードバック信
号は、逆方向の動作を示すように設定されることにな
る。このように、メモリ制御装置150は、再生される
データのみから、磁気テープ120が順方向又は逆方向
に移動しているか否かを検出することができる(即ち、
テープ送り部から制御信号を必要としない)。
【0049】順方向/逆方向フィードバック信号は、フ
ィードバック入力信号としてメモリ制御用PROM25
0に供給される。また、このフィードバック信号は、シ
ャトル検出器220からのシャトルフラッグがシャトル
動作が行われていることを示す場合、メモリ制御用PR
OM250によって用いられる。シャトル動作が示され
ている場合、順方向/逆方向フィードバック信号は、イ
ンクリメント及びデクレメント信号により示されるテー
プ移動方向に優先する。これは次の2つの理由による。
第1は、再生されるフィールド変移におけるインクリメ
ント及びデクレメントの検出が、シャトル動作中曖昧と
なるためであり、第2は、シャトル動作が一旦開始され
ると、テープ送り動作の方向はシャトル動作が停止する
まで変化しないと見なされるためである。
【0050】また、順方向/逆方向のフラッグは、シャ
トルフラッグが立てられていない場合にも使用できる
が、インクリメント及びデクレメント信号間の衝突があ
る場合を除く(即ち、どちらも正しくないか或いはどち
らも誤りである場合)。このような条件では、順方向/
逆方向フィードバック信号は、現在の再生方向を繰り返
す(又は維持する)ように使用される。更に、順方向/
逆方向のフラッグは、再生方向の変化時に使用される。
実際の方向変化(順方向/逆方向フラッグにおける変移
が存在することにより検出される)中、メモリ制御装置
150は、変移動作モード(後述)に従って動作する。
【0051】(ii) 読み出しメモリ識別ワード。こ
のワードは、DVTRからの出力として現在のフィール
ドを読み出すためのメモリを決定する。4つのメモリの
内1つが、出力データを読み出すために常時使用され
る。読み出しメモリの識別は、フィールドリセット信号
が入力する度に変化する。周期的なアクセス順序0、
1、2、3、0、1、・・・・・ に従う。スローモーション
動作中、読み出しメモリ番号は、1出力フィールド期間
より長く維持される。
【0052】(iii)書き込み要求(WR)信号。書
き込み要求信号は、ライトイネーブルデバイス230、
240により次に選択されるフィールドメモリを示す。
(書き込み要求信号は、実際には、レジスタ260を介
してメモリ制御用PROM250からライトイネーブル
デバイス230、240に供給される。レジスタ260
の必要性及び動作は、図10及び11を参照して後述す
る。
【0053】(iv) 書き込み禁止信号。書き込み禁
止信号は、メモリ制御用PROM250より出力される
読み出しメモリ識別ワードと、ライトイネーブルデバイ
ス230、240の各々によりメモリ制御用PROM2
50に供給される書き込みメモリステータス信号との論
理的な組み合わせにより導出される。書き込み禁止信号
は、同一のメモリからの読み出し及び同一のメモリへの
書き込みとの間に衝突がある(希に)場合に、そのフィ
ールドメモリへの書き込みを禁止する。この動作は、衝
突がある場合、常にメモリからの読み出しがそのメモリ
への書き込みに優先する。
【0054】(v) スローモーション(再読み出
し)フラッグ。この信号は、フィールドインクリメント
信号又はフィールドデクレメント信号のどちらも、連続
するフィールドリセット信号間(即ち、DVTRにより
出力される連続フィールド間)に入力されなかったこと
を示すものとして使用される。この場合、DVTRは、
スローモーション動作中であり、且つ現在のフィールド
メモリのフィールドデータが再使用又は再読み出しされ
る必要があることを示すものである。スローモーション
(再読み出し)フラッグは、メモリ制御装置150の後
方にあるエラー処理装置により必要とされ、このエラー
処理装置において、一旦読み出されたフィールドメモリ
からのデータは、スローモーションフラッグが設定され
ない限り、あとの読み出し動作でエラーがあるものとし
て処理される。
【0055】(vi) データ放棄フラッグ。再生方向
の変化が検出されると(順方向/逆方向フィードバック
信号を、フィールドインクリメントプロセッサ180及
びフィールドデクレメントプロセッサ190により夫々
供給されるインクリメント信号及びデクレメント信号の
現在の状態とを比較することにより)、データ放棄フラ
ッグは、フィールドメモリの後方にあるエラー隠蔽装置
が、再生方向の変化後直ちにフィールドメモリから読み
出されたデータを放棄(廃棄)させるために使用され
る。これは、方向変化後に選択されるメモリに記憶され
るフィールドが、変化前の再生方向における動きを連続
して表すために行うものである。フィールドメモリから
出力されたフィールドを方向変化の直前に繰り返して
も、実質的にほとんど妨げになることはない。
【0056】メモリ制御用PROM250は、フィール
ドリセット信号によりクロックされるため、DVTRか
ら出力されるフィールド毎に新たな1組の出力信号が1
回出力される。メモリ制御用PROM250は、読み出
しメモリ識別ワードにより選択される読み出しメモリ
と、書き込み要求ライン上で選択される書き込みメモリ
との間に、差2を維持するように構成される。これは、
順方向動作中、読み出しメモリ識別子で示されるフィー
ルドメモリ及びメモリ制御用PR0M250の書き込み
要求出力信号が、次に示すように進行することを意味す
る。
【0057】 書き込み要求 0 1 2 3 0 ・・・・ 読み出しメモリ 2 3 0 1 2 ・・・・ 出力フィールド 偶数 奇数 偶数 奇数 偶数 ・・・・ 書き込み動作 3 0 1 2 3 ・・・・
【0058】DVTRのシャトル動作(後述)を除い
て、ライトイネーブルデバイス230、240は、偶数
フィールドメモリ0及び2への偶数フィールドのデータ
ブロックの書き込み、並びに奇数フィールドメモリ1及
び3への奇数フィールドのデータブロックの書き込みを
制御する。メモリ制御用PROM250から出力される
書き込み要求信号は、各出力フィールド期間中、1つの
フィールドメモリを示し、出力フィールドは、現在の出
力フィールドのフィールド極性に応じて奇数又は偶数と
なる。しかしながら、奇数フィールドからのデータブロ
ックと偶数フィールドからのデータブロック間の変移
は、1出力フィールド期間中、任意の時点において発生
することができ、ライトイネーブルデバイス230、2
40に対して全フィールド変移信号により示される。入
力されるデータブロックのフィールド極性は、レジスタ
160、210から出力される奇数/偶数フィールドの
極性信号により示される。ライトイネーブルデバイス2
30、240は、再生される各データブロックを記憶す
るために、そのデータブロックの極性と書き込み要求信
号により指示されるフィールドメモリに応じてフィール
ドメモリを選択する。
【0059】次に説明するように、基本的な規則は、現
在の出力フィールドの極性と同じフィールド極性を持つ
再生データブロックが、書き込み要求信号により指示さ
れるフィールドメモリに書き込まれ、現在の出力フィー
ルドと逆のフィールド極性を持つ再生データブロック
が、書き込み要求信号により指示されるフィールドメモ
リに番号上で隣接するフィールドメモリへ書き込まれる
ことである。ライトイネーブルデバイス230が、A/
Cフィールド変移検出器170からの全フィールド変移
信号(再生されるデータブロックのフィールド極性の変
化を示す)によりクロックされる場合、ライトイネーブ
ルデバイス230は、メモリ制御用PROM250から
の書き込み要求信号により示されるフィールドメモリ
か、又は書き込み要求信号により示されるフィールド極
性と逆のフィールド極性を持つ隣接するフィールドメモ
リのいずれかを、ライトイネーブル信号で選択する。ラ
イトイネーブルデバイス230、240によるフィール
ドメモリの選択を次の表1に示す。
【0060】
【表1】
【0061】シャトル検出器220が、シャトル動作中
であることを検出した場合には、上記プロトコル(手
順)の例外方法が使用される。シャトル動作中、ライト
イネーブルデバイス230は、全フィールド変移信号を
受信すると、書き込み要求信号から上記表に示された両
方のメモリを選択する。これは、シャトル動作中、再生
される画像品質を改善するために行われる。奇数及び偶
数フィールドからのデータの混合による画像品質の低下
は、シャトル動作中、各フィールドに書き込まれるデー
タ量を2倍にすることにより得られる改善に比べてそれ
ほど重要ではない。
【0062】フィールドメモリへの書き込み及びフィー
ルドメモリからの読み出しに対するメモリアクセス順序
を、次の表2を参照して説明する。この表は、或る数の
ビデオフィールドF1〜F8がDVTRにより再生され
る1つの状態を示している。ビデオフィールドF8が再
生される場合、テープの方向が変移されるため、フィー
ルドF7〜F1が再度読み出されるが、時間の順序は逆
となる。即ち、次に示すようなビデオフィールド順序で
テープから再生される。
【0063】F1、F2、F3、F4、F5、F6、F
7、F8、F7、F6、F5、F4、F3、F2、F1
【0064】
【表2】
【0065】上記表2から、テープ方向の逆転時とフィ
ールドメモリから読み出されるビデオフィールドの時間
順序の変移時との間で1フィールド分の遅延があること
が分かる。即ち、メモリから読み出されるビデオフィー
ルドの時間順序は、テープ方向の変化後の2番目のビデ
オフィールドまで変移しない。上記表において、再生方
向の変化の直後に選択される読み出しメモリはメモリ2
であり、このメモリ2はは通常フィールドF8を含む。
フィールドF8の再生は、テープ移動方向が変移された
後も継続して順方向の移動を示すので、これにより、実
際には、DVTRの非常に遅いジョグ動作中に混乱が生
じる。従って、この問題を避けるために、メモリ制御装
置150は、データ放棄信号、即ち、再生方向の変化の
直後に選択される読み出しメモリから読み出されるデー
タを人為的に誤りとするフラッグを出力する。続いて、
エラー隠蔽処理動作が作動して、前のフィールド(即
ち、フィールドF7)をフィールドF8に置き換える。
このようにして、フィールドF7がDVTRから3つの
連続する出力フィールドとして出力される。
【0066】図4は、A/Cフィールド変移検出器17
0のブロック図である(B/Dフィールド変移検出器2
00も同様の構成である)。A/Cフィールド変移検出
器170は、各データブロックに含まれるフィールド識
別子及び現在のデータブロックが読み出されている磁気
ヘッドを識別する信号に応答する。フィールド識別子
は、各ヘッドに割り当てられるヘッドレジスタ300及
び305に記憶される。即ち、磁気ヘッドAにより読み
出されるデータブロックから出力されるフィールド識別
子は、磁気ヘッドA用のヘッドレジスタ300に記憶さ
れ、磁気ヘッドCからのフィールド識別子は磁気ヘッド
C用のレジスタ305に記憶される。
【0067】また、磁気ヘッドA及びCは夫々専用のフ
ィールド比較論理回路310、315を有し、これらの
比較論理回路310及び315において、対応する磁気
ヘッドから読み出される現在のデータブロックのフィー
ルド識別子が、その磁気ヘッドにより読み出される前の
データブロックのフィールド識別子(対応する磁気ヘッ
ド用のヘッドレジスタに記憶される)と比較される。フ
ィールド比較論理回路310、315が現在と前のフィ
ールド識別子との間に差があることを検出した場合、そ
れら比較論理回路310、315は、コンバイナ320
に信号を出力する。フィールド比較論理回路310、3
15により出力される信号は、現在のデータブロック
が、前のデータブロックの時間的に直前又は直後のフィ
ールドからのものであるか否か(即ち、変移がフィール
ドインクリメント又はフィルドデクレメントであるか否
か)を示すと共に、変移のフィールド極性(奇数又は偶
数)も示す。
【0068】コンバイナ320は、偶数フィールドと奇
数フィールドのインクリメント信号及び偶数フィールド
と奇数フィールドのデクレメント信号を、フィールド比
較論理回路310、315の各々から入力する。コンバ
イナ320は、全フィールド変移信号を出力するために
入力する全ての信号に対し、論理動作ORとして作用す
る。即ち、偶数又は奇数のインクリメント又はデクレメ
ント信号が、フィールド比較論理回路310、315の
どちらかにより検出された場合、全フィールド変移信号
が出力される。コンバイナ320は、フィールド比較論
理回路310、315からのインクリメント及びデクレ
メント信号の各々に対し、個々に論理動作ORとして作
用する。これは、例えば偶数のインクリメント信号がフ
ィールド比較論理回路310、315のいずれかから入
力される場合、偶数の1つのインクリメント信号がA/
Cフィールド変移検出器により出力されることを意味す
る。
【0069】図4のA/Cフィールド変移検出器170
の重要な特徴は、夫々の磁気ヘッドにより読み出される
データブロックからのフィールド識別子が、別々に記憶
されることである。もし、このようにしない場合、例え
ば、磁気ヘッドAにより読み出されるフィールド識別子
と磁気ヘッドCにより読み出されるフィールド識別子と
の比較を行うとき、1つの磁気ヘッドが或るフィールド
からのトラックと交差し、その間他の磁気ヘッドが隣接
するフィールドのトラックと交差するようなスローモー
ション再生時に、エラーが発生することになる。
【0070】図5は、フィールドインクリメントプロセ
ッサ180又はフィールドデクレメントプロセッサ19
0を構成するフィールド変移プロセッサのブロック図で
ある。図5のフィールド変移プロセッサは、A/C及び
B/Dチャンネルのフィールド変移検出器170、20
0からの偶数及び奇数の変移信号と共に、フィールドリ
セットストローブ信号(この信号はクロック信号で、D
VTRにより出力される隣接するフィールド間の境界を
示す)を入力する。フィールドインクリメントプロセッ
サ180の場合、2つのフィールド変移検出器170、
200から入力される信号は、偶数及び奇数フィールド
のインクリメント信号であり、また、フィールドデクレ
メントプロセッサ190の場合、2つのフィールド変移
検出器170、200から入力される信号は、偶数及び
奇数のフィールドデクレメント信号である。
【0071】2つのチャンネル(A/C及びB/D)か
ら偶数のフィールド変移信号がORゲート330に出力
される。同様に、2つのチャンネルからの奇数のフィー
ルド変移信号がORゲート340に出力される。ORゲ
ート330、340は、2つの入力の内いずれかが入力
される場合に1つの出力を発生する。ORゲート33
0、340の内一方が2対1のセレクタ350により選
択され、S−R型フリップフロップ360のセット
(S)入力信号として供給される。また、S−Rフリッ
プフロップ360は、フィールドリセット信号をリセッ
ト(R)信号として入力し、データ(Q)出力信号を変
移出力信号(インクリメント又はデクレメント)として
出力し、フリップフロップ370に対しても出力する。
フリップフロップ370は、S−R型フリップフロップ
360からのデータ出力信号をクロック信号として入力
し、そのデータ出力(Q)信号を、選択信号(S)とし
て2対1セレクタ350に出力して制御すると共に、自
身のフィードバック入力信号(D)として入力する。
【0072】図5に示すフィールド変移プロセッサの動
作をこれから説明するが、前に検出されたフィールド変
移が奇数極性のフィールド変移であったとし、その後S
−R型フリップフロップ360がフィールリセット信号
によりリセットされていたものとする。かかる条件下
で、2対1セレクタ350により選択されるORゲート
の一方はORゲート330であり、このORゲート33
0は、偶数フィールドの変移信号を入力する。これは、
ORゲート340(奇数極性の変移信号を入力する)が
2対1セレクタ350により選択されないため、この段
階で選択される奇数フィールド変移が、いずれもフィー
ルド変移プロセッサにより無視されることを意味する。
【0073】偶数極性フィールド変移信号がORゲート
330により入力されると、この変移信号により、この
ゲートの出力信号がセットされる。この出力信号は、2
対1セレクタ350を介してS−R型フリップフロップ
360に送出される。S−R型フリップフロップ360
の出力信号Qがセットされ、この出力信号により、変移
信号がフィールド変移プロセッサ180(190)の出
力に指示され、フリップフロップ370がクロックされ
ることを示す。フリップフロップ370がクロックされ
ると、その出力状態が変化し、それに伴って、2対1セ
レクタ350による選択が変化する。そうすると、OR
ゲート330が選択されなくなるので、次の偶数極性の
フィールド変移があったとしても、フィールド変移プロ
セッサ180(190)からの変移出力信号が出力され
ず、今度はORゲート340が選択されることになる。
【0074】S−R型フリップフロップ360は、フィ
ールドリセット信号のクロックパルスによりリセットさ
れるまでセット状態を維持する。このフリップフロップ
360は、ORゲート340に入力される奇数極性の変
移信号によりトリガされる場合にも使用される。
【0075】図6は、メモリ制御装置150の標準速度
の再生モード動作を示すタイミング図である。この動作
は、2組のクロックパルス、即ち、全フィールド変移信
号とフィールドリセット信号とのタイミングに関連して
例示されている。これら2組のクロックパルスは、横方
向の時間軸に縦の矢印で示されている。連続するフィー
ルドリセット(クロック)パルスの間隔は20ミリ秒で
あり、この20ミリ秒の間隔は、DVTRにより出力さ
れる1つの50Hzビデオフィールド期間に等しい。
【0076】メモリ制御用PROM250により出力さ
れる2組の信号が例示されているが、これらの信号は、
書き込み要求信号と読み出し識別信号である。メモリ制
御用PROM250は、フィールドリセットストローブ
信号によりクロックされるので、書き込み要求及び読み
出し識別信号における変移は、フィールドリセット信号
の各クロックパルスで発生する。読み出し識別信号は
2、3、0、1、2、3、・・・・の順序で続き、また、書
き込み要求信号は、書き込み要求信号によって特定され
るフィールドメモリと読み出し識別信号との間に差2を
維持しながら、0、1、2、3、0、1、・・・・の順序で
続く。
【0077】ライトイネーブルデバイス230、240
は、全フィールド変移信号によってクロックされ、ライ
トイネーブル信号を出力する。即ち、図6に示すよう
に、ライトイネーブル信号の変移が、全フィールド変移
信号の各クロックパルスで発生する。上述したように、
ライトイネーブルデバイスが全フィールド変移信号によ
りクロックされる場合、ライトイネーブルデバイス23
0、240は、メモリ制御用PROM250から出力さ
れる書き込み要求信号で示されるフィールドメモリ(現
在の出力フィールドと同じフィールド極性のデータブロ
ックに対する)又は隣接するフィールドメモリ(現在の
出力フィールドと逆のフィールド極性のデータブロック
に対する)のどちらかを選択する。これについて図6で
は、各々のライトイネーブル信号の最初の数字が、現在
の出力フィールドと同じフィールド極性を持つデータブ
ロックについて選択されたフィールドメモリの番号を表
し、括弧内の数字は、現在の出力フィールドと逆のフィ
ールド極性を持つデータブロックについて選択されたフ
ィールドメモリの番号を表している。例えば、順方向モ
ードの動作中、メモリ制御用PROM250の書き込み
要求出力信号が2に設定された後に入力される最初の全
フィールド変移クロックパルスにより、2(3)のライ
トイネーブル出力信号が出力される。
【0078】図7は、メモリ制御装置150のシャトル
(高速)モード動作を示すタイミング図である。図6に
示したように、メモリ制御装置150は、20ミリ秒の
間隔でフィールドリセット信号のクロックパルスを入力
するが、これはDVTRから出力される新たな各ビデオ
フィールドのスタートを示す。しかし、シャトル動作
中、メモリ制御装置150は、連続するフィールドリセ
ットパルス間に1より多くの全フィールド変移クロック
パルスを入力する。
【0079】シャトル動作中に使用できるビデオデータ
量をできるだけ大きくするために、メモリ制御装置15
0及びライトイネーブルデバイス230、240は、現
在選択されているフィールドメモリ及び周期的順序で続
く次のメモリへの、どちらかの極性を持つ再生データブ
ロックの書き込みを制御する。このように奇数及び偶数
フィールドデータを混合することにより生じる画像の歪
みは、シャトル再生中の画質の実質的改善により補われ
る。
【0080】図8は、メモリ制御装置150のスローモ
ーション動作を示すタイミング図である。図8のタイミ
ング図は図6及び7に類似しているが、スローモーショ
ン動作では、全フィールド変移パルスが、フィールドリ
セットパルスより少ない頻度で入力される点で異なり、
これは、そのフィールドがDVTRの出力フィールドレ
ートより遅いレートでテープから再生されることを表し
ている。
【0081】上述のように、全フィールド変移信号の各
クロックパルスが、ライトイネーブルデバイス230、
240に入力されると、1対の出力フィールド0
(1)、1(2)、・・・・がライトイネーブル出力信号で
選択される。このようにして選択される特定のフィール
ドメモリは、全フィールド変移信号のクロックパルスの
入力時点におけるメモリ制御用PROM250の書き込
み要求信号の状態によって決まる。
【0082】メモリ制御用PROM250は、フィール
ドリセット信号によりクロックされるので、書き込み要
求及び読み出し識別信号における変移が、フィールドリ
セット信号の或るクロックパルスで発生する。テープに
記録されたビデオフィールドは通常の速度より遅い速度
で再生されるため、同じフィールドメモリが、DVTR
の2つ以上の連続する出力フィールドに対する読み出し
識別信号により選択される。新たなフィールドがテープ
から再生される場合(全フィールド変移信号のクロック
パルスにより示される)、メモリ制御用PROM250
の書き込み要求及び読み出し識別出力信号で選択される
フィールドメモリは、メモリアクセス順序で1つだけ進
む。図8に示したように、順方向のスローモーション動
作中、読み出し識別信号は、2、3、3、0、0、1・・
・・の順序で続き、書き込み要求信号は、前述したよう
に、書き込み要求信号により特定されるフィールドメモ
リと読み出し識別信号間に差2を維持しながら、0、
1、1、2、2、3、・・・・の順序で続く。
【0083】図9は、順方向から逆方向への変移又は切
り換え中のメモリ制御装置150のスローモーション動
作を示すタイミング図である。
【0084】再生フィールドの時間順序の変化(即ち、
テープ方向の変化)は、フィールドインクリメントプロ
セッサ180及びフィールドデクレメントプロセッサ1
90の出力信号と順方向/逆方向のフィードバック信号
との比較により検出できる。この変化は、2つの隣接し
て再生されるフィールド間の境界で検出され、これは、
全フィールド変移信号のクロックパルスの入力時点に対
応する。しかしながら、メモリ制御用PROM250の
書き込み要求及び読み出し識別出力信号は、メモリ制御
用PROM250がフィールドリセット信号のクロック
パルスによりクロックされる場合にのみ変化する。この
ようにして、テープ方向の変化が検出された後の次のク
ロックパルスの入力時に、メモリ制御用PROM250
の書き込み要求及び読み出し識別出力信号で特定される
フィールドメモリ番号がインクリメントされるが、読み
出しメモリからのデータは放棄される。
【0085】図9は、方向変化直後に0番のメモリが読
み出しのために選択される期間中の、メモリ制御用PR
OM250によりセットされるデータ放棄フラッグを示
すものである。上述したように、データ放棄フラッグ
は、方向変化直後に読み出されるデータを人為的に誤り
として表し、このデータフラッグにより、次のエラー隠
蔽装置が方向変化直前に出力されるフィールドを反復さ
せる。
【0086】図10は、スローモーション再生中に生じ
るエラー条件を示すタイミング図である。エラー条件
は、ライトイネーブルデバイス230、240により選
択されるフィールドメモリが、全フィールド変移クロッ
クパルスが対応するチャンネルに入力される時点におい
て、メモリ制御用PROM250の書き込み要求信号の
状態に依存することにより発生する。スローモーション
再生中、1つのチャンネルが1つのフィールドのトラッ
クから次のフィールドへ変化する場合、他のチャンネル
が、その変化を(例えば)次の再生トラックまで表さな
いことがある。この場合、メモリ制御用PROM250
の書き込み要求信号が、1つのチャンネルによる変移の
検出と他のチャンネルによる同じ変移の検出との間に踏
み込んでしまう。これにより、2番目のチャンネルが間
違ったメモリ(メモリ番号が2だけ間違う。)に書き込
まれる。
【0087】本実施例におけるこの問題の解決策は、書
き込み要求信号を遅延させる書き込み要求用レジスタ2
60を設け、両チャンネルが同じ書き込み要求値を持つ
ようにすることである。書き込み要求用レジスタ260
は、フィールドインクリメントプロセッサ180からの
フィールドインクリメント信号とフィールドデクレメン
トプロセッサ190からのフィールドデクレメント信号
との排他的OR結合によりクロックされる。書き込み要
求用レジスタ260がクロックされる度に、その出力信
号は、メモリ制御用PROM250の現在の書き込み要
求出力信号に変化する。この出力信号は、次にクロック
されるまで書き込み要求用レジスタ260により保持さ
れる。フィールドインクリメントプロセッサ180及び
フィールドデクレメントプロセッサ190は、同一変移
について疑似的な多重検出を除去するように動作するの
で、書き込み要求用レジスタ260をクロックさせるこ
れらの信号を用いることにより、2つのチャンネルのう
ち一方が特定のフィールド変移を検出するときに、書き
込みイネーブルデバイスに出力される書き込み要求信号
が変化し、他方のチャンネルが同じフィールド変移を検
出している間これが保持されることを意味している。
【0088】図11は、書き込み要求用レジスタ260
を使用した結果を示し、前述したエラー条件を防ぐため
の書き込み要求用レジスタ260の動作を示すタイミン
グ図である。2つのチャンネルの内一方が特定のフィー
ルド変移(フィールドインクリメント又はフィールドデ
クレメント信号により示される)を検出する場合、書き
込み要求用レジスタ260は、2つのチャンネルの内一
方が次の変移を検出するまで書き込み要求信号(「クロ
ックされるWR」信号)値を維持する。これにより、特
定の変移について、2つのチャンネルが同じ値の書き込
み要求信号を入力することができる。
【0089】本発明の実施例を添付した図面を参照して
詳細に説明したが、本発明はこれらの実施例に限定され
るものではなく、また、本発明の範囲及び精神を逸脱す
ることなく当該技術分野に精通した者により、種々の構
成例を取り得ることは勿論である。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ヘ
ッド毎にフィールド変移を検出することにより、異なる
ヘッドによる記録媒体のデータトラックの読み取り中の
タイミング差によって発生する疑似的な検出を防止でき
る。また、連続して検出される変移に逆のフィールド極
性を持たせることにより、単一のフィールド変移につい
ての多重検出が防止できる。さらに、スローモーション
再生時に、記録媒体に電気機械的なセンサを用いること
なく、再生データ自体からスローモーション再生を検出
することができる利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のデジタルビデオテープレコーダの概略図
である。
【図2】デジタルビデオテープレコーダ(DVTR)の
テープ送りに使用される回転ヘッドドラムの概略構成図
である。
【図3】本発明のメモリ制御装置の実施例を示すブロッ
ク図である。
【図4】実施例のA/Cチャンネルのフィールド変移検
出器のブロック図である。
【図5】実施例のフィールドインクリメントプロセッサ
又はフィールドデクレメントプロセッサを構成するフィ
ールド変移プロセッサのブロック図である。
【図6】実施例のの標準スピードの再生モードを示すタ
イミング図である。
【図7】実施例のシャトル(高速)モード動作を示すタ
イミング図である。
【図8】実施例のスローモーション動作を示すタイミン
グ図である。
【図9】実施例の順方向から逆方向への変移又は切り換
え中のスローモーション動作を示すタイミング図であ
る。
【図10】実施例のスローモーション再生中に生じるエ
ラー条件を示すタイミング図である。
【図11】実施例の書き込み要求用レジスタの動作を示
すタイミング図である。
【符号の説明】 150 メモリ制御装置 160、210、260 レジスタ 170、200 変移検出器(反転検出手段) 180 フィールドインクリメントプロセッサ 190 フィールドデクレメントプロセッサ 230、240 ライトイネーブルデバイス(メモリ選
択手段) 220 シャトル検出器 250 メモリ制御用PROM

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビデオ再生メモリ制御装置であって、 記録媒体から複数の別々のビデオ再生ヘッドにより再生
    され、各々がフィールド識別子を含む連続するデータブ
    ロックから成るビデオデータを入力する手段と、 上記各ビデオ再生ヘッドに接続され、これらヘッドから
    入力される連続して再生されるデータブロックに含まれ
    る上記フィールド識別子の変化を検出し、上記ビデオ再
    生ヘッドにより再生される上記ビデオデータ内のフィー
    ルド変移を検出する変移検出手段と、 上記再生されるビデオデータ内で検出されるフィールド
    変移に応答し、上記再生されるビデオデータを記憶する
    複数のフィールドメモリから1つ以上のフィールドメモ
    リを選択する選択手段とを有するビデオ再生メモリ制御
    装置。
  2. 【請求項2】 上記検出される各々のフィールド変移が
    1つのフィールド極性を有し、上記変移検出手段が、検
    出されるフィールド変移の上記フィールド極性を検出す
    る手段と、同一のフィールド極性を持つ2つのフィール
    ド変移について連続する検出を防止する手段とを有する
    請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 検出される各々の変移がフィールドイン
    クリメント又はフィールドデクレメントであるか否かを
    検出し、上記再生されるビデオデータにより示されるビ
    デオフィールドの時間順序を検出する手段を有する請求
    項1記載の装置。
  4. 【請求項4】 上記選択手段は、周期的なアクセス順序
    に従い、上記記録媒体から再生される連続したビデオフ
    ィールドを表すデータを記憶するために、上記複数のフ
    ィールドメモリから夫々対応するメモリを選択する書き
    込みメモリ選択手段と、上記周期的なアクセス順序に従
    い、連続して記憶されるビデオフィールドを表すデータ
    を出力として読み出すために、上記複数のフィールドメ
    モリから夫々対応するメモリを選択する読み出しメモリ
    選択手段とを有する請求項1記載の装置。
  5. 【請求項5】 上記書き込みメモリ選択手段及び読み出
    しメモリ選択手段は、上記再生されるビデオデータ内で
    検出されるフィールド変移に応じて上記周期的なアクセ
    ス順序で循環する請求項4記載の装置。
  6. 【請求項6】 上記読み出しメモリ選択手段により選択
    されたフィールドメモリからのビデオフィールドを表す
    データの読み出しに関連した連続するクロックパルスか
    ら成るクロック出力信号を入力する手段を有する請求項
    4記載の装置。
  7. 【請求項7】 上記クロック出力信号の連続クロックパ
    ルス間において、1つより多くのフィールド変移が上記
    再生されるビデオデータ内で検出されるか否かを検出す
    ることにより、上記再生されるビデオデータのシャトル
    再生を検出するシャトル検出手段を有する請求項6記載
    の装置。
  8. 【請求項8】 上記シャトル再生手段は、シャトル再生
    が検出されたことを示す出力信号を供給する手段と、シ
    ャトル再生が検出されなくなった後の予め設定された期
    間、上記出力信号をラッチする出力ラッチとを有する請
    求項7記載の装置。
  9. 【請求項9】 上記再生されるビデオデータ内のフィー
    ルド変移が、上記クロック出力信号のクロックパルスよ
    り少ない頻度で検出されるか否かを検出することによ
    り、上記再生されるビデオデータのスローモーション再
    生を検出するスローモーション検出手段を有する請求項
    6記載の装置。
  10. 【請求項10】 上記書き込みメモリ選択手段により選
    択されるフィールドメモリへの、現在のビデオフィール
    ドと同一のフィールド極性を持つ再生データブロックの
    出力としての書き込みを制御し、上記書き込みメモリ選
    択手段により選択される上記フィールドメモリに上記周
    期的なアクセス順序で続く上記フィールドメモリへの、
    現在のビデオフィールドのフィールド極性と逆のフィー
    ルド極性を持つ再生データブロックの出力としての書き
    込みを制御する手段を有する請求項1記載の装置。
  11. 【請求項11】 シャトル再生中、上記書き込みメモリ
    選択手段により選択されるフィールドメモリへの、且つ
    上記書き込みメモリ選択手段により選択される上記フィ
    ールドメモリに上記周期的なアクセス順序で続く上記フ
    ィールドメモリへの、いずれかのフィールド極性を持つ
    再生データブロックの書き込みを制御する手段を有する
    請求項1記載の装置。
  12. 【請求項12】 各チャンネルが複数の上記ビデオ再生
    ヘッドから再生されるデータの時分割多重化された組み
    合わせを有する複数の再生チャンネルからの再生ビデオ
    データを入力する手段を有し、 上記メモリ選択手段が、上記周期的なアクセス順序に従
    って1つのフィールドメモリを選択する書き込みメモリ
    要求手段と、上記複数の再生チャンネルに結合され、各
    々が、上記書き込みメモリ要求手段により選択される上
    記フィールドメモリに応じて、夫々のチャンネルからの
    再生ビデオデータの上記フィールドメモリの1つへの書
    き込みを制御する複数のメモリ書き込み許可手段とを有
    する請求項4記載の装置。
  13. 【請求項13】 連続して検出されるフィールド変移間
    で上記書き込みメモリ要求手段によりなされるフィール
    ドメモリの選択をラッチする手段を有する請求項12記
    載の制御装置。
  14. 【請求項14】 プログラマブル・リードオンリーメモ
    リ(PROM)を有し、このPROMはアドレス入力信
    号として、 (i) シャトル再生を示す信号 (ii) 上記再生ビデオデータ内のフィールドインク
    リメント及びフィールドデクレメントを示す信号 (iii)上記再生ビデオフィールドの順方向又は逆方
    向の時間順序を示すフィードバック信号 (iv) スローモーション再生を示すフィードバック
    信号 (v) 現在のビデオフィールドのフィールド極性を
    示す信号 (vi) 再生ビデオデータを記憶するために現在選択
    されているフィールドメモリを示すフィードバック信号
    を入力し、上記PROMはデータ出力信号として、 (i) 上記再生ビデオフィールドの順方向又は逆方
    向の時間順序を示す上記フィードバック信号 (ii) 出力としてビデオフィールドを読み出すため
    に現在選択されているフィールドメモリを示す信号 (iii)再生ビデオデータを記憶するために現在選択
    されているフィールドメモリを示す信号 (iv) 再生ビデオデータを記憶し且つ出力としてデ
    ータを読み出すために同一のフィールドメモリが選択さ
    れる場合、再生ビデオデータを記憶するために現在選択
    されている上記フィールドメモリ内への再生ビデオデー
    タの書き込みを防止する信号 (v) スローモーション再生を示す上記フィードバ
    ック信号 (vi) 上記再生ビデオデータにより示されるビデオ
    フィールドの上記時間順序における変化の直後に、上記
    読み出しメモリ選択手段により選択されたフィールドメ
    モリから読み出されるビデオデータを誤りとして表す信
    号を出力する請求項4記載の装置。
  15. 【請求項15】 複数のフィールドメモリと、請求項1
    記載のビデオ再生メモリ制御装置とを有するビデオ再生
    メモリ。
  16. 【請求項16】 4つのフィールドメモリを有する請求
    項15記載のビデオ再生メモリ。
  17. 【請求項17】 記録媒体から連続したビデオフィール
    ドを示すデータを再生する手段と、請求項1記載のビデ
    オ再生メモリ制御装置とを有するビデオ再生装置。
  18. 【請求項18】 ビデオ再生メモリを制御する方法であ
    って、 記録媒体から複数の別々の再生ヘッドにより再生され、
    各々がフィールド識別子を含む連続するデータブロック
    を有するビデオデータを入力し、 各ビデオ再生ヘッド毎に、対応するビデオ再生ヘッドか
    ら入力される連続した再生データブロックに含まれる上
    記フィールド識別子の変化を検出することにより、対応
    するビデオ再生ヘッドにより再生されるデータ内のフィ
    ールド変移を検出し、 上記再生ビデオデータ内の検出されたフィールド変移に
    応じて、上記再生ビデオデータを記憶する複数のフィー
    ルドメモリから1つ以上のメモリを選択するステップを
    有する方法。
JP5202384A 1992-08-21 1993-08-16 ビデオ再生メモリ制御装置及び方法 Pending JPH06319114A (ja)

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GB9217840A GB2269929B (en) 1992-08-21 1992-08-21 Controlling video replay stores
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