JPH06319024A - ファクシミリサーバシステム - Google Patents

ファクシミリサーバシステム

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Publication number
JPH06319024A
JPH06319024A JP10682893A JP10682893A JPH06319024A JP H06319024 A JPH06319024 A JP H06319024A JP 10682893 A JP10682893 A JP 10682893A JP 10682893 A JP10682893 A JP 10682893A JP H06319024 A JPH06319024 A JP H06319024A
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JP
Japan
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data
file
terminal
message
signal
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Pending
Application number
JP10682893A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Yamauchi
隆宏 山内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON ROJISUTEIKUSU KK
Original Assignee
NIPPON ROJISUTEIKUSU KK
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Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON ROJISUTEIKUSU KK filed Critical NIPPON ROJISUTEIKUSU KK
Priority to JP10682893A priority Critical patent/JPH06319024A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】任意の事象に関するデータをファクシミリ通信
により提供するシステムにおいて、加入者の希望する条
件を満たす事象のみを選出する技術を提供することを目
的とする。 【構成】任意の事象に関するデータを登録するテーブル
を格納するテーブル格納手段2と、前記事象の満たすべ
き条件を複数作成し、これらの条件から希望の事象が満
たすべき条件の選出を促すメッセージを発生するメッセ
ージ発生手段3と、加入者の選出した条件を蓄積する情
報蓄積手段4と、情報蓄積手段4の条件を満たす事象を
選出すると共に、この事象のデータを前記テーブル格納
手段2から抽出するデータ抽出手段5と、抽出されるデ
ータを編集してファイルを作成するファイル作成手段6
と、端末1へ音声通信あるいはファクシミリ通信により
情報の送受信を行う送受信手段7と、各部の制御を行う
制御手段8とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特定の属性を有する事
物に関するデータを格納するデータベースから利用者の
希望する条件を満たす事物を選出し、この事物に関する
データをファクシミリ通信により利用者へ提供するシス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】最近では、情報処理技術の進歩により情
報伝達の高速化及び効率化が図られており、これに伴っ
て任意の属性を有する事物に関するデータを、利用者の
希望に応じて提供するサービスが知られている。
【0003】具体的には、共通の属性を有する事物、例
えば船舶、不動産、中古車等のデータを、条件別にファ
イル化し、このファイルを階層的に格納するファイル格
納部と、音声通信機能及びファクシミリ通信機能を有す
るホストコンピュータとからなるシステムである。
【0004】図14にファイル格納部のイメージ図を示
す。同図において、ファイル格納部には、不動産の賃貸
物件に関するデータを格納しており、データをアパート
とマンションに分割し、各物件のデータを価格別に階層
化して格納している。
【0005】ここで、利用者は、電話回線を利用してホ
ストコンピュータへ利用要求を送信する。これに対して
ホストコンピュータは、システムの紹介、提供可能なデ
ータの事物の属性(この場合は、不動産の賃貸物件であ
る)を紹介する音声メッセージを利用者へ送信する。
【0006】さらに、ホストコンピュータは、前記ファ
イルのうち何れのファイルを必要とするか、そのファイ
ルの満たすべき条件の選択を促す音声メッセージを送信
する。この音声メッセージは、ファイル格納部の階層構
造に対応して段階的に複数の音声メッセージを発生す
る。具体的には、ホストコンピュータは、第1段階のメ
ッセージとして、「アパート」と「マンション」の何れ
の情報を必要とするかを選択させるメッセージを送信す
る。
【0007】第2段階として、希望の物件の価格帯は、
3万円以上〜5万円未満であるか否かを選択させるメッ
セージを送信する。ここで、利用者の希望する価格帯が
3万円以上、5万円未満であれば、この価格帯のファイ
ル(図14中ファイル1またはファイル101)を読み
出し、ファクシミリ通信で利用者へ送信する。一方、利
用者の希望する価格帯が5万円以上の場合には、第3段
階として、希望の物件の価格帯は、5万円以上〜10万
円未満であるか否かを選択させるメッセージを送信す
る。
【0008】以上の音声メッセージを利用者の希望する
物件の価格帯が選出されるまで繰り返し送信する。そし
て、利用者の希望する価格帯が選出された場合には、そ
の価格帯の物件を格納するファイルを読み出して利用者
へ送信する。
【0009】また、全てのファイルに個々のファイルを
特定するインデックス番号を付加し、このインデックス
番号の指定を促すメッセージを発生する方法も知られて
いる。この場合には、上記の方法に比べてメッセージの
送信回数が少なくて済み、短時間で希望のファイルを選
出できる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のシス
テムでは、情報提供者が予め作成したファイルを提供す
るため、利用者の希望するデータが複数のファイルに分
散して格納されている場合が生じる。この場合に、ホス
トコンピュータは複数のファイルを読み出すと共にこれ
ら全てのファイルを利用者へ提供する必要があり、処理
に時間がかかる。また、利用者へ提供されるデータには
不必要なデータが含まれる虞がある。
【0011】そこで、本発明は、前記問題点に鑑みてな
されたものであり、利用者の必要とするデータのみを選
出及び提供すると共に、利用者の選出したデータをファ
イル化し、利用者から再度アクセスされた場合にこのフ
ァイルを提供することにより、処理効率の向上を図るこ
とを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために以下のようにした。本発明は、ファクシミリ
通信及び音声通信を可能とする端末1と公衆網を介して
接続され、前記端末1から要求される事物のデータをフ
ァクシミリ通信により前記端末1へ提供するシステムに
関する。
【0013】本システムは、テーブル格納手段2、メッ
セージ発生手段3、データ抽出手段5、ファイル作成手
段6、送受信手段7、及び制御手段8を備える。上記の
テーブル格納手段2は、同一の属性を有する事物のデー
タを登録するテーブルを複数格納するものであり、各テ
ーブルには、各事物のデータを複数の項目に分割して登
録する。
【0014】前記事物としては、例えば船舶、不動産物
件、中古自動車等が考えれる。また船舶の場合には、前
記項目として、船会社名、船名、寄港地名、寄港地の入
港日時/出港日時、行先及び到着日時等が考えられる。
【0015】メッセージ発生手段3は、各項目にかかる
条件を複数提示すると共に、これらの条件から各項目の
データが満たすべき条件の選出を促すメッセージを発生
する機能を有する。上記の条件としては、例えば、船会
社を特定する情報、寄港地名を特定する情報、寄港地の
入港/出港日時を特定する情報等が考えれる。ここで、
船会社の項目を例にとると、音声メッセージは以下のよ
うなメッセージが考えられる。
【0016】「船会社A、船会社B、船会社C、船会社
D、船会社Eの5つの船会社の中からあなたの希望する
船会社を選択して下さい」。データ抽出手段5は、テー
ブル格納手段2のテーブルへアクセスし、各項目に格納
されているデータが、利用者の選出した項目毎の条件を
満たしているか否かを判別し、全ての項目が前記条件を
満たしている事物を選定する。そして、前記事物にかか
るデータを抽出する。
【0017】ファイル作成手段6は、データ抽出手段5
の抽出するデータ群を編集してファイルを作成する。送
受信手段7は、前記端末1との間で音声通信あるいはフ
ァクシミリ通信により情報の授受を行う。
【0018】制御手段8は、前記した各部の動作を制御
する。また、ファイル作成手段6により作成されたファ
イルを格納するファイル格納手段9を備えるようにして
もよい。この場合、各ファイルには、個々のファイルを
特定するファイル識別子を付加する。このファイル識別
子としては、例えば、利用者の識別番号、ファイル名等
が考えられる。
【0019】さらに、テーブル格納手段2に格納されて
いるデータの内容を変更、削除、追加するデータ管理手
段10を備えるようにしてもよい。また、上記のファイ
ル格納手段9とデータ管理手段10とを備えてもよい。
この場合、データ管理手段10は、テーブル格納手段2
に格納されているデータ内容を変更、削除、追加する機
能と、ファイル格納手段9に格納されているデータ内容
を変更、削除、追加する機能を備える。
【0020】さらに、ファイル作成手段6には、データ
抽出手段5の抽出するデータ群のうち、端末1の要求す
る項目のデータのみを編集してファイルを作成するよう
にしてもよい。例えば、前記テーブルに船会社名、船
名、寄港地名、寄港地の入港日時/出港日時、最終寄港
地名、最終寄港地入港日時の6つの項目を設定し、利用
者から船会社名、船名、最終寄港地名、最終寄港地入港
日時のデータのみを要求された場合に、前記データ抽出
手段5の抽出したデータのうち、前記4項目のデータの
みを選出して、ファイルを作成する。
【0021】
【作用】本発明によれば、送受信手段7が端末1からの
利用要求を受信した際に、制御手段8は、メッセージ発
生手段3を起動する。
【0022】メッセージ発生手段3は、当該システムか
ら提供可能なデータの属性(あるい種別)を通知するメ
ッセージを発生する。このメッセージは送受信手段7を
介して端末1へ送信する。
【0023】次に、メッセージ発生手段3は、テーブル
格納手段2の各項目の属性に基づいて、単一の項目に対
して複数の条件を提示し、これらの条件から各項目のデ
ータが満たすべき条件の選出を促すメッセージを発生す
る。このメッセージは、項目毎に発生する。
【0024】そして、前記メッセージは、送受信手段7
を介して端末1へ送信される。端末1は、項目毎に発生
されるメッセージに従って、各項目のデータが満たすべ
き条件を選出し、当該システムへ送信する。
【0025】送受信手段7は、前記端末1から送信され
てくる条件情報を受信してデータ抽出手段5へ転送す
る。データ抽出手段5は、テーブル格納手段2へアクセ
スし、前記条件を満たす事物の選出を行う。詳細には、
端末1の選出する項目別の条件に基づいて、テーブルの
各項目に格納されているデータが前記条件を満たしてい
るか否かを判別する。そして、全ての項目において端末
1の選出した条件を満たす事物を選出し、この事物にか
かるデータ、即ちこの事物に関して項目別に格納されて
いるデータを抽出する。さらに、抽出したデータ群をフ
ァイル作成手段6へ転送する。
【0026】ファイル作成手段6は、データ抽出手段5
の抽出したデータ群を編集してファイルを作成し、送受
信手段7へ転送すると同時にファイル格納手段9へ格納
する。送受信手段7は、前記ファイルをファクシミリ通
信により端末1へ送信する。
【0027】これにより、端末1のユーザは、複数の事
物から、希望の条件を満たす事物のデータのみを入手で
きる。次に、前記端末1からファイル読み出し要求を受
けた際には、このファイル読み出し要求と共に送信され
てくるファイル識別子に基づいてファイル格納手段9へ
アクセスする。そして、当該ファイル識別子と共に格納
されているファイルを読み出し、このファイルを送受信
手段7へ転送する。
【0028】送受信手段7は、当該ファイルをファクシ
ミリ通信により端末1へ送信する。これにより、特定の
条件を満たす事物のデータを即座に入手可能となる。
尚、ここでいうファクシミリ通信は画像通信機能を含
み、端末1がディスプレイ機能を備える場合にはメッセ
ージ及びファイルを画像通信により端末1へ送信する。
これにより端末1のディスプレイ画面上にメッセージ及
びファイル内容を画面表示できる。
【0029】さらに、テーブル格納手段2に格納されて
いる事物のデータ内容を更新(変更、削除、追加)する
場合には、データ管理手段10は、更新の対象となる事
物のデータ格納領域へアクセスしてデータ内容を更新す
ると同時に、このデータの抽出先ファイルを判別する。
そして、ファイル格納手段9へアクセスし、抽出先ファ
イルにおけるデータ内容を更新する。ここで、各データ
の抽出先ファイルを判別する方法として、テーブル格納
手段2の各データ格納領域毎に抽出先ファイルを特定す
るファイル識別子(ファイル名、ファイルアドレス等)
を登録する方法、テーブル格納手段2のデータと抽出先
ファイルとをリンクさせる方法が考えられる。これらの
方法を用いることにより、データ管理手段10は、更新
対象のデータ格納領域にファイル識別子が登録されてい
るか否か、あるいは更新対象のデータとファイルとがリ
ンクされているか否かを判別し、ファイル識別子が格納
されている場合あるいは更新対象データがファイルとリ
ンクされている場合に、ファイル格納手段9へアクセス
し、ファイル内のデータ内容を更新できる。
【0030】尚、テーブル格納手段2のデータ内容を更
新と共に、ファイルのデータ内容を更新する度に、更新
後のファイルを端末1へ送信するようにしてもよい。こ
れにより、端末1のユーザは、最新のデータをリアルタ
イムに入手できる。
【0031】ここで、当該システムにテンプレート機能
を付加し、予め利用者毎のデータをファイル化してお
き、利用者から読み出し要求を受けた際に、このデータ
を提供するようにしてもよい。
【0032】また、上記のメッセージ発生手段3は、メ
ッセージを音声信号、画像信号、ファクシミリ信号によ
り発生するようにしてもよい。これに対応して送受信手
段7には、音声認識機能、音声応答機能、図形認識機
能、文字認識機能を付加する。ここで、音声認識機能
は、応答信号(例えば、ダイヤル信号、プッシュフォン
信号)を当該システムが処理可能なコード信号へ変換す
る機能、あるいは、肉声を受信した場合にこの肉声の表
す言葉を判別すると共にこの言葉を当該システムの処理
可能なコード信号へ変換する機能である。音声応答機能
は、デジタル信号形式のメッセージ信号を音声信号形式
のメッセージ信号へ変換する機能である。図形認識機能
は、受信した図形情報を、当該システムの処理可能なコ
ード信号へ変換する機能である。同様に、文字認識機能
は、受信した文字情報を当該システムの処理可能なコー
ド信号へ変換する機能である。
【0033】
【実施例】以下に本発明の具体的な実施例について説明
する。 (実施例1)本実施例1におけるファクシミリサーバシ
ステムの概略構成を図2に示す。
【0034】同図においてファクシミリサーバシステム
は、ファクシミリ通信機能及び音声通信機能を備えるn
台の端末11と、前記端末11と公衆網を介して接続さ
れるデータ提供装置12とを備える。
【0035】前記データ提供装置12は、任意の属性を
有する事物にかかるデータを特定の利用者へ提供する機
能を有し、本実施例1では前記事物として船舶を例にし
て、この運行スケジュールを利用者へ提供する。データ
提供装置12は、サーバ14、データベース13、メモ
リ15、顧客管理データベース16から構成する。
【0036】データベース13は、船舶の運行スケジュ
ールを登録するデータテーブル(A)13aとデータテ
ーブル(B)13bとを格納する。具体的には輸入船舶
と輸出船舶の運行スケジュールを複数の項目に分割して
登録する。この具体的な説明は後述する。
【0037】サーバ14は、端末11と音声通信あるい
はファクシミリ通信により情報の授受を行うと共に、端
末11の希望するデータをデータベース13から抽出
し、これらのデータを編集して端末11毎のファイルを
作成する機能を有する。さらに、このファイルを端末1
1へファクシミリ通信で送信する機能を備える。この具
体的な説明は後述する。
【0038】顧客管理データベース16は、当該データ
提供装置12のデータ提供対象者を登録するものであ
り、本実施例1では当該データ提供装置12の保守者と
契約している利用者の名前(あるいは会社名)、顧客I
D、連絡先の着信番号(この場合は、電話番号あるいは
ファクシミリ番号)、通信履歴(通信日、通信時間、送
信データ量、利用料金)を、2進数のデジタル信号形式
で格納する。
【0039】メモリ15は、サーバ14の作成するファ
イルを格納するものであり、この具体的な説明は後述す
る。図3に、サーバ14の内部構成ブロック図を示す。
【0040】同図において、サーバ14は、通信制御部
140、信号解析部144、バッファ145、データ抽
出部147、編集部146、メッセージ発生装置14
3、音声メモリ141、音声入力装置149、制御部1
48、表示装置150、入力装置142を備える。
【0041】上記の通信制御部140は、端末11との
間で音声通信、及びファクシミリ通信を行うものであ
る。信号解析部144は、前記通信制御部140の受信
する音声信号、あるいはファクシミリ信号を当該サーバ
14の処理可能なコード信号へ変換する。詳細には、任
意の音声信号(あるいはファクシミリ信号)を解析し
て、この音声信号(あるいはファクシミリ信号)の示す
情報を判別し、この情報を特定するコード信号へ変換す
る。
【0042】音声入力装置149は、音声信号形式のメ
ッセージ情報を入力し、このメッセージ情報をデジタル
信号形式の情報へ変換する機能を有する。音声メモリ1
41は、音声入力装置149により変換されたデジタル
信号形式のメッセージ情報を格納するものである。
【0043】メッセージ発生装置143は、音声メモリ
141に格納されているデジタル信号形式のメッセージ
情報を、音声信号形式のメッセージ情報へ変換し、通信
制御部140を介して端末11へ送信する。ここでは、
上記のメッセージとして、当該データ提供装置12の提
供する事物(この場合は船舶)の紹介及び当該データ提
供装置12の利用方法を案内するメッセージ、顧客ID
の入力を促すメッセージ、データテーブル(A)13a
(あるいはデータテーブル(B)13b)に設定されて
いる項目毎に複数の条件を提示すると同時にこれらの条
件から各項目のデータが満たすべき条件の選出を促すメ
ッセージ等である。
【0044】バッファ145は、メッセージ発生装置1
43のメッセージに応答して送られてくる情報を一旦格
納するものである。データ抽出部147は、データベー
ス13から任意のデータを抽出する。
【0045】編集部146は、データ抽出部147の抽
出するデータを編集し、ファイルを作成する機能、作成
したファイルをメモリ15へ格納する機能、ファイル内
のデータを変更、削除、追加する(以下更新すると記
す)機能、メモリ15から任意のファイルを読み出す機
能を備える。
【0046】入力装置142は、当該データ提供装置1
2の保守者が任意のデータを入力するためのものであ
る。表示装置150は、任意のデータを画面表示する。
【0047】制御部148は、上記した各構成要素の動
作を制御する。次に、図4に本実施例1におけるデータ
テーブルの具体例を示す。同図において、データテーブ
ル(A)13aにはSS社の取り扱う輸出船の運行デー
タを格納し、データテーブル(B)13bにはTT社の
取り扱う輸出船の運行データを格納する。
【0048】各データテーブルには、船名、国内の寄港
地名とその入港日/出港日、行先の地名及び到着予定日
の項目を設定する。さらに、各船舶のデータ格納領域に
は各項目に対応するデータを格納する領域と、抽出先フ
ァイルのアドレスを格納する抽出先ファイルアドレス格
納領域を設ける。
【0049】図5に、メモリ15の具体例を示す。同図
において、メモリ15には、編集部146の作成したフ
ァイルの内容と共に、当該ファイルを特定するファイル
ID、当該ファイルの作成依頼者を特定する顧客ID格
納する。
【0050】図中アドレス1には、SS社の取り扱う輸
出船のうちシンガポールに3月10日までに到着する船
舶に関するデータからなるファイルを格納している。以
下に、データ提供時のサーバ14の動作過程を図6のフ
ローチャートに沿って説明する。
【0051】サーバ14は、端末11から発呼要求を受
けた際に(ステップ601)、メッセージ発生装置14
3を起動する。メッセージ発生装置143は、データベ
ース13に格納されているデータの種別、つまり船舶の
運行スケジュールを提供する旨、データ提供装置12の
利用方法の案内を示すメッセージを音声メモリ141か
ら読み出し、これらのメッセージを音声信号形式のメッ
セージに変換して通信制御部140へ転送する。通信制
御部140は、メッセージ発生装置143から転送され
てくるメッセージを音声通信により端末11へ送信する
(ステップ602)。
【0052】さらに、メッセージ発生装置143は、音
声メモリ141から顧客IDの入力を促すメッセージを
読み出し、このメッセージをデジタル信号形式のメッセ
ージから音声信号形式のメッセージへ変換して通信制御
部140へ転送する。通信制御部140は、当該メッセ
ージを音声通信により端末11へ送信する(ステップ6
03)。
【0053】端末11から顧客ID信号を受信した際
に、通信制御部140は、当該顧客ID信号を信号解析
部144へ通知し、信号解析部144は当該顧客ID信
号を音声信号形式からデジタル信号形式のコード信号へ
変換する。そして、このコード信号を制御部148へ通
知する。
【0054】制御部148は、当該コード信号に基づい
て顧客管理データベース16へアクセスし、当該コード
信号と同一のコード信号が登録されているか否かを判別
し(ステップ604)、未登録の場合には端末11との
間に設定されている回線を切断し、処理を終了する。
【0055】一方、顧客管理データベース16に当該コ
ード信号と同一のコード信号が登録されている場合に
は、メッセージ発生装置143は、ファイル作成を希望
するかファイルの読み出しを希望するかの選択を促すメ
ッセージを音声メモリ141から読み出し、デジタル信
号形式のメッセージを音声信号形式のメッセージへ変換
する。そして、音声信号形式のメッセージを通信制御部
140へ転送する。
【0056】通信制御部140は、メッセージ発生装置
143から送信されてくるメッセージを前記端末11へ
送信する。このメッセージは、例えば「ファイル新たに
ファイルの作成を希望する場合には”1”を、ファイル
の読出を希望する場合には”2”をダイヤルして下さ
い。」というメッセージである。
【0057】そして、通信制御部140は、端末11か
ら前記メッセージに対する応答信号(例えば、ダイヤル
信号、プッシュフォン信号)を受信した場合には、この
応答信号を信号解析部144へ通知する。信号解析部1
44は、当該応答信号を解析して”1”を表す応答信号
であるか、”2”を表す応答信号であるかを判別する。
そして、解析した番号を2進数のコード信号へ変換し、
制御部148へ通知する(ステップ605)。
【0058】制御部148は、信号解析部144から通
知されるコード信号に従ってメッセージ発生装置143
を起動する。メッセージ発生装置143は、前記コード
信号がファイル作成要求を示す信号である場合には、項
目毎に複数の条件を提示すると同時にこれらの条件のな
かから希望の条件の選出を促すメッセージを発生する。
ここで、任意の項目に関して複数の条件を提示する場合
に、各条件には識別番号を付加し、利用者には識別番号
により希望の条件の選択を行わせるようにする。
【0059】詳細には、輸出船のデータを希望するかあ
るいは輸入船のデータを希望するの選択を促すメッセー
ジを音声メモリ141から読み出し、これをデジタル信
号から音声信号へ変換して通信制御部140を介して端
末11へ送信する(ステップ606)。このメッセージ
は、例えば、「輸出船のデータを希望する場合には”
1”をダイヤルし、輸入船のデータを希望する場合に
は”2”をダイヤルて下さい。」というメッセージであ
る。
【0060】通信制御部140は端末11から前記メッ
セージに対応する応答信号を受信した際に、この応答信
号を信号解析部144へ通知し、信号解析部144は当
該応答信号の示す識別番号を判別し、この識別番号を2
進数のコード信号へ変換する。そして、このコード信号
をメッセージ発生装置143へ通知する。
【0061】メッセージ発生装置143は、コード信号
が輸出船のデータ要求を示すコード信号の場合には、輸
出船のデータ格納項目に従ったメッセージを音声メモリ
141から読み出す。一方、前記コード信号が輸入船の
データ要求を示すコード信号の場合には、輸入船のデー
タ格納項目に従ったメッセージを音声メモリ141から
読み出す。このメッセージの具体例を以下に示す。
【0062】、「あなたの希望する船舶の行先を次の
3つのなかから選択し、その識別番号をダイヤルして下
さい。1;香港、2;シンガポール、3;ボンベイ、
4;特に限定しない。尚、あなたの作成するファイルに
行先の項目を必要としない場合には”#”をダイヤルし
て下さい。」 、「あなたの希望する船舶の到着期日を以下の指示に
従ってダイヤルして下さい。先ず到着期日の月をダイヤ
ルし、続けて”#”をダイヤルして下さい。そして、そ
の後に日にちをダイヤルして下さい。尚、到着期日を特
定しない場合には、”#”をダイヤルして下さい。」 、「あなたの希望する船舶の会社名を以下の二つのな
かから選択し、その識別番号をダイヤルして下さい。
1;SS社、2;TT社、3;特に限定しない。尚、あ
なたの作成するファイルに会社名の項目を必要としない
場合には”#”をダイヤルして下さい。」 メッセージ発生装置143は、上記〜のメッセージ
を通信制御部140を介して順次送信する(ステップ6
07)。
【0063】そして、通信制御部140は、各メッセー
ジに対する応答信号を受信した際に、この応答信号を信
号解析部144へ通知する。信号解析部144は、各応
答信号を解析してコード信号へ変換し、バッファ145
へ転送する。バッファ145では、各コード信号を項目
別に格納する(ステップ608)。具体的には、第1に
メッセージ発生装置143はメッセージを送信し、通
信制御部140はメッセージに対する応答信号に待機
する。そして、メッセージに対する応答信号を受信し
た際に、この応答信号を信号解析部144へ通知する。
信号解析部144は、当該応答信号を解析してコード信
号へ変換し、バッファ145へ転送する。バッファ14
5は、当該コード信号を行先(あるいは輸入元)の項目
に格納する。
【0064】第2に、メッセージ発生装置143は上記
メッセージを通信制御部140を介して端末11へ送
信し、通信制御部140はメッセージに対する応答信
号に待機する。そして、端末11からメッセージに対
する応答信号を受信した際に、この応答信号を信号解析
部144へ通知する。信号解析部144は、当該応答信
号をコード信号へ変換し、バッファ145へ転送する。
バッファ145は、当該コード信号を到着予定日の項目
に格納する。
【0065】第3に、メッセージ発生装置143は上記
メッセージを通信制御部140を介して端末11へ送
信し、通信制御部140はメッセージに対する応答信
号に待機する。そして、端末11からメッセージに対
する応答信号を受信した際に、この応答信号を信号解析
部144へ通知する。信号解析部144は、当該応答信
号をコード信号へ変換し、バッファ145へ転送する。
バッファ145は、当該コード信号を会社名の項目に格
納する。
【0066】次に、データ抽出部147は、データベー
ス13の各テーブルへアクセスし、バッファ145に格
納されている全ての条件を満たす船舶を選別し(ステッ
プ609)、この船舶に関するデータを抽出し、編集部
146へ転送する。
【0067】編集部146は、データ抽出部147の抽
出したデータを編集してファイルを作成する(ステップ
610)。このとき、メッセージ発生装置143は、音
声メモリ141からファイルID(N桁の数字で表され
る識別番号)の入力を促すメッセージを読み出し、この
メッセージをデジタル信号から音声信号へ変換し、通信
制御部140を介して端末11へ送信する(ステップ6
11)。
【0068】端末11では、利用者は当該ファイルのフ
ァイルIDを任意に決定し、端末11からダイヤルす
る。サーバ14において通信制御部140は、端末11
から送信されてくるダイヤル信号を受信し、このダイヤ
ル信号を信号解析部144へ通知する。
【0069】信号解析部144は、前記ダイヤル信号を
解析してこのダイヤル信号の表す数字を判別する。そし
て、この数字を2進数のコード信号へ変換して編集部1
46へ転送する。
【0070】編集部146は、当該コード信号及び利用
者の顧客IDと共に、当該ファイルをメモリ15へ格納
し(ステップ612)、当該ファイルを通信制御部14
0へ転送する。通信制御部140は当該ファイルをファ
クシミリ通信により端末11へ送信する(ステップ61
3)。
【0071】ここで、利用者は端末11の備える受信ス
タートボタンを押すことにより当該ファイルを入手でき
る。また、編集部146は、前述のステップ612にお
いて、メモリ15における当該ファイルのアドレスを認
識し、データテーブル(A)13a(およびまたはデー
タテーブル(B)13b)へアクセスする。そして、当
該ファイルに格納された各船舶の抽出先ファイルアドレ
ス格納領域に前記アドレスを格納する。
【0072】尚、サーバ14はファイル作成後(上記ス
テップ614)、端末11との間に設定されている回線
を一旦切断し、サーバ側から端末11へ発呼して当該フ
ァイルを送信するようにしてもよい。
【0073】前述のステップ605において、端末11
から”2”を表すダイヤル信号を受信した場合には、メ
ッセージ発生装置143は、音声メモリ141から読み
出すべきファイルのファイルID(ファイル識別番号)
の入力を促すメッセージを読み出す。そして、このメッ
セージをデジタル信号形式から音声信号形式へ変換して
通信制御部140へ転送する。通信制御部140は当該
メッセージを端末11へ音声通信により送信する(ステ
ップ614)。通信制御部140は、端末11からファ
イルIDを示すダイヤル信号を受信した際に(ステップ
615)、このダイヤル信号を信号解析部144へ通知
する。信号解析部144は、当該ダイヤル信号の示す番
号を判別し、この番号を2進数のコード信号へ変換す
る。変換されたコード信号は編集部146へ転送され、
編集部146は当該コード信号に基づいてメモリ15へ
アクセスする(ステップ616)。そして、各アドレス
のファイルID格納領域と当該コード信号とを照合し、
双方が一致するファイルを読み出し(ステップ61
7)、通信制御部140を介して当該ファイルを端末1
1へ送信する(ステップ613)。
【0074】制御部148は、ファイルの送信終了時
に、当該利用者の顧客IDに基づいて顧客管理データベ
ース16へアクセスし、当該顧客の通信履歴格納領域へ
通信日、通信所要時間、送信したファイルのデータ量
(例えばA4紙の枚数等)、利用料金を書き込む。
【0075】これにより、利用者は、必要なデータを任
意に選択可能である。次に、データ更新時のサーバの動
作過程について図7のフローチャート図に基づいて説明
する。
【0076】当該データ提供装置12の保守者は、船舶
データの更新命令と共に、更新する船舶のデータ格納ア
ドレス及び更新内容を入力装置142から入力する。制
御部148は、入力装置142から入力される更新命令
を認識し、更新すべき船舶のデータ格納アドレス及び更
新内容を編集部146へ通知する(ステップ701)。
【0077】編集部146は、更新すべき船舶のデータ
格納アドレスを認識して(ステップ702)、データベ
ース13へアクセスする(ステップ703)。この時、
当該アドレスに設定されている抽出先ファイルアドレス
格納領域を参照し(ステップ704)、ファイルアドレ
スが格納されているか否かを判別する(ステップ70
5)。
【0078】抽出先ファイルアドレス格納領域にファイ
ルアドレスが格納されている場合には、編集部146
は、当該データベース13のデータを前記更新内容に従
って更新(変更、削除、追加)すると同時に、ファイル
アドレスに基づいてメモリ15へアクセスし、抽出先フ
ァイル内のデータを前記更新内容に従って更新する(ス
テップ706)。
【0079】さらに、抽出先ファイルアドレス格納領域
に複数のファイルアドレスが格納されている場合には、
それらのファイルアドレスの示すファイル全てにアクセ
スし、データの更新を行う。
【0080】一方、前述のステップ705において、更
新すべきデータの抽出先ファイルアドレス格納領域にフ
ァイルアドレスが未格納の場合には、当該データベース
のデータのみ前記更新内容にしたがって更新する(ステ
ップ707)。
【0081】これにより、データ提供装置12の保守者
は、データベース13内のデータ更新手続きのみを行え
ば良く、煩雑な操作をせずにデータベースの保守を行え
る。また、前述のステップ706において、データベー
ス13内のデータ及びファイル内のデータの更新を終了
した時点で、更新後のファイルを顧客へ送信するように
してもよい。即ち、編集部148は、更新したファイル
の顧客ID格納領域から顧客IDを読み出すと同時にフ
ァイルの内容を読み出し、顧客IDを制御部148へ通
知し、ファイル内容を通信制御部140へ転送する。
【0082】制御部148は、当該顧客IDに基づいて
顧客管理データベース16へアクセスして当該顧客ID
に対応する顧客の連絡先着信番号を読み出し、これを通
信制御部140へ通知する。
【0083】通信制御部140は制御部148から通知
された着信番号に基づいて顧客へ発呼し、編集部146
の読み出したファイル内容を送信する。これにより、利
用者は、最新の情報をリアルタイムで入手することがで
きる。
【0084】さらに、メモリ15に、ファイル作成時に
利用者の選出した条件(各項目別に選出した選択枝)を
格納する領域を設け、データ更新時にデータベース13
のデータ及びファイルのデータが前記領域の条件を満た
すか否か再度判別するようにしてもよい。これによれ
ば、更新の前後においてデータの条件が変化する場合、
即ち更新後に前記条件を満たさなくなったデータが存在
する場合には、このデータをファイルから削除する。一
方、更新後に前記条件を満たすようになったデータが存
在する場合には、このデータをファイルに追加すること
ができる。これにより、利用者の希望する条件を満たす
データを正確且つリアルタイムに提供することが可能と
なる。
【0085】以上、本実施例1によれば、利用者は、必
要とするデータの条件を特定することにより、その条件
を満たすデータのみを入手可能である。また、利用者の
特定したデータ群をファイルとして管理することによ
り、必要な際には簡略な操作で即座にファイルを入手で
きる。さらに、ファイルとデータベース13とをリレー
ショナルに管理することにより、保守者はデータベース
13の管理のみを行えばよく、保守が容易である。
【0086】尚、本実施例1では、データテーブルの各
船舶毎に抽出先ファイルアドレス格納領域を設けている
が、この抽出先ファイルアドレス格納領域を設けずに各
データと抽出先ファイルのデータとをリンクさせるよう
にしてもよい。
【0087】(実施例2)本実施例2におけるデータ提
供装置12は、不動産情報を提供するものであり、図8
に本実施例2におけるデータテーブルの具体例を示す。
【0088】同図において、データテーブル(A)13
aは賃貸物件のデータを複数の項目に分割して格納し、
データテーブル(B)13bには売却物件のデータを複
数の項目に分割して格納する。各テーブルには、住宅形
態、住宅形態、物件の所在するエリア及びその住所、交
通機関、最寄り駅、設備、家賃あるいは価格の項目を設
ける。
【0089】ここで、住宅形態、エリア/所在地、交通
機関、最寄り駅、間取り、設備の項目には、個々のデー
タを特定するコード番号を格納する。詳細には、住宅形
態の項目に、物件の住宅形態を特定するコード番号を格
納する。
【0090】エリア/所在地の項目には物件の所在する
エリアを特定するコード番号と所在地の住所を格納す
る。交通機関の項目には、物件の近傍で運行している交
通機関のコード番号を格納する。
【0091】最寄り駅の項目には、上記交通機関の停車
駅のうち、物件の最も近くに位置する駅のコード番号を
格納する。間取りの項目には、物件の間取りを特定する
コード番号を格納する。
【0092】設備の項目には、物件の備える設備を特定
するコード番号を格納する。家賃、価格の項目には、物
件の家賃、あるいは価格を万円単位で格納する。一方、
メモリ15には、項目毎に、コード番号とコード番号の
示すデータとを格納するコードテーブル(図9参照)を
格納する。これにより、ファイル作成時に、編集部14
6は、データテーブル(A)13a(あるいはデータテ
ーブル(B)13b)から抽出されたデータに含まれる
各コード番号をデータへ変換することが可能となる。
【0093】その他の構成は、前述の実施例1と同様で
あり、説明は省略する。以下に、本実施例2におけるデ
ータ提供装置12の動作過程について説明する。
【0094】図10は、データ提供時のサーバ14の動
作過程を示すフローチャート図である。サーバ14は、
端末11から発呼要求を受けた際に(ステップ100
1)、メッセージ発生装置143を起動する。メッセー
ジ発生装置143は、データベース13に格納されてい
るデータの種別、つまり不動産の賃貸/売買情報を提供
する旨、データ提供装置12の利用方法の案内を示すメ
ッセージを音声メモリ141から読み出し、これらのメ
ッセージを音声信号形式のメッセージに変換して通信制
御部140へ転送する。通信制御部140は、メッセー
ジ発生装置143から転送されてくるメッセージを音声
通信により端末11へ送信する。さらに、メッセージ発
生装置143は、音声メモリ141から顧客IDの入力
を促すメッセージを読み出し、このメッセージをデジタ
ル信号形式のメッセージから音声信号形式のメッセージ
へ変換して通信制御部140へ転送する。通信制御部1
40は、当該メッセージを音声通信により端末11へ送
信する(ステップ1002)。
【0095】端末11から顧客ID信号を受信した際
に、通信制御部140は、当該顧客ID信号を信号解析
部144へ通知し、信号解析部144は当該顧客ID信
号を音声信号形式からデジタル信号形式のコード信号へ
変換する。そして、このコード信号を制御部148へ通
知する。
【0096】制御部148は、当該コード信号に基づい
て顧客管理データベース16へアクセスし、当該コード
信号と同一のコード信号が登録されているか否かを判別
し(ステップ1003)、未登録の場合には端末11と
の間に設定されている回線を切断し、処理を終了する。
【0097】一方、顧客管理データベース16に当該コ
ード信号と同一のコード信号が登録されている場合に
は、メッセージ発生装置143は、ファイル作成を希望
するかファイルの読み出しを希望するかの選択を促すメ
ッセージを音声メモリ141から読み出し、通信制御部
140を介して端末11へ送信する。このメッセージ
は、例えば「新たにファイルの作成を希望する場合に
は”1”を、ファイルの読出を希望する場合には”2”
をダイヤルして下さい。」というメッセージである。
【0098】そして、通信制御部140は、端末11か
ら前記メッセージに対するダイヤル信号を受信した場合
には、このダイヤル信号を信号解析部144へ通知す
る。信号解析部144は、当該ダイヤル信号をコード信
号へ変換し、制御部148へ通知する。制御部148は
当該コード信号が”1”(ファイル作成要求)を表すダ
イヤル信号であるか、”2”(ファイル読出要求)を表
すダイヤル信号であるかを判別する(ステップ100
4)。
【0099】制御部148は、信号解析部144から通
知されるコード信号に従ってメッセージ発生装置143
を起動する。メッセージ発生装置143は、前記コード
信号が”1”を表す場合には、コードテーブルを必要と
するか否かの選出を促すメッセージを音声メモリ141
から読み出す。そして、このメッセージを通信制御部1
40を介して端末11へ送信する。端末11から前記メ
ッセージに対する応答信号を受信した際に、信号解析部
144は、当該応答信号を2進数のコード信号へ変換し
て制御部148へ通知し、制御部148は、当該コード
信号がコードテーブル要求信号であるか否かを判別する
(ステップ1005)。
【0100】ここで、当該コード信号がコードテーブル
要求信号の場合に、メモリ15からコードテーブルを読
み出し、通信制御部140を介して端末11へ送信する
(ステップ1006)。
【0101】次に、メッセージ発生装置140は、デー
タテーブル(A)13a(あるいはデータテーブル
(B)13b)に設定されている項目毎に希望の条件の
選出を促すメッセージを音声メモリ141から読み出
し、通信制御部140を介して端末11へ送信する(ス
テップ1007)。ここで、上記メッセージの具体例を
以下に示す。 、「あなたの希望する物件は、賃貸物件ですか、それ
とも売却物件ですか。賃貸物件の場合には”1”、売却
物件の場合には”2”をダイヤルして下さい。」 、「あなたの希望する物件の形態は、アパートです
か、それともマンションですか。アパートの場合には”
1”、マンションの場合には”2”、物件の形態を特定
しない場合には”#”をダイヤルして下さい。」 、「あなたの希望する物件の所在エリアをコードテー
ブルから選択し、そのエリアのコード番号をダイヤルし
て下さい。尚、エリアを特定しない場合には”#”をダ
イヤルして下さい。」 、「あなたの希望する物件の交通機関をコードテーブ
ルから選択し、その交通機関のコード番号をダイヤルし
て下さい。尚、交通機関を特定しない場合には”#”を
ダイヤルして下さい。」 、「あなたの選択した交通機関において、希望する最
寄り駅の存在する範囲を選択し、その範囲の始点となる
駅及び終点となる駅のコード番号をダイヤルして下さ
い。尚、始点駅のコード番号の後に”#”をダイヤル
し、続いて終点駅のコード番号をダイヤルして下さい。
尚、最寄り駅を特定しない場合には”#”をダイヤルし
て下さい。」 、「あなたの希望する最低限の間取りをコードテーブ
ルから選択し、その間取りのコード番号をダイヤルして
下さい。尚、間取りを特定しない場合には”#”をダイ
ヤルして下さい。」 、「あなたの希望する設備をコードテーブルから選択
し、その設備のコード番号をダイヤルして下さい。尚、
希望の設備が複数ある場合には、コード番号とコード番
号の間に”*”をダイヤルし、全てのコード番号をダイ
ヤルし終えたら”#”をダイヤルして下さい。尚、設備
を特定しない場合には、 ”#”のみをダイヤルし
て下さい。」 、「あなたの希望する物件の上限価格を、一万円単位
でダイヤルして下さい。上限価格を特定しない場合に
は”#”をダイヤルして下さい。」 、「あなたの希望する物件の下限価格を、一万円単位
でダイヤルして下さい。尚、下限価格を特定しない場合
には”#”をダイヤルして下さい。」
【0102】次に、通信制御部140は、上記の各メッ
セージに対する応答信号を受信した場合に、この応答信
号を信号解析部144へ通知する。信号解析部144
は、各応答信号を音声信号形式からデジタル信号形式の
コード信号へ変換し、バッファ145へ転送する。バッ
ファ145は、各コード信号を項目別に蓄積していく
(ステップ1008)。ここで、制御部148は、バッ
ファ145の蓄積状況を監視し、全ての項目ついてコー
ド信号が蓄積された時点でデータ抽出部147を起動す
る。
【0103】データ抽出部147は、バッファ145に
格納されているコード信号を認識し、データベース13
へアクセスする。そして、項目毎にデータベース13に
格納されているコード信号とバッファ145のコード信
号とを照合する。ここで、以下の条件を満たす物件をデ
ータベース13から選別する。 条件(1);住宅形態、エリア、交通機関、設備の項目
のコード信号が一致する物件。 条件(2);最寄り駅の項目のコード信号が、バッファ
145に蓄積されている始点駅コード信号以上且つ終点
駅コード信号以下である物件。尚、始点駅コード信号の
み蓄積されている場合には、この始点駅コード信号と一
致する物件。 条件(3);間取りの項目のコード信号が、バッファ1
45のコード信号以上である物件。 条件(4);価格が、バッファ145に蓄積されている
下限価格以上、上限価格以下である物件。尚、バッファ
145に上限価格のみ蓄積されている場合にはこの上限
価格以下である物件。
【0104】データ抽出部147は、上記条件(1)〜
条件(4)の全てを満たす物件を選別し、この物件に関
するデータ(この場合はコード信号)をデータベース1
3から読み出す(ステップ1009)。
【0105】次に、編集部146は、メモリ15のコー
ドテーブルに基づいて、データ抽出部147の抽出した
コード信号群をデータに書換え、ファイルを作成する
(ステップ1010)。このとき、メッセージ発生装置
143は、音声メモリ141からファイルID(N桁の
数字で表される識別番号)の入力を促すメッセージを読
み出し、このメッセージをデジタル信号から音声信号へ
変換し、通信制御部140を介して端末11へ送信する
(ステップ1011)。
【0106】端末11では、利用者は当該ファイルのフ
ァイルIDを任意に決定し、端末11からダイヤルす
る。サーバ14において通信制御部140は、端末11
から送信されてくるダイヤル信号を受信し、このダイヤ
ル信号を信号解析部144へ通知する。
【0107】信号解析部144は、前記ダイヤル信号を
解析してこのダイヤル信号の表す数字を判別する。そし
て、この数字を2進数のコード信号へ変換して編集部1
46へ転送する。
【0108】編集部146は、当該コード信号及び利用
者の顧客IDと共に、当該ファイルをメモリ15へ格納
し(ステップ1012)、当該ファイルを通信制御部1
40へ転送する。通信制御部140は当該ファイルをフ
ァクシミリ通信により端末11へ送信する(ステップ1
013)。
【0109】ここで、利用者は端末11の備える受信ス
タートボタンを押すことにより当該ファイルを入手でき
る。一方、前述のステップ1004において、端末11
から”2”を表すダイヤル信号を受信した場合には、メ
ッセージ発生装置143は、読み出すべきファイルのフ
ァイルID(ファイル識別番号)の入力を促すメッセー
ジを音声メモリ141から読み出す。そして、このメッ
セージをデジタル信号形式から音声信号形式へ変換して
通信制御部140へ転送する。通信制御部140は当該
メッセージを端末11へ音声通信により送信する(ステ
ップ1014)通信制御部140は、端末11からファ
イルIDを示すダイヤル信号を受信した際に(ステップ
1015)、このダイヤル信号を信号解析部144へ通
知する。信号解析部144は、当該ダイヤル信号の示す
番号を判別し、この番号を2進数のコード信号へ変換す
る。変換されたコード信号は編集部146へ転送され、
編集部146は当該コード信号に基づいてメモリ15へ
アクセスする(ステップ1016)。そして、各アドレ
スのファイルID格納領域と当該コード信号とを照合
し、双方が一致するファイルを読み出し(ステップ10
17)、通信制御部140を介して端末11へ送信する
(ステップ1013)。
【0110】制御部148は、ファイルの送信終了時
に、当該利用者の顧客IDに基づいて顧客管理データベ
ース16へアクセスし、当該顧客の通信履歴格納領域へ
通信日、通信所要時間、送信したファイルのデータ量
(例えばA4紙の枚数等)、利用料金を書き込む。
【0111】これにより、利用者の希望する条件を満た
す物件データのみを提供できる。また、データ更新時の
サーバ14の動作、ファイル提供時のサーバ14の動作
は前述の実施例1と同様である。
【0112】さらに、データベース13には、土地、月
極駐車場等のデータテーブルを備えるようにしてもよ
い。 (実施例3)本実施例3におけるデータ提供装置12
は、自動車の見積表作成・提供するものであり、図12
に実施例3におけるデータテーブルの具体例を示す。
【0113】同図において、本実施例3では前述の実施
例1に対して3つのデータテーブル(A)13a、デー
タテーブル(B)13b、データテーブル(C)13
c、データテーブル13dを備える。
【0114】データテーブル(A)13aには、自動車
の車両本体価格を車種別且つ各車種のタイプ別に登録す
る。例えば、車種xxxには、タイプA、タイプB、タ
イプCの3種類のタイプがあり、個々のタイプの価格が
登録されている。
【0115】データテーブル(B)13bには、各タイ
プ毎に取付可能な装備と、個々の装備の価格を登録す
る。例えば、車種xxxのタイプAには、エアバック、
エアコン、カーステレオ、空気清浄器を取付可能であ
り、これら各装備の価格を登録している。
【0116】データテーブル(C)13cには、各車種
のタイプ毎にかかる税金の金額、自動車保険の料金を登
録する。データテーブル(D)13dには、合計支払い
額の支払い方法、つまり分割払いの場合の利息を登録す
る。
【0117】次に、本実施例3におけるメモリ15に
は、車種名、タイプ名、車両本体価格、装備名及び各装
備の料金、合計支払い額、税金の明細、支払い方法、分
割払いの場合には月々の支払い金額と利息明細等を記載
すべき見積表のフォーマットを登録する(図示せず)。
【0118】さらに、編集部146は、利用者の選出し
た条件(車種、タイプ、装備、支払い方法)に基づいて
合計支払い額(分割払いの場合には月々の支払い金額と
利息)を算出する機能と、算出結果に従って前記見積表
に必要事項を書き込む機能を有する。
【0119】また、メモリ15には、各車種名及びタイ
プ名と各タイプを特定するコード番号、各装備名と個々
の装備を特定するコード番号を登録するコードテーブル
(図12参照)を格納する。
【0120】その他の構成要素、及び各構成要素の機能
は前述の実施例1と同様であり、説明は省略する。以下
に、本実施例3におけるサーバの動作過程について図1
2に基づいて説明する。
【0121】サーバ14は、端末11から発呼要求を受
けた際に(ステップ1301)、メッセージ発生装置1
43を起動する。メッセージ発生装置143は、データ
ベース13に格納されているデータの種別、つまり自動
車の価格情報を提供する旨、データ提供装置12の利用
方法の案内を示すメッセージを音声メモリ141から読
み出し、これらのメッセージを音声信号形式のメッセー
ジに変換して通信制御部140へ転送する。通信制御部
140は、メッセージ発生装置143から転送されてく
るメッセージを音声通信により端末11へ送信する。さ
らに、メッセージ発生装置143は、音声メモリ141
から顧客IDの入力を促すメッセージを読み出し、この
メッセージをデジタル信号形式のメッセージから音声信
号形式のメッセージへ変換して通信制御部140へ転送
する。通信制御部140は、当該メッセージを音声通信
により端末11へ送信する(ステップ1302)。
【0122】端末11から顧客ID信号を受信した際
に、通信制御部140は、当該顧客ID信号を信号解析
部144へ通知し、信号解析部144は当該顧客ID信
号を音声信号形式からデジタル信号形式のコード信号へ
変換する。そして、このコード信号を制御部148へ通
知する。
【0123】制御部148は、当該コード信号に基づい
て顧客管理データベース16へアクセスし、当該コード
信号と同一のコード信号が登録されているか否かを判別
し(ステップ1003)、未登録の場合には端末11と
の間に設定されている回線を切断し、処理を終了する。
【0124】一方、顧客管理データベース16に当該コ
ード信号と同一のコード信号が登録されている場合に
は、メッセージ発生装置143は、コードテーブルを必
要とするか否かの選出を促すメッセージを音声メモリ1
41から読み出す。そして、このメッセージを通信制御
部140を介して端末11へ送信する。端末11から前
記メッセージに対する応答信号を受信した際に、信号解
析部144は、当該応答信号を2進数のコード信号へ変
換して制御部148へ通知し、制御部148は、当該コ
ード信号がコードテーブル要求信号であるか否かを判別
する(ステップ1304)。
【0125】ここで、当該コード信号がコードテーブル
要求信号の場合に、メモリ15からコードテーブルを読
み出し、通信制御部140を介して端末11へ送信する
(ステップ1305)。
【0126】次に、メッセージ発生装置140は、購買
希望の自動車の車種/タイプの選出を促すメッセージ、
前記自動車に取り付けたい装備の選出を促すメッセー
ジ、支払い回数の選出を促すメッセージを音声メモリ1
41から読み出し、これをデジタル信号形式のメッセー
ジから音声信号形式のメッセージに変換して通信制御部
140へ転送する。通信制御部140は、このメッセー
ジを端末11へ送信する(ステップ1306)。
【0127】ここで、上記メッセージの具体例を以下に
示す。 、「あなたの希望する車種およびタイプをコードテー
ブルから選択し、そのコード番号をダイヤルして下さ
い。」 、「あなたの希望する装備をコードテーブルから選択
し、そのコード番号をダイヤルして下さい。」 、「あなたの希望する支払い方法を以下の二つから選
択し、その番号をダイヤルして下さい。1;一括払い、
2;分割払い。」ここで、利用者が分割払いを選択した
場合には、メッセージ発生装置143は、以下のメッセ
ージを端末11へ送信する。 、「あなたの希望する支払い方法において、ボーナス
併用払いを希望しますか。希望する場合には”1”を、
希望しない場合には”#”をダイヤルして下さい。」こ
こで、利用者がボーナス併用を希望した場合には、メッ
セージ発生装置143は、以下のメッセージを端末11
へ送信する。 、「ボーナス月のお支払い金額を万円単位でダイヤル
して下さい。」尚、下限価格を特定しない場合には”
#”をダイヤルして下さい。」
【0128】次に、通信制御部140は、上記の各メッ
セージに対する応答信号を受信した場合に、この応答信
号を信号解析部144へ通知する。信号解析部144
は、各応答信号を音声信号形式からデジタル信号形式の
コード信号へ変換し、バッファ145へ転送する。バッ
ファ145は、各コード信号を項目別に蓄積していく
(ステップ1307)。
【0129】制御部148は、バッファ145の蓄積状
況を監視し、全ての項目ついてコード信号が蓄積された
時点でデータ抽出部147を起動する。データ抽出部1
47は、バッファ145に格納されているコード信号を
認識し、データベース13へアクセスし、各項目の条件
に対応した情報を抽出する(ステップ1308)。この
抽出手順を以下に示す。
【0130】手順(1);データテーブル(A)13a
へアクセスし、利用者の選択した車種/タイプの車体本
体価格を読み出す。 手順(2);データテーブル(B)13bへアクセス
し、利用者の希望する装備の金額を読み出す。
【0131】手順(3);データテーブル(C)13c
へアクセスし、利用者の希望した車種/タイプにかかる
税金の金額、強制保険の金額、任意保険の金額を読み出
す。
【0132】手順(4);データテーブル(D)13d
へアクセスし、利用者の希望する支払い回数及びボーナ
ス月の支払い金額に対応した利息を読み出す。
【0133】データ抽出部147は、各データテーブル
から読み出した情報を編集部146へ転送する。そし
て、編集部146は、データ抽出部147から転送され
てくる情報に従って、合計支払い額、分割払いの場合の
月々の支払い金額を算出する(ステップ1309)。さ
らに、編集部146は、メモリ15から見積表のフォー
マットを読み出し(ステップ1310)、この見積表に
合計支払い額、分割払いの場合の月々の支払い額、利息
金額、税金及び保険料の明細、装備明細を書き込む(ス
テップ1311)。
【0134】通信制御部140は当該見積表をファクシ
ミリ通信により端末11へ送信する(ステップ131
2)。ここで、利用者は端末11の備える受信スタート
ボタンを押すことにより当該ファイルを入手できる。
【0135】尚、前述のステップ1312において、編
集部146は、前記見積表をファイル化し、顧客IDと
共にメモリ15へ格納するようにしてもよい。これによ
り、利用者の希望する条件を満たす自動車の支払い情報
を作成及び提供することが出来る。
【0136】上記の実施例1、実施例2、実施例3で
は、船舶、不動産、自動車情報について説明したが、鉄
道の運行スケジュール、航空機の運行スケジュール等の
情報をデータベースに格納するようにしてもよい。
【0137】また、メッセージ発生装置143からアン
ケートの質問事項及び各質問に対する複数の解答を作成
し、各質問に対する解答の選択を促すメッセージを発生
するようにしてもよい。この場合、データベースには、
各解答の選択率を集計したデータを格納する。そして、
利用者から利用要求を受けた際には、この利用者の解答
に基づいてデータベースの集計結果を更新し、更新後の
集計結果を当該利用者へ送信する。これにより、各利用
者は、更新後の集計結果、すなわち最新の集計結果を入
手できる。また、編集部146は、データベース13の
集計結果からグラフ、あるいは表を作成し、このグラフ
あるいは表を端末11へ送信するようにしてもよい。
【0138】さらに、端末11にタッチパネルを備える
と同時に通信制御部140に画像通信機能を備え、メッ
セージ及びファイルを画像データとして端末11へ送信
するようにしてもよい。この場合、端末11のタッチパ
ネル上に複数の条件を表示でき、利用者はタッチパネル
上に表示されている複数の条件から希望の条件の表示さ
れている部分に触れることにより条件の選出を行える。
すなわち、タッチパネル上に条件の選択を促すメッセー
ジと共に、選択枝となる複数の条件を表示することがで
きるため、選択枝が多数ある場合には非常に有効であ
る。
【0139】また、単一のデータ提供装置に、事物の異
なるデータベースを複数備えるようにしてもよい。例え
ば、船舶に関するデータを格納するデータベースと、航
空機に関するデータを格納するデータベースと、鉄道に
関するデータを格納するデータベースとを備え、利用者
に事物の属性を選択させるようにしてもよい。
【0140】さらに、当該データ提供装置12の起動時
には、サーバ14から顧客へ発呼し、データの提供を行
うようにしてもよい。
【0141】
【発明の効果】利用者は、希望の条件を満たすデータを
簡略な手続きで入手可能となる。さらに、利用者の希望
したデータをファイルとして保存することにより、利用
者は必要なデータを即座に入手することができる。
【0142】また、データベースとファイルをリレーシ
ョナルに管理することにより、データベースの内容更新
と共にファイルの内容更新を自動的に行うことができ、
情報提供者にかかる負担を軽減すると共に、利用者に最
新のデータを提供可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図
【図2】本実施例1におけるファクシミリサーバシステ
ムの概略構成図
【図3】本実施例1におけるサーバの内部構成ブロック
【図4】本実施例1におけるデータテーブルの具体例
【図5】本実施例1におけるメモリの具体例
【図6】本実施例1におけるデータ提供時のサーバの動
作フローチャート図
【図7】本実施例1におけるデータ更新時のサーバの動
作フローチャート図
【図8】本実施例2におけるデータテーブルの具体例
【図9】本実施例2におけるコードテーブルの具体例
【図10】本実施例2におけるサーバの動作過程を示す
フローチャート図
【図11】本実施例3におけるデータテーブルの具体例
【図12】本実施例3におけるコードテーブルの具体例
【図13】本実施例3におけるサーバの動作過程を示す
フローチャート図
【図14】従来のファイル格納部のイメージ図
【符号の説明】
1・・端末 2・・テーブル格納手段 3・・メッセージ発生手段 5・・データ抽出手段 6・・ファイル作成手段 7・・送受信手段 8・・制御手段 9・・ファイル格納手段 10・・データ管理手段 11・・端末 11a・・端末(1) 11b・・端末(2) 11c・・端末(n) 12・・データ提供装置 13・・データベース 13a・・データテーブル(A) 13b・・データテーブル(B) 13c・・データテーブル(C) 13d・・データテーブル(D) 14・・サーバ 15・・メモリ 16・・顧客管理データベース 140・・通信制御部 141・・音声メモリ 142・・入力装置 143・・メッセージ発生装置 144・・信号解析部 145・・バッファ 146・・編集部 147・・データ抽出部 148・・制御部 149・・音声入力装置 150・・表示装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファクシミリ通信及び音声通信を可能と
    する端末(1)と公衆網を介して接続され、前記端末
    (1)から要求される事物のデータをファクシミリ通信
    により前記端末(1)へ提供するシステムにおいて、 任意の事物に関するデータを項目別に登録するテーブル
    を複数格納するテーブル格納手段(2)と、 個々の項目毎に複数の条件を提示すると共に、これら複
    数の条件から各項目のデータが満たすべき条件の選出を
    促すメッセージを発生するメッセージ発生手段(3)
    と、 前記端末(1)の選出する項目毎の条件に基づいて前記
    テーブル格納手段(2)へアクセスし、前記項目別の条
    件を総て満たす事物を判別し、この事物に関するデータ
    を抽出するデータ抽出手段(5)と、 前記データ抽出手段(5)の抽出するデータ群を編集し
    てファイルを作成するファイル作成手段(6)と、 前記端末へ音声通信あるいはファクシミリ通信により情
    報の送受信を行う送受信手段(7)と、 前記各部の制御を行う制御手段(8)とを備え、 前記制御手段(8)は、前記端末(1)からの利用要求
    を受けた場合に、前記メッセージ発生手段(3)を起動
    し、 メッセージ発生手段(3)は、前記テーブル格納手段
    (2)に設定されている項目毎に複数の条件を想定し、
    これらの条件から各項目のデータが満たすべき条件の選
    出を促すメッセージを発生し前記送受信手段(7)は、
    前記メッセージを前記端末(1)へ送信すると共に、前
    記端末(1)の選出する条件情報を受信した際に、この
    条件を前記データ抽出手段(5)へ転送し、 前記データ抽出手段(5)は、前記端末(1)の選出し
    た項目毎の条件に基づいて前記テーブル格納手段(2)
    へアクセスし、個々の項目毎に前記条件を満たすか否か
    を判別し、全ての項目が前記条件を満たす事物を選定し
    てこの事物にかかるデータを抽出し、 前記ファイル作成手段(6)は、前記データ抽出手段
    (5)の抽出したデータ群を編集してファイルを作成
    し、 前記送受信手段(7)は、前記ファイルを前記端末
    (1)へファクシミリ通信により送信することを特徴と
    するファクシミリサーバシステム。
  2. 【請求項2】 前記ファイル作成手段(6)により作成
    されたファイルを、個々のファイルを特定するファイル
    識別子と共に格納するファイル格納手段(9)を設け、 前記制御手段(8)は、前記端末(1)からファイル読
    み出し要求を受けた際に、前記ファイル読み出し要求と
    共に送信されてくるファイル識別子を認識し、 このファイル識別子に基づいて前記ファイル格納手段
    (9)へアクセスして前記前記ファイル識別子と共に格
    納されてるファイルを読み出し、このファイルを前記送
    受信手段(7)を介して前記端末(1)へ送信すること
    を特徴とする請求項1記載のファクシミリサーバシステ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記テーブル格納手段(2)に格納され
    ているデータの内容を変更、削除、追加するデータ管理
    手段(10)を設けたことを特徴とする請求項1記載の
    ファクシミリサーバシステム。
  4. 【請求項4】 前記ファイル作成手段(6)の作成する
    ファイルを格納するファイル格納手段(9)と、前記テ
    ーブル格納手段(2)に格納されているデータ内容の変
    更、削除、あるいは追加を行うと同時に、前記ファイル
    格納手段(9)に格納されているデータの内容を変更、
    削除、あるいは追加するデータ管理手段(10)とを備
    え、 前記データ管理手段(10)は、前記テーブルに登録さ
    れている事物のデータ内容を変更、削除、あるいは追加
    する場合に、前記データが任意のファイルに抽出されて
    いるか否かを判別し、 前記データが任意のファイルに抽出されている場合に、
    前記テーブルのデータ内容と共に前記ファイルのデータ
    内容を変更、削除、あるいは追加することを特徴とする
    請求項1記載のファクシミリサーバシステム。
  5. 【請求項5】 前記ファイル作成手段(6)は、前記デ
    ータ抽出手段(5)の抽出するデータ群のうち、前記端
    末(1)の要求する項目のデータのみを選出してファイ
    ルの作成を行うことを特徴とする請求項1記載のファク
    シミリサーバシステム。
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