JPH0631875B2 - 放射性廃液のガラス固化処理装置 - Google Patents

放射性廃液のガラス固化処理装置

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JPH0631875B2
JPH0631875B2 JP62298302A JP29830287A JPH0631875B2 JP H0631875 B2 JPH0631875 B2 JP H0631875B2 JP 62298302 A JP62298302 A JP 62298302A JP 29830287 A JP29830287 A JP 29830287A JP H0631875 B2 JPH0631875 B2 JP H0631875B2
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真一郎 虎田
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彰 坂井
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Doryokuro Kakunenryo Kaihatsu Jigyodan
IHI Corp
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Doryokuro Kakunenryo Kaihatsu Jigyodan
IHI Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、高レベル放射性廃液をガラス固化処理して一
時的に貯蔵するためのガラス固化処理装置に関するもの
である。
「従来の技術およびその問題点」 高レベル放射性廃液を安定した形態で貯蔵するための手
段として、廃液をガラス素材とともに加熱して溶融さ
せ、その溶液ガラスをキャニスター内に注入して固化さ
せるというガラス固化処理を施すことが計画されてい
る。そして、キャニスター内に封入したガラス固化体を
貯蔵庫において冷却しつつ所定期間貯蔵した後に、永久
処分を行うことが考えられている。
ところで、高レベル放射性廃液中には有用な希金属元素
(たとえばRu、Rh、Pd等)や、毒性の高いアクチノイ
ド元素が含まれており、将来、これら元素の分離技術の
進展に伴い、それら希金属元素の有効利用のため、ある
いはアクチノイド元素のより安定した処理を行うため
に、貯蔵期間中のガラス固化体を取り出す必要が生じる
ことが予想されている。
本発明は、高レベル放射性廃液を安定した形態であるガ
ラス固化体の形態に処理して貯蔵するとともに、そのガ
ラス固化体を必要に応じて取り出すことも可能なガラス
固化処理装置を提供することを目的としている。
「問題点を解決するための手段」 本発明は、高レベル放射性廃液をガラス素材とともに加
熱して溶融させるガラス溶融炉と、そのガラス溶融炉か
ら導かれた溶融ガラスを水中に落下させて急冷すること
によって小片状のガラス固化体カレットを製造するカレ
ット製造手段と、該カレット製造手段に接続されガラス
固化体カレットを貯蔵するための貯蔵容器と、カレット
製造手段と貯蔵容器との間に介在状態に配されるカレッ
ト移送手段とを具備し、該カレット移送手段は、カレッ
ト製造手段と貯蔵容器との間を接続状態とする移送管
と、該移送管に接続されガラス固化体カレットを貯留す
るタンクと、該タンクと貯蔵容器との間に接続状態に配
される供給・取出管と、移送管に接続され移送用空気に
よってガラス固化体カレットを貯蔵容器に向かって移送
するブロアとを有し、タンクには、真空吸引によりガラ
ス固化体カレットを取り出すための取出手段が配される
構成を採用している。
「作用」 本発明は、溶融ガラスを水中に落下させて急冷すること
により小片状のガラス固化体カレットを製造し、そのガ
ラス固化体カレットを移送手段によって貯蔵容器に移送
して貯蔵するのであるが、その際に、カレット移送手段
の作動により、ブロアで発生させた移送用空気によって
ガラス固化体カレットを流動化し、移送管とタンクと供
給・取出管とを経由して貯蔵容器に向かって移送する。
そして、ガラス固化体カレットを取り出す場合には、取
出手段の真空吸引によりタンクの内部を減圧雰囲気にし
て、ガラス固化体カレットを上流に向かって移動させる
ことにより実施される。
「実施例」 以下、第1図を参照して本発明の一実施例を説明する。
第1図は本実施例のガラス固化処理装置の概略構成図で
あって、図中符号1はガラス溶融炉、2はそのガラス溶
融炉1によって得られた溶融ガラス、3は溶融ガラス2
から小片状のガラス固化体カレット4を製造するカレッ
ト製造手段、5はガラス固化体カレット4を貯蔵するた
めの貯蔵容器、6は貯蔵容器5が保管されている貯蔵
庫、7はガラス固化体カレット4を貯蔵容器5に移送す
るためのカレット移送手段、8は貯蔵容器5からカレッ
ト4を取り出すための取出管(取出手段)である。
ガラス溶融炉1は、炉体上部から供給される高レベル放
射性廃液およびガラス素材(ホウケイ酸ガラス)を電極
9によって加熱して溶融させ、得られた溶融ガラス2を
炉体下部から取り出すようになっている。
このガラス溶融炉1の後段には前記カレット製造手段3
が配されている。このカレット製造手段3は冷却水槽1
0とスクリューコンベア11からなり、上記ガラス溶融
炉1から取り出された溶融ガラス2を冷却水槽10の水
中に直接的に落下させて急速に冷却することにより小片
状のガラス固化体カレット4を製造し、そのガラス固化
体カレット4を上記スクリューコンベア11によって冷
却水槽10から取り出すようにされている。ガラス固化
体カレット4は溶融ガラス2が微細なガラス破片状に固
化したものであり、一般に溶融状態のガラス材料を水中
で急速に冷却したときに生じるものである。なお、符号
12は冷却水槽10に冷却水を供給するための給水管、
13は排水管である。
上記カレット製造手段3によって得られたガラス固化体
カレット4は、前記カレット移送手段7により図中の実
線矢印で示すように前記貯蔵容器5に移送されるように
なっている。カレット移送手段7は、上記スクリューコ
ンベア11によって冷却水槽10から取り出されたガラ
ス固化体カレット4を受けて貯留するホッパ14、前記
貯蔵庫6内に配されているタンク15、ホッパ14とタ
ンク15との間に設けられた移送管16、移送用空気を
移送管16に送り込むブロワ17、タンク15と各所蔵
容器5との間に設けられた供給・取出管18からなり、
ブロワ17によって図中の破線矢印で示すように圧送さ
れる空気によって、ガラス固化体カレット4をホッパ1
4内からタンク15に移送し、そのタンク15から供給
・取出管18を通して各貯蔵容器5に送り込むようにさ
れている。
前記貯蔵容器5は、貯蔵庫6内に複数(第1図では3つ
を図示している)配置されており、その貯蔵庫6には、
下部に接続された給気ダクト19から冷却用空気が導入
されるとともに、上部に接続された排気ダクト20から
庫内空気が排気されるようになっていて、貯蔵容器5内
のガラス固化体カレット4を冷却するようになってい
る。
また、貯蔵庫6内に設けられている前記タンク15には
前記取出管8が接続されており、この取出管8の一端は
図示しない真空吸引機に接続されていて、その真空吸引
機を運転し、各貯蔵容器5に取り付けられているバルブ
21を開くことにより、バルブ21から吸引される空気
とともに貯蔵容器5内のガラス固化体カレット4を供給
・取出管18、タンク15、取出管8を通して取り出す
ことができるようにされている。
なお、図示は省略したが、冷却水槽10からの排水、貯
蔵庫6からの排気、およびガラス固化体カレット4の移
送に用いた移送用空気は、それぞれ汚染防止処理装置に
よって充分に処理された後に装置外に排出されるように
なっていることは勿論である。
上記構成のガラス固化処理装置は、高レベル放射性廃液
をガラス固化処理して安定な形態であるガラス固化体と
し、それを貯蔵容器5内で貯蔵するようにしたから、キ
ャニスターによる場合と同様に長期にわたって安定した
貯蔵が可能なものである。また、このガラス固化処理装
置は、ガラス固化体を空気とともに移送可能な小片状の
ガラス固化体カレット4とし、そのガラス固化体カレッ
ト4の移送手段7および取出手段を備えたので、所定の
貯蔵期間を経て最終処分を行う際、あるいは将来におい
て廃液中に含有されていた希金属元素やアクチノイド元
素等を取り出す必要が生じたときには、ガラス固化体カ
レット4の貯蔵容器5からの取り出しを簡便に行うこと
が可能である。
「発明の効果」 以上で詳細に説明したように、本発明のガラス固化処理
装置は、放射性廃液を小片状のガラス固化体カレットと
して貯蔵容器内に貯蔵するようにし、また、ガラス固化
体カレットを移送する移送手段として、移送管、ガラス
固化体カレットを貯蔵するタンク、供給・取出管が配さ
れ、移送管にブロアが接続されて移送用空気によってガ
ラス固化体カレットを貯蔵容器に向かって移送するもの
であるから、高レベル放射性廃液をガラス固化体の形態
に処理して、安定状態で長期間貯蔵することができると
ともに、タンクに、真空吸引によりガラス固化体カレッ
トを取り出すための取出手段が配されるから、そのガラ
ス固化体を必要に応じて吸引して取り出すことが可能に
なり、その際に、ガラス固化体カレットの移送及び貯蔵
時に、下流に行くほど徐々に密度が高くなる現象が生じ
ても、密度の低い上流部分で上流方向にガラス固化体カ
レットを移送することにより、優れた流動性を得て、効
率良くガラス固化体カレットを取り出すことができる。
したがって、将来、希金属元素(Ru等)の有効利用や
アクチノイド元素の安定処理に応じて、ガラス固化体の
取り出しが必要になった場合に、処理装置に設備を付加
することなく、容易にガラス固化体カレットの取り出し
を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係わる放射性廃液のガラス固化処理装
置の一実施例を示す概略構成図である。 1……ガラス溶融炉、2……溶融ガラス、3……カレッ
ト製造手段、4……ガラス固化体カレット、5……貯蔵
容器、7……カレット移送手段、8……取出管(取出手
段)、15……タンク、16……移送管、17……ブロ
ア、18……供給・取出管。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂井 彰 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石 川島播磨重工業株式会社横浜第一工場内 (56)参考文献 特開 昭61−82199(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高レベル放射性廃液をガラス素材とともに
    加熱して溶融させるガラス溶融炉(1)と、そのガラス
    溶融炉から導かれた溶融ガラス(2)を水中に落下させ
    て急冷することによって小片状のガラス固化体カレット
    (4)を製造するカレット製造手段(3)と、該カレッ
    ト製造手段に接続されガラス固化体カレットを貯蔵する
    ための貯蔵容器(5)と、カレット製造手段と貯蔵容器
    との間に介在状態に配されるカレット移送手段(7)と
    を具備し、該カレット移送手段は、カレット製造手段と
    貯蔵容器との間を接続状態とする移送管(16)と、該
    移送管に接続されガラス固化体カレットを貯留するタン
    ク(15)と、該タンクと貯蔵容器との間に接続状態に
    配される供給・取出管(18)と、移送管に接続され移
    送用空気によってガラス固化体カレットを貯蔵容器に向
    かって移送するブロア(17)とを有し、タンクには、
    真空吸引によりガラス固化体カレットを取り出すための
    取出手段(8)が配されることを特徴とする放射性廃液
    のガラス固化処理装置。
JP62298302A 1987-11-26 1987-11-26 放射性廃液のガラス固化処理装置 Expired - Fee Related JPH0631875B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103680660A (zh) * 2013-12-03 2014-03-26 南京大学 废玻璃在固化放射性核素中的应用及对含放射性Cs+废物的常温固化方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6182199A (ja) * 1984-09-28 1986-04-25 株式会社東芝 放射性廃棄物中間貯蔵体の製造方法およびその製造装置

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