JPH06318507A - リニアモータ付ポテンショメータ - Google Patents
リニアモータ付ポテンショメータInfo
- Publication number
- JPH06318507A JPH06318507A JP10530793A JP10530793A JPH06318507A JP H06318507 A JPH06318507 A JP H06318507A JP 10530793 A JP10530793 A JP 10530793A JP 10530793 A JP10530793 A JP 10530793A JP H06318507 A JPH06318507 A JP H06318507A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slider
- coil
- linear motor
- potentiometer
- same time
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)
- Adjustable Resistors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は音響機器であるミキサーの調整装置
や軽量物の搬送用アクチュエータとして使用されるリニ
アモータ付ポテンショメータに関するものであり、特に
省電力化と微少移動調整の可能なリニアモータ付ポテン
ショメータを提供することを目的とするものである。 【構成】 スライダー20に中空の多層巻のコイル21
を装着するとともにこのコイル21に対向して磁石24
を配置するとともに、上記コイル21にヨーク26を挿
通したものであり、摺動するスライダー20側にはコイ
ル21が装着されているので軽量化が図れて、摺動のた
めの消費電力の低減が図れるとともに微少移動調整が容
易となり、さらに、ヨーク26によって磁気回路はクロ
ーズ回路を形成するので、磁気効率の向上と外部機器へ
の電磁波の影響を少なくできるものである。
や軽量物の搬送用アクチュエータとして使用されるリニ
アモータ付ポテンショメータに関するものであり、特に
省電力化と微少移動調整の可能なリニアモータ付ポテン
ショメータを提供することを目的とするものである。 【構成】 スライダー20に中空の多層巻のコイル21
を装着するとともにこのコイル21に対向して磁石24
を配置するとともに、上記コイル21にヨーク26を挿
通したものであり、摺動するスライダー20側にはコイ
ル21が装着されているので軽量化が図れて、摺動のた
めの消費電力の低減が図れるとともに微少移動調整が容
易となり、さらに、ヨーク26によって磁気回路はクロ
ーズ回路を形成するので、磁気効率の向上と外部機器へ
の電磁波の影響を少なくできるものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は音響機器であるミキサー
の調整装置や軽量物の搬送用アクチュエータ等として使
用されるリニアモータ付ポテンショメータに関するもの
である。
の調整装置や軽量物の搬送用アクチュエータ等として使
用されるリニアモータ付ポテンショメータに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を図5〜図7により説明す
る。同図によると5は外装ケース7に固定された円形の
レール4,11に嵌合されるとともに、磁石6が固着さ
れたスライダーであり、3は鉄板1に多層巻され、サイ
ド板2,9のそれぞれに取付けられたコイルである。
る。同図によると5は外装ケース7に固定された円形の
レール4,11に嵌合されるとともに、磁石6が固着さ
れたスライダーであり、3は鉄板1に多層巻され、サイ
ド板2,9のそれぞれに取付けられたコイルである。
【0003】また、15はスライダー5の摺動接点取付
部であり、下部サイド板2aに装着されたポテンショメ
ータ素子16上を摺接する摺動接点17を装着してい
る。
部であり、下部サイド板2aに装着されたポテンショメ
ータ素子16上を摺接する摺動接点17を装着してい
る。
【0004】なお、図5,図6には特に図示していない
が、図7に示す制御・駆動回路を取付けることによって
リニアモータ付ポテンショメータとして構成されるもの
である。
が、図7に示す制御・駆動回路を取付けることによって
リニアモータ付ポテンショメータとして構成されるもの
である。
【0005】次に上記リニアモータ付ポテンショメータ
の動作について説明すると、コイル13に制御された電
圧を印加すると、コイル13の電磁力と磁石6により、
磁気誘導によりスライダー5が直線運動をする。
の動作について説明すると、コイル13に制御された電
圧を印加すると、コイル13の電磁力と磁石6により、
磁気誘導によりスライダー5が直線運動をする。
【0006】この運動に従い、ポテンショメータ素子1
6上を摺動接点17が摺接してポテンショメータの出力
電圧も運動量に応じて変化する。この値を制御回路内で
比較化しながら駆動回路を動作させることにより自在に
指定位置まで移動させ停止させるものである。
6上を摺動接点17が摺接してポテンショメータの出力
電圧も運動量に応じて変化する。この値を制御回路内で
比較化しながら駆動回路を動作させることにより自在に
指定位置まで移動させ停止させるものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成は以下のような課題を有するものであった。
来の構成は以下のような課題を有するものであった。
【0008】(1)コイル3はスライダー5の移動範囲
をカバーするため、コイル3の発熱量が多くなり、長時
間・連続通電による使用で温度上昇が大きくなり、使用
環境が限定される。
をカバーするため、コイル3の発熱量が多くなり、長時
間・連続通電による使用で温度上昇が大きくなり、使用
環境が限定される。
【0009】(2)スライダー5に磁石6を固着した構
成であるため、スライダー5の質量が重くなり、微少の
移動調整が困難である。
成であるため、スライダー5の質量が重くなり、微少の
移動調整が困難である。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のリニアモータ付
ポテンショメータは、上記課題を解決するために、スラ
イダーに多層巻のコイルを装着し、ケース側に磁石を装
着したものである。
ポテンショメータは、上記課題を解決するために、スラ
イダーに多層巻のコイルを装着し、ケース側に磁石を装
着したものである。
【0011】
【作用】本発明は上記のようにスライダーに多層巻のコ
イルを装着し、ケース側に磁石を装着したものであるた
め、従来技術と比較して、低発熱量となり使用環境範囲
が拡大する。また、スライダーは軽量化が図れるので、
微少な移動調整が可能となるものである。
イルを装着し、ケース側に磁石を装着したものであるた
め、従来技術と比較して、低発熱量となり使用環境範囲
が拡大する。また、スライダーは軽量化が図れるので、
微少な移動調整が可能となるものである。
【0012】
【実施例】本発明のリニアモータ付ポテンショメータの
一実施例を図1〜図4により説明する。同図によると、
20は4層〜6層の多層巻きの中空のコイル21を固着
したスライダーであり、棒状のレール22,23に嵌合
され、軽い推力で摺動可能なように支持されている。2
5は上記コイル21と対向する面にくし形の磁石24を
装着した鉄材系のヨークで、26は上記コイル21に挿
入された他の鉄系のヨークであり、両端に鉄系のサイド
ヨーク27,28をそれぞれ固着している。
一実施例を図1〜図4により説明する。同図によると、
20は4層〜6層の多層巻きの中空のコイル21を固着
したスライダーであり、棒状のレール22,23に嵌合
され、軽い推力で摺動可能なように支持されている。2
5は上記コイル21と対向する面にくし形の磁石24を
装着した鉄材系のヨークで、26は上記コイル21に挿
入された他の鉄系のヨークであり、両端に鉄系のサイド
ヨーク27,28をそれぞれ固着している。
【0013】29,30は樹脂系のサイド板であり、上
記レール22,23およびサイドヨーク27,28をそ
れぞれ保持している。31はポテンショメータ素子で複
数の端子32が固着されるとともに外装ケース33に装
着されている。
記レール22,23およびサイドヨーク27,28をそ
れぞれ保持している。31はポテンショメータ素子で複
数の端子32が固着されるとともに外装ケース33に装
着されている。
【0014】34はサーボ回路を各種電子部品を接続し
て形成したサーボ回路板であり、外装ケース36に装着
されている。
て形成したサーボ回路板であり、外装ケース36に装着
されている。
【0015】37は底ブタであり、上記外装ケース3
3,36に固着されている。なお、上記スライダー20
には上記ポテンショメータ素子31上を摺接する刷子3
8と一端が上記コイル21に接続され、他端が上記サー
ボ回路板34および上記端子32に接続されたフレキシ
ブル配線板39が設けられるとともに、このフレキシブ
ル配線板39を介して上記サーボ回路板34に電気的に
接続されたレバー40が装着されている。
3,36に固着されている。なお、上記スライダー20
には上記ポテンショメータ素子31上を摺接する刷子3
8と一端が上記コイル21に接続され、他端が上記サー
ボ回路板34および上記端子32に接続されたフレキシ
ブル配線板39が設けられるとともに、このフレキシブ
ル配線板39を介して上記サーボ回路板34に電気的に
接続されたレバー40が装着されている。
【0016】次に上記リニアモータ付ポテンショメータ
の動作について説明すると、まず、コイル21に電流を
流すと、フレミングの左手の法則により、スライダー2
0は推力を得て移動する。この移動位置をポテンショメ
ータ素子31からの出力として刷子38が取り出し、サ
ーボ回路板34に入力することによって、サーボ回路が
指定位置へスライダー20を制御するものである。
の動作について説明すると、まず、コイル21に電流を
流すと、フレミングの左手の法則により、スライダー2
0は推力を得て移動する。この移動位置をポテンショメ
ータ素子31からの出力として刷子38が取り出し、サ
ーボ回路板34に入力することによって、サーボ回路が
指定位置へスライダー20を制御するものである。
【0017】このサーボ回路を有するサーボ回路板34
は外部の電子機器(図示せず)より指定の電圧、電流、
指令信号を入力することにより以下の動作を行うもので
ある。
は外部の電子機器(図示せず)より指定の電圧、電流、
指令信号を入力することにより以下の動作を行うもので
ある。
【0018】(1)移動位置指令の上記信号によりスラ
イダー20を指令通りに移動し、停止させる。
イダー20を指令通りに移動し、停止させる。
【0019】この動作を図3により説明すると、まず外
部よりの移動位置指令の信号をサーボ回路が受けとる
と、比較回路で、移動方向と移動位置を比較し、その差
分のみ増幅回路を経由した信号で、駆動回路を駆動さ
せ、指定の位置へスライダー20を移動させるととも
に、指定位置との誤差をポテンショメータ素子31から
の出力の電圧値でチェックし、位置フィードバック信号
として比較回路に入力し、指定位置へスライダー20を
移動させる。
部よりの移動位置指令の信号をサーボ回路が受けとる
と、比較回路で、移動方向と移動位置を比較し、その差
分のみ増幅回路を経由した信号で、駆動回路を駆動さ
せ、指定の位置へスライダー20を移動させるととも
に、指定位置との誤差をポテンショメータ素子31から
の出力の電圧値でチェックし、位置フィードバック信号
として比較回路に入力し、指定位置へスライダー20を
移動させる。
【0020】(2)動作停止指令の信号を入力すること
でスライダー20の動作を停止させる。
でスライダー20の動作を停止させる。
【0021】(3)レバー40への指のタッチを感知し
た時、スライダー20を停止する。 (4)指をレバー40にタッチさせることを感知した
時、外部にタッチ信号を出力する。
た時、スライダー20を停止する。 (4)指をレバー40にタッチさせることを感知した
時、外部にタッチ信号を出力する。
【0022】(5)指をレバー40にタッチした状態
で、レバー40を移動させると、移動した位置を外部へ
出力する。
で、レバー40を移動させると、移動した位置を外部へ
出力する。
【0023】
【発明の効果】本発明は上記実施例に示したごとく、ス
ライダーに多層巻のコイルを装着したものであるため、
スライダーを移動させるための推力は従来のものより小
さくて良いので供給電力の省電力化が図れるとともにス
ライダーの軽量化が図れたので、微少移動調整も容易と
なるものである。
ライダーに多層巻のコイルを装着したものであるため、
スライダーを移動させるための推力は従来のものより小
さくて良いので供給電力の省電力化が図れるとともにス
ライダーの軽量化が図れたので、微少移動調整も容易と
なるものである。
【0024】また、更に上記実施例においては、スライ
ダーに装着したコイル内を挿通するヨークも設けたので
磁気回路はクローズ回路を形成することになり、磁気効
率の向上とともに、磁気もれの減少が図れて外部機器へ
の電磁波の影響を少なくできるものである。
ダーに装着したコイル内を挿通するヨークも設けたので
磁気回路はクローズ回路を形成することになり、磁気効
率の向上とともに、磁気もれの減少が図れて外部機器へ
の電磁波の影響を少なくできるものである。
【図1】本発明のリニアモータ付ポテンショメータの一
実施例の分解斜視図
実施例の分解斜視図
【図2】(a)同正面断面図 (b)同側断面図
【図3】同使用されるサーボ回路のブロック図
【図4】同斜視図
【図5】従来のリニアモータ付ポテンショメータ内部状
態を説明する斜視図
態を説明する斜視図
【図6】同側断面図
【図7】同使用されるサーボ回路のブロック図
20 スライダー 21 コイル 24 磁石 31 ポテンショメータ素子 34 制御回路板 38 刷子
Claims (2)
- 【請求項1】 摺動可能に支持されたスライダーと、こ
のスライダーに装着されたコイルと、このコイルに対向
して設けられた磁石と、上記スライダーに装着された刷
子と、この刷子が摺接されるポテンショメータ素子と、
このポテンショメータ素子の出力が入力される制御回路
とで構成されるリニアモータ付ポテンショメータ。 - 【請求項2】 スライダーに装着された中空の複数巻の
コイルと、このコイルに挿通されたヨークとで構成され
る請求項1記載のリニアモータ付ポテンショメータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10530793A JPH06318507A (ja) | 1993-05-06 | 1993-05-06 | リニアモータ付ポテンショメータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10530793A JPH06318507A (ja) | 1993-05-06 | 1993-05-06 | リニアモータ付ポテンショメータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06318507A true JPH06318507A (ja) | 1994-11-15 |
Family
ID=14404055
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10530793A Pending JPH06318507A (ja) | 1993-05-06 | 1993-05-06 | リニアモータ付ポテンショメータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06318507A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2549828A (en) * | 2016-04-28 | 2017-11-01 | Forward Electronics Co Ltd | Sliding vairable resistor |
-
1993
- 1993-05-06 JP JP10530793A patent/JPH06318507A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2549828A (en) * | 2016-04-28 | 2017-11-01 | Forward Electronics Co Ltd | Sliding vairable resistor |
GB2549828B (en) * | 2016-04-28 | 2021-09-22 | Forward Electronics Co Ltd | Sliding variable resistor |
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