JPH0631835A - 弛緩量を除去する装置を備えた製袋装置 - Google Patents
弛緩量を除去する装置を備えた製袋装置Info
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- JPH0631835A JPH0631835A JP4213240A JP21324092A JPH0631835A JP H0631835 A JPH0631835 A JP H0631835A JP 4213240 A JP4213240 A JP 4213240A JP 21324092 A JP21324092 A JP 21324092A JP H0631835 A JPH0631835 A JP H0631835A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 原反支持装置と間歇搬送される製袋装置との
間における袋素材帯の弛緩を除去するときにダンサロー
ラ群による袋素材帯の叩打がなく袋素材帯に過緊張を与
えずまたこれを煽り、不安定とせず安定した状態での搬
送を可能とする。 【構成】 連続送り出しロール11を備えた原反支持装
置10と間歇搬送ロール40を設けた製袋装置Bの間に
揺動棒20の中間点が水平な支軸21で機枠22に支持
してあり、この揺動棒20に支軸21を挾んで第1、第
2ダンサーロール群23、24が設けてあり、これらに
対応した第1、第2案内ロール群25、26を機枠に設
けた弛緩除去装置が装備してある。上記の揺動棒20を
袋素材帯Fの間歇搬送に伴い揺動させて、袋素材帯F衝
撃による過緊張と、煽りをしない搬送を可能とする。
間における袋素材帯の弛緩を除去するときにダンサロー
ラ群による袋素材帯の叩打がなく袋素材帯に過緊張を与
えずまたこれを煽り、不安定とせず安定した状態での搬
送を可能とする。 【構成】 連続送り出しロール11を備えた原反支持装
置10と間歇搬送ロール40を設けた製袋装置Bの間に
揺動棒20の中間点が水平な支軸21で機枠22に支持
してあり、この揺動棒20に支軸21を挾んで第1、第
2ダンサーロール群23、24が設けてあり、これらに
対応した第1、第2案内ロール群25、26を機枠に設
けた弛緩除去装置が装備してある。上記の揺動棒20を
袋素材帯Fの間歇搬送に伴い揺動させて、袋素材帯F衝
撃による過緊張と、煽りをしない搬送を可能とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、合成樹脂フイルム、
扁平チューブなどの袋素材帯を搬送する間歇搬送手段を
装備した製袋装置において、この製袋装置と、この上流
側の袋素材帯原反支持装置との間に設ける袋素材帯の弛
緩を除去する装置に関する。
扁平チューブなどの袋素材帯を搬送する間歇搬送手段を
装備した製袋装置において、この製袋装置と、この上流
側の袋素材帯原反支持装置との間に設ける袋素材帯の弛
緩を除去する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来公知の技術としては米国特許明細書
第2882956号及び実公昭46−9772号公報に
よって知られている。これら公知技術の袋素材帯の弛緩
を除去する装置の概要は、ロール状に巻かれて支持され
ている原反支持装置と、間歇搬送手段を備えた製袋装置
の間に一端が機枠に対し、水平軸周りに回動自在に揺動
棒が設けてあり、この揺動棒に数個のダンサーロールを
回転自在に備えており、機枠には位置固定の案内ロール
を装備し、前記ダンサロール群と、案内ロール群間に袋
素材帯をジッグザッグに掛合して構成している。而し
て、袋素材帯の間歇搬送手段によって一気に袋素材帯が
一袋寸法牽引されると、前記ジッグザッグな搬送路で構
成されている弛緩除去装置中の袋素材帯の弛緩量が少な
くなり、これに伴い前記揺動棒が上昇し、次の間歇搬送
手段の停止中に、原反支持装置より繰り出された袋素材
帯により前記揺動棒は自動又はばね力などにより下降す
る。
第2882956号及び実公昭46−9772号公報に
よって知られている。これら公知技術の袋素材帯の弛緩
を除去する装置の概要は、ロール状に巻かれて支持され
ている原反支持装置と、間歇搬送手段を備えた製袋装置
の間に一端が機枠に対し、水平軸周りに回動自在に揺動
棒が設けてあり、この揺動棒に数個のダンサーロールを
回転自在に備えており、機枠には位置固定の案内ロール
を装備し、前記ダンサロール群と、案内ロール群間に袋
素材帯をジッグザッグに掛合して構成している。而し
て、袋素材帯の間歇搬送手段によって一気に袋素材帯が
一袋寸法牽引されると、前記ジッグザッグな搬送路で構
成されている弛緩除去装置中の袋素材帯の弛緩量が少な
くなり、これに伴い前記揺動棒が上昇し、次の間歇搬送
手段の停止中に、原反支持装置より繰り出された袋素材
帯により前記揺動棒は自動又はばね力などにより下降す
る。
【0003】ところが前記揺動棒及び各ダンサーロール
は、間歇搬送手段の袋素材帯の牽引時の勢いで勢いよく
上昇し、その慣性で、更に袋素材帯から離れて不必要に
上昇し、落下乃至ばね力による復帰時に、各ダンサーロ
ールは激しく袋素材帯を叩打し、製袋装置側に連なる袋
素材帯に過緊張を与え、溶着不良を起こすおそれがあ
り、また、袋素材帯が非常に薄く軽量の場合はこれが左
右に揺れ、皺にしてしまうおそれがあった。
は、間歇搬送手段の袋素材帯の牽引時の勢いで勢いよく
上昇し、その慣性で、更に袋素材帯から離れて不必要に
上昇し、落下乃至ばね力による復帰時に、各ダンサーロ
ールは激しく袋素材帯を叩打し、製袋装置側に連なる袋
素材帯に過緊張を与え、溶着不良を起こすおそれがあ
り、また、袋素材帯が非常に薄く軽量の場合はこれが左
右に揺れ、皺にしてしまうおそれがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は前述の袋素
材帯の弛緩除去において、前記ダンサーロールの復帰速
度を滑らかにし、また袋素材帯に衝撃を与えず、製袋中
の袋素材帯に過緊張を与えず正確な溶着と正確な送りが
できるようにするためである。
材帯の弛緩除去において、前記ダンサーロールの復帰速
度を滑らかにし、また袋素材帯に衝撃を与えず、製袋中
の袋素材帯に過緊張を与えず正確な溶着と正確な送りが
できるようにするためである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、この発明は原反支持装置の可変速の一対挟持型送
り出し手段と製袋装置の一対挟持型の間歇搬送手段との
間に設けられる袋素材帯の弛緩量を除去する装置であっ
て、揺動する一対の揺動棒に回転自在に支持されたダン
サーロール群と、これに対応した機枠に支持された位置
固定の案内ロール群との間に、袋素材帯がジッグザッグ
に通す搬送路が設けてあり、袋素材帯の弛緩量に応じ
て、復帰手段により前記ダンサーロール群を備えた前記
揺動棒を移動させるものであり、前記弛緩量が少ない時
は前記一対挟持型送り出し手段の速度を前記間歇搬送手
段の平均搬送速度より速め、反対に弛緩量が多い時は前
記一対挟持型送り出し手段の速度を前記間歇搬送手段の
平均搬送速度より遅くする制御装置が設けてある前記弛
緩量を除去する装置を備えた製袋装置に於いて、前記一
対の揺動棒はその中間点が支軸によって機枠に回転自在
に支持してあり、この中間点より対称的に延びるそれぞ
れ揺動棒には、それぞれ数本のダンサーロール群が一組
づつ対称的に装備してあり、これら各ダンサーロール群
に対応して、前記機枠には数本づつの位置固定案内ロー
ル群が前記支軸の周りに回転対称的に二組設けて前記弛
緩量を除去する装置が構成してあることを特徴とする弛
緩量を除去する装置を備えた製袋装置とする。
めに、この発明は原反支持装置の可変速の一対挟持型送
り出し手段と製袋装置の一対挟持型の間歇搬送手段との
間に設けられる袋素材帯の弛緩量を除去する装置であっ
て、揺動する一対の揺動棒に回転自在に支持されたダン
サーロール群と、これに対応した機枠に支持された位置
固定の案内ロール群との間に、袋素材帯がジッグザッグ
に通す搬送路が設けてあり、袋素材帯の弛緩量に応じ
て、復帰手段により前記ダンサーロール群を備えた前記
揺動棒を移動させるものであり、前記弛緩量が少ない時
は前記一対挟持型送り出し手段の速度を前記間歇搬送手
段の平均搬送速度より速め、反対に弛緩量が多い時は前
記一対挟持型送り出し手段の速度を前記間歇搬送手段の
平均搬送速度より遅くする制御装置が設けてある前記弛
緩量を除去する装置を備えた製袋装置に於いて、前記一
対の揺動棒はその中間点が支軸によって機枠に回転自在
に支持してあり、この中間点より対称的に延びるそれぞ
れ揺動棒には、それぞれ数本のダンサーロール群が一組
づつ対称的に装備してあり、これら各ダンサーロール群
に対応して、前記機枠には数本づつの位置固定案内ロー
ル群が前記支軸の周りに回転対称的に二組設けて前記弛
緩量を除去する装置が構成してあることを特徴とする弛
緩量を除去する装置を備えた製袋装置とする。
【0006】
【作用】叙上のように構成しているこの発明において、
これを使用するにはロール状に巻かれた袋素材帯を原反
支持装置に供給し、これより連なる袋素材帯を連続回転
する一対挾持型搬送手段を通し、原反支持装置よりの位
置固定案内ロール群と揺動棒の支軸の一側にあるダンサ
ーロール間に前記袋素材帯をジッグザックに通し、次に
揺動棒の支軸の反対側に導いて、他のダンサロール群と
製袋装置側の位置固定案内群との間にジッグザッグに通
し、而して、製袋装置の間歇搬送手段に通す。
これを使用するにはロール状に巻かれた袋素材帯を原反
支持装置に供給し、これより連なる袋素材帯を連続回転
する一対挾持型搬送手段を通し、原反支持装置よりの位
置固定案内ロール群と揺動棒の支軸の一側にあるダンサ
ーロール間に前記袋素材帯をジッグザックに通し、次に
揺動棒の支軸の反対側に導いて、他のダンサロール群と
製袋装置側の位置固定案内群との間にジッグザッグに通
し、而して、製袋装置の間歇搬送手段に通す。
【0007】次に、原反支持装置側の前記搬送手段の回
転速度は、間歇搬送手段の平均搬送量よりもやゝ高速
と、やゝ遅く低速の二段若しくはこれらの間を無段変速
切換に調整し、運転する。先ず装置をスタートさせると
き、袋素材帯の前記ジッグザッグに形成されている部分
の寸法が最も大きく揺動棒は支軸を中心として、図1に
おいて反射時計方向に回転させて、袋素材帯の弛緩量が
最も多い状態とし、連続回転搬送手段の送り出し量は、
少ない側に切り換えられた状態とする。
転速度は、間歇搬送手段の平均搬送量よりもやゝ高速
と、やゝ遅く低速の二段若しくはこれらの間を無段変速
切換に調整し、運転する。先ず装置をスタートさせると
き、袋素材帯の前記ジッグザッグに形成されている部分
の寸法が最も大きく揺動棒は支軸を中心として、図1に
おいて反射時計方向に回転させて、袋素材帯の弛緩量が
最も多い状態とし、連続回転搬送手段の送り出し量は、
少ない側に切り換えられた状態とする。
【0008】而して、この装置全体を運転すると、間歇
搬送手段の毎運転時に、袋素材帯は製袋装置に急速に引
き込まれ、この牽引力により揺動杆は図1において時計
方向に回転し、製袋装置側の案内ロールと、揺動杆の一
側にあるダンサーロール群との袋素材帯の弛緩量は急に
減少する。
搬送手段の毎運転時に、袋素材帯は製袋装置に急速に引
き込まれ、この牽引力により揺動杆は図1において時計
方向に回転し、製袋装置側の案内ロールと、揺動杆の一
側にあるダンサーロール群との袋素材帯の弛緩量は急に
減少する。
【0009】しかし、支持軸を挾んでの反対側の揺動棒
上のダンサーロール群と、原反支持装置側の案内ロール
群との間の袋素材帯までは直には引き込まれず、揺動棒
の時計方向への回動に伴って、この原反支持装置側のジ
ッグザッグな袋素材帯は一時やゝ弛緩した状態で下方に
撓む。而して、毎間歇搬送の後半部分においてはこの部
分の弛緩袋素材帯も製袋装置側に牽引することによっ
て、緊張状態となる。
上のダンサーロール群と、原反支持装置側の案内ロール
群との間の袋素材帯までは直には引き込まれず、揺動棒
の時計方向への回動に伴って、この原反支持装置側のジ
ッグザッグな袋素材帯は一時やゝ弛緩した状態で下方に
撓む。而して、毎間歇搬送の後半部分においてはこの部
分の弛緩袋素材帯も製袋装置側に牽引することによっ
て、緊張状態となる。
【0010】間歇搬送手段が停止すると、揺動棒は復帰
手段の作用により元位置に復帰しようとするが、原反支
持装置側の袋素材帯は前記間歇搬送の後半でほゞ緊張状
態となっているから、この抵抗を受け連続回転搬送手段
の作動による原反の繰り出しに従い、前記間歇搬送手段
の停止期間を通じて、滑らかに復帰する。
手段の作用により元位置に復帰しようとするが、原反支
持装置側の袋素材帯は前記間歇搬送の後半でほゞ緊張状
態となっているから、この抵抗を受け連続回転搬送手段
の作動による原反の繰り出しに従い、前記間歇搬送手段
の停止期間を通じて、滑らかに復帰する。
【0011】
【実施例】今この発明を図示の代表的な実施例に基づい
て説明する。図において、10は原反支持装置であり、
ロール状に巻いてある袋素材帯Fを支持するためのもの
である11はこの直ぐ搬送側に設けた連続回転する一対
挾持型送り出し手段の一種である送り出しロールであ
る。
て説明する。図において、10は原反支持装置であり、
ロール状に巻いてある袋素材帯Fを支持するためのもの
である11はこの直ぐ搬送側に設けた連続回転する一対
挾持型送り出し手段の一種である送り出しロールであ
る。
【0012】この原反支持装置10と製袋装置Bの間に
は弛緩除去装置Aが設けてある。弛緩除去装置Aの構造
は、左右一対の揺動棒20の丁度中間点は水平な支軸2
1によって機枠22に回転自在に支持してあり、前記支
軸21を中心と第1のダンサーロール群23と、第2の
ダンサーロール群24とが対称的にそれぞれの両端が揺
動棒20に対して、回転自在に装備してあり、図示の例
においては、揺動杆20は縦方向を向いた状態に設けて
ある。従って、前記第1ダンサーロール群23は支軸2
1よりも下側に、また第2ダンサーロール群24は支軸
21よりも上側に位置している。
は弛緩除去装置Aが設けてある。弛緩除去装置Aの構造
は、左右一対の揺動棒20の丁度中間点は水平な支軸2
1によって機枠22に回転自在に支持してあり、前記支
軸21を中心と第1のダンサーロール群23と、第2の
ダンサーロール群24とが対称的にそれぞれの両端が揺
動棒20に対して、回転自在に装備してあり、図示の例
においては、揺動杆20は縦方向を向いた状態に設けて
ある。従って、前記第1ダンサーロール群23は支軸2
1よりも下側に、また第2ダンサーロール群24は支軸
21よりも上側に位置している。
【0013】前記第1ダンサーロール群23と対応し
て、原反支持装置側の機枠22一部には位置固定の第1
案内ロール群25がまた第2ダンサーロール群24と対
応して、製袋装置B側の機枠22の一部には位置固定の
第2案内ロール群26が設けてある。
て、原反支持装置側の機枠22一部には位置固定の第1
案内ロール群25がまた第2ダンサーロール群24と対
応して、製袋装置B側の機枠22の一部には位置固定の
第2案内ロール群26が設けてある。
【0014】前記第1ダンサーロール群23と第1案内
ロール群25との間には袋素材帯Fをジッグザッグに通
す、第1弛緩部27が形成してあり、第2ダンサーロー
ル群と第2案内ロール群26との間には同様に第2弛緩
部28が形成してある。前述の揺動棒は、前記二つの第
1、第2弛緩部28の弛緩量が多くなる方向に常に復帰
させる復帰手段たる引張ばね29によって牽引してあ
る。更に前記支軸21は一対の揺動棒20と固定してあ
り、支軸21の一端には扇形歯車30が固着してある。
前記扇形歯車30と噛合する機枠22に支持してあるピ
ニオン31と円周方向に若干角ルーズに同軸上に支持し
た制御盤32が、前記送り出し手段11の回転モータM
1の速度を可変するように設けてある。図においては、
ピニオン31にその軸を中心に弧状スリット33が設け
てあり、このスリット33中に挿入されたピン34が前
記制御盤32に植設してある。
ロール群25との間には袋素材帯Fをジッグザッグに通
す、第1弛緩部27が形成してあり、第2ダンサーロー
ル群と第2案内ロール群26との間には同様に第2弛緩
部28が形成してある。前述の揺動棒は、前記二つの第
1、第2弛緩部28の弛緩量が多くなる方向に常に復帰
させる復帰手段たる引張ばね29によって牽引してあ
る。更に前記支軸21は一対の揺動棒20と固定してあ
り、支軸21の一端には扇形歯車30が固着してある。
前記扇形歯車30と噛合する機枠22に支持してあるピ
ニオン31と円周方向に若干角ルーズに同軸上に支持し
た制御盤32が、前記送り出し手段11の回転モータM
1の速度を可変するように設けてある。図においては、
ピニオン31にその軸を中心に弧状スリット33が設け
てあり、このスリット33中に挿入されたピン34が前
記制御盤32に植設してある。
【0015】従って、ピニオン31が若干角回動したと
き、前記ピン34が弧状スリット33の中間位置にある
間はモータMの回転速度は変化せず、ピニオン31が回
動してピン34が弧状スリット33の端部に当たり、制
御盤32がその中心軸周りにピニオン31と共に回動す
ると、その回転角に対応してモータMの回転数が変わ
り、送り出し手段11の回転数が変化する。
き、前記ピン34が弧状スリット33の中間位置にある
間はモータMの回転速度は変化せず、ピニオン31が回
動してピン34が弧状スリット33の端部に当たり、制
御盤32がその中心軸周りにピニオン31と共に回動す
ると、その回転角に対応してモータMの回転数が変わ
り、送り出し手段11の回転数が変化する。
【0016】制御盤32は通常ポテンションメータに直
結してある。この制御盤32の最大角度変化の両極端位
置において、前記モータMを緊急停止したり、或いは若
干時間急速回転する安全装置を設ける場合もあり、この
安全装置のセンサ35、36としては、前記制御盤32
とは別個に機枠22の一部に設け、このセンサに作用さ
せる触角37を前記支軸21より半径方向に突出して設
けることもある。Bは製袋装置であり、40はその一対
挾持型の間歇搬送手段の一種である間歇搬送ロールであ
る。製袋装置Bの溶着及び切断などの加工手段は図示し
てない。
結してある。この制御盤32の最大角度変化の両極端位
置において、前記モータMを緊急停止したり、或いは若
干時間急速回転する安全装置を設ける場合もあり、この
安全装置のセンサ35、36としては、前記制御盤32
とは別個に機枠22の一部に設け、このセンサに作用さ
せる触角37を前記支軸21より半径方向に突出して設
けることもある。Bは製袋装置であり、40はその一対
挾持型の間歇搬送手段の一種である間歇搬送ロールであ
る。製袋装置Bの溶着及び切断などの加工手段は図示し
てない。
【0017】実施例の作用 前述のように構成するこの実施例において、先ず、原反
支持装置にロール状に巻いた袋素材帯Fを送り出しロー
ル11を通して、第1案内ロール群25の最も上流側の
ロール25aから第2ダンサーロール群23の最も外側
ダンサーロール23aより順次第1案内ロール群25と
第1ダンサーロール群23に袋素材帯Fをジッグザッグ
に通し、支軸21の近傍に設けた中間案内ロール23b
を経て、第2ダンサーロール群24の内最内側ダンサロ
ール24aより、第2案内ロール群26の最も上流側案
内ロール26aを経て、順次第2ダンサーロール群24
と第2案内ロール群26間に袋素材帯Fをジッグザッグ
に通し、最後に第2案内ロール群26のうちの最下流案
内ロール26bより、製袋装置Bの間歇搬送ロール40
に袋素材帯Fを通す。
支持装置にロール状に巻いた袋素材帯Fを送り出しロー
ル11を通して、第1案内ロール群25の最も上流側の
ロール25aから第2ダンサーロール群23の最も外側
ダンサーロール23aより順次第1案内ロール群25と
第1ダンサーロール群23に袋素材帯Fをジッグザッグ
に通し、支軸21の近傍に設けた中間案内ロール23b
を経て、第2ダンサーロール群24の内最内側ダンサロ
ール24aより、第2案内ロール群26の最も上流側案
内ロール26aを経て、順次第2ダンサーロール群24
と第2案内ロール群26間に袋素材帯Fをジッグザッグ
に通し、最後に第2案内ロール群26のうちの最下流案
内ロール26bより、製袋装置Bの間歇搬送ロール40
に袋素材帯Fを通す。
【0018】このようにすると、引張ばね29の引張力
により揺動杆20は図1において反時計に回動し、図1
の実線の状態となり、揺動杆20と一体の扇形歯車30
及びこれと噛合するピニオン34も共に回動し、ピン3
4も弧状長孔33の端末に押されて制御盤32を回動さ
せ、モータMの回転数は最も低速で回転する状態になっ
ている。この状態で、製袋装置Bを運転すると間歇搬送
ロール40は間歇駆動し、その駆動時毎に袋素材帯Fを
一袋寸法引き込む。これに伴い、先ず各間歇駆動の初期
において第2弛緩部28の袋素材帯Fに緊張力が生じ、
揺動杆20は若干時計方向に回動し、第2ダンサーロー
ル群24と第2案内ロール群26のジッグザッグになっ
ている袋素材帯Fは製袋装置Bに引き込まれる。第1弛
緩部27においても同時に第1ダンサーロール群23と
第1案内ロール群25の距離が接近し、この部分の袋素
材帯Fはジッグザッグに蛇行した状態のまま下方に撓ん
だ状態となるが、前述の第1ダンサーロール群23及び
第案内ロール群25の慣性及びこれらの軸受との個体摩
擦により、袋素材帯Fは直ちに第2弛緩部28側に引き
込まれない。
により揺動杆20は図1において反時計に回動し、図1
の実線の状態となり、揺動杆20と一体の扇形歯車30
及びこれと噛合するピニオン34も共に回動し、ピン3
4も弧状長孔33の端末に押されて制御盤32を回動さ
せ、モータMの回転数は最も低速で回転する状態になっ
ている。この状態で、製袋装置Bを運転すると間歇搬送
ロール40は間歇駆動し、その駆動時毎に袋素材帯Fを
一袋寸法引き込む。これに伴い、先ず各間歇駆動の初期
において第2弛緩部28の袋素材帯Fに緊張力が生じ、
揺動杆20は若干時計方向に回動し、第2ダンサーロー
ル群24と第2案内ロール群26のジッグザッグになっ
ている袋素材帯Fは製袋装置Bに引き込まれる。第1弛
緩部27においても同時に第1ダンサーロール群23と
第1案内ロール群25の距離が接近し、この部分の袋素
材帯Fはジッグザッグに蛇行した状態のまま下方に撓ん
だ状態となるが、前述の第1ダンサーロール群23及び
第案内ロール群25の慣性及びこれらの軸受との個体摩
擦により、袋素材帯Fは直ちに第2弛緩部28側に引き
込まれない。
【0019】しかし、各間歇運動終端近くになるに従い
第1弛緩部の袋素材帯Fも第2弛緩部側に引き込まれて
全体として、第1、第2弛緩部にわたり袋素材帯Fは平
均した緊張状態となる。このとき、ピニオン30の回転
角は弧状長孔33の範囲内であるため、モータMの回転
数の変更はない。間歇搬送ロール40の毎停止期間にな
ると製袋装置Bには全く袋素材帯Fは引き込まれず揺動
杆20は引張ばね力29の復元力によって再び反時計方
向に回転するが、第1、第2弛緩部17及び28の袋素
材帯Fはほゞ緊張状態であるからモータMの回転により
回転する送り出しロールの送り出し寸法に応じて次第に
第1、第2弛緩部17及び28の弛緩量は増加して、揺
動杆は反時計方向に回動する。
第1弛緩部の袋素材帯Fも第2弛緩部側に引き込まれて
全体として、第1、第2弛緩部にわたり袋素材帯Fは平
均した緊張状態となる。このとき、ピニオン30の回転
角は弧状長孔33の範囲内であるため、モータMの回転
数の変更はない。間歇搬送ロール40の毎停止期間にな
ると製袋装置Bには全く袋素材帯Fは引き込まれず揺動
杆20は引張ばね力29の復元力によって再び反時計方
向に回転するが、第1、第2弛緩部17及び28の袋素
材帯Fはほゞ緊張状態であるからモータMの回転により
回転する送り出しロールの送り出し寸法に応じて次第に
第1、第2弛緩部17及び28の弛緩量は増加して、揺
動杆は反時計方向に回動する。
【0020】このような状態を数回繰り返すうちに、第
1、第2弛緩量が次第に減少し、揺動杆20は図1にお
いて次第に起立状態となり、その揺動時毎にピニオンの
弧状長孔33の反対側の端でピン34を図1において反
時計方向に押し、制御盤32を反時計方向に回転し、こ
の回転角に応じてモータMは若干速い回転となり、送り
出しモータによる単位時間当たりの袋素材帯供給寸法を
長くする。このようにして、運転を更に継続するうち
に、間歇搬送ロール40の平均搬送寸法が送り出しロー
ル11の搬送寸法よりも多い場合には同様にして制御盤
31を反時計方向に更に回転させ、送り出しロールの回
転速度を高め、送り出しロール11と間歇搬送ロール4
0との搬送寸法がほゞ釣り合ったところで、運転が継続
され、この間に揺動杆20が鎖線方向に移動すれば送り
出しロール11はより高速に可変され、反対し実線方向
に揺動杆20が移動すれば送り出しロール11はより低
速に可変される。前記の運転中に何らかの外乱が生じ、
著しく弛緩量が減少したときは、一時的にモータMは高
速回転となる。また弛緩量が多く限界に達したときには
モータMは一時的に停止または極く低速とする。これら
は制御盤32の回動角をセンサによって検出して行う
か、前記センサ36、37によって検出して行う。
1、第2弛緩量が次第に減少し、揺動杆20は図1にお
いて次第に起立状態となり、その揺動時毎にピニオンの
弧状長孔33の反対側の端でピン34を図1において反
時計方向に押し、制御盤32を反時計方向に回転し、こ
の回転角に応じてモータMは若干速い回転となり、送り
出しモータによる単位時間当たりの袋素材帯供給寸法を
長くする。このようにして、運転を更に継続するうち
に、間歇搬送ロール40の平均搬送寸法が送り出しロー
ル11の搬送寸法よりも多い場合には同様にして制御盤
31を反時計方向に更に回転させ、送り出しロールの回
転速度を高め、送り出しロール11と間歇搬送ロール4
0との搬送寸法がほゞ釣り合ったところで、運転が継続
され、この間に揺動杆20が鎖線方向に移動すれば送り
出しロール11はより高速に可変され、反対し実線方向
に揺動杆20が移動すれば送り出しロール11はより低
速に可変される。前記の運転中に何らかの外乱が生じ、
著しく弛緩量が減少したときは、一時的にモータMは高
速回転となる。また弛緩量が多く限界に達したときには
モータMは一時的に停止または極く低速とする。これら
は制御盤32の回動角をセンサによって検出して行う
か、前記センサ36、37によって検出して行う。
【0021】
【発明の効果】叙上のように構成し作用を為すから間歇
搬送手段の毎作動時における袋素材帯の弛緩除去装置部
からの引込みは円滑となり、かつ前記間歇搬送手段の毎
停止時においても揺動棒は急速な復帰をせず滑らかに復
帰するため、各ダンサーロール群により弛緩部における
袋素材帯を激しく叩打することなく、製袋装置に連なる
袋素材帯に衝撃的緊張を与えず、また弛緩部の袋素材帯
を煽るようなこともなく、搬送でき、延いては製袋装置
において正確な溶着が可能となる。
搬送手段の毎作動時における袋素材帯の弛緩除去装置部
からの引込みは円滑となり、かつ前記間歇搬送手段の毎
停止時においても揺動棒は急速な復帰をせず滑らかに復
帰するため、各ダンサーロール群により弛緩部における
袋素材帯を激しく叩打することなく、製袋装置に連なる
袋素材帯に衝撃的緊張を与えず、また弛緩部の袋素材帯
を煽るようなこともなく、搬送でき、延いては製袋装置
において正確な溶着が可能となる。
【0022】実施例の効果 実施例の装置においては、揺動棒20がほゞ縦方向にな
るように配置し、第1弛緩部27と第2弛緩部28が上
下に重なるように設けたから装置の床面積も小さいし、
揺動棒20が第1、第2弛緩部27、28の袋素材帯F
が弛緩する方向に回動したときにも、それぞれの弛緩部
特に第1弛緩部27において、袋素材帯Fは、各第1ダ
ンサロール群23と第1案内ロール群25に掛合された
まま若干垂れた状態となるため、袋素材帯Fが空中を浮
遊せず、安定状態を保つ、前記ピニオン31と制御盤3
2との結合には若干角遊びが設けてあるから、毎間歇動
作による揺動棒20の揺動運動はほゞこの遊び角範囲と
なり、モータMが細かく速度変化されることなく、安定
した運転制御がされる。
るように配置し、第1弛緩部27と第2弛緩部28が上
下に重なるように設けたから装置の床面積も小さいし、
揺動棒20が第1、第2弛緩部27、28の袋素材帯F
が弛緩する方向に回動したときにも、それぞれの弛緩部
特に第1弛緩部27において、袋素材帯Fは、各第1ダ
ンサロール群23と第1案内ロール群25に掛合された
まま若干垂れた状態となるため、袋素材帯Fが空中を浮
遊せず、安定状態を保つ、前記ピニオン31と制御盤3
2との結合には若干角遊びが設けてあるから、毎間歇動
作による揺動棒20の揺動運動はほゞこの遊び角範囲と
なり、モータMが細かく速度変化されることなく、安定
した運転制御がされる。
【図1】この発明の側面図である。
10 原反支持装置 11 送り出し手段(送り出しロール) 20 揺動棒 21 支軸 22 機枠 23 第1案内ダンサロール群 24 第2案内ダンサロール群 25 第1案内ロール群 26 第2案内ロール群 27 第1弛緩部 28 第2弛緩部 29 引張ばね A 弛緩除去装置 B 袋素材帯 E 袋素材帯 M モータ 40 間歇搬送ロール
Claims (1)
- 【請求項1】原反支持装置の可変速の一対挟持型送り出
し手段と製袋装置の一対挟持型の間歇搬送手段との間に
設けられる袋素材帯の弛緩量を除去する装置であって、
揺動する一対の揺動棒に回転自在に支持されたダンサー
ロール群と、これに対応した機枠に支持された位置固定
の案内ロール群との間に、袋素材帯をジッグザッグに通
す搬送路が設けてあり、袋素材帯の弛緩量に応じて、復
帰手段により前記ダンサーロール群を備えた前記揺動棒
を移動させるものであり、前記弛緩量が少ない時は前記
一対挟持型送り出し手段の速度を前記間歇搬送手段の平
均搬送速度より速め、反対に弛緩量が多い時は前記一対
挟持型送り出し手段の速度を前記間歇搬送手段の平均搬
送速度より遅くする制御装置が設けてある前記弛緩量を
除去する装置を備えた製袋装置に於いて、 前記一対の揺動棒はその中間点が支軸によって機枠に回
転自在に支持してあり、この中間点より対称的に延びる
それぞれ揺動棒には、それぞれ数本のダンサーローラ群
が一組づつ対称的に装備してあり、これら各ダンサーロ
ール群に対応して、前記機枠には数本づつの位置固定案
内ロール群が前記支軸の周りに回転対称的に二組設けて
前記弛緩量を除去する装置が構成してあることを特徴と
する弛緩量を除去する装置を備えた製袋装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4213240A JPH0631835A (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | 弛緩量を除去する装置を備えた製袋装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4213240A JPH0631835A (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | 弛緩量を除去する装置を備えた製袋装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0631835A true JPH0631835A (ja) | 1994-02-08 |
Family
ID=16635844
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4213240A Pending JPH0631835A (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | 弛緩量を除去する装置を備えた製袋装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0631835A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002172716A (ja) * | 2000-12-06 | 2002-06-18 | Fujita Kikai:Kk | 製袋機における段差装置 |
JP2013028415A (ja) * | 2011-07-27 | 2013-02-07 | Seiko Epson Corp | 画像記録装置、画像記録方法 |
CN111924227A (zh) * | 2020-07-16 | 2020-11-13 | 太仓全众智能装备有限公司 | 一种贴带机的料带送料机构 |
-
1992
- 1992-07-20 JP JP4213240A patent/JPH0631835A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002172716A (ja) * | 2000-12-06 | 2002-06-18 | Fujita Kikai:Kk | 製袋機における段差装置 |
JP2013028415A (ja) * | 2011-07-27 | 2013-02-07 | Seiko Epson Corp | 画像記録装置、画像記録方法 |
CN111924227A (zh) * | 2020-07-16 | 2020-11-13 | 太仓全众智能装备有限公司 | 一种贴带机的料带送料机构 |
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