JPH06318350A - モータ制御装置 - Google Patents
モータ制御装置Info
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- JPH06318350A JPH06318350A JP5106759A JP10675993A JPH06318350A JP H06318350 A JPH06318350 A JP H06318350A JP 5106759 A JP5106759 A JP 5106759A JP 10675993 A JP10675993 A JP 10675993A JP H06318350 A JPH06318350 A JP H06318350A
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- JP
- Japan
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- signal
- motor
- speed
- switching
- input time
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 VTR等のテープに振動によって生じる再生
映像信号の時間軸変動を低減する。また、簡単な構成で
ドラムFG信号と再生水平同期信号の入力時刻計測を行
なう。 【構成】 位相制御系にゲイン変更手段23,24を設
け、再生水平同期信号から検出 される速度誤差にてド
ラムモータの速度制御を行なっているときは、ゲイン変
更手段により位相制御系のゲインを、ドラムFG信号か
ら検出される速度誤差にて速度制御を行っているときよ
り小さくする。また、ドラムFG信号と再生水平同期信
号とを切り換える切り換え部29,30を設け、その後
段に入力時刻を計測するカウンタ14を接続する。二つ
の信号をモードごとに切り換えることによって、一つの
カウンタで二つの信号の入力時刻を計測する。
映像信号の時間軸変動を低減する。また、簡単な構成で
ドラムFG信号と再生水平同期信号の入力時刻計測を行
なう。 【構成】 位相制御系にゲイン変更手段23,24を設
け、再生水平同期信号から検出 される速度誤差にてド
ラムモータの速度制御を行なっているときは、ゲイン変
更手段により位相制御系のゲインを、ドラムFG信号か
ら検出される速度誤差にて速度制御を行っているときよ
り小さくする。また、ドラムFG信号と再生水平同期信
号とを切り換える切り換え部29,30を設け、その後
段に入力時刻を計測するカウンタ14を接続する。二つ
の信号をモードごとに切り換えることによって、一つの
カウンタで二つの信号の入力時刻を計測する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録された情報信号を
再生するために記録媒体を走行駆動するモータの回転制
御するモータ制御装置に関する。
再生するために記録媒体を走行駆動するモータの回転制
御するモータ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】このようなモータ制御装置として代表的
なものにVTRのドラムサーボ系がある。一般に、信号
をアナログ記録するVTRのドラムサーボ系において
は、記録再生時ともドラムモータに取り付けられたFG
(Frequency Generator)により速度制御を行なう方法が
あり、さらに再生時に限り、再生映像信号の時間軸変動
を低減するために、再生情報信号中の周波数信号として
水平同期信号(以下、「HD信号」という)を用いてド
ラムモータの速度制御を行なう方法が知られている。
なものにVTRのドラムサーボ系がある。一般に、信号
をアナログ記録するVTRのドラムサーボ系において
は、記録再生時ともドラムモータに取り付けられたFG
(Frequency Generator)により速度制御を行なう方法が
あり、さらに再生時に限り、再生映像信号の時間軸変動
を低減するために、再生情報信号中の周波数信号として
水平同期信号(以下、「HD信号」という)を用いてド
ラムモータの速度制御を行なう方法が知られている。
【0003】図8は従来のVTRのドラムサーボ系の一
例を示すブロック回路図である。図8において、1はド
ラムモータ、2は映像ヘッド、3は磁気テープ、4はド
ラムモータ1の回転数に比例した周波数信号FGを作成
するFG部、5はドラムモータの回転位相を表わす信号
PGを作成するPG(Pulse Generator)部、6はFG信
号からドラムモータの速度誤差を検出する第一の速度誤
差検出部、7は基準位相信号とPG信号の位相差からド
ラムモータの位相誤差を検出する位相誤差検出部、8は
再生映像信号中に含まれるHD信号からドラムモータと
磁気テープとの相対速度誤差を検出する第二の速度誤差
検出部、9は第一の速度誤差検出部6と第二の速度誤差
検出部8の出力を切り換えて出力する切り換え部、10
は位相誤差検出部7と切り換え部9の出力を加算する加
算部、11は加算部10の出力に応じてモータを駆動す
るモータ駆動部、12はモータである。
例を示すブロック回路図である。図8において、1はド
ラムモータ、2は映像ヘッド、3は磁気テープ、4はド
ラムモータ1の回転数に比例した周波数信号FGを作成
するFG部、5はドラムモータの回転位相を表わす信号
PGを作成するPG(Pulse Generator)部、6はFG信
号からドラムモータの速度誤差を検出する第一の速度誤
差検出部、7は基準位相信号とPG信号の位相差からド
ラムモータの位相誤差を検出する位相誤差検出部、8は
再生映像信号中に含まれるHD信号からドラムモータと
磁気テープとの相対速度誤差を検出する第二の速度誤差
検出部、9は第一の速度誤差検出部6と第二の速度誤差
検出部8の出力を切り換えて出力する切り換え部、10
は位相誤差検出部7と切り換え部9の出力を加算する加
算部、11は加算部10の出力に応じてモータを駆動す
るモータ駆動部、12はモータである。
【0004】次に動作について説明する。ドラムモータ
1が回転すると、FG部4において、回転速度に比例し
た周波数のFG信号が一回転あたりn(nは正の数)パ
ルス発生する。第一の速度誤差検出部6においてFG信
号の周期が検出され、所定の周期からのずれに応じた信
号が速度誤差信号として出力される。また、PG部5に
おいて一回転につき1パルスのPG信号が発生する。
1が回転すると、FG部4において、回転速度に比例し
た周波数のFG信号が一回転あたりn(nは正の数)パ
ルス発生する。第一の速度誤差検出部6においてFG信
号の周期が検出され、所定の周期からのずれに応じた信
号が速度誤差信号として出力される。また、PG部5に
おいて一回転につき1パルスのPG信号が発生する。
【0005】記録時は、位相検出部7において、記録す
べき映像信号から抽出された垂直同期信号(以下、「V
D信号」という)を1/2分周して作られた基準位相信号
とPG信号との位相差に応じた信号が、位相誤差信号と
して出力される。切り換え部9は第一の速度誤差検出部
6側に切り換えられており、加算部10において、第一
の速度誤差検出部6の出力と位相誤差検出部7の出力が
加算される。モータ駆動部12は加算部10の出力に応
じてドラムモータ1を駆動する。このようにして、ドラ
ムモータ1が、記録すべき映像信号のVD信号に同期し
て一定速度で回転するように制御される。
べき映像信号から抽出された垂直同期信号(以下、「V
D信号」という)を1/2分周して作られた基準位相信号
とPG信号との位相差に応じた信号が、位相誤差信号と
して出力される。切り換え部9は第一の速度誤差検出部
6側に切り換えられており、加算部10において、第一
の速度誤差検出部6の出力と位相誤差検出部7の出力が
加算される。モータ駆動部12は加算部10の出力に応
じてドラムモータ1を駆動する。このようにして、ドラ
ムモータ1が、記録すべき映像信号のVD信号に同期し
て一定速度で回転するように制御される。
【0006】再生時は、まず、映像ヘッド2から再生さ
れる映像信号を復調し、同期分離を行なって時間軸変動
の情報を有するHD信号を抽出する。図では復調回路と
同期分離回路の図示を省略している。この抽出したHD
信号は第二の速度誤差検出部8に入力され、所定の周期
からのずれに応じた信号が速度誤差信号として出力され
る。また、位相誤差検出部7において、サーボ回路内部
で作成された基準位相信号とPGとのの位相差に応じた
信号が作成され、位相誤差信号として出力される。切り
換え部9は第二の速度誤差検出部8の側に切り換えられ
ており、加算部10において、第二の速度検出部8の出
力と位相誤差検出部7の出力が加算される。モータ駆動
部11は加算部10の出力に応じてドラムモータ1を制
御する。このようにしてドラムモータ1は、再生された
映像信号から抽出されたHD信号の周期が一定になるよ
うに制御される。
れる映像信号を復調し、同期分離を行なって時間軸変動
の情報を有するHD信号を抽出する。図では復調回路と
同期分離回路の図示を省略している。この抽出したHD
信号は第二の速度誤差検出部8に入力され、所定の周期
からのずれに応じた信号が速度誤差信号として出力され
る。また、位相誤差検出部7において、サーボ回路内部
で作成された基準位相信号とPGとのの位相差に応じた
信号が作成され、位相誤差信号として出力される。切り
換え部9は第二の速度誤差検出部8の側に切り換えられ
ており、加算部10において、第二の速度検出部8の出
力と位相誤差検出部7の出力が加算される。モータ駆動
部11は加算部10の出力に応じてドラムモータ1を制
御する。このようにしてドラムモータ1は、再生された
映像信号から抽出されたHD信号の周期が一定になるよ
うに制御される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のモータ制御装置
は以上のように構成されているので、再生時のようにH
D信号とドラムのPG信号でドラムモータを制御したと
きは、速度制御系はHD信号を一定にする働きをし、位
相制御系はドラムの回転位相を一定にする働きをする。
外乱トルクがモータに加わった場合、HD信号の時間軸
変動はモータの回転むらに依存する。このため速度制御
系と位相制御系は外乱トルクを打ち消すように働き、モ
ータの回転変動を抑圧してHD信号の時間軸変動を小さ
くする。これに対しテープ振動や記録ジッタ等によるH
D信号の時間軸変動は、ドラムモータの回転むらに依存
しない。このため、速度制御系はドラムモータを制御し
てテープ振動等による時間軸変動を相対的に打ち消すよ
うに働くのに対し、位相制御系は速度制御系の働きを妨
げる方向に働くので、テープ振動等による時間軸変動を
打ち消すことはできないという問題点があった。
は以上のように構成されているので、再生時のようにH
D信号とドラムのPG信号でドラムモータを制御したと
きは、速度制御系はHD信号を一定にする働きをし、位
相制御系はドラムの回転位相を一定にする働きをする。
外乱トルクがモータに加わった場合、HD信号の時間軸
変動はモータの回転むらに依存する。このため速度制御
系と位相制御系は外乱トルクを打ち消すように働き、モ
ータの回転変動を抑圧してHD信号の時間軸変動を小さ
くする。これに対しテープ振動や記録ジッタ等によるH
D信号の時間軸変動は、ドラムモータの回転むらに依存
しない。このため、速度制御系はドラムモータを制御し
てテープ振動等による時間軸変動を相対的に打ち消すよ
うに働くのに対し、位相制御系は速度制御系の働きを妨
げる方向に働くので、テープ振動等による時間軸変動を
打ち消すことはできないという問題点があった。
【0008】また、ディジタルサーボICやソフトウェ
アサーボマイコンを用いてドラムモータの速度誤差を検
出する場合、ドラムFG信号やHD信号の入力時刻を計
測するカウンタ等を必要とする。映像ヘッドとテープと
の相対速度は映像ヘッドの速度とほぼ等しいので、映像
ヘッドの速度変動すなわちドラムモータの回転むらはそ
のままHD信号の時間軸変動につながる。このためドラ
ムモータはキャプスタンモータに比べ高精度に制御され
る必要がある。量子化ノイズ等による回転むらの影響を
小さくするために、一般的にドラムモータの速度制御に
必要なFG信号とHD信号の入力時刻を計測するカウン
タのクロック周波数は、他の入力時刻を計測するカウン
タのクロック周波数に比べて数倍高く設定されている。
つまり一つのモータの速度制御を行うのに、FG信号用
とHD信号用に高クロック周波数のカウンタが二つ必要
であった。
アサーボマイコンを用いてドラムモータの速度誤差を検
出する場合、ドラムFG信号やHD信号の入力時刻を計
測するカウンタ等を必要とする。映像ヘッドとテープと
の相対速度は映像ヘッドの速度とほぼ等しいので、映像
ヘッドの速度変動すなわちドラムモータの回転むらはそ
のままHD信号の時間軸変動につながる。このためドラ
ムモータはキャプスタンモータに比べ高精度に制御され
る必要がある。量子化ノイズ等による回転むらの影響を
小さくするために、一般的にドラムモータの速度制御に
必要なFG信号とHD信号の入力時刻を計測するカウン
タのクロック周波数は、他の入力時刻を計測するカウン
タのクロック周波数に比べて数倍高く設定されている。
つまり一つのモータの速度制御を行うのに、FG信号用
とHD信号用に高クロック周波数のカウンタが二つ必要
であった。
【0009】本発明は上記のような問題を解決するため
に成されたもので、テープ振動等がある場合でも、速度
制御系の働きを妨げようとする位相制御系の働きを抑え
て、再生映像信号の時間軸変動が小さいモータ制御装置
を得ることを目的とする。
に成されたもので、テープ振動等がある場合でも、速度
制御系の働きを妨げようとする位相制御系の働きを抑え
て、再生映像信号の時間軸変動が小さいモータ制御装置
を得ることを目的とする。
【0010】また、従来の性能を損なうことなく一つの
クロックカウンタでFG信号とHD信号の入力時刻計測
を行なうことのできるモータ制御装置を得ることを目的
とする。
クロックカウンタでFG信号とHD信号の入力時刻計測
を行なうことのできるモータ制御装置を得ることを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第一の発明は、モータの回転速度に比例した周波数信
号の周期を検出する第一の速度誤差検出手段と、モータ
が回転することによって媒体に記録された情報信号を再
生して、その再生情報信号中に含まれる周波数信号の周
期を検出する第二の速度誤差検出手段と、モータの位相
を検出する位相誤差検出手段と、前記第一の速度誤差検
出手段の出力と前記第二の速度誤差検出手段の出力との
どちらか一方を選択して出力する切り換え手段と、前記
切り換え手段の出力と前記位相誤差検出手段の出力を加
算する加算手段と、前記切り換え手段の選択に応じて位
相制御系のゲインを変更するゲイン変更手段とを備えた
ものである。
に第一の発明は、モータの回転速度に比例した周波数信
号の周期を検出する第一の速度誤差検出手段と、モータ
が回転することによって媒体に記録された情報信号を再
生して、その再生情報信号中に含まれる周波数信号の周
期を検出する第二の速度誤差検出手段と、モータの位相
を検出する位相誤差検出手段と、前記第一の速度誤差検
出手段の出力と前記第二の速度誤差検出手段の出力との
どちらか一方を選択して出力する切り換え手段と、前記
切り換え手段の出力と前記位相誤差検出手段の出力を加
算する加算手段と、前記切り換え手段の選択に応じて位
相制御系のゲインを変更するゲイン変更手段とを備えた
ものである。
【0012】また上記目的を達成するために第二の発明
は、モータの回転速度に比例した周波数信号の周期を検
出する第一の速度誤差検出手段と、モータが回転するこ
とによって媒体に記録された情報信号を再生して、その
再生情報信号中に含まれる周波数信号の周期を検出する
第二の速度誤差検出手段と、モータの回転速度に比例し
た周波数信号と媒体に記録された再生情報信号中に含ま
れる周波数信号のどちらか一方を選択して出力する第一
の切り換え手段と、前記第一の切り換え手段の出力信号
の入力時刻を計測する第一の入力時刻計測手段とを備え
たものである。
は、モータの回転速度に比例した周波数信号の周期を検
出する第一の速度誤差検出手段と、モータが回転するこ
とによって媒体に記録された情報信号を再生して、その
再生情報信号中に含まれる周波数信号の周期を検出する
第二の速度誤差検出手段と、モータの回転速度に比例し
た周波数信号と媒体に記録された再生情報信号中に含ま
れる周波数信号のどちらか一方を選択して出力する第一
の切り換え手段と、前記第一の切り換え手段の出力信号
の入力時刻を計測する第一の入力時刻計測手段とを備え
たものである。
【0013】
【作用】第一の発明においては、再生情報信号中に含ま
れる周波数信号によってモータの速度制御を行なってい
るときは、ゲイン変更手段により位相制御系のゲイン
を、モータ回転速度に比例した周波数信号によってモー
タの速度制御を行っているときより小さくする。
れる周波数信号によってモータの速度制御を行なってい
るときは、ゲイン変更手段により位相制御系のゲイン
を、モータ回転速度に比例した周波数信号によってモー
タの速度制御を行っているときより小さくする。
【0014】また、第二の発明においては、第一の入力
時刻計測手段に、モータの回転速度に比例した周波数信
号の入力時刻が計測されているときは、第一の速度誤差
検出手段を用いて速度誤差を検出し、第一の入力時刻計
測手段に、再生情報信号中に含まれる周波数信号の入力
時刻が計測されているときは、第二の速度誤差検出手段
を用いて速度誤差を検出する。
時刻計測手段に、モータの回転速度に比例した周波数信
号の入力時刻が計測されているときは、第一の速度誤差
検出手段を用いて速度誤差を検出し、第一の入力時刻計
測手段に、再生情報信号中に含まれる周波数信号の入力
時刻が計測されているときは、第二の速度誤差検出手段
を用いて速度誤差を検出する。
【0015】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図に基づいて
説明する。なお、図8に示されている従来例と同様の構
成には同一の符号を付し、説明を省略する。また、以下
において、モータ制御装置としてVTRのドラムモータ
制御装置を、再生情報信号の周波数信号として再生映像
信号のHD信号を例に取り説明をする。
説明する。なお、図8に示されている従来例と同様の構
成には同一の符号を付し、説明を省略する。また、以下
において、モータ制御装置としてVTRのドラムモータ
制御装置を、再生情報信号の周波数信号として再生映像
信号のHD信号を例に取り説明をする。
【0016】第一の発明の実施例1.図1はこの実施例
1のモータ制御装置の構成を示すブロック回路図であ
り、制御装置としてマイクロコンピュータを用いてい
る。通常、マイクロコンピュータはドラムモータの制御
以外にキャプスタンモータやメカ動作の制御も行なう
が、ここではその説明を省略する。図1において、12
は加算部10の出力をマイクロコンピュータ外に出力す
るためのD/A変換部、13は切り換え信号を発生する
切り換え信号発生部、14は基準時刻を作成する基準カ
ウンタ、15はバスライン、16はFG信号の入力時刻
を保持する第一のラッチレジスタ、17はその保持され
た値により速度を演算する第一の速度演算部、18は第
一の速度系係数乗算部、19はHD信号の入力時刻を保
持する第二のラッチレジスタ、20は第二の速度演算
部、21は第二の速度系係数乗算部、22はPG信号の
入力時刻を保持する第三のラッチレジスタ、23はその
保持された値よりドラムモータの位相を演算する位相演
算部、24は位相系係数乗算部、25はマイクロコンピ
ュータである。
1のモータ制御装置の構成を示すブロック回路図であ
り、制御装置としてマイクロコンピュータを用いてい
る。通常、マイクロコンピュータはドラムモータの制御
以外にキャプスタンモータやメカ動作の制御も行なう
が、ここではその説明を省略する。図1において、12
は加算部10の出力をマイクロコンピュータ外に出力す
るためのD/A変換部、13は切り換え信号を発生する
切り換え信号発生部、14は基準時刻を作成する基準カ
ウンタ、15はバスライン、16はFG信号の入力時刻
を保持する第一のラッチレジスタ、17はその保持され
た値により速度を演算する第一の速度演算部、18は第
一の速度系係数乗算部、19はHD信号の入力時刻を保
持する第二のラッチレジスタ、20は第二の速度演算
部、21は第二の速度系係数乗算部、22はPG信号の
入力時刻を保持する第三のラッチレジスタ、23はその
保持された値よりドラムモータの位相を演算する位相演
算部、24は位相系係数乗算部、25はマイクロコンピ
ュータである。
【0017】一般に、マイクロコンピュータ25で構成
されたソフトウェアサーボ系の場合、各信号の入力時刻
を計測するためにマイクロコンピュータ内部に基準時刻
を作成する基準カウンタ14を設けている。そして入力
信号の有効エッジが検出されるごとに、基準カウンタ1
4の値を、バスライン15を通じて各信号に対応したラ
ッチレジスタに保持し、これを入力時刻としている。
されたソフトウェアサーボ系の場合、各信号の入力時刻
を計測するためにマイクロコンピュータ内部に基準時刻
を作成する基準カウンタ14を設けている。そして入力
信号の有効エッジが検出されるごとに、基準カウンタ1
4の値を、バスライン15を通じて各信号に対応したラ
ッチレジスタに保持し、これを入力時刻としている。
【0018】切り換え部9、加算部10、第一の速度演
算部17、第一の速度系係数乗算部18、第二の速度演
算部20、第二の速度系係数乗算部21、位相演算部2
3および位相系係数乗算部24はソフトウェアで構成さ
れている。マイクロコンピュータ25内で、FG信号の
有効エッジが検出されるとFG割り込みが、HD信号の
有効エッジが検出されるとHD割り込みが、PG信号の
有効エッジが検出されるとPG割り込みがそれぞれ発生
する。割り込み発生後の動作については、図2および図
3のフローチャートを用いて説明する。
算部17、第一の速度系係数乗算部18、第二の速度演
算部20、第二の速度系係数乗算部21、位相演算部2
3および位相系係数乗算部24はソフトウェアで構成さ
れている。マイクロコンピュータ25内で、FG信号の
有効エッジが検出されるとFG割り込みが、HD信号の
有効エッジが検出されるとHD割り込みが、PG信号の
有効エッジが検出されるとPG割り込みがそれぞれ発生
する。割り込み発生後の動作については、図2および図
3のフローチャートを用いて説明する。
【0019】FG割り込みが発生すると、ステップ10
0で第一のラッチレジスタ16に保持された入力時刻を
読み込み、ステップ101でその値と一つ前に読み込ま
れた入力時刻の差をとって速度値を演算する。ステップ
102では速度値に第一の速度系係数が乗じられてFG
信号の速度誤差が検出される。切り換え信号が「H」の
ときはHD信号を用いてドラムモータの制御が行われて
いるので、ステップ103から分岐してステップ106
に移る。FG信号でドラムモータの制御を行っていると
きはステップ104に移り、速度誤差と位相誤差を加算
部10にて加算し、その加算値をD/A変換部12から
出力する。そして、ステップ106で第一のラッチレジ
スタ16に保持された入力時刻を一つ前の入力時刻とし
て保持し、割り込み動作を終了する。
0で第一のラッチレジスタ16に保持された入力時刻を
読み込み、ステップ101でその値と一つ前に読み込ま
れた入力時刻の差をとって速度値を演算する。ステップ
102では速度値に第一の速度系係数が乗じられてFG
信号の速度誤差が検出される。切り換え信号が「H」の
ときはHD信号を用いてドラムモータの制御が行われて
いるので、ステップ103から分岐してステップ106
に移る。FG信号でドラムモータの制御を行っていると
きはステップ104に移り、速度誤差と位相誤差を加算
部10にて加算し、その加算値をD/A変換部12から
出力する。そして、ステップ106で第一のラッチレジ
スタ16に保持された入力時刻を一つ前の入力時刻とし
て保持し、割り込み動作を終了する。
【0020】次に、HD割り込みが発生すると、ステッ
プ110で第二のラッチレジスタ19に保持された入力
時刻を読み込み、ステップ111でその値と一つ前に読
み込まれた入力時刻の差をとって速度値を演算する。ス
テップ112では速度値に第二の速度系係数が乗じられ
てHD信号の速度誤差が検出される。切り換え信号が
「L」のときはFG信号を用いてドラムモータの制御が
行われているので、ステップ113から分岐してステッ
プ116に移る。HD信号でドラムモータの制御を行っ
ているときはステップ114に移り、速度誤差と位相誤
差を加算部10にて加算し、その加算値をD/A変換部
11にて出力する。そして、ステップ116で第二のラ
ッチレジスタ19に保持された入力時刻を一つ前の入力
時刻として保持し、割り込みを終了する。D/A出力さ
れた制御値はモータ駆動部12を介してドラムモータ1
を制御する。
プ110で第二のラッチレジスタ19に保持された入力
時刻を読み込み、ステップ111でその値と一つ前に読
み込まれた入力時刻の差をとって速度値を演算する。ス
テップ112では速度値に第二の速度系係数が乗じられ
てHD信号の速度誤差が検出される。切り換え信号が
「L」のときはFG信号を用いてドラムモータの制御が
行われているので、ステップ113から分岐してステッ
プ116に移る。HD信号でドラムモータの制御を行っ
ているときはステップ114に移り、速度誤差と位相誤
差を加算部10にて加算し、その加算値をD/A変換部
11にて出力する。そして、ステップ116で第二のラ
ッチレジスタ19に保持された入力時刻を一つ前の入力
時刻として保持し、割り込みを終了する。D/A出力さ
れた制御値はモータ駆動部12を介してドラムモータ1
を制御する。
【0021】次に、位相制御について説明する。PG割
り込みが発生すると、ステップ120で第三のラッチレ
ジスタの値を読み込み、ステップ121でその値と基準
位相との差をとって位相値を演算する。なお、記録時の
基準位相はVD信号を用い、再生時の基準位相は内部で
作成する30Hzの信号を用いるのが一般的であるが、
ここではその動作の説明は省略している。ステップ12
2で切り換え信号が「L」ならばステップ123に移
り、第一の位相系係数が乗じられて位相誤差が検出さ
れ、割り込みを終了する。ステップ122で切り換え信
号が「H」ならばステップ124で第二の位相系係数が
乗じられて位相誤差が検出され、割り込みを終了する。
り込みが発生すると、ステップ120で第三のラッチレ
ジスタの値を読み込み、ステップ121でその値と基準
位相との差をとって位相値を演算する。なお、記録時の
基準位相はVD信号を用い、再生時の基準位相は内部で
作成する30Hzの信号を用いるのが一般的であるが、
ここではその動作の説明は省略している。ステップ12
2で切り換え信号が「L」ならばステップ123に移
り、第一の位相系係数が乗じられて位相誤差が検出さ
れ、割り込みを終了する。ステップ122で切り換え信
号が「H」ならばステップ124で第二の位相系係数が
乗じられて位相誤差が検出され、割り込みを終了する。
【0022】この実施例1では、第二の位相系係数を第
一の位相系係数よりも小さく設定している。ドラムのF
G信号で速度制御を行なうときは、値の大きな第一の位
相系係数を乗じて位相誤差の検出を行い、HD信号で速
度制御を行なう場合は、値の小さな第二の位相系係数を
乗じて位相誤差を検出する構成にしている。このよう
に、HD信号でドラムモータを制御するときには、位相
制御系のゲインをFG信号を用いるときより小さくし、
位相制御系が速度制御系の働きを妨げようとする力を抑
えるようにしたので、再生画を安定にすることができ
る。
一の位相系係数よりも小さく設定している。ドラムのF
G信号で速度制御を行なうときは、値の大きな第一の位
相系係数を乗じて位相誤差の検出を行い、HD信号で速
度制御を行なう場合は、値の小さな第二の位相系係数を
乗じて位相誤差を検出する構成にしている。このよう
に、HD信号でドラムモータを制御するときには、位相
制御系のゲインをFG信号を用いるときより小さくし、
位相制御系が速度制御系の働きを妨げようとする力を抑
えるようにしたので、再生画を安定にすることができ
る。
【0023】第一の発明の実施例2.上記実施例では、
HD信号またはFG信号からモータの速度制御信号を検
出し、位相制御信号と加算してモータの制御を行なって
いる場合について説明したが、図4に示すようなHD信
号から検出される速度制御信号とFG信号から検出され
る速度制御信号とPG信号から検出される位相制御信号
の三つを加算してモータの制御を行なう方法もある。
HD信号またはFG信号からモータの速度制御信号を検
出し、位相制御信号と加算してモータの制御を行なって
いる場合について説明したが、図4に示すようなHD信
号から検出される速度制御信号とFG信号から検出され
る速度制御信号とPG信号から検出される位相制御信号
の三つを加算してモータの制御を行なう方法もある。
【0024】図4に示した実施例2の動作について説明
する。第二の速度誤差検出部8の後段に切り換え部26
を設け、記録モードは、切り換え部26を開いて第二の
速度誤差検出部8の出力を加算部10に加算しないよう
にし、再生モードは切り換え部26を閉じて第二の速度
検出部8の出力を加算部10で加算してドラムモータを
制御する。第二の速度検出部8の出力がHD信号の周期
を一定にする制御信号に対し、第一の速度誤差検出部6
と位相誤差検出部7の出力はモータの回転速度を一定に
する制御なので、テープ振動や記録ジッタによるHD信
号の時間軸変動に対しては、前述した理由によりお互い
に相反する働きをする。そこで、切り換え部26が閉じ
て第二の速度誤差検出部の出力が加算部10で加算され
てモータの制御を行なっているときには、第一の速度誤
差検出部6と位相誤差検出部7にゲイン変更手段を設
け、制御系のゲインを小さくするようにする。あるい
は、図には示していないが、第一の速度誤差検出部6の
出力と位相誤差検出部7の出力とを加算し、その後にゲ
イン変更手段を設け、ゲイン変更手段の出力と第二の速
度誤差検出部の出力とを加算してモータの制御を行うよ
うな構成として、ゲイン変更手段のゲインを小さくして
もよく、前述の実施例1と同様の効果が得られる。
する。第二の速度誤差検出部8の後段に切り換え部26
を設け、記録モードは、切り換え部26を開いて第二の
速度誤差検出部8の出力を加算部10に加算しないよう
にし、再生モードは切り換え部26を閉じて第二の速度
検出部8の出力を加算部10で加算してドラムモータを
制御する。第二の速度検出部8の出力がHD信号の周期
を一定にする制御信号に対し、第一の速度誤差検出部6
と位相誤差検出部7の出力はモータの回転速度を一定に
する制御なので、テープ振動や記録ジッタによるHD信
号の時間軸変動に対しては、前述した理由によりお互い
に相反する働きをする。そこで、切り換え部26が閉じ
て第二の速度誤差検出部の出力が加算部10で加算され
てモータの制御を行なっているときには、第一の速度誤
差検出部6と位相誤差検出部7にゲイン変更手段を設
け、制御系のゲインを小さくするようにする。あるい
は、図には示していないが、第一の速度誤差検出部6の
出力と位相誤差検出部7の出力とを加算し、その後にゲ
イン変更手段を設け、ゲイン変更手段の出力と第二の速
度誤差検出部の出力とを加算してモータの制御を行うよ
うな構成として、ゲイン変更手段のゲインを小さくして
もよく、前述の実施例1と同様の効果が得られる。
【0025】第一の発明の実施例3.なお、上記実施例
では、制御系のゲインを小さくする方法として比例係数
である速度系係数や位相系係数を小さくする構成につい
て示したが、低域フィルタ等を用いて制御系のゲインを
小さくしてもよく、同様の効果が得られる。
では、制御系のゲインを小さくする方法として比例係数
である速度系係数や位相系係数を小さくする構成につい
て示したが、低域フィルタ等を用いて制御系のゲインを
小さくしてもよく、同様の効果が得られる。
【0026】第一の発明の実施例4.また、上記実施例
では、磁気テープからの再生信号中に含まれる周波数信
号として、再生情報信号中のHD信号を用いたが、例え
ばディジタル記録方式VTR等のディジタルデータを記
録する磁気記録再生装置では、各データブロックのヘッ
ダー等により周波数信号を得ることも可能であり、ま
た、8mmVTRやDAT等のパイロット信号として単
一周波数信号を情報信号に重畳する磁気記録再生装置で
は、パイロット信号を利用してもよく、これらの方法に
よってモータ制御装置を構成しても同等の効果が得られ
る。
では、磁気テープからの再生信号中に含まれる周波数信
号として、再生情報信号中のHD信号を用いたが、例え
ばディジタル記録方式VTR等のディジタルデータを記
録する磁気記録再生装置では、各データブロックのヘッ
ダー等により周波数信号を得ることも可能であり、ま
た、8mmVTRやDAT等のパイロット信号として単
一周波数信号を情報信号に重畳する磁気記録再生装置で
は、パイロット信号を利用してもよく、これらの方法に
よってモータ制御装置を構成しても同等の効果が得られ
る。
【0027】第一の発明の実施例5.さらに、上記実施
例では、マイクロコンピュータを用いたソフトウェアサ
ーボを例にとって説明したが、ディジタルサーボやアナ
ログサーボ等の他のサーボ方式でもよく、実施例と同様
の効果が得られる。
例では、マイクロコンピュータを用いたソフトウェアサ
ーボを例にとって説明したが、ディジタルサーボやアナ
ログサーボ等の他のサーボ方式でもよく、実施例と同様
の効果が得られる。
【0028】第二の発明の実施例1.図5は第二の発明
の実施例1のモータ制御装置の構成を示すブロック回路
図である。図1に示した第一の発明の実施例1と同一の
構成部分については同一の符号を付して説明を省略す
る。図5において、9はHD信号から検出された速度誤
差とFG信号から検出された速度誤差とを切り換えて出
力する第一の切り換え部、13は第一の切り換え部9の
切り換え信号を発生する第一の切り換え信号発生部、2
7は入力時刻を保持する第四のラッチレジスタ、28は
第二の切り換え部、29はHD信号とFG信号とを切り
換えて出力する第三の切り換え部、30はFG信号とV
D信号とを切り換えて出力する第四の切り換え部、31
は第五の切り換え部、32は第六の切り換え部、33は
第二から第六までの切り換え部の切り換え信号を発生す
る第二の切り換え信号発生部である。
の実施例1のモータ制御装置の構成を示すブロック回路
図である。図1に示した第一の発明の実施例1と同一の
構成部分については同一の符号を付して説明を省略す
る。図5において、9はHD信号から検出された速度誤
差とFG信号から検出された速度誤差とを切り換えて出
力する第一の切り換え部、13は第一の切り換え部9の
切り換え信号を発生する第一の切り換え信号発生部、2
7は入力時刻を保持する第四のラッチレジスタ、28は
第二の切り換え部、29はHD信号とFG信号とを切り
換えて出力する第三の切り換え部、30はFG信号とV
D信号とを切り換えて出力する第四の切り換え部、31
は第五の切り換え部、32は第六の切り換え部、33は
第二から第六までの切り換え部の切り換え信号を発生す
る第二の切り換え信号発生部である。
【0029】第一の切り換え部9、加算部10、第一の
速度演算部17、第一の速度系係数乗算部18、第二の
速度演算部20、第二の速度系係数乗算部21、位相演
算部23、位相系係数乗算部24、第一の切り換え信号
発生部13、第二の切り換え部28、第三の切り換え部
29、第四の切り換え部30、第五の切り換え部31、
第六の切り換え部32および第二の切り換え信号発生部
33はソフトウェアで構成されている。第三の切り換え
部29はFG信号とHD信号を切り換えて出力し、第四
の切り換え部30はVD信号とFG信号を切り換えて出
力する。第二の切り換え信号発生部33は、記録モード
で「L」を、再生モードで「H」を出力し、第二,第五
および第六の切り換え部28,31,32に送られる。
また、この第二の切り換え信号はマイクロコンピュータ
の出力ポートによって第三の切り換え部29と第四の切
り換え部30にも送られる。
速度演算部17、第一の速度系係数乗算部18、第二の
速度演算部20、第二の速度系係数乗算部21、位相演
算部23、位相系係数乗算部24、第一の切り換え信号
発生部13、第二の切り換え部28、第三の切り換え部
29、第四の切り換え部30、第五の切り換え部31、
第六の切り換え部32および第二の切り換え信号発生部
33はソフトウェアで構成されている。第三の切り換え
部29はFG信号とHD信号を切り換えて出力し、第四
の切り換え部30はVD信号とFG信号を切り換えて出
力する。第二の切り換え信号発生部33は、記録モード
で「L」を、再生モードで「H」を出力し、第二,第五
および第六の切り換え部28,31,32に送られる。
また、この第二の切り換え信号はマイクロコンピュータ
の出力ポートによって第三の切り換え部29と第四の切
り換え部30にも送られる。
【0030】マイクロコンピュータ25内で、第三の切
り換え部29の出力信号の有効エッジが検出されると第
一の割り込みが、PG信号の有効エッジが検出されると
第三の割り込みが、第四の切り換え部30の出力信号の
有効エッジが検出されると第四の割り込みが発生し、そ
れぞれのラッチレジスタに入力時刻が保持される。第五
の切り換え部31は、第一のラッチレジスタ16に保持
された入力時刻を第一の速度演算部17あるいは第二の
速度演算部20へ切り換える。第六の切り換え部32も
同様に、VD第四のラッチレジスタ27に保持された入
力時刻を第二の切り換え部28あるいは第一の速度演算
部17へ切り換える。
り換え部29の出力信号の有効エッジが検出されると第
一の割り込みが、PG信号の有効エッジが検出されると
第三の割り込みが、第四の切り換え部30の出力信号の
有効エッジが検出されると第四の割り込みが発生し、そ
れぞれのラッチレジスタに入力時刻が保持される。第五
の切り換え部31は、第一のラッチレジスタ16に保持
された入力時刻を第一の速度演算部17あるいは第二の
速度演算部20へ切り換える。第六の切り換え部32も
同様に、VD第四のラッチレジスタ27に保持された入
力時刻を第二の切り換え部28あるいは第一の速度演算
部17へ切り換える。
【0031】すなわち、記録モードでは、第一のラッチ
レジスタ16にFG信号の入力時刻が保持されて第一の
速度演算部17にて速度値を演算し、第四のラッチレジ
スタ27にはVD信号の入力時刻が保持されて位相演算
の基準位相となる。
レジスタ16にFG信号の入力時刻が保持されて第一の
速度演算部17にて速度値を演算し、第四のラッチレジ
スタ27にはVD信号の入力時刻が保持されて位相演算
の基準位相となる。
【0032】再生モードでは、第一のラッチレジスタ1
6にHD信号の入力時刻が保持されて第二の速度演算部
20にて速度値を演算し、第四のラッチレジスタ27に
はFG信号が入力されて、第一の速度演算部17にて速
度値を演算する。信号割り込み発生後の動作について
は、図6および図7のフローチャートを用いて説明す
る。
6にHD信号の入力時刻が保持されて第二の速度演算部
20にて速度値を演算し、第四のラッチレジスタ27に
はFG信号が入力されて、第一の速度演算部17にて速
度値を演算する。信号割り込み発生後の動作について
は、図6および図7のフローチャートを用いて説明す
る。
【0033】第一の割り込みが発生すると、ステップ1
00にて第一のラッチレジスタ16の入力時刻を読み込
む。ステップ140で第二の切り換え信号が「L」なら
ばFG信号の入力時刻なのでステップ101へ、「H」
ならばHD信号の入力時刻なのでステップ111へ移
る。すなわちステップ140は第五の切り換え部31に
相当する。ステップ101からステップ106とステッ
プ111からステップ116の動作については第一の発
明の実施例1と同様であるので、説明を省略する。
00にて第一のラッチレジスタ16の入力時刻を読み込
む。ステップ140で第二の切り換え信号が「L」なら
ばFG信号の入力時刻なのでステップ101へ、「H」
ならばHD信号の入力時刻なのでステップ111へ移
る。すなわちステップ140は第五の切り換え部31に
相当する。ステップ101からステップ106とステッ
プ111からステップ116の動作については第一の発
明の実施例1と同様であるので、説明を省略する。
【0034】PG信号による第三の割り込みが発生する
と、ステップ120で第三のラッチレジスタ22の入力
時刻を読み込む。以下、ステップ124までは第一の発
明の実施例1と同様であるので説明を省略する。ステッ
プ125は第二の切り換え部28に相当する。記録モー
ドすなわち第二の切り換え信号が「L」ならば、ステッ
プ132にて位相演算部23の基準位相をVD信号の入
力時刻より作成する。再生モードすなわち第二の切り換
え信号が「H」ならばステップ126に移り、30Hz
の内部基準位相を作成する。
と、ステップ120で第三のラッチレジスタ22の入力
時刻を読み込む。以下、ステップ124までは第一の発
明の実施例1と同様であるので説明を省略する。ステッ
プ125は第二の切り換え部28に相当する。記録モー
ドすなわち第二の切り換え信号が「L」ならば、ステッ
プ132にて位相演算部23の基準位相をVD信号の入
力時刻より作成する。再生モードすなわち第二の切り換
え信号が「H」ならばステップ126に移り、30Hz
の内部基準位相を作成する。
【0035】第四の割り込みが発生すると、ステップ1
30で第四のラッチレジスタ25の入力時刻を読み込
む。ステップ131は第二の切り換え部28に相当し、
記録モードすなわち第二の切り換え信号が「L」ならば
VD信号になり、ステップ132にて基準位相を作成す
る。再生モードすなわち第二の切り換え信号が「H」な
らばステップ131から分岐してステップ101に移
り、第四のラッチレジスタ27に保持されたFG信号の
入力時刻にてドラムモータの速度誤差を演算する。
30で第四のラッチレジスタ25の入力時刻を読み込
む。ステップ131は第二の切り換え部28に相当し、
記録モードすなわち第二の切り換え信号が「L」ならば
VD信号になり、ステップ132にて基準位相を作成す
る。再生モードすなわち第二の切り換え信号が「H」な
らばステップ131から分岐してステップ101に移
り、第四のラッチレジスタ27に保持されたFG信号の
入力時刻にてドラムモータの速度誤差を演算する。
【0036】次に第一の切り換え部9の動作について説
明する。通常記録モードではFG信号によってドラムモ
ータの速度制御が行われているので、第一の切り換え信
号は「L」となり、第一の切り換え部9も第一の速度系
係数乗算部18側に閉じている。再生モードでは第三の
切り換え部29、第一のラッチレジスタ16、第五の切
り換え部31を通してHD信号の入力時刻が読み込ま
れ、第四の切り換え部30、第四のラッチレジスタ2
7、第六の切り換え部32を通してFG信号の入力時刻
が読み込まれる。
明する。通常記録モードではFG信号によってドラムモ
ータの速度制御が行われているので、第一の切り換え信
号は「L」となり、第一の切り換え部9も第一の速度系
係数乗算部18側に閉じている。再生モードでは第三の
切り換え部29、第一のラッチレジスタ16、第五の切
り換え部31を通してHD信号の入力時刻が読み込ま
れ、第四の切り換え部30、第四のラッチレジスタ2
7、第六の切り換え部32を通してFG信号の入力時刻
が読み込まれる。
【0037】例えば、停止状態から再生を始めた場合を
考える。このときは再生モードなのでマイクロコンピュ
ータは第二の切り換え信号を「H」にする。このときは
前述したように高クロック周波数である第一のラッチレ
ジスタ16にはHD信号の入力時刻が、第一のラッチレ
ジスタ16よりは低クロック周波数の第二のラッチレジ
スタ19にはFG信号の入力時刻が保持される。しか
し、ドラムモータ1とキャプスタンモータの位相同期が
安定するまでは映像信号そのものが得られないので、そ
れまでは第一の切り換え信号は「L」にしてFG信号に
てドラムモータを制御する。そして、ドラムモータとキ
ャプスタンモータの同期がとれて再生映像が得られたな
らば、第一の切り換え信号を「H」にしてHD信号にて
ドラムモータを制御する。また、再生された映像信号に
よっては記録状態が悪い等の理由からHD信号が良好に
抽出できない場合もある。このようなときは、映像信号
の再生状態をみて良好でないと判断したときに、第一の
切り換え信号を「L」にしてFG信号にてドラムモータ
を制御するようにすればよい。
考える。このときは再生モードなのでマイクロコンピュ
ータは第二の切り換え信号を「H」にする。このときは
前述したように高クロック周波数である第一のラッチレ
ジスタ16にはHD信号の入力時刻が、第一のラッチレ
ジスタ16よりは低クロック周波数の第二のラッチレジ
スタ19にはFG信号の入力時刻が保持される。しか
し、ドラムモータ1とキャプスタンモータの位相同期が
安定するまでは映像信号そのものが得られないので、そ
れまでは第一の切り換え信号は「L」にしてFG信号に
てドラムモータを制御する。そして、ドラムモータとキ
ャプスタンモータの同期がとれて再生映像が得られたな
らば、第一の切り換え信号を「H」にしてHD信号にて
ドラムモータを制御する。また、再生された映像信号に
よっては記録状態が悪い等の理由からHD信号が良好に
抽出できない場合もある。このようなときは、映像信号
の再生状態をみて良好でないと判断したときに、第一の
切り換え信号を「L」にしてFG信号にてドラムモータ
を制御するようにすればよい。
【0038】このように、第一の切り換え部9はモータ
の状態や映像信号の再生レベル等に応じ、HD信号から
の速度誤差とFG信号からの速度誤差とを切り換えてド
ラムモータ1をより良好に制御することができる。な
お、この場合、FG信号の入力時刻は低クロック周波数
で保持された値であるが、ドラムモータ1の立ち上がり
等の過渡応答についてはほとんど問題はない。また、H
D信号が良好に抽出できなくFG信号にてドラムの制御
が行なわれていても、低クロック周波数の量子化ノイズ
によるドラムの回転むら以上に再生映像信号の状態が悪
いので問題はない。
の状態や映像信号の再生レベル等に応じ、HD信号から
の速度誤差とFG信号からの速度誤差とを切り換えてド
ラムモータ1をより良好に制御することができる。な
お、この場合、FG信号の入力時刻は低クロック周波数
で保持された値であるが、ドラムモータ1の立ち上がり
等の過渡応答についてはほとんど問題はない。また、H
D信号が良好に抽出できなくFG信号にてドラムの制御
が行なわれていても、低クロック周波数の量子化ノイズ
によるドラムの回転むら以上に再生映像信号の状態が悪
いので問題はない。
【0039】以上のように、HD信号とFG信号を切り
換えて出力する切り換え部を設けたことによって、高ク
ロック周波数のラッチレジスタを一つにすることができ
る。
換えて出力する切り換え部を設けたことによって、高ク
ロック周波数のラッチレジスタを一つにすることができ
る。
【0040】第二の発明の実施例2.なお、上記実施例
では、入力時刻を計測する手段として基準カウンタと各
入力信号に対応したラッチレジスタによる構成について
示したが、基準カウンタとFIFO(First In First Ou
t)によるラッチレジスタや、各入力信号に対応したカウ
ンタ等でもよく、入力時刻を計測する構成を同様に簡素
化する効果が得られる。
では、入力時刻を計測する手段として基準カウンタと各
入力信号に対応したラッチレジスタによる構成について
示したが、基準カウンタとFIFO(First In First Ou
t)によるラッチレジスタや、各入力信号に対応したカウ
ンタ等でもよく、入力時刻を計測する構成を同様に簡素
化する効果が得られる。
【0041】第二の発明の実施例3.また、上記実施例
では、マイクロコンピュータの外部に切り換え部を設
け、内部の切り換え信号発生部にて切り換え信号を作成
し、その信号をマイクロコンピュータの外部に出力して
切り換え部を切り換える構成について説明したが、切り
換え部をマイクロプセッサの内部に設け、マイクロコン
ピュータに切り換えるべき信号を入力して内部の切り換
え部にて切り換える構成にしてもよく、上記実施例と同
様の効果が得られる。
では、マイクロコンピュータの外部に切り換え部を設
け、内部の切り換え信号発生部にて切り換え信号を作成
し、その信号をマイクロコンピュータの外部に出力して
切り換え部を切り換える構成について説明したが、切り
換え部をマイクロプセッサの内部に設け、マイクロコン
ピュータに切り換えるべき信号を入力して内部の切り換
え部にて切り換える構成にしてもよく、上記実施例と同
様の効果が得られる。
【0042】第二の発明の実施例4.また、上記実施例
では、磁気テープからの再生信号中に含まれる周波数信
号として、再生情報信号中のHD信号を用いたが、例え
ばディジタル記録方式VTR等のディジタルデータを記
録する磁気記録再生装置では、各データブロックのヘッ
ダー等により周波数信号を得ることも可能であり、ま
た、8mmVTRやDAT等のパイロット信号として単
一周波数信号を情報信号に重畳する磁気記録再生装置で
は、パイロット信号を利用してもよく、これらの方法に
よってモータ制御装置を構成しても同等の効果が得られ
る。
では、磁気テープからの再生信号中に含まれる周波数信
号として、再生情報信号中のHD信号を用いたが、例え
ばディジタル記録方式VTR等のディジタルデータを記
録する磁気記録再生装置では、各データブロックのヘッ
ダー等により周波数信号を得ることも可能であり、ま
た、8mmVTRやDAT等のパイロット信号として単
一周波数信号を情報信号に重畳する磁気記録再生装置で
は、パイロット信号を利用してもよく、これらの方法に
よってモータ制御装置を構成しても同等の効果が得られ
る。
【0043】第二の発明の実施例5.さらに、上記実施
例では、マイクロコンピュータを用いたソフトウェアサ
ーボを例にとって説明したが、ディジタルサーボやアナ
ログサーボ等の他のサーボ方式でもよく、実施例と同様
の効果が得られる。
例では、マイクロコンピュータを用いたソフトウェアサ
ーボを例にとって説明したが、ディジタルサーボやアナ
ログサーボ等の他のサーボ方式でもよく、実施例と同様
の効果が得られる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、第一の発明によれ
ば、再生情報信号中に含まれる周波数信号によってモー
タの速度制御を行なっているときは、ゲイン変更手段に
より位相制御系のゲインを、また、モータ回転速度に比
例した周波数信号によってモータの速度制御を行ってい
るときより小さくするようにしたので、速度制御系を妨
げる位相制御系の働きを小さくすることができる効果が
得られる。
ば、再生情報信号中に含まれる周波数信号によってモー
タの速度制御を行なっているときは、ゲイン変更手段に
より位相制御系のゲインを、また、モータ回転速度に比
例した周波数信号によってモータの速度制御を行ってい
るときより小さくするようにしたので、速度制御系を妨
げる位相制御系の働きを小さくすることができる効果が
得られる。
【0045】また、第二の発明によれば、記録モードの
ときには、切り換え手段を用いて第一入力計測手段にモ
ータの回転速度に比例した周波数信号の入力時刻を保持
するようにして、第一の速度誤差検出手段を用いて速度
誤差を検出し、再生モードのときには、切り換え手段を
用いて第一の入力時刻計測手段に再生情報信号中に含ま
れる周波数信号の入力時刻を保持するようにして、第二
の速度誤差検出手段を用いて速度誤差を検出するように
したので、従来それぞれの速度検出手段に必要であった
二つの高クロック周波数の入力時刻計測手段を一つにす
ることができる効果が得られる。
ときには、切り換え手段を用いて第一入力計測手段にモ
ータの回転速度に比例した周波数信号の入力時刻を保持
するようにして、第一の速度誤差検出手段を用いて速度
誤差を検出し、再生モードのときには、切り換え手段を
用いて第一の入力時刻計測手段に再生情報信号中に含ま
れる周波数信号の入力時刻を保持するようにして、第二
の速度誤差検出手段を用いて速度誤差を検出するように
したので、従来それぞれの速度検出手段に必要であった
二つの高クロック周波数の入力時刻計測手段を一つにす
ることができる効果が得られる。
【図1】第一の発明の実施例1の構成を示すブロック回
路図である
路図である
【図2】第一の発明の実施例1のフローチャートであ
る。
る。
【図3】第一の発明の実施例1のフローチャートであ
る。
る。
【図4】第一の発明の実施例2の構成を示すブロック回
路図である。
路図である。
【図5】第二の発明の実施例1の構成を示すブロック図
である
である
【図6】第二の発明の実施例1のフローチャートであ
る。
る。
【図7】第二の発明の実施例1のフローチャートであ
る。
る。
【図8】従来例の構成を示すブロック回路図である。
1 ドラムモータ 6 第一の速度誤差検出部 7 位相誤差検出部 8 第二の速度誤差検出部 9 第一の切り換え部 10 加算部 13 切り換え信号発生部 14 基準カウンタ 16 第一のラッチレジスタ 17 第一の速度演算部 18 第一の速度系係数乗算部 19 第二のラッチレジスタ 20 第二の速度演算部 21 第二の速度系係数乗算部 22 第三のラッチレジスタ 23 位相演算部 24 位相系係数乗算部 25 マイクロコンピュータ 26 切り換え部 27 第二のラッチレジスタ 28 第二の切り換え部 29 第三の切り換え部 30 第四の切り換え部 31 第五の切り換え部 32 第六の切り換え部 33 第二の切り換え信号発生部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年7月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、媒体に記録された情報
信号を再生するためのモータ制御装置に関する。
信号を再生するためのモータ制御装置に関する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】図8は従来のVTRのドラムサーボ系の一
例を示すブロック回路図である。図8において、1はド
ラムモータ、2は映像ヘッド、3は磁気テープ、4はド
ラムモータ1の回転数に比例した周波数信号FGを作成
するFG部、5はドラムモータの回転位相を表わす信号
PGを作成するPG(Pulse Generator)部、6はFG信
号からドラムモータの速度誤差を検出する第一の速度誤
差検出部、7は基準位相信号とPG信号の位相差からド
ラムモータの位相誤差を検出する位相誤差検出部、8は
再生映像信号中に含まれるHD信号からドラムモータと
磁気テープとの相対速度誤差を検出する第二の速度誤差
検出部、9は第一の速度誤差検出部6と第二の速度誤差
検出部8の出力を切り換えて出力する切り換え部、10
は位相誤差検出部7と切り換え部9の出力を加算する加
算部、11は加算部10の出力に応じてモータを駆動す
るモータ駆動部である。
例を示すブロック回路図である。図8において、1はド
ラムモータ、2は映像ヘッド、3は磁気テープ、4はド
ラムモータ1の回転数に比例した周波数信号FGを作成
するFG部、5はドラムモータの回転位相を表わす信号
PGを作成するPG(Pulse Generator)部、6はFG信
号からドラムモータの速度誤差を検出する第一の速度誤
差検出部、7は基準位相信号とPG信号の位相差からド
ラムモータの位相誤差を検出する位相誤差検出部、8は
再生映像信号中に含まれるHD信号からドラムモータと
磁気テープとの相対速度誤差を検出する第二の速度誤差
検出部、9は第一の速度誤差検出部6と第二の速度誤差
検出部8の出力を切り換えて出力する切り換え部、10
は位相誤差検出部7と切り換え部9の出力を加算する加
算部、11は加算部10の出力に応じてモータを駆動す
るモータ駆動部である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】再生時は、まず、映像ヘッド2から再生さ
れる映像信号を復調し、同期分離を行なって時間軸変動
の情報を有するHD信号を抽出する。図では復調回路と
同期分離回路の図示を省略している。この抽出したHD
信号は第二の速度誤差検出部8に入力され、所定の周期
からのずれに応じた信号が速度誤差信号として出力され
る。また、位相誤差検出部7において、サーボ回路内部
で作成された基準位相信号とPG信号との位相差に応じ
た信号が作成され、位相誤差信号として出力される。切
り換え部9は第二の速度誤差検出部8の側に切り換えら
れており、加算部10において、第二の速度誤差検出部
8の出力と位相誤差検出部7の出力が加算される。モー
タ駆動部11は加算部10の出力に応じてドラムモータ
1を制御する。このようにしてドラムモータ1は、再生
された映像信号から抽出されたHD信号の周期が一定に
なるように制御される。
れる映像信号を復調し、同期分離を行なって時間軸変動
の情報を有するHD信号を抽出する。図では復調回路と
同期分離回路の図示を省略している。この抽出したHD
信号は第二の速度誤差検出部8に入力され、所定の周期
からのずれに応じた信号が速度誤差信号として出力され
る。また、位相誤差検出部7において、サーボ回路内部
で作成された基準位相信号とPG信号との位相差に応じ
た信号が作成され、位相誤差信号として出力される。切
り換え部9は第二の速度誤差検出部8の側に切り換えら
れており、加算部10において、第二の速度誤差検出部
8の出力と位相誤差検出部7の出力が加算される。モー
タ駆動部11は加算部10の出力に応じてドラムモータ
1を制御する。このようにしてドラムモータ1は、再生
された映像信号から抽出されたHD信号の周期が一定に
なるように制御される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】第二の発明の実施例1.図5は第二の発明
の実施例1のモータ制御装置の構成を示すブロック回路
図である。図1に示した第一の発明の実施例1と同一の
構成部分については同一の符号を付して説明を省略す
る。図5において、9はHD信号から検出された速度誤
差とFG信号から検出された速度誤差とを切り換えて出
力する第一の切り換え部、13は第一の切り換え部9の
切り換え信号を発生する第一の切り換え信号発生部、2
7は入力時刻を保持する第一のラッチレジスタ16より
は低クロック周波数の第四のラッチレジスタ、28は第
二の切り換え部、29はHD信号とFG信号とを切り換
えて出力する第三の切り換え部、30はFG信号とVD
信号とを切り換えて出力する第四の切り換え部、31は
第五の切り換え部、32は第六の切り換え部、33は第
二から第六までの切り換え部の切り換え信号を発生する
第二の切り換え信号発生部である。
の実施例1のモータ制御装置の構成を示すブロック回路
図である。図1に示した第一の発明の実施例1と同一の
構成部分については同一の符号を付して説明を省略す
る。図5において、9はHD信号から検出された速度誤
差とFG信号から検出された速度誤差とを切り換えて出
力する第一の切り換え部、13は第一の切り換え部9の
切り換え信号を発生する第一の切り換え信号発生部、2
7は入力時刻を保持する第一のラッチレジスタ16より
は低クロック周波数の第四のラッチレジスタ、28は第
二の切り換え部、29はHD信号とFG信号とを切り換
えて出力する第三の切り換え部、30はFG信号とVD
信号とを切り換えて出力する第四の切り換え部、31は
第五の切り換え部、32は第六の切り換え部、33は第
二から第六までの切り換え部の切り換え信号を発生する
第二の切り換え信号発生部である。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】例えば、停止状態から再生を始めた場合を
考える。このときは再生モードなのでマイクロコンピュ
ータは第二の切り換え信号を「H」にする。このときは
前述したように高クロック周波数である第一のラッチレ
ジスタ16にはHD信号の入力時刻が、第一のラッチレ
ジスタ16よりは低クロック周波数の第四のラッチレジ
スタ27にはFG信号の入力時刻が保持される。しか
し、ドラムモータ1とキャプスタンモータの位相同期が
安定するまでは映像信号そのものが得られないので、そ
れまでは第一の切り換え信号は「L」にしてFG信号に
てドラムモータを制御する。そして、ドラムモータとキ
ャプスタンモータの同期がとれて再生映像が得られたな
らば、第一の切り換え信号を「H」にしてHD信号にて
ドラムモータを制御する。また、再生された映像信号に
よっては記録状態が悪い等の理由からHD信号が良好に
抽出できない場合もある。このようなときは、映像信号
の再生状態をみて良好でないと判断したときに、第一の
切り換え信号を「L」にしてFG信号にてドラムモータ
を制御するようにすればよい。
考える。このときは再生モードなのでマイクロコンピュ
ータは第二の切り換え信号を「H」にする。このときは
前述したように高クロック周波数である第一のラッチレ
ジスタ16にはHD信号の入力時刻が、第一のラッチレ
ジスタ16よりは低クロック周波数の第四のラッチレジ
スタ27にはFG信号の入力時刻が保持される。しか
し、ドラムモータ1とキャプスタンモータの位相同期が
安定するまでは映像信号そのものが得られないので、そ
れまでは第一の切り換え信号は「L」にしてFG信号に
てドラムモータを制御する。そして、ドラムモータとキ
ャプスタンモータの同期がとれて再生映像が得られたな
らば、第一の切り換え信号を「H」にしてHD信号にて
ドラムモータを制御する。また、再生された映像信号に
よっては記録状態が悪い等の理由からHD信号が良好に
抽出できない場合もある。このようなときは、映像信号
の再生状態をみて良好でないと判断したときに、第一の
切り換え信号を「L」にしてFG信号にてドラムモータ
を制御するようにすればよい。
Claims (4)
- 【請求項1】 モータの回転速度に比例した周波数信号
を検出する第一の速度誤差検出手段と、モータが回転す
ることによって媒体に記録された情報信号を再生して、
その再生情報信号中に含まれる周波数信号を検出する第
二の速度誤差検出手段と、モータの位相を検出する位相
誤差検出手段と、前記第一の速度誤差検出手段の出力と
前記第二速度誤差検出手段の出力とのどちらか一方を選
択して出力する切り換え手段と、前記切り換え手段の出
力と前記位相誤差検出手段の出力を加算する加算手段
と、前記切り換え手段の選択に応じて位相制御系のゲイ
ンを変更するゲイン変更手段とを設けたことを特徴とす
るモータ制御装置。 - 【請求項2】 再生情報信号中に含まれる周波数信号に
よってモータの速度制御を行なっているときは、ゲイン
変更手段により位相制御系のゲインを、モータ回転速度
に比例した周波数信号によってモータの速度制御を行っ
ているときより小さくすることを特徴とする請求項1記
載のモータ制御装置。 - 【請求項3】 モータの回転速度に比例した周波数信号
を検出する第一の速度誤差検出手段と、モータが回転す
ることによって媒体に記録された情報信号を再生して、
その再生情報信号中に含まれる周波数信号を検出する第
二の速度誤差検出手段とからなるモータ制御装置であっ
て、モータの回転速度に比例した周波数信号と媒体に記
録された再生情報信号中に含まれる周波数信号のどちら
か一方を選択して出力する第一の切り換え手段と、前記
第一の切り換え手段の出力信号の入力時刻を計測する第
一の入力時刻計測手段とを備え、第一の入力時刻計測手
段に、モータの回転速度に比例した周波数信号の入力時
刻が計測されているときは、前記第一の速度誤差検出手
段を用いて速度誤差を検出し、第一の入力時刻計測手段
に、再生情報信号中に含まれる周波数信号の入力時刻が
計測されているときは、前記第二の速度誤差検出手段を
用いて速度誤差を検出することを特徴とするモータ制御
装置。 - 【請求項4】 モータの回転速度に比例した周波数信号
と他の周波数信号のどちらか一方を選択して出力する第
二の切り換え手段と、前記第二の切り換え手段の出力信
号の入力時刻を計測する第二の入力時刻計測手段とを備
え、前記第二の入力時刻計測手段にモータの回転速度に
比例した周波数信号の入力時刻が計測されているとき
は、前記第一の速度誤差検出手段を用いて速度誤差を検
出することを特徴とする請求項3記載のモータ制御装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5106759A JPH06318350A (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | モータ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5106759A JPH06318350A (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | モータ制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06318350A true JPH06318350A (ja) | 1994-11-15 |
Family
ID=14441848
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5106759A Pending JPH06318350A (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | モータ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06318350A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7564205B2 (en) | 2005-07-27 | 2009-07-21 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Electronic device and image forming apparatus |
-
1993
- 1993-05-07 JP JP5106759A patent/JPH06318350A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7564205B2 (en) | 2005-07-27 | 2009-07-21 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Electronic device and image forming apparatus |
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