JPH06317445A - 1ピストン型流量計 - Google Patents

1ピストン型流量計

Info

Publication number
JPH06317445A
JPH06317445A JP13120293A JP13120293A JPH06317445A JP H06317445 A JPH06317445 A JP H06317445A JP 13120293 A JP13120293 A JP 13120293A JP 13120293 A JP13120293 A JP 13120293A JP H06317445 A JPH06317445 A JP H06317445A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
dead center
rotary valve
bottom dead
valve member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP13120293A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2800635B2 (ja
Inventor
Osamu Kikuchi
治 菊地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tatsuno Corp
Original Assignee
Tatsuno Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tatsuno Corp filed Critical Tatsuno Corp
Priority to JP13120293A priority Critical patent/JP2800635B2/ja
Publication of JPH06317445A publication Critical patent/JPH06317445A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2800635B2 publication Critical patent/JP2800635B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Volume Flow (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 1ピストン型流量計での流路切換えを瞬時に
行わせるようにすること。 【構成】 連杆20を介してピストン23と結合したロ
ータリーバルブ15の一端に磁性材よりなるブレード2
5を取付けて、ピストン23の上死点、下死点部分で、
ケーシング本体1に設けた一対の円弧状永久磁石の間に
このブレード25を位置させ、その際の磁力による吸引
により、ロータリーバルブ15を急速に回転させて、シ
リンダ3の上室6と下室4へ連通する流体の流路を瞬時
に切換えるようにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は1ピストン型流量計に関
し、より詳しくは、上死点、下死点での流路切換え機構
に特徴を有する1ピストン型流量計に関する。
【0002】
【従来の技術】1ピストン型の流量計では流量検出精度
を高める上から上死点及び下死点で瞬時に流路を切換え
る必要がある。本出願人は、すでにこのような問題に対
し、タンブラー機構を用いて流路を瞬間的に切換えるよ
うにした流量計を特開昭48−29469号公報におい
て提案している。
【0003】この装置は、ピストンとともに左右に回動
するレバー部材と流路切換え用のロータリーバルブをバ
ネによって接合するとともに、このロータリーバルブを
ピストンの上死点、下死点付近でのみ拘止を解いてレバ
ー部材に連動させるようにしたもので、レバー部材の先
端がピストンの上死点、下死点付近でロータリーバルブ
の回転中心を越えると、これに同期するようにロータリ
ーバルブの拘止を解き、これを瞬間的に反転させて流路
を切換えるようにしたものである。
【0004】しかしながら、このような機構では、レバ
ー部材を介してピストンに常時バネの付勢力が作用する
ため、特に、上死点、下死点付近で大きな抵抗を受ける
結果、流量の検出精度に悪影響を及ぼしかねないといっ
た点でさらに改良すべき余地を残している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
ピストンの動きに過大な抵抗を加えることなく、流路を
瞬時に切換えることのできる新たな1ピストン型流量計
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明はこの
ような課題を達成するための1ピストン型流量計とし
て、流路の一部を上室と下室に分割するピストンと、こ
のピストンと連動して流体の流入口及び流出口と上記上
室及び下室とを交互に切換え連通させる回転型バルブ部
材と、このバルブ部材の回転数を積算して流量を表示す
る表示器とを備えた1ピストン型流量計において、流量
計本体に、バルプ部材を囲繞するようにして一対の円弧
状磁気吸引手段を間隔をおいて対向配設する一方、バル
ブ部材に、ピストンの上死点及び下死点位置において流
路を切換える部分と、上死点及び下死点位置において磁
気吸引手段相互の間に位置する被磁気的吸引部材を配設
するようにして、ピストンの上死点及び下死点付近で作
用する磁気的吸引力により、回転型バルブ部材を強制的
に回転させて流路を瞬時に切換えるようにしたものであ
る。
【0007】
【実施例】そこで以下に本発明の実施例について説明す
る。図面はいずれも本発明の一実施例を示したものであ
る。
【0008】図において符号1で示した流量計のケーシ
ング本体には、その内部にシリンダ3とロータリーバル
ブ15の挿通孔8が直交するようにして設けられ、さら
に、このバルブ挿通孔8には、シリンダ3の下室4に達
する下室側流路5と、シリンダ3の上室6に達する上室
側流路7が連通し、また、これらの流路5、7の中間に
は流体の流入口9と流出口10が連通していて、後述す
るロータリーバルブ15によって流入口9から流入した
流体を交互にシリンダ3の下室4と上室6に導びた上、
流出口10から排出させるようにして、ピストン23の
1往復動毎に一定の流量を計量し得るように構成されて
いる。
【0009】一方、このロータリーバルブ15には、そ
の周面に、下室側流路5に連通する第1の溝16と、上
室側流路7に連通する第2の溝17がそれぞれ流入口9
と流出口10とを同時に連通させない角度をもって対向
して設けられ、ロータリーバルブ15の回転位置によ
り、一方の溝16または17が流入口9に連通している
時には、他方の溝17または16が流出口10に連通す
るようにして、シリンダ3の一方の室に流体を流入させ
るとともに他方の室から流体を排出させるように構成さ
れている。
【0010】このロータリーバルブ15には、その端面
の偏心位置に植設したクランクピン19に、ピストン2
3の往復動を回転運動として伝える連杆20が結合し、
この連杆20には、ピストンピン22と結合する部分に
長孔21が設けられていて、ピストン23の上死点及び
下死点付近でロータリーバルブ15を後述する強制切換
機構により角2δの範囲で瞬間的に回転させることがで
きるように構成されている。
【0011】図中符号24は前述した強制切換機構で、
ケーシング27内には、ロータリーバルブ15の軸18
に一体的に固定された強磁性材よりなるブレード25が
位置していて、永久磁石28、28と協働してロータリ
ーバルブ15に瞬間的な流路切換えのための回転運動を
行わせるように構成されている。
【0012】すなわち、このブレード25を覆うケーシ
ング27の内面には、図3に示したように、間隙29を
おいて一対の半円弧状をなす永久磁石28、28が互い
に対向するよう取付けられ、磁力が円内を横切るように
磁化されていて、ブレード25は、この間隙29の中央
の線lより角θ進んだ線mの位置でピストン23の上死
点、下死点となるように取付けられている。それゆえ
に、線lを越えたブレード25は、永久磁石28により
時計方向の回転力から反時計方向の回転力を受けるよう
になり、上述した連杆20とピストンピン22との結合
長孔21との遊び分だけ強制的に回動し、ロータリーバ
ルブ15を瞬時に切換えてピストン23の上死点、下死
点でのロックをなくすようにしている。
【0013】なお、図中符号30は、ロータリーバルブ
15の回転数をもとに流量を検出する検出ユニットで、
この検出ユニット30を構成する一対の磁気センサ3
2、32はプラスチックのケース31内に密封されてい
て、これらをロータリーバルブ15の端面に対向して配
設することにより、クランクピン19の先端に固定した
永久磁石片35を検出し、この検出信号を流量パルス発
信器33に伝えて表示器39により流量を表示するよう
に構成されている。
【0014】つぎにこのように構成された装置の動作を
図4によって説明する。いま、ロータリーバルブ15が
図4(a)に示した回転位置にあるとき、つまり、ロー
タリーバルブ15に設けた第1の溝16が流出口10に
連通し、第2の溝17が流入口9に連通しているような
回転位置にある場合、ピストン23は、シリンダ3の上
室6側に流入した流体により下室4内の流体を排出する
ように下降しつつ、連杆20を介してロータリーバルブ
15を図中矢印方向に回転させている。
【0015】このようにして、やがてピストン23が図
4(b)に示した下死点近くに達すると、ロータリーバ
ルブ15の一端に固定されたブレード25は、その先端
をケーシング27の内面に取付けた一対の永久磁石2
8、28の間に位置するようになる。
【0016】もとよりこのブレード25は、常に永久磁
石28、28の磁力線に平行になろうとする力、つま
り、時計方向への回転力を受けながら矢印方向へ回転し
ているから、いまこのブレード25が磁力線と直角な位
置、つまり、2つの永久磁石28、28の間に形成され
た間隙29の中央の線lを越えると、ブレード25は、
磁力により反時計方向への回転力を受けるようになる。
【0017】他方、ロータリーバルブ15と一体のこの
ブレート25は、ピストンピン22が嵌合する長孔21
を備えた連杆20を介してピストン23に結合している
ため、このブレード25は、ピストン23の制約を受け
ることなく、自己に作用する反時計方向の回動力により
ロータリーバルブ15とともに瞬時に長孔21による遊
び分だけ矢印方向に回転し、死点mを通過してそれまで
流出口10に連通させていた第1の溝16を流入口9に
臨ませる一方、流入口9に連通させていた第2の溝17
を流出口10に臨ませるように流路を切換え、ついで、
さきと逆にシリンダ3の下室4に流体を流入させ、ピス
トン23を上昇に転じさせて引続く流量検出の動作を行
わせる。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ケー
シング本体に、径方向に間隙が形成されるようにして一
対の円弧状磁気吸引手段を設ける一方、回転型のバルブ
部材には、ピストンの上死点及び下死点位置においてこ
れらの磁気吸引手段の間に位置するような被磁気的吸引
部材を設けるようにしたので、他の何らの補助的部材を
必要とすることなく、磁力による吸引力を利用して上死
点、下死点付近でバルブをタイミングよく切換えて、流
路の切換えを瞬時に行わせることができるとともに、こ
の種の運動変位機構の動作をより円滑になして、流量検
出を精度よく行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例をなす装置を断面で示した側
面図である。
【図2】同上装置を断面で示した上面図である。
【図3】磁力の作用を説明した図である。
【図4】(a)及至(c)は同上装置の動作を示した説
明図である。
【符号の説明】
3 シリンダ 5 下室側流路 7 上室側流路 9 流入口 10 流出口 15 ロータリーバルブ 20 連杆 21 長孔 23 ピストン 24 強制切換機構 25 磁性ブレード 28 円弧状永久磁石 29 間隙

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流路の一部を上室と下室に分割するピス
    トンと、該ピストンと連動して流体の流入口及び流出口
    と上記上室及び下室とを交互に切換え連通させる回転型
    バルブ部材と、該バルブ部材の回転数を積算して流量を
    表示する表示器とを備えた1ピストン型流量計におい
    て、該流量計本体に、上記バルプ部材を囲繞するように
    して一対の円弧状磁気吸引手段を間隔をおいて対向配設
    する一方、上記バルブ部材に、上記ピストンの上死点及
    び下死点位置において流路を切換える部分と、上記上死
    点及び下死点位置において上記磁気吸引手段相互の間に
    位置する被磁気的吸引部材とを配設した1ピストン型流
    量計。
JP13120293A 1993-05-07 1993-05-07 1ピストン型流量計 Expired - Fee Related JP2800635B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13120293A JP2800635B2 (ja) 1993-05-07 1993-05-07 1ピストン型流量計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13120293A JP2800635B2 (ja) 1993-05-07 1993-05-07 1ピストン型流量計

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06317445A true JPH06317445A (ja) 1994-11-15
JP2800635B2 JP2800635B2 (ja) 1998-09-21

Family

ID=15052432

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13120293A Expired - Fee Related JP2800635B2 (ja) 1993-05-07 1993-05-07 1ピストン型流量計

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2800635B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2800635B2 (ja) 1998-09-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5863187A (en) Two position rotary reciprocating pump with liquid displacement flow adjustment
JPH0277621A (ja) ガスメータ
US9540224B2 (en) Fluid meter with improved piston guidance
JPH06317445A (ja) 1ピストン型流量計
JP3211848B2 (ja) 1ピストン型流量計
US3442126A (en) Magnetic coupling
CA2656624C (en) Pump element and pump having such a pump element
KR100654788B1 (ko) 막식 가스 미터
EP0220636B1 (en) Fluid flow sensor
JPS62153713A (ja) ガスメ−タのガス流量検出構造
CN111839280B (zh) 排液阀和食物料理机
JPH0325136Y2 (ja)
JPH0613458Y2 (ja) ガスメータのガス流量検出装置
US4802362A (en) Fluid flow sensor
JPS587296Y2 (ja) 流量計
JPS6222814Y2 (ja)
JPH0136092Y2 (ja)
JPS587297Y2 (ja) 流量計
US7191646B1 (en) Positive displacement flow meter
JPH0613454Y2 (ja) ガスメータのガス流量検出装置
JPH0326418Y2 (ja)
JPS6255485A (ja) 磁気的に駆動されるシリンダポンプ
JPH0136093Y2 (ja)
JP7038625B2 (ja) 容積式流量検出器
JPH0326419Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19980609

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees