JPS587297Y2 - 流量計 - Google Patents

流量計

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Publication number
JPS587297Y2
JPS587297Y2 JP13493078U JP13493078U JPS587297Y2 JP S587297 Y2 JPS587297 Y2 JP S587297Y2 JP 13493078 U JP13493078 U JP 13493078U JP 13493078 U JP13493078 U JP 13493078U JP S587297 Y2 JPS587297 Y2 JP S587297Y2
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JP
Japan
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switching valve
fluid
valve body
piston
pistons
Prior art date
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Application number
JP13493078U
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English (en)
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JPS5551726U (ja
Inventor
秋山忠弘
西田裕
Original Assignee
トキコ株式会社
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Publication date
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Publication of JPS5551726U publication Critical patent/JPS5551726U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、例えば給油装置に用いられるピストン往復動
型の流量計に関するものである。
この種の流量計においては、その本体内に2個一対とな
った互いに連動するピストンを二対設けて該ピストンの
外方側にそれぞれ計量室を形成し、該各計量室を本体に
開口された流入口と流出口とに連通ずる流路をそれぞれ
独立して形成し、前記ピストンの往復動と連動する切換
弁により、前記流路のいずれか一方が流入口と連通した
とき他方が流出口と連通ずるようになっている。
そして、ポンプから圧送された流体の圧力により前記ピ
ストンが往復動されると共に、この往復動時に前記計量
室に流体が出入りし、該ピストンの往復動回数に応じた
所定量の流体が前記流出口より吐出されることとなる。
しかし、一般に切換弁と弁体との間は流量計を流れる被
測流体によって潤滑されるが、切換弁と弁体の摺動面が
なじんでくると、両摺動面はあたかも鏡面の如くなり、
切換弁と弁体とが密着してしまう。
このため、切換弁の摩擦抵抗が犬となり、流入口側と流
出口側とで圧力差が大きくなり、計量室からの洩れが生
じて流量計としての役目を果さなかったり、さらには低
速運転時における脈動が顕著になる欠点もあった。
本考案は以上の欠点を解消すべくなされたものであって
、以下に本考案を図示実施ψ1]につき説明する。
流量計本体1の一構成要素となるケーシング2は水平方
向放射状に4個のシリンダ3A。
3B、3C,3Dを有し、シリンダ3Aと3B。
3Cと3Dはそれぞれ直交する二本の直線の一方及び他
方を軸心としており、かつ各シリンダ3A〜3Dはケー
シング2の内方で互いに連通ずる一方、それぞれの外端
部はケーシング2外へ開口している。
また、ケーシング2は、シリンダ3A〜3Dの下方位置
においてそれぞれこれと平行に伸び、かつ内端部が下方
に開口し外端部が各シリンダ3A〜3Dと同一方向に開
口する流路4A。
4B、4C,4D(第1図、第2図には4Cおよび4D
は表われない。
)を有する。そして、ケーシング2と、シリンダ3A〜
3Dと流路4A〜4Dとを連通ずるように該ケーシング
2に気密に取り付けられた側蓋5A、5B、5C,5D
と、前記流路4A〜4Dの内端部開口を覆ってケーシン
グ2へ気密に取付けた下蓋6と、ケーシング2の上部に
気密に取付けた上蓋7とにより、本体1が大略構成され
ている。
前記各シリンダ3A〜3D内にはそれぞれピストンs
A t 8 B 、8 c 、8 Dが摺動自在に嵌合
され、ピストン8Aと8Bとはヨーク9Aにより、また
ピストン8Cと8Dとはヨーク9Bにより連結されてい
る。
すなわち、ピストン8Aと8Bとが互いに連動する一対
のピストンを構成し、ピストン8Cと8Dとが互いに連
動する他の一対のピストンを構成している。
これにより、ピストン8A〜8Dの内方側すなわちケー
シング2の中央空間部分に流体通過室10が形成され、
また各ピストン8A〜8Dの外方側にはそれぞれ計量室
11A、11B、I IC,11Dが形成されることと
なる。
上記流体通過室10は、ケーシング2の土壁に形成され
た開口12を介して上蓋7に形成された流出口13と連
通し、またケーシング2の下壁に形成された環状の開口
14を介して前記下蓋6内に連通している。
そして、下蓋6の底壁には流入口15が開口され、該下
蓋6内に配設された後述する切換弁16により、前記流
路4Aと4Bあるいは4Cと4Dのいずれか一方が該流
入口15と連通したとき他方が流体通過室10(開口1
4)と連通ずるようになっている。
17は、上蓋7とケーシング2に回転自在に軸支された
回転軸で、該回転軸17は直線状に形成されて流体通過
室10を上下に貫通している。
この回転軸17には流体通過室10内において偏心カム
18が一体化され、該偏心カム18に、ピン19A、1
9B、19C,19Dによりピストン8A〜8Dに回転
自在に保持されたローラ20A。
20B、20C,20Dがそれぞれ当接している。
従って、ピストン8A〜8Dの往復運動が、偏心カム1
8により回転軸17の回転運動に変換されることとなり
、その回転数は、上蓋7を貫通して本体1外へ突出した
回転軸1Tの上端部17aより継手21を介して流量表
示計(図示路)に入力されるようになっている。
すなわち、回転軸1Tの上端部17aがその回転数の取
出部となっている0 また、回転軸17の下端部17bには、下蓋6内におい
て前記切換弁16が一体化さ4tて、該両者11と16
とが連動するようになっている。
この切換弁16は流路4A、4B、4C,4Dを収束さ
せた部分に設けた弁体22に当接し、この弁体22に対
して滑らかに摺動する。
弁体22には第5図に示すように流路4A、4B、4C
,4Dに連通する孔22A、22B、22C,22Dが
設けられている。
切換弁16は第3図、第4図に示すように内部に空洞1
6Aが設けられ、この空$1116Aに流路4・・・の
−、例えば、流路4Aが連通し、対となる流路4Bは切
換口16Bによって流出口15に連通ずる。
この状態では他の対となる流路4C。4Dは弁体16の
シール部16C,16Dによって閉塞される構造となっ
ている。
そして、流出口15側と空洞16A内とは弁体16の外
周部分16Eと切換口16Bの周縁16Fでシールされ
る。
さらに、切換弁16には本考案の要部となる切欠部16
Gが切換弁16の弁体22に対する摺動端面16Hに設
けられている。
該切欠部16Gは第3図イ、口に示すように三角錐状に
形成してあり、該切欠部16Gは切換口16Bの両側に
摺動端面16Hが存在するが、切換弁16の回転方向に
応じて、例えば弁体16が時計方向に回転する場合には
第3図イ、口の通り上方の摺動端面i6Hに設けられる
なお、この切欠部16Gは切換口16Bの両側に設けて
もよいことは勿論であり、また、切欠部16Gの形状も
実施例のものに限定されるものではなく、例えば摺動端
面16Hの全域に面取りを施すようにテーパをつけても
よく、要は弁体22を摺動端面16Hが摺動したとき弁
体22に付着している被6111流体をかき取ってしま
うことがないような形状とすればよい。
次に、本実施例においてはピストン4Aのストロークを
微調整して回転軸17の1回転あたりの計測流量の微調
整を行うため、ピストン4Aの計量室11Aに臨んだ面
には凹所23が形成され、該凹所23内には、有底筒状
のビストス24がその開口部側より摺動自在に挿入され
、該ピストン24は凹所23内に介装したばね25によ
り計量室11A側へ向けて附勢されている。
このピストン24の延長上において、側蓋5Aに形成さ
れたねじ孔26にロッド21が螺合され、該ロッド27
はその先端部27aが計量室11A内に突出する一方、
該ロッド27の基端部27bは本体1外へ突出してここ
にハンドル28が一体化されている。
従って、ハンドル28を正逆回転させることにより計量
室11A内へのロッド27の突出量が微調整可能となり
、適宜の突出量を得たらこの位置でハンドル28を固定
すればよい。
このため、側蓋5Aの外面には、ハンドル27と同上・
田土に多数の凹所29,29・・・が開口され、ハンド
ル27より伸びるロックピン30をこの位置で対応する
上記凹所29内に差し込めばハンドル27が固定される
こととなる。
なお、ここで、ピストン4Aのストロークを若干変化さ
せて計測流量を微調整する必要があるので、ピストン8
A、8Bと偏心カム18との間に間隙(若干の遊び)を
与えるため、実施例では前記ピン19A、19Bとロー
ラ20A、20Bとは若干のガタつきを有してこの両者
19A、19Bと2OA、20Bとがピストン8A、8
Bの変位方向に若干相対変位可能となっている。
以上のような構成の流量計の作動について第1図により
説明するが、対となるピストン8Aと8B及び他の対と
なるピストン8Cと8Dとの作動は同様にして行われる
ので、ピストン8Aと8Bの動作の関連についてのみ説
明することとする。
なお、流量計は、例えばその流入口15をポンプの吐出
口(図示略)に合致させて該ポンプ上に載置して使用さ
れる。
第1図の状態において、ポンプからの圧力流体は、実線
矢印で示すように流入口15、下蓋6内、流路4Bを経
て計量室11B内に入る。
このとき、計量室11Aは流出口13と連通しているの
で、圧力差によりピストン8A、8Bは図中左方動し、
計量室11A内の流体が、破線矢印で示すように流路4
A、弁体の孔22A1切換弁16の空洞16A内、開口
14、流体通過室10、開口12を経て流出口13より
外部へ排出される。
このピストン8A、8Bの左方動により偏心カム18を
介して、回転軸17すなわち切換弁16が回転せられ、
上記の場合とは逆に流路4Aが流入口15にまた流路4
Bが流体通過室10に連通してピストン8A、8Bが右
方動し、計量室11A内に流体が流入すると共に計量室
11B内の流体が外部に排出される。
以後は同様の作動を繰り返すこととなるが、ピストン8
Aと8Bとがストローク端に位置したときには、ピスト
ン8Cと8Dとはストローク端に位置しないような関係
、すなわちポンプ作動中は回転軸17を常に回転させる
力が働くようになっている。
そして、ピストン8A〜8Dのストロークは外部から例
等の作用を加えないときは一定なので、計量室11A〜
11Dからは一定量の流体が排出され、この排出された
液体の量に比例して回転軸17が回転するので、これに
応じた流量が流量表示計に表示されることとなる。
ここで、流量計が計測を続けていると、弁体22と切換
弁16の摺動面が次第になじんでき、かつ、弁体22に
付着した被測流体は切換弁16の摺動端面16Hによっ
てかき取られてしまい、弁体22と切換弁16との間に
潤滑剤としての被測流体が存在しなくなるが、本考案に
おいては摺動端面16Hに設けられた切欠部16Gによ
って弁体22に付着した被測流体の液膜が除去されず、
弁体22と切換弁16との間に被測流体が供給されるの
で弁体22と切換弁16が密着する不具合を生じない。
なお、以上実施例について説明したが、流体の流れを逆
に、すなわち流出口13を流入口としまた流入口15を
流出口としてもよい。
また、流量計内に流体通過室10を設けるものとして述
べたが、この流体通過室10を設けることなく、ケーシ
ング2外部に流路4・・・、切換弁16等を設けてもよ
いものである。
本考案は以上説明したように切換弁と弁体との摺動部分
に被測流体の液膜が常に存在するように切欠部を形成し
たので、下記各項の効果を奏する。
■ 切換弁の切換えがスムーズに行ない得るので、流量
計の流入口側と流出口側とで犬なる圧力損失が生じず、
常に良好な計測精度を維持できる。
■ 0項と関連して、特に低速運転時において流体に脈
動が生じず、流量計からの出力が安定する。
■ 弁体と切換弁との間に常に潤滑流体が存在するので
、摺動面にカジリ現象や摩耗が発生しにくく、耐久性が
増す。
■ 特にガソリン等の低粘度の流体を被測流体として用
いる場合には弁体と切換弁との間で油膜が切れやすいの
で、特に有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す縦断面図、第2図は第
1図1l−11i断面図、第3図イは切換弁の平面図、
第3図口は第3図イのI−1方向矢祝断面図、第4図は
切換弁の縦断面図、第5図は弁体の底面図である。 1・・・本体、4A、4B、4C24D・・・流路、8
A、8B 、8c 、8D−・・ピストン、10−・・
流体通過室、11A、11B、11C,11D・・・計
量室、13・・・流出口、 16G・・・切欠部。 15・・・流入口、 16・・・切換弁、

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 本体内に互いに対となって連動するピストンを設け、該
    ピストンの外方側にそれぞれ計量室を形成し、それぞれ
    の計量室には弁体と切換弁とからなる切換弁機構を介し
    て該計量室を流体の流出口または流入口に選択的に連通
    させる流路を設け、前記切換弁機構を前記ピストンに連
    動させた流量計において、前記切換弁の弁体に対する摺
    動端面に切欠部を形成したことを特徴とする流量計。
JP13493078U 1978-09-30 1978-09-30 流量計 Expired JPS587297Y2 (ja)

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JP13493078U JPS587297Y2 (ja) 1978-09-30 1978-09-30 流量計

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JPS5551726U JPS5551726U (ja) 1980-04-05
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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5982296A (ja) * 1982-11-02 1984-05-12 和光精機株式会社 手動ジヤツキ
JPS6274205A (ja) * 1985-09-26 1987-04-06 ヤンマー農機株式会社 箱ブロツク昇降装置
JP2549726Y2 (ja) * 1991-04-16 1997-09-30 良忠 越原 建設用リフト

Also Published As

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JPS5551726U (ja) 1980-04-05

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