JPH06317364A - 気液二相流の分岐方法、分岐管およびその加工方法 - Google Patents

気液二相流の分岐方法、分岐管およびその加工方法

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JPH06317364A
JPH06317364A JP5106436A JP10643693A JPH06317364A JP H06317364 A JPH06317364 A JP H06317364A JP 5106436 A JP5106436 A JP 5106436A JP 10643693 A JP10643693 A JP 10643693A JP H06317364 A JPH06317364 A JP H06317364A
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JP
Japan
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gas
liquid
pipe
wall surface
branch pipe
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JP5106436A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Fujimoto
清志 藤本
Akihiko Minato
明彦 湊
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/02Centrifugal separation of gas, liquid or oil

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  • Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】分岐管1の流入口2の管内壁面5に螺旋状の突
起7となるような部材を設けることにより、管内の気液
二相流の流れは旋回流となり、管内壁面5に付着する液
膜及び液滴の量を円周上で均一にできる。 【効果】分岐管の流入口の管内壁面に螺旋状に部材を設
けるという簡単な構成で、管内の気液二相流の流れは旋
回流となり、管内壁面に付着する液膜及び液滴の量を円
周上で均一にできる。その結果、気液二相流が分岐管の
壁面に衝突する際、気液の比率を均等に分岐させること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空調機に係り、特に、気
液流の慣性力及び遠心力を適用して、分岐管の流入口の
管内壁面に付着する液膜及び液滴の量を均一にし、気液
二相流が分岐管の壁面に衝突する際、気液の比率を均等
に分岐させるのに好適な気液二相流の分岐方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】空調機では、気液二相流が分岐管を介し
て複数の配管に分岐する構造を適用している。
【0003】管内を流れる気液二相流の流動様式が環状
流であるため、管内壁面には液膜及び液滴が付着する。
しかし、液膜及び液滴の付着量は円周上で不均一であ
り、気液二相流が分岐管の壁面に衝突する際、気液の比
率は不均等に分岐される。そのため、分岐後の配管に気
液の比率を均等に分岐させる必要がある。
【0004】分岐管の流出口で気液二相流の気液の比率
を等しく二方向に分岐させる方法は、特願平4−326410
号明細書に示されるように、分岐管で気液二相流が衝突
する壁面に流動を妨げる構造材を設ける方法がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記分岐管の流出口で
気液の比率を均等に分岐させる従来技術では、管内を流
れる気液二相流の流動様式は環状流であるが、管内壁面
に付着する液膜及び液滴の量が円周上で均一でないた
め、分岐管の壁面に衝突する際、二方向への気液の比率
が均等に分岐されないという問題点があった。
【0006】本発明の目的は、気液二相流の流れが分岐
管の流入口で旋回流となる構造を管内に施し、管内壁面
に付着する液膜及び液滴の量を円周上で均一にし、壁面
に衝突しても二方向への気液の比率を均等に分岐させる
分岐管を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】分岐管の流入口の管内壁
面に螺旋状の突起となるような部材を設け、管内を流れ
る気液二相流を旋回流とし、気液流の慣性力及び遠心力
を発生させ、管内壁面に付着する液膜及び液滴の量を円
周上で均一にすることを特徴とする。
【0008】
【作用】上記の手段によれば、分岐管の流入口の管内壁
面に螺旋状の突起となるような部材を設けることで、気
液二相流が突起の影響を受けて流れは旋回流となる。そ
の結果、旋回流に伴う慣性力及び遠心力より、液膜及び
液滴は壁面に押しつけられ管内壁面の円周上に均一に付
着する。そのため、気液二相流が分岐管の壁面に衝突す
る際、気液の比率を均等に分岐させることができる。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例を、図1ないし図3により
説明する。
【0010】本発明の一実施例の方法に適用する分岐管
は、空調機の熱交換部で使用され、一つの流入口2と二
つの流出口3で構成されている。
【0011】本実施例の特徴となる構成要素は、図1よ
り表面に螺旋状の突起7となるようなプレス加工を施し
た状態で、管内壁面5に接触するように挿入した薄板6
である。そして薄板6は、分岐管1の流入口2で旋回流
を起こし、管内壁面5に付着する液膜及び液滴の量が円
周上で均一になるような位置に設ける。
【0012】従来の問題点である気液二相流の分岐状態
は、図3に示すように、分岐管1の流入口2の管内壁面
5に付着する液膜9及び液滴10の量は円周上で不均一
である。そのため、管内を流れる気液二相流8が分岐管
1の壁面4に衝突する際、分岐管1の流出口3では気液
の比率が不均等に分岐される。そこで図1に示すように
螺旋状の突起7ができるようにプレス加工が施された薄
板6を円柱形に変形させ、管内壁面5に接するように挿
入することで、薄板6を設けた管内を通過すると、薄板
6の表面に施された突起7の影響で管内の気液二相流の
流れは旋回流となり、管内壁面5に付着する液膜及び液
滴の量は円周上で均一になる。そのため、気液二相流が
分岐管1の壁面4に衝突する際、気液の比率を均等に分
岐させることができる。また、図2に薄板6の説明図を
示す。薄板6に上流側から下流側に数本の螺旋ができる
ように線状のプレス加工を施し、円柱形にするだけなの
で製作及び加工が容易である。そして、円柱形にしたと
きの接合を良くするために薄板6の端はプレス加工を施
さない。また、この薄板6を管内に挿入するだけで取付
けも容易である。
【0013】図4を用いて本発明の第二の実施例を説明
する。
【0014】本実施例の方法に適用する分岐管は、図1
を用いて説明した実施例と同様の構成で、本実施例の特
徴となる構成要素は、図4より上流側から下流側へ螺旋
状の突起7ができるように流入口2の管壁を加工した分
岐管1である。
【0015】図4の実施例では、上流側から下流側へ分
岐管1の流入口2の管壁に外部からプレス加工を施して
管壁に作られる突起7が螺旋状に並ぶようにする。そし
て、突起7により管内の気液二相流の流れが旋回流とな
り、管内壁面5に付着する液膜及び液滴の量は円周上で
均一になる。また、この突起7は分岐管1の流入口2を
回転移動させながら、連続的あるいは間欠的にプレス加
工を施すため、加工が簡単で容易に実現できる。
【0016】図5を用いて本発明の第三の実施例を説明
する。
【0017】本実施例の方法に適用する分岐管は、図1
を用いて説明した実施例と同様で、本実施例の特徴とな
る構成要素は、図5より分岐管1の流入口2の管内壁面
5を上流から下流側へ螺旋状に削り作った溝11であ
る。
【0018】図5の実施例では、管内壁面5を中ぐり
盤,旋盤などを利用して螺旋状に削り取り溝11を設け
る。そして環状流で流れてくる気液二相流は、溝11に
導かれ旋回流を起こす。それにより、図1の実施例と同
じ効果が得られる。また、図1の実施例とは異なり、配
管内に突起のような障害物がないため、圧力損失の影響
は小さく、加工が簡単なため容易に実現できる。
【0019】図6を用いて本発明の第四の実施例を説明
する。
【0020】本実施例の方法に適用する分岐管は、図1
を用いて説明した実施例と同様の構成で、本実施例の特
徴となる構成要素は、図6より傾斜のついた羽12を風
車状に備えた構造物13である。
【0021】図6の実施例では、羽12を管壁と中心軸
に溶接し、構造物13の位置を固定する。そして、羽1
2の傾斜は管内の気液二相流の流れに対して垂直方向に
近づけ、なるべく大きな慣性力及び遠心力を与える。傾
斜のついた羽12を設けることによって管内を流れる気
液二相流が旋回流となり、図1の実施例と同じ効果が得
られる。また、構造物13は単独で製作でき、分岐管1
の流入口2に螺旋状に設けるものではなく一箇所で固定
するため取付けが簡単である。
【0022】図7及び図8を用いて本発明の第五の実施
例を説明する。
【0023】本実施例の方法に適用する分岐管は、図1
を用いて説明した実施例と同様の構成で、本実施例の特
徴となる構成要素は、図7より螺旋状に削られた溝があ
る棒状の構造物14と、構造物14を支える支持管15
である。
【0024】図7の実施例では、棒状の構造物14を螺
旋状に削り取り、上流側に向く先端を細くし、構造物1
4の両端には位置固定用の差し込み棒16を作る。ま
た、図8に示すように構造物14を固定するために二つ
の支持管15を設け、構造物14の差し込み棒が入る孔
17を作る。この時、上下の支持管15では、孔17の
開いている向き及び方向板18の設置方向が異なる。そ
して、分岐管1の流入口2の中心に設けた構造物14の
螺旋状の溝により気流から旋回流を発生させると共に液
滴を管壁に押しつけることができる。これにより、図1
の実施例と同じ効果が得られる。また、図5の実施例と
同じく、構造物14を単独に製作でき、二つの支持管1
5は一箇所に固定するだけなので取付けが簡単である。
【0025】図9及び図10を用いて本発明の第六の実
施例を説明する。
【0026】本実施例の方法に適用する分岐管は、図1
を用いて説明した実施例と同様の構成で、本実施例の特
徴となる構成要素は、図9より螺旋状に変形する棒19
を備えた構造物20である。
【0027】図9の実施例では、二つの円板21の間の
円周上に柔軟性のある棒19を挿入する。そして、二つ
の円板21を逆方向にねじり、棒19が螺旋形状となる
ように変形を加え、構造物20を分岐管1の流入口2に
挿入する。また、構造物20は配管の接合面に取り付け
られた位置止め22によって固定される。棒19が作る
螺旋により図1の実施例と同じ効果が得られる。図10
に構造物20の詳細図を示す。円板21の大きさは管の
内径に合わせ、円板21には棒19が挿入できる挿入部
を設ける。ねじれを加えることにより上下の動きにだけ
気を付ければいいが配管の接合面に位置止めを設けてあ
るため、取付けが簡単である。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、気液二相流の流れが旋
回流となり、管内壁面に付着する液膜及び液滴の量を円
周上で均一にできる。その結果、気液二相流が分岐管の
壁面に衝突しても、分岐管の流出口では気液の比率を均
等に分岐させることができる。また、管内の薄板は、プ
レス加工で突起を作り、円柱形にして壁面に接するよう
に管内に挿入するだけなので、製作,加工,取付けが容
易であり、大量生産に適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の方法に適用する分岐管の説
明図。
【図2】図1の実施例における薄板の説明図。
【図3】従来の分岐状態の問題点の説明図。
【図4】本発明の第二の実施例の方法に適用する分岐管
の説明図。
【図5】本発明の第三の実施例の方法に適用する分岐管
の説明図。
【図6】本発明の第四の実施例の方法に適用する分岐管
の説明図。
【図7】本発明の第五の実施例の方法に適用する分岐管
の説明図。
【図8】上部,下部支持管の説明図。
【図9】本発明の第六の実施例の方法に適用する分岐管
の説明図。
【図10】図9の実施例における構造物の説明図。
【符号の説明】
1…分岐管、2…流入口、3…流出口、4…壁面、5…
管内壁面、6…薄板、7…突起。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空調機で、管内を流れる気液二相流を分岐
    管によって分岐させる方法において、気液流の慣性力及
    び遠心力を旋回流によって発生させ、管内壁面に付着す
    る液膜及び液滴の量を円周上で均一にし、気液の比率を
    均等に分岐させることを特徴とする気液二相流の分岐方
    法。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記分岐管の流入口の
    前記管内壁面に螺旋状の突起となるような部材を設け、
    気液流の慣性力及び遠心力を発生させる気液二相流の分
    岐方法。
  3. 【請求項3】請求項2において、流入口の前記管内壁面
    に螺旋状の突起となるような部材を設ける代わりに、流
    入口の前記管内壁面を削り螺旋状の溝を作る分岐管。
  4. 【請求項4】請求項2において、流入口の前記管内壁面
    に螺旋状の突起となるような部材を設ける代わりに、流
    入口の管内に、傾斜のついた羽を風車状の構造物あるい
    は螺旋状に削り取った棒状の構造物を設ける分岐管。
  5. 【請求項5】請求項2あるいは請求項3において、流入
    口に設ける螺旋状の突起となるような部材あるいは螺旋
    状の溝の加工を、薄板にプレス加工を施し、円柱形に変
    形した後、管内に挿入する方法で行う分岐管の加工方
    法。
JP5106436A 1993-05-07 1993-05-07 気液二相流の分岐方法、分岐管およびその加工方法 Pending JPH06317364A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1707902A3 (en) * 2005-03-09 2007-10-03 Lg Electronics Inc. Refrigerant distributing device for multi-type air conditioner
WO2013172181A1 (ja) * 2012-05-17 2013-11-21 三菱電機株式会社 熱交換器及び冷凍サイクル装置
CN110057143A (zh) * 2019-04-08 2019-07-26 北京安通伟业工程设备有限公司 一种家用中央空调分歧管

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