JPH06316949A - 遠隔現実感を有するワイヤ式バケット掘削機およびワイヤ式バケット掘削機の遠隔現実感を応用した操作方法 - Google Patents

遠隔現実感を有するワイヤ式バケット掘削機およびワイヤ式バケット掘削機の遠隔現実感を応用した操作方法

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JPH06316949A
JPH06316949A JP3264393A JP3264393A JPH06316949A JP H06316949 A JPH06316949 A JP H06316949A JP 3264393 A JP3264393 A JP 3264393A JP 3264393 A JP3264393 A JP 3264393A JP H06316949 A JPH06316949 A JP H06316949A
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JP
Japan
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bucket
force
lever
operator
opening
Prior art date
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Pending
Application number
JP3264393A
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English (en)
Inventor
Akiro Ueda
昭郎 上田
Terumichi Hata
輝道 秦
Toshihisa Takane
敏久 高根
Yoshikazu Inoue
義和 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
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Publication date
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  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 オペレータ1は操作レバー3を操作するとバ
ケット開閉信号がバケット5に送られバケット5の開閉
が行われる。バケット5からは、バケット5の開度およ
びバケット5の把持力を示すバケット情報が操作レバー
3側に送られる。操作レバー3の位置とバケット5の開
度が対応するものとなる。すなわち、操作レバー3はA
の位置で「全開」であり、Dの位置で「全閉」となる。
これに応じて、バケット5はAの位置で「全開」となり
Dの位置で「全閉」となる。さらに操作レバー3の中間
位置B、Cに応じてバケット5がB、Cの位置の開度と
なる。また、バケット5が物体を把持する力が操作レバ
ー3に反映され、オペレータ1はバケット5の把持力を
知ることができる。 【効果】 バケットの開度およびバケットが物体を把持
している状態の力をオペレータが感じつつ掘削を行え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は地中連続壁工事、あるい
は掘削工事等に用いられるワイヤ式バケット掘削機およ
びその操作方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に地中連続壁等を構築する場合、大
型のワイヤ式バケット掘削機が用いられる。図9は、こ
のワイヤ式バケット掘削機の制御系の模式図である。オ
ペレータ101が操作レバー103を操作すると、バケ
ット開閉信号がバケット105に送られてバケット10
5の開閉が行われる。操作レバー103は、「開」また
は「閉」を指示するのみで、この操作レバー103の指
示に応じてバケット105が「開」または「閉」とな
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のワ
イヤ式バケット掘削機を用いて掘削を行う場合、バケッ
ト105が障害物を把持すると、バケット105は全閉
でない状態で障害物を把持し、このときオペレータはバ
ケット105の開度を知ることができず、また、どの程
度の力で障害物を把持しているのか知ることができなか
った。また、掘削する土層が変化した場合、バケット1
05の掘削力も変化するが、オペレータは掘削力の変化
を知ることができず、土層の変化を検知することができ
なかった。 本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、バケットの開度お
よびバケットが物体を把持している状態の力をオペレー
タが感じつつ掘削を行える遠隔現実感を有するワイヤ式
バケット掘削機、およびワイヤ式バケット掘削機の遠隔
現実感を応用した操作方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理説
明図である。1はオペレータ、3は操作レバー、5はバ
ケットを表わす。オペレータ1は操作レバー3を操作す
るとバケット開閉信号がバケット5に送られバケット5
の開閉が行われる。バケット5からは、バケット5の開
度およびバケット5の把持力を示すバケット情報が操作
レバー3側に送られる。操作レバー3の位置とバケット
5の開度が対応するものとなる。すなわち、操作レバー
3はAの位置で「全開」であり、Dの位置で「全閉」と
なる。これに応じて、バケット5はAの位置で「全開」
となりDの位置で「全閉」となる。さらに操作レバー3
の中間位置B、Cに応じてバケット5がB、Cの位置の
開度となる。また、バケット5が物体を把持する力が操
作レバー3に反映され、オペレータ1はバケット5の把
持力を知ることができる。
【0005】
【作用】操作レバー3の位置とバケット5の開度は対応
したものとなるので、オペレータ1は操作レバー3の位
置からバケット5の開度を知ることができる。また、操
作レバー3にバケット5の把持力が反映されるので、オ
ペレータ1は、どの程度の力でバケット5が物体を把持
しているかを知ることができる。
【0006】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細
に説明する。図2、図3は、ワイヤ式バケット掘削機6
の側面図および、背面図である。図2、3において7は
ベースマシン、9はウインチ、10はブーム、11はワ
イヤを示す。
【0007】図4は、このワイヤ式バケット掘削機の制
御系統図である。13はモータを表わし、モータ13は
ダイレクトドライブモータであり、パソコン15の指令
に応じて操作レバー3の位置を移動させたり、操作レバ
ー3の操作方向と逆方向のトルクT1を操作レバー3に
加える。ウインチ9は油圧ユニット16の指令に応じて
オンオフをし、ワイヤ11を上下動させ、バケット5の
開閉を行う。19はストローク計であり、バケット5の
開度を測定する。測定されたバケット5の開度を示す信
号はパソコン15に送られる。ワイヤ張力検出ジャッキ
17はワイヤ11の張力(すなわち、バケット5の把持
力)を測定する。
【0008】パソコン15はワイヤ張力検出ジャッキ1
7で測定されたワイヤ11の張力をモータ13のトルク
T1に変換し、また、ストローク計19で測定されたバ
ケット開度信号を操作レバー3の位置信号に変換する。
そしてパソコン15はトルクT1を示す信号および操作
レバー3の位置信号をモータ13に送る。
【0009】またパソコン15は、操作レバー3から送
られてくる操作レバー3の位置信号をストロークに変換
して油圧ユニット16に送る。また油圧ユニット16は
パソコン15から送られてくる信号に応じて、ウインチ
9をオンオフさせる。
【0010】図5は全開状態のバケット5を示すもの
で、このときのストロークはbとなる。これに比して、
図4に示すバケット5は全閉状態であり、このときのス
トロークはaである。
【0011】次に図6、図7を用いて、岩石等の障害物
(対象物)31を把持する場合について、本実施例の動
作を説明する。図6は、対象物31を把持する場合の動
作を示すフローチャートであり、図7は対象物31を把
持する場合の説明図である。
【0012】オぺレータが操作レバー3を操作すること
により、バケット5が駆動される。バケット5により対
象物31が把持されると(ステップ601)、操作レバ
ー3の位置とバケット5の開度とが対応づけられる(ス
テップ602)。すなわち、ストローク計9によりバケ
ット5のストロークが測定され、パソコン15はバケッ
ト5の開度に対応する操作レバー3の位置を算出する。
そして操作レバー3が算定された位置にくるまでモータ
13が駆動される。
【0013】すなわち図7に示すように、バケット5が
岩石等の障害物である対象物31を把持した場合、バケ
ット5は一定位置以上、閉じなくなり、そのときのスト
ロークが操作レバー3の位置に変換される。操作レバー
3は例えば、Eの位置で動かなくなり、オペレータは操
作レバー3の位置からバケット5の開度を知ることがで
きる。
【0014】バケット5により対象物31が把持される
瞬間においては、オペレータは操作レバー3にトルクT
1を加えており、バケット5により、このトルクT1に
応じた力で対象物31が把持される。このときワイヤ張
力検出ジャッキ17によりバケット5が対象物31を把
持した瞬間のワイヤ11の張力が測定される。
【0015】次に、オペレータが操作レバー3に力T2
を加えると(このとき操作レバー3の位置はEのままで
ある。)、この力T2から対象物31を把持する瞬間に
おける操作レバー3に加えられる力T1を差し引いた力
に応じた力がバケット開閉ジャッキに5追加される(ス
テップ603)。
【0016】すなわち、このとき操作レバー3には操作
方向と逆方向のトルクT1が加えられており、オペレー
タが操作レバー3を力T2で操作すると、パソコン15
は、力T2から対象物31を把持する瞬間における操作
レバー3に加えられる力T1を差し引いた力に応じる信
号を油圧ユニット16に伝える。
【0017】油圧ユニット16は、パソコン15から送
られてくる操作レバー3に加わる力T2からトルクT1
を差し引いた力を示す信号に応じてウインチ9をオンオ
フさせる。
【0018】図7に示すように、バケット5が岩石等の
障害物である対象物31を把持した場合、バケット開閉
ジャッキ15は一定位置以上、縮まなくなり、そのとき
のストロークおよび作動圧力が操作レバー3の位置およ
びモータ13のトルクT1に変換される。操作レバー3
は例えば、Eの位置で動かなくなり、オペレータは操作
レバー3の位置からバケット5の開度を知ることがで
き、トルクT1からバケット5の把持力を知ることがで
きる。したがって、この障害物31をバケット5の深度
を変えて把持することにより、障害物31の形状の概略
を把握することができる。
【0019】次に、土層が変化する場合の掘削について
説明する。図8(a)は柔らかい土層を掘削している状
態を示し、図8(b)は固い土層を掘削している状態を
示す。図8に示すように、土層が変化した場合、土層の
変化にしたがって、バケット開閉ジャッキ15の作動圧
力が変わるので、モータ13のトルクT1が変化し、こ
のトルクT1の変化によりオペレータは土層の変化を知
ることができる。したがって、柔らかい土層等、掘削孔
壁が崩壊しやすいような場合、地山を掘削する力(バケ
ット5を閉じる力)を調整して、掘削を行うことができ
る。
【0020】このように本実施例では、操作レバー3の
位置とバケット5の開度が対応したものとなるので、オ
ペレータは操作レバー3の位置からバケット5の開度を
知ることができる。また、操作レバー3にバケット5の
把持力が反映されるのでオペレータはバケット5が、ど
の程度の力で物体を把持しているかを知ることができ
る。
【0021】なお、前述した実施例ではワイヤ11の張
力をワイヤ張力検出ジャッキ17で検出していたが、ウ
インチ9を駆動するモータのトルクを計測することによ
りワイヤ11の張力を測定することもできる。
【0022】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば、バケットの開度およびバケットが物体を把持して
いる状態の力をオペレータが感じつつ掘削を行える遠隔
現実感を有するワイヤ式バケット掘削機およびワイヤ式
バケット掘削機の遠隔現実感を応用した操作方法を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理説明図
【図2】 ワイヤ式バケット掘削機の側面図
【図3】 ワイヤ式バケット掘削機の背面図
【図4】 ワイヤ式バケット掘削機の制御系統図
【図5】 全開状態のバケット5を示す図
【図6】 実施例の動作を示すフローチャート
【図7】 障害物を把持した場合の説明図
【図8】 土層の変化がある場合の説明図
【図9】 従来のワイヤ式バケット掘削機の制御系を示
す図
【符号の説明】
1………オペレータ 3………操作レバー 5………バケット 9………ウインチ 13………モータ 15………パソコン 17………ワイヤ張力検出ジャッキ 19………ストローク計
フロントページの続き (72)発明者 井上 義和 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バケットと、 操作レバーと、 前記バケットの開度と前記操作レバーの位置を対応づけ
    る手段と、 バケットで対象物を把持する瞬間に操作レバーに加える
    力T1に応じて、バケットを駆動し、オペレータが操作
    レバーに力T2を加えると、力T2からオペレータが最
    初に加えた力T1を差し引いた力に応じた力をバケット
    に追加して、バケットを駆動させる手段と、 を具備する遠隔現実感を有するワイヤ式バケット掘削
    機。
  2. 【請求項2】 操作レバーと、バケットとを備えたワイ
    ヤ式バケット掘削機の操作方法において、 前記バケットの開度と前記レバーの位置とを対応づける
    工程と、 バケットで対象物を把持する瞬間に操作レバーに加える
    力T1に応じて、バケットで対象物を把持し、オペレー
    タが操作レバーに力T2を加えると、力T2からオペレ
    ータが最初に加えた力T1を差し引いた力に応じた力を
    バケットに追加して、バケットで対象物を把持する工程
    と、 を具備するワイヤ式バケット掘削機の遠隔現実感を応用
    した操作方法。
JP3264393A 1993-01-28 1993-01-28 遠隔現実感を有するワイヤ式バケット掘削機およびワイヤ式バケット掘削機の遠隔現実感を応用した操作方法 Pending JPH06316949A (ja)

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JP3264393A JPH06316949A (ja) 1993-01-28 1993-01-28 遠隔現実感を有するワイヤ式バケット掘削機およびワイヤ式バケット掘削機の遠隔現実感を応用した操作方法

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6365766B2 (ja) * 1983-03-28 1988-12-16 Nippon Doro Kodan
JPH02502202A (ja) * 1987-02-13 1990-07-19 キャタピラー インコーポレーテッド 負荷フィードバック機構付き制御レバー

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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