JPH06315786A - レーザ加工装置 - Google Patents

レーザ加工装置

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Publication number
JPH06315786A
JPH06315786A JP5107798A JP10779893A JPH06315786A JP H06315786 A JPH06315786 A JP H06315786A JP 5107798 A JP5107798 A JP 5107798A JP 10779893 A JP10779893 A JP 10779893A JP H06315786 A JPH06315786 A JP H06315786A
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JP
Japan
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laser beam
work
pulsed light
shield
molten metal
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Pending
Application number
JP5107798A
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English (en)
Inventor
Atsushi Mori
敦 森
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Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パルス光でレーザ加工を行うレーザ加工装置
に関し、加工時に飛散する溶融金属から集光光学部品を
効果的に防御できるようにする。 【構成】 集光レンズ12とワーク13の間に設けられ
た遮蔽装置20は、制御装置10からの指令信号に応じ
て遮蔽板20cを矢印30方向に往復動させる。すなわ
ち、遮蔽板20cは、レーザ発振器11からパルス光1
4が照射されたときはそのパルス光14を通過させるよ
うに、また、パルス光14が通過した後次のパルス光1
4が照射されるまでの間は、集光レンズ12とワーク1
3の間を遮蔽するように往復動を行う。パルス光14が
ワーク13に到達してワーク13の表面が高温に熱せら
れるとその表面から溶融金属15が飛散し始めるが、そ
のときは既に遮蔽板20cは集光レンズ12とワーク1
3の間を遮蔽するように動作しているので、その飛散し
てきた溶融金属15は遮蔽板20cに捉えられ、集光レ
ンズ12までは至らない。したがって、溶融金属15が
集光レンズ12を汚染することを根本的に防止すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレーザビームを導いて集
光し各種のレーザ加工を行うレーザ加工装置に関し、特
にパルス光でレーザ加工を行うレーザ加工装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】YAGレーザでは、出力ピークの高いパ
ルスレーザ光を用いて厚い金属材料の穴明けが可能であ
る。例えば平均出力500WのYAGレーザ発振器をも
ちいれば、厚さ25mmのステンレス鋼板を5秒で貫通
させることができる。
【0003】その穴明け加工を行う場合、レーザビーム
を集光してワーク表面近くに焦点を置き、パルス光を照
射すると、激しく熱せられた金属が溶融蒸発する。溶融
した金属は膨張する蒸気の圧力により、周囲に高速度で
飛散していく。飛散した溶融金属の内あるものは、集光
光学部品、例えば集光レンズに到達してその表面に付着
する。表面に溶融金属が付着すると、集光レンズの表面
に熱衝撃を与え、表面を損傷する。次のパルス光が照射
されると、付着した金属に熱が発生し、再び集光レンズ
の表面を損傷する。こうして、ついには集光レンズその
ものが破壊されるに到る。あるいは、集光レンズが破壊
されなくても、その前にワーク上での、パワーの低下、
集光性能の低下により、本来の加工性能を維持できなく
なる。そこで、飛散する溶融金属から集光レンズを守る
ため、例えば図3に示すような手法がとられている。
【0004】図3は従来のレーザ加工装置を示す図であ
る。図において、レーザ発振器11は制御装置10から
の指令信号に従ってパルス光(レーザビーム)14を出
射する。そのパルス光14は集光レンズ12で集光され
た後、集光レンズ12とワーク13の間に設けられたウ
インドウ22を透過してワーク13に照射される。パル
ス光14がワーク13に照射されると、上述したよう
に、ワーク13の溶融した金属15が飛散するが、その
飛散した溶融金属15は、ウインドウ22で遮蔽される
ので、集光レンズ12には到達せず、集光レンズ12の
汚染が防止される。したがって、高価な集光レンズ12
の代わりに安価なウインドウ22を犠牲にして、集光レ
ンズ12の汚染を回避できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来手法
でも、ウインドウ22は数十発のパルス光が照射される
うちに汚染されてしまうために、レーザ加工装置を連続
して動作させることはできなかった。また、ウインドウ
22は汚染されてしまえば、清掃して再使用できないの
で、消耗品として扱われ、コストも高くついていた。
【0006】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、加工時に飛散する溶融金属から集光光学部品
を効果的に防御できるレーザ加工装置を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、レーザビームを導いて集光し各種のレー
ザ加工を行うレーザ加工装置において、パルス光として
照射される前記レーザビームの通過後集光光学部品とワ
ークの間を遮蔽するように動作する遮蔽物を前記集光光
学部品と前記ワークの間に設けたことを特徴とするレー
ザ加工装置が、提供される。
【0008】
【作用】集光光学部品とワークの間に遮蔽物を設ける。
その遮蔽物はパルス光が照射されたときはそのパルス光
を通過させるように、また、パルス光が通過した後次の
パルス光が照射されるまでの間は集光光学部品とワーク
の間を遮蔽するように動作する。
【0009】このため、パルス光がワークに到達してワ
ーク表面が高温に熱せられるとワーク表面から溶融金属
が飛散し始めるが、その飛散する溶融金属が遮蔽物の位
置に到達するときには、その遮蔽物は既に動作して集光
光学部品とワークの間を遮蔽している。したがって、溶
融金属は遮蔽物に捉えられ、集光光学部品までは至らな
い。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明のレーザ加工装置の全体構成を示
す図である。図において、レーザ発振器11は例えばY
AGレーザ発振器であり、制御装置10からの指令信号
に従ってパルス光(レーザビーム)14を出射する。そ
のパルス光14は集光レンズ12で集光された後、ワー
ク13に照射される。
【0011】遮蔽装置20が、この集光レンズ12とワ
ーク13の間に設けられる。遮蔽装置20は、その本体
部20aがソレノイドで構成され、制御装置10からの
指令信号に応じてそのシャフト20bに設けられた遮蔽
板20cを矢印30方向に往復動させる。すなわち、遮
蔽板20cは、パルス光14が照射されたときはそのパ
ルス光14を通過させるように、また、パルス光14が
通過した後次のパルス光14が照射されるまでの間は、
集光レンズ12とワーク13の間を遮蔽するように往復
動を行う。この往復動はパルス光の周期に合わせて、例
えばパルス光が200ms毎に2msだけ照射されると
きは、その照射時の2msの間はパルス光14を通過さ
せるように、それ以外の非照射時の198msの間はパ
ルス光14を遮蔽するように行われる。実際は、遮蔽装
置20の動作には応答遅れが生じるので遮蔽時間は19
5ms程度になるが、溶融金属15がワーク13から遮
蔽板20cに到達するには数msを要するので、その数
msの経過前には確実に遮蔽板20cは集光レンズ12
とワーク13の間を遮蔽している。
【0012】このように、パルス光14がワーク13に
到達してワーク13の表面が高温に熱せられるとその表
面から溶融金属15が飛散し始めるが、そのときは既に
遮蔽板20cは集光レンズ12とワーク13の間を遮蔽
するように動作しているので、その飛散してきた溶融金
属15は遮蔽板20cに捉えられ、集光レンズ12まで
は至らない。したがって、溶融金属15が集光レンズ1
2を汚染することを根本的に防止することができる。そ
の結果、集光レンズ12をメンテナンスするまでの時間
間隔を長くとることができ、連続長時間の自動運転も可
能になる。
【0013】図2は本発明の第2の実施例を示す図であ
り、(A)はその全体構成を、(B)は(A)のD矢視
をそれぞれ示す。上記第1の実施例との相違点は、遮蔽
装置21による遮蔽を回転板21cで行うように構成し
た点である。
【0014】遮蔽装置21の駆動部21aはモータであ
り、そのシャフト20bに回転板21cが取り付けら
れ、その回転板21cには、2つのレーザビーム通過口
21c 1 及び21c2 が設けられる。また、回転板21
に近接して、レーザビーム通過口21c1 及び21c2
を検出するための非接触センサ18が設けられる。
【0015】回転板21cが駆動部21aによって回転
すると、非接触センサ18はレーザビーム通過口21c
1 、21c2 を検出し、その検出信号を制御装置10に
送る。制御装置10は、その検出信号を受けてレーザ発
振器11にパルス光14を出射させる。レーザ発振器1
1を出射したパルス光14はレーザビーム通過口21c
1 または21c2 のうち、検出されたレーザビーム通過
口ではない方のレーザビーム通過口21c1 または21
2 を通過する。回転板21cは回転しているが、その
レーザビーム通過口21c1 または21c2 の外周にパ
ルス光14が当たる前に、パルス光14の照射時間2m
sが経過するようにレーザビーム通過口21c1 または
21c2 の径が設計されている。
【0016】したがって、パルス光14の照射時間2m
s経過後は高速に遮蔽動作を行わせることができ、溶融
金属15をより確実に遮蔽し捉えることができる。上記
の説明では、本発明をYAGレーザ発振器を持つレーザ
加工装置に適用するようにしたが、本発明はパルス光を
出射する発振器を持つ各種の他のレーザ加工装置、例え
ば炭酸ガスレーザ装置に対しても同様に適用することが
できる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、パルス
光の通過後集光光学部品とワークの間を遮蔽するように
動作する遮蔽物を設けたので、溶融金属がワーク表面か
ら飛散してきても、その遮蔽物に捉えられ、集光光学部
品までは至らない。このため、溶融金属が集光レンズを
汚染することを根本的に防止することができる。したが
って、集光レンズをメンテナンスするまでの時間間隔を
長くとることができ、連続長時間の自動運転も可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレーザ加工装置の全体構成を示す図で
ある。
【図2】本発明の第2の実施例を示す図であり、(A)
はその全体構成を、(B)は(A)のD矢視をそれぞれ
示す。
【図3】従来のレーザ加工装置を示す図である。
【符号の説明】
10 制御装置 11 レーザ発振器 12 集光レンズ 13 ワーク 14 パルス光(レーザビーム) 15 飛散する溶融金属 20,21 遮蔽装置 20c 遮蔽板 21c 回転板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザビームを導いて集光し各種のレー
    ザ加工を行うレーザ加工装置において、 パルス光として照射される前記レーザビームの通過後集
    光光学部品とワークの間を遮蔽するように動作する遮蔽
    物を前記集光光学部品と前記ワークの間に設けたことを
    特徴とするレーザ加工装置。
  2. 【請求項2】 前記遮蔽物は、前記レーザビームの照射
    時に前記レーザビームを通過させ前記レーザビームの照
    射停止時に前記集光光学部品と前記ワークの間を遮蔽す
    るように前記レーザビームのパルスに同期して往復動す
    る遮蔽板であることを特徴とする請求項1記載のレーザ
    加工装置。
  3. 【請求項3】 前記遮蔽物はレーザビーム通過口を持つ
    回転板であり、前記回転板は前記レーザビームの照射時
    に前記レーザビームが前記レーザビーム通過口を通過す
    るように前記レーザビームのパルスに同期して回転する
    ことを特徴とする請求項1記載のレーザ加工装置。
JP5107798A 1993-05-10 1993-05-10 レーザ加工装置 Pending JPH06315786A (ja)

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JP5107798A JPH06315786A (ja) 1993-05-10 1993-05-10 レーザ加工装置

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JP5107798A JPH06315786A (ja) 1993-05-10 1993-05-10 レーザ加工装置

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ID=14468306

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JP5107798A Pending JPH06315786A (ja) 1993-05-10 1993-05-10 レーザ加工装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013031856A (ja) * 2011-08-01 2013-02-14 Disco Corp レーザ加工装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013031856A (ja) * 2011-08-01 2013-02-14 Disco Corp レーザ加工装置

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