JPH0631512U - 傘兼用ステッキ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 傘とステッキとが兼用できるものを提供する
こと。 【構成】 ステッキ管とその中に収容できる傘及び傘支
持杆とを備え、傘支持杆に取付けたスライド駒と一体の
操作環をステッキ管に縦設した案内溝孔を介して外部に
露出させたこと。 【効果】 ステッキとして使用するほか、降雨時操作環
をスライドさせて傘を開き、ステッキ管を把柄とする傘
になる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、傘にも利用できるステッキに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、傘とステッキを兼用するものは存在したが、従来のものは、ステッキと 傘とが分離し、傘を使用するときは、ステッキが邪魔になった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の課題は、ステッキとして使用するときは、傘は中空ステッキ内に納ま り、傘として用いるときはステッキが把柄となり、従来のように邪魔することの ないものを提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案の手段は次のとおりである。

【０００５】 基端部に把手を嵌め込んだステッキ管と、ステッキ管内に収容した傘支持杆と を備え、傘支持杆の先端に傘を開閉可能に接続してステッキ管の先端に出入可能 に収容し、傘支持杆に取付けたスライド駒と一体の操作環をステッキ管に形成し た案内溝孔を介して外部に露出させ、ステッキ管の先端開口にゴムキャップを施 した傘兼用ステッキ。

【０００６】

【作用】

ステッキとして使用するときは、図１の状態を逆にしてゴムキャップを下にす る。

【０００７】 傘として用いるときは図４のようにスライド駒６を摺動させると、傘４はステ ッキ管１の先端より突出してろくろ１０も露出し、傘は開く、その際ステッキ管 １は把柄となる。

【０００８】

【実施例】

図中１はステッキ管、２はその基端に嵌込んで固定した把手を示し、ステッキ 管１内に傘支持杆３を収容してその先端に開閉する傘４を取付け、傘支持杆３に コイルばね５を巻付けて、その先端を傘支持杆３に緩挿したスライド駒６で受支 し、スライド駒６と一体の操作環７をステッキ管１の長手方向に沿って形成した 案内溝孔９を介して外部に露出させる。

【０００９】 傘４は傘支持杆３に巻付けたコイルばね５の先でろくろ１０を受け、骨１１、 布１２を開閉できるようにし、開いているときはろくろ１０はステッキ管１の先 端より露出する。１３はステッキ管１の先端に嵌めるゴムキャップを示し、一体 の環１４をステッキ管１に引掛ける。

【００１０】

【効果】

本考案によれば、ステッキとして使用するほか、降雨となればゴムキャップを 外し、スライド駒を動かすことで即時そのまま傘として利用でき、その際ステッ キ管は把柄となり邪魔にならない。

【図面の簡単な説明】

【図１】縦断正面図。

【図２】図１のＡ−Ａ′線断面図。

【図３】図１のＢ−Ｂ′線断面図。

【図４】傘として使用する状態を示す縦断正面図。

【符号の説明】

１ ステッキ管 ２ 把手 ３ 傘支持杆 ４ 傘 ５ コイルばね ６ スライド駒 ７ 操作環 ９ 案内溝孔 １０ ろくろ １１ 骨 １２ 布 １３ ゴムキャップ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 基端部に把手を嵌め込んだステッキ管
   と、ステッキ管内に収容した傘支持杆とを備え、傘支持
   杆の先端に傘を開閉可能に接続してステッキ管の先端に
   出入可能に収容し、傘支持杆に取付けたスライド駒と一
   体の操作環をステッキ管に形成した案内溝孔を介して外
   部に露出させ、ステッキ管の先端開口にゴムキャップを
   施した傘兼用ステッキ。