JPH06314522A - リード線ユニット - Google Patents

リード線ユニット

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JPH06314522A
JPH06314522A JP4193480A JP19348092A JPH06314522A JP H06314522 A JPH06314522 A JP H06314522A JP 4193480 A JP4193480 A JP 4193480A JP 19348092 A JP19348092 A JP 19348092A JP H06314522 A JPH06314522 A JP H06314522A
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JP
Japan
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lead wire
heat resistant
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sealing member
heat
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JP4193480A
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JP3369596B2 (ja
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Michiyuki Matsui
理行 松井
Hideo Okumura
秀生 奥村
Masato Inoue
正人 井上
Shingo Yuguchi
伸吾 湯口
Yukitaka Saito
幸隆 斉藤
Masao Fukuyama
昌男 福山
Hiroaki Yokoi
浩明 横井
Teruo Yamada
輝雄 山田
Kuniyuki Kondou
久仁幸 近藤
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Nissei Electric Co Ltd
Sony Group Corp
Original Assignee
Aiwa Co Ltd
Nissei Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パッキング交換の必要がなく、耐久性のある
防水性、気密性を有するリード線ユニットを提供する。 【構成】 リード線3の端部を耐熱性シール部材1に挿
通してなるリード線ユニットにおいて、該耐熱性シール
部材1の少なくとも一部を加熱圧縮することにより、該
シール部材1と該リード線3の耐熱性絶縁被覆3bとを
融着させたリード線ユニット。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヒータリード線、セン
サリード線などのリード線を固定、シールするためのシ
ール材(ブッシュ)を端部に有するリード線ユニットに
関するものであり、更に詳しくは、高温下での長期間の
使用に耐えうるシール部材付リード線ユニットに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、高温下にあり、かつ防水性、気密
性などが要求される個所、例えば自動車の排ガス室など
にリード線を接続固定する場合は、該個所にフッ素樹脂
などの耐熱性樹脂からなるシール部材を固定し、そのシ
ール部材に穿設した導通孔内に、フッ素樹脂などの耐熱
性樹脂で被覆したリード線を挿通して、該シール部材と
該リード線との間を、フッ素ゴム、シリコーンゴムなど
のパッキングでシールするという方法が一般に用いられ
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の方法では、高温下で連続的に使用していると
パッキングが熱劣化又は腐蝕して、防水性、気密性が損
なわれることがわかってきた。そのため、パッキングの
交換を頻繁に行わなければならないという問題があっ
た。
【0004】本発明の目的は、このような従来技術の問
題点を解消し、耐久性のある防水性、気密性を有するリ
ード線ユニットを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するために、種々検討を重ねた結果、パッキングを
使用せず、シール部材とリード線被覆とを直接融着させ
ることを着想し、本発明を完成するに至った。
【0006】即ち、本発明は、リード線の端部を耐熱性
シール部材に挿通してなるリード線ユニットにおいて、
該耐熱性シール部材の少なくとも一部を加熱圧縮するこ
とにより、該耐熱性シール部材と該リード線の耐熱性絶
縁被覆とを融着させたことを特徴とするリード線ユニッ
トである。
【0007】
【作用】本発明のリード線ユニットでは、耐熱性シール
部材とリード線の耐熱性絶縁被覆との間にパッキングを
介在させることなく、直接融着させているので、高温下
などの苛酷な条件下で長期間使用しても、パッキングの
熱劣化、腐蝕に起因する問題が発生する余地はまったく
なく、耐久性のある防水性、気密性を有するリード線ユ
ニットが得られる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明のリード線ユニットの一例を示す
斜視図であり、耐熱性樹脂からなるシール部材(ブッシ
ュ)1には、その長さ方向に導通孔2が穿設されてお
り、該導通孔2に耐熱性樹脂からなる絶縁被覆を有する
リード線3が挿通されている。該シール部材1の一部1
aは、加熱圧縮され、図2に断面図で示すように、リー
ド線3の導体3aを被覆している耐熱性樹脂絶縁被覆3
bと融着し、シール部材1とリード線3との間を完全に
シールしている。
【0009】本発明において、シール部材1は、耐熱性
樹脂で形成されており、通常融点が200℃以上の耐熱
性樹脂が用いられる。その代表例としては、フッ素樹脂
を挙げることができ、ポリテトラフルオロエチレン、特
に、ポリテトラフルオロエチレンにおいては、変成PT
FE、Copolymer TYPEが望ましい。テト
ラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合
体、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体、テト
ラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエー
テル共重合体などが例示される。
【0010】また、リード線3の耐熱性絶縁被覆3bに
も、前記シール部材1に用いた耐熱性樹脂と同様の樹脂
を用いることができ、特にフッ素樹脂を用いることが好
ましい。良好な融着状態を得るうえで、シール部材1と
リード線3の絶縁被覆3bとは、同じ樹脂を用いるのが
望ましい。
【0011】本発明のリード線ユニットは、例えば次の
ようにして製造することができる。まず、長さ方向に、
リード線3を挿通するための導通孔2を有する円筒状の
耐熱性樹脂製シール部材1を用意し、該導通孔2内にリ
ード線3を挿通する。この場合、導通孔2は、その内径
がリード線3の外径よりも若干大きくなるように形成し
ておく。
【0012】導通孔2内にリード線3を挿通した状態
で、円筒状シール部材1の一部1aを金型に入れて加熱
圧縮する。この場合、該円筒状シール部材1の加熱圧縮
部1aを、金型温度よりも20〜30℃低い温度に予熱
しておく。金型温度は、300〜370℃、加圧圧力は
5〜15Kg/cm2 が適当であり、通常、元の体積の
85〜95%まで圧縮する。この場合、耐熱性シール部
材の少なくとも一部とリード線の双方を高周波により加
熱(誘電加熱)してもよい。
【0013】次いで、室温まで3〜20分程度かけて冷
却する。冷却は自然冷却が好ましく、急冷すると歪によ
る成型不良が発生することがある。
【0014】本発明のリード線ユニットを製造するに際
しては、シール部材1とリード線3の絶縁被覆3bとの
間に耐熱性のバインダ樹脂を介在させておくと、融着が
より完全に行われ、融着強度が向上するので好ましい。
バインダ樹脂としては、その融点がシール部材1を構成
する樹脂の融点〜該融点−20℃であり、シール部材1
を構成する樹脂と同一系統の樹脂、従ってフッ素系の樹
脂が好ましく用いられる。例えば、ポリテトラフルオロ
エチレンをシール部材1及びリード線3の絶縁被覆3b
に使用する場合は、テトラフルオロエチレン−パーフル
オロアルキルビニルエーテル共重合体の粉末を、絶縁被
覆3b表面に付着させるか、あるいはシール部材1の導
通孔2内に入れておく。
【0015】かくして得られたリード線ユニットは、図
1及び図2に示すように、円筒状シール部材1の一部1
aが加熱圧縮され、シール部材1とリード線3の絶縁被
覆3bとが融着、シールされた構造となる。
【0016】なお、本発明のリード線ユニットにおい
て、シール部材1の形状リード線の本数などは、図示し
たものに限定されるものではなく、目的に応じて、変更
することができる。
【0017】
【発明の効果】本発明のリード線ユニットによれば、高
温下(例えば200℃以上)などの苛酷な条件下で長期
間使用しても、防水性、気密性が損なわれることがな
く、塩害、浸水などを防止することができ、また、パッ
キング交換などの手間もかからない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリード線ユニットの一例を示す斜視図
である。
【図2】本発明のリード線ユニットのA−A線矢視断面
図である。
【符号の説明】
1 耐熱性シール部材 1a 圧縮部 3 リード線 3b 耐熱性絶縁被覆
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 正人 静岡県浜名郡雄踏町宇布見4251番地 日星 電気株式会社内 (72)発明者 湯口 伸吾 静岡県浜名郡雄踏町宇布見4251番地 日星 電気株式会社内 (72)発明者 斉藤 幸隆 静岡県浜名郡雄踏町宇布見4251番地 日星 電気株式会社内 (72)発明者 福山 昌男 愛知県岩倉市八劔町野畑56番地 株式会社 アイワ内 (72)発明者 横井 浩明 愛知県岩倉市八劔町野畑56番地 株式会社 アイワ内 (72)発明者 山田 輝雄 愛知県岩倉市八劔町野畑56番地 株式会社 アイワ内 (72)発明者 近藤 久仁幸 愛知県岩倉市八劔町野畑56番地 株式会社 アイワ内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リード線の端部を耐熱性シール部材に挿
    通してなるリード線ユニットにおいて、該耐熱性シール
    部材の少なくとも一部を加熱圧縮することにより、該耐
    熱性シール部材と該リード線の耐熱性絶縁被覆とを融着
    させたことを特徴とするリード線ユニット。
  2. 【請求項2】 前記耐熱性シール部材及び前記リード線
    の耐熱性絶縁被覆がフッ素樹脂からなる請求項1記載の
    リード線ユニット。
JP19348092A 1992-06-26 1992-06-26 リード線ユニット Ceased JP3369596B2 (ja)

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JPH06314522A true JPH06314522A (ja) 1994-11-08
JP3369596B2 JP3369596B2 (ja) 2003-01-20

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010095334A1 (ja) * 2009-02-20 2010-08-26 住友電気工業株式会社 同軸線配線体、その製造方法、および電子機器

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WO2010095334A1 (ja) * 2009-02-20 2010-08-26 住友電気工業株式会社 同軸線配線体、その製造方法、および電子機器
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