JPH06314086A - 表示制御システム - Google Patents

表示制御システム

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JPH06314086A
JPH06314086A JP5103414A JP10341493A JPH06314086A JP H06314086 A JPH06314086 A JP H06314086A JP 5103414 A JP5103414 A JP 5103414A JP 10341493 A JP10341493 A JP 10341493A JP H06314086 A JPH06314086 A JP H06314086A
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JP5103414A
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Teruhisa Fujimoto
曜久 藤本
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】高解像度グラフィクス表示を低速カラーパレッ
トテーブルによって実現する。 【構成】2つのカラーパレットテーブル21,22が設
けられており、それらカラーパレットテーブル21,2
2にはシリアライザ20から2ピクセル分のピクセルデ
ータが同時に入力される。一方のピクセルデータはカラ
ーパレットテーブル21によってカラービデオデータに
色変換され、他方のピクセルデータはカラーパレットテ
ーブル22によってカラービデオデータに色変換され
る。このため、第1および第2のカラーパレットテーブ
ル21,22を例えば55MHz程度の動作速度で並行
動作させることにより、110MHz程度の色変換速度
を実現することができる。したがって、高解像度グラフ
ィクス表示を消費電力の小さい低速カラーパレットテー
ブルによって実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は表示制御システムに関
し、特にパーソナルコンピュータやワークステーション
等のコンピュータに使用される表示制御システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、パーソナルコンピュータ等のコ
ンピュータシステムの表示装置としては、液晶ディスプ
レイやプラズマディスプレイのようなフラットパネルタ
イプのディスプイ、あるいはCRTディスプイが使用さ
れている。
【0003】現在、これらディスプレイの表示制御の多
くは、VGA(Video Graphics Arr
ay)、あるいはXGA(Extended Grap
hics Array)仕様の表示制御システムを用い
て行われている。
【0004】VGAにおいては、640×480画素、
16色同時表示というモード等が用意されている。ま
た、XGAにおいては、1024×768画素、256
色同時表示というさらに高解像度のモードが用意されて
いる。このため、XGAは、DTP(Desk Top
Pablishing)のような高彩度画面を用いた
高度な運用を初め、ウインド表示を多用するグラフィカ
ル・ユーザ・インターフェースに必要な性能も十分に提
供することができる。
【0005】近年、半導体技術の進歩により、XGAの
表示制御システムの1チップ化が図られており、画像メ
モリを除くほとんどすべてのユニットを1個のゲートア
レイに内蔵したディスプレイコントローラが各種開発さ
れている。
【0006】このような1チップ化は、表示制御システ
ム、あるいはコンピュータシステムのコスト低減に大き
く貢献することができる。さらに、最近では、XGAよ
りもさらに高解像度の1280×1024画素の表示を
行うSXGA(Super Extended Gra
phics Array)仕様の表示制御システムが開
発されている。この1280×1024画素の高解像度
グラフィクス表示を例えばノンインターレース方式で行
う場合には、表示制御システムを110MHz程度で高
速動作させることが必要となる。
【0007】この110MHzの動作速度を実現するた
めには、高速のカラーパレットテーブルを使用すること
が必要になる。しかしながら、このような高速のカラー
パレットテーブルは消費電力が大きいため、1チップの
表示コントローラに内蔵することは困難である。
【0008】そこで、従来では、表示コントローラの外
部に高速カラーパレットテーブルを設けるという手法が
採用されている。しかしながら、1個の独立したLSI
として実現されている高速カラーパレットテーブルはそ
れ自体非常に高価格である。また、画像メモリと高速カ
ラーパレットテーブルが外付けとなるので、表示制御シ
ステム全体の部品点数も増大されることになり、表示制
御システムのコストアップが引き起こされる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来では、高解像度グ
ラフィクス表示を行うためにはカラーパレットテーブル
を高速動作させることが必要であり、その高速カラーパ
レットテーブルを設けることによって表示制御システム
のコストアップが引き起こされる欠点があった。
【0010】この発明はこのような点に鑑みてなされた
ものであり、高解像度グラフィクス表示を低速のカラー
パレットテーブルによって実現できるようにし、廉価で
かつ1チップ化に適した構成の表示制御システムを提供
することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段および作用】この発明によ
る表示制御システムは、ディスプレイに表示するための
画像データを記憶する画像メモリと、この画像メモリか
ら画像データを読み出す手段と、第1および第2のポー
トを有し、前記画像メモリから読み出された画像データ
を2ピクセル単位で切り出してその一方のピクセルデー
タを前記第1ポートから出力し、他方のピクセルデータ
を前記第2ポートから出力するピクセル切り出し手段
と、複数のカラ−ビデオデータを保持し、前記ピクセル
切り出し手段の第1ポートから出力される前記一方のピ
クセルデータがインデックスとして入力されその入力ピ
クセルデータの値に対応するカラ−ビデオデータを出力
する第1のカラーパレットテーブルと、複数のカラ−ビ
デオデータを保持し、前記ピクセル切り出し手段の第2
ポートから出力される前記他方のピクセルデータがイン
デックスとして入力されその入力ピクセルデータの値に
対応するカラ−ビデオデータを出力する第2のカラーパ
レットテーブルと、前記第1および第2のカラーパレッ
トテーブルから出力されるカラ−ビデオデータを交互に
選択して前記ディスプレイに供給する手段とを具備する
ことを特徴とする。
【0012】この表示制御システムにおいては、2つの
カラーパレットテーブルが設けられており、それらカラ
ーパレットテーブルにはピクセル切り出し手段から2ピ
クセル分のピクセルデータが同時に入力される。一方の
ピクセルデータは第1のカラーパレットテーブルによっ
てカラービデオデータに変換され、他方のピクセルデー
タは第2のカラーパレットテーブルによってカラービデ
オデータに変換される。これにより、一度に2ピクセル
分の色変換処理を行うことができる。
【0013】このため、第1および第2のカラーパレッ
トテーブルを例えば55MHz程度の動作速度で動作さ
せることにより、110MHz程度の色変換速度を実現
することができる。したがって、高解像度グラフィクス
表示を消費電力の小さい低速カラーパレットテーブルに
よって実現できるようになり、廉価でかつ1チップ化に
適した構成の表示制御システムを提供することが可能に
なる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例を説
明する。図1にはこの発明の一実施例に係わる表示制御
システムの全体の構成が示されている。この表示制御シ
ステム4は、VGA、XGA、およびSXGA等の仕様
をサポートする表示制御システムであり、パーソナルポ
ータブルコンピュータのシステムバス3に接続される。
この表示制御システム4は、ラップトップタイプまたは
ノートブックタイプのポータブルコンピュータ本体に標
準装備されるフラットパネルディスプレイ40およびオ
プション接続されるカラーCRTディスプレイ50双方
に対する表示制御を行なう。
【0015】表示制御システム4には、ディスプレイコ
ントローラ10、およびデュアルポート画像メモリ(V
RAM)30が設けられている。これらディスプレイコ
ントローラ10、デュアルポート画像メモリ(VRA
M)30は、図示しない回路基板上に搭載されている。
【0016】ディスプレイコントローラ10はゲートア
レイによって実現されるLSIであり、この表示制御シ
ステム4の主要部を成す。このディスプレイコントロー
ラ10は、ホストCPU1からの指示に従い、デュアル
ポート画像メモリ(VRAM)30を利用して、フラッ
トパネルディスプレイ40およびカラーCRTディスプ
レイ50に対する表示制御を実行する。また、このディ
スプレイコントローラ10は、バスマスタとして機能
し、コンピュータのシステムメモリ2を直接アクセスす
ることができる。
【0017】デュアルポート画像メモリ(VRAM)3
0は、シリアルアクセスに使用されるシリアルポート
(シリアルDATA)とランダムアクセスのためのパラ
レルポート(DATA)を備えている。シリアルポート
(シリアルDATA)は表示画面リフレッシュのための
データ読み出しに使用され、またパラレルポート(DA
TA)は画像データの更新に使用される。このデュアル
ポート画像メモリ(VRAM)30は、複数のデュアル
ポートVRAMから構成されており、1Mバイト乃至4
Mバイトの記憶容量を有している。このデュアルポート
画像メモリ(VRAM)30はフレームバッファとして
使用され、フラットパネルディスプレイ40またはカラ
ーCRTディスプレイ50に表示するための画像データ
が描画される。
【0018】この場合、XGA.またはSXGA仕様に
適合したアプリケーションプログラム等で作成された描
画データは、パックドピクセル方式によってデュアルポ
ート画像メモリ(VRAM)30に格納される。このパ
ックドピクセル方式は、メモリ上の連続する複数のビッ
トで1画素を表す色情報マッピング形式であり、例え
ば、1画素を1,2,4,8,16,24,32ビット
で表す方式が採用されている。一方、VGA仕様の描画
データは、VGA仕様に適合したアプリケーションプロ
グラム等で作成されるものであり、メモリプレーン方式
によってデュアルポート画像メモリ(VRAM)30に
描画される。このメモリプレーン方式は、メモリ領域を
同一アドレスで指定される複数のプレーンに分割し、こ
れらプレーンに各画素の色情報を割り当てる方式であ
る。例えば、4プレーンを持つ場合には、1画素は、各
プレーン毎に1ビットづつの合計4ビットのデータによ
って表現される。
【0019】ディスプレイコントローラ10は、レジス
タ制御回路11、システムバスインターフェース12、
描画用のコプロセッサ13、メモリ制御回路14、CR
Tコントローラ(CRTC)16、シリアルポート制御
回路18、スプライトメモリ19、シリアライザ20、
カラーパレットテーブル21,22、カラービデオマル
チプレクサ23、スプライトカラーレジスタ25、CR
Tビデオマルチプレクサ26、スプライト制御回路2
7、フラットパネルエミュレーション回路28、および
DAC(D/Aコンバータ)35から構成されている。
【0020】レジスタ制御回路11は、システムバスイ
ンターフェース12を介してシステムバス3からのアド
レスおよびデータを受けとり、アドレスのデコード、お
よびそのデコード結果によって指定される各種レジスタ
に対するリード/ライト制御を行なう。システムバスイ
ンターフェース12は、システムバス3を介してホスト
CPU1とのインターフェース制御を行なうものであ
り、ISA、EISA、マイクロチャネル、ローカルバ
ス等の各種仕様に適合したバスインターフェースをサポ
ートする。
【0021】描画用コプロセッサ13はグラフィックア
クセラレータであり、CPU1からの指示に応答して、
デュアルポート画像メモリ(VRAM)30中の描画デ
ータに対してさまざまな描画機能を提供する。この描画
用コプロセッサ13は、BITBILT等の画素のブロ
ック転送、線描画、領域の塗りつぶし、画素間の論理/
算術演算、画面の切り出し、マップのマスク、X−Y座
標でのアドレッシング、ページングによるメモリ管理機
能等を有している。この描画用コプロセッサ13には、
VGA/XGA(SXGA)互換のデータ演算回路13
1、2次元アドレス発生回路131、およびページング
ユニット133が設けられている。
【0022】データ演算回路131は、シフト、論理算
術演算、ビットマスク、カラー比較等のデータ演算を行
なうものであり、またVGA互換のBITBLT機能も
有している。2次元アドレス発生回路131は、矩形領
域アクセス等のためのX−Yの2次元アドレスを発生す
る。また、2次元アドレス発生回路131は、領域チェ
ックや、セグメンテーション等を利用したリニアアドレ
ス(実メモリアドレス)への変換処理も行なう。ページ
ングユニット133は、CPU1と同じ仮想記憶機構を
サポートするためのものであり、ページング有効時には
2次元アドレス発生回路131が作ったリニアアドレス
をページングによって実アドレスに変換する。また、ペ
ージング無効時にはリニアアドレスがそのまま実アドレ
スとなる。このページングユニット133は、ページン
グのためにTLBを備えている。
【0023】メモリ制御回路14はデュアルポート画像
メモリ(VRAM)30をアクセス制御するためのもの
であり、CPU1または描画用コプロセッサ13からの
画像データのリード/ライト要求に従ってデュアルポー
ト画像メモリ(VRAM)30のパラレルポートのアク
セス制御を行なうと共に、CRTC16からの表示位置
アドレスに従ってデュアルポート画像メモリ(VRA
M)30のシリアルポートからのデータ読み出し制御を
行う。この場合、メモリ制御回路14によるデュアルポ
ート画像メモリ(VRAM)30のアクセスは、シング
ルアクセスモ−ド(ノーマルモード)、またはVRAM
のページモードによって行われる。
【0024】さらに、このメモリ制御回路14には、フ
レームバッファキャッシュ141が内蔵されている。こ
のフレームバッファキャッシュ141は、CPU1や描
画用コプロセッサ13による画像データのリード/ライ
トを高速にするために利用される。CPU1や描画用コ
プロセッサ13によってリード要求された画像データが
フレームバッファキャッシュ141に存在する場合は、
そのフレームバッファキャッシュ141から画像データ
が読み出されてCPU1または描画用コプロセッサ13
に転送される。この場合、デュアルポート画像メモリ
(VRAM)30のパラレルポートを介したリードアク
セスは行われない。
【0025】CRTコントローラ16は、XGA仕様に
合った解像度(例えば、1024×768ドット)、ま
たはSXGA仕様に合った高解像度(例えば、1280
×1024ドット)でフラットパネルディスプレイ40
またはCRTディスプレイ50に画面表示を行うための
各種表示タイミング信号(水平同期信号、垂直同期信号
等)と、VGA仕様に合った中解像度(例えば、640
×460ドット)でフラットパネルディスプレイ40ま
たはCRTディスプレイ50に画面表示を行うための各
種表示タイミング信号(水平同期信号、垂直同期信号
等)を選択的に発生する。また、このCRTコントロー
ラ16は、デュアルポート画像メモリ(VRAM)30
のシリアルポート(シリアルDATA)から画面表示す
べき画像データを読み出すための表示アドレスを発生
し、メモリ制御回路14に供給する。
【0026】シリアルポート制御回路18、スプライト
メモリ19、シリアライザ20、カラーパレットテーブ
ル21,22、カラービデオマルチプレクサ23、スプ
ライトカラーレジスタ25、CRTビデオマルチプレク
サ26、スプライト制御回路27、フラットパネルエミ
ュレーション回路28、およびDAC(D/Aコンバー
タ)35は、デュアルポート画像メモリ(VRAM)3
0の画像データをフラットパネルディスプレイ40また
はCRTディスプレイ50に表示するための表示回路を
構成する。
【0027】シリアルポート制御回路18は、デュアル
ポート画像メモリ(VRAM)30のシリアルデータポ
ートからのデータ読み出しタイミングを制御するための
クロックSCK、出力イネーブル信号SOEを発生す
る。また、メモリ制御回路18は、スプライトメモリ1
9のアクセス制御と、スプライトの表示タイミング制御
を行なう。スプライトメモリ19には、グラフィックモ
ードではスプライトデータが書き込まれる。
【0028】シリアライザ20は、複数画素分のパラレ
ルなピクセルデータをピクセル単位(シリアル)に切り
出して出力するパラレル/シリアル変換回路であり、グ
ラフィックモードでは、スプライトメモリ19から読み
出されるスプライトデータをパラレル/シリアル変換す
ると共に、デュアルポート画像メモリ(VRAM)30
のシリアルポートから読み出される画像データを2ピク
セル単位で切り出し、一方のピクセルデータを第1出力
ポートD1から出力し、他方のピクセルデータを第2出
力ポートD2から出力する。
【0029】カラーパレットテーブル21,22は、そ
れぞれピクセルデータの色変換を行なうためのものであ
り、カラーパレットテーブル21はシリアライザ20の
第1出力ポートD1から出力されるピクセルデータをカ
ラービデオデータに変換し、カラーパレットテーブル2
2はシリアライザ20の第2出力ポートD2から出力さ
れるピクセルデータをカラービデオデータに変換する。
【0030】これらカラーパレットテーブル21,22
により、シリアライザ20から出力されるピクセルデー
タは、R,G,Bそれぞれ8ビットから構成される合計
24ビットのカラービデオデータに変換される。
【0031】また、XGAやSXGAのグラフィクスモ
ードにおいては、1画素が16ビット.24ビット,3
2ビットから構成されるダイレクトカラモードがあり、
この場合には、そのピクセルデータは、カラーパレット
テーブル21,22を介さずに、カラービデオマルチプ
レクサ23に直接供給される。
【0032】カラービデオマルチプレクサ23は、カラ
ーパレットテーブル21,22を使用するパレットモー
ドにおいては、カラーパレットテーブル21からのカラ
ービデオデータとカラーパレットテーブル22からのカ
ラービデオデータを交互に選択して出力する。一方、ダ
イレクトカラーモードの場合には、シリアライザ20の
第1出力ポートD1からの出力と第2出力ポートD2か
らの出力を交互に選択して出力する。
【0033】スプライトカラーレジスタ25は、スプラ
イト表示色を指定する。CRTビデオマルチプレクサ2
6は、CRTビデオ表示出力を選択するものであり、カ
ラービデオマルチプレクサ23の出力またはスプライト
カラーレジスタ25の一方を選択する。スプライト制御
回路27は、シリアライザ20によってパラレル/シリ
アル変換されたスプライトデータに従ってCRTビデオ
マルチプレクサ26を制御し、スプライト表示時のビデ
オ切替え制御を行なう。フラットパネルエミュレーショ
ン回路28は、CRTビデオ出力を変換してフラットパ
ネルディスプレイ40用のフラットビデオデータを生成
する。
【0034】DAC35は、CRTビデオマルチプレク
サ26から出力されるCRTビデオデータをアナログ
R,G,B信号に変換してCRTディスプレイ50に供
給する。
【0035】図2には、2つの出力ポータD1,D2を
有するシリアライザ20の構成の一例が示されている。
このシリアライザ20は、1クロックで2つのピクセル
データを出力する2ピクセルモードと、1クロックで1
つのピクセルデータを出力する1ピクセルモードを有し
ており、第1および第2のマルチプレクサ201,20
2と、制御回路203と、ANDゲート204,205
とから構成されている。
【0036】以下、1ピクセルが8ドットの場合を想定
して、このシリアライザ20の構成およびパラレル/シ
リアル変換動作を説明する。第1のマルチプレクサ20
1は、VRAM30から同時に読み出される32ビット
つまり4ドット分のピクセルデータP0〜P3を受信
し、2ピクセルモードにおいては受信した4ドット分の
ピクセルデータP0〜P3から偶数ピクセルつまりピク
セルデータP0,P2を切り出して順次出力する。ま
た、1ピクセルモードにおいては、第1のマルチプレク
サ201は、受信した4ドット分のピクセルデータP0
〜P3を1ピクセル単位で切り出して順次出力する。
【0037】第2のマルチプレクサ202は、VRAM
30から同時に読み出される32ビットつまり4ドット
分のピクセルデータP0〜P3を受信し、2ピクセルモ
ードにおいては受信した4ドット分のピクセルデータP
0〜P3から奇数ピクセルつまりピクセルデータP1,
P3を切り出して順次出力する。また、1ピクセルモー
ドにおいては、その選択動作はディセーブルされる。
【0038】制御回路203は、モード信号およびクロ
ックに応じて第1,第2のマルチプレクサ201,20
2の選択動作を制御する。モード信号は、レジスタ制御
回路11から出力されるものであり、“1”のモード信
号は2ピクセルモードを示し、“0”のモード信号は1
ピクセルモードを示す。クロックは例えば55MHzの
周波数を有しており、このクロックは、例えば、システ
ムクロックに応じてディスプレイコントローラ10内の
図示しないクロック制御回路によって発生されるもので
ある。
【0039】制御回路203は、“0”のモード信号に
よって1ピクセルモードが指定された時には、図3
(A)に示すように、選択信号S0〜S4をクロックに
同期して順番に繰り返し発生する。この場合、第2のマ
ルチプレクサ202への選択信号の供給はANDゲート
204,205によって禁止されるので、第1のマルチ
プレクサ201の選択動作だけが実行される。第1のマ
ルチプレクサ201においては、選択信号S0,S1,
S2,S3に応じてピクセルデータP0,P1,P2,
P3が順次出力される。
【0040】一方、“1”のモード信号によって2ピク
セルモードが指定された時には、制御回路203は、図
3(B)に示すように、選択信号S0,S2をクロック
に同期して順番に発生する。この場合、第2のマルチプ
レクサ202への選択信号の供給は許可されるので、第
1および第2のマルチプレクサ201,202双方のの
選択動作が同時実行される。これにより、選択信号S0
によって第1および第2のマルチプレクサ201,20
2からピクセルデータP0,P1が同時出力され、選択
信号S2によってピクセルデータP2,P3が同時出力
される。
【0041】図4には、カラーパレットテーブル21,
22それぞれの具体的構成の一例が示されている。図示
のように、カラーパレットテーブル21,22は、シリ
アライザ20の対応する出力ポートD1,D2に接続さ
れており、それぞれ8ビット/ピクセルのピクセルデー
タを24ビット/ピクセルのカラービデオデータに変換
する。
【0042】すなわち、カラーパレットテーブル21
は、アドレスデコーダ211と、256個のデータエン
トリ212から構成されており、各データエントリ21
2にはR,G,Bそれぞれ8ビットから構成される24
ビットのカラーデータが格納されている。アドレスデコ
ーダ211は、カラーパレットテーブル21に入力され
る8ビットのピクセルデータの値に応じて256個のデ
ータエントリ212の1つを選択する。選択されたデー
タエントリ212の24ビットのカラーデータは、カラ
ービデオデータとしてカラービデオマルチプレクサ23
に出力される。
【0043】同様に、カラーパレットテーブル22は、
アドレスデコーダ221と、256個のデータエントリ
222から構成されており、各データエントリ222に
はR,G,Bそれぞれ8ビットから構成される24ビッ
トのカラーデータが格納されている。アドレスデコーダ
221は、カラーパレットテーブル22に入力される8
ビットのピクセルデータの値に応じて256個のデータ
エントリ222の1つを選択する。選択されたデータエ
ントリ222の24ビットのカラーデータは、カラービ
デオデータとしてカラービデオマルチプレクサ23に出
力される。
【0044】これらカラーパレットテーブル21,22
から同時出力されるカラービデオデータは、例えば11
0MHz動作のカラービデオマルチプレクサ23によっ
て順番に選択される。
【0045】次に、図5のタイミングチャートを参照し
て、この発明の特徴とする2ピクセルモードにおけるカ
ラ−ビデオデータの生成動作を説明する。まず、画像メ
モリ(VRAM)30のシリアルポートからは一度に4
ドット分のピクセルデータP0〜P3が読み出され、シ
リアライザ20に供給される。シリアライザ20では、
4ドット分のピクセルデータP0〜P3が2ピクセル単
位で順次切り出され、その切り出された一方のピクセル
データP0は第1出力ポートD1から出力され、他方の
ピクセルデータP1は第2出力ポートD2から出力され
る。
【0046】ピクセルデータP0は第1のカラーパレッ
トテーブル21によって色変換され、またピクセルデー
タP1は第2のカラーパレットテーブル22によって色
変換される。ピクセルデータP0の色変換後のカラービ
デオデータV0およびピクセルデータP1の色変換後の
カラービデオデータV1は、カラービデオマルチプレク
サ23に同時入力される。カラービデオマルチプレクサ
23では、カラービデオデータV0,V1が順番に選択
される。この選択動作は、カラーパレットテーブル2
1,22の動作速度55MHzの2倍の動作速度110
MHzで実行される。
【0047】以上のように、この実施例においては、2
つのカラーパレットテーブル21,22が設けられてお
り、それらカラーパレットテーブル21,22にはシリ
アライザ20から2ピクセル分のピクセルデータP0,
P1が同時に入力される。一方のピクセルデータP0は
第1のカラーパレットテーブル21によってカラービデ
オデータV0に変換され、他方のピクセルデータV1は
第2のカラーパレットテーブル22によってカラービデ
オデータV1に変換される。これにより、一度に2ピク
セル分の色変換処理を行うことができる。このため、第
1および第2のカラーパレットテーブル21,22を例
えば55MHz程度の動作速度で動作させることによ
り、110MHz程度の色変換速度を実現することがで
きる。したがって、高解像度グラフィクス表示を消費電
力の小さい低速カラーパレットテーブル21,22によ
って実現できるようになり、廉価でかつ1チップ化に適
した構成の表示制御システム4を提供することが可能に
なる。
【0048】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、高解
像度グラフィクス表示を低速のカラーパレットテーブル
によって実現できるようになり、廉価でかつ1チップ化
に適した構成の表示制御システムを提供することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る表示制御システム全
体の構成を示すブロック図。
【図2】図1の表示制御システムに設けられているシリ
アライザの具体的構成の一例を示すブロック図。
【図3】図2のシリアライザの動作を説明するタイミン
グチャート。
【図4】図1の表示制御システムに設けられている2つ
のカラーパレットテーブルそれぞれの構成の一例を示す
ブロック図。
【図5】図4の2つのカラーパレットテーブルを利用し
たピクセルデータの色変換動作を説明するタイミングチ
ャート。
【符号の説明】
1…CPU、2…システムメモリ、3…システムバス、
4…表示制御システム、10…ディスプレイコントロー
ラ、13…描画コプロセッサ、14…メモリ制御回路、
16…CRTコントローラ、20…シリアライザ、21
…第1のカラーパレットテーブル、22…第2のカラー
パレットテーダル、23…カラービデオマルチプレク
サ、30…デュアルポート画像メモリ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスプレイに表示するための画像デー
    タを記憶する画像メモリと、 この画像メモリから画像データを読み出す手段と、 第1および第2のポートを有し、前記画像メモリから読
    み出された画像データを2ピクセル単位で切り出してそ
    の一方のピクセルデータを前記第1ポートから出力し、
    他方のピクセルデータを前記第2ポートから出力するピ
    クセル切り出し手段と、 複数のカラ−ビデオデータを保持し、前記ピクセル切り
    出し手段の第1ポートから出力される前記一方のピクセ
    ルデータがインデックスとして入力されその入力ピクセ
    ルデータの値に対応するカラ−ビデオデータを出力する
    第1のカラーパレットテーブルと、 複数のカラ−ビデオデータを保持し、前記ピクセル切り
    出し手段の第2ポートから出力される前記他方のピクセ
    ルデータがインデックスとして入力されその入力ピクセ
    ルデータの値に対応するカラ−ビデオデータを出力する
    第2のカラーパレットテーブルと、 前記第1および第2のカラーパレットテーブルから出力
    されるカラ−ビデオデータを交互に選択して前記ディス
    プレイに供給する手段とを具備することを特徴とする表
    示制御システム。
  2. 【請求項2】 前記カラ−ビデオデータを交互に選択し
    てディスプレイに供給する手段は、第1周期数のクロッ
    クに同期して動作するように構成され、 前記第1および第2の色変換手段は、前記第1周期数の
    約1/2の周波数のクロックに同期して動作するように
    構成されていることを特徴とする請求項1記載の表示制
    御システム。
JP5103414A 1993-04-30 1993-04-30 表示制御システム Pending JPH06314086A (ja)

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