JPH06313947A - フィルムパトローネ - Google Patents

フィルムパトローネ

Info

Publication number
JPH06313947A
JPH06313947A JP10214493A JP10214493A JPH06313947A JP H06313947 A JPH06313947 A JP H06313947A JP 10214493 A JP10214493 A JP 10214493A JP 10214493 A JP10214493 A JP 10214493A JP H06313947 A JPH06313947 A JP H06313947A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
leader
cartridge
positioning groove
spool
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10214493A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobumasa Tanaka
信将 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP10214493A priority Critical patent/JPH06313947A/ja
Publication of JPH06313947A publication Critical patent/JPH06313947A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、リーダフィルムの幅広部が通過し
た後、これに連続する幅狭のフィルムの幅方向の規制が
なされるフィルムパトローネを提供するにある。 【構成】パトローネ本体3内のスプール5に巻き取られ
る写真フィルム6と、パトローネ本体に設けられ、上記
フィルムが出入りするフィルム開口8と、写真フィルム
の先端に設けられ、該写真フィルムより幅広に形成され
た部分を有するリーダフィルム1と、パトローネ本体内
で、フィルム開口の近傍に設けられていて、上記リーダ
フィルムの幅広部が通過可能な幅を有する第1の位置決
め溝11と、該第1の位置決め溝に対して段差を有し、
上記写真フィルムのみが通過可能な幅を有する第2の位
置決め溝12と、上記パトローネ本体の、第1および第
2の位置決め溝と対向する面に設けられており、上記第
2の位置決め溝内に突出し、上記写真フィルムを該第2
の位置決め溝に向けて押圧するフィルム押圧突起13と
を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、フィルムパトロー
ネ、更に詳しくは、パトローネ本体内に収納されてい
て、外周面に写真フィルムをロール状に巻き付けたフィ
ルムスプールを回転させることにより、フィルムをパト
ローネ本体内から送り出す形式のフィルムパトローネに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】パトローネ本体内のフィルムスプール
を、巻戻時とは反対方向に回転させて内部に収納したフ
ィルムを送り出すこの種、従来のフィルムパトローネに
は、特開平2−293742号公報に記載されているフ
ィルムカートリッジや特開平3−80243号公報に記
載されている写真フィルムパトローネが知られている。
【0003】上記特開平2−293742号公報に開示
されているフィルムカートリッジは、フィルムの先端側
に該フィルムよりも幅広で、かつ剛性の高いリーダフィ
ルムを接続すると共に、このリーダフィルムの少なくと
も一方の側縁に沿って係合部を形成し、該係合部をスプ
ール軸に設けたフィルム送り出し部材と係合させたもの
である。
【0004】また、上記特開平3−80243号公報に
記載されている写真フィルムパトローネは、フィルムリ
ーダ部の側縁に沿って形成した係合孔をスプール軸の端
部に設けた送り出し部材に一定ピッチで配列した突起に
係合させ、スプール軸をフィルム送り出し方向に回転さ
せたときにはスプール軸に連動して、上記送り出し部材
を回転させ、上記突起および係合孔を介してフィルムリ
ーダ部をパトローネ本体のフィルム出口から送り出すよ
うにした写真フィルムパトローネにおいて、上記係合孔
をフィルムリーダ部のフィルム側肩部から一定ピッチで
配列すると共に、スプール軸がフィルム巻取方向に回転
されたときには、スプール軸と送り出し部材との連動を
解除して送り出し部材をフリーにする伝達解除手段を設
けたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記特開平
2−293742号公報に開示されているフィルムカー
トリッジでは、フィルム先端に接続した幅広のリーダフ
ィルムをスプール軸の回転駆動だけで送り出すようにし
ているため、フィルムの出入口を幅広のリーダフィルム
が通過した後は、幅狭部の幅方向の規制がなされていな
いため、フィルムが傾き、巻戻時にフィルム出入口に幅
広部が引っ掛かってしまうという欠点があり、また、上
記特開平3−80243号公報に記載されている写真フ
ィルムパトローネは、カメラの巻取スプールにフィルム
が巻き付いた後はフィルムスプール側が従動するワンウ
ェイクラッチ機構を用いているものではあるが、フラン
ジとスプールとの間にガタ付きがあるため、矢張りフィ
ルムの巻戻時にフィルム出入口に幅広部が引っ掛かって
しまうという恐れがある。
【0006】本発明の目的は、上述した従来の、この種
フィルムパトローネにおける欠点を除去するために、フ
ィルムの幅広部が通過した後、幅狭部の幅方向の規制が
なされるフィルムパトローネを提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によるフィルムパ
トローネは、パトローネ本体と、このパトローネ本体に
対して回動自在に設けられたフィルムスプールと、この
フィルムスプールに巻き取られる写真フィルムと、上記
パトローネ本体に設けられており、上記写真フィルムが
出入りするフィルム開口と、上記写真フィルムの先端に
設けられ、該写真フィルムより幅広に形成された部分を
有するリーダフィルムと、上記パトローネ本体内で、か
つフィルム開口の近傍に設けられており、上記リーダフ
ィルムの幅広部が通過可能な幅を有する第1の位置決め
溝と、この第1の位置決め溝に対して段差を有し、上記
写真フィルムのみが通過可能な幅を有する第2の位置決
め溝と、上記パトローネ本体の、第1および第2の位置
決め溝と対向する面に設けられており、上記第2の位置
決め溝内に突出し、上記写真フィルムを該第2の位置決
め溝に向けて押圧するフィルム押圧突起とを有すること
を特徴とする。
【0008】
【作用】フィルムの送り出し時には、フィルム開口をリ
ーダフィルムの幅広部が第1の位置決め溝内を通過した
後、幅広部より幅狭の通常の撮影フィルムがフィルム押
圧突起によって下方へ押さえつけられて第2の位置決め
溝内に移動して幅方向の規制がなされ、フィルムの巻戻
時には、幅狭の撮影済フィルムは第2の位置決め溝内を
通過してパトローネ本体内に入り、幅広のリーダフィル
ムは、その幅広部が第1の位置決め溝内を通過してパト
ローネ本体内に巻き戻される。
【0009】
【実施例】以下、図示の一実施例によって本発明を説明
する。図1〜図7に示すように、本実施例のフィルムパ
トローネ2は、プラスチック成形により、両端開口面が
それぞれ閉蓋された筒体形状に形成された遮光性のパト
ローネ本体3と、このパトローネ本体3の内部に回転自
在に配設され、周面に写真フィルム6(図3参照)と同
フィルムの先端部に形成されているリーダフィルム1と
をロール状に巻き付ける管軸で形成されたフィルムスプ
ール5(図3,4参照)と、このフィルムスプール5の
両端に一体に形成されたフランジ4(図3,4参照)
と、上記パトローネ本体3の外周面の一部に中心軸方向
に沿って設けられたフィルム出入用のフィルム開口8
と、このフィルム開口8の近傍に設けられた第1の位置
決め溝11および第2の位置決め溝12(図6〜8参
照)と、この第1および第2の位置決め溝と対向して設
けられたフィルム押圧突起13とで、その主要部が構成
されている。
【0010】上記フィルムスプール5は、その両端部に
カメラ側のフィルム巻取部材に係合する開口部が形成さ
れていて、同開口部内にはキー部5aが形成されてい
る。上記キー部5aは、図示されないカメラ本体に設け
られたフォーク等のフィルム巻取部材に係合して、その
回転により上記キー部5aを介して上記スプール5が回
転するようになっている。
【0011】このスプール5の両端部には、図3,図4
に示すように、上述したフランジ4が一体に形成されて
いる。このフランジ4の径は、該スプール5に上記写真
フィルム6の全長を巻き付けたときの巻径よりも幾分大
きく形成されており、更にこのフランジ4には、その周
囲の3等分位置を、上記リーダフィルム1の厚さ以上の
深さに切欠くことによって突出するようになされたフィ
ルムリーダ部への係合部4a,4b,4cが形成されて
いる。
【0012】また、上記写真フィルム6の終端部6b
は、従来のフィルムパトローネと同様に上記スプール5
に接着テープ10(図3参照)で貼り付けられて固定さ
れていて、該フィルム6の先端部6aとリーダフィルム
1の後端部とは接着テープ10A(図5参照)により接
着されて接続されている。
【0013】上記パトローネ本体3の胴周面の一部に
は、上記リーダフィルム1および写真フィルム6を出し
入れするための、リーダフィルム1の幅より若干長いフ
ィルム開口8(図1参照)が中心軸に沿って形成されて
おり、該フィルム開口8の内側には、フィルムパトロー
ネ内部の光密性を保つための外光入射防止用のテレンプ
7等の周知の遮光部材が貼られている。
【0014】そして、上記パトローネ本体3内で、かつ
上記フィルム開口8の近傍には、上記リーダフィルム1
の幅広部が通過可能な幅を有する第1の位置決め溝11
と、この第1の位置決め溝11に対して段差を有し、上
記写真フィルム6のみが通過可能な幅を有する第2の位
置決め溝12と、上記パトローネ本体の、第1および第
2の位置決め溝11,12と対向する面に設けられてお
り、上記第2の位置決め溝12内に突出し、上記写真フ
ィルム6を該第2の位置決め溝12に向けて押圧するフ
ィルム押圧突起13とが形成されている。
【0015】即ち、上記第1の位置決め溝11は、図
6,図7に示すように、フィルム開口8に対向する上位
に設けられていて、その下位には両端部にフィルム送出
方向に長く形成された凸部12aが設けられることによ
り段差が生じて、第1の位置決め溝11に対して凹部通
路となっている第2の位置決め溝12が形成されてい
る。この第2の位置決め溝12の幅方向の間隔、つまり
両凸部12a間の距離は写真フィルム6の幅よりも少し
広くなるように形成されている。
【0016】この両凸部12aは、フィルム開口8に対
向する側が滑らかに降下する斜面12bに形成され、反
対側はリーダフィルム1の幅広部をロール状の巻回部か
ら分離してフィルム開口8に導くための分離用爪部12
cに形成されている。なお、上記斜面12bは、一部を
面取りまたはアールを付けた形状にしてもよい。
【0017】そして、パトローネ本体3の、上記第1の
位置決め溝11を形成する上壁には、上記両凸部12a
の内側に向けて下方に突出するリブからなる上記フィル
ム押圧突起13がそれぞれ形成されている。この両フィ
ルム押圧突起13は写真フィルム6の撮影画面を傷付け
ない位置にあって、上記第2の位置決め溝12内に浅く
突入しており、図3,図7に示すように、上壁に沿って
レール状にパトローネ本体の奥部に向けて延び出してい
る。また、両フィルム押圧突起13の先端部と第2の位
置決め溝12の底壁との隙間は、写真フィルム6および
リーダフィルム1の厚さよりも少し広くなっている。更
に、この両フィルム押圧突起13は、その下面が半円状
に形成されていて、フィルム押圧時にフィルムを傷付け
ないようになっている。なお、上記両フィルム押圧突起
13は、パトローネ本体3の内壁を一周するようにリン
グ状に設けられてもよい。
【0018】一方、上記リーダフィルム1は、写真フィ
ルム6よりも剛性に富んでいる(90±30)μm程度
の厚さを有するポリエチレンテレフタレート(PET)
またはポリエステル等で形成されている。
【0019】このリーダフィルム1は、上記フランジ4
と係脱する係合式のリーダフィルムであって、図5に示
すように、該リーダフィルム1の両側縁部には上記写真
フィルム6のパーフォレーション6aと同様にパーフォ
レーション1bが穿設されている。また、上記リーダフ
ィルム1の先端中央部付近には、図示されないカメラ本
体の巻取りスプールに係着するための2つのリーダ係合
孔1aがリーダフィルム1の移動方向に並んで形成され
ている。そして、このリーダフィルム1の長さは、少な
くとも上記フィルムパトローネを図示されないカメラ本
体のパトローネ室に装填したときの、該パトローネのフ
ィルム開口8から該カメラ本体の巻取スプールに達する
長さを有している。また、上記リーダフィルム1の先端
部1cはパトローネ内に出入し易いように斜めに形成さ
れている。
【0020】そして、上記リーダフィルム1の両側縁部
には、上述したフランジ4の係合部4a,4b,4cが
それぞれ衝合する3個の幅広部9a,9b,9cが形成
されている。この幅広部9a,9b,9cは、上記写真
フィルム6よりも幅広く外側方に向けて突出し、係合部
4a,4b,4cに1つおきに衝合させるために、隣接
するそれぞれの該係合部4a,4b,4cの周上におけ
る離間距離の略2倍の間隔で配置されている。
【0021】図5は、上記リーダフィルム1の幅広部9
a,9b,9cと、上記フランジ4の係合部4a,4
b,4cとが係合した状態を展開して示している。リー
ダフィルム1の幅広部9a,9b,9cは、2/3周間
隔で係合部4a,4b,4cに衝合する。この幅広部9
a,9b,9cの突出長さは強度を確保するのに必要最
小限の長さとし、その幅広部9a,9b,9c以外のリ
ーダフィルム1の幅は、上記写真フィルム6の幅と略同
様に形成されている。
【0022】次に、このように構成された本実施例のフ
ィルムパトローネ2のフィルム送り出し動作を説明す
る。先ず、上記フィルムパトローネ2を図示されないカ
メラ本体のフィルム供給室に装填する。すると、該カメ
ラ本体内のフィルム巻取部材であるフォークが上記パト
ローネ2のスプール5のキー部5aに係合する。そし
て、カメラの裏蓋を閉じると、該カメラに内蔵されてい
る、フィルムを給送するための駆動機構が動作し、上記
フォークが回転する。これによって、上記キー部5aを
介して上記スプール5が矢印r(図1,図3参照)の方
向に回転する。そして、該フランジ4の係合部4a,4
b,4cとリーダフィルム1の幅広部9a,9b,9c
とが衝合していることにより、リーダフィルム1はパト
ローネ本体3のフィルム開口8に向けて押し出され、該
リーダフィルム1はフィルム開口8から矢印s(図1,
図3参照)の方向へ送り出される。
【0023】そして、このようにしてリーダフィルム1
が送り出される際に、同フィルム1の先端部は、先ず上
記第1の位置決め溝11内に進入し、幅広部9a,9
b,9cは分離用爪部12cによってロールフィルムか
ら確実に分離され、図8に示すように、上記両凸部12
a上を乗り越えながら移動する。しかるのち、その上面
を上記フィルム押圧突起13に押圧されることにより、
上記第2の位置決め溝12内に進入して送り出される。
【0024】次いで、写真フィルム6の部分に至ると、
今度は完全にフィルム押圧突起13に押圧されるので、
図9に示す如く、写真フィルム6は両凸部12a間に落
ち込み、幅方向を規制された状態となり、第2の位置決
め溝12内を走行するように送り出される。
【0025】このようにしてパトローネ2内からリーダ
フィルム1が送り出され、フィルム巻取用スプール(図
示されず)に達すると、該巻取用スプールの係止爪がリ
ーダフィルム1のリーダ係合孔1aに係合する。巻取用
スプールは、パトローネ2内の上記スプール5と同方向
に回転しているので、リーダフィルム1が送り出されて
図示されないカメラのアパーチャと圧板との間隙を通過
して、上記巻取用スプールに到達すると、リーダフィル
ム1は該巻取用スプールに巻き取られる。また、これに
続いて撮影毎に写真フィルム6も巻き取られる。
【0026】フィルムパトローネ2内から全ての写真フ
ィルム6が引き出されたのち、同写真フィルム6および
リーダフィルム1をパトローネ本体3内に巻き戻すに
は、上記巻戻部材によりスプール5を矢印rとは反対の
方向に回転させる。すると、先ず、写真フィルム6が第
2の位置決め溝12内を、送り出し時とは反対方向に走
行してスプール5にロール状に巻き付けられる。このと
き、フィルム押圧突起13に押圧され、幅方向が第2の
位置決め溝12によって規制されているので、幅方向に
ズレることなく巻き戻される。そして、リーダフィルム
1の部分に至ると、幅広部9a,9b,9cが両凸部1
2aの斜面12bに案内され、両凸部12a上を通過
し、パトローネ2内に収納される。この場合にも、リー
ダフィルム1は第1の位置決め溝11内と第2の位置決
め溝12内とを通過するので、その幅方向が規制され、
リーダフィルム1がフィルム開口8に引っ掛かって円滑
な巻き戻しが阻害されるようなことがなくなる。
【0027】図10,図11は、本実施例の変形例を示
したものである。この変形例では上記実施例における第
1の位置決め溝11と第2の位置決め溝12とを、上下
反転して設けたものである。即ち、上位に写真フィルム
6の幅方向を規制する第2の位置決め溝12Aを、その
両端に先端面にリーダフィルム1の幅広部9a,9b,
9cを通過させる凸部12Aaを設けることによって形
成し、下位に第1の位置決め溝11Aを形成すると共
に、同溝11Aの底壁上に、上記第2の位置決め溝12
A内に突入するフィルム押圧突起13Aを形成してあ
る。
【0028】このように構成すると、写真フィルム6と
リーダフィルム1の幅狭部とは、図11に示すように、
両凸部12Aaの間をフィルム押圧突起13Aの上を幅
規制されながら通過する。また、リーダフィルム1の幅
広部9a,9b,9cは、図10に示す如く、凸部12
Aaによって押圧される形となって通過する。従って、
上記実施例と同様に効果が得られる。
【0029】また、本実施例では、上記リーダ係合孔1
a(図1,図5参照)を利用して、リーダフィルム1の
先端をカメラの巻取用スプールに係合させて、フィルム
を該スプールに巻き取らせたが、これは上記パーフォレ
ーション1bを利用して巻き取らせてもよい。この場
合、上記リーダ係合孔1aは必要なくなるので、形成し
なくても良い。また、上記リーダフィルム1にパーフォ
レーション1bおよびリーダ係合孔1aが形成されてい
なくても、カメラの巻取用スプールに上記リーダフィル
ム1を巻き取ることが可能なカメラでは、上記パーフォ
レーション1bおよびリーダ係合孔1aは不要になる。
【0030】なお、図5に示すように、上記リーダフィ
ルム1は、その幅広部9a,9b,9c以外の部分は、
両フランジ4の内側面の間隔よりも狭くなっていて、該
フランジ4の最外周部に乗り上げることはないので、リ
ーダフィルム1の幅広部9a,9b,9cは係合部4
a,4b,4cに衝合し、また、上記リーダフィルム1
の幅広部9a,9b,9cは1つおきに上記係合部4
a,4b,4cに係合するため、上記リーダフィルム1
が2周巻かれても該フィルム1の幅広部9a,9b,9
cが重なって上記係合部4a,4b,4cに衝合するこ
とはない。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、写真
フィルムとリーダフィルムの幅狭部およびリーダフィル
ムの幅広部とは、その幅方向が第1の位置決め溝と第2
の位置決め溝とによって位置規制されるため、フィルム
の巻き戻し時に横ズレを生じることなく、確実にフィル
ムをパトローネ内に収納することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すフィルムパトローネ
のリーダフィルムを引き出した状態の斜視図。
【図2】上記フィルムパトローネ内に収納されるリーダ
フィルムの構成を示す正面図。
【図3】上記実施例のフィルムパトローネの要部拡大断
面図。
【図4】上記フィルムパトローネ内のスプールに固定さ
れたフランジの拡大正面図。
【図5】上記リーダフィルムとフランジの係合部との関
係を示す拡大展開図。
【図6】上記フィルムパトローネの一部を破砕して要部
のみを示す拡大斜視図。
【図7】上記フィルムパトローネの要部のみを示す拡大
斜視図。
【図8】上記フィルムパトローネのフィルム開口におけ
るリーダフィルムの通過状態を示す要部拡大断面図。
【図9】上記フィルムパトローネのフィルム開口におけ
る写真フィルムの通過状態を示す要部拡大断面図。
【図10】上記フィルムパトローネの変形例のフィルム
開口におけるリーダフィルムの通過状態を示す要部拡大
断面図。
【図11】上記フィルムパトローネの変形例のフィルム
開口における写真フィルムの通過状態を示す要部拡大断
面図。
【符号の説明】
1……………………………リーダフィルム 2……………………………フィルムパトローネ 3……………………………パトローネ本体 5……………………………フィルムスプール 6……………………………写真フィルム 8……………………………フィルム開口 9a,9b,9c…………幅広部 11…………………………第1の位置決め溝 12…………………………第2の位置決め溝 13…………………………フィルム押圧突起

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パトローネ本体と、 このパトローネ本体に対して回動自在に設けられたフィ
    ルムスプールと、 このフィルムスプールに巻き取られる写真フィルムと、 上記パトローネ本体に設けられており、上記写真フィル
    ムが出入りするフィルム開口と、 上記写真フィルムの先端に設けられ、該写真フィルムよ
    り幅広に形成された部分を有するリーダフィルムと、 上記パトローネ本体内で、かつフィルム開口の近傍に設
    けられており、上記リーダフィルムの幅広部が通過可能
    な幅を有する第1の位置決め溝と、 この第1の位置決め溝に対して段差を有し、上記写真フ
    ィルムのみが通過可能な幅を有する第2の位置決め溝
    と、 上記パトローネ本体の、第1および第2の位置決め溝と
    対向する面に設けられており、上記第2の位置決め溝内
    に突出し、上記写真フィルムを該第2の位置決め溝に向
    けて押圧するフィルム押圧突起と、 を有することを特徴とするフィルムパトローネ。
JP10214493A 1993-04-28 1993-04-28 フィルムパトローネ Withdrawn JPH06313947A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10214493A JPH06313947A (ja) 1993-04-28 1993-04-28 フィルムパトローネ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10214493A JPH06313947A (ja) 1993-04-28 1993-04-28 フィルムパトローネ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06313947A true JPH06313947A (ja) 1994-11-08

Family

ID=14319562

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10214493A Withdrawn JPH06313947A (ja) 1993-04-28 1993-04-28 フィルムパトローネ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06313947A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0414269B1 (en) Photographic film cassette
US5200777A (en) Film cassette with integrated cassette element lock and light blocking device
US4887110A (en) Film cassette
US5526084A (en) Photographic film cassette which is easily removed from a camera and camera for use with the same
US4908641A (en) Photographic film and film cassette
US5215273A (en) Film unwinding apparatus
US4855773A (en) Motor-driven film transport apparatus
JP2744141B2 (ja) 写真フイルムパトローネ
JP2527311Y2 (ja) レンズ付きフイルムユニット
US5247325A (en) Photographic film cassette
EP0426159A2 (en) Self-advancing film cassette
US6195506B1 (en) Photo film take-up spool and shaft
JPH0375637A (ja) 写真フィルムパトローネ
JPH06313947A (ja) フィルムパトローネ
JPH05127317A (ja) 写真フイルムパトローネ
US5295634A (en) Film cassette with spool core having fastening hook
EP0442501B1 (en) Photographic film cassette
US5262811A (en) Film ejecting cassette
JP2688381B2 (ja) 写真フイルムパトローネ
JP3121043B2 (ja) 写真フイルムパトローネ及びこれを使用するカメラ
US5332168A (en) Photographic film cassette with improved separator claw
JPH02293742A (ja) フイルムカートリッジ
JPH06214346A (ja) フィルムパトローネ
JPH0380243A (ja) 写真フイルムパトローネ
US5411220A (en) Film cassette with film separating claw

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000704