JPH0631376A - 精密鋳造用鋳型の作成方法 - Google Patents

精密鋳造用鋳型の作成方法

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JPH0631376A
JPH0631376A JP19390292A JP19390292A JPH0631376A JP H0631376 A JPH0631376 A JP H0631376A JP 19390292 A JP19390292 A JP 19390292A JP 19390292 A JP19390292 A JP 19390292A JP H0631376 A JPH0631376 A JP H0631376A
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Japan
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binder
silica sol
silica
strength
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JP19390292A
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English (en)
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Yoshitane Watabe
淑胤 渡部
Yoshiyasu Kashima
吉恭 鹿島
Kiyomi Ema
希代巳 江間
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Nissan Chemical Corp
Original Assignee
Nissan Chemical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 精密鋳造用鋳型を作成する方法において、乾
燥時の生鋳型の強度、脱ワックス時に適度の鋳型強度を
有し、クラックの発生が起こらず、注湯後の鋳型の崩壊
性及び鋳造製品からのシェルの脱落性も良好な精密鋳造
用鋳型の作成方法を提供することを目的とする。 【構成】 本発明は、バインダーと耐火物粉末からなる
スラリーを用いて精密鋳造用鋳型を作成する方法におい
て、バインダーとして実質的にアルカリ金属を含有せ
ず、一次粒子径の平均値が4〜50ミリミクロンであ
り、動的光散乱法による平均粒子径が0.1〜0.6ミ
クロンのシリカゾルバインダー又は、バインダーとして
上記シリカゾルバインダーと熱硬化性を有する水溶性樹
脂及び/又は樹脂エマルジョンからなるバインダーを用
いることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セラミックスシェルか
らなる精密鋳造用鋳型の作成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】セラミックスシェルからなる精密鋳造用
鋳型は、一般に、ワックスなどの消失模型を耐火物粉末
とバインダーから成る耐火物スラリーに浸漬し、次いで
スタッコ材(粒状耐火物)を振りかけ、そして乾燥する
工程を数回繰返すことにより、模型表面に厚いセラミッ
クスシェル層を形成させ、その後脱模型し、そして当該
シェル層を焼成するという方法で作られる。
【0003】このバインダーとしては、一般にアルカリ
性の水性シリカゾル、酸性のエチルシリケート加水分解
液等が用いられる。また、耐火物粉末としては、ジルコ
ン、溶融シリカ、溶融アルミナ等の粉末が用いられ、そ
してスタッコ材としては、ジルコンサンド、溶融シリ
カ、ハイアルミナサンド等が用いられる。これら資材の
他に、更に消失模型への濡れ性や耐火物粉末の分散性を
高めるために界面活性剤が併用されることもある。
【0004】作成する精密鋳造用鋳型の精度や生産性な
どを高めるための鋳型作成方法の提案は数多い。例え
ば、特公昭52−23761号公報には、水性シリカゾ
ルと水系樹脂エマルジョンから成るpH6以下のA液
と、pH7以上のB液をバインダーとして用いた2種の
耐火物スラリーを使用することにより、生鋳型の強度が
大きく、鋳型にクラックの発生がなく、かつ注湯後の崩
壊性の良い鋳型を作成する方法が開示されている。
【0005】また、特開平3−106534号公報に
は、アルカリ性シリカゾル及び/又はメラミン変成のア
ルカリ性シリカゾル並びに熱硬化性を有する水溶性樹脂
及び/又は熱硬化性を有する水系樹脂エマルジョンから
成るバインダーを用いて、生鋳型の強度が大きく、注湯
後の崩壊性の良い鋳型を作成する方法が開示されてい
る。
【0006】また、特公昭50−15239号公報には
シリカヒドロゲルを湿式粉砕することにより、シリカゾ
ルが得られることが開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】アルカリ金属を含有す
るアルカリ性水性シリカゾルをバインダーに用いた場合
には、鋳型作成プロセスの乾燥工程、脱ワックス工程又
は焼成工程において鋳型にクラックが発生し易く、ま
た、脱ワックス工程で鋳型の崩壊やクラックの発生が起
こらない程に生鋳型の強度を大きくすると、注湯後の鋳
型の崩壊性が著しく低下したり、或いは鋳造製品に焼き
付いたセラミックスシェルの脱落性が著しく低下する。
このセラミックスシェルの脱落性の低下は、鋳造製品の
生産性を著しく低下することとなる。
【0008】特公昭52−23761号公報に記載の方
法によれば、鋳型の崩壊性は改良されるが、互いにゲル
化せしめるA液とB液とを交互に使用するために、スラ
リーのライフが短くなり易い。また、鋳型の崩壊性を改
良するためにはかなり多量の樹脂エマルジョンを併用し
なければならず、そのためスラリーのワックスや被覆層
への付着が不均一となり易く、乾燥性が低下したり、脱
ワックス時の強度低下によりクラックが発生し易くな
る。
【0009】特開平3−106534号公報に記載の方
法では、バインダーとしてアルカリ金属を含有するアル
カリ性シリカゾルを用いているために、鋳造製品へのセ
ラミックスシェルの焼付が強く、この焼付いたセラミッ
クスシェルの脱落性が充分でない。特公昭50−152
39号公報に記載の方法では、シリカヒドロゲル又は、
沈降性シリカパウダーを湿式粉砕することによりシリカ
ゾルが得られるが、このシリカゾルは結合力が著しく小
さく、精密鋳造用鋳型のバインダーとして使用すること
は好ましくない。
【0010】また、水性シリカゾルの代わりにエチルシ
リケートの加水分解液を用いると、生鋳型の強度が高
く、焼成強度は低いという鋳型、すなわち注湯後の鋳型
の崩壊性の良い鋳型が得られるが、スラリーの安定性が
乏しい。近年、精密鋳造法によりつくられる自動車、航
空機、機械などの部品は増加してきており、且つその形
状も複雑になっている。そして更に高い精度と生産性の
向上が要求されているが、従来の鋳型の作成法では、歩
留りの向上、工程の短縮といった生産性の向上が困難に
なって来ている。
【0011】本発明の目的は、乾燥時の生鋳型の強度、
脱ワックス時の鋳型強度、焼成鋳型の強度のいずれも適
度の大きさを有しており、乾燥、脱ワックス、焼成の各
工程において、鋳型にクラックの発生が起こらず、そし
て注湯後の鋳型の崩壊性および鋳造製品からのセラミッ
クスシェルの脱落性も良好であるという改良された精密
鋳造用セラミックスシェル鋳型の作成方法を提供するこ
とにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、バインダーと
耐火物粉末からなるスラリーを用いて精密鋳造用鋳型を
作成する方法において、バインダーとして実質的にアル
カリ金属を含有せず、1次粒子径の平均値が4〜50ミ
リミクロンであり、動的光散乱法による平均粒子径が
0.1〜0.6ミクロンのシリカゾルバインダー又は、
バインダーとして上記シリカゾルバインダーと熱硬化性
を有する水溶性樹脂及び/又は樹脂エマルジョンからな
るバインダーを用いることを特徴とする精密鋳造用鋳型
の作成方法である。
【0013】本発明に使用するバインダーとしてのシリ
カゾルバインダーは、実質的にアルカリ金属を含有しな
いシリカゾルと沈降性シリカパウダーを混合後湿式粉砕
する方法または沈降性シリカパウダーを湿式粉砕して作
成したシリカゾルと実質的にアルカリ金属を含有しない
シリカゾルを混合する方法などの方法で作成することが
できる。
【0014】本発明に使用する実質的にアルカリ金属を
含有しないシリカゾルとしては、アンモニア、第4級ア
ンモニウム水酸化物、アミンなどで安定化されたシリカ
ゾル、或いはアルカリで安定化されたシリカゾルを脱カ
チオンすることにより得られる酸性のシリカゾル等のア
ルカリ金属を含有しないシリカゾルが挙げられる。特
に、アルカリ金属で安定化されたシリカゾルを脱カチオ
ン処理することにより得られる酸性水性シリカゾルが好
ましく、このタイプの酸性ゾルは市販品としても容易に
入手することができる。また、この酸性シリカゾルと上
記アルカリ金属を含まないアルカリ性シリカゾルを混合
使用することもできる。この好ましい水性シリカゾル
は、シリカ濃度5〜50重量%、pH2〜10およびコ
ロイダルシリカの平均粒子径4〜50ミリミクロン、動
的光散乱法による平均粒子径10〜100ミリミクロン
を有する。
【0015】本発明に使用する沈降性シリカパウダー
は、水ガラスを酸中和して得られるシリカヒドロゲルを
洗浄後乾燥する方法、珪弗化水素酸とアンモニアを反応
して得られる析出シリカを洗浄後乾燥する方法などの公
知の方法により製造される。この沈降性シリカパウダー
は、市販品として容易に入手することが出来、1次粒子
径の平均値が4〜50ミリミクロン、凝集体の平均粒子
径は1ミクロン以上、通常2〜10ミクロン程度であ
る。
【0016】沈降性シリカパウダーを湿式粉砕して得た
シリカゾルと上記アルカリ金属を含有しないシリカゾル
を混合することにより本発明に用いられるシリカゾルバ
インダーとして使用することが出来る。また、上記アル
カリ金属を含有しないシリカゾルと沈降性シリカパウダ
ーを混合後湿式粉砕することにより作成したシリカゾル
バインダーが更に好ましい。
【0017】アルカリ金属を含有しないシリカゾル
(X)と沈降性シリカパウダー(Y)の混合比はX/Y
の固形分重量比で0.3〜4が好ましい。湿式粉砕は、
通常の湿式粉砕機、例えばコロイドミル、ボールミル、
ペブルミル、サンドグラインダー、アトライター、ホモ
ジナイザー、ディスパー等、磨砕、高速回転羽根による
粉砕等によって容易に行なうことができる。この湿式粉
砕は、液中SiO2 濃度2〜50重量%、好ましくは、
5〜40重量%で水の沸点以下の温度で行なうのがよ
い。
【0018】さらに、上記湿式粉砕により得られたシリ
カゾルバインダーは、蒸発法、限外ロ過法などにより濃
縮して使用することもできる。本発明におけるシリカゾ
ルバインダーは、1次粒子径の平均値が4〜50ミリミ
クロンで、動的光散乱法による平均粒子径が0.1〜
0.6ミクロンで、シリカ濃度15〜40重量%、pH
6〜10、粘度3〜100c.p.のものが好ましい。
シリカゾルバインダーのpHは必要に応じて有機塩基あ
るいは酸を加えることにより調整することができる。
【0019】本発明において熱硬化性を有する水溶性樹
脂としては、メラミンホルムアルデヒド樹脂、尿素ホル
ムアルデヒド樹脂、フェノール樹脂などを、熱硬化性を
有する水系樹脂エマルジョンとしては、フェノール樹脂
エマルジョン、ウレタン樹脂エマルジョン、アクリルオ
レフィン系樹脂エマルジョン、エポキシ樹脂エマルジョ
ンなどを使用することができるが、両者共に上記シリカ
ゾルバインダーと長期に亘り安定に相溶することが必要
である。特に前者においてはメラミンをアルカリ性でホ
ルムアルデヒドによりメチロール化して得たトリメチロ
ール化メラミンをエーテル化することにより得た安定な
水溶性のメラミンホルムアルデヒドの初期重合物のメチ
ルエーテル化物(水溶性メラミン樹脂)が好ましい。
【0020】本発明において上記水溶性樹脂、水系樹脂
エマルジョンは単独または混合して使用することがで
き、これらの樹脂及び/又は樹脂エマルジョンと上記シ
リカゾルバインダーとの混合比は、樹脂固形分がシリカ
ゾル中のシリカに対して1.0〜40重量%が好まし
い。本発明において上記シリカゾルバインダーには必要
に応じて生鋳型強度を高めるためのアクリル系、酢ビ系
などの樹脂エマルジョン、PVAなどの水溶性高分子、
ベントナイトなどの増粘剤、界面活性剤、消泡剤などを
悪影響の出ない範囲で添加することができる。
【0021】本発明に用いられる耐火物粉末としては、
通常、セラミックス鋳型を作るのに用いられるものでよ
く、例えば、200メッシュ以下の大きさのジルコン、
溶融シリカ、溶融アルミナ、ムライトなどの粉末の単独
又は混合物が挙げられる。本発明に用いられるスラリー
は、上記シリカゾルバインダーと上記耐火物粉末とを、
好ましくはシリカゾルバインダー1重量部に対し耐火物
粉末1〜5重量部の比率に混合することにより作成する
ことができる。
【0022】本発明に用いられるスタッコ材としては、
通常、セラミックス鋳型の作成に用いられているもので
よく、例えば、150メッシュ以上の大きさのジルコ
ン、溶融シリカ、溶融アルミナ、ハイアルミナサンド、
シャモット、ムライトなどの単独又は混合物が挙げられ
る。本発明による鋳型の作成に用いられる消失性の模型
材料としては、通常、セラミックス鋳型の作成に用いら
れているものでよく、例えば、ワックス系、ナフタリン
系、プラスチックス系、発泡スチロール、樟脳、木など
の非水溶性材料が挙げられる。
【0023】本発明による鋳型は、上記消失性の模型の
表面を上記スラリーで被覆する工程、このスラリーの液
状被膜に上記スタッコ材粉末を付着させる工程、及びこ
のスタッコ材粉末が付着した被膜を乾燥する工程を1サ
イクルのステップとして、このステップを所望の被覆厚
が得られるまで繰り返すことによって、先ず、上記消失
性の模型の表面を被覆した乾燥被覆層の形態で得られ
る。上記被覆の方法、スタッコ材の付着方法、乾燥方法
等は、通常の方法で行うことができる。次いで、この被
覆層に付随する消失性の模型を、常法に従って、例え
ば、ワックス模型を使用したときでは、加熱することに
より溶融させて被覆層から分離することにより、本発明
による生鋳型が得られる。そして最後に、この生鋳型
を、常法に従って焼成することにより、注湯に用いられ
る本発明による焼成鋳型が得られる。
【0024】
【作用】本発明に用いられるシリカゾルバインダーは平
均粒子径が4〜50ミリミクロンの実質的にアルカリ金
属を含有しないシリカゾルと沈降性シリカパウダーを湿
式粉砕して得たシリカゾルを混合すること、好ましくは
アルカリ金属を含有しないシリカゾルと沈降性シリカパ
ウダーを混合後湿式粉砕することにより、沈降性シリカ
パウダーに由来する動的光散乱法による平均粒子径の大
きな凝集タイプのコロイダルシリカの表面に、結合力を
有する平均粒子径4〜50ミリミクロンのコロイダルシ
リカが吸着、或いは結合されることによって形成された
動的光散乱法による平均粒子径が0.1〜0.6ミクロ
ンのコロイダルシリカの安定な分散体から成っている。
【0025】この得られたシリカゾルをバインダーとし
て常法によりセラミックス鋳型を作成すると、鋳型の焼
成強度が適度に低下し、注湯後の鋳型の崩壊性が良好で
あること、及び鋳造製品に付着したセラミックスシェル
がその鋳造製品から容易に脱落するというセラミックス
シェルの脱落性が改良されることが見出された。本発明
に用いられるシリカゾルバインダーは、動的光散乱法に
よる粒子径すなわち凝集粒子径が大きく、表面に結合性
のコロイダルシリカを有しているため、造膜性、結合性
が良いことから、クラックの発生がなく、生鋳型に大き
な強度を与える。これによりオートクレーブ中での脱ワ
ックス工程でも鋳型の破壊は起こらない。特に熱硬化性
を有する水溶性樹脂及び/又は樹脂エマルジョンをこの
シリカゾルバインダーと併用した時には生鋳型の強度は
更に大きくなり、オートクレーブ中(通常100〜15
0℃)での鋳型強度も大きくなる。
【0026】このシリカゾルバインダーは、実質的にア
ルカリ金属を含有していないために生鋳型を焼成する工
程での焼結が少ない。そして焼結による収縮が小さいた
めに焼成鋳型にクラックの発生を起こさせず注湯に必要
な焼成強度を与え、焼成鋳型に良好な通気性を与える。
かつ、実質的にアルカリ金属を含有していないために焼
成鋳型に高い融点を与え、注湯時の熱による鋳型の焼結
も少ないことから、注湯後の鋳型の強度はアルカリ金属
を含有するシリカゾルをバインダーとして使用した場合
と比べ著しく小さく、鋳型の型ばらし性は良好となる。
特に熱硬化性を有する水溶性樹脂及び/又は樹脂エマル
ジョンを併用した場合には樹脂は焼成時には消失するた
めに通気性も更に良好となり、型ばらし性も更に向上す
る。
【0027】平均粒子径4〜50ミリミクロンのシリカ
ゾル(X)と沈降性シリカパウダー(Y)の比は、X/
Y(固形分)重量比で0.3未満になると結合力が低下
し好ましくなく、4.0を越える場合は造膜性が低下す
るために好ましくない。シリカゾル、沈降性シリカパウ
ダーともに1次粒子径の平均値が、4ミリミクロン未満
では得られたシリカゾルバインダーの粘度が高くなりす
ぎ好ましくなく、50ミリミクロンを越える場合は結合
力が低下するため好ましくない。
【0028】本発明に用いられるシリカゾルバインダー
の動的光散乱法による平均粒子径は0.1ミクロン未満
では造膜性が悪く、0.6ミクロンを越える場合は大き
な凝集シリカ粒子の沈降があるため好ましくない。ま
た、このシリカゾルバインダーは、シリカ濃度が15重
量%未満では鋳型強度が小さすぎ、40重量%を越える
場合は粘度が高くなりすぎ好ましくなく、またpH6未
満ではスラリーにした時のライフが短くなり、pH10
を越える場合は有機塩基の臭いが強くなったり、生鋳型
の耐水性が悪くなるため好ましくない。
【0029】また、シリカゾルバインダーと水溶性樹脂
及び/又は水系樹脂エマルジョンの混合比は、樹脂固形
分がシリカゾル中のシリカに対して1.0重量%未満で
は十分な結合強度が得られず、また40重量%を越える
場合は乾燥速度が低下するために好ましくない。
【0030】
【実施例】
実施例1 鋳型の作成に用いられるシリカゾルバインダーB1 〜B
5 を用意した。 シリカゾルバインダーB1 シリカゾルの市販品として日産化学工業(株)製、商品
名「スノーテックス−O」(比重1.128、pH2.
80、粘度1.5cp、SiO2 20.2重量%、Na
2 O0.025重量%、平均粒子径(BET法により測
定)12.5mμ、動的光散乱法(コ−ルタ−社製N4
により測定)による平均粒子径25mμ)1800gに
沈降性シリカパウダーとして塩野義製薬(株)製、商品
名「カープレックス#80」(1次粒子径の平均値10
〜20mμ、凝集体粒子径の平均値6.8μ、SiO2
90重量%、Na2 O0.31重量%)337g、水7
1gを加え、スノーテックス−Oと沈降性シリカパウダ
ーの混合スラリー2208g(スノーテックス−O/沈
降性シリカパウダー(固形分)重量比=1.2、SiO
2 30.2重量%)を作成した。
【0031】この混合スラリーをガラスビーズを用いて
バッチ式のサンドグラインダーで室温で6時間湿式粉砕
してシリカゾルバインダーを得た。このシリカゾルバイ
ンダーはpH6.0であったので、このシリカゾルバイ
ンダー1800gに28%アンモニア水6.2gを加え
てpHを7.5に調整し、シリカゾルバインダーB1
得た。
【0032】得られたシリカゾルバインダーB1 は、比
重1.200、pH7.5、粘度20.5cp、SiO
2 30重量%、1次粒子径の平均値10〜20mμ、動
的光散乱法(コールター社製N4 により測定)による平
均粒子径202mμ、遠心沈降法(堀場製作所(株)製
CAPA−700により測定)による平均粒子径0.2
4μ有し、室温で2ケ月静置したが、増粘、ゲル化、著
しい沈降のいずれも認められず、安定なシリカゾルバイ
ンダーであった。
【0033】シリカゾルバインダーB2 上記シリカゾルバインダーB1 を水で希釈しSiO2
5重量%とし、シリカゾルバインダーB2 を得た。得ら
れたシリカゾルバインダーB2 は比重1.164、pH
7.4、粘度7.5cp、SiO2 25.1重量%、1
次粒子径の平均値10〜20mμ、動的光散乱法 (コ
ールター社製N4 により測定)による平均粒子径202
mμ、遠心沈降法(堀場製作所(株)製CAPA−70
0により測定)による平均粒子径0.24μを有し、室
温で2ケ月静置したが、増粘、ゲル化、著しい沈降のい
ずれも認められず、安定なシリカゾルバインダーであっ
た。
【0034】シリカゾルバインダーB3 シリカゾルの市販品スノーテックス−O(日産化学工業
(株)製,)1500gに沈降性シリカパウダーカープ
レックス#80(塩野義製薬(株)製)417g、水3
19gを加え、スノーテックス−Oと沈降性シリカパウ
ダーの混合スラリー2236g(スノーテックス−O/
沈降性シリカパウダー(固形分)重量比=0.8、Si
2 30.2重量%)を作成した。この混合スラリーを
ガラスビーズを用いてバッチ式のサンドグラインダーで
室温で6時間湿式粉砕してシリカゾルバインダーを得
た。このシリカゾルバインダーはpH6.2であったの
で、このシリカゾルバインダー1801gに28%アン
モニア水5.9gを加えてpHを7.5に調整し、シリ
カゾルバインダーB3 を得た。
【0035】得られたシリカゾルバインダーB3 は、比
重1.202、pH7.5、粘度33.2cp、SiO
2 30重量%、1次粒子径の平均値10〜20mμ、動
的光散乱法(コールター社製N4 により測定)による平
均粒子径は230mμ、遠心沈降法(堀場製作所(株)
製CAPA−700により測定)による平均粒子径は
0.34μを有し、室温で2ケ月静置したが、増粘、ゲ
ル化、著しい沈降のいずれも認められず、安定なシリカ
ゾルバインダーであった。
【0036】シリカゾルバインダーB4 沈降性シリカパウダーカープレックス#80(塩野義製
薬(株)製)590gに水1857gを加えてシリカス
ラリーを作成し、これをバッチ式のサンドグラインダー
で室温で4時間湿式粉砕して凝集タイプのシリカゾルを
得た。このゾルは比重1.137、pH6.21、粘度
10.8cp、SiO2 21.7重量%、動的光散乱法
(コールター社製N4 により測定)による平均粒子径は
208mμ、遠心沈降法(堀場製作所(株)製CAPA
−700により測定)による平均粒子径0.43μであ
った。
【0037】上記凝集タイプシリカゾル1400gと日
産化学工業(株)製、商品名「スノーテックス−O−3
0」(比重1.204、pH2.47、粘度2.5c
p、SiO2 30.2重量%、平均粒子径(BET法に
より測定)13.0mμ、動的光散乱法(コールター社
製N4 により測定)による平均粒子径26mμ)88
8.5gを加えて室温で1時間混合しシリカゾルバイン
ダーB4 を得た。
【0038】得られたシリカゾルバインダーB4 は、比
重1.160、pH6.3、粘度6.8cp、SiO2
25.0重量%、1次粒子径の平均値10〜20mμ、
動的光散乱法(コールター社製N4 により測定)による
平均粒子径230mμ、遠心沈降法(堀場製作所(株)
製CAPA−700により測定)による平均粒子径0.
34μを有し、室温で2ケ月静置したが、増粘、ゲル
化、著しい沈降のいずれも認められず、安定なシリカゾ
ルバインダーであった。
【0039】シリカゾルバインダーB5 上記シリカゾルバインダーB1 1867gと市販のアク
リルオレフィン系樹脂エマルジョン(比重1.056、
pH9.35(アンモニアによる)、粘度9.4cp、
樹脂分20重量%)276g、水84gを加え、30分
間室温で攪拌し、シリカゾルバインダーB5 を得た。
【0040】得られたシリカゾルバインダーB5 は、比
重1.162、pH7.60、粘度19.6cp、Si
2 25重量%、樹脂2.5重量%、1次粒子径の平均
値10〜20mμ、動的光散乱法(コールター社製N4
により測定)による平均粒子径197mμ、遠心沈降法
(堀場製作所(株)製CAPA−700により測定)に
よる平均粒子径0.24μを有し、室温で2ケ月静置し
たが、増粘、ゲル化、著しい沈降のいずれも認められ
ず、安定なシリカゾルバインダーであった。
【0041】シリカゾルバインダーB6 アルカリ性シリカゾルとして日産化学工業(株)製、商
品名「スノーテックス−S」(比重1.210、pH
9.90、粘度3.0cp、SiO2 30.2重量%、
Na2 O0.4重量%、平均粒子径(BET法により測
定)9.0mμ、動的光散乱法(コールター社製N4
より測定)による平均粒子径21mμ)を用意した。
【0042】実施例2 上記実施例1で用意したシリカゾルバインダーを用いて
第1被覆に使用するスラリーSA1〜SA7と第2以降の被
覆に使用するスラリーSB1〜SB7を用意した。SA1〜S
A5及びSB1〜SB5は実施例であり、SA6とSA7及びSB6
とSB7は比較例である。
【0043】耐火物粉末としてジルコンフラワー#35
0(大阪ジルコン(株)製)と耐火物粉末(シャモッ
ト)YS−31パウダー(三石高級耐火工業(株)製)
を用いた。分散剤としてアニオン系界面活性剤ペレック
スOT−P(花王(株)製)の5重量%水溶液と消泡剤
としてSNディフォーマー5016(サンノプコ(株)
製)を添加した。
【0044】スラリーSA1〜SA7の組成を表1に示す。
表1と表2中の成分量はg単位である。スラリー粘度は
ザーンカップNo.4による測定値であり、単位は秒であ
る。 表1 成分とスラリー粘度 A1A2A3A4A5A6A7 シリカゾルバインダーB1 1000 ── ── ── ── ── ── B2 ── 1000 ── ── ── ── ── B3 ── ── 1000 ── ── ── ── B4 ── ── ── 1000 ── ── ── B5 ── ── ── ── 1000 ── ── B6 ── ── ── ── ── 1000 833 水 ── ── ── ── ── ── 167 分散剤 10 10 10 10 10 10 10 消泡剤 1 1 1 1 1 1 1 ジルコンフラワー(#350) 3570 3390 3220 3480 2940 3070 3340 スラリー粘度 35.0 34.9 34.9 35.0 35.1 35.1 35.3 スラリーSB1〜SB7の組成を表2に示す。
【0045】 表2 成分とスラリー粘度 B1B2B3B4B5B6B7 シリカゾルバインダーB1 1000 ── ── ── ── ── ── B2 ── 1000 ── ── ── ── ── B3 ── ── 1000 ── ── ── ── B4 ── ── ── 1000 ── ── ── B5 ── ── ── ── 1000 ── ── B6 ── ── ── ── ── 1000 833 水 ── ── ── ── ── ── 167 分散剤 10 10 10 10 10 10 10 消泡剤 1 1 1 1 1 1 1 シャモット(YS-31) 2220 2110 1860 2170 1800 1950 2100 スラリー粘度 15.0 14.8 14.9 14.9 15.1 15.3 15.0 A1〜SA7及びSB1〜SB7のスラリーは長期間安定であ
った。
【0046】実施例3 実施例2で調製したスラリーを用いてJACT法に準じ
て強度測定用の鋳型(20mm×150mm×5〜6m
m)を作成した。各被覆層で使用したスタッコ材と乾燥
時間を表3に示す。造型作業および乾燥は23℃、相対
湿度56%の恒温恒湿室にて行った。
【0047】 表3 被覆層No. スタッコ材 乾燥時間(時間) 1 ジルコンサンド中目* 3 2 同上 3 3 シャモットサンドYO−2** 3 4 同上 8 5 シャモットサンドYO−3** 3 6 同上 3 7 スラリー浸漬のみ 48 *ラサ工業(株)製 **三石高級耐火工業(株)製 作成した生鋳型の常温乾燥強度および焼成鋳型の強度
(生鋳型を1000℃1時間焼成後室温まで放冷して得
られた鋳型の焼成残留強度)と高温焼成鋳型の強度(生
鋳型を1300℃1時間焼成後室温まで放冷して得られ
た鋳型の焼成残留強度)を抗折強度試験機((株)オリ
エンテック製)にて測定した。結果を表4に示す。測定
値は、4枚のテストピースの平均値を採用した。
【0048】 表4 抗折強度* SA1-SB1 SA2-SB2 SA3-SB3 SA4-SB4 SA5-SB5 SA6-SB6 SA7-SB7 生鋳型 39.3 41.7 37.4 37.7 39.0 56.8 70.2 焼成鋳型 62.1 54.5 43.0 46.1 42.8 87.4 77.4 高温焼成鋳型 94.8 106.8 76.4 89.5 81.3 118.2 110.7 *kg/cm2 (SA1−SB1) 〜(SA5−SB5)の耐火物スラリーを用
いて作成した鋳型は、鋳型肌が良好で表面硬度も有り、
剥がれ、割れ、クラックなどの欠陥の存在は認められな
かった。(SA6−SB6)と(SA7−SB7)のスラリーを
用いて作成した鋳型は鋳型肌の表面にクラックの発生が
見られた。
【0049】(SA1−SB1)〜(SA5−SB5)のスラリ
ーを用いて得られた鋳型は、実用上問題ない強度を示
し、比較例に比べ焼成強度が小さい。 実施例4 クリスマスツリー状ワックス模型を(SA1−SB1)〜
(SA7−SB7)のスラリーに浸漬し、スラリー被覆層に
表3のスタッコ材を振りかけ、乾燥する工程を表3に示
したように7回繰り返して鋳型を作成した。
【0050】乾燥は23℃、相対湿度45%の環境で行
い、乾燥時間は各層2時間、最終48時間とした。次い
でオートクレーブ中150℃で脱ワックスを行ない、乾
燥した後1000℃1時間焼成を行った。(SA1
B1)〜(SA5−SB5)のスラリーを用いて作成した鋳
型は、乾燥時、脱ワックス時、焼成時のいずれにおいて
もクラック、割れ、剥がれなどの欠陥の発生は認められ
なかった。(SA6−SB6)と(SA7−SB7)のスラリー
を用いて作成した鋳型にはクラックの発生が認められ
た。
【0051】上記方法で作成した焼成鋳型に高周波誘導
溶解炉で溶解したステンレス鋼を1560℃で注湯し
た。注湯後鋳型が冷却してからノックアウトマシンによ
り型ばらしを行なったところ、(SA1−SB1)〜(SA5
−SB5)スラリーを用いた鋳型は極めて容易に型ばらし
することが出来たが、(SA6−SB6)と(SA7−SB7
のスラリーを用いて作成した鋳型は型ばらし性が良くな
く、特に(SA6−SB6)のスラリーからの鋳型では良く
なかった。
【0052】また、(SA1−SB1)〜(SA5−SB5)の
スラリーを用いた鋳型より得た鋳造製品には、セラミッ
クスシェルの付着は少なく、かつ付着したものもサンド
ブラストにより極めて容易に除去することが出来たが、
(SA6−SB6)と(SA7−S B7)のスラリーを用いて作
成した鋳型は、セラミックスシェルの付着が多く、サン
ドブラストでも容易に除去出来ないところがあり、特に
(SA6−SB6)のスラリーからの鋳型では顕著であっ
た。
【0053】(SA1−SB1)〜(SA5−SB5)のスラリ
ーを用いて得られた鋳型により得た鋳造製品は、鋳肌も
良好であり、変形などの欠陥も認められなかった。
【0054】
【発明の効果】本発明に用いられるシリカゾルバインダ
ーは、その中の分散粒子が通常のシリカ水性ゾルと同様
に負に帯電しているので、樹脂エマルジョン、界面活性
剤などの添加剤と安定に相溶させることができ、必要に
応じてこれらを添加したシリカゾルバインダーとして使
用するすることができる。
【0055】本発明に用いられるスラリーは、粘性も良
好であり、ワックスや被覆層への付着が良く、ダレ現象
もなく、乾燥性も良好である。また、このスラリーは長
期間安定で、使用時に増粘、ゲル化、沈降固結などが起
こらない。本発明の方法で作成した生鋳型の強度も実用
上問題のない強度であり、生鋳型には剥がれ、クラック
などの発生はない。生鋳型からオートクレーブで脱ワッ
クスする工程でも、ワックスの膨張などによる鋳型の崩
壊やクラックの発生は起こらない。また、焼成鋳型の強
度も実用上問題のない強度であり、クラック、剥がれ、
膨れなどの欠陥がなく、鋳型肌も良好であり、表面硬度
も大きく、かつ通気性も良好である。
【0056】さらに、本発明の方法で作成した焼成鋳型
に溶融金属を注湯した後の鋳型の崩壊性は良好であり、
かつ鋳造製品に付着したセラミックスシェルの脱落性も
良好であり、そして得られた鋳造製品には欠陥がない。
本発明による精密鋳造用鋳型を使用すると、型ばらし工
程を短縮することができ、かつ、鋳造製品へのセラミッ
クスシェルの付着が著しく少ないから、その除去が非常
に容易であって、鋳造製品の生産性を高めることが出来
る。さらに鋳型の崩壊性が良いから、スタッコ材の回収
なども容易である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バインダーと耐火物粉末からなるスラリ
    ーを用いて精密鋳造用鋳型を作成する方法において、バ
    インダーとして実質的にアルカリ金属を含有せず、1次
    粒子径の平均値が4〜50ミリミクロンであり、動的光
    散乱法による平均粒子径が0.1〜0.6ミクロンのシ
    リカゾルバインダーを用いることを特徴とする精密鋳造
    用鋳型の作成方法。
  2. 【請求項2】 バインダーと耐火物粉末からなるスラリ
    ーを用いて精密鋳造用鋳型を作成する方法において、バ
    インダーとして請求項1記載のシリカゾルバインダーと
    熱硬化性を有する水溶性樹脂及び/又は樹脂エマルジョ
    ンからなるバインダーを用いることを特徴とする精密鋳
    造用鋳型の作成方法。
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