JPH0631304U - 電流検出装置の温度補正装置 - Google Patents

電流検出装置の温度補正装置

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JPH0631304U
JPH0631304U JP7143392U JP7143392U JPH0631304U JP H0631304 U JPH0631304 U JP H0631304U JP 7143392 U JP7143392 U JP 7143392U JP 7143392 U JP7143392 U JP 7143392U JP H0631304 U JPH0631304 U JP H0631304U
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current
shunt resistor
temperature
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Application number
JP7143392U
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English (en)
Inventor
敬三 西川
Original Assignee
株式会社四国製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 基板温度に関係なく供給電流を正確に測定す
る。 【構成】 駆動回路2にシャント抵抗3を設け発生電圧
vにより供給電流iを演算するに、シャント抵抗3の固
有抵抗値rをシャント抵抗3付近に設ける温度センサ5
の検出温度tにより補正可能に構成。 【効果】 シャント抵抗3の抵抗値rを温度センサ5の
検出温度tにより補正することにより、温度に関係なく
正確な電流値iを検出できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば電動車のモータ駆動回路等に利用する駆動電流の検出装置 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、負荷部へ供給する電流を検出する際には、一般的にシャント抵抗が用い られ、このシャント抵抗に発生する電圧を検出し、この電圧値とシャント抵抗固 有の抵抗値とから電流値を演算していた。 上記の如きシャント抵抗を利用する電流検出装置にあっては、シャント抵抗の 抵抗値が温度上昇によって変化する為、この変化する抵抗値を用いて演算される 電流値も不正確なものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は、上記の如き従来技術の欠点を解消し、温度変化に対応してシャン ト抵抗の抵抗値を補正し、この補正した抵抗値から正確な電流値を演算しようと するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
負荷部1へ電流を供給する駆動回路2中にシャント抵抗3を設け、該シャント 抵抗3に発生する電圧vをCPU4に増幅して入力しこの検出電圧値vとシャン ト抵抗3の抵抗値rから電流値iを演算する電流検出装置において、該シャント 抵抗3付近に温度センサ5を設け検出される温度tによりシャント抵抗3の抵抗 値rを補正しこの補正抵抗値Rにより電流値iを演算することを特徴とする電流 検出装置の温度補正装置の構成とする。
【0005】
【考案の作用及び効果】
駆動回路2からの供給電流により負荷部1が作動されるが、この駆動回路2中 に設けるシャント抵抗3により発生する電圧vがCPU4に増幅して入力される と共に、該シャント抵抗3付近に設ける温度センサ5の検出温度tがCPU4に 入力され、この検出温度tによってシャント抵抗3の抵抗値rを温度補正し、更 に、この補正された抵抗値Rと検出される電圧値vから電流値iを演算する。従 って、シャント抵抗3の抵抗値rが温度上昇によって変化するにも係わらず、こ の抵抗値rを温度センサ5の検出温度tによって補正するものであるから、常に 正確な電流値iを検出できるものである。
【0006】
【実施例】
なお、図例は電動車の駆動制御装置と充電制御装置に本件考案の電流検出装置 の温度補正装置を実施したものであり、図1は入出力手段及び制御手段の接続状 態を示すブロック図であり、中央演算装置としてのCPU4に以下の如く、入出 力可能に接続されている。 6は電源スイッチであって、キースイッチが用いられCPU4を起動するもの である。7はアクセルであって具体的には可変抵抗器を調節することによって指 令電圧を変更しA/D変換器を介してCPU4へ入力する。 8は変速スイッチであり、高、低の二段階の速度を設定してCPU4へ入力す る。9はホーンスイッチであり、ブサー10へ通電可能に構成してある。
【0007】 11はバンパーセンサであって、電動車の前部のバンパー部に取着され障害物 との接当を検出してCPU4へ入力し、後述の駆動回路2への電流供給を断って 走行を停止させる。12はコーナー減速スイッチであって、急ハンドルを検出し てCPU4へ入力し駆動回路2への供給電流を減少させ走行速度を減速させる。 13はバッテリーメータであって、5連のLEDからなり、バッテリーの端子 電圧をバッテリー電圧検出装置14により検出してCPU4によって演算処理し バッテリー量に応じてLEDを点灯させる。又、充電時のバッテリー量も同様に 演算処理しLEDにより点灯表示させる。
【0008】 電動車の駆動制御装置の負荷部1であるモータ1aは、前後進切替リレー15 を介してモータ駆動回路2aと発電制動回路16に接続してある。これらのモー タ駆動回路2aと発電制動回路16は、CPU4から出力されるモータ駆動パル ス信号とパルス出力禁止/許可信号とをアンド回路17を介して、更に、発電制 動回路16は反転器を介して接続し、これらの信号により各回路2a,16を通 電可能に構成してある。なお、メインリレー18は前述の電源スイッチ6の投入 により接続される。又、前後進切替リレー15は、シーソー式のアクセル7から の指令電圧をCPU4により判断し前後進リレー駆動回路によって切替えられる 。
【0009】 19はロータリーエンコーダであって、モータ1aの回転数と回転方向を検出 してCPU4へ入力し、走行速度の制御等に利用する。20は電磁ブレーキであ って走行停止時に作動させ機体を停止させる。 充電制御装置は、交流電源を変圧するトランス21と全波整流を行なうダイオ ードブリッジ22と充電駆動回路2b等からなる公知のものであって、負荷部1 であるバッテリー1bへ直流電流を供給充電するものである。
【0010】 モータ駆動回路2aのアース側には、シャント抵抗3を設け、モータ1a駆動 時にシャント抵抗3の正側に発生する電圧vを検出し、オペアンプによって増幅 すると共に駆動電流検出回路23を介してCPU4へ入力し、駆動電流iを演算 可能に構成してある。又、充電駆動回路2bのアース側を上記のシャント抵抗3 一端側に接続することによって、充電時にシャント抵抗3の負側に発生する電圧 vと、発電制動時に発生する電圧vとを夫々検出し、上記と同じくオペアンプに よって増幅すると共に回生・充電電流検出回路24を介してCPU4へ入力し充 電電流i及び回生電流iを演算可能に構成してある。
【0011】 基板温度センサ5は、モータ駆動回路2aのシャント抵抗3付近に設けられ、 トランジスター等の放熱により上昇する温度を検出してCPU4へ入力し、シャ ント抵抗3の抵抗値rを補正するものである。25は外気温度センサである。 次に、図2,図3のフローチャートに基づいて駆動制御装置の作用を説明する と、まず、アクセル7を操作して速度指令電圧をCPU4へ入力すると、CPU 4で演算されるデューティ比のモータ駆動パルス信号とパルス出力許可信号がモ ータ駆動回路2aヘ出力され、更に該モータ駆動回路2aから前後進リレー15 を介してモータ1aへ所定の駆動電流が供給され指令速度で走行を行なう。
【0012】 登坂走行等によって負荷が大きくなり、アクセル7により設定される指令速度 より、ロータリーエンコーダ19により検出される実速度が低くなると、CPU 4によって比較演算され、より高いデューティ比のモータ駆動信号が出力され、 モータ1aに大電流が供給される。 しかしながら、上記の如き過負荷に対応して電流値をあまり大きくすると、モ ータ1aやモータ駆動回路2aが破壊する場合がある。従って、このモータ駆動 回路2aに設けるシャント抵抗3に発生する電圧vを検出し、駆動電流検出回路 23を介してCPU4へ入力し、該検出電圧vとシャント抵抗3の固有抵抗値r とからモータ駆動回路2aに流れる電流値iを演算し、この電流値iが所定の制 限電流値を越えるとCPU4によって比較演算し出力デューティ比を減少させ制 限電流値以下に抑制して機器の破損を防止する。
【0013】 又、この電流制御に際して、シャント抵抗3の固有抵抗値rが温度によって異 なる為、基板温度センサ5の検出温度tによって、この抵抗値rを計算式、R= r+b(t−20)により補正する。この式において、rは20°C時のシャン ト抵抗3の固有抵抗値、bは温度補正用の定数である。この、補正される抵抗値 Rを用いて電流値iを演算することにより、基板温度に関係なく正確に検出でき る。
【0014】 次に他の実施例である充電制御装置の作用を図4のフローチャートに基づき説 明すると、電源スイッチ6をOFFにすると共に電源プラグを交流電源のコンセ ントへ接続することによりCPU4から充電指令信号が入力され、供給される交 流電源をトランス21によって変圧すると共に、ダイオードブリッジ22により 全波整流を行ない充電駆動回路2bを介してバッテリー1bへ充電電流を供給す る。
【0015】 この充電制御に際して、バッテリー1bの端子電圧が一定値になるまでは5A 充電を行ない、それ以降は2Aの低電流で補充電を行なうが、充電駆動回路2b に供給される実電流値iを、前述の駆動電流と同様に検出演算すると共に指令電 流と比較し、相異していれば充電パルス信号のデューティ比を変更することによ り常に指令電流により充電を行なう。この際、基板温度センサ5の検出温度tに よりシャント抵抗3の固有抵抗値rを計算式、R=r+a(t−20)により補 正する。この式において、rは20°C時のシャント抵抗3の固有抵抗値、aは 温度補正定数である。この補正される抵抗値Rを用いて電流値iを演算すること により、図5,図6に示す実線の如く所定電流で正確に充電を行なうことができ る。なお、これらの図において破線で示すものは温度補正を行なわなかった場合 の供給電流値である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブロック図である。
【図2】フローチャート図である。
【図3】フローチャート図である。
【図4】他の実施例を示すフローチャート図である。
【図5】充電電流の温度特性を示す図である。
【図6】充電電流の説明図である。
【符号の説明】
1 負荷部 2 駆動回路 3 シャント抵抗 4 CPU 5 温度センサ v 電圧値 r 抵抗値 R 補正抵抗値 i 電流値

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷部(1)へ電流を供給する駆動回路
    (2)中にシャント抵抗(3)を設け、該シャント抵抗
    (3)に発生する電圧(v)をCPU(4)に増幅して
    入力しこの検出電圧値(v)とシャント抵抗(3)の抵
    抗値(r)から電流値(i)を演算する電流検出装置に
    おいて、該シャント抵抗(3)付近に温度センサ(5)
    を設け検出される温度(t)によりシャント抵抗(3)
    の抵抗値(r)を補正しこの補正抵抗値(R)により電
    流値(i)を演算することを特徴とする電流検出装置の
    温度補正装置。
JP7143392U 1992-09-18 1992-09-18 電流検出装置の温度補正装置 Pending JPH0631304U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005033965A (ja) * 2003-07-11 2005-02-03 Mitsubishi Electric Corp 半導体パワーモジュールおよび該モジュールの主回路電流値を計測する主回路電流計測システム

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62212572A (ja) * 1986-03-14 1987-09-18 Mitsubishi Electric Corp 電流計測装置

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