JPH0631281Y2 - 燃焼加熱式蒸気発生器 - Google Patents
燃焼加熱式蒸気発生器Info
- Publication number
- JPH0631281Y2 JPH0631281Y2 JP1989010257U JP1025789U JPH0631281Y2 JP H0631281 Y2 JPH0631281 Y2 JP H0631281Y2 JP 1989010257 U JP1989010257 U JP 1989010257U JP 1025789 U JP1025789 U JP 1025789U JP H0631281 Y2 JPH0631281 Y2 JP H0631281Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water level
- pipe
- water supply
- steam generator
- heat shield
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は燃焼加熱式蒸気発生器に関し、特には水位検出
装置等への熱影響並びにスケールによる影響を軽減し
て、作動が確実でかつ安価でコンパクトな蒸気発生器に
関するものである。
装置等への熱影響並びにスケールによる影響を軽減し
て、作動が確実でかつ安価でコンパクトな蒸気発生器に
関するものである。
(従来の技術) 通常、燃焼器により缶体を加熱して蒸気発生を行う蒸気
発生器においては、燃焼室内に缶体を収納して缶体周囲
に燃焼ガスを流し、一方缶体水位を検出する水位検出装
置は、燃焼室外に配設する構成が採用される。しかる
に、かかる構成では、缶体と水位検出装置とを接続する
配管が燃焼ガス通路を横切ることになり、従ってこの配
管からの伝熱により、又燃焼室壁に近接配置した場合に
は輻射熱により、水位検知装置に対する熱影響が大き
く、かかる熱影響により水位検知の誤作動や同装置の熱
破損を生じる問題がある。
発生器においては、燃焼室内に缶体を収納して缶体周囲
に燃焼ガスを流し、一方缶体水位を検出する水位検出装
置は、燃焼室外に配設する構成が採用される。しかる
に、かかる構成では、缶体と水位検出装置とを接続する
配管が燃焼ガス通路を横切ることになり、従ってこの配
管からの伝熱により、又燃焼室壁に近接配置した場合に
は輻射熱により、水位検知装置に対する熱影響が大き
く、かかる熱影響により水位検知の誤作動や同装置の熱
破損を生じる問題がある。
また、上記従来例の問題を解決するべく、特開昭61−
262502号公報では、缶体の側面を燃焼室外に臨ま
せ、この側面に水位検出器を配設している。この例で
は、装置の小型化を達成する為に、水位検出器を缶体の
側面に近接させる必要があり、その影響で排水管を缶体
に直接接続できず、水位検出器を経由して排水管を接続
している。
262502号公報では、缶体の側面を燃焼室外に臨ま
せ、この側面に水位検出器を配設している。この例で
は、装置の小型化を達成する為に、水位検出器を缶体の
側面に近接させる必要があり、その影響で排水管を缶体
に直接接続できず、水位検出器を経由して排水管を接続
している。
しかしながら、かかる構成では水位検出器にスケールが
侵入しないよう両者の連通管を缶体底面より高位置に設
定するとスケールの缶体からの排出ができず、缶体底部
にスケールが堆積して熱効率の低下を招き、またどうし
ても排水時に缶体内のスケールが水位検出器に侵入する
ことが避けられず、水位検出器の誤動作の危険がある。
侵入しないよう両者の連通管を缶体底面より高位置に設
定するとスケールの缶体からの排出ができず、缶体底部
にスケールが堆積して熱効率の低下を招き、またどうし
ても排水時に缶体内のスケールが水位検出器に侵入する
ことが避けられず、水位検出器の誤動作の危険がある。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記従来例で問題であった水位検出装置への熱
影響並びにスケール付着の軽減を、また熱効率の向上と
装置のコンパクト化を目的とし、その為に本考案では、
下面を一側に向け下り傾斜面とした有底の箱型缶体の上
下面並びに前記一側部を除いた周囲に間隙を有して遮熱
板を配設し、当該遮熱板と連なり缶体下方にバーナを収
納したバーナケースを、上方に排気集合筒を配設し、上
記缶体の一側部の下面最低部には給水管を、上部には蒸
気取出管を夫々接続すると共に当該缶体の一側部から取
出した連通管を水位検出装置と接続し、上記給水管から
分岐した排水管に排水弁を介設した構成としてある。
影響並びにスケール付着の軽減を、また熱効率の向上と
装置のコンパクト化を目的とし、その為に本考案では、
下面を一側に向け下り傾斜面とした有底の箱型缶体の上
下面並びに前記一側部を除いた周囲に間隙を有して遮熱
板を配設し、当該遮熱板と連なり缶体下方にバーナを収
納したバーナケースを、上方に排気集合筒を配設し、上
記缶体の一側部の下面最低部には給水管を、上部には蒸
気取出管を夫々接続すると共に当該缶体の一側部から取
出した連通管を水位検出装置と接続し、上記給水管から
分岐した排水管に排水弁を介設した構成としてある。
(実施例) 第1図は本考案の一実施例を示す全体縦断面図、第2図
は同例の要部の斜視図、第3図は同例の全体分解斜視図
である。
は同例の要部の斜視図、第3図は同例の全体分解斜視図
である。
第1図において、(1)は箱型の缶体で、缶体(1)に
は下面壁並びに一側部を除く三方側面壁にコルゲート型
のフィン(2)を固着しており、又缶体(1)の上下面
並びに一側部(3)を除いた周囲に間隙(4)を有して
遮熱板(5)を配設してある。また缶体(1)の下面は
上記の一側に向けて下り傾斜面としてある。(6)は断
熱材である。缶体(1)下方の遮熱板(5)下端には複
数本のバーナ素子を収納したバーナケース(7)が接続
され、遮熱板(5)上端には排気集合筒(8)が接続さ
れる。又缶体(1)の上記した一側部(3)の上面から
蒸気取出管(9)と連通管(10)が取出され、一側部
(3)の下面の最低位置には給水管(11)が接続される。
(12)は給水ポンプ、(13)は給水弁、(14)は給水管(11)よ
り分岐した排水管(15)に介設した排水弁である。(16)は
下限水位と上限水位とを夫々検出するフロートスイッチ
を内蔵した水位検出装置であり、該水位検出装置(16)
は、上部を前記連通管(10)と接続し、下部を缶体(1)
の一側面の缶体(1)内の下限水位より下方でかつ缶体
(1)の下面の最低位置より高位置から取出した連通管
(18)と接続している。尚、(19)(20)は缶体(1)に一体
的に取付けた遮熱板(5)の取付金具、(21)はゴム管等
可撓性の接続管である。
は下面壁並びに一側部を除く三方側面壁にコルゲート型
のフィン(2)を固着しており、又缶体(1)の上下面
並びに一側部(3)を除いた周囲に間隙(4)を有して
遮熱板(5)を配設してある。また缶体(1)の下面は
上記の一側に向けて下り傾斜面としてある。(6)は断
熱材である。缶体(1)下方の遮熱板(5)下端には複
数本のバーナ素子を収納したバーナケース(7)が接続
され、遮熱板(5)上端には排気集合筒(8)が接続さ
れる。又缶体(1)の上記した一側部(3)の上面から
蒸気取出管(9)と連通管(10)が取出され、一側部
(3)の下面の最低位置には給水管(11)が接続される。
(12)は給水ポンプ、(13)は給水弁、(14)は給水管(11)よ
り分岐した排水管(15)に介設した排水弁である。(16)は
下限水位と上限水位とを夫々検出するフロートスイッチ
を内蔵した水位検出装置であり、該水位検出装置(16)
は、上部を前記連通管(10)と接続し、下部を缶体(1)
の一側面の缶体(1)内の下限水位より下方でかつ缶体
(1)の下面の最低位置より高位置から取出した連通管
(18)と接続している。尚、(19)(20)は缶体(1)に一体
的に取付けた遮熱板(5)の取付金具、(21)はゴム管等
可撓性の接続管である。
以上の構成における組立は以下の通りに行う。即ち、缶
体(1)の取付金具(19(20)に内側に断熱材(6)を装
着した遮熱板(5)を取付け、遮熱板(5)の上端には
排気集合筒(8)を下端にはバーナケース(7)を接続
する。次に缶体(1)に給水管(11)を接続すると共に、
水位検出装置(16)の上部と下部とを夫々缶体(1)に連
通管(10(18)で接続するのである。
体(1)の取付金具(19(20)に内側に断熱材(6)を装
着した遮熱板(5)を取付け、遮熱板(5)の上端には
排気集合筒(8)を下端にはバーナケース(7)を接続
する。次に缶体(1)に給水管(11)を接続すると共に、
水位検出装置(16)の上部と下部とを夫々缶体(1)に連
通管(10(18)で接続するのである。
かかる蒸気発生器の作用は以下の通りである。即ち給水
弁(13)を開くと共に給水ポンプ(12)を駆動して缶体
(1)内に給水を行う。缶体(1)内の水位と水位検出
装置(16)内の水位と連通管(10)(18)により同水位であ
り、水位検出装置(16)が下限水位を検出してバーナの点
火を行い、缶体(1)の加熱を開始する。缶体(1)内
の水位が更に上昇すれば、水位検出装置(16)が上限水位
を検出して給水が停止され、以後蒸気発生が行われる。
蒸気発生に伴い缶体(1)内の水位が低下して下限水位
以下になれば、バーナが消化すると共に給水が再開され
る。また、蒸気発生停止等で行われる缶体(1)内の排
水は、給水弁(13)を閉弁すると共に排水弁(14)を開弁す
ることで行われる。缶体(1)内で析出したスケールは
下り傾斜面の下面に沿って下面の低位置に堆積している
ので、排水によってスケールは缶体(1)外に排出され
る。
弁(13)を開くと共に給水ポンプ(12)を駆動して缶体
(1)内に給水を行う。缶体(1)内の水位と水位検出
装置(16)内の水位と連通管(10)(18)により同水位であ
り、水位検出装置(16)が下限水位を検出してバーナの点
火を行い、缶体(1)の加熱を開始する。缶体(1)内
の水位が更に上昇すれば、水位検出装置(16)が上限水位
を検出して給水が停止され、以後蒸気発生が行われる。
蒸気発生に伴い缶体(1)内の水位が低下して下限水位
以下になれば、バーナが消化すると共に給水が再開され
る。また、蒸気発生停止等で行われる缶体(1)内の排
水は、給水弁(13)を閉弁すると共に排水弁(14)を開弁す
ることで行われる。缶体(1)内で析出したスケールは
下り傾斜面の下面に沿って下面の低位置に堆積している
ので、排水によってスケールは缶体(1)外に排出され
る。
尚、本実施例では水位検出装置(16)と缶体(1)とを接
続する連通管(18)を缶体(1)の最低位置より若干高い
位置から取出しているが、これは缶体(1)内で析出し
沈下したスケールを連通管(18)に侵入させない為であ
る。又第1図の破線で示したように蒸気取出管(9)を
再度集合排気筒(8)内に導き、燃焼排ガスで再加熱す
るようにすれば、蒸気の乾き度が上昇して蒸気搬送管中
での凝縮を防止できる。
続する連通管(18)を缶体(1)の最低位置より若干高い
位置から取出しているが、これは缶体(1)内で析出し
沈下したスケールを連通管(18)に侵入させない為であ
る。又第1図の破線で示したように蒸気取出管(9)を
再度集合排気筒(8)内に導き、燃焼排ガスで再加熱す
るようにすれば、蒸気の乾き度が上昇して蒸気搬送管中
での凝縮を防止できる。
(考案の効果) 以上のように本考案によれば、缶体の一側部を除いてバ
ーナの燃焼ガスを流通させ、この一側部より水位検出装
置と接続する連通管を取出す構成としたから、水位検出
装置への伝熱量を低減でき、しかも缶体の一側面に水位
検出器を近接設置しても輻射熱の影響も少ないので、装
置もコンパクトとなる。しかも、缶体の下面を一側に向
け下り傾斜面とし、この下面最低部に排水兼用の給水管
を接続することで、水位検出器にスケールが侵入するこ
となく、缶体内のスケールを円滑に排出することがで
き、水位検出器のスケール付着による誤動作もなく、か
つ熱効率も良好な蒸気発生器を提供することができる。
ーナの燃焼ガスを流通させ、この一側部より水位検出装
置と接続する連通管を取出す構成としたから、水位検出
装置への伝熱量を低減でき、しかも缶体の一側面に水位
検出器を近接設置しても輻射熱の影響も少ないので、装
置もコンパクトとなる。しかも、缶体の下面を一側に向
け下り傾斜面とし、この下面最低部に排水兼用の給水管
を接続することで、水位検出器にスケールが侵入するこ
となく、缶体内のスケールを円滑に排出することがで
き、水位検出器のスケール付着による誤動作もなく、か
つ熱効率も良好な蒸気発生器を提供することができる。
第1図は本考案の一実施例を示す全体縦断面図、第2図
は同例の要部斜視図、第3図は同例の全体分解斜視図で
ある。 (1)……缶体 (3)……一側部 (4)……間隙 (5)……遮熱板 (7)……バーナケース (8)……排気集合筒 (9)……蒸気取出管 (10)……連通管 (11)……給水管 (16)……水位検出装置 (18)……連通管
は同例の要部斜視図、第3図は同例の全体分解斜視図で
ある。 (1)……缶体 (3)……一側部 (4)……間隙 (5)……遮熱板 (7)……バーナケース (8)……排気集合筒 (9)……蒸気取出管 (10)……連通管 (11)……給水管 (16)……水位検出装置 (18)……連通管
Claims (1)
- 【請求項1】下面を一側に向け下り傾斜面とした有底の
箱型缶体の上下面並びに前記一側部を除いた周囲に間隙
を有して遮熱板を配設し、当該遮熱板と連なり缶体下方
にバーナを収納したバーナケースを、上方に排気集合筒
を配設し、上記缶体の一側部の下面最低部には給水管
を、上部には蒸気取出管を夫々接続すると共に当該缶体
の一側部から取出した連通管を水位検出装置と接続し、
上記給水管から分岐した排水管に排水弁を介設したこと
を特徴とする燃焼加熱式蒸気発生器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989010257U JPH0631281Y2 (ja) | 1989-01-30 | 1989-01-30 | 燃焼加熱式蒸気発生器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989010257U JPH0631281Y2 (ja) | 1989-01-30 | 1989-01-30 | 燃焼加熱式蒸気発生器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02109108U JPH02109108U (ja) | 1990-08-30 |
JPH0631281Y2 true JPH0631281Y2 (ja) | 1994-08-22 |
Family
ID=31217753
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989010257U Expired - Lifetime JPH0631281Y2 (ja) | 1989-01-30 | 1989-01-30 | 燃焼加熱式蒸気発生器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0631281Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5827284U (ja) * | 1981-08-11 | 1983-02-22 | セイレイ工業株式会社 | シリンダ−保護装置 |
JPS61262502A (ja) * | 1985-05-15 | 1986-11-20 | 東京瓦斯株式会社 | 蒸気式熱搬送手段に用いられる蒸気発生器 |
-
1989
- 1989-01-30 JP JP1989010257U patent/JPH0631281Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02109108U (ja) | 1990-08-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4682579A (en) | Condensate overflow control for furnace | |
US4729328A (en) | Trap assembly for a condensing fossil fuel furnace | |
GB2187829A (en) | Gas-fired heating appliance | |
IT9035940U1 (it) | "scaricatore di condensa per caldaia a condensazione alimentata a gas combustibile". | |
JPH0631281Y2 (ja) | 燃焼加熱式蒸気発生器 | |
EP1098083A2 (en) | Engine waste heat recovering apparatus | |
US20070062423A1 (en) | Toilet system | |
JP3837112B2 (ja) | 給湯器 | |
KR200176949Y1 (ko) | 가스보일러의 응축수 고수위감지장치 | |
JPH0320192A (ja) | スチームトラップ | |
CN220287772U (zh) | 冷凝式燃气热水器 | |
JP2007240129A (ja) | 燃焼装置 | |
CN220017742U (zh) | 温水装置 | |
CN212691831U (zh) | 一种热管式空气预热器 | |
KR100646341B1 (ko) | 보일러의 응축수 드레인 이상유무 감지장치 | |
JPH11160130A (ja) | ボイラの水位検出筒 | |
JPS6135885Y2 (ja) | ||
JPH0133966Y2 (ja) | ||
JPS6347751Y2 (ja) | ||
JPH11337053A (ja) | 燃焼器具 | |
JP2745270B2 (ja) | 正圧及び負圧兼用トラップ | |
KR0127835Y1 (ko) | 보일러 | |
JPH02595Y2 (ja) | ||
KR0127834Y1 (ko) | 보일러용 응축수 귀환구조 | |
JPS6023634Y2 (ja) | 圧力安全弁 |