JPH06312793A

JPH06312793A - エンジンオイル交換装置

Info

Publication number: JPH06312793A
Application number: JP12358693A
Authority: JP
Inventors: Takima Matsumoto; 多希馬松本; Tetsuo Imai; 哲雄今井; Hitoshi Suzuki; 仁鈴木
Original assignee: MK Seiko Co Ltd
Current assignee: MK Seiko Co Ltd
Priority date: 1993-04-26
Filing date: 1993-04-26
Publication date: 1994-11-08

Abstract

(57)【要約】【目的】作業員と顧客の両者からオイル交換作業状態
が一目みてわかるようにする。【構成】複数のＬＥＤを備えた表示装置で待機状態で
あるのか、古油の抜取り中であるのか、新油の注入中で
あるのかを表示するエンジンオイル交換装置。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ガソリン給油所などに
設置され、自動車のエンジンオイルを交換する装置に関
する。

【０００２】

【従来の技術】従来、古油の抜取りや新油の注入時の表
示方法として、エンジンオイル交換装置の箱体上面に設
けられたエンジンオイル交換を実行するための操作部の
各スイッチ類付近に、発光ダイオード等の発光素子を前
記スイッチ類と同数だけ備え、現在行なっている工程が
何であるかを表示するものがあった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
表示方法では、現在行なっている工程を知ることができ
るのは交換装置の近くにいる作業員だけであり、作業員
が交換作業中にその場を離れて、他の作業を行なってい
る時には、その作業員自身はもとより、他の作業員も確
認できず、次の工程に移るのに時間を浪費する場合があ
った。

【０００４】また工程実施中もし顧客が自動車に乗車し
たままである時には、顧客自身が作業状況を把握でき
ず、いらいらして待っていなければならなかった。

【０００５】さらに、交換装置を待機状態にしておく
と、顧客はその装置が使用可能なのか、また装置を見て
も何の装置なのかわからない場合があって、給油所が高
価な交換装置を購入しても、アピール度がなく、収益が
あまり上がらない原因にもなっていた。

【０００６】本発明は以上の様な問題点を解消できるエ
ンジンオイル交換装置を提供することを目的とするもの
である。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明は、内部にエンジ
ンオイル交換機能を備えた箱体上方に、発光ダイオード
等の発光素子を配した電光表示装置を設け、古油の抜取
りと新油の注入と待機状態との各々の場合に応じ、前記
発光素子の点灯及び消灯を行なう制御手段を備えたこと
を要旨とするものである。

【０００８】

【作用】本発明によれば、作業状況を作業者、顧客の両
者共把握することができ、交換装置が待機状態になって
いれば、顧客に対して、装置は現在使用可能なのかどう
か、また何の装置であるのかを理解してもらうことがで
きる。

【０００９】

【実施例】以下、図面を用いて本発明の一実施例を詳細
に説明する。

【００１０】図１は本発明の一実施例であるエンジンオ
イル交換装置の外観図で、図２は同装置の全体構成図で
ある。箱体１内に、注入用の新油を収納しておく新油缶
２と、回収された古油を収納しておく廃油缶３をそれぞ
れロードセル等の新油計量装置４、古油計量装置５上に
配設している。また一端を新油缶２、廃油缶３内にそれ
ぞれ開口し、他端を電磁弁６、７をそれぞれ介して、正
逆転駆動可能なポンプ８の一方に接続した新油流入管路
９、古油流出管路１０と、一端をポンプ８の他方に接続
し、他端を電磁弁１１を介して、箱体１外の新油注入用
ホース１２に接続した新油流出管路１３と、一端を新油
流出管路１３と同様にポンプ８に接続し、他端を電磁弁
１４、１５をそれぞれ介して、箱体１外の新油注入用ホ
ース１６、古油抜取り用ホース１７に接続した新油流出
管路１８、古油流入管路１９とを配管している。さらに
新油注入用ホース１２の先端には新油注入専用ノズル２
０を接続し、新油注入用ホース１６と古油抜取り用ホー
ス１７の先端には注入抜取り兼用ノズル２１を接続して
いる。

【００１１】２２は箱体上方に脚２３で支えられている
表示装置で、前面には表示面保護のためにアクリルカバ
ー２４が設けられており、アクリルカバー周辺は水、埃
等が入り込まないようモール２５でシールされている。
表示面には左側にエンジンオイル交換装置本体、右側に
は新油缶、中央には自動車の絵が描かれた銘板がベース
板２６に貼付されていて、赤と緑２色のＬＥＤ２７が複
数個配置されている（詳細は図３）。ベース板２６裏面
にはＬＥＤ２７が搭載された基板２８が取付けられてお
り、基板は保護カバー２９で覆われている。

【００１２】３０、３１はそれぞれ箱体１上方に備えら
れたオイル交換を実行させるための操作部と油量などを
表示する表示器で、操作部３０は、特に図示しないが、
自動、新油注入、古油抜取り等の各工程選択スイッチ、
新油注入量などを設定するテンキー、スタートストップ
スイッチ等の各スイッチ類等で構成されている。

【００１３】図３は本装置の制御系を示すブロック図
で、箱体１内には従来周知のマイクロコンピューターな
どを利用した制御装置３２が備えられており、新油計量
装置４、古油計量装置５、操作部３０の各スイッチ類か
らの入力信号が制御装置３２に導入され、制御信号とし
て、電磁弁６、７、１１、１４、１５、ポンプ８、表示
装置２２、表示器３１に出力されてエンジンオイル交換
を実行する。

【００１４】次に図４、図５を基に使用法及び動作につ
いて説明する。

【００１５】図４はＬＥＤ２７の配列を表した図であ
り、Ｒ１からＲ２１までは赤、Ｇ１からＧ２１までは緑
のＬＥＤである。

【００１６】まず交換装置に電源が投入されると、制御
装置３２から表示装置２２に制御信号が出力され、表示
装置は待機状態となり、次のような動作を行なう。尚、
以後、各ＬＥＤの点灯消灯の各時間間隔は全て所定時間
Ｔ（０．１秒程度）で行なわれる。

【００１７】最初にＲ１とＧ１とを同時に点灯し、順次
Ｒ２１とＧ２１とまで各１個ずつ（Ｒ１７からＲ２１ま
でとＧ１７からＧＧ２１までは各１列ずつ）点灯してい
き、全ＬＥＤを点灯する。さらにＲ２１とＧ２１とを同
時に消灯し、順次Ｒ１とＧ１とまで各１個ずつ（Ｒ２１
からＲ１７までとＧ２１からＧ１７までは各１列ずつ）
消灯していき、全ＬＥＤを消灯する。以上の動作を所定
回数Ｎ回（５回程度）繰り返す。次にＲ１からＲ２１ま
でを順次１個ずつ（Ｒ１７からＲ２１までは１列ずつ）
点灯していき、赤のＬＥＤを全点灯とした後、Ｇ２１か
らＧ１までを順次１個ずつ（Ｇ２１からＧ１７までは１
列ずつ）点灯していき、緑のＬＥＤも全点灯とする。さ
らにＲ１からＲ２１までを順次１個ずつ（Ｒ１７からＲ
２１までは１列ずつ）消灯していき、赤のＬＥＤを全消
灯とした後、Ｇ２１からＧ１までを順次１個ずつ（Ｇ２
１からＧ１７までは１列ずつ）消灯していき、緑のＬＥ
Ｄを全消灯とする。以上の動作を所定回数Ｎ回繰り返
す。次にＧ１からＧ２１までを順次１個ずつ（Ｇ１７か
らＧ２１までは１列ずつ）点灯していき、緑のＬＥＤを
全点灯とした後、Ｒ２１からＲ１までを順次１個ずつ
（Ｒ２１からＲ１７までは１列ずつ）点灯していき、赤
のＬＥＤを全点灯する。さらにＧ１からＧ２１までを順
次１個ずつ（Ｇ１７からＧ２１までは１列ずつ）消灯し
ていき、緑のＬＥＤを全消灯とした後、Ｒ２１からＲ１
までを順次１個ずつ（Ｒ２１からＲ１７までは１列ず
つ）消灯していき、赤のＬＥＤを全消灯する。以上の動
作を所定回数Ｎ回繰り返す（ステップ１）。

【００１８】待機状態中は前記の３動作を順次繰り返し
ており、顧客からは現在交換装置は稼働中であることと
何の装置であるかが一目瞭然となっている。

【００１９】次に待機中に顧客がエンジンオイルの交換
を要求してきた場合には、まず注入抜取り兼用ノズル２
１を自動車のオイルパン内に挿入し、操作部３０内の工
程選択スイッチを操作し（ステップ２）、古油抜取りと
新油注入を自動で連続して行なう自動工程を選択した
後、スタートスイッチを操作する（ステップ３）。する
と前記各スイッチからの信号を受けた制御装置３２から
は制御信号が出力され、電磁弁７、１５が開となり、ポ
ンプ８が古油抜取り運転し（ステップ４）、古油の抜取
りが開始され、古油が古油抜取り用ノズル２１、古油抜
取り用ホース１７、古油流入管路１９、古油流出管路１
０を経由して、廃油缶３内に排出される。

【００２０】また前記制御信号は表示装置２２にも出力
され、次のような動作を行なう。

【００２１】最初にＧ１からＧ２１までの緑のＬＥＤを
同時に全点灯する。その後、Ｇ２１からＧ１までを順次
１個ずつ（Ｇ２１からＧ１７までは１列ずつ）消灯して
いき、緑のＬＥＤを全消灯する。この動作を抜取り運転
が終了するまで繰り返すので（ステップ５）、自動車の
オイルパン内の古油が交換装置内に抜取られている状態
が作業員にも顧客にも把握できる。

【００２２】やがてオイルパン内の古油が全て抜取ら
れ、古油計量装置５にて計量される古油量Ｗに変化がな
くなると（ステップ６）、制御装置３２は抜取りを終了
したと判断し、制御装置３２から制御信号が出力され、
電磁弁７、１５が閉となり、ポンプ８が停止する（ステ
ップ７）。

【００２３】この後、連続して新油の注入動作を行なう
ため、制御装置３２から制御信号が出力され、弁６、１
４が開となり、ポンプ８が注入運転し（ステップ８）、
新油の注入が開始され、新油缶２内の新油が新油流入管
路９、新油流出管路１６を経由して、注入抜取り兼用ノ
ズル２１からオイルパン内に注入される。

【００２４】また前記制御信号は表示装置２２にも出力
され、次のような動作を行なう。

【００２５】最初にＲ１からＲ２１までの赤のＬＥＤを
同時に全点灯する。その後、Ｒ１からＲ２１までを順次
１個ずつ（Ｒ１７からＲ２１までは１列ずつ）消灯して
いき、赤のＬＥＤを全消灯する。この動作を注入運転が
終了するまで繰り返すので（ステップ９）、交換装置内
の新油が自動車のオイルパン内に注入されている状態が
作業員にも顧客にも把握できる。

【００２６】やがて抜取られた古油量Ｗ１と注入された
新油量Ｗ２が同量となると（ステップ１０）、制御装置
は３２は注入終了と判断し、制御装置３２からは制御信
号が出力され、弁６、１４が閉となり、ポンプ８が停止
する（ステップ１１）。

【００２７】尚、ここでは自動工程についての説明に留
まっているが、、この表示装置２２による表示動作は自
動工程に限らず、古油抜取り、または新油注入の単独工
程でも同様に実施され、同等の効果が得られる。

【００２８】

【発明の効果】以上のように本発明は、内部にエンジン
オイル交換機能を備えた箱体上方に、発光ダイオード等
の発光素子を配した電光表示装置を設け、古油の抜取り
と新油の注入と待機状態との各々の場合に応じ、前記発
光素子の点灯及び消灯を行なう制御手段を備えたことに
より、作業状況を作業者、顧客の両者共把握することが
でき、作業者においては作業を無駄なく進めることがで
きるようになり、顧客においては交換作業中の待ち時間
に対するいらいら感を視覚的効果により解消できる。ま
た交換装置が待機状態になっていれば、顧客に対して、
装置は現在使用可能なのかどうか、何の装置であるのか
を表示している状態になっているので、集客数を上げる
ことができ、給油所の収益を増加させることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例であるエンジンオイル交換装
置の外観図である。

【図２】同装置の全体構成図である。

【図３】同装置の制御系を示すブロック図である。

【図４】同装置の表示装置のＬＥＤ配列図である。

【図５】同装置のオイル交換の動作を示すフローチャー
トである。

【符号の説明】

１箱体２２表示装置２７ＬＥＤ３２制御装置

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】内部にエンジンオイル交換機能を備えた
箱体上方に、発光ダイオード等の発光素子を配した電光
表示装置を設け、古油の抜取りと新油の注入と待機状態
との各々の場合に応じ、前記発光素子の点灯及び消灯を
行なう制御手段を備えたことを特徴とするエンジンオイ
ル交換装置。