JPH06312441A - 射出成形機の制御方法 - Google Patents

射出成形機の制御方法

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Publication number
JPH06312441A
JPH06312441A JP10427293A JP10427293A JPH06312441A JP H06312441 A JPH06312441 A JP H06312441A JP 10427293 A JP10427293 A JP 10427293A JP 10427293 A JP10427293 A JP 10427293A JP H06312441 A JPH06312441 A JP H06312441A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control
molding machine
injection molding
pressure
value
Prior art date
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Pending
Application number
JP10427293A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Yokobayashi
武 横林
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Japan Steel Works Ltd
Original Assignee
Japan Steel Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Japan Steel Works Ltd filed Critical Japan Steel Works Ltd
Priority to JP10427293A priority Critical patent/JPH06312441A/ja
Publication of JPH06312441A publication Critical patent/JPH06312441A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は射出成形機の制御方法に関し、特
に、射出速度制御及び保圧制御において圧力設定値と圧
力データとの差が小さく、小さい偏差値では応答が遅く
なって制御性能が悪くなる傾向の定常状態の制御性能を
向上させ、安定した成形品を得ることを特徴とする。 【構成】 本発明による射出成形機の制御方法は、予め
設定された圧力設定値(21)と油圧シリンダ(7)の圧力デ
ータ(10a)との偏差(e)が予め決められた一定値以下
の定常状態の時は、制御装置(11)の制御ゲインを上げる
ように制御する構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出成形機の制御方法
に関し、特に、射出速度制御及び保圧制御における定常
状態の制御性能を向上させ、安定した成形品を得るため
の新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種の射出成形
機の制御方法としては、図示していないが、例えば、特
開平3−197114号公報に開示されていた構成を挙
げることができる。すなわち、射出速度の立ち上がり時
に比例制御のみを行い、速度が安定した後に、比例・積
分制御を行うことにより、成形品の密度を安定させ、重
量ばらつき及び寸法ばらつきの小さい成形品を得るよう
に制御している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の射出成形機の制
御方法は、以上のように構成されていたため、次のよう
な課題が存在していた。すなわち、前述の単純な比例・
積分制御では、設定値に対して最適な制御を行っても、
定常状態における制御では、圧力設定値と圧力データと
の差が小さく、小さい偏差値では応答が遅くなって制御
性能が悪くなり、安定した成形品を得ることは極めて困
難であった。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、射出速度制御及び保圧制御
において、圧力設定値と圧力データとの差が小さく、小
さい偏差値では応答が遅くなって制御性能が悪くなる傾
向の定常状態の制御性能を向上させ、安定した成形品を
得るようにした射出成形機の制御方法を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による射出成形機
の制御方法は、射出シリンダのスクリュを油圧シリンダ
の油圧ピストンを押圧し、前記油圧シリンダの圧力デー
タに基づいて制御装置により射出速度制御及び保圧制御
を行うようにした射出成形機の制御方法において、予め
設定された圧力設定値と前記圧力データとの偏差が予め
決められた一定値以下の時は、前記制御装置の制御ゲイ
ンを上げるように制御する方法である。
【0006】
【作用】本発明による射出成形機の制御方法において
は、予め設定された圧力設定値と油圧シリンダの圧力デ
ータとの偏差が、予め決められた一定値以下の時は、油
圧シリンダのサーボ弁を制御する比例・積分制御への出
力のゲインを上げて大きくすることにより、圧力設定値
と圧力データとの差が小さく、小さい偏差値では応答が
遅くなって制御性能が悪くなる傾向の定常状態における
制御性能を向上させることができ、成形品の密度を向上
させて従来よりも安定した成形品を得ることができる。
【0007】
【実施例】以下、図面と共に本発明による射出成形機の
制御方法の好適な実施例について説明する。図1及び図
2は本発明による射出成形機の制御方法を示すもので、
図1はこの方法に適用する装置を示す構成図、図2は図
1の制御装置の詳細を示すブロック図である。
【0008】図1において符号1で示されるものは固定
側金型部2と可動側金型部3とからなる金型であり、こ
の金型1の固定側金型部2に接合された射出シリンダ4
のスクリュ5に接続されたスクリュ軸6は、油圧シリン
ダ7の油圧ピストン8に接続されている。
【0009】前記油圧シリンダ7の一対の油室7a,7
bには、この油圧ピストン8に対する油圧を制御するた
めのサーボ弁9が接続されており、この油圧シリンダ7
の一端にはこの油圧シリンダ7の油室7bの圧力を検出
するための圧力センサ10が設けられている。前記圧力
センサ10からの圧力データ10aは制御装置11に入
力されていると共に、前記スクリュ軸6に接続された検
出棒6Aに係合する位置センサ12からの位置データ1
2aは前記制御装置11に入力され、この制御装置11
からの制御信号11aが前記サーボ弁9に入力されてい
る。
【0010】前記制御装置11は、図2で示すように構
成されている。すなわち、前記圧力データ10aが入力
される減算器20には、予め設定された圧力設定値21
が入力されており、この減算器20から得られた偏差e
は、ゲイン調整器22を介してゲインを上げて大きくし
たゲイン調整後の修正偏差e’が周知の比例・積分回路
部23に入力され、この修正偏差e’が比例・積分制御
された後に制御信号11aとしてサーボ弁9に供給され
るように構成されている。
【0011】次に、実際に射出成形機の制御を行う場合
について述べる。まず、射出成形機の射出速度制御及び
保圧制御において、前記圧力設定値21と圧力データ1
0a間の偏差eが一定値以下(図2のゲイン調整部22
の点線で示す範囲D内)である定常状態においては、図
2に示すゲイン調整部22の調整特性22aに示すよう
に、その調整特性22aの変化が大きくしてあるため、
前述の偏差eが一定値以下ではそのゲインを上げて大き
くし、出力を上げた状態の修正偏差e’が比例・積分回
路部23に出力されて制御信号11aとしてサーボ弁9
へ送られる。
【0012】従って、前述の定常状態においては、従来
よりもその制御信号11aのゲインも上げられているた
め、圧力設定値21と圧力データ10aとの差が小さ
く、この小さい偏差値では応答が遅くなって制御性能が
悪くなる定常状態においても、制御性能が向上すること
になり、安定した成形品を得ることができる。
【0013】
【発明の効果】本発明による射出成形機の制御方法は、
以上のように構成されているため、次のような効果を得
ることができる。すなわち、圧力設定値と圧力データと
の偏差が一定値以下の定常状態において、制御装置の制
御ゲインを上げることにより、圧力設定値と圧力データ
との差が小さく、この小さい偏差値では応答が遅くなっ
て制御性能が悪くなるこの定常状態においても制御性能
を大幅に改善することができ、従来の比例・積分制御の
みによる制御よりも成形品の品質を大幅に向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による射出成形機の制御方法に適用した
装置を示す構成図である。
【図2】図1の制御装置の詳細を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
4 射出シリンダ 5 スクリュ 7 油圧シリンダ 8 油圧ピストン 10a 圧力データ 11 制御装置 21 圧力設定値 e 偏差

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 射出シリンダ(4)のスクリュ(5)を油圧シ
    リンダ(7)の油圧ピストン(8)で押圧し、前記油圧シリン
    ダ(7)の圧力データ(10a)に基づいて制御装置(11)により
    射出速度制御及び保圧制御を行うようにした射出成形機
    の制御方法において、予め設定された圧力設定値(21)と
    前記圧力データ(10a)との偏差(e)が予め決められた
    一定値以下の時は、前記制御装置(11)の制御ゲインを上
    げるように制御することを特徴とする射出成形機の制御
    方法。
JP10427293A 1993-04-30 1993-04-30 射出成形機の制御方法 Pending JPH06312441A (ja)

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JP10427293A JPH06312441A (ja) 1993-04-30 1993-04-30 射出成形機の制御方法

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JPH06312441A true JPH06312441A (ja) 1994-11-08

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JP (1) JPH06312441A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1990009035A1 (fr) * 1989-02-06 1990-08-09 Furukawa Denki Kogyo Kabushiki Kaisha Support de puce
JP2015186857A (ja) * 2014-03-26 2015-10-29 住友重機械工業株式会社 射出成形機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1990009035A1 (fr) * 1989-02-06 1990-08-09 Furukawa Denki Kogyo Kabushiki Kaisha Support de puce
JP2015186857A (ja) * 2014-03-26 2015-10-29 住友重機械工業株式会社 射出成形機

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