JPH0631240U - コードレス電話 - Google Patents

コードレス電話

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JPH0631240U
JPH0631240U JP6738792U JP6738792U JPH0631240U JP H0631240 U JPH0631240 U JP H0631240U JP 6738792 U JP6738792 U JP 6738792U JP 6738792 U JP6738792 U JP 6738792U JP H0631240 U JPH0631240 U JP H0631240U
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Application number
JP6738792U
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Inventor
恵一 内山
Original Assignee
カルソニック株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】「コードレス電話」において、電波の送信出力
を可変型にして車載用として最適なものを提供する。 【構成】送信電力増幅器28を小電力型の出力にも微弱
型の出力にも増幅できるように構成するとともに、小電
力コードまたは微弱コードといった識別コードの送受信
に基づき、パワーコントロール回路33を通じて、送信
電力増幅器28の出力を自動的に最適値に切換え制御し
うるように制御回路34を構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電波の送信出力を自動的に切り換えうる出力可変型のコードレス電 話に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コードレス電話の方式には、使用する電波の強さに応じて小電力型と微 弱型の二つのタイプがあり、それらはどちらも送信出力(電力)が固定されてい る。すなわち、小電力型の送信出力は10mW(ミリワット)で、電波の届く範 囲は見通し距離で約100m(メートル)であるのに対し、微弱型の送信出力は 発信点から3m(メートル)の距離で500μV(マイクロボルト)以下で、そ の交信範囲は見通し距離で約10〜20m(メートル)である。したがって、小 電力型は、子機を親機からかなり離れたところで使用しても通話可能という長所 を有する反面、電波が比較的強いため盗聴されやすい上に混信が起こりやすく、 また消費電力が比較的大きいためにバッテリーがすぐなくなるという短所を有す る。これに対し、微弱型は、小電力型とは逆に、電波が弱いために盗聴されにく いほか混信も起こりにくく、また消費電力が比較的小さいのでバッテリーも長持 ちするという長所を有する反面、子機が親機から少し遠くへ離れてしまうと通話 ができなくなるという短所を有する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このように、小電力型と微弱型にはそれぞれ一長一短があるため、従来は、主 たる使用目的に応じて、それぞれを使い分ける必要があった。
【0004】 例えば、コードレス電話を自動車電話として使用する場合には、車室内で子機 を使う限り、微弱型が好ましい。車室内では電装品への影響や、周囲の車両がコ ードレス電話を使用している場合の混信等を避ける必要があり、またバッテリー を長持ちさせることができるからである。しかし、停車時に子機を車室外に持ち 出して使用するような場合には、通話到達距離を長くする上で小電力型のほうが 好ましい。この点、従来のコードレス電話は小電力型か微弱型かでそれぞれの送 信出力が固定されているため、上記のような、子機を車室内でも車室外でも使い たいといったコードレス電話を車載する際の要求に対応することができず、コー ドレス電話を自動車電話として使用する場合の利便性が損なわれていた。
【0005】 本考案は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、車載用 として最適なコードレス電話を提供すべく、電波の送信出力を小電力型または微 弱型に自動的に切り換えうる出力可変型のコードレス電話を提供することを目的 とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本考案は、親機と子機とが無線回線で接続された コードレス電話において、電波の送信出力を選択的に所要の値に増幅する送信電 力増幅手段と、親機と子機間の特定コードの送受信に基づいて電波の送信出力を 最適値に設定するよう前記送信電力増幅手段を制御する送信電力制御手段とを有 することを特徴とする。
【0007】
【作用】
このように構成した本考案にあっては、送信電力制御手段は、親機と子機間の 特定コードの送受信に基づいて、電波の送信出力の最適値を決定し、電波の送信 出力をその値に設定すべき信号を送信電力増幅手段に出力する。この信号を受け て、送信電力増幅手段は、電波の送信出力をその最適値に増幅する。このように 、子機と親機間の通信状況に応じて自動的に電波の送信出力が切り換えられるこ とになる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。 図1は本考案の一実施例による車載用のコードレス電話を示す外観図、図2は 同実施例の子機の構成を示す概略ブロック図、図3は同実施例の子機側の動作フ ローチャート、図4は同実施例の親機側の動作フローチャートである。なお、本 実施例では、コードレス電話を自動車電話として使用する場合を例にとって説明 する。
【0009】 図1に示すように、本実施例による車載用コードレス電話は、無線機10とア ンテナ11とを備えた無線装置12と、コードレス電話機13とを有し、これら は接続ケーブル14で接続されている。コードレス電話機13は、図示しない表 示部や操作キー部が設けられた子機(電話機)15と、無線装置12に接続され た親機(接続装置)16とで構成されている。これら子機15と親機16は、そ れぞれ図示しない無線装置とアンテナ17,18を有し、コードの代わりに無線 回線で接続されている。なお、子機15と親機16には電源として図示しないバ ッテリーが内蔵されている。
【0010】 まず、子機15の構成は図2に示すブロック図の通りである。すなわち、この 子機15は、通常の移動機と同じく、アンテナ17、受信機19、送信機20、 制御部、電話機などで構成されている。受信機19は、受信ミキサ21、増幅器 22、復調器23で構成され、アンテナ17で受信した電波を周波数変換、増幅 、復調して受信信号を形成する。この受信信号は受信信号処理回路24で処理さ れた後、受話器25を介して音声として送出され、あるいはデータとして後述す る制御回路に入力される。また、送信機20は変調器26、送信ミキサ27、送 信電力増幅器28で構成されている。送話器29からの音声信号や制御回路から の指令信号は、送信信号として送信信号処理回路30で処理された後に、送信機 20を通じて変調、周波数変換、電力増幅されて、アンテナ17から電波として 送出される。受信機19と送信機20は送受分波器31を介してアンテナ17と 接続されている。また、受信ミキサ21と送信ミキサ27には、チャネル切換え 機能をつかさどる周波数シンセサイザ32が接続されている。
【0011】 本実施例では、送信電力増幅器28は、送信信号を従来のコードレス電話の小 電力型と微弱型の双方の送信出力に増幅できるように構成されている。例えば、 小電力型の増幅回路と微弱型の増幅回路の二つを有し、切換スイッチによりどち らかに選択的に接続されるように構成されている。あるいは、一つの増幅回路で 、その増幅度を選択的に小電力型のレベルまたは微弱型のレベルに可変できるよ うに構成されている。この送信電力増幅器28にはパワーコントロール回路33 が接続されており、このパワーコントロール回路33によって、送信電力増幅器 28の送信出力が小電力型または微弱型に切り換えられるようになっている。
【0012】 前記した受信信号処理回路24、送信信号処理回路30、周波数シンセサイザ 32、パワーコントロール回路33はそれぞれ制御回路34に接続されている。 また、この制御回路34には電話機のダイヤルや表示等35が接続されている。 制御回路34はマイコンを中心として構成され、タイマー36を内蔵している。 制御回路34は、親機16からの指令信号や、子機15のダイヤル、操作盤等か らの指令に基づいて、無線回線の設定・切断、チャネルの切換え等を自動制御し ている。また、本実施例では、この制御回路34は、子機15と親機16間にお ける後述する特定コードの送受信に基づいて、電波の送信出力を小電力型にすべ きかあるいは微弱型にすべきかを判断して、その送信出力の切換えを自動制御し ている。一般に、無線回線の制御は、周波数が少しずつ異なる複数の無線チャネ ルから一つのチャネルを選択して送信・受信に使用するマルチチャネルアクセス 方式が採用されているが、前記特定コードのやりとりは、通話中に制御チャネル を使って、あるいは通話チャネルの空き時間を利用して行われる。
【0013】 なお、親機16の構成については、図2に示す子機15の構成とほぼ同じであ り、本実施例では、親機16には子機15の受話器、送信機、ダイヤル・表示等 に相当するものが存在せず、親機の受信信号処理回路と送信信号処理回路が図1 に示す無線機10に接続されている点で異なるのみである。それ以外の構成につ いては子機15の場合と同じであるから、その説明は省略する。
【0014】 また、送信電力増幅手段は送信電力増幅器28により、送信電力制御手段はパ ワーコントロール回路33と制御回路34によりそれぞれ形成されている。
【0015】 次に、電波の送信出力の切換え制御について、子機15側と親機16側のそれ ぞれについてそれぞれ図3と図4のフローチャートに従って説明する。
【0016】 まず、子機15側の動作から説明する。図3のフローに示すように、電源がオ ンされると、制御回路34は、子機15の送信出力を小電力型に設定し(S1) 、制御チャネルまたは通話チャネルを利用して、小電力型の出力で、現在小電力 型である旨を表わす特定の識別コード(以下、小電力コードという)を送信する (S2)。それから、この小電力コードに対する親機16の応答の有無を判断す る(S3)。この判断の結果として親機16の応答がなければ、子機15と親機 16間は電波の届かない範囲にあるものと判断して、圏外である旨を表示させて (S4)ステップ10に進む。
【0017】 これに対し、ステップ3の判断の結果として親機16の応答があれば、制御回 路34は、子機15の送信出力を微弱型に切り換えて(S5)、制御チャネルま たは通話チャネルを利用して、微弱型の出力で、現在微弱型である旨を表わす特 定の識別コード(以下、微弱コードという)を送信する(S6)。それから、こ の微弱コードに対する親機16の応答の有無を判断する(S7)。この判断の結 果として親機16の応答があれば、到達距離の短い微弱型の出力でも通話は可能 であるものと判断して、電波の送信出力を微弱型のそれに維持する(S8)。こ れに対し、ステップ7の判断の結果として親機16の応答がなければ、子機15 と親機16間は微弱型の通話到達距離より遠くへ離れているものと判断して、電 波の送信出力を小電力型に切り換える(S9)。
【0018】 それから、制御回路34は、以上の動作をあらかじめ設定された一定時間ごと に繰り返す(S10)。つまり、一定時間ごとに、送信出力を小電力型にすべき か微弱型にすべきかの見直しを行う。
【0019】 次に、親機16側の動作について説明する。図4のフローに示すように、親機 16の制御回路は、電源がオンされると親機16の送信出力を小電力型にセット し(S11)、子機15からのコードを受信する(S12)。それから、受信し たコードが小電力コードかどうかを判断し(S13)、この判断の結果として小 電力コードであれば、電波の送信出力を子機15と同じく小電力型に設定し(S 14)、その識別コードを受信した旨の応答信号を送信して(S15)ステップ 12に戻る。
【0020】 これに対し、ステップ13の判断の結果として小電力コードでなければ、親機 16の制御回路は、さらに、受信したコードが微弱コードか否かを判断する(S 16)。この判断の結果として微弱コードであれば、電波の送信出力を子機15 と同じく微弱型に設定し(S17)、その識別コードを受信した旨の応答信号を 送信して(S18)ステップ12に戻る。
【0021】 これに対し、ステップ16の判断の結果として微弱コードでもなければ、親機 16の制御装置は、子機15からの電波が届いていないものと判断して、直ちに ステップ12に戻る。
【0022】 このように、本実施例によれば、電波の送信出力を、子機15と親機16間の 識別コードの送受信に基づいて、微弱型の出力で通話可能な場合には微弱型に、 そうでない場合には小電力型に自動的に切り換えるようにしたので、例えば車室 内で子機15を使用する場合や、車室外であっても車両の周辺で子機15を使用 するような場合には微弱型にセットされることになり、混信や盗聴の防止ととも に消費電力の低減が図られる。一方で、例えば子機15を車室外に持ち出して車 両から遠く離れたところで使用するような場合には小電力型に設定されることに なり、車両からかなり離れてたところにおいても通話が可能である。したがって 、車載用として最適なコードレス電話が得られ、コードレス電話を自動車電話と して使用する際の利便性が大幅に向上するのみならず、全体的に見て混信や盗聴 の機会が減少し、バッテリーも長持ちする。
【0023】 なお、本実施例では、車載用のコードレス電話について説明したが、本考案は 一般の家庭用ないし事務用のコードレス電話に採用することももちろん可能であ る。この場合には、従来の出力固定タイプの小電力型コードレス電話よりもバッ テリーが長持ちするほか、微弱型にセットされたときには盗聴されにくいため全 体として盗聴されにくいという利点がある。
【0024】
【考案の効果】
以上述べたように本考案によれば、子機と親機間の通信状況に応じて自動的に 電波の送信出力が切り換えられるので、コードレス電話の利便性のほか、混信や 盗聴の可及的防止ならびにバッテリーの長寿命化が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による車載用のコードレス電
話を示す外観図である。
【図2】同実施例の子機の構成を示す概略ブロック図で
ある。
【図3】同実施例の子機側の動作フローチャートであ
る。
【図4】同実施例の親機側の動作フローチャートであ
る。
【符号の説明】
13…コードレス電話機 15…子機 16…親機 28…送信電力増幅器(送信電力増幅手段) 33…パワーコントロール回路(送信電力制御手段) 34…制御回路(送信電力制御手段)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】子機(15)と親機(16)とが無線回線で接続さ
    れたコードレス電話において、電波の送信出力を選択的
    に所要の値に増幅する送信電力増幅手段(28)と、子機(1
    5)と親機(16)間の特定コードの送受信に基づいて、電波
    の送信出力を最適値に設定するよう、前記送信電力増幅
    手段(28)を制御する送信電力制御手段(33,34) とを有す
    ることを特徴とするコードレス電話。
JP6738792U 1992-09-28 1992-09-28 コードレス電話 Pending JPH0631240U (ja)

Priority Applications (1)

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JP6738792U JPH0631240U (ja) 1992-09-28 1992-09-28 コードレス電話

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JP6738792U JPH0631240U (ja) 1992-09-28 1992-09-28 コードレス電話

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JPH0631240U true JPH0631240U (ja) 1994-04-22

Family

ID=13343536

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JP6738792U Pending JPH0631240U (ja) 1992-09-28 1992-09-28 コードレス電話

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011514079A (ja) * 2008-02-29 2011-04-28 クゥアルコム・インコーポレイテッド 分数分周方式位相同期ループのための動的基準周波数

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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