JPH063122Y2 - 蒸気タ−ビンの制御装置 - Google Patents

蒸気タ−ビンの制御装置

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JPH063122Y2
JPH063122Y2 JP1986070636U JP7063686U JPH063122Y2 JP H063122 Y2 JPH063122 Y2 JP H063122Y2 JP 1986070636 U JP1986070636 U JP 1986070636U JP 7063686 U JP7063686 U JP 7063686U JP H063122 Y2 JPH063122 Y2 JP H063122Y2
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JP
Japan
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steam turbine
valve
data
mode
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JP1986070636U
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JPS62183002U (ja
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恒雄 妻鹿
雅詞 長尾
大作 平田
寛忠 伊与田
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Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は2種類の弁特性を任意に切替可能な蒸気タービ
ンの制御装置に関する。
[従来の技術] 従来、蒸気タービンの制御装置の一例として次のような
構成のものがある。蒸気タービンを制御する場合、複数
の弁が全て同じに開いていく全周モードの弁特性と、各
グループ毎に弁が順番に開いていく部分モードの弁特性
の間の切替は、ある特定の負荷のときのみ行われる構成
のものがあった。第4図はこれを説明するための弁開度
と蒸気タービン出力(負荷)の関係を示す図である。第
4図において、実線で示されているような蒸気タービン
出力がo〜a1の範囲では全周モードの弁特性、また蒸
気タービン出力がa2〜100%の範囲では部分モード
の弁特性、さらに蒸気タービン出力がa1〜a2の間は全
周モードと部分モードの弁特性の中間の開度となるよう
な1種類の弁特性しか備えていない。従って、弁切替は
常に蒸気タービン出力がa1〜a2の間しか行えない。そ
の結果、蒸気タービンの起動モードが異なる場合も、負
荷上げの場合と負荷下げの場合も同一タイミングで弁切
替を行っており、蒸気タービンのロータやブレード等の
熱応力が最小となるような弁切替を常に行うことは不可
能であった。
[考案が解決しようとする問題点] 上記したように、従来の蒸気タービンの制御装置は1つ
の弁に対し、1種類の弁特性関数しか持っておらず、複
数の弁特性の間を任意のタイミングで切替えることは不
可能であり、蒸気タービンの起動モードに応じて適切に
弁モードを切替え、ロータやブレード等の熱応力を軽減
することは不可能であった。
そこで本考案は蒸気タービンの起動モードに応じて適切
に弁モードを切替えることができ、これにより蒸気ター
ビンのロータやブレード等の熱応力を軽減することがで
きる蒸気タービンの制御装置を提供することが目的とす
る。
[問題点を解決するための手段] 本考案は上記目的を達成するために次のように構成した
ものである。すなわち、複数の弁に対して所望の開度指
令を与えて負荷を制御する蒸気タービンの制御装置にお
いて、 前記弁の全部が同一開度で開いていく全周モードの弁特
性を出力する第1の関数発生器と、 この第1の関数発生器の出力に対して第1のデータを積
算する第1の掛算器と、 前記弁が各グループ毎に別々に開いていく部分モードの
弁特性を出力する第2の関数発生器と、 この第2の関数発生器の出力に対して第2のデータを積
算する第2の掛算器と、 前記第1および第2の掛算器の出力を加算して前記各弁
の弁開度指令として出力する複数の加算器と、 前記第1および第2の関数発生器に入力される部分モー
ド指令および全周モード指令を入力し、これを交互に出
力するフリップフロップと、 このフリップフロップの出力に応じて第1および第2の
設定値を選択するデータセレクタと、 このデータセレクタの出力を入力し、これを一定のレー
トに制限するレートリミッタと、 このレートリミッタの出力を第1のデータとして前記第
1の掛算器に与え、前記レートリミッタの出力に対して
所定値を引算して得られる第2のデータを前記第2の掛
算器に与える回路と、 を具備した蒸気タービンの制御装置である。
[作用] 上記のような構成することにより、蒸気タービンの起動
モードに応じて適切に弁モードを切替えることができ、
これにより蒸気タービンのロータやブレード等の熱応力
を軽減することができる。
[実施例] 以下、本考案について図面を参照して説明する。第1図
は本考案による蒸気タービンの制御装置の一実施例の要
部を示すブロック図であり、ここではガバナ弁(以下弁
と称す)が全部で8個GV1,GV2,GV3,…GV
8の場合を示しているが、これに限らず複数個なら何個
でも良い。第1図において、11aは負荷指令が入力さ
れ弁GV1の部分モード弁特性を出力する関数発生器、
12,13,…18はいずれも負荷指令が入力され弁G
V2,GV3,…GV8の部分モード弁特性を発生する
関数発生器である。21aは上記関数発生器11aの出
力と端子からの入力(後述する)を積算する掛算器、
21bは上記関数発生器11bの出力と端子からの入
力(後述する)を積算する掛算器、22,23,…28
はそれぞれ端子を有し、この入力と上記関数発生器1
2,13,…18の出力を積算する掛算器、31は上記
掛算器21a,21bの出力を加算する加算器、32は
上記掛算器21bと22の出力を加算する加算器、3
3,…38は加算器である。
第2図は上記端子,にデータを与えるためのデータ
発生回路のブロック図であり、40は上記弁GV部分モ
ード指令、GV全周モード指令が入力されこれを出力す
るフリップフロップ、 41はこのフリップフロップからの信号を入力してデー
タ1.0、0.0をセレクトするデータセレクタ、42
はこのデータセレクタ41の出力を入力しこれを一定レ
ートに制限するレートリミッタ(RLMT)、43はこ
のレートリミッタ42の出力とデータ1.0を引算する
引算器である。、は上記した端子である。
第3図は上記した弁GV1の弁開度指令と負荷指令の関
係を示す特性図であり、以下この図を参照して第1図、
第2図の作用について説明する。いま第3図において、
負荷指令がa%で全周モード弁特性イから部分モード弁
特性ロに切替を行なおうとする場合について考える。全
周モードの場合、端子は0.0、端子は1.0の信
号となっており、各弁開度指令は全周モード弁特性イが
選択されている。ここで、部分モード弁特性ロを選択す
ると、端子との信号が、レートリミッタ42では一
定レートで端子は0.0から1.0に、又端子は
1.0から0.0に変化していく。この間の動きを第3
図で追ってみると、負荷指令がa%で端子=0.0、
端子1.0のときcの弁開度指令の出たところから、
部分モードの弁開度指令bへ向って動いていく。切替中
のある時間においての弁開度指令xの値は次の式で表わ
される。
x=b×+c =b×+c×(1.0−) よって、xは第3図の特性図上で、cとbの間を:
に内分した点の値となる。これでが1にあると、x=
bとなり、部分モード特性に切替えが完了したことにな
る。逆に、を1から0に移動させると、部分モードか
ら全周モードに切替えが可能となる。
以上のように本考案の実施例によれば以下のような効果
が得られる。
(1)2種類の弁特性モードの切替を任意のタイミング
でスムーズに実施できるので、蒸気タービンのロータや
ブレード等の熱応力や効率から考えた蒸気タービンの最
適な運転が可能となる。
(2)弁特性モードの切替中に負荷指令が変動しても、
常に変動した負荷の全周モードと部分モードの値の間に
弁開度指令が入るので、負荷変動時の切替もスムーズに
実施できる。
(3)ダブルショック等の異常には切替速度を速くして
速やかに危険な運転状態を回避できる。
[考案の効果] 以上述べた本考案によれば、複数の弁を利用して負荷を
制御する蒸気タービンの制御装置において、上記弁の全
部が同一開度で開いていく全周モードの弁特性と、上記
弁が各グループ毎に別々に開いていく部分モードの弁特
性との間を、フリップフロップ、データセレクタ、レー
トリミッタ、引算器により任意のタイミングで切替可能
にしたので、蒸気タービンの起動モードに応じて適切に
弁モードを切替えることができ、これにより蒸気タービ
ンのロータやブレード等の熱応力を軽減することができ
る蒸気タービンの制御装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による蒸気タービンの制御装置の一実施
例の要部を示すブロック図、第2図は第1図の端子,
にデータを与えるためのデータ発生回路のブロック
図、第3図は第1図の弁GV1の弁開度指令と負荷指令
の関係を示す特性図、第4図は従来の蒸気タービンの制
御装置の一例を説明するための弁開度とタービン出力の
関係を示す図である。 11a,11b,12,13〜18…関数発生器、21
a,21b,22,23〜28…掛算器、31,32,
33〜38…加算器、40…フリップフロップ、41…
データセレクタ、42…レートリミッタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 平田 大作 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂製作所内 (72)考案者 伊与田 寛忠 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町1丁目1番2 号 三菱電機株式会社制御製作所内 (56)参考文献 特開 昭59−226203(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の弁に対して所望の開度指令を与えて
    負荷を制御する蒸気タービンの制御装置において、 前記弁の全部が同一開度で開いていく全周モードの弁特
    性を出力する第1の関数発生器と、 この第1の関数発生器の出力に対して第1のデータを積
    算する第1の掛算器と、 前記弁が各グループ毎に別々に開いていく部分モードの
    弁特性を出力する第2の関数発生器と、 この第2の関数発生器の出力に対して第2のデータを積
    算する第2の掛算器と、 前記第1および第2の掛算器の出力を加算して前記各弁
    の弁開度指令として出力する複数の加算器と、 前記第1および第2の関数発生器に入力される部分モー
    ド指令および全周モード指令を入力し、これを交互に出
    力するフリップフロップと、 このフリップフロップの出力に応じて第1および第2の
    設定値を選択するデータセレクタと、 このデータセレクタの出力を入力し、これを一定のレー
    トに制限するレートリミッタと、 このレートリミッタの出力を第1のデータとして前記第
    1の掛算器に与え、前記レートリミッタの出力に対して
    所定値を引算して得られる第2のデータを前記第2の掛
    算器に与える回路と、 を具備した蒸気タービンの制御装置。
JP1986070636U 1986-05-13 1986-05-13 蒸気タ−ビンの制御装置 Expired - Lifetime JPH063122Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986070636U JPH063122Y2 (ja) 1986-05-13 1986-05-13 蒸気タ−ビンの制御装置

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JP1986070636U JPH063122Y2 (ja) 1986-05-13 1986-05-13 蒸気タ−ビンの制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62183002U JPS62183002U (ja) 1987-11-20
JPH063122Y2 true JPH063122Y2 (ja) 1994-01-26

Family

ID=30912451

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986070636U Expired - Lifetime JPH063122Y2 (ja) 1986-05-13 1986-05-13 蒸気タ−ビンの制御装置

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5433553U (ja) * 1977-08-09 1979-03-05
JPS59226203A (ja) * 1983-06-06 1984-12-19 Hitachi Ltd 調速方式切換式流量制御装置

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Publication number Publication date
JPS62183002U (ja) 1987-11-20

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