JPH06312027A - 近赤外レーザー照射光モニター装置 - Google Patents

近赤外レーザー照射光モニター装置

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JPH06312027A
JPH06312027A JP5105639A JP10563993A JPH06312027A JP H06312027 A JPH06312027 A JP H06312027A JP 5105639 A JP5105639 A JP 5105639A JP 10563993 A JP10563993 A JP 10563993A JP H06312027 A JPH06312027 A JP H06312027A
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infrared laser
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infrared
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Akinori Nagasawa
明範 長澤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 近赤外レーザー照射光モニター装置に係り、
対象物に照射される近赤外レーザー光が対象物のどの部
分にどのような強度で照射されているのかを、肉眼で確
認できるようにすることを目的とする。 【構成】 近赤外レーザー照射光モニター装置であっ
て、撮像手段1は、少なくとも可視光領域と近赤外光領
域に感度を有する固体撮像素子5を有して撮像領域の可
視光及び近赤外光の強度に応じた二次元画像データを出
力し、該撮像手段1が出力する可視光に関する二次元画
像データと近赤外光に関する二次元画像データとの強度
に基づく階調表示処理を行い、表示手段2に表示可能な
表示データを作成する画像データ処理手段6を有し、表
示手段2は、該処理された表示データを階調画像として
表示し、対象物の可視光像と対象物における近赤外レー
ザー光の照射分布像とを同画面上に同時に階調表示する
ように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は近赤外レーザー照射光モ
ニター装置に係り、特に撮像手段と表示手段とを有し、
対象物に近赤外レーザー装置から照射した近赤外レーザ
ー光の対象における分布状態を表示する近赤外レーザー
照射光モニター装置に関する。レーザーの照射対象に及
ぼす作用を検討する場合、対象におけるレーザー光の強
度分布を把握することは最も重要な課題である。とく
に、レーザーの医学応用においてはレーザー光が生体組
織等の照射対象に及ぼす作用領域を正確に把握すること
は、治療効果等を検討する上からも、また治療の安全性
の面からも極めて重要であり、もし上記の生体組織にお
けるレーザー光の作用領域の把握を可視的に観察できれ
ばレーザー光の臨床応用の質を飛躍的に向上することが
できる。
【0002】
【従来の技術】アルゴンレーザーなどの可視光レーザー
の場合は、その作用領域を可視像として肉眼で直接観察
することができる。また不可視領域のレーザー光であっ
ても紫外線レーザーの場合に蛍光体を用いたり、赤外レ
ーザーの場合にイメージコンバータ、シリコンビジコン
などの赤外イメージセンサで観測する方法のほかに、赤
外りん光や2光子過程を応用する方法によってレーザー
の空間的強度分布、すなわちモードパターンを測定する
方法、などが従来から知られている。
【0003】そして、近赤外レーザーの場合について
は、従来、対象に照射したレーザー光の強度分布を正確
に把握できる装置はなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、近赤外レーザー
光は各分野において利用価値が急増しており、とくに医
学領域ではNd−YAGレーザーや半導体レーザーなど
の近赤外レーザーが主流になりつつある。しかるに、以
上のような実情であるため、従来は不可視光の近赤外レ
ーザー光照射による治療等が経験則に基づいて当て推量
で行われており、治療上生体に照射した近赤外レーザー
光の組織における分布領域を観察する近赤外レーザー照
射光モニター装置が要望されている。
【0005】そこで、本発明は、対象物に照射される近
赤外レーザー光の対象物上での光分布を肉眼で確認する
ことができ、さらにその光強度分布を表示観察する近赤
外レーザー照射光モニター装置を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明において、上記の
課題を解決するための第1の手段は、図1に示すよう
に、撮像手段1と表示手段2とを有し、対象物3に近赤
外レーザー4から照射した近赤外レーザー光の対象上で
の分布状態を表示する近赤外レーザー照射光モニター装
置であって、上記撮像手段1は、少なくとも可視光領域
と近赤外光領域に感度を有する固体撮像素子5を有して
撮像領域の可視光及び近赤外光の強度に応じた二次元画
像データを出力し、本撮影手段で近赤外レーザー光を照
射している対象を撮影することによって、対象物の可視
光像と照射された近赤外レーザー光の対象における分布
領域とを同一画面上に同時に映像し、後者の前者に対す
る極度な強度差によって、可視光像の上に近赤外レーザ
ー光の分布を重ねて表示し、更に該撮像手段1が出力す
る可視光に関する二次元画像データと近赤外光に関する
二次元画像データとの強度に基づく階調表示処理を行
い、表示手段2に表示可能な表示データを作成する画像
データ処理手段6を有し、上記表示手段2は、該処理さ
れた表示データを階調画像として表示し、上記の理由に
より対象物における近赤外レーザー光の照射分布像とを
同画面上に同時に階調表示するものとしたことである。
【0007】本発明の第2の手段は、上記第1の手段の
上記撮像手段1は、撮像レンズと二次元固体撮像素子と
を有するカメラ装置であるものとした近赤外レーザー照
射光モニター装置である。本発明の第3の手段は、上記
第1の手段の撮像手段1は可撓性シートに複数の一次元
固体撮像素子を配列して対象物に密着可能として構成し
たものとした近赤外レーザー照射光モニター装置であ
る。
【0008】本発明の第4の手段は、上記第1乃至第3
の手段の固体撮像素子がCCDまたはMOSであるもの
とした近赤外レーザー照射光モニター装置である。本発
明の第5の手段は、上記第1乃至第4の対象に照射する
レーザー4はGaAlAs半導体レーザーやYAGレーザーな
どの近赤外レーザーであるものとした近赤外レーザー照
射光モニター装置である。
【0009】本発明の第6の手段は、上記第1乃至第5
の画像データ処理手段6における画像処理が照射対象に
おけるレーザー光強度分布のステップ階調処理を含むも
のとした近赤外レーザー照射光モニター装置である。本
発明の第7の手段は、上記第1乃至第6の手段の撮像手
段1は可視光を遮蔽し、近赤外光を透過させるフィルタ
を有し、該フィルタを介して対象物を撮像するものとし
た近赤外レーザー照射光モニター装置である。
【0010】本発明の第8の手段は、上記第1乃至第6
の手段の撮像手段1は、入射光の強度を減衰させる減衰
手段を有するものとした近赤外レーザー照射光モニター
装置である。
【0011】
【作用】本発明の第1の手段に係る近赤外レーザー照射
光モニター装置によれば、生体組織などの照射対象物に
近赤外レーザー光を照射したときの上記対象物の可視像
上に近赤外レーザー光の照射領域およびレーザー光の作
用領域が固体撮像素子を有する撮像手段で重ね合わされ
て撮像され、照射された近赤外レーザー光の光強度は対
象の可視像の光強度よりも極度に強いため、可視像の上
に近赤外レーザー光の分布領域が重なって識別され、こ
の画像データが画像データ処理手段でその強度に応じた
階調表示処理された表示データに変換処理される。そし
てこの表示データが表示手段に画像として表示されるか
ら、上記の理由によって対象物の画像と対象物に照射さ
れた近赤外レーザー光の強度分布と作用域が表示される
ことになる。
【0012】本発明の第2の手段に係る近赤外レーザー
照射光モニター装置によれば、撮像手段1は、撮像レン
ズと二次元固体撮像素子とを有するカメラ装置であるか
ら、対象物に非接触で対象物の画像を得ることができ
る。本発明の第3の手段に係る近赤外レーザー照射光モ
ニター装置によれば、撮像手段1は可撓性シート10に
複数の一次元固体撮像素子11を配列して対象物に密着
可能として構成したものであるから、対象物の表面に接
触させてレーザー光を照射した対象物の周域各部におけ
る近赤外レーザー光の分布を連続的に同時に表示するこ
とができる。
【0013】本発明の第4の手段に係る近赤外レーザー
照射光モニター装置によれば、固体撮像素子がCCDま
たはMOSであり、撮像手段を小型のものとして構成す
ることができる。本発明の第5の手段に係る近赤外レー
ザー照射光モニター装置によれば、対象物に照射するレ
ーザー4はGaAlAs半導体レーザーやYAGレーザーなど
の近赤外レーザーである。
【0014】本発明の第6の手段に係る近赤外レーザー
照射光モニター装置によれば、画像データ処理手段6に
おける画像処理が照射対象におけるレーザー光強度分布
のステップ階調処理を含むものとしたから、強度分布を
容易に認識することができる。本発明の第7の手段に係
る近赤外レーザー照射光モニター装置によれば、可視光
を遮蔽し、近赤外光を透過させるフィルタを有し、該フ
ィルタを介して対象物を撮像するものとしたから、検出
される光は近赤外線のみとなり、また、表示される画像
も、近赤外線の分布だけとなるから、近赤外線レーザー
照射状態についてより精密な測定を行うことができる。
【0015】本発明の第8の手段に係る近赤外レーザー
照射光モニター装置によれば、撮像手段1は、入射光の
強度を減衰させる減衰手段を有するものとしたから、撮
像手段への入射光を減衰させることにより、エネルギー
密度が低い可視光を固体撮像素子で検出することを抑制
することにより、エネルギー密度が高い近赤外レーザー
光のみを検出することができるものとなる。
【0016】
【実施例】以下、本発明に係る近赤外レーザー照射光モ
ニター装置の実施例を説明する。図2は本発明の第1の
実施例に係る近赤外レーザー照射光モニター装置の全体
構成を示すブロック図である。同図において、21は生
体組織等の照射対象物20に近赤外レーザー光を照射す
るレーザー装置で、このレーザー装置21としては、波
長範囲が1.2μm以下のNd−YAGレーザーや半導
体レーザーが使用される。
【0017】22は、固体撮像素子23と撮像用レンズ
24とを有するテレビカメラで、上記レーザー装置21
により近赤外レーザー光を照射した対象物20における
可視光と近赤外レーザー光の二次元像を撮像用レンズ2
4を通して受像する。このテレビカメラ22に用いる撮
像素子23としては、X−Yアドレス方式のMOSや電
荷転送方式のCCDの撮像素子などが考えられるが、撮
像、転送、蓄積、読み出しなどの諸機能を有し、かつそ
の分光強度特性から近赤外レーザー光に対して高い感受
特性をもつCCD( Charge Coupled Device )の使用が
最適である。
【0018】25はA/D変換器で、上記テレビカメラ
22で検出した二次元像のビデオ信号を二値のデジタル
信号に変換する。このA/D変換器25の入力段側には
ビデオアンプ26を介挿している。27は画像処理手段
としてのパソコンであり、このパソコン27は上記A/
D変換器25の出力を記憶するメモリ27Aと記憶画像
に対して光強度分布のステップ階調処理や輪郭処理など
の処理命令を付与するキーボード27bを接続したパソ
コン本体27Bと画像の取り込み、画面の切換え、入力
チャンネル切換えなどの制御機能をもつコントローラ2
7Cとを含むものである。28はD/A変換器で、上記
パソコン27で処理されたデジタル画像信号をアナログ
信号に変換する。
【0019】また、29は表示手段であるビデオモニタ
ーで、上記D/A変換器28の出力であるアナログ画像
信号を画像表示する。尚、上記パソコン27における画
像処理の主なものは、上記CCDテレビカメラ22の出
力のある値を基準の強度レベルに設定し、その基準の強
度レベルから出力の大小に応じてステップ階調処理を行
うことであり、これによって可視光及び近赤外レーザー
光の強度に対応した色別階調で画像をビデオモニター2
9に表示することができる。また、画像の輪郭強調処理
等の他の処理も行うことができる。本システムによる測
定値を既知の近赤外レーザー光の強度でキャリブレーシ
ョンすることにより絶対値の測定器として使用できる。
【0020】上記のような近赤外レーザー照射光強度分
布映像装置においては、レーザー装置21により生体組
織などの対象物20にその照射面の法線方向から近赤外
レーザー光を照射し、該照射部から適当距離隔てた箇所
において光軸に平行な割面におけるレーザー光分布を本
装置で撮影することによって、近赤外レーザー光の対象
物20の内部における分布を肉眼で観察することができ
る。
【0021】この画像は、通常、対象物での可視光像に
重ねて、可視光よりエネルギー密度の高い近赤外光の分
布域が表示され、対象における近赤外レーザー光の分布
状態を明瞭に認識することができるものとなる。ここ
で、画像処理において、一定のエネルギー密度以下の表
示を行わない処理を施すことにより、近赤外光の照射部
分のみを表示することができる。
【0022】また、ここで、テレビカメラに可視光を遮
蔽し、近赤外光を透過するフィルタを取り付けて撮像を
行えば、近赤外光のみを撮影することができ、近赤外レ
ーザー光の分布状態を、可視光の影響を排除して表示す
ることができ、精密な観測測定を行うことができる。さ
らに、撮像手段であるカメラに入射光の減衰手段として
絞りを設け、レンズのf値を大きくするとか、減衰手段
として適度なNDフィルター(Neutral Densty Filter
)を装着することで、レーザー光に比して微弱な可視
光を減衰することより、エネルギー密度が大きいレーザ
ー光のみを撮影、表示することもできる。
【0023】また、近赤外レーザー光を照射した生体組
織なと対象物20の裏面をテレビカメラ22で撮像する
ことによって、近赤外レーザー光の対象物の深さ方向の
分布(深達度など)を測定することができる。以上の測
定観察は、医療分野においては、さまざまな応用がで
き、組織内における近赤外レーザー光強度分布による各
種のレーザー治療効果(除痛効果、組織活性化効果、骨
再生効果、性癌効果など)を検討することができるほ
か、安全性の検討も行うことができる。最大の利用価値
は近赤外レーザー治療中のレーザー光の組織分布のモニ
ターである。これにより正確かつ安全で効果的なレーザ
ー治療が可能となる。
【0024】また、本実施例に係る近赤外レーザー照射
光モニター装置によれば、上述した医療分野に使用され
る装置の他に、その他の近赤外レーザーを使用する装
置、例えばレーザー加工などにおけるレーザー光のモニ
ター等を行うことに使用することができる。図3及び図
4は本発明に係る近赤外レーザー照射光モニター装置の
第2の実施例を示すものである。
【0025】本実施例では第1の実施例で示したテレビ
カメラに替え、図3に示すように、撮像手段40とし
て、可撓性シート41に複数の一次元固体撮像素子であ
るライン型のCCD撮像素子42を同一方向に並べて配
列して二次元像画像データを得るものとし、これを対象
物に密着可能として構成したものを採用し、この二次元
画像データを画像処理手段6で処理して、表示手段であ
るビデオモニタ−29に表示するものである。
【0026】上記撮像手段は図4に示すように対象物4
3、例えば治療すべき生体の近赤外レーザー光の照射位
置以外の個所に巻き付けて、レーザー光の照射及び測定
を行う。図5はこの実施例の詳細を示すブロック図であ
る。この実施例において、近赤外レーザー照射光モニタ
ー装置は、上述した1つのライン型CCD撮像素子4
2、この素子42からの出力に重畳したクロックパルス
を駆動回路61からののパルスを用いて取り除き、ビデ
オ信号を取り出すためのサンプルホールド回路51、駆
動回路61からのパルスによって発生するノイズを除去
するためのローパスフィルター52及び黒レベルの再
生、ガンマ補正、ホワイトレベルの規定、波形の整形、
黒レベルの決定、同期信号の混入、出力インピーダンス
の規定などの機能を有する信号処理回路53で構成した
複数(n台)のビデオ信号出力部50と、このビデオ出
力部50からのビデオ信号を順次切り換え、所定の走査
位置の画像信号として出力する走査位置分配回路62
と、ビデオテープレコーダ、ビデオディスク装置等の記
録装置71及びこのモニター装置であるビデオモニター
72と、上記第1の実施例で示したものと同様の画像処
理手段6と、ビデオモニター29とから構成される。
【0027】本実施例では、ビデオ信号出力部50を必
要なだけ複数組設け、駆動回路61で各CCD撮像素子
42と、サンプルホールド回路51と、信号処理装置5
3とを駆動するものとしている。そして、各ビデオ信号
出力部50からのビデオ信号を走査位置分配回路62に
よって、ビデオモニター72,29上で画像として認識
できるようにビデオレートで順次出力して、記録装置7
1で記録し、画像処理手段6で階調表示処理などを行い
ビデオモニター29に表示するものとしている。
【0028】従って、本実施例によれば、対象物を透過
した近赤外レーザー光や、対象物により散乱した近赤外
レーザー光による対象物の周域各部におけるレーザー光
分布を連続的に同時に一画面上に表示して観測すること
ができる。尚、本発明によれば、上記第1及び第2の実
施例に係る近赤外レーザー照射光モニター装置を組み合
わせたものとすることができ、係る近赤外レーザー照射
光モニター装置によれば対象物における近赤外レーザー
光の照射状態を、テレビカメラと、対象物に接触させる
撮像手段とを併用して測定して表示することができ、さ
らに対象物における近赤外レーザーの照射状態を綿密に
表示観察することができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
近赤外レーザー照射光モニター装置の、上記撮像手段を
少なくとも可視光領域と近赤外光領域に感度を有する固
体撮像素子を有して撮像領域の可視光及び近赤外光の強
度に応じた二次元画像データを出力するものとし、該撮
像手段が出力する可視光に関する二次元画像データと近
赤外光に関する二次元画像データとの強度に基づく階調
表示処理を行い、表示手段に表示可能な表示データを作
成する画像データ処理手段を有するものとし、表示手段
を該処理された表示データを階調画像として表示するも
のとして、対象物の可視光像と対象物における近赤外レ
ーザー光の照射分布像とを同画面上に同時に階調表示す
ることとしたから、不可視である近赤外レーザー光を対
象物に照射した際の照射対象物と照射対象物におけるレ
ーザー光の分布やレーザー光の深達度など、肉眼では観
察することができない近赤外レーザー光の強度分布を階
調で示す可視像として表示手段に表示させることができ
る。
【0030】従って、上記可視像の観察によって近赤外
レーザー光照射によるレーザー光の対象に及ぼす作用お
よび作用領域を容易、正確に検討することができ、とく
に医学応用においては、データにもとづいて近赤外レー
ザー光照射による治療効果や安全性等を検討することが
可能となり、的確な治療効果を達成することができる。
また、本装置を用いてレーザー光の生体における強度分
布をモニターしながらレーザー治療を的確に行うことが
できる他、近赤外レーザーを照射する装置のレーザー光
の照射状態を的確に観測することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る近赤外レーザー照射光モニター装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施例に係る近赤外レーザー照
射光モニター装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第2の実施例に係る近赤外レーザー照
射光モニター装置の構成を示すブロック図である。
【図4】図3に示した近赤外レーザー照射光モニター装
置の使用の状態を示す図である。
【図5】図3に示した近赤外レーザー照射光モニター装
置の構成の詳細を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 撮像手段 2 表示手段 3 対象物 4 近赤外レーザー 5 固体撮像素子 6 画像データ処理手段
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61N 5/06 A 7638−4C

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像手段(1)と表示手段(2)とを有
    し、対象物(3)に近赤外レーザー(4)から照射した
    近赤外レーザー光の対象物における分布状態を表示する
    近赤外レーザー照射光モニター装置であって、 上記撮像手段(1)は、少なくとも可視光領域と近赤外
    光領域に感度を有する固体撮像素子(5)を有して撮像
    領域の可視光及び近赤外光の強度に応じた二次元画像デ
    ータを出力し、本撮影手段で近赤外レーザー光を照射し
    ている対象を撮影することによって、対象物の可視光像
    と照射された近赤外レーザー光の対象における分布領域
    とを同一画面上に同時に映像し、後者の前者に対する極
    度な強度差によって、可視光像の上に近赤外レーザー光
    の分布を重ねて表示し、更に該撮像手段(1)が出力す
    る可視光に関する二次元画像データと近赤外光に関する
    二次元画像データとの強度に基づく階調表示処理を行
    い、表示手段(2)に表示可能な表示データを作成する
    画像データ処理手段(6)を有し、 上記表示手段(2)は、該処理された表示データを階調
    画像として表示し、上記の理由により対象物における近
    赤外レーザー光の照射分布像を階調表示する近赤外レー
    ザー照射光モニター装置。
  2. 【請求項2】 上記撮像手段(1)は、撮像レンズと二
    次元固体撮像素子とを有するカメラ装置である請求項1
    記載の近赤外レーザー照射光モニター装置。
  3. 【請求項3】 上記撮像手段(1)は可撓性シートに複
    数の一次元固体撮像素子を配列して対象物に密着可能と
    して構成したものである請求項1記載の近赤外レーザー
    照射光モニター装置。
  4. 【請求項4】 上記固体撮像素子がCCDまたはMOS
    である特許請求の請求項1乃至請求項3のいずれかに記
    載の近赤外レーザー照射光モニター装置。
  5. 【請求項5】 対象に照射するレーザー(4)はGaAlAs
    半導体レーザーやYAGレーザーなどの近赤外レーザー
    である請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の近赤外
    レーザー照射光モニター装置。
  6. 【請求項6】 上記画像データ処理手段(6)における
    画像処理が照射対象におけるレーザー光強度分布のステ
    ップ階調処理を含むものである請求項1乃至請求項5の
    いずれかに記載の近赤外レーザー照射光モニター装置。
  7. 【請求項7】 上記撮像手段(1)は可視光を遮蔽し、
    近赤外光を透過させるフィルタを有し、該フィルタを介
    して対象物を撮像する請求項1乃至請求項6のいずれか
    に記載の近赤外レーザー照射光モニター装置。
  8. 【請求項8】 上記撮像手段(1)は、入射光の強度を
    減衰させる減衰手段を有する請求項1乃至請求項7のい
    ずれかに記載の近赤外レーザー照射光モニター装置。
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