JPH06311985A - 鉗 子 - Google Patents

鉗 子

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Publication number
JPH06311985A
JPH06311985A JP5104634A JP10463493A JPH06311985A JP H06311985 A JPH06311985 A JP H06311985A JP 5104634 A JP5104634 A JP 5104634A JP 10463493 A JP10463493 A JP 10463493A JP H06311985 A JPH06311985 A JP H06311985A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cam
forceps
opening
cam grooves
pins
Prior art date
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Pending
Application number
JP5104634A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiya Sugai
俊哉 菅井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP5104634A priority Critical patent/JPH06311985A/ja
Priority to US08/218,976 priority patent/US5496347A/en
Publication of JPH06311985A publication Critical patent/JPH06311985A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】鉗子部材を開閉するカム機構のカム溝やカムピ
ンの破損事故を防止することのできる鉗子を提供する。 【構成】鉗子部材43a,43bを開閉するカム機構の
カム溝37a,37bを非直線形状としたことを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内視鏡検査や内視鏡下
手術のときの使用される鉗子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の鉗子は、例えばドイツ実
用新案公報G9106506.2、ドイツ実用新案公報
G8900376.4、実公昭56−10332号公報
などに記載されているように、挿入部の先端に回動自在
に設けられた鉗子部材を開閉する手段としてリンク機構
を採用している例が多いが、最近では構造が複雑で部品
点数の多いリンク機構に変わって、構造が単純で部品点
数の少ないカム機構が採用される例が多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、鉗子部材を開
閉する手段としてカム機構を採用したものでは、カム溝
の形状が直線形状であることから、リンク機構に比べて
作動抵抗が増加しやすく、滑らかな動きが得られ難いと
いう問題があった。
【0004】本発明は上述した問題点に鑑みてなされた
もので、その目的は作動抵抗の増加によるカム溝やカム
ピンの破損等を防止することのできる鉗子を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、生体内に挿入される挿入部内に設けられた
操作ロッドの進退動作に応動して前記挿入部の先端部に
回動自在に枢支された鉗子部材を開閉させる開閉機構を
有し、この開閉機構をカム溝と該カム溝に係合するカム
ピンとで構成した鉗子において、前記カム溝を非直線形
状としたことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明においては、カム溝を非直線形状とする
ことにより、カム溝に係合するカムピンの動きが滑らか
となり、カムピンの摺動抵抗を低減することかできる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図11を参
照して説明する。図1において符号10は内視鏡或いは
トラカール等を介して体腔に挿入される挿入部であり、
この挿入部10の先端には、体腔内の組織を把持する把
持部43が設けられている。なお、挿入部10は図2及
び図9に示す如くステンレス鋼等の金属材料からなる管
状の第1シース11aと、この第1シース11aの先端
に嵌着された第2シース11bと、これら第1シース1
1a及び第2シース11bの外周を絶縁被覆するチュー
ブ状の絶縁カバー52とで形成され、第2シース11b
の外周面にはゴム等のシール材からなるOリング51が
設けられている。
【0008】上記把持部43は、図5〜図9に示すよう
にステンレス鋼等の金属材料からなる一対の鉗子部材4
3a,43bに形成されたピン挿通孔44a,44bに
支持ピン35を挿通し、この支持ピン35の両端をシー
ス11bの先端スリ割り部39にカシメ固定して構成さ
れており、鉗子部材43a,43bの基端部にはアーム
部45a,45bが設けられている。なお、ピン挿通孔
44a,44bは鉗子部材43a,43bの開き角を大
きくするために長円形状となっている。また、支持ピン
35の外周にはカラー46a,46bが設けられ、さら
にカラー46a,46bの外周にはリング47が鉗子部
材43a,43bのアーム部45a,45b間に挟まれ
た状態で設けられている。
【0009】一方、挿入部10の基端には、鉗子部材4
3a,43bを開閉操作するための操作部13が設けら
れている。この操作部13は、シース11aの基端に突
き当てパイプ14(図2参照)を介して固定された操作
部本体15と、この操作部本体15に止めねじ16を介
して回動自在に取り付けられた操作ハンドル17とから
なり、操作部本体15には指掛け部18が設けられてい
るとともに、操作部本体15を高周波電源に接続するた
めの電極ピン19が設けられている。
【0010】上記電極ピン19は操作部本体15に形成
された電極ピン取付孔に螺嵌しており、この電極ピン1
9の先端には円錐状の係止突起20が設けられている。
この係止突起20はシース11a及び突き当てパイプ1
4を操作部本体15に固定するとともに高周波電源から
の高周波電流をシース11a,11bを介して鉗子部材
43a,43bに通電するためのものであり、シース1
1aの基端部に形成されたV字形の凹部に係合してい
る。なお、操作部本体15及び操作ハンドル17の表面
には、高周波電流による感電事故を防止するために絶縁
被膜21(図2参照)が形成されている。また、止めね
じ16の頭部には、図11に示すようにリング状のワッ
シャ41を介して絶縁キャップ42が被着されている。
【0011】上記操作部13の操作ハンドル17には、
指掛け部23が設けられているとともに係合溝24が設
けられ、この係合溝24には操作部本体15の後端から
突出した連結ロッド25の後端球形部26が係合してい
る。上記連結ロッド25は挿入部10の内部に設けられ
た操作ロッド31(図2参照)を操作ハンドル17に連
結するためのものであり、この連結ロッド25の前端中
心部には操作ロッド31の後端ねじ部31aがねじ込ま
れている。なお、連結ロッド25の前端部は操作部本体
15からの連結ロッド25の抜けを防止するために大径
部27となっており、この大径部27及び後端球形部2
6を除く連結ロッド25の周囲にはフッ素系樹脂等の絶
縁材料からなる熱収縮チューブ29が設けられ、さらに
大径部27の周面にはOリング30が設けられている。
【0012】上記操作ロッド31は操作ハンドル17の
回動操作によってシース11a,11bの内部を進退動
作するものであり、この操作ロッド31の先端には鉗子
開閉部材36(図9参照)が連結軸48を介して設けら
れている。なお、連結軸48の周面にはシース11bの
内周面に摺動自在に接するOリング49が設けられてい
る。
【0013】上記鉗子開閉部材36は鉗子部材43a,
43bを開閉するためのものであり、鉗子部材43a,
43bのアーム部45a,45bと対向する鉗子開閉部
材36の側面部には、図9に示すように操作ロッド31
の移動方向に対して斜めに傾斜したカム溝37a,37
bが互いに非平行にかつ円弧状に設けられている。これ
らのカム溝37a,37bには鉗子部材43a,43b
のアーム部45a,45bに設けられたカムピン38
a,38b(図8参照)が係合しており、これらカムピ
ン38a,38bがカム溝37a,37b内を相対移動
することにより、図10に示すように鉗子開閉部材36
がピン35を支点として挿入部10の先端側に移動しな
がら開くようになっている。なお、カムピン38a,3
8bの外周には、カム溝37a,37bとの摩擦抵抗を
軽減するためにリング50a,50bが遊嵌されてい
る。
【0014】上記絶縁カバー52は挿入部10を形成す
るシース11a,11bの軸方向及び円周方向に移動可
能となっており、この絶縁カバー52の後端には、コイ
ルバネ58のバネ力を受けるバネ受け54が設けられて
いる。上記コイルバネ58は絶縁カバー52の先端をシ
ース11bの先端に形成された段部34に押し当てるた
めのものであり、突き当てパイプ14とバネ受け54と
の間に配設されている。
【0015】上記突き当てパイプ14の前端大径部56
には、絶縁カバー52の摺動範囲を規制する係止孔57
が形成されている。この係止孔57にはバネ受け54を
絶縁カバー52に固定する固定ねじ55の頭部が係合し
ており、上記固定ねじ55の頭部を図3に示す実線位置
から破線位置に移動させることにより、絶縁カバー52
の先端が挿入部10の先端部から後退した位置にロック
されるようになっている。なお、操作部13の前端には
突き当てパイプ14の前端大径部56を被覆する筒状の
絶縁カバー53が設けられ、この絶縁カバー53の前端
部と後端部にはシールリング59,60が設けられてい
る。また、絶縁カバー52の後端部(図2中矢印Aで示
す位置)には、シース11bの先端スリ割り部39を絶
縁カバー52から露出させるための手順を示す指標60
(図4参照)が設けられている。
【0016】上記のように構成される本発明の一実施例
では、カム溝37a,37bが円弧状に形成されている
ので、カム溝37a,37bに係合するカムピン38
a,38bの動きが滑らかになり、カム溝37a,37
bに対するカムピン38a,38bの作動抵抗を低減す
ることができ、カム溝37a,37bやカムピン38
a,38bの破損事故を防止することができる。
【0017】また、鉗子部材43a,43bのピン挿通
孔44a,44bが長円形状に形成されているので、鉗
子部材43a,43bの開き角度を大きくすることがで
きる。
【0018】さらにまた、カム溝37a,37b内を摺
動するカムピン38a,38bにリング50a,50b
が回転可能に被嵌されているので、カム溝37a,37
bとカムピン38a,38bとの摩擦抵抗を低減するこ
とができ、カム溝37a,37bやカムピン38a,3
8bの破損事故を防止することができる。
【0019】さらにまた、シース11a,11bの外周
を絶縁被覆する絶縁カバー52がシース11a,11b
の軸方向に移動可能となっているので、絶縁カバー52
をシース11a,11bの後端側に移動させて挿入部1
0の先端部分を開放することによりカム溝37a,37
bやカムピン38a,38bに固着した血液や体液を洗
滌することができる。
【0020】なお、本発明は上述した一実施例に限定さ
れるものではない。たとえば、上述した一実施例ではカ
ム溝37a,37bに係合するカムピン38a,38b
を鉗子部材43a,43b側に設けたが、図12〜図1
5に示す第2実施例のようにカムピン38a,38bを
鉗子開閉部材36の側面部に設け、カムピン38a,3
8bが係合するカム溝37a,37bを鉗子部材43
a,43bのアーム部45a,45bに設けても良い。
【0021】また、図12〜図15に示す第2実施例の
ようにカム溝37a,37bの内面にカムピン38a,
38bとの摩擦抵抗を低減するリング63a,63bを
設けても良い。
【0022】また、鉗子部材43a,43bは両方が回
動自在である必要はなく、図16〜図18に示す第3実
施例のように鉗子部材43a,43bが片開きのもので
も良い。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、鉗
子部材を開閉するカム機構のカム溝を非直線形状とした
ことにより、カム溝に係合するカムピンの動きが滑らか
になり、カム溝やカムピンの破損事故を防止することの
できる鉗子を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る鉗子の概略構成を示
す側面図。
【図2】同実施例に係る鉗子の一部分を示す断面図。
【図3】同実施例に係る鉗子の係止孔の形状を示す図。
【図4】同実施例に係る鉗子の絶縁カバーに形成された
指標を示す図。
【図5】同実施例に係る鉗子の一部分を示す側面図。
【図6】同実施例に係る鉗子の一部分を示す平面図。
【図7】図6のC−C線に沿う断面図。
【図8】図6のD−D線に沿う断面図。
【図9】同実施例に係る鉗子の一部分を示す断面図。
【図10】同実施例に係る鉗子の鉗子部材を開放操作し
た状態を示す図。
【図11】図1のA−A線に沿う断面図。
【図12】本発明の第2実施例に係る鉗子の一部分を示
す図。
【図13】図12のE−E線に沿う断面図。
【図14】図12のF−F線に沿う断面図。
【図15】同実施例に係る鉗子の鉗子部材を開放操作し
た状態を示す図。
【図16】本発明の第3実施例に係る鉗子の一部分を示
す図。
【図17】図16のG−G線に沿う断面図。
【図18】図16のH−H線に沿う断面図。
【符号の説明】
10…挿入部 11a,11b…シース 52…絶縁カバー 13…操作部 19…電極ピン 31…操作ロッド 43a,43b…鉗子部材 35…ピン 36…鉗子開閉部材 37a,37b…カム溝 38a,38b…カムピン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体内に挿入される挿入部内に設けられ
    た操作ロッドの進退動作に応動して前記挿入部の先端部
    に回動自在に枢支された鉗子部材を開閉させる開閉機構
    を有し、この開閉機構をカム溝と該カム溝に係合するカ
    ムピンとで構成した鉗子において、前記カム溝を非直線
    形状としたことを特徴とする鉗子。
JP5104634A 1993-03-30 1993-04-30 鉗 子 Pending JPH06311985A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5104634A JPH06311985A (ja) 1993-04-30 1993-04-30 鉗 子
US08/218,976 US5496347A (en) 1993-03-30 1994-03-28 Surgical instrument

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5104634A JPH06311985A (ja) 1993-04-30 1993-04-30 鉗 子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06311985A true JPH06311985A (ja) 1994-11-08

Family

ID=14385883

Family Applications (1)

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JP5104634A Pending JPH06311985A (ja) 1993-03-30 1993-04-30 鉗 子

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JP (1) JPH06311985A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19521257A1 (de) * 1995-06-10 1996-12-12 Winter & Ibe Olympus Chirurgische Zange
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WO2023181202A1 (ja) * 2022-03-23 2023-09-28 リバーフィールド株式会社 鉗子装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020723