JPH06311151A - 絶対時刻同期制御装置 - Google Patents

絶対時刻同期制御装置

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JPH06311151A
JPH06311151A JP9903993A JP9903993A JPH06311151A JP H06311151 A JPH06311151 A JP H06311151A JP 9903993 A JP9903993 A JP 9903993A JP 9903993 A JP9903993 A JP 9903993A JP H06311151 A JPH06311151 A JP H06311151A
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JP
Japan
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pulse
time
observation
signal
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JP9903993A
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English (en)
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Shigeo Kamata
繁雄 釡田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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  • Electric Clocks (AREA)
  • Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 標準時計を備えたセンタとこのセンタに伝送
路を介して接続された観測局とからなる観測システムの
絶対時刻同期制御装置に関し、処理ソフトウェアの構造
を単純化し、また、処理機構の処理負荷を軽減すること
を目的とする。 【構成】 第1のパルス発生手段2が周波数2fのパル
スを出力し、第2のパルス発生手段3が周波数fのパル
スを出力する。伝送路11を往復するに要する伝送時間
の間、パルス供給手段5により、カウント手段4へ第2
のパルス発生手段3のパルスを供給する。この往復伝送
時間の間にカウント手段4が計数したパルス数は、片道
伝送時間tの間に第1のパルス発生手段2が発生するパ
ルス数と同じである。その後、カウント手段4は、標準
時刻の所定周期Tの開始時点から、パルス供給手段5に
よって供給される第1のパルス発生手段2のパルスを、
時間(T−t)の間カウントして計数完了し観測指示信
号を伝送路11を介して観測局12へ出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は絶対時刻同期制御装置に
関し、特に、標準時計を備えたセンタと、このセンタに
伝送路を介して接続され、標準時計の示す標準時刻に基
づき観測を行う観測局とからなる観測システムの絶対時
刻同期制御装置に関する。
【0002】例えば地震観測システム等では、遠隔地に
ある複数の地震観測局に対して、センタの有する標準時
計から生成される刻時信号を各伝送路を経由して伝送す
ることが行われている。各地震観測局では、その刻時信
号に基づき観測を行い、観測データを各伝送路を経由し
てセンタにそれぞれ伝送している。地震観測の震源決定
等では、各地震観測局が正確な標準時計に基づいて観測
を行なっている必要がある。そのために、各観測局に届
く刻時信号に対し、センタから各観測局までの伝送遅延
時間分の補正が行われている。
【0003】
【従来の技術】図5に観測システムの典型的な構成を示
す。すなわち、標準時計101aを有するセンタ101
が、複数の観測局(観測局1〜N)102〜105から
計量値を伝送路I1 〜IN を経由して採集する。図に示
す各観測局102〜105の横方向の位置は、各観測局
がセンタ101から種々の距離にあることを模式的に示
している。センタ101の標準時計101aは、日本標
準時刻(JJY等)により常時較正されており、この標
準時計101aの生成する一定時間間隔の刻時信号が、
システムの標準時刻としてセンタ101から各観測局1
02〜105へ送られる。各観測局102〜105で
は、例えば、送られた刻時信号毎に計量を行い、計量デ
ータをセンタ101へ送信する。すなわち、刻時信号の
受信の度に被計量値のサンプリングを行なうようにして
いる。
【0004】しかし、伝送路I1 〜IN では、それらの
距離や伝送装置の特性に依存した伝送遅延時間td1
tdN がそれぞれ生じ、センタ101からのサンプリン
グ計量の指示は、これらの伝送遅延時間td1 〜tdN
の後でなければ、各観測局102〜105へ到達しな
い。これらの伝送遅延時間は各伝送路毎に異なり、それ
らの値は、例えば0〜数百ミリ秒位になる。このため、
全観測局に同一時刻にサンプリング計量させるために
は、各観測局に届く刻時信号に対して各伝送路毎に伝送
遅延時間分の補正をする必要がある。
【0005】図6は従来の伝送遅延時間分の補正方法で
ある、従来の絶対時刻同期制御方法を説明する図であ
り、図6(a)は従来装置の構成を示し、図6(b)は
従来装置での信号のタイミングチャートを示す。
【0006】センタ201は、一定時間間隔で観測局2
02に対してサンプリング開始指示信号SNDを送信す
る。この信号SNDは下り方向伝送遅延時間tddの後
に観測局202に到達する。観測局202は、信号SN
Dの受信に伴いサンプリング計量を行う一方、信号SN
Dの受信直後に、信号SNDを受信した旨を知らせる指
示受領信号RCVをセンタ201へ返送する。信号RC
Vは、上り方向伝送遅延時間tduの後にセンタ201
に到達する。
【0007】センタ201では、信号SNDの送信時刻
SND から信号RCVの到着時刻T RCV までの時間を計
測し、この半分の時間が、センタ201と観測局202
との間の片道の伝送遅延時間tであると判断する。ただ
し、この判断は、下り方向伝送遅延時間tddと上り方
向伝送遅延時間tduとが等しいことを前提としてい
る。
【0008】センタ201は、観測局202でのサンプ
リング時点TN をセンタ201の標準時刻TO に一致さ
せるために、次回のサンプリング開始指示信号SND
を、今回計測された片道の伝送遅延時間tだけ次回の標
準時刻TO よりも先行して観測局202へ送信するよう
に、送信時刻TSND を調整する。
【0009】こうした調整動作を、一定時間間隔でサン
プリング開始指示を行う毎に連続して行うようにする。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来装置では、
制御処理機構としてマイクロプロセッサ等によるプログ
ラム制御が採られる。しかし、この制御は実時間処理で
あるためプログラム構造が複雑となり、また、高い同期
精度を確保する必要があるためサンプリング開始指示信
号の送信時刻調整のための制御が大きな処理負荷となっ
ている。
【0011】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、処理ソフトウェアの構造を単純化し、また、
サンプリング開始指示信号の送信時刻調整を処理機構か
ら分離して処理機構の処理負荷の軽減を図った絶対時刻
同期制御装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】図1は、上記目的を達成
するために成された本発明の原理を説明する図である。
【0013】本発明に係る観測システムが、標準時計1
を備えたセンタ10と、センタ10に伝送路11を介し
て接続され、標準時計1の示す標準時刻に基づき観測を
行う観測局12とから構成される。そして、本発明の絶
対時刻同期制御装置は、所定周波数のパルスを出力する
第1のパルス発生手段2と、この所定周波数の2分の1
の周波数のパルスを出力する第2のパルス発生手段3
と、標準時刻の所定周期の間に第1のパルス発生手段2
が出力するパルスの数に相当する所定個数のパルスが入
力したとき、観測指示信号を伝送路11を介して観測局
12へ出力するカウント手段4と、伝送路11を往復す
るに要する伝送時間の間、カウント手段4へ第2のパル
ス発生手段3のパルスを供給し、その後、標準時刻の所
定周期の開始時点からカウント手段4へ第1のパルス発
生手段2のパルスを供給するパルス供給手段5とから構
成される。
【0014】また、絶対時刻同期制御装置は更に、セン
タ10から伝送路11を介して観測局12へ所定信号を
送信する送信手段6と、観測局12から伝送路11を介
してセンタ10へ折り返し送られる、所定信号を受信し
た旨を通知する通知信号を受信する受信手段7とから構
成され、パルス供給手段5は、送信手段6が所定信号を
送信した時点からカウント手段4へ第2のパルス発生手
段3のパルスを供給し、受信手段7が通知信号を受信し
た時点でカウント手段4への第2のパルス発生手段3の
パルスの供給を停止する。
【0015】
【作用】図2は標準時計の出力パルスと観測指示信号S
NDとの出力タイミングを示すタイミングチャートであ
る。この図を参照しながら、以上のように構成される絶
対時刻同期制御装置の動作を説明する。
【0016】伝送路11を往復するに要する伝送時間の
間、パルス供給手段5により、カウント手段4へ第2の
パルス発生手段3のパルスを供給する。この往復伝送時
間の間にカウント手段4が計数したパルス数は、片道伝
送時間の間に第1のパルス発生手段2が発生するパルス
数と同じである。したがって、その後、カウント手段4
が、標準時刻の所定周期Tの開始時点Tn-1 から、パル
ス供給手段5によって第1のパルス発生手段2のパルス
を供給された場合、標準時刻の所定周期Tから片道伝送
時間tを除いた時間(T−t)だけ経過すると、カウン
ト手段4が観測指示信号SNDを伝送路11を介して観
測局12へ出力する。
【0017】すなわち、観測指示信号SNDが、標準時
刻の所定周期Tの終了時点Tn よりも片道伝送時間tだ
け先行してカウント手段4から伝送路11へ送り出され
る。そのため、この観測指示信号SNDは観測局12
へ、標準時刻の所定周期の終了時点Tn に丁度到着す
る。観測局12は、この到着直後に観測を行う。標準時
刻の所定周期の終了時点Tn は次の所定周期の開始時点
であり、観測局12は所定周期の開始時点毎に観測を行
うことができ、伝送路の遅延時間分を補正した標準時刻
に基づき観測が可能となる。
【0018】また、伝送路11を往復するに要する伝送
時間の間、パルス供給手段5により、カウント手段4へ
第2のパルス発生手段3のパルスを供給する具体的な方
法は、送信手段6が所定信号を送信した時点からカウン
ト手段4へ第2のパルス発生手段3のパルスを供給し、
受信手段7が通知信号を受信した時点でカウント手段4
への第2のパルス発生手段3のパルスの供給を停止する
ようにする。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図3は、本発明に係る絶対時刻同期制御装置を
含む観測システム全体の構成を示すブロック図である。
点線で囲まれた部分が絶対時刻同期制御装置20であ
り、その他が絶対時刻同期制御装置20に関連する部分
である。
【0020】図中、標準時計21は、システム全体の時
刻基準を提供するものであり、日本標準時刻に一致した
1秒周期、デューティ比50%のパルス状の刻時信号を
出力する。発振器22は、周波数2fのクロックパルス
を出力するクロック信号発振器である。標準時計21お
よび発振器22は、発振周波数の安定度が非常に高いも
のを用いる。
【0021】分周器23は、発振器22の出力クロック
パルスの周波数を半分のfにする分周器である。ゲート
回路24は、発振器22から周波数2fのクロックパル
スを、また分周器23から周波数fのクロックパルスを
入力されるとともに、標準時計21から刻時信号を、後
述のN進カウンタ25から計数終了信号を、波形整形回
路28から指示受領信号をそれぞれ入力される。ゲート
回路24は、刻時信号、計数終了信号、および指示受領
信号に応じて、周波数2fおよびfのクロックパルスを
選択的にN進カウンタ25へ出力する。
【0022】N進カウンタ25は、所定数Nのパルスが
入力したとき、計数終了をして計数終了信号を出力する
カウンタである。所定数Nは、標準時計21が示す標準
時刻の所定周期(例えば1/2秒)の間に周波数2fの
発振器22が出力するパルスの数に設定する。
【0023】復帰制御回路26は、N進カウンタ25か
らの計数終了信号の受信から所定時間の後にリセット信
号RSTをN進カウンタ25へ出力する。リセット信号
RSTの入力でN進カウンタ25は初期状態に復帰す
る。この所定時間の遅延により、N進カウンタ25から
は最終的に所定パルス幅を有したサンプリング開始指示
信号SNDが、波形整形回路27へ出力される。
【0024】波形整形回路27は、サンプリング開始指
示信号SNDを送信回路29に適合する信号形式に波形
を整形するための回路である。波形整形回路27から出
力されたサンプリング開始指示信号SNDは、送信回路
29および伝送路31を経て観測局32へ送られ、観測
局32の処理機構に対して、サンプリング計量や測定結
果の送信の要求のための割り込み信号として作用する。
【0025】一方、観測局32において、サンプリング
開始指示信号SNDが受信された旨を示す指示受領信号
RCVが、伝送路31を介して即時返送される。指示受
領信号RCVは、受信回路30を経て波形整形回路28
へ入力され、波形整形回路28で、ゲート回路24に適
合する信号形式に波形整形される。
【0026】なお、絶対時刻同期制御装置20、標準時
計21、送信回路29、および受信回路30が、観測局
32に対するセンタを構成する。以上のように構成され
る絶対時刻同期制御装置20の動作を、図4を参照して
以下に説明する。
【0027】図4は、絶対時刻同期制御装置20各部に
おける信号のタイミングチャートである。図3に示す信
号(a)〜(g)は図4の(a)〜(g)にそれぞれ対
応する。
【0028】まず、N進カウンタ25は初期状態にある
とする。1秒周期、デューティ比50%のパルス状の刻
時信号(a)の立下がり(タイミングTn-1 )により、
ゲート回路24は発振器22の周波数2fのクロックパ
ルスをN進カウンタ25へ供給する(b)。N進カウン
タ25は、入力したパルス数がN個になったとき、計数
終了信号を復帰制御回路26へ出力する。前述したよう
に、N個になるのは、1/2秒後のタイミングTn のと
きである(d)。
【0029】復帰制御回路26は、計数終了信号の入力
後、所定時間後にリセット信号RST(f)をN進カウ
ンタ25へ出力する。この所定時間は僅かであるので、
図4では、タイミングTn のときリセット信号RSTが
発生しているものとして表示している。N進カウンタ2
5がサンプリング開始指示信号SND(e)を出力する
と、それが伝送路31を経由して観測局32へ送られ
る。
【0030】一方、ゲート回路24は、計数終了信号に
より分周器23の周波数fのクロックパルスをN進カウ
ンタ25へ供給するように切り替わる(c)。したがっ
て、N進カウンタ25は、サンプリング開始指示信号S
NDが観測局32へ送り出された後、リセットされた上
で、入力する周波数fのクロックパルスの数をカウント
し始める。
【0031】N進カウンタ25から送信されたサンプリ
ング開始指示信号SNDが観測局32へ至り、折り返
し、指示受領信号RCVがゲート回路24へ返送される
(g)。サンプリング開始指示信号SNDの送信時から
指示受領信号RCVの受信時までに要する時間が、往復
の伝送遅延時間2tである。指示受領信号RCVがゲー
ト回路24へ至ると、ゲート回路24は、分周器23か
らN進カウンタ25への周波数fのクロックパルスの供
給を停止させる(d)。そのためN進カウンタ25は、
それまでカウントした値を保持したまま待機状態にな
る。この保持されるカウント値は、往復の伝送遅延時間
2tの間に周波数fのクロックパルスをカウントした値
であり、これは、片道の伝送遅延時間tの間に周波数2
fのクロックパルスをカウントした値に相当する。
【0032】つぎに、刻時信号(a)の次の立下がり
(タイミングTn+1 )により、ゲート回路24は発振器
22の周波数2fのクロックパルスをN進カウンタ25
へ供給する(b)。この場合、N進カウンタ25には、
周波数2fのクロックパルスが片道の伝送遅延時間tの
間、供給された場合のパルス数に相当するカウント値が
保持されているので、N進カウンタ25は、カウント再
開後、(1/2秒−t)経過の時点で計数終了信号を出
力し(d)、それに伴いサンプリング開始指示信号SN
Dを出力することになる(e)。
【0033】この出力されたサンプリング開始指示信号
SNDは、片道の伝送遅延時間tの経過後(タイミング
n+2 )に観測局32へ到着する。観測局32はこのサ
ンプリング開始指示信号SNDの到着時(タイミングT
n+2 )にサンプリング測定を行う。すなわち、伝送遅延
時間tの補正が行われた刻時信号によりサンプリング測
定が行われることになる。
【0034】この後は、タイミングTn 以降の動作と同
じ動作が繰り返される。なお、タイミングTn-1 からタ
イミングTn までの動作は、初期状態でN進カウンタ2
5にカウント値の蓄積がない場合の動作であり、絶対時
刻同期制御装置20に電源が供給された最初の周期の動
作である。
【0035】以上のように、センタでは、前周期で計測
された観測局32までの往復の伝送遅延時間2tの半分
tをセンタから観測局32までの片道の伝送遅延時間で
あるとして、今度の周期において、サンプリング開始指
示信号SNDを片道の伝送遅延時間tの分だけ早く送信
する。これにより、サンプリング開始指示信号SNDの
観測局32への到着時刻をセンタの標準時刻に一致させ
ることができる。
【0036】上記実施例では観測局32を1つのみ示し
たが、センタに対して複数の観測局が各伝送路を介して
接続し得る。この場合、絶対時刻同期制御装置は、セン
タに観測局毎に、最も伝送路に近い位置で設けられて独
立に作動する。また、絶対時刻同期制御装置は、センタ
の処理機構に、サンプリング開始指示信号のみで結合さ
れるため、伝送路毎に異なる実時間性の強いタイミング
調整を処理機構から分離できる。したがって、処理ソフ
トウェアの構造を単純化することができ、また、処理機
構への処理負荷の軽減に役立つ。
【0037】また、上記実施例では、絶対時刻同期制御
装置20が、1秒周期、デューティ比50%のパルス状
の刻時信号の1/2秒分を1周期として動作するが、こ
れに代わって、1秒周期のパルス状の刻時信号の1秒分
を1周期として動作するようにしてもよい。なおこの場
合、刻時信号のデューティ比は50%である必要はな
い。さらには、刻時信号は1秒以外の任意の周期であっ
てもよい。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、従来、
処理機構およびソフトウェアにより行われていた絶対時
刻同期制御の中から実時間処理機能部分、即ち、自律的
に処理機構に対してサンプリング開始指示をする機能、
伝送路の遅延時間を計測する機能、およびサンプリング
開始指示信号の送信時刻を調整する機能を外し、これら
の機能をハードウェアによって実行するようにした。こ
れにより、処理ソフトウェアの構造を単純化でき、ま
た、処理機構の処理負荷を軽減することができるように
なった。
【0039】すなわち、処理ソフトウェアに関しては、
処理ソフトウェアの構造を単純化することができ、ま
た、サンプリング開始指示信号のみで結合されるため、
絶対時刻同期制御装置とセンタの処理機構との分界点が
明確化され、さらに、伝送路毎に異なる実時間性の強い
タイミング調整を処理機構から分離でき、処理負荷を軽
減できる。処理機構に関しては、各絶対時刻同期制御装
置が、伝送路に最も近い位置で独立に作動するため、絶
対時刻同期制御の障害に対して危険分散が可能であり、
また、伝送路毎に異なる実時間性の強いタイミング調整
を伝送路対応部分で実行するため、機能部位が明確化さ
れる。回路の集積化に関しては、この絶対時刻同期制御
装置をごく一般的な論理IC回路により構成可能であ
る。すなわち、伝送路毎に対応して設置される回路部分
は、観測システムによっては多数必要になるため、回路
部分をLSI等の高集積回路に組み入れる場合があり、
この場合に絶対時刻同期制御装置もそのLSIの一部と
して併合することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】標準時計の出力パルスと観測指示信号の出力タ
イミングを示すタイミングチャートである。
【図3】本発明に係る絶対時刻同期制御装置を含む観測
システム全体の構成を示すブロック図である。
【図4】絶対時刻同期制御装置各部における信号のタイ
ミングチャートである。
【図5】観測システムの典型的な構成を示す図である。
【図6】従来の絶対時刻同期制御方法を説明する図であ
る。
【符号の説明】
1 標準時計 2 第1のパルス発生手段 3 第2のパルス発生手段 4 カウント手段 5 パルス供給手段 6 送信手段 7 受信手段 10 センタ 11 伝送路 12 観測局

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 標準時計(1)を備えたセンタ(10)
    と、前記センタ(10)に伝送路(11)を介して接続
    され、前記標準時計(1)の示す標準時刻に基づき観測
    を行う観測局(12)とからなる観測システムの絶対時
    刻同期制御装置において、 所定周波数のパルスを出力する第1のパルス発生手段
    (2)と、 前記所定周波数の2分の1の周波数のパルスを出力する
    第2のパルス発生手段(3)と、 標準時刻の所定周期の間に前記第1のパルス発生手段
    (2)が出力するパルスの数に相当する所定個数のパル
    スが入力したとき、観測指示信号を前記伝送路(11)
    を介して前記観測局(12)へ出力するカウント手段
    (4)と、 前記伝送路(11)を往復するに要する伝送時間の間、
    前記カウント手段(4)へ前記第2のパルス発生手段
    (3)のパルスを供給し、その後、標準時刻の所定周期
    の開始時点から前記カウント手段(4)へ前記第1のパ
    ルス発生手段(2)のパルスを供給するパルス供給手段
    (5)と、 を有することを特徴とする絶対時刻同期制御装置。
  2. 【請求項2】 前記センタ(10)から前記伝送路(1
    1)を介して前記観測局(12)へ所定信号を送信する
    送信手段(6)と、前記観測局(12)から前記伝送路
    (11)を介して前記センタ(10)へ折り返し送られ
    る、前記所定信号を受信した旨を通知する通知信号を受
    信する受信手段(7)とを更に有し、前記パルス供給手
    段(5)は、前記送信手段(6)が前記所定信号を送信
    した時点から前記カウント手段(4)へ前記第2のパル
    ス発生手段(3)のパルスを供給し、前記受信手段
    (7)が前記通知信号を受信した時点で前記カウント手
    段(4)への前記第2のパルス発生手段(3)のパルス
    の供給を停止するように構成したことを特徴とする請求
    項1記載の絶対時刻同期制御装置。
  3. 【請求項3】 前記送信手段(6)は、標準時刻の所定
    周期の前回開始時点で前記所定信号を送信し、前記パル
    ス供給手段(5)は、標準時刻の所定周期の今回開始時
    点から前記カウント手段(4)へ前記第1のパルス発生
    手段(2)のパルスを供給するように構成したことを特
    徴とする請求項2記載の絶対時刻同期制御装置。
  4. 【請求項4】 前記観測局(12)は、前記観測指示信
    号が前記伝送路(11)を介して届いた時点を標準時刻
    の所定周期の次回開始時点と見做して観測を行うことを
    特徴とする請求項3記載の絶対時刻同期制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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