JPH06310463A - 処理方法 - Google Patents

処理方法

Info

Publication number
JPH06310463A
JPH06310463A JP5120502A JP12050293A JPH06310463A JP H06310463 A JPH06310463 A JP H06310463A JP 5120502 A JP5120502 A JP 5120502A JP 12050293 A JP12050293 A JP 12050293A JP H06310463 A JPH06310463 A JP H06310463A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor wafer
processing
chamber
processed
controller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP5120502A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Fukazawa
義男 深澤
Shozo Hosoda
正蔵 細田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Tokyo Electron Yamanashi Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Tokyo Electron Yamanashi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd, Tokyo Electron Yamanashi Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP5120502A priority Critical patent/JPH06310463A/ja
Priority to KR1019940008615A priority patent/KR100267617B1/ko
Publication of JPH06310463A publication Critical patent/JPH06310463A/ja
Priority to US08/582,805 priority patent/US5611655A/en
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Drying Of Semiconductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 個々の被処理体に固有の各種処理条件を、個
々の被処理体毎に各々自動的に設定して、処理を行う。 【構成】 処理されるべき半導体ウエハの一部に、当該
半導体ウエハ固有の各種条件情報をバーコードとして標
識表示する。ロードロック室20内における位置合わせ
機構22による位置合わせが完了した時点で、バーコー
トリーダ23によって上記情報を読み取ってこれをコン
トローラ6に入力する。コントローラ6は上記情報に従
って、高周波電源36、温度制御装置38、排気バルブ
39、マスフローコントローラ47の設定条件を制御す
る。プロセスチャンバ30内に搬入された半導体ウエハ
は、上記設定条件の下で処理される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体ウエハを始めと
する各種被処理体に対して、エッチング処理、CVD処
理などの各種処理を施すための処理方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】例えば被処理体として半導体ウエハ、当
該被処理体に施す処理としてドライエッチング処理を例
にとって説明すると、同じ装置を使用してドライエッチ
ング処理を施す場合にも、半導体ウエハの材質、大き
さ、レジスト、パターン、規格などによって、ドライエ
ッチング処理における各種の処理条件、例えばRFパワ
ー、エッチング反応ガスの種類及びその流量比、処理室
内の真空度、処理温度などが異なっている。
【0003】即ち、個々の半導体ウエハは、その種類に
よって夫々ドライエッチング処理する際の固有の条件が
異なっているのである。そのためドライエッチング処理
をする際には、処理対象である半導体ウエハに固有の各
種処理条件の下で、エッチング処理装置を作動させて処
理を実行させる必要がある。もし、そのうちの1つのパ
ラメータでも誤ってしまうと、設計通りのエッチング処
理が行えなくなってしまう。
【0004】これを具体例を挙げて説明すれば、例えば
レジストパターンをマスクとしたポリ−シリコンに対し
て、エッチング反応ガスとしてHCL/HBrを使用し
てドライエッチングする際、レジストの被覆率(パター
ン密度)に差がある場合には高周波電力のパワー、処理
室内の真空度、サセプタの温度等が同一であっても各々
に適した流量比のエッチング反応ガスを供給しなければ
ならない。
【0005】例えば図4に示したものは、レジスト被覆
率が40%のパターンXに対してHCL/HBrの流量
比を200/20SCCMに設定してエッチング処理を
施したときの様子を示しており、所期の設計通りのエッ
チング処理がなされている。ところがこれと同一ガス流
量比、即ち、HCL/HBrの流量比を200/20S
CCMに設定したまま、被覆率が7.4%のパターンY
に対してエッチング処理を施すと、図5に示したように
レジストサイドの下方までエッチングされ、アンダーカ
ットが生じてしまう。これは上記被覆率が7.4%のも
のに対するガス流量比を誤ったことが原因であり、本来
レジスト被覆率が7.4%のものに対しては、HCL/
HBrの流量比を200/80SCCMに設定しなけれ
ばならないところを、上記のように被覆率が40%のも
のにしたために起こったものである。従って、レジスト
の被覆率のみが異なった場合であってもそれに応じた条
件の下で、処理装置を制御してエッチングしなければな
らないことがわかる。
【0006】また一方個々の半導体ウエハ毎に、処理条
件を固定した個別の処理装置を使用することは、非現実
的であって汎用性に欠ける。従って、一般的には、1の
処理装置を使用して、そのような処理条件の異なった各
種の半導体ウエハの処理を行うにあたっては、それに応
じて個々の運転条件を変更して、制御する必要がある
が、作業員の操作によってそのような制御を逐次行うの
は、正確性、迅速性等に欠ける。そこで従来は、この種
の処理装置の未処理の半導体ウエハを例えば25枚収納
する収納カセットに対して、収納した半導体ウエハの各
種処理条件の情報を、例えばバーコードなどで表示して
おき、処理に当たっては、まずバーコードリーダで当該
バーコードを読み取り、それに記録されている処理条件
を認識させて、適宜のコントローラに入力させるように
している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで最近ではユー
ザの要求が多様化し、この種の半導体ウエハに対しては
少量多品種の処理をすることが要求されている。かかる
要求に照らせば、上記従来の方法では、同一条件での処
理を必要とする、半導体ウエハが25枚あれば都合がよ
いが、例えば同一条件の処理を必要とする半導体ウエハ
が2〜3枚しかない場合には、2〜3枚の処理が終了す
る度にその都度収納カセットを交換しなければならない
ことになり、極めて効率が悪い。従って従来の方法で
は、事実上、例えば2〜3枚などの小さいロットに対応
することができないのである。
【0008】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、個々の被処理体毎に処理条件を自動的に変えら
れることを可能とした処理方法を提供して、上記問題の
解決を図ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】そのため請求項1では、
被処理体に施すべき処理の条件情報を標識化し、当該標
識を、前記被処理体の一部に表示し、前記標識を認識す
る手段によって前記標識を認識し、この認識に基づいて
得られた前記条件情報に従い、前記処理を実行する各種
装置の制御を行って、当該被処理体に処理を施すことを
特徴とする、処理方法を提供する。
【0010】ここでいう標識とは、例えば既述のバーコ
ードの他に、アルファベットや数字等の記号、イメージ
シンボルなどの図形表示がその例として挙げられる。ま
たこれら各標識を認識するための手段としては、例えば
バーコードリーダを始めとして各種光学系の読み取り装
置や画像認識処理装置などが挙げられる。さらにまたこ
こにいう被処理体に施すべき処理の条件情報とは、例え
ば半導体ウエハのプロセスについていうと、例えばRF
パワー、エッチング反応ガスの種類及びその流量、処理
室内の真空度、処理温度などが挙げられ、さらにその
他、例えばマルチチャンバ方式のシリアル処理の場合に
は、後処理としての他のチャンバ内への搬送や、当該他
のチャンバ内の処理の際の処理条件等も含むものであ
る。
【0011】またそのように被処理体上の標識を上記認
識手段によって認識するに当たっては、請求項2に記載
したように、被処理体の位置合わせの段階においてなさ
れるように構成してもよい。
【0012】
【作用】被処理体に施すべき処理の条件情報を認識させ
るための標識が、当該被処理体の一部に設けられ、当該
表示を認識してその認識結果によって得られた各種処理
条件に従って、前記処理を実行する各種装置の制御を行
うものであるから、個々の被処理体毎に処理条件を自動
的に変更したり、設定したりして、各被処理体に対して
固有の処理条件の下での処理を施すことが可能である。
【0013】また請求項2によれば、特に前記標識の認
識を、被処理体の位置合わせの段階でなされるので、例
えば光学系の認識手段を用いる場合には、常に所定の位
置に固定しておけばよく、例えば被処理体全部に渡って
走査する必要もないので、認識手段による認識に誤動作
が起こる可能性はなく、認識自体も迅速、かつ正確に行
われるものである。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
すると、図1は本実施例を実施するためのエッチング処
理装置1の構成を模式的に示しており、このエッチング
処理装置1は、カセットチャンバ10、このカセットチ
ャンバ10にゲートバルブ2を介して隣接しているロー
ドロックチャンバ20、このロードロックチャンバ20
にゲートバルブ3を介して隣接しているプロセスチャン
バ30の3つのチャンバを有している。
【0015】上記カセットチャンバ10内には、大気側
のゲートバルブ4を介してチャンバ内に搬入される収納
カセット11を載置する載置台12が設けられ、さらに
このカセットチャンバ10の底部には、排気バルブ13
を介して真空ポンプなどの排気手段5に通ずる排気口1
4が設けられており、当該排気手段5の作動によって、
上記カセットチャンバ10内は、所定の減圧雰囲気、例
えば1Torrに設定維持が可能なように構成されてい
る。なお上記収納カセット11は、エッチング対象であ
る半導体ウエハが上下方向に例えば25枚収納されるよ
うに構成されている。
【0016】上記ロードロックチャンバ20内には、上
記ゲートバルブ2を介して半導体ウエハをカセットチャ
ンバ10内との間で搬送し、また上記ゲートバルブ3を
介して半導体ウエハをプロセスチャンバ30との間で搬
送するための搬送装置21が設けられている。
【0017】この搬送装置21の近傍には、例えば上記
半導体ウエハの周縁部に沿った形態の位置合わせ部を有
する位置合わせ機構22が設けられており、上記カセッ
トチャンバ10から搬入された未処理の半導体ウエハ
は、一旦ロードロックチャンバ20内にて保持され、こ
の搬送装置21の上で上記位置合わせ機構22によっ
て、オリフラ合わせと呼ばれる所定の位置合わせが行わ
れるようになっている。
【0018】また上記位置合わせ機構22の上方には、
レーザを利用した読み取り装置、例えばバーコードリー
ダ23が配置されている。このバーコードリーダ23
は、水平方向に進退自在なように構成されており、上記
位置合わせ機構22による位置合わせが完了した時点
で、半導体ウエハの上方の所定の位置に移動して、該半
導体ウエハの所定の位置に表示されているバーコードを
読み取り、それによって認識した情報を信号化し、これ
を外部に設けられているコントローラ6に出力するよう
に構成されている。
【0019】上記ロードロックチャンバ20の底部に
も、排気バルブ24を介して既述の排気手段5に通ずる
排気口25が設けられており、当該排気手段5の作動に
よって、上記ロードロックチャンバ20内は、所定の減
圧雰囲気、例えば0.5Torrに設定維持が可能なよ
うに構成されている。
【0020】上記プロセスチャンバ30内には、上記ゲ
ートバルブ3を介して搬送される半導体ウエハを載置、
保持するためのサセプタ31が設けられている。保持す
るための機構としては、例えば誘電体に直流電圧を印加
した際に生ずる静電気力を利用した静電チャックなどの
機構を用いることができる。
【0021】このサセプタ31はアルミ等の材質によっ
て構成され、上記プロセスチャンバ30の底部に設けた
セラミックなどからなる絶縁板32を介して設けられて
いるサセプタ支持台33の上面に設けられており、接地
されているプロセスチャンバ30とは絶縁されている。
そして上記サセプタ31は、ブロッキングコンデンサ3
4、マッチング装置35を介して接続されている高周波
電源36からの、例えば周波数が13.56MHz、パ
ワーが100W〜1500Wまでの任意の値の高周波電
力が印加されるように構成されている。また上記高周波
電源36の出力は、既述のコントローラ6によって制御
されるようになっている。
【0022】上記サセプタ支持台33内には、上記サセ
プタ31を所定温度、例えば−30゜C〜+60゜Cま
での任意の温度に制御するための温度調節機構37が設
けられており、この温度調節機構37は、上記プロセス
チャンバ30外部に設けられている温度制御装置38に
よって制御され、さらにこの温度制御装置38自体も、
既述のコントローラ6によって制御されるように構成さ
れている。
【0023】上記プロセスチャンバ30の底部には、排
気バルブ39を介して既述の排気手段5に通ずる排気口
40が設けられており、当該排気手段5、並びに該排気
バルブ39の作動によって、上記プロセスチャンバ30
内は、例えば10-2〜10-1Torrまでの間の任意の
減圧雰囲気に設定、維持が可能である。そしてこの排気
バルブ39の作動、開閉度等は、既述のコントローラ6
によって制御されるように構成されている。
【0024】上記プロセスチャンバ30内の上方には、
上記サセプタ31と対向するように上部電極41が設け
られている。この上部電極41は全体として中空構造を
有しており、また上記サセプタ31との対向面の材質は
例えばアモルファスカーボンからなっている。そしてこ
の対向面には、多数のガス拡散孔42が設けられてお
り、上記上部電極41の中心上部に設けられているガス
導入口43から供給されるエッチング反応ガスなどの処
理ガスは、これら各ガス拡散孔42から、上記サセプタ
31上に載置される半導ウエハに対して均等に吐出され
る構成となっている。
【0025】上記ガス導入口43は、バルブ44を介し
てガス供給管45と接続されており、さらにこのガス供
給管45はさらに3つに分岐されて、各分岐先には、各
々バルブ46、ガス供給量の調整を担うマスフロー・コ
ントローラ47を介して、各々異なった処理ガスが充填
されているガスボンベが接続されている。本実施例で
は、ガスボンベ48にHCLガスが、ガスボンベ49に
はHBrガスが、ガスボンベ50には不活性ガスである
2が夫々充填されている。そして上記各バルブ46及
び各マスフロー・コントローラ47は、既述のコントロ
ーラ6によってそれぞれ制御されるように構成されてい
る。
【0026】本実施例を実施するために使用されるエッ
チング処理装置1は、以上のように構成されており、次
にこのエッチング処理装置1を使用して、被処理体であ
る半導体ウエハに対してエッチング処理する場合のプロ
セスについて説明する。
【0027】本実施例における被処理体となる半導体ウ
エハWは、図2に示したようにそのオリフラ51の近辺
に、当該半導体ウエハWのドライエッチング処理を施す
際の固有の各種条件、例えばRFパワー、エッチング反
応ガスの種類及びその流量、処理室内の真空度、処理温
度が情報化されてバーコード52として表示されてい
る。
【0028】そしてそのようにして個々の半導体ウエハ
固有の各種処理条件がバーコード表示されている複数の
半導体ウエハW1〜W25が上記収納カセット11に収納
されて、例えば搬送ロボット(図示せず)によってゲー
トバルブ4を介してカセットチャンバ10内の載置台1
2に載置される。
【0029】その後上記カセットチャンバ10内とロー
ドロックチャンバ20内とが排気手段5によって同一の
減圧雰囲気、例えば1Torrにされてから、ゲートバ
ルブ2が開放されて上記ロードロックチャンバ20内の
搬送装置21によって、まず半導体ウエハW1がロード
ロックチャンバ20内に搬入される。
【0030】その後位置合わせ機構22によって上記半
導体ウエハW1のオリフラ合わせが完了すると、バーコ
ードリーダ23が上記半導体ウエハW1の上方所定位置
に移動して、上記半導体ウエハW1のオリフラ近辺に表
示された既述の各種処理条件が情報化されているバーコ
ードを読み取り、その情報をコントローラ6に出力す
る。
【0031】コントローラ6では、入力された上記半導
体ウエハW1固有の各種処理条件情報を演算処理して、
それに応じたコマンドを既述の高周波電源36、バルブ
39、温度制御装置38、並びに処理ガス系の各バルブ
46、マスフローコントローラ47に出力する。
【0032】次にゲートバルブ3が開放されて上記半導
体ウエハW1は、搬送装置21によってプロセスチャン
バ30内のサセプタ上に載置される。その後上記ゲート
バルブ3が閉鎖されると、上記コントローラ6のコマン
ドに従って、まずプロセスチャンバ30内が排気手段
5、排気バルブ39によって上記半導体ウエハW1のド
ライエッチング処理に適した減圧雰囲気、例えば0.6
Torrに維持される。
【0033】また同時に、既述のコントローラ6のコマ
ンドに従って温度制御装置38によって、サセプタ31
は所定温度、例えば40゜Cに設定、維持され、さらに
同じく既述のコントローラ6のコマンドに従った処理ガ
スが所定の流量比の下で、ガス導入口43からプロセス
チャンバ30内に導入される。例えば上記半導体ウエハ
1のレジスト被覆率が40%の場合には、HCL/H
Brガスが流量比200/20SCCMの比率でプロセ
スチャンバ30内に導入される。その後に既述のコント
ローラ6のコマンドによる設定条件に従って、高周波電
源36から例えばパワーが275w、周波数が13.5
6MHzの高周波電力が上記サセプタ31に対して印加
され、上記半導体ウエハW1に対してエッチング処理が
行われるのである。
【0034】かかる場合、上記の各種処理条件はいずれ
も、予め上記半導体ウエハW1にバーコードとして情報
化され、この情報に従って叙上の各種装置が制御され
て、その処理条件が設定されているので、極めて正確な
エッチング処理がなされる。そしてそのようにして上記
半導体ウエハW1に対する所定のエッチング処理が完了
した後、次の被処理体である半導体ウエハW2に対して
エッチング処理を行う場合も上記と同様なプロセスを経
て、上記半導体ウエハW2固有の条件下で実施される。
【0035】例えば次の半導体ウエハW2の被覆率が、
処理済みの上記半導体ウエハW1と異なり、7.4%で
ある場合には、それに応じた各種処理条件が同じくバー
コード化されて半導体ウエハW2の表面に表示されてい
るから、ロードロックチャンバ20内でのオリフラ合わ
せが完了した時点での、バーコードリーダ23による読
み取り動作によって、この半導体ウエハW2固有の処理
条件がコントローラ6に入力され、それに基づき、高周
波電源36、バルブ39、温度制御装置38、並びに処
理ガス系の各バルブ46、マスフローコントローラ47
等がセットアップされる。具体的にいえば、上記半導体
ウエハW2は、そのレジストの被覆率が7.4%である
ので、それに応じたHCL/HBrガスの流量比、20
0/80SCCMが設定される。
【0036】而して、上記セットアップが完了して上記
半導体ウエハW2が、プロセスチャンバ30内のサセプ
タ31上の載置されると、上記設定条件下でのエッチン
グ処理が開始され、既述の半導体ウエハW1の場合と異
なり、プロセスチャンバ30内にはHCL/HBrガス
が流量比、200/80SCCMの下で供給される。従
って、既述の半導体ウエハW1とは異なった条件での処
理が必要な上記半導体ウエハW2に対して、相応する適
切な処理が自動的、かつ正確に実行されるものである。
【0037】このようにして、夫々異なった固有の処理
条件を有する他の半導体ウエハW325に対しても、各
々自動的に処理条件が変更されて適切なエッチング処理
がなされる。またそれを実行する際のバーコードの読み
取りは、半導体ウエハの位置合わせが完了した時点で行
われるので、常に正確な読み取りが可能である。
【0038】なお既述の半導体ウエハW1とW2とは、そ
の処理条件が、処理ガスの流量比のみが異なっていた
が、もちろんその他高周波電力のパワーや温度、減圧雰
囲気等が異なっている場合に対しても、そのことがバー
コード化されて被処理体である半導体ウエハ上に表示さ
れていれば、適切に対処できるものである。
【0039】なお上記実施例では、バーコードとして標
識化されている情報が、被処理体に施されるいわば環境
的な条件についてのケースであったが、もちろん本発明
によればそれに限らず、例えばマルチプロセスチャンバ
方式の下での個々の処理内容が、被処理体毎に異なって
いる場合にも適用可能である。これを例えば図3に示し
たようなマルチプロセスチャンバ方式の真空処理装置6
1に基づいて以下に説明する。
【0040】図3に示したマルチプロセスチャンバ方式
の真空処理装置61は、収納カセット62を搬入するカ
セットチャンバ63と、このカセットチャンバ63に隣
接して設けられるロードロックチャンバ64、このロー
ドロックチャンバ64に隣接して設けられる搬送チャン
バ65有しており、さらにこの搬送チャンバ65には、
洗浄処理を実行するプロセスチャンバA、エッチング処
理を実行するプロセスチャンバB、CVD処理を実行す
るプロセスチャンバCが設けられている。
【0041】かかるマルチプロセスチャンバ方式の真空
処理装置61を用いて個々の被処理体、例えば半導体ウ
エハに対して夫々固有な個別処理をする場合、当該半導
体ウエハの表面に必要な個別処理を情報化して、例えば
前出実施例と同様これをバーコード化して表示しておけ
ば、ある半導体ウエハに対してはプロセスチャンバAで
の洗浄処理だけを実行し、他の半導体ウエハに対しては
プロセスチャンバAでの洗浄処理の後にさらに、プロセ
スチャンバBにおいてエッチング処理を実行し、また別
の半導体ウエハに対してはプロセスチャンバAでの洗浄
処理、プロセスチャンバBにおけるエッチング処理の後
にさらに、プロセスチャンバCにおけるCVD処理を実
行することを、全て自動化することが可能である。
【0042】この場合、そのような処理を実行するため
のバーコード化された情報の読み取りは、通常この種の
マルチプロセスチャンバ方式の真空処理装置において位
置合わせが行われるロードロックチャンバ64内での位
置合わせ完了の時点で、行うように構成すればよい。も
ちろん上記の場合、各プロセスチャンバにおいて、さら
に個々の処理条件を各半導体ウエハ毎に設定変更するこ
とも可能である。
【0043】なお上記実施例においては、処理条件等を
情報化してこれを表示する標識として、バーコードを利
用したが、もちろんこれに限らず、例えば数字、アルフ
ァベット、イメージシンボル等の記号、図形によって表
示してもよい。またその場合の読み取り手段も例えば画
像処理手段を利用した装置によってもよい。
【0044】また以上のような情報化された標識の被処
理体への表示は、例えば半導体ウエハの場合、マスク形
成時に同時に行うことが可能であり、本発明を実行する
に当たり、特に異質の別なプロセスを付加する必要はな
い。
【0045】さらにまた上記実施例における被処理体
は、半導体ウエハであったが、これに限らず、例えばL
CD基板などについても本発明は適用可能である。もち
ろん被処理体に施す処理の種類も、既述のドライエッチ
ングに限らず、アッシング処理、成膜処理等であっても
適用可能である。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、個々の被処理体毎に夫
々固有な各種処理条件を自動的に設定変更して、必要な
処理を実行することが可能である。従って、枚葉処理を
実行する装置に対して特に有効であり、今後益々増大す
ると予想される少量多品種の製造プロセスにとって、適
切に対処できるものである。またそのようにして各種処
理条件が設定変更されるにあたっては、被処理体に付さ
れた標識に基づいて行われるので、レシピ入力のミスが
なく、極めて正確な処理がなされるものである。
【0047】請求項2によれば、特に認識手段による標
識の認識が、被処理体の位置合わせの段階でなされるの
で、上記の認識が常に迅速、かつ正確に行われるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を実施するために用いたにエッ
チング処理装置の側面断面の様子を模式的に示した説明
図である。
【図2】本発明の実施例で使用した半導体ウエハの平面
図である。
【図3】本発明の他の適用例を説明するために使用した
マルチプロセスチャンバ方式の真空処理装置の平面図で
ある。
【図4】レジスト被覆率に正しく対処したガス流量比の
下でエッチング処理を実行したときのパターンの拡大斜
視図である。
【図5】レジスト被覆率に誤って対処したガス流量比の
下でエッチング処理を実行したときのパターンの拡大斜
視図である。
【符号の説明】
1 エッチング処理装置 5 排気手段 6 コントローラ 10 カセットチャンバ 11 収納カセット 20 ロードロックチャンバ 21 搬送装置 22 位置合わせ機構 23 バーコードリーダ 30 プロセスチャンバ 31 サセプタ 36 高周波電源 38 温度制御装置 39 排気バルブ 41 上部電極 43 ガス導入口 46 バルブ 47 マスフローコントローラ 52 バーコード W 半導体ウエハ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理体に施すべき処理の条件情報を標
    識化し、当該標識を、前記被処理体の一部に表示し、前
    記標識を認識する手段によって前記標識を認識し、この
    認識に基づいて得られた前記条件情報に従い、前記処理
    を実行する各種装置の制御を行って、当該被処理体に処
    理を施すことを特徴とする、処理方法。
  2. 【請求項2】 前記標識の認識は、被処理体の位置合わ
    せの段階においてなされることを特徴とする、請求項1
    に記載の処理方法。
JP5120502A 1993-04-23 1993-04-23 処理方法 Withdrawn JPH06310463A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5120502A JPH06310463A (ja) 1993-04-23 1993-04-23 処理方法
KR1019940008615A KR100267617B1 (ko) 1993-04-23 1994-04-23 진공처리장치 및 진공처리방법
US08/582,805 US5611655A (en) 1993-04-23 1996-01-04 Vacuum process apparatus and vacuum processing method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5120502A JPH06310463A (ja) 1993-04-23 1993-04-23 処理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06310463A true JPH06310463A (ja) 1994-11-04

Family

ID=14787790

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5120502A Withdrawn JPH06310463A (ja) 1993-04-23 1993-04-23 処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06310463A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100394574C (zh) * 2005-12-08 2008-06-11 北京圆合电子技术有限责任公司 具有流量控制的平台真空气路系统及其控制方法
JP2014063918A (ja) * 2012-09-21 2014-04-10 Tokyo Electron Ltd ガス供給方法及びプラズマ処理装置
US11195735B2 (en) * 2018-02-07 2021-12-07 Uwe Beier Load lock for a substrate container and device having such a load lock

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100394574C (zh) * 2005-12-08 2008-06-11 北京圆合电子技术有限责任公司 具有流量控制的平台真空气路系统及其控制方法
JP2014063918A (ja) * 2012-09-21 2014-04-10 Tokyo Electron Ltd ガス供給方法及びプラズマ処理装置
US11195735B2 (en) * 2018-02-07 2021-12-07 Uwe Beier Load lock for a substrate container and device having such a load lock

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100809126B1 (ko) 피처리체 처리 장치
KR100967925B1 (ko) 반도체 장치의 제조 방법, 반도체 장치의 제조 장치 및,프로그램 기억 매체
TW561518B (en) Method of and apparatus for performing sequential processes requiring different amounts of time in the manufacturing of semiconductor devices
US5344542A (en) Multiple-processing and contamination-free plasma etching system
KR100809125B1 (ko) 처리 장치, 위치설정 방법 및 컴퓨터 기억 매체
KR101715441B1 (ko) 기판 처리 장치
JP2018029133A (ja) 熱処理装置、基板処理装置、熱処理方法および基板処理方法
KR20090073194A (ko) 기판 핸들링 시스템 및 방법
KR0154329B1 (ko) 기판 처리장치 및 기판 처리방법
US20020174952A1 (en) Integrated processing system having multiple reactors connected to a central chamber
US11164766B2 (en) Operating method of vacuum processing apparatus
JPH06310463A (ja) 処理方法
US20210280445A1 (en) Substrate processing apparatus and substrate processing method
JPH10144771A (ja) 半導体製造装置
JPH09270450A (ja) 真空処理装置
JP7442242B1 (ja) 半導体搬送演習装置
JPH06267808A (ja) チャンバ接続用ガイド機構付きマルチチャンバ装置
KR100568867B1 (ko) 웨이퍼 좌표감지장치 및 그 웨이퍼 좌표감지 기능을 갖는반도체 제조설비
TW559957B (en) Heat treatment device and heat treatment method
US11171012B1 (en) Method and apparatus for formation of protective sidewall layer for bow reduction
WO2020241599A1 (ja) 基板処理システム及び基板処理システムの制御方法
JP2023000106A (ja) 基板を処理する装置のプロセスレシピを設定する方法及び基板を処理する装置
JPH0466119A (ja) 真空処理方法及び装置
CN113555310A (zh) 半导体晶圆制造系统及制造半导体晶圆的方法
TW202324635A (zh) 烘烤後冷卻基板的腔室和方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000704