JPH06310114A - 電池パックの短絡防止機構 - Google Patents

電池パックの短絡防止機構

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JPH06310114A
JPH06310114A JP5102866A JP10286693A JPH06310114A JP H06310114 A JPH06310114 A JP H06310114A JP 5102866 A JP5102866 A JP 5102866A JP 10286693 A JP10286693 A JP 10286693A JP H06310114 A JPH06310114 A JP H06310114A
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battery pack
short
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circuit
battery
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JP5102866A
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Hiroshi Nakamura
博 中村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、電池パックが装置から取り外された
状態では、電池パックの出力端子に電池セルが接続され
ない機構を設けて、電池パックの種々の扱いに対し、シ
ョートの発生を確実に防止したことを特徴とする。 【構成】電池パック1内の電池セル12の電極と直列
に、開路した少なくとも2個の保護用端子13a ,13
b を設け、この端子13a ,13b 間を外部コンタクト
2で回路接続することにより、電池パック1の出力端子
11A,11Bに電池セル12が回路接続されることを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばポータブルタイ
プのパーソナルコンピュータ等、電池パックを実装可能
な小型電子機器に適用される電池パックの短絡防止機構
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パーソナルコンピュータ(PC)
に用いられる電池パックの短絡(ショート)防止機構と
しては、図11に示すように、電池パック1x 内の電池
セル12と直列に接続した過電流保護素子14と、出力
端子11A,11B間にリブ15を設けることで対策し
ているが、次のような欠点があった。
【0003】(1)過電流保護素子14にはタイムラグ
があり、図12に示すように、ショートの瞬間に過大な
電流が短時間流れる(瞬間的に大電流が流れる)ため、
金属片等による出力端子11A,11B間のショートが
発生したとき、出力端子11A,11B(接触面)がス
パークにより損傷を受ける。
【0004】(2)過電流保護素子14の設定値以下の
電流は連続して流れるため、図13に示すように、設定
電流近くの電流が流れる程度の例えば金属片等の「抵抗
体」(R)により出力端子11A,11B間がショート
した場合には、電池セル12の電流が連続して流れるた
め、上記「抵抗体」の発熱により、電池パックケース、
パーソナルコンピュータ本体等が損傷を受け、危険を伴
う。
【0005】(3)出力端子11A,11B間のリブ1
5は、平らな金属板等でのショートは防止できるが、柔
軟性のある導体(例えばチェーン、ネックレス、金属タ
ワシ、ブラシ等)でのショート、L字型、コの字型等の
折曲した導体等でのショートは防止できない。
【0006】尚、図11及び図13に於いて、11C,
11Dは電池パック1x の内部温度を検出する温度検出
素子(サーミスタ)16を回路接続するための外部接続
端子である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の構成による電池パックに於いては、ショートの瞬間に
過大な電流が短時間流れて、出力端子11A,11Bが
スパークにより損傷を受けるという不都合があった。
又、過電流保護素子14の設定値以下の電流が連続して
流れるような金属片等の「抵抗体」(R)によるショー
トが発生した場合に、電池セル12の電流が連続して流
れるため、上記「抵抗体」の発熱により、電池パックケ
ース、パーソナルコンピュータ本体等が損傷を受け、危
険を伴うという不都合があった。又、柔軟性のある導
体、L字型、コ字型等の折曲した導体等でによるショー
トに対して何等の防止策も採られておらず、危険を伴う
という不都合があった。
【0008】本発明は上記実情に鑑みなされたもので、
電池パックの種々の扱いに対して、ショートの発生を確
実に防止でき、ショートの発生に伴う電池パック及び装
置本体の部品損傷、電池パックの寿命劣化等の不都合な
事態を回避して、信頼性並びに安全性の高い電池パック
の保護機構が実現できる電池パックの短絡防止機構を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、電池
パック内の電池セルの電極と直列に、開路した少なくと
も2個の保護用端子(外部接続端子)を設け、この端子
間を外部で回路接続することにより、電池パックの出力
端子に電池セルが回路接続されることを特徴とする。
【0010】このように、電池パックに、パック内電池
セルの電極と直列に、開路した2個以上の保護用端子
(外部接続端子)を設け、この端子間を電池パックが装
置本体に装着されたとき、外部(装置本体側)で接続す
ることにより、はじめて、電池パックの出力端子に電池
セルが接続される。従って、電池パックが装置から取り
外された状態では、電池パックの出力端子に電池セルが
接続されず、これにより上記した(1)乃至(3)の各
問題点を解消でき、電池パックの種々の扱いに対し、シ
ョートの発生を確実に防止して、ショートの発生に伴う
電池パック及び装置本体の部品損傷、電池パックの寿命
劣化等の不都合な事態を回避できる。
【0011】又、本発明は、電子機器に実装可能な電池
パックの短絡防止機構に於いて、電池パックに設けら
れ、電池パック内の電池セルの電極に直列に常開側接点
が接続される保護用スイッチと、電池パック装填時に上
記スイッチを操作して上記接点を閉成する外部の機械的
なスイッチ操作機構とを具備し、電池パックが正常に装
填されたときに電池パックの出力端子に電池セルを回路
接続することを特徴とする。
【0012】このように、電池パックに、外部からの機
械的な操作でスイッチオンする保護用スイッチ機構を設
け、電池パックが正常に装填されたときのみ電池パック
の出力端子に電池セルが回路接続される構成としたこと
により、電池パックが装置から取り外された状態では、
電池パックの出力端子に電池セルが接続されない。これ
により上記した(1)乃至(3)の各問題点を解消で
き、電池パックの種々の扱いに対し、ショートの発生を
確実に防止して、ショートの発生に伴う電池パック及び
装置本体の部品損傷、電池パックの寿命劣化等の不都合
な事態を回避できる。
【0013】又、本発明は、電池パック内の電池セルの
電極と直列に、開路した少なくとも2個の保護用端子を
設け、この端子間を外部で回路接続することにより、電
池パックの出力端子に電池セルが回路接続される構成に
於いて、保護用端子を一部を露出して電池パックの所定
面部に設け、電池パックが実装される装置本体に、電池
パックが実装されたとき上記保護用端子に電気的接触す
るコンタクト機構を設けてなる構成とすることにより、
簡単かつ安価な構成で、上記した(1)乃至(3)の各
問題点を解消できる。
【0014】又、本発明は、電池パックに設けられた開
口部と、この開口部内に設けられた少なくとも2個の保
護用端子と、電池パックが実装される装置本体に設けら
れ、電池パックが実装されたとき上記開口部に嵌入して
上記保護用端子間を回路接続する機構とを設けてなる構
成とすることにより、ショートの可能性をより低減し
て、安全性の高い電池パックの短絡防止機構が実現でき
る。
【0015】又、本発明は、電池パックに設けられた開
口部と、この開口部内に設けられ、電池パック内の電池
セルの電極に直列に常開側接点が接続される保護用スイ
ッチと、電池パックが実装される装置本体に設けられ、
電池パックが実装されたとき上記開口部に嵌入して上記
スイッチを操作し上記接点を閉成する外部の機械的なス
イッチ操作機構とを設けてなる構成とすることにより、
ショートの可能性をより低減して、安全性の高い電池パ
ックの短絡防止機構が実現できる。
【0016】又、開路した少なくとも2個の保護用端子
(外部接続端子)を電池パックの異なる箇所に複数組設
けて、それぞれの組の保護用端子が回路接続されて、は
じめて電池パックの出力端子に電池セルが回路接続され
る構成とすることにより、より安全性の高い電池パック
の短絡防止機構が実現できる。
【0017】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。図1及び図2はそれぞれ本発明の第1実施例を説明
するためのもので、図1は回路ブロック図、図2は要部
の構成説明図である。
【0018】図に於いて、1は電池パックであり、図示
しないパーソナルコンピュータ等の装置本体の電池パッ
ク収納部に、矢印a,b方向のスライド操作で挿脱(装
着/抜去)される。
【0019】この電池パック1には、挿入方向前面部
に、電池セルの出力端子11A,11B、及びサーミス
タの接続端子が設けられ、上面部に、一対(2個)の保
護用端子(外部接続端子)13a ,13b が設けられ
る。又、電池パック1の内部には、電池セル12、過電
流保護素子14、及び図示しない温度検出素子(サーミ
スタ)等が設けられる。
【0020】上記一対(2個)の保護用端子13a ,1
3b は、電池セル12の電極と直列に介在されて、電池
セル12の電極と出力端子11A,11Bとの間に開路
を形成するもので、保護用端子13a ,13b の間が回
路接続されることにより、出力端子11A,11Bに電
池セル12の電極が回路接続され、電池セル12の電源
が出力端子11A,11Bに供給される。
【0021】2は図示しないパーソナルコンピュータ等
の装置本体の電池パック収納部に設けられる、保護用端
子13a ,13b の外部回路接続部となる回路接続用コ
ンタクト2であり、電池パック1が装置本体の電池パッ
ク収納部に収納された際に、保護用端子13a ,13b
間を回路接続し、これにより電池セル12の電極に出力
端子11A,11Bを回路接続して、電池セル12の電
源を出力端子11A,11Bに供給する。
【0022】図3乃至図5はそれぞれ本発明の第2実施
例を説明するためのもので、図3は回路ブロック図、図
4及び図5はそれぞれ要部の構成説明図である。図に於
いて、1Aは電池パックであり、図示しないパーソナル
コンピュータ等の装置本体の電池パック収納部に上記第
1実施例と同様のスライド操作で挿脱(装着/抜去)さ
れる。
【0023】この電池パック1Aには、挿入方向前面部
に、電池セルの出力端子11A,11B、及びサーミス
タの接続端子が設けられ、上部に、上記第1実施例の出
力端子11A,11Bに代わる、外部の操作でスイッチ
オンする、内部スイッチ3が設けられる。
【0024】この内部スイッチ3は、電池パック1Aの
装着時に於いて、装置本体の電池パック収納部に設けら
れたスイッチ操作ブロック51に、操作釦3T が当接し
て、操作釦3T の押下により接点3a が接点3b に接触
することにより、スイッチオン状態となり、これによ
り、電池セル12の電極に出力端子11A,11Bが回
路接続されて、電池セル12の電源が上記内部スイッチ
3を介し出力端子11A,11Bに供給される。
【0025】尚、図5に於いて、50は電池パック収納
部を設けたパーソナルコンピュータ本体の筐体部分、5
2は出力端子11A(11B)に接触する本体側コネク
タである。
【0026】図6は本発明の第3実施例を説明するため
のもので、上記した第1実施例が、一対の保護用端子1
3a ,13b を電池パック1の同一面部(上面部)に設
けているのに対し、ここでは、一対の保護用端子4a ,
4b をそれぞれ電池パック1Bの異なる面部に設けて、
ショートの可能性をより低減した構成としている。
【0027】ここでは電池パック1Bの装着時に於い
て、電池パック1Bの異なる面部に設けられた一対の保
護用端子4a ,4b が装置本体の電池パック収納部に設
けられた回路接続用コンタクト61a ,61b に接触す
ることにより、保護用端子4a,4b 間が回路接続され
て、電池セルの電極に出力端子11A,11Bが回路接
続されて、電池セルの電源が上記保護用端子4a ,4b
、及び回路接続用コンタクト61a ,61b を介し出
力端子11A,11Bに供給される。
【0028】図7は本発明の第4実施例を説明するため
のもので、ここでは、電池パック1Cの挿入方向前面部
に開口4S を設け、この開口4S 内の両側に、一対の保
護用端子4a ,4b を離間して設けて、電池パック1C
が実装されたとき、装置本体の電池パック収納部に設け
られた回路接続用コンタクト72が上記開口4S に嵌入
して、上記保護用端子4a ,4b 間を回路接続する構成
としている。尚、図中、71は、電池パック収納部に設
けられた、回路接続用コンタクト72の支持ブロックで
ある。このような構成とすることにより、保護用端子4
a ,4b が電池パック1Cの表面に露出しないことか
ら、ショートの可能性をより低減できる。
【0029】図8は本発明の第5実施例を説明するため
のもので、上記した第4実施例が開口4S 内の両側に、
一対の保護用端子4a ,4b を離間して設けた構成であ
るのに対し、ここでは、電池パック1Dの挿入方向前面
部に設けられた開口5S 内に、外部の操作でスイッチオ
ンする内部スイッチ5を設けてなる構成としたもので、
電池パック1Dが実装され、装置本体の電池パック収納
部に設けられた操作ブロック81が上記開口5S に嵌入
して、内部スイッチ5のアクチュエータに当接し、アク
チュエータを押圧操作することにより、内部スイッチ3
がスイッチオンして、電池セルの電極に出力端子11
A,11Bを回路接続し、電池セルの電源を上記内部ス
イッチ5を介し出力端子11A,11Bに供給する。
【0030】尚、図8(b)は、上記内部スイッチ5の
操作機構の一例を示したもので、5T は操作ブロック8
1が開口5S に所定量嵌入されたとき、操作ブロック8
1に当接してスイッチ接点5a をスイッチ接点5b に押
圧するアクチュエータである。
【0031】図9、及び図10はそれぞれ本発明の第6
実施例を説明するためのもので、上記した第2実施例が
内部スイッチ3を1個設けた構成であるのに対し、ここ
では電池パック1Eの異なる面部にそれぞれ内部スイッ
チ3A,3Bを1個ずつ設け、それぞれ別ブロックによ
りスイッチオン操作される構成としている。
【0032】この各内部スイッチ3A,3Bをそれぞれ
電池セル12の電極に直列に介挿して、上記各内部スイ
ッチ3A,3Bがともにスイッチオン状態となったと
き、電池セル12の電極に出力端子11A,11Bを回
路接続して、電池セル12の電源を上記内部スイッチ3
A,3Bを介し出力端子11A,11Bに供給すること
により、ショートの可能性をより低減することができ
る。尚、図10に示す内部スイッチ3A,3Bの構成要
素は上記第2実施例から容易に理解できるので、ここで
はその説明を省略する。
【0033】尚、上記した第1実施例に於いては、保護
用端子13a ,13b を出力端子11A,11Bと異な
る面に設けた構成としているが、例えば保護用端子13
a ,13b を出力端子11A,11Bと同一面に設けた
構成とすることにより、全体の機構をコンパクトに構成
できる。
【0034】又、上記した第2実施例では、スイッチ3
の操作釦3T が、装置本体の電池パック収納部に設けら
れたスイッチ操作ブロック51に当接して、はじめて電
池セル12の電極に出力端子11A,11Bが回路接続
される構成としているが、例えば装置本体にスイッチ操
作ブロック51を設けず、スイッチ3の操作釦3T が装
置本体の電池パック収納部の壁部に当接することにより
電池セル12の電極に出力端子11A,11Bが回路接
続される構成とすることにより、スイッチ操作機構を簡
素化できる。
【0035】又、上記した第2実施例では、スイッチ3
の接点3a ,接点3b を介して電池セル12の電極に出
力端子11A,11Bが回路接続される構成としている
が、これに限らず、例えば電池パックが正常状態で電池
パック収納部に収納されたとき、スイッチ3の切換え
(オンからオフ、又はオフからオン)に伴って、他の電
流供給制御用のスイッチをオンさせて、電池セル12の
電極に出力端子11A,11Bを回路接続する、連動ス
イッチ機構を用いた構成としてもよい。
【0036】又、上記各実施例に於いて、保護用端子、
及び同端子に接触する接触片(舌片)の構成、各スイッ
チの構成等は、図示するものに限らず、他の構成であっ
てもよく、更に、上記した各実施例を任意に組み合わせ
ることも可能である。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように本発明による電池パ
ックの短絡防止機構によれば、電池パックに、パック内
電池セルの電極と直列に、開路した2個以上の保護用端
子(外部接続端子)を設け、この端子間を電池パックが
装置本体に装着されたとき、外部(装置本体側)で接続
することにより、はじめて、電池パックの出力端子に電
池セルが接続される構成としたことにより、電池パック
が装置から取り外された状態では、電池パックの出力端
子に電池セルが接続されないことから、電池パックの種
々の扱いに対し、ショートの発生を確実に防止して、シ
ョートの発生に伴う電池パック及び装置本体の部品損
傷、電池パックの寿命劣化等の不都合な事態を回避でき
る。
【0038】又、本発明によれば、電池パックに、外部
からの機械的な操作でスイッチオンするスイッチ機構を
設けて、電池パックが正常に装填されたときのみ電池パ
ックの出力端子に電池セルが回路接続される構成とした
ことにより、電池パックが装置から取り外された状態で
は、電池パックの出力端子に電池セルが接続されないこ
とから、電池パックの種々の扱いに対し、ショートの発
生を確実に防止して、ショートの発生に伴う電池パック
及び装置本体の部品損傷、電池パックの寿命劣化等の不
都合な事態を回避できる。
【0039】又、本発明によれば、電池パック内の電池
セルの電極と直列に、開路した少なくとも2個の保護用
端子を設け、この端子間を外部で回路接続することによ
り、電池パックの出力端子に電池セルが回路接続される
構成に於いて、保護用端子を一部を露出して電池パック
の所定面部に設け、電池パックが実装される装置本体
に、電池パックが実装されたとき上記保護用端子に電気
的接触するコンタクト片を設けてなる構成としたことに
より、簡単な構成で、前述した(1)乃至(3)の各問
題点を解消できる。
【0040】又、本発明によれば、電池パックに設けら
れた開口部と、この開口部内に設けられた少なくとも2
個の保護用端子と、電池パックが実装される装置本体に
設けられ、電池パックが実装されたとき上記開口部に嵌
入して上記保護用端子間を回路接続する機構とを設けて
なる構成としたことにより、ショートの可能性をより低
減して、安全性の高い電池パックの短絡防止機構が実現
できる。
【0041】又、本発明によれば、電池パックに設けら
れた開口部と、この開口部内に設けられ、電池パック内
の電池セルの電極に直列に常開側接点が接続される保護
用スイッチと、電池パックが実装される装置本体に設け
られ、電池パックが実装されたとき上記開口部に嵌入し
て上記スイッチを操作し上記接点を閉成する外部の機械
的なスイッチ操作機構とを設けてなる構成としたことに
より、ショートの可能性をより低減して、安全性の高い
電池パックの短絡防止機構が実現できる。
【0042】又、本発明によれば、開路した少なくとも
2個の保護用端子(外部接続端子)又は電池セルの電極
に直列に常開側接点が接続される保護用スイッチを電池
パックの異なる箇所に複数組設けて、それぞれの組の保
護用端子又は保護用スイッチが回路接続されて、はじめ
て電池パックの出力端子に電池セルが回路接続される構
成としたことにより、より安全性の高い電池パックの短
絡防止機構が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を説明するための回路ブロ
ック図。
【図2】本発明の第1実施例を説明するための要部の構
成説明図。
【図3】本発明の第2実施例を説明するための回路ブロ
ック図。
【図4】本発明の第2実施例を説明するための要部の構
成説明図。
【図5】本発明の第2実施例を説明するための要部の構
成説明図。
【図6】本発明の第3実施例を説明するための要部の構
成説明図。
【図7】本発明の第4実施例を説明するための要部の構
成説明図。
【図8】本発明の第5実施例を説明するための要部の構
成説明図。
【図9】本発明の第6実施例を説明するための要部の構
成説明図。
【図10】本発明の第6実施例を説明するための回路ブ
ロック図。
【図11】従来の電池パックに於ける短絡(ショート)
防止機構の構成説明図。
【図12】過電流保護素子の動作特性図。
【図13】従来の電池パックに於ける短絡例を説明する
ための回路ブロック図。
【符号の説明】
1,1A,1B,1C,1D,1E…電池パック、2…
回路接続用コンタクト、3,3A,3B,5…内部スイ
ッチ、4a ,4b …保護用端子、4S ,5S …開口、1
1A,11B…電池セルの出力端子、12…電池セル、
13a ,13b…保護用端子(外部接続端子)、14…
過電流保護素子、51…スイッチ操作ブロック、61a
,61b …回路接続用コンタクト、71…支持ブロッ
ク、72…回路接続用コンタクト、81…操作ブロッ
ク。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子機器に実装可能な電池パックの短絡
    防止機構に於いて、電池パック内の電池セルの電極と直
    列に、開路した少なくとも2個の保護用端子を設け、こ
    の端子間を外部で回路接続することにより、電池パック
    の出力端子に電池セルが回路接続されることを特徴とす
    る電池パックの短絡防止機構。
  2. 【請求項2】 電子機器に実装可能な電池パックの短絡
    防止機構に於いて、電池パックに設けられ、電池パック
    内の電池セルの電極に直列に常開側接点が接続される保
    護用スイッチと、電池パック装填時に上記スイッチを操
    作して上記接点を閉成する外部の機械的なスイッチ操作
    機構とを具備し、電池パックが正常に装填されたとき電
    池パックの出力端子に電池セルを回路接続することを特
    徴とする電池パックの短絡防止機構。
  3. 【請求項3】 保護用端子を一部を露出して電池パック
    の所定面部に設け、電池パックが実装される装置本体
    に、電池パックが実装されたとき上記保護用端子に電気
    的に接触して上記保護用端子間を回路接続するコンタク
    ト機構を設けてなる請求項1記載の電池パックの短絡防
    止機構。
  4. 【請求項4】 電池パックに設けられた開口部と、この
    開口部内に設けられた少なくとも2個の保護用端子と、
    電池パックが実装される装置本体に設けられ、電池パッ
    クが実装されたとき上記開口部に嵌入して上記保護用端
    子間を回路接続する機構とを具備してなることを特徴と
    する請求項1又は2記載の電池パックの短絡防止機構。
  5. 【請求項5】 電池パックに設けられた開口部と、この
    開口部内に設けられ、電池パック内の電池セルの電極に
    直列に常開側接点が接続される保護用スイッチと、電池
    パックが実装される装置本体に設けられ、電池パックが
    実装されたとき上記開口部に嵌入して上記スイッチを操
    作し上記接点を閉成する外部の機械的なスイッチ操作機
    構とを具備してなることを特徴とする請求項1又は2記
    載の電池パックの短絡防止機構。
  6. 【請求項6】 保護用端子と出力端子を電池パックの同
    一面に設けてなる請求項1記載の電池パックの短絡防止
    機構。
  7. 【請求項7】 保護用端子と出力端子を電池パックの異
    なる面部に設けてなる請求項1記載の電池パックの短絡
    防止機構。
  8. 【請求項8】 少なくとも2個の端子をそれぞれにも
    つ、第1,第2の保護用端子を電池パックの異なる面部
    に設けてなる請求項1記載の電池パックの短絡防止機
    構。
  9. 【請求項9】 保護用スイッチと出力端子を電池パック
    の同一面に設けてなる請求項2記載の電池パックの短絡
    防止機構。
  10. 【請求項10】 保護用スイッチと出力端子を電池パッ
    クの異なる面部に設けてなる請求項2記載の電池パック
    の短絡防止機構。
  11. 【請求項11】 保護用スイッチを電池パックの異なる
    箇所に複数設けてなる請求項2記載の電池パックの短絡
    防止機構。
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