JPH0630832Y2 - 水冷ジャケット型ベローズ継手 - Google Patents

水冷ジャケット型ベローズ継手

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JPH0630832Y2
JPH0630832Y2 JP2109289U JP2109289U JPH0630832Y2 JP H0630832 Y2 JPH0630832 Y2 JP H0630832Y2 JP 2109289 U JP2109289 U JP 2109289U JP 2109289 U JP2109289 U JP 2109289U JP H0630832 Y2 JPH0630832 Y2 JP H0630832Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
bellows joint
water
cooling water
jacket type
cooling jacket
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP2109289U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02115549U (ja
Inventor
正弘 中村
勤 神林
信幸 藤倉
憲治 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Motors Ltd
Original Assignee
Kawasaki Jukogyo KK
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Publication date
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  • Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
  • Carbon Steel Or Casting Steel Manufacturing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、比較的高温の流体が流れるダクトや管に設置
される水冷ジャケット型ベローズ継手に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
高温の流体例えば転炉排ガスが流れる第9図に示す転炉
排ガス処理装置のフード1と転炉2の炉口との間をシー
ルする上下動可能なスカート3は、従来前記フード1と
の間を水封筒4によりシールしている(先行技術として
実開昭55−103243号公報がある)が、転炉炉内
を密閉操業するとフード1内の圧力変動が大きくなって
水封筒4内の水が外部に押出されてシールが破れる為、
スカート3とフード1との間を第10図に示す如くベロ
ーズ継手5にてシールすることが考えられている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、上記の転炉排ガスのような高温の流体の流れ
る環境下でベローズ継手5を使用すると、高温により材
料の強度が低下する。この為、材料の板厚を厚くするこ
とが行われるが、板厚を厚くすると伸縮反力が増大す
る。その伸縮反力の増大を避ける為にベローズ継手5の
山数を増加させる必要があり、その分ベローズ継手5の
長さを長くすることとなる。ベローズ継手5を設置する
スペースは通常限られており、ベローズ継手5が長くな
ることはプラント設計上問題がある。
そこで本考案は、板厚を厚くせず、山数を増加させずに
二重構造にして冷却水を通すことで高温の流体の流れる
環境下でも使用できるようにした水冷ジャケット型ベロ
ーズ継手を提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するための本考案の水冷ジャケット型ベ
ローズ継手は、二枚の円筒状エキスパンションプレート
を重合すると共に曲率の小さい屈曲部の内面頂部及び直
線部の適所にスペーサーを固着して、前記二枚の円筒状
エキスパンションプレート間の間隙を一定にして水冷ジ
ャケットとなしたことを特徴とするものである。
〔作用〕
本考案の水冷ジャケット型ベローズ継手は、上述の如く
構成されているので、二枚の円筒状エキスパンションプ
レート間の間隙に、冷却水を流通させることにより、高
温の流体の流れる環境下で使用しても材料の強度が低下
することが無い。また本考案の水冷ジャケット型ベロー
ズ継手は、伸縮において曲率の大きい屈曲部が内外方向
への変位量が大きくて、二枚の円筒状エキスパンション
プレートの屈曲部間の間隙が小さくなろうとするが、曲
率の小さい屈曲部の内面頂部にスペーサーが固着されて
いるので、その間隙を常に一定にできる。従って冷却水
の水冷ジャケット内における流動が安定し、流量に変化
が無いので、過熱されることが無い。
〔実施例〕
本考案の水冷ジャケット型ベローズ継手の一実施例を第
1図乃至第5図によって説明する。第1図は転炉排ガス
処理装置のフード1と転炉2の炉口との間をシールする
上下動可能なスカート3との間をシールするのに用いた
縦型のベローズ継手10を示す縦断面図であり、このベ
ローズ継手10は二枚のSUS304より成る円筒状エ
キスパンションプレート11を重合すると共に、第3図
に示す如く内外のエキスパンションプレート11の曲率
の小さい屈曲部12の内面頂部及び直線部13の2ケ所
でスペーサー14を周方向に数個、本例では第2図に示
す如く等間隔に8個固着して、前記二枚の円筒状エキス
パンションプレート11間を第3図に示す如く水冷ジャ
ケット15となしてある。
斯かる構造のベローズ継手10は上下端に環状パイプ1
6,16′が固着され、夫々その内周側に第4図に示す
如く透孔17,17′が一定間隔に穿設されて水冷ジャ
ケット15に連通されている。上側の環状パイプ16の
外周側の数ケ所、本例では第2図に示す如く対向する2
ケ所に冷却水出口パイプ18が固着されて連通され、下
側の環状パイプ16′の外周側の対向する2ケ所に冷却
水入口パイプ18′が固着されて連通されている。これ
ら冷却水出口パイプ18,冷却水入口パイプ18′には
夫々可撓性の冷却水排出ホース19,冷却水導入ホース
19′が接続されている。そして第1図に示す如く前記
環状パイプ16の上側に固着した環状板20はフード1
の外周側の架構12に固定され、環状パイプ16′の下
側に固着した環状板20′はスカート3の外周側の架構
22に固定されている。
この実施例のベローズ継手10は、転炉操業における吹
錬開始時スカート3を下降して転炉1の炉口をシールし
た際、第1図に示す如く伸長される。このベローズ継手
10の伸長において、二枚の円筒状エキスパンションプ
レート11の曲率の大きい屈曲部12′が曲率の小さい
屈曲部12側へ該屈曲部12よりも大きく変位するが、
曲率の小さい屈曲部12の内面頂部にスペーサー14が
固着されているので、二枚の円筒状エキスパンションプ
レート11の屈曲部12,12′の間隙は一定に保たれ
る。また吹錬終了時スカート3を上昇して転炉1の炉口
を開放した際、ベローズ継手10は第5図に示す如く短
縮される。このベローズ継手10の短縮において、二枚
の円筒状エキスパンションプレート11の曲率の大きい
屈曲部12′が曲率の小さい屈曲部12よりも大きく変
位して屈曲部12,12′の間隙が大きくなるが、直線
部13が平行となり、さらに逆に傾いて屈曲部のピッチ
が詰まってくると曲率の大きい屈曲部12′が直線部1
3に引張られて曲率の小さい屈曲部12側に寄ってき
て、スペーサー14にて一定の間隙が保たれる。従っ
て、冷却水導入ホース19′から冷却水入口パイプ1
8′を通じて環状パイプ16′内に導入し、さらに透孔
17′よりベローズ継手10の水冷ジャケット15内に
流入した冷却水は、その流動上昇が安定し、流量に変化
が無いので、過熱されることが無く、ベローズ継手10
は十分に冷却されて、高温の転炉排ガスの流れる環境下
でもベローズ継手10は材料強度の低下が無い。ベロー
ズ継手10の水冷ジャケット15内を流動上昇した冷却
水は上端より透孔17を通って環状パイプ16内に排出
され、ここから冷却水出口パイプ18を経て冷却水排出
ホース19より排出される。
次に他の実施例を第6図乃至第8図によって説明する。
第6図は燃焼炉やボイラの高温ガス通過部のガスダクト
25,25′の接続に用いた横型のベローズ継手10′
を示す縦断面図であり、その構造は前記実施例と同じで
ある。
このベローズ継手10′は左右両端にリング23,2
3′が取付けられ、リング23,23′にはフランジ2
4,24′が取付けられ、このフランジ24,24′が
ガスダクト25,25′のフランジ26,26′に締結
されている。そしてベローズ継手10′の内側にはスリ
ーブ27が配されて、その一端がリング23に固着され
ている。またベローズ継手10′の外側下部の各山部
(屈曲部)には第7図に示す如く透孔28が穿設されて
冷却水入口パイプ29が接続連通され、冷却水入口パイ
プ29には第6図に示す如く可撓性の冷却水導入ホース
30が接続されており、外側上部の各山部(屈曲部)に
は第8図に示す如く透孔31が穿設されて冷却水出口パ
イプ32が接続連通され、冷却水出口パイプ32には第
6図に示す如く可撓性の冷却水排水ホース33が接続さ
れている。
この実施例のベローズ継手10′は、高温のガスが矢印
の如く流通している時、熱膨張により伸長し、流通が停
止した時熱収縮により短縮する。このベローズ継手1
0′の伸縮において、二枚の円筒状エキスパンションプ
レート11の屈曲部12,12′の間隙は、曲率の小さ
い屈曲部12の内面頂部にスペーサー14が固着されて
いるので、前記実施例と同様に一定に保たれる。従って
各冷却水導入ホース30から冷却水入口パイプ29を通
して透孔28よりベローズ継手10′の水冷ジャケット
15′内に流入した冷却水は、周方向への流動上昇が安
定し、流量に変化が無いので過熱されることが無く、ベ
ローズ継手10′は十分に冷却されて、高温のガスが流
れる環境下でもベローズ継手10′は材料強度の低下が
高い。ベローズ継手10′の水冷ジャケット15′内を
周方向に流動上昇した冷却水は上端より透孔31を通
り、冷却水出口パイプ32を経て冷却水排出ホース33
より排出される。
〔考案の効果〕
以上の説明で判るように本考案の水冷ジャケット型ベロ
ーズ継手は、二枚の円筒状エキスパンションプレート間
の水冷ジャケット内に冷却水を流通させるのであるか
ら、高温流体の流れる環境下で使用しても材料の強度が
低下することが無い。従って耐熱性のインコネル等の高
級材料を用いる必要が無く、低温域の材料で十分であ
る。また本考案の水冷ジャケット型ベローズ継手は、曲
率の小さい屈曲部の内面頂部にスペーサーを固着してい
るので、伸縮時に変動する二枚の円筒状エキスパンショ
ンプレートの屈曲部の間隙を常に一定にすることができ
る。従って、冷却水の水冷ジャケット内における流動が
安定し、流量に変化が無いので過熱を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の水冷ジャケット型ベローズ継手の一実
施例で伸長した状態を示す縦断面図、第2図は第1図の
A−A線平面図、第3図は第1図のB部拡大断面図、第
4図は第1図のC部拡大断面図、第5図は第1図の水冷
ジャケット型ベローズ継手が短縮した状態を示す縦断面
図、第6図は本考案の水冷ジャケット型ベローズ継手の
他の実施例を示す縦断面図、第7図は第6図のD部拡大
図、第8図は第6図のE部拡大図、第9図は従来の転炉
排ガス処理装置のスカートのシール構造を示す図、第1
0図はベローズ継手によるスカートのシール構造を示す
図である。 10,10′……ベローズ継手 11……円筒状エキスパンションプレート 12……曲率の小さい屈曲部 13……直線部、14……スペーサー 15,15′……水冷ジャケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 木村 憲治 東京都江東区南砂2丁目4番25号 川崎重 工業株式会社東京設計事務所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】二枚の円筒状エキスパンションプレートを
    重合すると共に曲率の小さい屈曲部の内面頂部及び直線
    部の適所にスペーサーを固着して、前記二枚の円筒状エ
    キスパンションプレート間を水冷ジャケットとなしたこ
    とを特徴とする水冷ジャケット型ベローズ継手。
JP2109289U 1989-02-25 1989-02-25 水冷ジャケット型ベローズ継手 Expired - Lifetime JPH0630832Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP2109289U JPH0630832Y2 (ja) 1989-02-25 1989-02-25 水冷ジャケット型ベローズ継手

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JPH02115549U JPH02115549U (ja) 1990-09-17
JPH0630832Y2 true JPH0630832Y2 (ja) 1994-08-17

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