JPH06308321A - カラーフィルター及び多色液晶表示装置 - Google Patents
カラーフィルター及び多色液晶表示装置Info
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- JPH06308321A JPH06308321A JP19144093A JP19144093A JPH06308321A JP H06308321 A JPH06308321 A JP H06308321A JP 19144093 A JP19144093 A JP 19144093A JP 19144093 A JP19144093 A JP 19144093A JP H06308321 A JPH06308321 A JP H06308321A
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- color filter
- electrodeposition
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電極パターンの改良により、高分子電着カラ
ーフィルターの品質向上と低コスト化を実現する。 【構成】 高分子電着カラーフィルターに用いられる電
極パターンのうち、電着用端子部の面積を拡大し、パッ
ド型形状の電極パターンを含む電極パターン基板。 【効果】 従来問題となっていた高分子電着カラーフィ
ルターにおけるバイポーラを防止することにより、高品
質のカラーフィルターと低価格化を実現することができ
た。
ーフィルターの品質向上と低コスト化を実現する。 【構成】 高分子電着カラーフィルターに用いられる電
極パターンのうち、電着用端子部の面積を拡大し、パッ
ド型形状の電極パターンを含む電極パターン基板。 【効果】 従来問題となっていた高分子電着カラーフィ
ルターにおけるバイポーラを防止することにより、高品
質のカラーフィルターと低価格化を実現することができ
た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、液晶表示装置を多色
化するために用いられるカラーフィルターと、そのカラ
ーフィルターを用いた多色液晶表示装置に関する。特
に、高分子電着法により製作されるカラーフィルター及
びその高分子電着カラーフィルターを用いた多色液晶表
示装置に関する。
化するために用いられるカラーフィルターと、そのカラ
ーフィルターを用いた多色液晶表示装置に関する。特
に、高分子電着法により製作されるカラーフィルター及
びその高分子電着カラーフィルターを用いた多色液晶表
示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図1に、高分子電着法によるカラーフィ
ルターの例を示した。図1(a)は複数の透明電極パタ
ーンを有するガラス基板で着色用端子12を用いて透明
電極1a,1b,1c上に順次着色層が形成される。図
1(b)は、透明電極1a上に赤色着色層1R、透明電
極1b上に絶縁着色層1G、透明電極1c上に青色着色
層1Bが設けられ、その着色層上にトップコート13と
呼ばれる透明樹脂と、さらにその上に透明電極パターン
14が設けられている。
ルターの例を示した。図1(a)は複数の透明電極パタ
ーンを有するガラス基板で着色用端子12を用いて透明
電極1a,1b,1c上に順次着色層が形成される。図
1(b)は、透明電極1a上に赤色着色層1R、透明電
極1b上に絶縁着色層1G、透明電極1c上に青色着色
層1Bが設けられ、その着色層上にトップコート13と
呼ばれる透明樹脂と、さらにその上に透明電極パターン
14が設けられている。
【0003】図1(c)は、図(b)を平面に置き換え
たものであり、トップコート13上の透明電極14は、
着色層1R,1G,1Bと直交している。一般にトップ
コート13は透明電極14を形成するために不可欠な層
として設けられている。透明電極14の材質はITO
(In2 O3 −SnO2 )と呼ばれる無機膜であり、高
分子材料である着色層1R,1G,1Bとの熱膨張係数
の差が大きい。この熱膨張係数の差が大きいことによ
り、密着性不良を起こし、透明電極14のはがれ等を防
止するためである。
たものであり、トップコート13上の透明電極14は、
着色層1R,1G,1Bと直交している。一般にトップ
コート13は透明電極14を形成するために不可欠な層
として設けられている。透明電極14の材質はITO
(In2 O3 −SnO2 )と呼ばれる無機膜であり、高
分子材料である着色層1R,1G,1Bとの熱膨張係数
の差が大きい。この熱膨張係数の差が大きいことによ
り、密着性不良を起こし、透明電極14のはがれ等を防
止するためである。
【0004】また、透明電極14を設ける理由は、着色
層1R,1G,1Bが絶縁抵抗が大きく、透明電極1
a,1b,1cが液晶駆動電極として使用できる十分な
条件にないためである。高分子電着カラーフィルターの
絶縁抵抗は膜厚に依存し、従来のカラーフィルター膜厚
1.5ミクロンでは1012〜1013Ωに達している。
層1R,1G,1Bが絶縁抵抗が大きく、透明電極1
a,1b,1cが液晶駆動電極として使用できる十分な
条件にないためである。高分子電着カラーフィルターの
絶縁抵抗は膜厚に依存し、従来のカラーフィルター膜厚
1.5ミクロンでは1012〜1013Ωに達している。
【0005】透明電極14をカラーフィルター1R,1
G,1Bと直交したパターン(通常コモン電極と呼ぶ)
にしているのは、図2に示した多色液晶表示装置におけ
る対向電極(通常セグメント電極と呼ぶ)よりもパター
ン精度が粗く、製造上有利であるからである。一般に、
コモン電極パターンはセグメント電極パターンの3倍の
ピッチを有している。
G,1Bと直交したパターン(通常コモン電極と呼ぶ)
にしているのは、図2に示した多色液晶表示装置におけ
る対向電極(通常セグメント電極と呼ぶ)よりもパター
ン精度が粗く、製造上有利であるからである。一般に、
コモン電極パターンはセグメント電極パターンの3倍の
ピッチを有している。
【0006】図2は、前述したように高分子電着カラー
フィルターを用いた従来の多色液晶表示装置の断面模式
図である。対向電極であるセグメントパターン2a,2
b,2c,2d,2e,2fを設けた対向ガラス基板2
1にシール剤23を介して前記カラーフィルター基板1
1が設けられ、その間隙部分に液晶24が配置されてい
る。この図2では、図1(a)中の着色専用の端子部で
ある(以後、着色端子と呼ぶ)着色端子12部分は切断
・除去されており、接続用端子15がシール剤23の外
部に配置されている。
フィルターを用いた従来の多色液晶表示装置の断面模式
図である。対向電極であるセグメントパターン2a,2
b,2c,2d,2e,2fを設けた対向ガラス基板2
1にシール剤23を介して前記カラーフィルター基板1
1が設けられ、その間隙部分に液晶24が配置されてい
る。この図2では、図1(a)中の着色専用の端子部で
ある(以後、着色端子と呼ぶ)着色端子12部分は切断
・除去されており、接続用端子15がシール剤23の外
部に配置されている。
【0007】また、図3はセグメント電極パターン(2
a,2b,2c…)を配置した対向電極基板21の平面
模式図である。図3中32は液晶駆動部、33はセグメ
ント電極側の外部接続端子である。セグメント電極パタ
ーン2a,2b,2c…が1本おきに外部接続端子33
が配置されているのは、接続ピッチを確保するためであ
る。現状における多色液晶表示装置の表示画素は通常2
00〜400ミクロンの大きさであり、1画素中に3色
(1R,1G,1B)のカラーフィルターが入るので、
カラーフィルター及びセグメントパターンピッチはその
3分の1のピッチになる。したがって、ピッチの寸法は
100ミクロン前後の高精細パターンとなる。この高精
細の外部接続端子パターンには液晶駆動用のドライバー
ICが組み込まれたTAB(Tape Automated Boning) と
呼ばれるフィルム状部品が接続される。TAB接続の場
合、寸法精度の技術上及び生産上の問題から寸法ピッチ
は通常150ミクロン以上が必要である。よって、高精
細パターンの多色液晶表示装置におけるセグメントパタ
ーンの外部接続端子33は1本おきに配置され、TAB
接続を可能にする寸法ピッチを確保している。
a,2b,2c…)を配置した対向電極基板21の平面
模式図である。図3中32は液晶駆動部、33はセグメ
ント電極側の外部接続端子である。セグメント電極パタ
ーン2a,2b,2c…が1本おきに外部接続端子33
が配置されているのは、接続ピッチを確保するためであ
る。現状における多色液晶表示装置の表示画素は通常2
00〜400ミクロンの大きさであり、1画素中に3色
(1R,1G,1B)のカラーフィルターが入るので、
カラーフィルター及びセグメントパターンピッチはその
3分の1のピッチになる。したがって、ピッチの寸法は
100ミクロン前後の高精細パターンとなる。この高精
細の外部接続端子パターンには液晶駆動用のドライバー
ICが組み込まれたTAB(Tape Automated Boning) と
呼ばれるフィルム状部品が接続される。TAB接続の場
合、寸法精度の技術上及び生産上の問題から寸法ピッチ
は通常150ミクロン以上が必要である。よって、高精
細パターンの多色液晶表示装置におけるセグメントパタ
ーンの外部接続端子33は1本おきに配置され、TAB
接続を可能にする寸法ピッチを確保している。
【0008】図2に示した従来の多色液晶表示装置のう
ち、カラーフィルター基板11の製造工程は、電着カラ
ーフィルター1R,1G,1Bを形成するための透明電
極パターン1a,1b,1cが設けられ、その表面上に
高分子電着カラーフィルター1R,1G,1Bが形成さ
れ、その後透明電極14が成膜およびパターニングされ
る。これらの工程は、高額な設備と複雑多様な製造工程
になり、カラーフィルター基板製作上経済的に多大な負
担となる。カラーフィルターコストが多額になると同時
にこのカラーフィルターを用いる多色液晶表示装置の製
作コストを大幅に引き上げるという問題を有している。
ち、カラーフィルター基板11の製造工程は、電着カラ
ーフィルター1R,1G,1Bを形成するための透明電
極パターン1a,1b,1cが設けられ、その表面上に
高分子電着カラーフィルター1R,1G,1Bが形成さ
れ、その後透明電極14が成膜およびパターニングされ
る。これらの工程は、高額な設備と複雑多様な製造工程
になり、カラーフィルター基板製作上経済的に多大な負
担となる。カラーフィルターコストが多額になると同時
にこのカラーフィルターを用いる多色液晶表示装置の製
作コストを大幅に引き上げるという問題を有している。
【0009】図2に示した多色液晶表示装置の透明電極
パターン1a,1b,1cは従来電着カラーフィルター
1R,1G,1Bを形成するためだけに使用されてい
る。この電着カラーフィルター形成用の透明電極パター
ン1a,1b,1cを液晶駆動電極として兼用しようと
する考えは、高分子電着法によるカラーフィルターが開
発された当初から存在していた。
パターン1a,1b,1cは従来電着カラーフィルター
1R,1G,1Bを形成するためだけに使用されてい
る。この電着カラーフィルター形成用の透明電極パター
ン1a,1b,1cを液晶駆動電極として兼用しようと
する考えは、高分子電着法によるカラーフィルターが開
発された当初から存在していた。
【0010】しかし、その実現及びカラーフィルターの
色再現性を実現するためには、種々の関連技術の発展を
待たねばならなかった。たとえば、低抵抗値の透明電極
を安定にかつ廉価に製造するITO成膜技術、コントラ
ストや応答速度の良好な液晶材料技術、高分子材料であ
るカラーフィルター上で液晶を配向させる低温硬化可能
な配向材料技術及び低温成膜可能なITO成膜技術、な
かでもカラーフィルターの色再現に不可欠で、ほぼ完全
な白黒表示を可能にしたSTN(スーパーツイステッド
ネマチック)液晶技術とSTNを補うRCF(リターデ
ーションコントロールフィルム)技術等々である。
色再現性を実現するためには、種々の関連技術の発展を
待たねばならなかった。たとえば、低抵抗値の透明電極
を安定にかつ廉価に製造するITO成膜技術、コントラ
ストや応答速度の良好な液晶材料技術、高分子材料であ
るカラーフィルター上で液晶を配向させる低温硬化可能
な配向材料技術及び低温成膜可能なITO成膜技術、な
かでもカラーフィルターの色再現に不可欠で、ほぼ完全
な白黒表示を可能にしたSTN(スーパーツイステッド
ネマチック)液晶技術とSTNを補うRCF(リターデ
ーションコントロールフィルム)技術等々である。
【0011】現在では、カラーフィルターを用いたST
Nカラー液晶表示装置は幅広く工業化されている。高分
子電着カラーフィルターもその構成部品として一翼を担
っている。図1に示したこの電着カラーフィルターの構
成をより簡素化することが本発明の目的の一つである。
Nカラー液晶表示装置は幅広く工業化されている。高分
子電着カラーフィルターもその構成部品として一翼を担
っている。図1に示したこの電着カラーフィルターの構
成をより簡素化することが本発明の目的の一つである。
【0012】次に、このストライプパターンの3原色を
有した高分子電着カラーフィルターの製造方法につい
て、図4を用いて説明する。図4(a)は、透明ガラス
基板上に複数の透明電極が形成されている基板の断面図
である。まず初めに、この透明電極基板上の一部に、防
染膜と呼ばれる膜(図4(b))が形成される。これは
完成したカラーフィルターがカラー液晶表示装置に組み
立てられる際に、その製造上の理由から着色層の形成を
避ける必要があるためである。
有した高分子電着カラーフィルターの製造方法につい
て、図4を用いて説明する。図4(a)は、透明ガラス
基板上に複数の透明電極が形成されている基板の断面図
である。まず初めに、この透明電極基板上の一部に、防
染膜と呼ばれる膜(図4(b))が形成される。これは
完成したカラーフィルターがカラー液晶表示装置に組み
立てられる際に、その製造上の理由から着色層の形成を
避ける必要があるためである。
【0013】同様にして2色目の高分子電着カラーフィ
ルターを形成する。第3色目のカラーフィルター形成も
これまでと同様に、最も短い複数の透明電極パターンを
用いて行われる。
ルターを形成する。第3色目のカラーフィルター形成も
これまでと同様に、最も短い複数の透明電極パターンを
用いて行われる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】図1(a)に示した従
来技術による高分子電着カラーフィルターに用いられる
透明電極パターンでは、図4(d)の1色目の電着工程
及び2色目の電着工程において、以下に示すような問題
が発生する。図5(a)は、1色目の電着、すなわち、
図4(a)の1aの透明電極パターンに高分子電着を行
った後のカラーフィルター基板の平面模式図である。図
中1Rには1色目の高分子カラーフィルターが形成され
ている。この1色目の高分子電着カラーフィルター形成
時に、図5(a)に見られるように、カラーフィルター
が析出してはいけない非通電部の透明電極パターンの一
部に1色目のカラーフィルターが析出するという現象が
生じる。この現象は、通電した透明電極の間に挟まれて
いる非通電部の透明電極に生じることから「バイポーラ
現象」と呼ばれている。
来技術による高分子電着カラーフィルターに用いられる
透明電極パターンでは、図4(d)の1色目の電着工程
及び2色目の電着工程において、以下に示すような問題
が発生する。図5(a)は、1色目の電着、すなわち、
図4(a)の1aの透明電極パターンに高分子電着を行
った後のカラーフィルター基板の平面模式図である。図
中1Rには1色目の高分子カラーフィルターが形成され
ている。この1色目の高分子電着カラーフィルター形成
時に、図5(a)に見られるように、カラーフィルター
が析出してはいけない非通電部の透明電極パターンの一
部に1色目のカラーフィルターが析出するという現象が
生じる。この現象は、通電した透明電極の間に挟まれて
いる非通電部の透明電極に生じることから「バイポーラ
現象」と呼ばれている。
【0015】さらに、図5(b)に見るように、2色目
の電着を行うと、バイポーラ現象はその領域を拡大して
発生するようになる。このバイポーラ現象が生じると、
2色目及び3色目の電着端子部には絶縁膜である高分子
カラーフィルターが形成されるため、2色目以降の高分
子電着カラーフィルター形成に支障が出る。具体的に
は、図5(b)22の2色目の電着に使われる共通電極
の銀ペーストと2色目の透明電極パターンとの電気的接
続が不充分となり、2色目の高分子電着カラーフィルタ
ーの膜厚が十分得られないという問題が生じる。ひどい
時は、全く電着されない透明電極パターンも発生する。
3色目の電着時も同様である。
の電着を行うと、バイポーラ現象はその領域を拡大して
発生するようになる。このバイポーラ現象が生じると、
2色目及び3色目の電着端子部には絶縁膜である高分子
カラーフィルターが形成されるため、2色目以降の高分
子電着カラーフィルター形成に支障が出る。具体的に
は、図5(b)22の2色目の電着に使われる共通電極
の銀ペーストと2色目の透明電極パターンとの電気的接
続が不充分となり、2色目の高分子電着カラーフィルタ
ーの膜厚が十分得られないという問題が生じる。ひどい
時は、全く電着されない透明電極パターンも発生する。
3色目の電着時も同様である。
【0016】
【課題を解決するための手段】バイポーラ現象について
は、これまでに様々な角度から検討し、抑制ないしは防
止するための要因についてある程度確認されてきてはい
る。高分子電着カラーフィルターの場合には膜厚のコン
トロールは、浴温、印加電圧、電着時間等で行われてい
ることはすでに述べたが、これらの中では印加電圧を低
くすることが有効であることがわかっている。しかし、
印加電圧のコントロールだけでは完全にバイポーラ現象
を防止できない。
は、これまでに様々な角度から検討し、抑制ないしは防
止するための要因についてある程度確認されてきてはい
る。高分子電着カラーフィルターの場合には膜厚のコン
トロールは、浴温、印加電圧、電着時間等で行われてい
ることはすでに述べたが、これらの中では印加電圧を低
くすることが有効であることがわかっている。しかし、
印加電圧のコントロールだけでは完全にバイポーラ現象
を防止できない。
【0017】そこで、本発明では、(1)接続用電極パ
ッド幅を充分広く持たせ、かつカラーフィルター作成時
にも両側に端子を配置できるように電極のパターンに改
良を加えた。つまり、本発明は図6に示したような両端
部に着色用端子に設ける透明電極を採用した。この透明
電極パターンは、図2に示した透明電極パターンを基本
的に崩さず、透明電極パターンの両側部分にパターン幅
の小さなパターンを1本おきに通して、それぞれの着色
に応じた長さにしたことに特徴がある。すなわち、高分
子電着カラーフィルターの1色目の着色端子4aと3色
目の着色端子4cの間に2色目の着色端子4bを設ける
一方、反対側の着色用端子部では、2色目の着色用端子
4bの上下にパターン幅の小さな着色用端子4a,4c
をそれぞれの着色順に応じた長さまで延長するというも
のである。
ッド幅を充分広く持たせ、かつカラーフィルター作成時
にも両側に端子を配置できるように電極のパターンに改
良を加えた。つまり、本発明は図6に示したような両端
部に着色用端子に設ける透明電極を採用した。この透明
電極パターンは、図2に示した透明電極パターンを基本
的に崩さず、透明電極パターンの両側部分にパターン幅
の小さなパターンを1本おきに通して、それぞれの着色
に応じた長さにしたことに特徴がある。すなわち、高分
子電着カラーフィルターの1色目の着色端子4aと3色
目の着色端子4cの間に2色目の着色端子4bを設ける
一方、反対側の着色用端子部では、2色目の着色用端子
4bの上下にパターン幅の小さな着色用端子4a,4c
をそれぞれの着色順に応じた長さまで延長するというも
のである。
【0018】高分子電着法によるカラーフィルターは、
電着浴槽中で透明電極パターン表面状に色素と樹脂とが
電気泳動によって析出することにより形成される。析出
した色素と樹脂は絶縁物であるため透明電極表面を覆う
まで析出が継続される。析出した色素と樹脂の膜は、析
出時に透明電極から発生するガスを通すために多孔性の
膜になる。そのため透明電極を覆い尽くした後も一定の
膜厚に達するまで成長を続ける。
電着浴槽中で透明電極パターン表面状に色素と樹脂とが
電気泳動によって析出することにより形成される。析出
した色素と樹脂は絶縁物であるため透明電極表面を覆う
まで析出が継続される。析出した色素と樹脂の膜は、析
出時に透明電極から発生するガスを通すために多孔性の
膜になる。そのため透明電極を覆い尽くした後も一定の
膜厚に達するまで成長を続ける。
【0019】このような高分子電着法の場合、カラーフ
ィルター膜厚を均一にするためには、高分子電着カラー
フィルターを形成する透明電極パターンの設計が極めて
重要である。着色用端子が仮に片側端部にだけしか存在
しない場合、高分子電着カラーフィルターの膜厚は不均
一な分布を示す。しかし、本発明のように電極パターン
幅が大きく異なった場合にも、両端部に着色端子が配置
されることにより、高分子電着カラーフィルターの膜厚
分布は極めて均一になることを見出した。
ィルター膜厚を均一にするためには、高分子電着カラー
フィルターを形成する透明電極パターンの設計が極めて
重要である。着色用端子が仮に片側端部にだけしか存在
しない場合、高分子電着カラーフィルターの膜厚は不均
一な分布を示す。しかし、本発明のように電極パターン
幅が大きく異なった場合にも、両端部に着色端子が配置
されることにより、高分子電着カラーフィルターの膜厚
分布は極めて均一になることを見出した。
【0020】したがって、図6で示すような透明電極パ
ターンを用いることにより高分子電着カラーフィルター
形成用の透明電極パターンが液晶駆動用として兼用可能
になる。 (2)バイポーラ現象の発生する領域近傍に透明電極パ
ターン面積を拡張することにより、バイポーラ現象を完
全に防止することを見出した。拡張の方法については、
電着用端子部の形状をバッド状にして、高分子電着カラ
ーフィルターが形成される透明電極パターンの幅よりも
大きくする方法である。
ターンを用いることにより高分子電着カラーフィルター
形成用の透明電極パターンが液晶駆動用として兼用可能
になる。 (2)バイポーラ現象の発生する領域近傍に透明電極パ
ターン面積を拡張することにより、バイポーラ現象を完
全に防止することを見出した。拡張の方法については、
電着用端子部の形状をバッド状にして、高分子電着カラ
ーフィルターが形成される透明電極パターンの幅よりも
大きくする方法である。
【0021】他の方法として、電着用端子の長さを大き
くする方法もあるが、これは通常、電着用端子として使
用できる透明電極パターン基板の領域が制約されるため
に限界がある。この制約がないか、電着用端子長が十分
大きく取れる場合には、この方法も有効である。
くする方法もあるが、これは通常、電着用端子として使
用できる透明電極パターン基板の領域が制約されるため
に限界がある。この制約がないか、電着用端子長が十分
大きく取れる場合には、この方法も有効である。
【0022】
【作用】高分子電着カラーフィルターは、図4(d)で
示したように、電着浴液中にイオン化された高分子樹脂
と色素とが存在し、適性な電圧を印加することにより透
明電極パターン表面上に高分子樹脂と色素とが共析する
ことによって高分子カラーフィルターが形成される。析
出した樹脂は析出時に電荷を失い、色素と共に絶縁膜を
形成している。
示したように、電着浴液中にイオン化された高分子樹脂
と色素とが存在し、適性な電圧を印加することにより透
明電極パターン表面上に高分子樹脂と色素とが共析する
ことによって高分子カラーフィルターが形成される。析
出した樹脂は析出時に電荷を失い、色素と共に絶縁膜を
形成している。
【0023】バイポーラ現象は、この電圧印加初期に発
生するが、このときの印加された透明電極パターンの表
面近傍には、色素をともなった樹脂イオンが電着浴液中
から一気に集中する。この樹脂イオンの電着浴液中での
移動速度が大きすぎるため、電着端子付近では、印加さ
れた透明電極パターンの面積が小さすぎて、すべての色
素をともなった樹脂イオンを析出しきれず、余剰のイオ
ンが非通電部の透明電極に付着・析出する。
生するが、このときの印加された透明電極パターンの表
面近傍には、色素をともなった樹脂イオンが電着浴液中
から一気に集中する。この樹脂イオンの電着浴液中での
移動速度が大きすぎるため、電着端子付近では、印加さ
れた透明電極パターンの面積が小さすぎて、すべての色
素をともなった樹脂イオンを析出しきれず、余剰のイオ
ンが非通電部の透明電極に付着・析出する。
【0024】したがって、通電された電着用端子部の面
積をできるだけ拡張することによって、余剰の色素をと
もなった樹脂イオンを吸収し、析出量を増やすことでバ
イポーラ現象を防止することができる。
積をできるだけ拡張することによって、余剰の色素をと
もなった樹脂イオンを吸収し、析出量を増やすことでバ
イポーラ現象を防止することができる。
【0025】
(実施例1)図6は、本発明による高分子電着カラーフ
ィルターに用いる透明電極パターンの一実施例である。
3種類の長さの異なる着色端子12を用いて赤色、緑
色、青色の高分子電着カラーフィルターを順次形成でき
るように設計してある。2本おきに両端部とも最も外周
部まで、延ばされた透明電極パターンを導電補助材(例
えば銀ペーストなど)を用いて連結させて1色目の高分
子電着カラーフィルターを形成させる。2色目、3色目
も同様な方法で順次形成可能なように両端部の長さをそ
れぞれ変えてある。1本の透明電極パターン(以後ライ
ンと呼ぶ)の両端部の幅は、外部接続端子部15のパタ
ーン幅に影響を与えないように片側端部は透明電極パタ
ーンの間隙部(以後スペースと呼ぶ)に細く配置されて
いる。本実施例では、ライン幅を100ミクロン、スペ
ースを80ミクロンとし、片側の細い着色端子のライン
幅は各スペースの中間に20ミクロンの幅で配置した。
ィルターに用いる透明電極パターンの一実施例である。
3種類の長さの異なる着色端子12を用いて赤色、緑
色、青色の高分子電着カラーフィルターを順次形成でき
るように設計してある。2本おきに両端部とも最も外周
部まで、延ばされた透明電極パターンを導電補助材(例
えば銀ペーストなど)を用いて連結させて1色目の高分
子電着カラーフィルターを形成させる。2色目、3色目
も同様な方法で順次形成可能なように両端部の長さをそ
れぞれ変えてある。1本の透明電極パターン(以後ライ
ンと呼ぶ)の両端部の幅は、外部接続端子部15のパタ
ーン幅に影響を与えないように片側端部は透明電極パタ
ーンの間隙部(以後スペースと呼ぶ)に細く配置されて
いる。本実施例では、ライン幅を100ミクロン、スペ
ースを80ミクロンとし、片側の細い着色端子のライン
幅は各スペースの中間に20ミクロンの幅で配置した。
【0026】このように設計された透明電極パターンを
用いて高分子電着カラーフィルターを形成したところ、
カラーフィルター表面の平滑性は1.0±0.03ミク
ロンと極めて良好な結果が得られた。また、この高分子
電着カラーフィルターを用いて、図5に見られるような
多色液晶表示装置を製作した。図7(a),(b)はそ
れぞれ断面を90゜回転させたものである。図2に示し
た従来の多色液晶表示装置に見られるトップコート13
及び透明電極14がなく簡素な構成をしている。外部接
続端子15は、図3の15と同等のパターンピッチを有
しているためにTAB取りつけは全く支障がなかった。
用いて高分子電着カラーフィルターを形成したところ、
カラーフィルター表面の平滑性は1.0±0.03ミク
ロンと極めて良好な結果が得られた。また、この高分子
電着カラーフィルターを用いて、図5に見られるような
多色液晶表示装置を製作した。図7(a),(b)はそ
れぞれ断面を90゜回転させたものである。図2に示し
た従来の多色液晶表示装置に見られるトップコート13
及び透明電極14がなく簡素な構成をしている。外部接
続端子15は、図3の15と同等のパターンピッチを有
しているためにTAB取りつけは全く支障がなかった。
【0027】従来の多色液晶表示装置における高分子電
着カラーフィルター形成用透明電極を液晶駆動用に兼用
させるために、これまで障害になっていた高分子電着カ
ラーフィルターの抵抗値は、膜厚を1.0ミクロンに薄
くすることで大きく低下させることができた。このとき
の抵抗値の低下は膜厚の絶対値低下によるものだけでは
なく、電着カラーフィルター中の微細な孔の露出面積が
膜厚1.5ミクロンのときよりも飛躍的に増加による効
果と思われる。
着カラーフィルター形成用透明電極を液晶駆動用に兼用
させるために、これまで障害になっていた高分子電着カ
ラーフィルターの抵抗値は、膜厚を1.0ミクロンに薄
くすることで大きく低下させることができた。このとき
の抵抗値の低下は膜厚の絶対値低下によるものだけでは
なく、電着カラーフィルター中の微細な孔の露出面積が
膜厚1.5ミクロンのときよりも飛躍的に増加による効
果と思われる。
【0028】さらに、透明電極のシート抵抗値は、従来
電着カラーフィルター形成用に15Ω/□以上であった
が、これを10Ω/□に切り換えることで、液晶駆動用
電極としても兼用可能になった。このような構成をした
多色液晶表示装置(図5)は、従来品と比べて同等レベ
ルの表示品質を得ることができた。
電着カラーフィルター形成用に15Ω/□以上であった
が、これを10Ω/□に切り換えることで、液晶駆動用
電極としても兼用可能になった。このような構成をした
多色液晶表示装置(図5)は、従来品と比べて同等レベ
ルの表示品質を得ることができた。
【0029】(実施例2)図8に示したのは、着色用端
子部12の透明電極幅とスペースのバランスを変えた他
の実施例である。これは、着色用端子44が1本おきに
極端に細くなっている部分を見直し、カラーフィルター
形成時に用いられる着色用補助材(たとえば、銀ペース
トのような導電材料)の効果を左右均等にさせるための
試みである。着色用端子部12の透明電極幅とスペース
はそれぞれ120ミクロン、60ミクロンとした。
子部12の透明電極幅とスペースのバランスを変えた他
の実施例である。これは、着色用端子44が1本おきに
極端に細くなっている部分を見直し、カラーフィルター
形成時に用いられる着色用補助材(たとえば、銀ペース
トのような導電材料)の効果を左右均等にさせるための
試みである。着色用端子部12の透明電極幅とスペース
はそれぞれ120ミクロン、60ミクロンとした。
【0030】このカラーフィルター基板を用いて実施例
1と同様に高分子電着カラーフィルターを形成した。カ
ラーフィルター膜厚のネライ値0.7ミクロンに対し、
±0.02ミクロン以内にバラツキが抑えられ、極めて
均一な表面形状を有していた。ちなみに使用した透明電
極の抵抗値は10Ω/□である。この高分子電着カラー
フィルターを用いて、実施例1と同様に図9に示す多色
液晶表示装置を作成したところ、実施例1と同レベルの
表示品質が得られた。
1と同様に高分子電着カラーフィルターを形成した。カ
ラーフィルター膜厚のネライ値0.7ミクロンに対し、
±0.02ミクロン以内にバラツキが抑えられ、極めて
均一な表面形状を有していた。ちなみに使用した透明電
極の抵抗値は10Ω/□である。この高分子電着カラー
フィルターを用いて、実施例1と同様に図9に示す多色
液晶表示装置を作成したところ、実施例1と同レベルの
表示品質が得られた。
【0031】(比較例)図10は、着色用端子12が外
部接続用端子15と同様に交互に1本おきに透明電極パ
ターンを配置したものである。この基板を用いて実施例
1と同様に高分子電着法により、赤色、緑色、青色のカ
ラーフィルターを順次形成した。このときのカラーフィ
ルターの表面の平滑性は0.8±0.16ミクロンとバ
ラツキが大きかった。これは特に着色用端子12近傍と
反対側の端部近傍での膜厚が厚いことによるもので、着
色用端子12が1本おきになっていることから、カラー
フィルターの膜厚も両側の端部では1本おきに大小繰り
返すバラツキ状態になっていた。
部接続用端子15と同様に交互に1本おきに透明電極パ
ターンを配置したものである。この基板を用いて実施例
1と同様に高分子電着法により、赤色、緑色、青色のカ
ラーフィルターを順次形成した。このときのカラーフィ
ルターの表面の平滑性は0.8±0.16ミクロンとバ
ラツキが大きかった。これは特に着色用端子12近傍と
反対側の端部近傍での膜厚が厚いことによるもので、着
色用端子12が1本おきになっていることから、カラー
フィルターの膜厚も両側の端部では1本おきに大小繰り
返すバラツキ状態になっていた。
【0032】したがって、このカラーフィルターを用い
て製作された多色液晶表示装置は、同一面内で明るさ及
び色調のバラツキが生じて表示品質は良好でなかった。 (実施例3)図11は、本発明のパッド型電着端子を有
する電極パターン基板の一実施例を示す平面模式図であ
る。図中1a、1b、1cは高分子電着カラーフィルタ
ーが形成される電極パターン、図中Aは1色目の電着用
端子、Bは2色目の電着用端子である。Aは図1(a)
に見た従来の電着用端子の幅の3倍の幅を有し、Bは従
来の2倍の幅を有している。
て製作された多色液晶表示装置は、同一面内で明るさ及
び色調のバラツキが生じて表示品質は良好でなかった。 (実施例3)図11は、本発明のパッド型電着端子を有
する電極パターン基板の一実施例を示す平面模式図であ
る。図中1a、1b、1cは高分子電着カラーフィルタ
ーが形成される電極パターン、図中Aは1色目の電着用
端子、Bは2色目の電着用端子である。Aは図1(a)
に見た従来の電着用端子の幅の3倍の幅を有し、Bは従
来の2倍の幅を有している。
【0033】このようなパッド型電着用端子を有する電
極パターンを用いて高分子電着カラーフィルターを形成
したところバイポーラ現象は全く発生しなかった。 (実施例4)図12は、本発明によるパッド型電着端子
を有する電極パターン基板の他の実施例を示す平面模式
図である。図中1a、1b、1cは高分子電着カラーフ
ィルターが形成される電極パターン、図中A’は1色目
のパッド型電着用端子、B’は2色目のパッド型電着用
端子である。B’のパッド形状が実施例1に比べ、パッ
ドA’の領域に入り込み、パッドA’とB’との面積バ
ランスを変えたものである。これらのパッド型電着用端
子の面積は図1(a)に示した従来例に比べ、A’が
2.8倍、B’が2.2倍になるように設計した。
極パターンを用いて高分子電着カラーフィルターを形成
したところバイポーラ現象は全く発生しなかった。 (実施例4)図12は、本発明によるパッド型電着端子
を有する電極パターン基板の他の実施例を示す平面模式
図である。図中1a、1b、1cは高分子電着カラーフ
ィルターが形成される電極パターン、図中A’は1色目
のパッド型電着用端子、B’は2色目のパッド型電着用
端子である。B’のパッド形状が実施例1に比べ、パッ
ドA’の領域に入り込み、パッドA’とB’との面積バ
ランスを変えたものである。これらのパッド型電着用端
子の面積は図1(a)に示した従来例に比べ、A’が
2.8倍、B’が2.2倍になるように設計した。
【0034】このようなパッド型電着用端子を有する電
極パターンを用いて高分子電着カラーフィルターを形成
したところ、バイポーラ現象は全く発生しなかった。本
発明は、これまでに述べてきたことからわかるように高
分子電着カラーフィルターに用いられる電極パターンの
端部に形成される電着用端子の面積を拡大することに最
大のポイントがあり、この狙いを具体化した電着用端子
のパターン形状がパッド型を有するということであるの
で、上記2つの実施例に制約を受けるものではない。
極パターンを用いて高分子電着カラーフィルターを形成
したところ、バイポーラ現象は全く発生しなかった。本
発明は、これまでに述べてきたことからわかるように高
分子電着カラーフィルターに用いられる電極パターンの
端部に形成される電着用端子の面積を拡大することに最
大のポイントがあり、この狙いを具体化した電着用端子
のパターン形状がパッド型を有するということであるの
で、上記2つの実施例に制約を受けるものではない。
【0035】また、高分子電着カラーフィルターの現状
における主な用途が透明電極基板を用いているため、説
明の中に透明電極を多用してきたが、これも本発明では
透明電極だけに限定するものではなく、ニッケルやクロ
ム等の金属を電極とした場合も適用される。
における主な用途が透明電極基板を用いているため、説
明の中に透明電極を多用してきたが、これも本発明では
透明電極だけに限定するものではなく、ニッケルやクロ
ム等の金属を電極とした場合も適用される。
【0036】
【発明の効果】これまでに詳細に述べてきたように、本
発明によるカラーフィルターの表面はバイポーラ現象を
防止したことにより、極めて平滑性に優れ、同時に歩留
りを改善できる。このカラーフィルターを用いた多色液
晶表示装置は、従来品と比べて構成が簡単であることに
より、製造コストを大幅に低下させることが可能である
と同時に、表示品質は従来と同等レベルを確保できる効
果を有している。
発明によるカラーフィルターの表面はバイポーラ現象を
防止したことにより、極めて平滑性に優れ、同時に歩留
りを改善できる。このカラーフィルターを用いた多色液
晶表示装置は、従来品と比べて構成が簡単であることに
より、製造コストを大幅に低下させることが可能である
と同時に、表示品質は従来と同等レベルを確保できる効
果を有している。
【図1】従来のカラーフィルター基板である。
【図2】従来の多色液晶表示装置の断面図である。
【図3】従来の対向基板である。
【図4】高分子電着カラーフィルターの製造方法の模式
図である。
図である。
【図5】従来の高分子カラーフィルターのバイポーラ現
象を示す平面模式図である。
象を示す平面模式図である。
【図6】本発明によるカラーフィルター基板の一実施例
である
である
【図7】本発明による多色液晶表示装置の断面図であ
る。
る。
【図8】本発明によるカラーフィルター基板の他の実施
例である
例である
【図9】本発明による多色液晶表示装置の他の実施例の
断面図である。
断面図である。
【図10】比較例による透明電極パターンを有したカラ
ーフィルター基板である。
ーフィルター基板である。
【図11】本発明による高分子電着カラーフィルターに
用いられるパッド型電着端子を有する電極パターン基板
の一実施例を示す平面模式図である。
用いられるパッド型電着端子を有する電極パターン基板
の一実施例を示す平面模式図である。
【図12】本発明による高分子電着カラーフィルターに
用いられるパッド型電着端子を有する電極パターン基板
の他の実施例を示す平面模式図である。
用いられるパッド型電着端子を有する電極パターン基板
の他の実施例を示す平面模式図である。
1R、1G、1B、5R、5G カラーフィルター 5B、7R、7G、7B カラーフィルター 1a、1b、1c、2a、2b 2c 透明電極パター
ン 4a、4b、6a、6b 透明電極 8a、8b 透明電極 11 ガラス基板 12 着色用端子 13 トップコート 14 透明電極 15 外部接続用端子 21 対向ガラス基板 22、26 共通電極 23 シール 24 液晶 25 電着槽 27 防染膜 28 電着槽 29 対向電極 31、32 バイポーラ A,B,A’,B’ 電着用端子
ン 4a、4b、6a、6b 透明電極 8a、8b 透明電極 11 ガラス基板 12 着色用端子 13 トップコート 14 透明電極 15 外部接続用端子 21 対向ガラス基板 22、26 共通電極 23 シール 24 液晶 25 電着槽 27 防染膜 28 電着槽 29 対向電極 31、32 バイポーラ A,B,A’,B’ 電着用端子
Claims (4)
- 【請求項1】 複数の透明電極パターンを有する透明電
極基板の該透明電極パターン上に、着色層を形成するこ
とよりなる高分子電着カラーフィルターにおいて、該透
明電極パターンの両端部に設けられた着色専用の端子部
の透明電極パターン幅を任意とし両端部に着色端子を配
置することを特徴とするカラーフィルター。 - 【請求項2】 請求項1に記載されたカラーフィルター
を用い、かつ前記透明電極パターンを表示駆動用電極と
して用いることを特徴とする多色液晶表示装置。 - 【請求項3】 複数の透明電極パターンを有する透明電
極基板の該透明電極パターン上に、着色層を形成するこ
とにより高分子電着カラーフィルターにおいて、該透明
電極パターンの少なくとも一方の端部に設けられた着色
専用の端子部の透明電極パターン幅をカラーフィルター
パターン部の電極幅より大きい電着端子を特徴とするカ
ラーフィルター。 - 【請求項4】 請求項1に記載されたカラーフィルター
を用い、かつ前記透明電極パターンを表示駆動用電極と
して用いることを特徴とする多色液晶表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19144093A JPH06308321A (ja) | 1993-02-23 | 1993-08-02 | カラーフィルター及び多色液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3360093 | 1993-02-23 | ||
JP5-33600 | 1993-02-23 | ||
JP19144093A JPH06308321A (ja) | 1993-02-23 | 1993-08-02 | カラーフィルター及び多色液晶表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06308321A true JPH06308321A (ja) | 1994-11-04 |
Family
ID=26372327
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19144093A Pending JPH06308321A (ja) | 1993-02-23 | 1993-08-02 | カラーフィルター及び多色液晶表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06308321A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0722100A1 (en) | 1994-12-20 | 1996-07-17 | Shinto Paint Company, Limited | Method for manufacturing multi-color filter and full color display devices |
WO2014061902A1 (ko) * | 2012-10-18 | 2014-04-24 | 지스마트 주식회사 | 균일한 광출력이 가능한 투명전광판 |
CN104508735A (zh) * | 2013-02-15 | 2015-04-08 | G思玛特有限公司 | 具有透明显示屏的自动人行道 |
-
1993
- 1993-08-02 JP JP19144093A patent/JPH06308321A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0722100A1 (en) | 1994-12-20 | 1996-07-17 | Shinto Paint Company, Limited | Method for manufacturing multi-color filter and full color display devices |
US5614337A (en) * | 1994-12-20 | 1997-03-25 | Shinto Paint Co., Ltd. | Method for manufacturing multi-color filter and full color display devices |
WO2014061902A1 (ko) * | 2012-10-18 | 2014-04-24 | 지스마트 주식회사 | 균일한 광출력이 가능한 투명전광판 |
CN104025172A (zh) * | 2012-10-18 | 2014-09-03 | G思玛特有限公司 | 可输出均匀光的透明显示屏 |
KR101442705B1 (ko) * | 2012-10-18 | 2014-09-19 | 지스마트 주식회사 | 균일한 광출력이 가능한 투명전광판 |
RU2616561C2 (ru) * | 2012-10-18 | 2017-04-17 | Джи-СМАТТ КО., ЛТД. | Прозрачное электронное дисплейное табло, способное производить равномерный оптический выход |
US9805629B2 (en) | 2012-10-18 | 2017-10-31 | G-Smatt Co., Ltd. | Transparent electronic display board capable of uniform optical output |
CN104508735A (zh) * | 2013-02-15 | 2015-04-08 | G思玛特有限公司 | 具有透明显示屏的自动人行道 |
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